JP5522464B2 - 遊技機用基板収納ケース及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用基板収納ケース及びそれを備えた遊技機に関する。
パチンコ機などの遊技機には、遊技機本体の正面側に遊技盤や図柄表示装置(液晶表示装置)が視認可能に設けられる一方で、遊技機背面側には、遊技盤の背面側を覆う盤裏カバーや遊技機本体の背面側に遊技機の動作を制御する各種制御基板が設けられている。例えば、商用電源から各種制御基板に電源を供給する電源回路を供えた電源基板、図柄表示装置の動作制御を行なう画像処理基板、スピーカーから出力される音声を制御する音声制御基板、遊技機の遊技動作を制御する主制御基板、球払出装置の動作を制御する払出制御基板、球発射装置の動作を制御する発射制御基板などが設けられている。特に主制御基板、払出制御基板は、基板収納ケースに収納されている。
基板収納ケースの一例について説明すると、CPUやROM,RAM、コネクタ端子台などの電気部品が片面実装された主制御基板を覆う蓋体がベース体と組み付けられて形成される基板収容部に主制御基板が収納される。
具体的には、主制御基板の実装面を覆う蓋体の長手方向一側面から突設された係止片を対応するベース体の長手方向一側面に設けられた係止凹部に挿入して蓋体を回転させることによりベース体の四方を囲む側壁に囲まれた収納空間内に嵌め込まれる。そして、蓋体側に設けられたワンウェイねじによりベース体側の被固着部に設けられたねじ孔にねじ嵌合させて基板収納ケースが封止されるようになっている。
基板収納ケースは、主制御基板の検査が行われたことや不正行為が行なわれた事実が外観上判明できるように、蓋体側に設けられた封止部を破壊しなければベース体より蓋体を取り外せないようになっている。また、一旦開放された蓋体を再度ベース体に組み付けて主制御基板を封止できるように、ワンウェイねじと被固着部が複数箇所に設けられている。
蓋体に設けられたヒンジ機構のヒンジ軸はベース体の支軸部の軸受溝に回転可能に嵌め込まれており、蓋体をベース体に対して所定角度以上開放するとヒンジ軸が軸受溝から外れて、蓋体がベース体より取り外せるようになっている(特許文献1参照)。
特開平11−114149号公報
近年の中古台市場の拡大にともない、中古の遊技機を再利用するニーズが高まっている。中古台の基板収納ケースを利用して、改変した主制御基板を収納したものをパチンコ店の正規品とすり替える不正行為が行われる虞がある。予め決められた封止部の封止回数を越えて基板収納ケースの再利用はできないが、封止部を破壊された蓋体(回動封印部材)を複製できれば、そのほかの部品を再利用することで、基板収納ケースの複製が可能になる。
かかる不正行為を防止するため、一旦封止された基板収納ケースが容易に開放できないこと、並びに封止部が破壊されると蓋体及びベース体の双方に開封の痕跡を残すことが望まれるが、封止部の構成や封止・解除動作が複雑になるという問題がある。
また、蓋体をベース体に対してヒンジ軸を中心に開閉する基板収納ケースにおいては、ヒンジ軸と軸受溝の隙間に異物を挿入されて、基板収納ケースが開放されるおそれがある。
かかる不正行為を防止するため、一旦封止された基板収納ケースが容易に開放できないこと、並びに封止部が破壊されると蓋体及びベース体の双方に開封の痕跡を残すこと、更には基板収納ケースの複製を抑制するためには蓋体及びベース体が容易に分離し難いことが望まれる。
本発明の目的は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造でありながらも基板収納ケースにおける不正行為を防止し、基板収納ケースの複製が困難であるとともに、基板収納ケースの分離が容易に行ない難く、仮に分離され不正行為が行われたとしても不正行為を迅速に発見することができる遊技機用基板収納ケース及びそれを備えることで不正防止効果を高めた遊技機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、以下に述べる実施形態に用いられる手段として次の構成を備えることを特徴とする。
第1ケース体と、該第1ケース体とヒンジ軸を中心に開閉可能に組み付けられる第2ケース体とを備え、前記第1ケース体と第2ケース体とが組み付けられて形成される基板収納部に回路基板が収納されたまま封止される遊技機用基板収納ケースであって、前記第2ケース体に外方に向けて突設された一対のヒンジ軸と、前記各ヒンジ軸を軸方向外側より側面開口部に設けられた軸穴に嵌め込んで袋状に覆う第1袋部と、前記第1袋部の周囲に底壁部を共通とし当該第1袋部を袋状に覆う第2袋部が形成された一対のヒンジ連結部材と、前記第1ケース体に設けられ、前記第2袋部の周面に形成された周面開口部から前記第2袋部の側面開口部内に挿入されて袋状内壁面と係合する一対の係合部とを備え、前記第2ケースの各ヒンジ軸に前記第1袋部の軸穴を嵌め込ませて前記ヒンジ連結部材が各々組み付けられ、前記一対の係合部を前記第2袋部の周面開口部から袋状内壁面に各々係合させることでケース体どうしが抜け止めされ、該一対の係合部により前記ヒンジ連結部材の軸方向外方への移動が規制された状態で前記第1ケース体と第2ケース体とが前記ヒンジ軸を中心に開閉可能に組み付けられることを特徴とする。
上述した遊技機用基板収納ケースを用いれば、第1ケース体と第2ケース体とがヒンジ軸をヒンジ連結部材に覆われて抜け止めされたままの状態で当該ヒンジ軸を中心に開閉可能に組み付けられているので、ヒンジ軸が露出しないため、封止された第1ケース体と第2ケース体のヒンジ軸の隙間から異物を挿入して基板収納ケースを開放しようとする不正行為を防ぐことができる。
また、第2ケース体の二つのヒンジ軸にヒンジ連結部材が各々嵌め込まれた状態で第1ケース体の一対の係合部が係合することにより、ヒンジ連結部材の軸方向の移動が一対の係合部によって規制され、第1ケース体と第2ケース体が抜け止めされた状態でヒンジ軸を中心に開閉可能に組み付けられ、ヒンジ連結部材の側面開口部は、第2ケース体の側壁部により覆われる。これにより、第1ケース体と第2ケース体とが嵌め殺し状態となり、第1ケース体と第2ケース体を無理に分離しようとするとケース体の一部やヒンジ連結部材が破損するので、基板収納ケースの複製が困難となり、不正行為を未然に防ぐことができる。
また、前記第2袋部の外周面に、前記係合部と周面開口部の嵌め合い部分を覆う起立壁が突設されていることを特徴とする。
これによれば、第2袋部の外周面に、係合部と周面開口部の嵌め合い部分を覆う起立壁が突設されているので、第1ケース体と第2ケース体が開放した状態においてもヒンジ軸に異物を挿入し難く、蓋体とベース体を破壊せずに分離することができないため、基板収納ケースの複製が行い難くなる。
また、遊技機においては、上述した遊技機用基板収納ケースを備えたことを特徴とする。
上述した遊技機用基板収納ケースを備えた遊技機においては、不正行為を有効に防止でき、不正防止効果を高めることができる。
本発明によれば、簡易な構造でありながらも基板収納ケースにおける不正行為を防止し、基板収納ケースの複製が困難であるとともに、基板収納ケースの分離が容易に行ない難く、仮に分離され不正行為が行われたとしても不正行為を迅速に発見することができる遊技機用基板収納ケースを提供することができるという効果を奏する。
また、上述した効果を有する遊技機用基板収納ケースを備えることで、不正行為を有効に防止でき、不正防止効果を高めた有用な遊技機を提供することができるという効果を奏する。
パチンコ機の正面図である。 図1のパチンコ機の背面図である。 主制御基板を収納する基板収納ケースの平面図及び斜視図である。 かしめ後の基板収納ケースの斜視図である。 基板収納ケースの分解組立図である。 かしめ前の基板収納ケース体の部分斜視図である。 図3の矢印A−A断面図である。 図3の矢印D−D断面図である。 主制御基板の電気部品実装面側から見た蓋体の分解斜視図である。 主制御基板の裏面側から見た蓋体の分解斜視図である。 封止部の平面図及び斜視図である。 図3の矢印E−E断面図である。 図3の矢印C−C断面図である。 かしめ前の図3のF部の拡大平面図、拡大断面図、矢印B−B断面図である。 かしめ後の図3のF部の拡大平面図、拡大断面図、矢印B−B断面図である。 かしめ解除後の図3のF部の拡大平面図、拡大断面図、矢印B−B断面図である。 開封された基板収納ケースの切断痕を示す斜視説明図である。 基板収納ケースを構成する第1ケース体と第2ケース体が係止した状態を示す部分破断図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1及び図2を参照して本実施形態に係る遊技機の概略構成について説明する。本実施例としては、遊技機の一例としてパチンコ機について説明するものとする。
図1を参照して本実施形態に係るパチンコ機の概略構成について説明する。パチンコ機1は、外枠2と遊技盤3が設けられた内枠4(図2参照)と、該内枠4を覆う前面枠5を備えている。内枠4は、ヒンジ4a,4bにより外枠2に対して開閉可能に取り付けられている。また前面枠5は内枠4に対して開閉可能に取り付けられている(ヒンジ部図示せず)。前面枠5の中央部には遊技者が遊技盤3を視認できる窓部(ガラス枠)6が設けられている。該窓部6の周囲にはスピーカー7や装飾部(図示せず)などが設けられる。
また、窓部6の下方には、貸球や賞球を貯留し図示しない球発射装置へ球を誘導する球受け皿8が設けられている。球受け皿8の右側には、図示しない球発射装置によって遊技領域へ発射される遊技球の発射力を調節するための発射ハンドル9が設けられている。
遊技盤3の盤面上に形成される遊技領域内には、中央部に図柄表示装置(液晶表示装置)10を備えたセンター役物11が設けられ、その周囲には図示しない釘、スルーチャッカー12、風車13、電動チューリップ14、アタッカー15、遊技盤レール16、サイドランプ17などの盤面部品やアウト球(電動チューリップ14,アタッカー15等に入賞しなかった遊技球)を回収するアウト口18などが設けられている。
図2において、内枠3の背面側上辺部には貯留タンク19が設けられ、貯留タンク19にはパチンコ機1が配置されたホールの島から遊技球が供給される。貯留タンク19は、球供給方向下流側(図2の右端側)に設けられるタンクレール20に向けて底部が下方に傾斜するように形成されている。また、タンクレール20の終端部(下流端)には球通路21aが連絡しており、球通路21aの下流側は球払出装置21(球払出手段)に接続されている。球払出装置21はタンクレール20より球通路21aを通じて整列して供給される遊技球を貸球、賞球として順次払い出す。球払出装置21より払い出された遊技球は、球払出通路22を流下して球払出樋23を経て球受け皿8(図1参照)へ払い出される。
図2において、遊技盤3の背面側は盤裏カバー24に覆われている。遊技盤3の背面側には、遊技動作を統括制御する主制御基板(回路基板)25や図柄表示装置10とこれを制御する画像処理基板等(図示せず)、球払出装置21の動作を制御する払出制御基板26、球発射装置(図示せず)の動作を制御する発射制御基板27などが設けられている。上記払出制御基板26及び発射制御基板27は内枠4に組み付けられ、主制御基板25は、後述する基板収納ケース28に収納されて封止された状態で盤裏カバー24に組み付けられる。
主制御基板25を収納する基板収納ケース28の一例について図3乃至図17を参照して説明する。基板収納ケース28は、蓋体29がベース体30と一体に組み付けられて形成される基板収納部S(図7参照)に主制御基板25が収納されて封止される。以下各部の構成について詳細に説明する。
図9において、主制御基板25にはパチンコ機の動作を制御するCPUや各種制御プログラムを記憶したROM,入力データを一時記憶したりCPUのワークエリアとして使用されたりするRAM、各種配線接続用のコネクタ端子台31などの電気部品が片面実装されている。また、パチンコ機1の検査に用いられる照合端子32も設けられている。
蓋体29(第1ケース体)は、主制御基板25の電気部品実装面を覆うように組み付けられる(図9参照)。主制御基板25に設けられるコネクタ端子台31や照合端子32は、蓋体29に設けられた貫通孔29g,29hを貫通して蓋体29の上面に露出するように組み付けられる(図3(a)参照)。
蓋体29は、図5に示すように、ベース体30(第2ケース体)とヒンジ軸33を中心に開閉可能に組み付けられる。ヒンジ軸33は、ベース体30の短手方向の一端側の両側部に各々突設されている。ヒンジ軸33の軸方向両側よりヒンジ連結部材34が各々回転可能に組み付けられる。ヒンジ連結部材34は、側面開口部34e内の底壁部34fに筒状の第1袋部34Aが突設されており、該第1袋部34Aにはヒンジ軸33が嵌め込まれる嵌合穴(有底軸穴)34aが設けられている。また、第1袋部34Aの周囲には底壁部34fを共通にする第2袋部34Bが第1袋部34Aを袋状に覆うように形成されている。第2袋部34Bの外周面には、周面開口部34bが設けられている。この周面開口部34bには、後述する蓋体29に設けられる一組の蓋体係合部29aが嵌め込まれて袋状内壁面34dと係合するようになっている(図7及び図10参照)。また、周面開口部34bの開口縁部には、蓋体係合部29aと周面開口部34bの嵌め合い部分を覆う起立壁34cが突設されている。
蓋体29には、図7に示すように、ヒンジ連結部材34に形成された周面開口部34bから挿入されて袋状内壁面34dと係合する一組の蓋体係合部29aが一対のヒンジ連結部材34に対応して両側に一対設けられている。各蓋体係合部29aの先端にはくさび状係合部29bが形成されており、該くさび状係合部29bは周面開口部34bを通過する際に互いに接近するように弾性変形させられ当該周面開口部34bを通過すると弾発して袋状内壁面34dと各々係合する。これにより、図6に示すように、両側ヒンジ軸33はヒンジ連結部材34によって露出することなく袋状に覆われる(図8参照)。
このように、二つのヒンジ軸33にヒンジ連結部材34が各々嵌め込まれた状態で蓋体29の蓋体係合部29a(図7参照)が係合することにより、ヒンジ連結部材34の軸方向の移動(抜け)が蓋体係合部29aによって規制され、蓋体29とベース体30が抜け止めされた状態でヒンジ軸33を中心に開閉可能に組み付けられている。また、ヒンジ連結部材34の側面開口部34eは、ベース体30の側壁部30bにより覆われている(図8参照)。
よって、ヒンジ軸33及び一対の蓋体係合部29aが外部に露出しないため、封止された蓋体28とベース体30のヒンジ軸33の隙間から異物を挿入して基板収納ケース28を開放しようとする不正行為を防ぐことができる。
また、ヒンジ軸33がヒンジ連結部材34の第1袋部34A内に収納され、一対の蓋体係合部29aが第2袋部34B内に収納されて蓋体28とベース体30とが嵌め殺し状態となり、無理に分離しようとするとケース体の一部(ヒンジ軸33、蓋体係合部29a)やヒンジ連結部材34が破損するので、基板収納ケース28の複製が困難となり、不正行為を未然に防ぐことができる。
また、ヒンジ連結部材34の開口縁部には、蓋体係合部29aと周面開口部34bの嵌め合い部分を覆う起立壁34cが突設されているので、蓋体29とベース体30が開放した状態においてもヒンジ軸33に異物を挿入し難く、蓋体29とベース体30を破壊しなければ分離させることができなくなり、基板収納ケース28の複製が行い難くなる。
図5において、蓋体29がヒンジ軸33と連繋するベース体30の開放端の一部には可撓性を有する爪部30aが長手方向に複数箇所(4箇所)に設けられている。また、蓋体29に組み付けられる取付板39には、爪部30aに対応して爪係合部39c(爪係合孔;図9及び図18参照)が複数箇所に設けられている。蓋体29とベース体30はヒンジ軸33を中心に回転させて爪部30aを爪係合部39cと係止解除した状態で閉止される(図3(a)(b)参照)。このとき、爪部30aと爪係止部39cの係止部はケース外部から操作できないように内封されている。
図3(a)(b)において、蓋体29の上面には、爪係合部39cに対応して一方向にのみ回転操作可能な円板状の操作部(ダイヤル部)35が長手方向に複数箇所(例えば4箇所)に設けられている。操作部35が組み付けられる蓋体29の上面は、段付部29iが形成されており、その段付部29iの壁面には、操作部35の回転範囲を規定する突き当て部29jが複数箇所(例えば4箇所)に突設されている。
操作部35の外周面には、図11(a)(b)に示すように、突起部35aが2箇所に突設されている。また、操作部35の裏面側には、操作部35の回転操作により爪部30aに当接して爪係合部39cへ係合させたまま位置規制する係合規制部36が形成されている。操作部35の回転軸35bの外周部にはラチェット歯35cが形成されている。また、操作部35の裏面側の外周縁部には、初期位置並びに最終位置において爪部30aの爪係合部39cへの係合を規制する解除規制部35e,35fが、回転軸35b側に向けて突設されている(図11(b)参照)。
図9において、蓋体29の上面には、操作部35が嵌め込まれる嵌合孔29dが長手方向に複数箇所(例えば4箇所)に設けられている。各嵌合孔29dの周囲には、操作部35の初期位置を規定する初期ストッパー37が各々突設されている。また、各嵌合孔29dの周囲には、操作部35の回転方向に沿って設けられた後述するベース体側封止ストッパー43と初期ストッパー37との間に当該操作部35の回転を不能にする蓋体側封止ストッパー44が設けられている。
また、蓋体29の下面には、図9及び図10に示すように、取付板39がビス孔39bとボス部29eとを位置合わせしてビス40が嵌め込まれて組み付けられる。取付板39には、ラチェット歯35cと係止する係止フック38並びに嵌合孔29dに連通する嵌合孔39aが形成されている。また、取付板39には、爪部30aが係合可能な爪係合部39cが複数箇所に設けられている。操作部35は、蓋体29に設けられた嵌合孔29d,39aに回転軸35bを挿入して嵌め込まれ、ラチェット歯35cが係止フック38と噛み合い(図12参照)、回転軸35bの軸端に設けられたビス孔35dに座金41を介してビス42が嵌め込まれて組み付けられる(図13参照)。ビス40,42は容易に分解されないようにするため、ワンウェイねじ等の特殊なビスを用いることが望ましい。
図5において、ベース体30の開放端側には、爪部30aが爪係合部39cに係合した封止状態のまま操作部35の更なる回転を不能にする封止ストッパー43が複数箇所(例えば4箇所)に突設されている。封止ストッパー43は、蓋体29をベース部30に閉止した状態で、当該蓋体29に設けられた貫通孔29f(図9参照)を貫通して蓋体上面より突出するように組み付けられる(図3,図4参照)。
次に、基板収納ケース28の封止作業及び開封作業の一例について説明する。
先ず、図7に示すように主制御基板25は蓋体29に電気部品実装面を覆われてビス止めされて一体に組み付けられる。また、操作部35は、蓋体29の上面側で初期ストッパー37により回転を規制されたまま初期位置を保ったまま組み付けられている。
次に図5に示すように二つのヒンジ軸33にヒンジ連結部材34が嵌め込まれた状態で、周面開口部34bに蓋体係合部29aが係合することにより、蓋体29とベース体30がヒンジ軸33を中心に開閉可能でかつ分離不可能に組み付けられる。
尚、基板収納ケース28は、蓋体29の長手方向に4箇所に設けられた操作部35のうち、所定の2箇所(例えば左右2箇所に分かれて設けられた操作部のうちから1箇所ずつ)を回転操作して封止されるが、封止構造は同様であるので、以下の説明では1箇所の操作部35について行なうものとする。
図6において、ヒンジ軸33を中心に回転する蓋体29をベース体30に重ね合わせて基板収納ケース28を閉止する。このとき、操作部35は、図14(a)に示すように、突起部35aは初期ストッパー37に回転を規制された状態にある。また、図14(b)に示すように、係合規制部36は規制面36aが爪部30aと離間した位置にある。また、解除規制部35eが爪部30aと対向した位置にあるため、図14(c)に示すように、爪部30aは、解除規制部35eに当接してベース部30の内方に傾倒するように撓ませた状態で組み付けられる。
次に閉止された基板収納ケース28を封止する。図15(a)に示すように、初期ストッパー37を除去して、操作部35を反時計回り方向へ回転させる。尚、ラチェット歯35cと係止フック38の噛み合いは、反時計回り方向への回転は許容されるが、逆方向(時計回り方向)の回転は規制されるようになっている。操作部35を突起部35aがベース体側封止ストッパー43,蓋体側封止ストッパー44に突き当たるまで回転させる。このとき、図15(b)に示すように、操作部35の解除規制部35eが爪部30aとの当接が外れて係合規制部36の規制面36aが爪部30aに当接して爪部30aを外方に向けて押し戻す。これにより、図15(c)に示すように、ベース体30の爪部30aが蓋体29(取付板39)の爪係合部39cへ係合したまま保持される(図18参照)。
このように、操作部35を回転操作するだけで基板収納ケース28の封止作業が行なえるので操作性が良いうえに、爪部30aと爪係止部39cの係止部をケース外部から操作できないので、基板収納ケース29が不正開封され難くなる。
また、初期ストッパー37を除去して操作部35を所定方向へ回転操作して突起部35aがベース体側封止ストッパー43,蓋体側封止ストッパー44に突き当たるまで回転させて基板収納ケース28が封止される。そして、ベース体側封止ストッパー43及び蓋体側封止ストッパー44を除去しなれければ、操作部35を更に回転操作できないため、爪部30aと爪係止部39cとの係止が解除できず、基板収納ケース28を開放できない。よって、一旦封止された基板収納ケース28を開放すると、ベース体側封止ストッパー43及び蓋体側封止ストッパー44が切断さられることになり、蓋体29及びベース体30の双方に開封の痕跡が残るので、不正開封を発見し易く、かつ蓋体29及びベース体30の双方を複製し難くなる。
また、基板収納ケース28を開封する場合には、図16(a)に示すように、ベース体側封止用ストッパー43及び蓋体側封止ストッパー44を除去し、操作部35を反時計回り方向に回転操作する。そして、一方の突起部35aが蓋体29に形成された突き当て部29jに突き当たると回転が規制される。このとき、図16(b)に示すように、係合規制部36の規制面36aが爪部30aより離間し、操作部35の解除規制部35fが爪部30aと当接して再びベース体30の内方に向けて傾倒するように撓ませる。これにより、図16(c)に示すように爪部30aと爪係合部39cとの係合が外れるため、図17に示すように蓋体29をベース体30よりヒンジ軸33を中心に回転させて基板収納ケース28を開放することができる。これにより、例えば検査のため蓋体29とベース体30の開閉作業をスムーズに行なうことができる。
尚、図17に示すように基板収納ケース28を開封する場合には、ベース体封止ストッパー43と蓋体側封止ストッパー44を除去する必要があるため、双方に開封の痕跡が残り操作部35を一回転させ基板収納ケース28を開封したことが容易に把握できる。
上述した実施形態はベース体30にヒンジ軸33及びヒンジ連結部材34を設け蓋体29に蓋体係合部29aを設けたが、蓋体29にヒンジ軸33及びヒンジ連結部材34を設け、ベース体30にベース体係合部を設けてもよい。また、ベース体30に爪部30a、蓋体29に爪係合部39cを設けたが、蓋体に爪部を設け、ベース体に爪係合部を設けてもよい。
また、基板収納ケース28は、主制御基板25を収納する場合について説明したが、他の制御基板(例えば払出制御基板26、発射制御基板27等)を収納するケースに適用してもよい。
また、遊技機の一例としてパチンコ機について説明したが、他の遊技機、例えば雀球遊技機やアレンジボール遊技機などに適用してもよい。
1 パチンコ機
2 外枠
3 遊技盤
4 内枠
4a,4b ヒンジ
5 前面枠
6 窓部
7 スピーカー
8 球受け皿
9 発射ハンドル
10 図柄表示装置(液晶表示装置)
11 センター役物
12 スルーチャッカー
13 風車
14 電動チューリップ
15 アタッカー
16 遊技盤レール
17 サイドランプ
18 アウト口
19 貯留タンク
20 タンクレール
21 球払出装置
22 球払出通路
23 球払出樋
24 盤裏カバー
25 主制御基板
26 払出制御基板
27 発射制御基板
28 基板収納ケース
29 蓋体(第1ケース体)
29a 蓋体係合部
29b くさび状係合部
29d,39a 嵌合孔
29e ボス部
29f,29g,29h 貫通孔
29i 段付部
29j 突き当て部
30 ベース体(第2ケース体)
30a 爪部
31 コネクタ端子台
32 照合端子
33 ヒンジ軸
34 ヒンジ連結部材
34A 第1袋部
34B 第2袋部
34a 嵌合穴
34b 周面開口部
34c 起立壁
34d 袋状内壁面
34e 側面開口部
34f 底壁部
35 操作部
35a 突起部
35b 回転軸
35c ラチェット歯
35d ビス孔
35e,35f 解除規制部
36 係合規制部
36a 規制面
37 初期ストッパー
38 係止フック
39 取付板
39c 爪係合部
40,42 ビス
41 座金
43 ベース体側封止ストッパー
44 蓋体側封止ストッパー

Claims (3)

  1. 第1ケース体と、該第1ケース体とヒンジ軸を中心に開閉可能に組み付けられる第2ケース体とを備え、前記第1ケース体と第2ケース体とが組み付けられて形成される基板収納部に回路基板が収納されたまま封止される遊技機用基板収納ケースであって、
    前記第2ケース体に外方に向けて突設された一対のヒンジ軸と、
    前記各ヒンジ軸を軸方向外側より側面開口部に設けられた軸穴に嵌め込んで袋状に覆う第1袋部と、前記第1袋部の周囲に底壁部を共通とし当該第1袋部を袋状に覆う第2袋部が形成された一対のヒンジ連結部材と、
    前記第1ケース体に設けられ、前記第2袋部の周面に形成された周面開口部から前記第2袋部の側面開口部内に挿入されて袋状内壁面と係合する一対の係合部とを備え、
    前記第2ケースの各ヒンジ軸を前記第1袋部の軸穴に嵌め込ませて前記ヒンジ連結部材が各々組み付けられ、前記一対の係合部を前記第2袋部の周面開口部から袋状内壁面に各々係合させることでケース体どうしが抜け止めされ、該一対の係合部により前記ヒンジ連結部材の軸方向外方への移動が規制された状態で前記第1ケース体と第2ケース体とが前記ヒンジ軸を中心に開閉可能に組み付けられることを特徴とする遊技機用基板収納ケース。
  2. 前記第2袋部の外周面に、前記係合部と周面開口部の嵌め合い部分を覆う起立壁が突設されている請求項1記載の遊技機用基板収納ケース。
  3. 請求項1又は請求項2記載の遊技機用基板収納ケースを備えたことを特徴とする遊技機。
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