JP5517656B2 - 燃料貯蔵用ラック群および燃料貯蔵設備 - Google Patents
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Description
また、ベースプレートの自重が保管容器の底面に付加されることとなるので、ベースプレートの底面と保管容器の底面との間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができる。
さらに、燃料貯蔵用ラックがピットの内壁面及び底面に固定されない状態、つまり、フリースタンディング状態でも、振動による衝撃を緩和して、ピットの内壁面及び燃料貯蔵用ラックが受ける地震時におけるダメージを低減することができる。
さらにまた、地震時においても、燃料棒への衝撃を低減して、燃料棒の保管を安全に行うことができる。
図1、図2に示すように、原子炉で使用された使用済みの複数の燃料棒1は、複数の格子状の支持格子2により支持されて燃料集合体3とされる。そして、燃料集合体3は角管4内に収容され、燃料貯蔵用ラック(以降、ラックと呼ぶ。)5として、内部に水7が満たされた燃料貯蔵設備(以降、ピットと呼ぶ。)6内に設置され、水7の中で使用済み燃料棒1の崩壊熱を除去して冷却されると共に、放射線を遮蔽して貯蔵される。ピット6内の複数のラック5は、ラック5の底がピット6の底に固定されないフリースタンディング構造により、所定間隔を保って、垂直設置される。又、ラック5同士は図示しない支持部材により、互いに連結されており、1つ又はいくつかの群を構成している。
図3は、本発明に係る保管構造の実施形態の一例を説明する図であり、図3(a)は、ラック及びピットを上方から見た図、図3(b)は、ラックの斜視図である。
図3(a)に示すように、ピット6(保管容器)には水7(液体)が満たされており、水7の中に燃料集合体(保管物)を収容するラック8(収容物)が配置されて保管される。ラック8は、ピット6の内壁面及び底面に直接固定されているものではないが、ラック8の外面には、水7の移動に対して抵抗となる抵抗板9が設けられており、地震等の振動により、ラック8が移動させられる場合には、水7に対する抵抗板9の抵抗力により、流体付加減衰力が発生し、振動による衝撃を緩和して、ピット6の内壁面及びラック8が受けるダメージを低減することができる。
図4は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラックに抵抗板9を設ける点では、参考実施例1と同じである。従って、参考実施例1と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図4に示すように、本実施例は、ラックに抵抗板9を設ける点では、参考実施例1と同じであるが、抵抗板9を設けるラックをラック群の最外周のラック10A、10Bに限定した点が異なる。具体的には、ラック群は、ラック5、10A、10Bが複数連結されて構成されており、ラック群の外周側のラック10A、10Bのみの外面に抵抗板9が設けられている。例えば、3列×3列からなるラック群の場合、中心のラック5を除いた他のラック10A、10Bの外面に抵抗板9を設けるようにしている。更に詳細に説明すると、外周側のラック10A、10Bにおいて、ピット6と対向する外面のみに、上方から見て該外面に垂直及び平行に抵抗板9が設けられている。
本実施例では、全てのラック8に抵抗板9を設ける参考実施例1と比較して、設置する抵抗板9の数を少なくすることができ、低コストで振動応答を低減することができる。
図5は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラックに抵抗板9を設ける点では、参考実施例1と同じである。従って、ここでも、参考実施例1と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例においても、ラック12Aが複数連結されてラック群が構成されており、全てのラック12Aにおいて、角柱状のラック12Aの各外面に、ラック12Aの長手方向に複数の抵抗板9が延設されている。ラック12Aの長手方向に延設された抵抗板9により、抵抗板9の面積がより広くなり、水7に対して大きな抵抗力を発生し、抵抗板9で水による流体付加減衰力をより多く受けて、より効果的に振動応答を低減することができる。
本実施例の場合、ラック12Aの4つの外面の各々に、上方から見て垂直に抵抗板9を設けると共に、隣り合うラック12A同士において、抵抗板9同士が互い違いになるように、抵抗板9を配置している。更に、ピット6の内壁面側へも、液体の移動に対して抵抗となる抵抗板11(他の抵抗板)を設けると共に、ピット6の内壁面に対向するラック12Aの抵抗板9に対して、互い違いになるように配置している。上記構成により、水7の移動の抵抗をより大きくして、水平方向の様々な方向からの振動応答を低減を可能とする。
図6は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット内壁面やラック同士で互い違いとなる抵抗板を設ける点では、参考実施例3と同じである。従って、参考実施例3と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施例は、ラック同士で互い違いに抵抗板9を設け、ピット6の内壁面側に、ラックの抵抗板9と互い違いとなる抵抗板11を設ける点では、参考実施例3と同じであるが、抵抗板9を設けるラックをラック群の最外周のラック12A、12Bに限定した点が異なる。具体的には、ラック群は、ラック5、12A、12Bが複数連結されて構成されており、ラック群の外周側のラック12A、12Bのみの外面に抵抗板9が互い違いに設けられている。詳細には、ラック12Aでは、上方から見てラック12Aの全ての外面に垂直に抵抗板9が設けられており、ラック12Bでは、ラック群の中心側の外面を除く他の外面に垂直な抵抗板9が設けられている。
図7は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図である。
本実施例は、流体の付加減衰効果を利用する点では、上記参考実施例1〜4と同じであるが、参考実施例1〜4のようにラック自体に抵抗板9を設けるものではない。具体的には、図7に示すように、水7に満たされたピット6内に複数のラック5を保管する保管構造において、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点が、参考実施例1〜4とは異なる。上記構成では、囲い面14に囲われたラック群は、ラック5の隙間に水7が満たされた1つの角柱とみなすことができ、囲い面14全面で水7の抵抗を受けることで、大きな流体付加減衰効果を得ることができ、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として振動応答を低減することができる。なお、ラック5と囲い面14の結合構造としては、結合部材を用いた剛構造結合でもよいし、互いに直接結合する直接結合でもよい。
図8は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図である。
参考実施例1〜5は、液体(水)中に保管される保管物の保管構造を示したものであるが、本実施例は、液体中に保管する場合に限らず、液体中に保管する必要がない場合も含めて、保管物を保管する保管構造において、振動応答を低減する構造である。具体的には、図8に示すように、ピット6の内壁面に、振動を検知して、略内壁面全面に膨らむエアーバッグ15を設けたものである。
図9は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図である。
本実施例も、参考実施例6と同様に、液体中に保管する場合に限らず、液体中に保管する必要がない場合も含めて、保管物を保管する保管構造において、振動応答を低減する構造としたものである。具体的には、図9に示すように、ピット6の内壁面全面に、柔構造物16を設けたものである。
図10は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
また、穴14aの大きさを変えることによって、流体付加減衰力を容易に変えることができるので、適宜必要に応じて所望の流体付加減衰力を容易に得ることができる。
図11は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14の代わりに囲い板20が設けられているという点で、参考実施例5と異なる。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
また、囲い板20の幅(図11において上下方向の長さ)を変える(すなわち、間隙部21の幅(図11において上下方向の長さ)を変える)ことによって、流体付加減衰力・流体付加質量を容易に変えることができるので、適宜必要に応じて所望の流体付加減衰力・流体付加質量を容易に得ることができる。
さらに、前述した参考実施例8のものよりも施工が容易となるので、製造コストの低減化を図ることができる。
図12は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図13は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図14は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図15は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
また、平板35の断面視形状は曲線をつなぎ合わせた滑らかな形状となっているので、流体付加質量を小さくすることができる。
図16は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
その他の作用効果は、前述した参考実施例12のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図17は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14または囲い板20を設けている点では、参考実施例5,8〜14と同じである。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
その他の作用効果は、前述した参考実施例5,8〜14のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図18は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の下端部に、ラック群全体を支持する土台(ベースプレート)41を設け、これらラック5の底面と土台41が結合されて一体となっている点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
また、土台41自体を質量の大きいもので作製した場合には、土台41の底面とピット6の底面との間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができる。
図19は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14(または囲い板20)を設けている点では、参考実施例5,8〜14と同じである。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図20は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の少なくとも一部のラック5(例えば、最外周に位置するラック5や、四隅に位置するラック5等、適宜必要に応じて選択されたラック5)の下端面に、ラック自動復帰機構(収容物自動復帰機構)50が設けられているとともに、同ラック5の下端部に、ラック拘束機構(収容物拘束機構)51が設けられている点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
凹部52,53はそれぞれ、その内面が球体54表面の曲率よりも大きな曲率を有する球面とされており、球体54は、ラック5の水平方向(横方向)への移動(例えば、地震等により横揺れが生じた場合等のラック5の水平方向への移動)にともなって、凹部53上を同じ方向に転がっていくようになっている(図20(b)参照)。
図21は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック5の下端面とピット6の床面6aとが接触するように構成されており、かつ、これらラック5の下端面およびピット6の床面6aに粗面部57が設けられている点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図22は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、球体54の代わりに、断面視略楕円形を有する円盤体54aを備えたラック自動復帰機構50aを具備している点で、前述した参考実施例17,18のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図23は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、今まで説明してきたラック群(ラック群全体が囲い面14または囲い板20で囲まれたものを含む)60が、一つのベースプレート61上に複数固定されているという点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図24は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群60が、ピット6内の床面6a上に置かれており、このピット6の内壁面全面に、平板62が設けられているという点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、平板62と床面6aとの間のすきまは平板62とラック60のすきまより小さいことが望ましい。
また、平板62を支持する梁の強度をピット6の内壁の強度より弱くしておけば、仮にラック群60が平板62に衝突したとしてもピット6の内壁面が損傷してしまうことを防止することができる。
図25は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6の内壁面全面に、前述した平板62が設けられているという点で、前述した実施例2のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
また、ベースプレート61と平板62のすきまは、ラック群60と平板62のすきまより小さくする方が望ましく、このようにラック群60と平板62の間のすきまを小さく設定することでより大きな流体付加減衰力を得ることができる。
さらに、平板62を支持する梁の強度をピット6の内壁の強度より弱くしておけば、仮にラック群60が平板62に衝突したとしてもピット6の内壁面が損傷してしまうことを防止することができる。
さらにまた、図25に示すように、ベースプレート61の最外周が、ラック群60の最外周よりも外方で、かつ、平板62の下方に位置するように構成されているので、ラック群60がベースプレート61ともに平板62に向かって移動した場合に、これらラック群60と平板62との間に存する流体の一部が、ベースプレート61の上面と平板62の下端面との間の狭い空間を通って平板62の背面側に流れ出るようになっているので、ラック群60およびベースプレート61が平板62に向かって移動する際に生じる水圧による抵抗を増やすことができて、より大きな流体付加減衰力を得ることができる。なお、ベースプレート61と平板62のすきまは、ラック60と平板62のすきまより小さいことが望ましい。
図26は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6の内壁面全面に設けられた柔構造物16の上端に張出部(庇部)63が設けられているという点で、前述した参考実施例20のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
その他の作用効果は、前述した参考実施例20のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図27は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6の内壁面全面に設けられた平板62の上端に張出部(庇部)63が設けられているという点で、前述した実施例3のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
その他の作用効果は、前述した実施例3のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図28は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6に置かれたラック群60の上端に張出部(庇部)63が設けられているという点で、前述した実施例3のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
その他の作用効果は、前述した実施例3のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図29は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ベースプレート61の各側面とピット6の内壁面との間に付勢部材(例えば、バネ等)64が設けられているという点で、前述した実施例2〜5のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、図29は実施例3に適用した例を示している。
また、ベースプレート61が柔構造物16(あるいはピット6の内壁面)に向かって移動した場合に、付勢手段64が抵抗体として働くようになっているので、ベースプレート61が柔構造物16(あるいはピット6の内壁面)に向かって移動する際に生じる抵抗を増やすことができる。
その他の作用効果は、前述した実施例2〜5のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
2 支持格子
3 燃料集合体
4 角管
5 燃料貯蔵用ラック(ラック:収容物)
5a アール部
6 ピット(保管容器)
6a 底面
7 水(流体)
8,10A,10B,12A,12B ラック
9,11 抵抗板
14 囲い面
14a 穴
15 エアーバッグ
16 柔構造物
20 囲い板
25,30,31,35,40 平板(抵抗板)
41,61 ベースプレート
45 底板
46 脚部
50 ラック自動復帰機構(収容物自動復帰機構)
50a ラック自動復帰機構(収容物自動復帰機構)
51 ラック拘束機構(収容物拘束機構)
57 粗面部
62 平板
63,64 張出部
65 付勢手段
Claims (7)
- 燃料棒を収容し、かつ、ピットに満たされた液体中に、前記ピットの内壁面や底面に固定されずに保管される燃料貯蔵用ラックが、複数連結されて一群をなす燃料貯蔵用ラック群であって、
当該燃料貯蔵用ラック群が、前記底面の上に移動可能に載置された一つのベースプレート上に、前記燃料貯蔵用ラックの各底面が結合されて、前記ベースプレートと一体となっているとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる抵抗板が、当該燃料貯蔵用ラック群の最外周を囲うとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる囲い面の外面および/または上方に設けられていることを特徴とする燃料貯蔵用ラック群。 - 前記囲い面に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の燃料貯蔵用ラック群。
- 前記抵抗板に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の燃料貯蔵用ラック群。
- 燃料棒を収容し、かつ、ピットに満たされた液体中に、前記ピットの内壁面や底面に固定されずに保管される燃料貯蔵用ラックが、複数連結されて一群をなす燃料貯蔵用ラック群であって、
当該燃料貯蔵用ラック群が、前記底面の上に移動可能に載置された一つのベースプレート上に、前記燃料貯蔵用ラックの各底面が結合されて、前記ベースプレートと一体となっているとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる抵抗板が、当該燃料貯蔵用ラック群の最外周を囲うとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる複数本の帯状の囲い板の外面および/または上方に設けられていることを特徴とする燃料貯蔵用ラック群。 - 前記囲い板に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項4に記載の燃料貯蔵用ラック群。
- 前記抵抗板に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項4に記載の燃料貯蔵用ラック群。
- 請求項1または請求項4に記載の前記ベースプレートと、請求項1または請求項4に記載の前記ピットの内壁面との間に、付勢手段が設けられていることを特徴とする燃料貯蔵設備。
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