JP5522767B1 - 開閉する扉付の介護用浴槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入浴者にとって不安や不快な印象を与えたりすることがなく、軽度の体の不自由な人にとっては適度の運動を強いることができるとともに、安価で使いやすい構造の介護用浴槽1を提供する。
【解決手段】 本発明に係わる介護用浴槽1は、一対のヒンジ20a,bによって、扉部5が開閉可能な状態で浴槽部3と連結されている。浴槽部3の前面部11には、左右それぞれに上下一対、計4個の受鉤41a〜dが設置されている。扉部5の浴槽部3との対向面には、受鉤41a〜dと係合する計4個の掛鉤43a〜dが設置されている。扉部5の掛鉤43a〜dは、1個の開閉レバー37を押し下げることによって左右一対の係合駆動部40a,bを介して回動されて、浴槽部3の受鉤41a〜dと係合される。さらに、扉部5には座面75が回動する構造の椅子7が設置されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、身体障害者や養護老人等の体の不自由な人の入浴に利用される開閉する扉付の介護用浴槽に関するものである。
従来より、体の不自由な人が入浴に利用されている開閉する扉の付いた浴槽として様々な構造をした介護用浴槽が提供されている。
例えば、特許文献1や特許文献2では、略直方体形状をした浴槽の前面部分(短側面の部分)が開閉する構造の扉付の介護用浴槽について開示されている。これらの介護用浴槽を用いると、体の不自由な人などは車椅子に乗ったままの状態で入浴をすることができる。
一方、特許文献3では、略直方体形状をしている浴槽の一方の長側面部分が回動して、その高さを低くすることによって、体の不自由な人が跨ぎやすくする構造の介護用浴槽について開示されている。この構造の介護用浴槽は、軽度の体の不自由な人にとっては、足を少しだけ上げたりする必要性があることなどから、適度の運動を強いることになるので好ましい構造といえる。
特開2001−187100号公報 特開2008−86579号公報 特開2009−56138号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2に記載されている介護用浴槽は、車椅子の車輪に細菌やゴミ等が付着している場合が多く、浴槽内の温水を汚したり、不衛生であったりするので、入浴者にとっては不安や不快な印象を与えるという問題点がある。
また、特許文献3に記載の介護用浴槽は、スイングアームを用いることによって、略直方体形状をしている浴槽の一方の長側面部分が機械的に回動するという複雑な構造を有するものなので、その価格が極めて高価になるという問題点がある。
本発明は、上記した問題点の解決を目的としており、浴槽内の温水を汚したり、入浴者にとって不安や不快な印象を与えたりすることがなく、軽度の体の不自由な人にとっては適度の運動を強いることができるとともに、安価で使いやすい構造の介護用浴槽の提供を目的としている。
本発明は、身体障害者や擁護老人等の体の不自由な人にとって、入退浴を容易にするために、浴槽の前面部分に左右に開閉する扉の付いた介護用浴槽を提供するものである。
請求項1に記載した発明は、
開閉する扉付の介護用浴槽において、前記介護用浴槽は、浴槽部と扉部とを有するものであり、前記扉部は、前記浴槽部とヒンジによって開閉可能な状態で連結され、係合部によって固定されるものであり、該係合部は、前記浴槽部の前面部の左右のそれぞれに、少なくとも上下一対の受鉤が設置されており、前記扉部の前記浴槽部との対向面には、前記受鉤と係合する掛鉤が設置されており、該掛鉤は、左右一対の係合駆動部を介して回動され、前記受鉤と係合されて固定されるものである
ことを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、
前記扉部は、外扉と内扉とを有するものであり、前記外扉は、額縁状をしており、底面部の内側には円筒形状をしたローラベアリングが設置されており、底面部の外側には逆L字状をした扉用キャスターが設置されており、前記内扉は、前記外扉に嵌合され、複数個のばねによって係止されているフローティング構造のものである
ことを特徴としている。
請求項1及び請求項2に記載した発明を用いると、1個の開閉レバーを押し下げることによって、計4個の掛鉤と受鉤とをしっかりと係合させることができるので、浴槽内を十分に液密化することができる。
また、外扉の底面部にはローラベアリングが設置されているので、荷重に対して十分な強度を有しており、扉部と浴槽部とを固定等をする際にもスムーズに動かすことができる。
加えて、本発明は複雑な制御装置を用いておらず、小型・軽量であり、比較的簡単な構造をしているので、安価で壊れにくく、使いやすい構造をしている。
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した発明において、
前記外扉は、前記受鉤と前記掛鉤とが係合した状態のままでロックすることが可能なストッパーと、座面が回動する椅子が設置されている
ことを特徴としている。
外扉にストッパーが設置されているので、入浴中に扉部が不意に開くようなことはない。また、椅子の座面が回動するので、入浴者は少ない労力で体の向きを変えることができるので、狭い空間でも楽に浴槽部に出入りをすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載した発明において、
前記内扉は、枠体部とシールパッキン保持部とを有するものであり、前記枠体部には、前記係合駆動部が装着されており、前記シールパッキン保持部には、シールパッキンが装着されている
ことを特徴としている。
内扉の部分にシールパッキンが装着されているので、浴槽内に湯をはった状態で、外扉の部分に何らかの荷重がかかったような場合でも、シールパッキンが装着されている内扉の荷重はほとんど変化しないので液密性が失われるようなことはない。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載した発明において、
前記受鉤は、円筒形状をしたローラベアリングである
ことを特徴としている。
請求項5に記載した発明を用いると、掛鉤との係合時における荷重に対しても十分な強度を有しており、扉部と浴槽部とを固定等をする際にもスムーズに、不快な音をたてることもなく動かすことができる。
本発明に係わる開閉する扉付の介護用浴槽1は、車椅子のままで入浴するような構造のものではないので、浴槽内の温水を汚したり、それによる入浴者に不安や不快な印象を与えたりすることがない。
また、軽度の体の不自由な人にとっては、入浴時及び退浴時において、手足を動かす必要性があり、適度の運動を強いることができるのでリハビリなどの面からも優れたものである。
加えて、本発明は複雑な機械装置を用いておらず、比較的簡単な構造をしているので、安価で壊れにくく、使いやすいものである。
開閉する扉の付いた介護用浴槽である。
(a)扉部5を閉じた状態。
(b)扉部5を開いた状態。
浴槽部と扉部の連結部の概略図である。
(a)浴槽部3の左前面部分。
(b)浴槽部3と扉部5との連結部分。
扉部5の内部構造の説明図である(扉部5の裏面から見た状態)。
(a)外扉31。
(b)内扉32の枠体部32a。
(c)内扉32のシールパッキン保持部32b。
係合駆動部40aの概略図である。
(a)係合前の状態。
(b)係合後の状態。
係合状態の説明図である。
(a)係合前の状態。
(b)係合途中の状態。
(a)係合後の状態。
ストッパー39の説明図である。
(a)作動前の状態。
(b)作動後の状態。
椅子7の説明図である。
(a)外扉31に椅子7が固定されている状態。
(b)座面75の内部構造。
使用状態を示す説明図である。
(a)入浴者Aが椅子に座った状態。
(b)入浴者Aが入る途中の状態。
(c)介護者Bが開閉レバーを閉じた状態。
以下において、本発明に関わる開閉する扉の付いた介護用浴槽1の一実施例について詳細に説明する(図1〜図8)
1.介護用浴槽
本発明に関わる扉の付いた介護用浴槽1を図1に示す。この介護用浴槽1は、略直方体形状をした浴槽部3と、開閉する構造の扉部5とが、上下一対のヒンジ20a,bによって連結された構成となっている(図1(a)、(b))。
浴槽部3等は、木材、例えば、杉材や檜材などの針葉樹の木材で構成されており、図示されていない木材の裏面はアクリル樹脂などが塗着されて防水処理加工がされている。浴槽部3に木材を用いることによって、入浴者には木のぬくもりを感じさせることができる。なお、木材に替えて、FRP(繊維強化プラスチック)を用いることもできる。
介護用浴槽1の下部には、移動を容易にするとともに床面に簡易に固定できるストッパーの付いた浴槽用キャスター21a,b,c,dと扉用キャスター34の計5個のキャスターが設置されている。
扉部5の前面左側には、開閉レバー37が設置されており(図1(a))、右側に設置されている上下一対のヒンジ20a,bを介して、扉部5を浴槽部3の手前側に開閉可能にされている(図1(b))。なお、図1(a)の状態は、開閉レバー37が押し下げられており、扉部5が閉じられて、後述するストッパー39によってロックされた状態になっている。
扉部5は、外扉31と内扉32とで構成されており、内扉32には略U字形をしており上方が空いているゴム製、例えば発泡スポンジ製の厚みが約15mmのシールパッキン53が装着されている。このシールパッキン53は、浴槽部3の前面部11に設置されているシールパッキン当節部23と当接された状態で、一定の加圧をされて数mm程度、例えば5mm程度収縮されることによって浴槽内を水密に保持することができる。
また、扉部5の内側には、体の不自由な人(以下において、単に入浴者という場合がある。)が入浴時や退浴時に使用するための椅子7が設けられており、その詳細な構造等については後述する(図1(b))。なお、扉部5の上部の椅子7の設置部分は、装飾性及び挟まれ事故等を防止するための木製の装飾板9で覆われている。
扉部5の下部には、逆L字状をした扉用キャスター34が内側方向(浴槽部の後面部13の方向)を向くように設置されている(図1(b))。ここで、扉部5の下部に内側方向を向くように逆L字状をした扉用キャスター34を設置することによって、入浴者や介護者が、つまずきにくくできることや、椅子7に腰をかけた場合などにおいて、ヒンジ20a,bの部分にかかるモーメント力を相殺して、下方向にかかる力を軽減することができる。したがって、扉部5やヒンジ20a,bの部分を小型・軽量化することができる。
2.浴槽部3と扉部5の連結部
浴槽部3と扉部5の連結部の概略図を図2に示す。浴槽部3と扉部5とは、左端の上下一対のヒンジ20a,bによって回動可能な状態で連結されている。
本発明に関わる介護用浴槽1は、浴槽部3の前面部11の左右のそれぞれに、上下に2個、計4個の受鉤41a〜dが設置されている(図2(a)、(b))。これら計4個の受鉤41a〜dは、扉部5が閉じられた状態では、扉部5に形成されている計4個の受鉤挿入孔45a〜dの部分に挿入される(図1(b)、図2(b))。
そして、開閉レバー37を押し下げることによって、計4個の受鉤41a〜dと、後述する扉部5の計4個の掛鉤43a〜dとの係合によって、浴槽部3と扉部5とを四方の4箇所でしっかりと係止して固定することができる。
計4個の受鉤41a〜dとして、円筒形状をしており、回動可能であり、掛鉤との係合時における荷重に対しても十分な強度を有するローラベアリングを用いることにした。受鉤41a〜dは、先端(固定されていない円盤状をした部分)が浴槽部3の内側方向を向いており、回転軸が水平方向を向くように突出した状態で設置されている(図1(b)、図2(a),(b))。
受鉤41a〜dとして、ローラベアリングを用いることによってスムーズに回動するので、後述する計4個の掛鉤a〜dとの係合時においても不快な音をたてるようなことはない。
扉部5が閉められた状態では、略U字形をしており上方が空いている発泡スポンジ製のシールパッキン53と、対向する浴槽部3の前面部11に設置されているシールパッキン当節部23とが当接し、シールパッキン53が圧縮された状態になる。
すなわち、シールパッキン53が圧縮されて、その厚みが収縮することによってこの部分を水密化することができる。ここで、浴槽部3のシールパッキン当接部23には、表面に凹凸がなく、腐食しにくい金属製の平板、例えば、ステンレス製の平板が用いられている。
3.扉部の構造
扉部5の構造を図3に示す。扉部5は、少なくとも外扉31と内扉32の2枚で構成されており、額縁状をした外扉31の内側に内扉32が嵌合される構造になっている。
外扉31は、上面部に椅子7を取り付けるための椅子係止用ビス孔70、浴槽部3と回動可能な状態で取り付けるための一対のヒンジ20a,bの一部分、4個の受鉤挿入孔45a〜d、底面部の内側には左右一対の円筒形状をしたローラベアリング31a,b(図3(a))、底面部の外側にはストッパーの付いた扉用キャスター34(図1(b))、側面部にはストッパー39(図1(a)、(b))などが設置されている。
外扉31の底面部の内側のローラベアリング31a,bは、それぞれ回転軸が左右水平方向を向くように設置されており、この上に内扉32の枠体部32aの底面が載置される構造となっている(図3(a))。
外扉31の底面部に左右一対のローラベアリング31a,bを設置することによって、後述するように開閉レバー37を動かして、扉部5と浴槽部3とを固定をする際に、枠体部32a(内扉32)を前後方向にスムーズに動かすことができることや、ギシギシというような不快な音の発生を防止できる。
一方、内扉32は、後述する係合駆動部40a,bなどが装着されている枠体部32a(図3(b))と、略U字状をしたシールパッキン53が接着剤などで装着されているシールパッキン保持部32b(図3(c))とで構成されている。
内扉32の枠体部32aには、外扉31と固定するための少なくとも4個のコイルバネ32cと、シールパッキン保持部32bをボルト・ナットなどで固定するためのビス孔32cと、後述するように1個の開閉レバー37によって計4個の掛鉤43a〜dを同時に動かすための係合駆動部40などが設けられている。
すなわち、外扉31と枠体部32a(内扉32)とは、ビスなどによってしっかりとは固定されてはおらず、4個のコイルバネ32cと、外扉31の内側底面部のローラベアリング31a,bとによって保持されている、いわゆるフローティング構造となっている(図3(a)、(b))。
ここで、4個のコイルバネ32cは、外扉31と内扉32の距離を常に近づけるような引張り方向に機能するものである。4個のコイルバネ32cを用いることによって、後述するように、計4個の掛鉤43a〜dと浴槽部3に固定されている受鉤41a〜dとが係合する際に、それぞれ4個の係合部がほぼ一定の加圧力になるように調整することができる。
このフローティング構造によって、後述するように内扉32のシールパッキン保持部32bに装着されているシールパッキン53についても均等な圧力で圧縮することができるので水密性機能が向上する(図3(c))。
シールパッキン保持部32bは、表面に凹凸のない耐腐食性を有する金属製の平板、例えば、ステンレス製の平板と、略U字形をしており上方が空いているシールパッキン53と、枠体部32aに固定するためのビス孔32dなどを有するものである。このシールパッキン53として弾性ゴム体、例えば、厚みが約15mmの比較的硬めの発泡スポンジを用いた(図3(c))。
そして、開閉レバー37を押し下げることにより計4個の掛鉤43a〜dと受鉤41a〜dとが係合する際には、内扉32(枠体部32aとシールパッキン保持部32b)は、4個のコイルバネ32cの張力に逆らう方向となる浴槽部3の方向に引き寄せられる。ここで、シールパッキン53の厚みを、15mmから10mm程度まで圧縮すると(約5mmの圧縮)、十分な水密化が可能になることがわかった。
4.係合部36
浴槽部3と扉部5との係合部36について説明する(図4〜図6)。この係合部36は、ヒンジによって開閉可能な状態で浴槽部3と連結されている扉部5を、浴槽部3としっかりと固定したり、固定の解除をしたりするものである。
この係合部36は、浴槽部3の受鉤41a〜dと、それに係合する扉部5の係合駆動部40a,b、左右連結棒49a,b、掛鉤43a〜d及びストッパー39などによって構成されている。
本実施例では、1個の開閉レバー37を押し下げることによって、左右一対の係合駆動部40a,b、上下一対の左右連結棒49a,bなどを介して計4個の掛鉤43a〜dを同時に回動させて、浴槽部3の計4個の受鉤41a〜dと係合させる場合について説明する。
この左右一対の係合駆動部40a,bは、ストッパー39を除いて、内扉32の枠体部32aの左右の側面部分、すなわち、外扉31と内扉32との隙間部分に設置されている(図6)。なお、ストッパー39は、後述するように外扉31に設置されている(図6)。
そして、左右一対の係合駆動部40a,bは、枠体部32aの上下に設置された2本の左右連結棒49a,bによって、同一の角度で回動するように連結されている(図3(b))。なお、この係合駆動部40a,bや左右連結棒49a,bは、内扉32の枠体部32aに通常の手法で固定されており、その固定方法についての詳細な説明は省略する。
以下において、扉部5の開閉レバー37のある側、すなわち、図1(a)の扉部5の左側に設置されている係合部36、特に係合駆動部40aについて詳細に説明する(図4)。なお、扉部5の右側の係合駆動部40bについても、ほぼ同一の構造なので、相違部分のみを簡単に説明することにする。
この係合駆動部40aは、主に、掛鉤43aと一体化されているハテナ字状部材42と、リンク板48と、掛鉤43bとで構成されている(図4(a)、(b))。図4(a)、(b)は、内扉32の左側から、ストッパー39などが設置されている外扉31の側面方向を見た状態の概略図であり、ハテナ字状部材42の一方の端の紙面手前側には開閉レバー37が設置されている(図1(a)、図4(a)、(b))。なお、理解を容易にするために、外扉31に設置されているストッパー軸部39a(ただし、ストッパー39の先端部分)についても記載している。
ハテナ字状部材42の他方の端には、浴槽部3の受鉤41aと係合する掛鉤43aを有しており、回転軸兼連結棒50aの部分を中心として回動可能な構造をしている。この回転軸兼連結棒50aの紙面手前側には、図示されていない扉部5内部の右側の係合駆動部40bと連結するための左右連結棒49aが固定されている(図3(b))。
リンク板48は、細長い板状をしたものであり、その上部が回転軸48aを介してハテナ字状部材42と、その下部が回転軸48bを介して掛鉤43bと、それぞれ回動可能な状態で連結されている。
掛鉤43bは、回転軸48bを介してリンク板48と連結されており、浴槽部3の受鉤41bと係合するものである。掛鉤43bの回転軸48bは、回転軸兼連結棒50bの部分を中心として回動可能な構造をしており、その紙面手前側には、図3(b)に示される左右連結棒49bが固定されており、図示されていない扉部5の右側の係合駆動部40bと連結されている。
図4(a)は、図示されていない開閉レバー37が押し下げられていない状態、すなわち、掛鉤43a,bと受鉤41a,bとの係合前の状態である。この状態でのストッパー軸部39aは、ハテナ字状部材42の裏面に当接した状態となっており、ストッパーとしての機能をはたしていない。
開閉レバー37を押し下げていくと、ハテナ字状部材42は、回転軸兼連結棒50aの部分を中心として左回りに回動し、掛鉤43aも左回りに回動する。一方、掛鉤43bは、リンク板48を介して回転軸兼連結棒50bの部分を中心として右回りに回動する(図4(a))。
そのまま開閉レバー37を押し下げていくと、掛鉤43aは下方向から受鉤41aと、掛鉤43bは上方向から受鉤41bとそれぞれ回動して係合することになる(図4(a)、(b))。そして、掛鉤43a,bと受鉤41a,bとは、それぞれが引き寄せ合うように逆方向に回動して係合される。
ここで、浴槽部3に固定されている受鉤41a,bは、前後方向には動かない構造のものなので、掛鉤43a,bが浴槽部3に向けて引っ張られて動くことになる。すなわち、フローティング構造をした内扉32の枠体部32aが浴槽部3の方向に動き、それに伴って枠体部32aに固定されているシールパッキン保持部32bも浴槽部3に向けて動くことになる。その結果、シールパッキン保持部32bに装着されているシールパッキン53が圧縮されて、浴槽部3と扉部5との水密化が可能になる。
上述したように、扉部5の外扉31と内扉32(枠体部32a)とは、ビスなどによってしっかりとは固定されてはおらず、4個のコイルバネ32cと、外扉31の内側底面部のローラベアリング31a,bとによって保持されている、いわゆるフローティング構造となっている(図3(a)、(b))。したがって、計4個の掛鉤43a〜dと浴槽部3に固定されている受鉤41a〜dとは、それぞれがほぼ一定の加圧力で係合するので十分な水密化が可能になる。
また、掛鉤43aと掛鉤43bとは、上下逆方向から回動して受鉤41aと受鉤41bとに係合するので、それぞれにかかる荷重を相殺することができる。したがって、枠体部32a(内扉32)やヒンジ20a,bの部分にかかる負荷についても低減できるので、扉部5全体としても小型・軽量化をすることができる。
そして、後述するようにストッパー軸部39aは、それぞれの係合時には、ハテナ字状部材42の右側に突出してロックするので、開閉レバー37が最初の位置に戻るような状態、すなわち扉部5が不意に開くようなことはない(図4(b))。
上述した内容を、別の角度から見た図で説明する(図5)。図5は、ストッパー39などが設置されている扉部5の外側の側面から内側の係合部36を見た状態図である(図1(a)。すなわち、図4とは、反対方向から見た図である。)。
図5(a)は、開閉レバー37(ハテナ字状部材42)が押し下げられていない状態の図である(掛鉤43aと受鉤41aとの係合前の状態。)。なお、理解を容易にするために浴槽部3に固定されている受鉤41aについても図示している。
開閉レバー37(ハテナ字状部材42)を少し押し下げていくと、掛鉤43aが下側から上がってきて(図5(b))、さらに開閉レバー37を押し下げていくと掛鉤43aと受鉤41aとが係合する(図5(c))。なお、下方の掛鉤43bと受鉤41bとの係合についても同様であるので詳細な説明は省略する。
次に、外扉31に設置されているストッパー39(ストッパー軸部39a)の作動状況について説明する(図6)。図6は、係合部36を、扉部5の内側、斜上方から見た図である。
開閉レバー37(ハテナ字状部材42)が押し下げられていない状態では、ストッパー軸部39aの先端は、ハテナ字状部材42の右側面に当接した状態となっている(図6(a))。ここで、ストッパー軸部39aと外扉31との間にはねじりバネ57が設置されており、ストッパー軸部39aは、ハテナ字状部材42の方向(扉部5の内側方向)に常に力が働くように設定されている。
開閉レバー37が押し下げられると、ストッパー軸部39aはハテナ字状部材42から外れて(図4(b))、ねじりバネ57の力で左方向に突出することによってハテナ字状部材42をロックする(図6(b)、図4(b))。したがって、開閉レバー37が持ち上がって最初の位置に戻るようなことはなく、このままの状態でロックされて、扉部5は浴槽部3にしっかりと固定される。
なお、扉部5(外扉31)のストッパー39の部分を、ねじりバネ57に逆らう方向に指で引っ張ることによって、簡単にロックを外すことができるので開閉レバー37を再び引き上げることができる。
左右連結棒49aの反対端(図1(a)に示される扉部5の右側)には、図示されてはいないものの、掛鉤43aと同形状をした掛鉤43dが、左右連結棒49bの反対側には、掛鉤43bと同形状をした掛鉤43cなどを有する係合駆動部40bが設置されている。この係合駆動部40bは、開閉レバー37(ハテナ字状部材42)及び左右連結棒49a,b等によって、左側の係合駆動部40aと同一の角度で回動し、上述した内容と同様の機能を有するものなのでその詳細な説明については省略する。
本実施例では、浴槽部3の4個の受鉤41a〜dと、それに係合する扉部5の4個の掛鉤43a〜dとを係合させる場合について説明した。なお、リンク板48を2枚とし、左右連結棒49a,bを3本とするなどの改良をして、浴槽部3に設置した計6個の受鉤(左右それぞれ3個の受鉤)と、それに係合する扉部5の計6個の掛鉤とを係合させるようにすることもできる。
また、本実施例では、手動で開閉レバー37(ハテナ字状部材42)を動かす例を示しているが、この部分を電動モータや制御装置を用いることによって自動化できることは言うまでもない。
5.椅子7
入浴者が使用する椅子7について説明する(図7)。椅子7は、椅子固定具72とビスを用いて扉部5(ただし、外扉31の部分。)の上部の椅子係止用ビス孔70に固定されている(図3(a)、図7(a))。なお、図7(a)は、理解を容易にするために装飾板9を外した状態が示されている。
上述したように、外扉31と内扉32とはフローティング構造をしており、椅子7は外扉31の部分に固定されている。したがって、浴槽内に湯をはった状態で椅子7などの外扉31に設置されている部分に何らかの荷重がかかったような場合でも、シールパッキン53が装着されている内扉32にかかる荷重はほとんど変化しないので浴槽内の液密性が失われるようなことはない。
座部73の中央部分は、扁平の円筒状にくり抜かれており、この部分に金属製の多孔板77が設置されている。そして、多孔板77のいくつかの孔77aには、ころがり回転が可能なボールベアリング79が設置され、その上に扁平の円板状をした座面75が載せられており、回動可能な構造の座部73になっている。
したがって、入浴者は、椅子7の座面75に座った状態で、少ない力で座面75を回動させて体の向きを変えることができる。加えて、椅子7の座面75を回動可能にすることによって、入浴者は狭い空間でも楽に浴槽部3に出入りをすることができる。
6.介護用浴槽の使用方法
本発明に関わる介護用浴槽1の使用方法について説明する(図8)。例えば、足が不自由な入浴者Aは、図示されていない車椅子などに乗って介護用浴槽1の近くまで来ることができる。
介護者Bは、開閉レバー37を引き上げた状態で、それを手前に引いて扉部5を開く。そして、入浴者Aは自力で、又は介護者Bの助けを受けて椅子7に腰を下ろす(図8(a))。次に、入浴者Aは自力で、又は介護者Bの助けを受けて足の部分を浴槽部3に入れる(図8(b))。椅子7の座面75が回動可能なので、足を入れる際の入浴者の労力を軽減できる。
そして、介護者Bは、入浴者Aが椅子7に腰を下ろした状態で、扉部5を回動させて閉めてから開閉レバー37を押し下げる。この状態で、浴槽部3の受鉤41a〜dと、扉部5の掛鉤43a〜dとは計4箇所で係合し、上述したようにねじりバネ57によってストッパー39が作動して扉部5が浴槽部3にロックされて固定される(図8(c))。したがって、この状態で扉部5が不意に開くようなことはない。
介護者Bは、図示されていないホースなどを用いて温水器などから温水を浴槽部3に供給し、入浴者Aの入浴が行われる。入浴後、入浴者A又は介護者Bは、図示されていない排水栓を開けて浴槽内の温水を抜く。介護者Bは、ストッパー39を引いて係合駆動部40aのロックを外し、開閉レバー37を持ち上げて受鉤41a〜dと掛鉤43a〜dとの係合を解除してから扉部5を回動させて開く。そして、入浴者Aは自力で、又は介護者Bの助けを受けて退浴をすることができる。
上述したように、本発明に係わる扉付の介護用浴槽1は、車椅子のままで入浴するようなものではない。したがって、浴槽内の温水を汚したり、それによる入浴者に不安や不快な印象を与えたりすることがない。
また、軽度の体の不自由な人にとっては、入浴時及び退浴時において足を動かすなどの適度の運動をすることができる。したがって、リハビリの面からも優れたものである。
加えて、本発明は複雑な制御装置を用いておらず、小型・軽量であり、比較的簡単な構造をしているので、安価で壊れにくく、使いやすい構造をした扉付の介護用浴槽を提供することができる。
本発明は、体の不自由な方が使用できる介護用浴槽に利用することができる。
1 介護用浴槽
3 浴槽部
5 扉部
7 椅子
9 装飾板
11 前面部
13 後面部
15 左側面部
17 右側面部
19 底面部
20a,b ヒンジ
21a,b,c,d 浴槽用キャスター
23 シールパッキン当接部
31 外扉
31a ローラベアリング
32 内扉
32a 枠体部
32b シールパッキン保持部
32c コイルバネ(引張バネ)
32d ビス穴
34 扉用キャスター
35 椅子固定用孔
36 係合部
37 開閉レバー
39 ストッパー
39a ストッパー軸部
40a,b 係合駆動部
41a,b,c,d 受鉤
42 ハテナ字状部材
43a,b,c,d 掛鉤
45a,b,c,d 受鉤挿入孔
47 左側面受鉤取付板
48 リンク板
48a,b 回転軸
49a,b 左右連結棒
50a,b 回転軸兼連結棒
53 シールパッキン
57 ねじりバネ
70 椅子係止用ビス孔
71 背当部
72 椅子固定具
73 座部
75 座面
77 多孔板
77a 孔
79 ボールベアリング

Claims (5)

  1. 開閉する扉付の介護用浴槽において、
    前記介護用浴槽は、浴槽部と扉部とを有するものであり、
    前記扉部は、前記浴槽部とヒンジによって開閉可能な状態で連結され、係合部によって固定されるものであり、
    該係合部は、
    前記浴槽部の前面部の左右のそれぞれに、少なくとも上下一対の受鉤が設置されており、
    前記扉部の前記浴槽部との対向面には、前記受鉤と係合する掛鉤が設置されており、
    該掛鉤は、左右一対の係合駆動部を介して回動され、前記受鉤と係合されて固定されるものである
    ことを特徴とする開閉する扉付の介護用浴槽。
  2. 前記扉部は、外扉と内扉とを有するものであり、
    前記外扉は、額縁状をしており、底面部の内側には円筒形状をしたローラベアリングが設置されており、底面部の外側には逆L字状をした扉用キャスターが設置されており、
    前記内扉は、前記外扉に嵌合され、複数個のばねによって係止されているフローティング構造のものである
    ことを特徴とする請求項1記載の開閉する扉付の介護用浴槽。
  3. 前記外扉は、前記受鉤と前記掛鉤とが係合した状態のままでロックすることが可能なストッパーと、
    座面が回動する椅子が設置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の開閉する扉付の介護用浴槽。
  4. 前記内扉は、枠体部とシールパッキン保持部とを有するものであり、
    前記枠体部には、前記係合駆動部が装着されており、
    前記シールパッキン保持部には、シールパッキンが装着されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の開閉する扉付の介護用浴槽。
  5. 前記受鉤は、
    円筒形状をしたローラベアリングである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の開閉する扉付の介護用浴槽。
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