JP5517656B2 - 燃料貯蔵用ラック群および燃料貯蔵設備 - Google Patents

燃料貯蔵用ラック群および燃料貯蔵設備 Download PDF

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Description

本発明は、保管物を保管する保管構造に関する。
保管物を保管する保管構造としては、例えば、原子炉で使用された使用済みの燃料棒を保管する燃料貯蔵用ラック、燃料貯蔵設備等がある。燃料貯蔵設備では、使用済みの燃料棒が支持格子により複数支持されて燃料集合体とされ、この燃料集合体が角管の燃料貯蔵用ラックに収容される。そして、燃料貯蔵用ラックは、所定間隔を保って垂直に設置され、燃料貯蔵設備の水中で冷却しつつ貯蔵される。燃料貯蔵用ラックとしては、ラック自体が燃料貯蔵設備の壁面や底面に固定されずに保管されるものもある(フリースタンディング構造)。
特開2002−116285号公報
上記フリースタンディング構造の燃料貯蔵用ラックでは、その底と燃料貯蔵設備の底面との間にすべり摩擦力が働いており、例えば、地震等による多少の振動は、このすべり摩擦力による減衰により緩和されている。ところが、大規模な地震が発生した場合には、すべり摩擦力による減衰のみでは十分でない場合も想定され、より大きな減衰負荷により、振動を緩和する構造が必要とされている。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、流体による大きな減衰負荷により、振動による衝撃を緩和する燃料貯蔵用ラック群および燃料貯蔵設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る燃料貯蔵用ラック群は、燃料棒を収容し、かつ、ピットに満たされた液体中に、前記ピットの内壁面や底面に固定されずに保管される燃料貯蔵用ラックが、複数連結されて一群をなす燃料貯蔵用ラック群であって、当該燃料貯蔵用ラック群が、前記底面の上に移動可能に載置された一つのベースプレート上に、前記燃料貯蔵用ラックの各底面が結合されて、前記ベースプレートと一体となっているとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる抵抗板が、当該燃料貯蔵用ラック群の最外周を囲うとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる囲い面の外面および/または上方に設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る燃料貯蔵用ラック群は、第1の発明に係る燃料貯蔵用ラック群において、前記囲い面に、複数の穴を設けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る燃料貯蔵用ラック群は、第1の発明に係る燃料貯蔵用ラック群において、前記抵抗板に、複数の穴を設けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る燃料貯蔵用ラック群は、燃料棒を収容し、かつ、ピットに満たされた液体中に、前記ピットの内壁面や底面に固定されずに保管される燃料貯蔵用ラックが、複数連結されて一群をなす燃料貯蔵用ラック群であって、当該燃料貯蔵用ラック群が、前記底面の上に移動可能に載置された一つのベースプレート上に、前記燃料貯蔵用ラックの各底面が結合されて、前記ベースプレートと一体となっているとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる抵抗板が、当該燃料貯蔵用ラック群の最外周を囲うとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる複数本の帯状の囲い板の外面および/または上方に設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る燃料貯蔵用ラック群は、第4の発明に係る燃料貯蔵用ラック群において、前記囲い面に、複数の穴を設けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る燃料貯蔵用ラック群は、第4の発明に係る燃料貯蔵用ラック群において、前記抵抗板に、複数の穴を設けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る燃料貯蔵設備は、前記ベースプレートと、前記ピットの内壁面との間に、付勢手段が設けられていることを特徴とする。
第1の発明または第4の発明によれば、燃料棒を収容する燃料貯蔵用ラック群の最外周に囲い面または囲い板を設けたので、液体に対する壁面の大きな減衰負荷により、振動による衝撃を緩和して、ピットの内壁面及び燃料貯蔵用ラックが受ける地震時におけるダメージを低減することができる。
また、ベースプレートの自重が保管容器の底面に付加されることとなるので、ベースプレートの底面と保管容器の底面との間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができる。
さらに、燃料貯蔵用ラックがピットの内壁面及び底面に固定されない状態、つまり、フリースタンディング状態でも、振動による衝撃を緩和して、ピットの内壁面及び燃料貯蔵用ラックが受ける地震時におけるダメージを低減することができる。
さらにまた、地震時においても、燃料棒への衝撃を低減して、燃料棒の保管を安全に行うことができる。
第7の発明によれば、ベースプレートを保管容器の床面上の所定位置に保持させるため付勢手段が取り付けられているので、例えば、地震等によってベースプレートが保管容器の内壁面の側に移動したとしても、付勢手段の復元力によりベースプレートを元の位置(所定位置)に原点復帰(自動復帰)させることができる。
燃料集合体及び角管を示す斜視図である。 燃料貯蔵用ラックを貯蔵する燃料貯蔵設備(ピット)を示す斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の一例(参考実施例1)を説明する図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例2)を説明する上面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例3)を説明する上面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例4)を説明する上面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例5)を説明する上面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例6)を説明する上面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例7)を説明する上面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例8)を説明する斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例9)を説明する斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例10)を説明する斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例11)を説明する斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例12)を説明する斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例13)を説明する斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例14)を説明する斜視図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例15)を説明する上面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(実施例1)を説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例16)を説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は要部拡大図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例17)を説明するための要部拡大図であって、(a)はラックが通常位置にある場合、(b)は地震等でラックが移動した場合を示している。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例18)を説明するための要部拡大図であって、(a)は粗面部の凹凸がやや鋭角的に形成されたものを示し、(b)は粗面部の凹凸がやや丸みをおびて形成されたものを示している。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例19)を説明するための要部拡大図であって、(a)はラックが通常位置にある場合、(b)は地震等でラックが移動した場合を示している。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(実施例2)を説明する縦断面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例20)を説明する為の図であって、(a)は縦断面図、(b)は平面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(実施例3)を説明する縦断面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(参考実施例21)を説明する縦断面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(実施例4)を説明する縦断面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(実施例5)を説明する縦断面図である。 本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例(実施例6)を説明する縦断面図である。
図1は、燃料集合体及び角管を示す斜視図であり、図2は、燃料貯蔵用ラックを貯蔵する燃料貯蔵設備(ピット)を示す斜視図である。
図1、図2に示すように、原子炉で使用された使用済みの複数の燃料棒1は、複数の格子状の支持格子2により支持されて燃料集合体3とされる。そして、燃料集合体3は角管4内に収容され、燃料貯蔵用ラック(以降、ラックと呼ぶ。)5として、内部に水7が満たされた燃料貯蔵設備(以降、ピットと呼ぶ。)6内に設置され、水7の中で使用済み燃料棒1の崩壊熱を除去して冷却されると共に、放射線を遮蔽して貯蔵される。ピット6内の複数のラック5は、ラック5の底がピット6の底に固定されないフリースタンディング構造により、所定間隔を保って、垂直設置される。又、ラック5同士は図示しない支持部材により、互いに連結されており、1つ又はいくつかの群を構成している。
本発明は、保管物を保管する保管構造、特に、フリースタンディング構造を用いた保管構造において、地震等による振動の衝撃を緩和する構造を設けるようにしたものである。参考実施例1〜5では、液体中に保管される保管物において、液体による流体付加減衰効果に着目し、流体付加減衰が得られる構造としたものであり、又、参考実施例6、7では、液体中に保管する必要がない場合においても、保管物が受ける衝撃を直接吸収する構造を設けたものである。以下、図1〜図9を参照して、本発明に係る保管構造を詳細に説明する。
[参考実施例1]
図3は、本発明に係る保管構造の実施形態の一例を説明する図であり、図3(a)は、ラック及びピットを上方から見た図、図3(b)は、ラックの斜視図である。
図3(a)に示すように、ピット6(保管容器)には水7(液体)が満たされており、水7の中に燃料集合体(保管物)を収容するラック8(収容物)が配置されて保管される。ラック8は、ピット6の内壁面及び底面に直接固定されているものではないが、ラック8の外面には、水7の移動に対して抵抗となる抵抗板9が設けられており、地震等の振動により、ラック8が移動させられる場合には、水7に対する抵抗板9の抵抗力により、流体付加減衰力が発生し、振動による衝撃を緩和して、ピット6の内壁面及びラック8が受けるダメージを低減することができる。
本実施例においては、ラック8が複数連結されてラック群(収容物群)が構成されている。全てのラック8には、図3(b)に示すように、角柱状のラック8の各外面に、ラック8の長手方向に複数の抵抗板9が延設されている。このように、ラック8の長手方向に抵抗板9を延設することで、抵抗板9の面積がより広くなり、水7に対して大きな抵抗力を発生することになる。そして、抵抗板9で水による流体付加減衰力をより多く受けて、より効果的に振動応答を低減することができる。この場合、隣り合うラック8と接触しない程度に、抵抗板9の幅を広く取るようにしてもよい。
抵抗板9は、抵抗板9による抵抗力を大きくしたい方向に垂直になるように、配置されており、上記構成とすることで、その方向に対する振動応答を確実に低減することができる。例えば、図3(b)に示すような角柱状のラック8の場合には、ラック8の4つの外面の各々に、上方から見て垂直に抵抗板9を設けるようにすることで、水平方向の様々な方向からの振動応答を低減することができる。又、鉛直方向からの振動応答を低減したい場合には、鉛直方向に対して垂直に、つまり、図3(b)において、水平方向に抵抗板を延設すればよい。
なお、本実施例では、角柱状のラック8の角部に抵抗板9を設けたが、必ずしもラック8の角部に設ける必要はなく、ラック8の外面であれば、どの部分でもよい。また、燃料棒を保管する場合、液体としては水が望ましいが、他のものを保管する場合には、水に限ることなく、例えば、流体抵抗の大きい(粘性の高い)油を用いてもよく、油中に保管するようにしてもよい。
[参考実施例2]
図4は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラックに抵抗板9を設ける点では、参考実施例1と同じである。従って、参考実施例1と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図4に示すように、本実施例は、ラックに抵抗板9を設ける点では、参考実施例1と同じであるが、抵抗板9を設けるラックをラック群の最外周のラック10A、10Bに限定した点が異なる。具体的には、ラック群は、ラック5、10A、10Bが複数連結されて構成されており、ラック群の外周側のラック10A、10Bのみの外面に抵抗板9が設けられている。例えば、3列×3列からなるラック群の場合、中心のラック5を除いた他のラック10A、10Bの外面に抵抗板9を設けるようにしている。更に詳細に説明すると、外周側のラック10A、10Bにおいて、ピット6と対向する外面のみに、上方から見て該外面に垂直及び平行に抵抗板9が設けられている。
本実施例においても、ラック10A、10Bの長手方向に抵抗板9が設けられており、抵抗板9の面積をできるだけ広くし、抵抗板9で水による流体付加減衰力をより多く受けて、より効果的に振動応答を低減できるようにしている。又、ラック群全体として、4方向の最外周面の各々に、上方から見て垂直に抵抗板9を設けるようにすることで、水平方向の様々な方向からの振動応答を低減することができる。
本実施例では、全てのラック8に抵抗板9を設ける参考実施例1と比較して、設置する抵抗板9の数を少なくすることができ、低コストで振動応答を低減することができる。
[参考実施例3]
図5は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラックに抵抗板9を設ける点では、参考実施例1と同じである。従って、ここでも、参考実施例1と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例においても、ラック12Aが複数連結されてラック群が構成されており、全てのラック12Aにおいて、角柱状のラック12Aの各外面に、ラック12Aの長手方向に複数の抵抗板9が延設されている。ラック12Aの長手方向に延設された抵抗板9により、抵抗板9の面積がより広くなり、水7に対して大きな抵抗力を発生し、抵抗板9で水による流体付加減衰力をより多く受けて、より効果的に振動応答を低減することができる。
本実施例の場合、ラック12Aの4つの外面の各々に、上方から見て垂直に抵抗板9を設けると共に、隣り合うラック12A同士において、抵抗板9同士が互い違いになるように、抵抗板9を配置している。更に、ピット6の内壁面側へも、液体の移動に対して抵抗となる抵抗板11(他の抵抗板)を設けると共に、ピット6の内壁面に対向するラック12Aの抵抗板9に対して、互い違いになるように配置している。上記構成により、水7の移動の抵抗をより大きくして、水平方向の様々な方向からの振動応答を低減を可能とする。
[参考実施例4]
図6は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット内壁面やラック同士で互い違いとなる抵抗板を設ける点では、参考実施例3と同じである。従って、参考実施例3と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施例は、ラック同士で互い違いに抵抗板9を設け、ピット6の内壁面側に、ラックの抵抗板9と互い違いとなる抵抗板11を設ける点では、参考実施例3と同じであるが、抵抗板9を設けるラックをラック群の最外周のラック12A、12Bに限定した点が異なる。具体的には、ラック群は、ラック5、12A、12Bが複数連結されて構成されており、ラック群の外周側のラック12A、12Bのみの外面に抵抗板9が互い違いに設けられている。詳細には、ラック12Aでは、上方から見てラック12Aの全ての外面に垂直に抵抗板9が設けられており、ラック12Bでは、ラック群の中心側の外面を除く他の外面に垂直な抵抗板9が設けられている。
本実施例においても、ラック12A、12Bの長手方向に抵抗板9が設けられており、抵抗板9の面積をできるだけ広くして、抵抗板9で水による流体付加減衰力をより多く受けて、より効果的に振動応答を低減できるようにしている。又、ラック群全体として、4方向の最外周面の各々に、上方から見て垂直に抵抗板9を設け、又、ピット6の内壁面に対向するラック12A、12Bの抵抗板9と互い違いになるように、ピット6の内壁面側に抵抗板11を設けるようにすることで、水平方向の様々な方向からの振動応答を低減することができる。
本実施例でも、全てのラック12Aに抵抗板9を設ける参考実施例3と比較して、設置する抵抗板9の数を少なくすることができ、低コストで振動応答を低減することができる。
[参考実施例5]
図7は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図である。
本実施例は、流体の付加減衰効果を利用する点では、上記参考実施例1〜4と同じであるが、参考実施例1〜4のようにラック自体に抵抗板9を設けるものではない。具体的には、図7に示すように、水7に満たされたピット6内に複数のラック5を保管する保管構造において、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点が、参考実施例1〜4とは異なる。上記構成では、囲い面14に囲われたラック群は、ラック5の隙間に水7が満たされた1つの角柱とみなすことができ、囲い面14全面で水7の抵抗を受けることで、大きな流体付加減衰効果を得ることができ、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として振動応答を低減することができる。なお、ラック5と囲い面14の結合構造としては、結合部材を用いた剛構造結合でもよいし、互いに直接結合する直接結合でもよい。
[参考実施例6]
図8は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図である。
参考実施例1〜5は、液体(水)中に保管される保管物の保管構造を示したものであるが、本実施例は、液体中に保管する場合に限らず、液体中に保管する必要がない場合も含めて、保管物を保管する保管構造において、振動応答を低減する構造である。具体的には、図8に示すように、ピット6の内壁面に、振動を検知して、略内壁面全面に膨らむエアーバッグ15を設けたものである。
エアーバッグ15は、ゴム等により形成されており、所定レベル以上の振動を加速度計等により検知すると、エアーバッグ15が膨らみ、ラック5と接触するように構成されている。上記構成のエアーバッグ15により、ラック5の振動を吸収、抑制し、衝突の際のラック5の衝撃を受けて、ラック5の衝撃のダメージを吸収するようにしている。
[参考実施例7]
図9は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図である。
本実施例も、参考実施例6と同様に、液体中に保管する場合に限らず、液体中に保管する必要がない場合も含めて、保管物を保管する保管構造において、振動応答を低減する構造としたものである。具体的には、図9に示すように、ピット6の内壁面全面に、柔構造物16を設けたものである。
柔構造物16は、例えば、アルミニウム、望ましくはアルミニウムよりヤング率の低い材料により形成されており、ピット6の内壁面全面を柔構造物16で覆うことで、衝突の際のラック5の衝撃を受け、柔構造物16が変形することで、ラック5の衝撃のダメージを吸収するようにしている。
[参考実施例8]
図10は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図10に示すように、本実施例では、囲い面14に複数個の穴(例えば、図10に示すような丸い穴)14aが形成されており、ピット6内の水7が、これら穴14aを通ってラック5とラック5との間に形成された空間(間隙)内に、自由に行き来することができるようになっている。
本実施例によれば、ピット6内の水7が、囲い面14に形成された複数個の穴14aから囲い面14の内側に流入したり、囲い面14の内側から外側に流出したりできるようになっているので、前述した参考実施例5より小さい流体付加質量となり、囲い板14全面で水7の抵抗を受けることで大きな流体付加減衰力を得ることができる。
また、穴14aの大きさを変えることによって、流体付加減衰力を容易に変えることができるので、適宜必要に応じて所望の流体付加減衰力を容易に得ることができる。
[参考実施例9]
図11は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14の代わりに囲い板20が設けられているという点で、参考実施例5と異なる。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施例では、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に沿って、複数本(本実施例では四本)の帯状の囲い板20が設けられており、囲い板20と囲い板20との間には、間隙部21が形成されるようになっている。そして、ピット6内の水7は、ラック5とラック5との間に位置する間隙部21を通ってラック5とラック5との間に形成された空間内に、自由に行き来することができるようになっている。
本実施例によれば、ピット6内の水7が、ラック5とラック5との間に位置する隙間部21から囲い板20の内側に流入したり、囲い板20の内側から外側に流出したりできるようになっているので、前述した参考実施例5より小さい流体付加質量となり、囲い板20全面で水7の抵抗を受けることで大きな流体付加減衰力を得ることができる。
また、囲い板20の幅(図11において上下方向の長さ)を変える(すなわち、間隙部21の幅(図11において上下方向の長さ)を変える)ことによって、流体付加減衰力・流体付加質量を容易に変えることができるので、適宜必要に応じて所望の流体付加減衰力・流体付加質量を容易に得ることができる。
さらに、前述した参考実施例8のものよりも施工が容易となるので、製造コストの低減化を図ることができる。
[参考実施例10]
図12は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示すように、本実施例では、囲い面14で囲われたラック群を構成する複数のラック5の上方に、例えば、平面視十字形を呈する平板(抵抗板)25が鉛直方向に沿って設けられており、ピット6内を水平方向に移動する水7が、この平板25の表面に衝突するようになっている。
本実施例によれば、ピット6内を水平方向に移動する水7が、囲い面14の表面に衝突するとともに、平板25の表面にも衝突するようになっているので、前述した参考実施例5のものよりも大きな流体付加減衰力を得ることができる。
[参考実施例11]
図13は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図13に示すように、本実施例では、囲い面14の側面に、例えば、平面視山形を呈する平板(抵抗板)30が水平方向外側に向かって設けられており、ピット6内を水平方向に移動する水7が、この平板30の表面に沿って流れるようになっていて、このとき、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として鉛直下方(すなわち、ピット6の底面(床面)の方)に押し付けられるようになっている。
本実施例によれば、ピット6内を水平方向に移動する水7が、平板30の表面に沿って流れる際に、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として鉛直下方に押し付けられることとなるので、ラック群及び囲い面14の底面とピット6の底面との間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができて、前述した参考実施例5のものよりも大きな流体付加減衰力を得ることができる。
[参考実施例12]
図14は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図14に示すように、本実施例では、囲い面14の側面に、例えば、平面視山形を呈する平板30と、平面視一字形を呈する平板(抵抗板)31とが水平方向外側に向かって設けられている。平板31は、平板30の表面に沿って斜め上方に流れる水7が、上方へ容易に逃げてしまわないようにするためのものであり、これにより、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として鉛直下方(すなわち、ピット6の底面(床面)の方)により強い力(参考実施例11のものよりも強い力)で押し付けられるようになっている。
本実施例によれば、平板30の表面に沿って流れる水7が、上方へ容易に逃げてしまわないようになっており、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として鉛直下方により強い力で押し付けられることとなるので、ラック群及び囲い面14の底面とピット6の底面との間に生じる摩擦による抵抗をより増やすことができて、前述した参考実施例11のものよりも大きな流体付加減衰力を得ることができる。
[参考実施例13]
図15は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図15に示すように、本実施例では、囲い面14の側面に、例えば、平面視波形を呈する平板(抵抗板)35が水平方向外側に向かって設けられており、ピット6内を水平方向に移動する水7が、この平板35の表面に沿って流れるようになっていて、このとき、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として鉛直下方(すなわち、ピット6の底面(床面)の方)に押し付けられるようになっている。
本実施例によれば、ピット6内を水平方向に移動する水7が、平板35の表面に沿って流れる際に、ラック群及び囲い面14が一体となって、全体として鉛直下方に押し付けられることとなるので、ラック群及び囲い面14の底面とピット6の底面との間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができて、前述した参考実施例5のものよりも大きな流体付加減衰力を得ることができる。
また、平板35の断面視形状は曲線をつなぎ合わせた滑らかな形状となっているので、流体付加質量を小さくすることができる。
[参考実施例14]
図16は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14を設け、ラック5の最外周面と囲い面14が結合されて一体となっている点では、参考実施例5と同じである。従って、参考実施例5と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図16に示すように、本実施例では、囲い面14の側面に、例えば、平面視山形を呈する平板30と、平面視一字形を呈する平板31と、平板30の頂点および平板31の中間点を連結する平面視一字形を呈する平板(抵抗板)40とが水平方向外側に向かって設けられている。平板31は、平板30の表面に沿って斜め上方に流れる水7が、上方へ容易に逃げてしまわないようにするためのものであり、平板40は、平板30,31の表面に沿って流れてきた水7が、その表面に衝突するように配置されている。
本実施例によれば、平板30,31の表面に沿って流れてきた水7は、平板40の表面に衝突するとともに、この平板40によって堰き止められるようになっているので、より大きな流体付加減衰力を得ることができる。
その他の作用効果は、前述した参考実施例12のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
[参考実施例15]
図17は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14または囲い板20を設けている点では、参考実施例5,8〜14と同じである。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図17に示すように、本実施例では、最外周に位置するラック5の、囲い面14または囲い板20と対向する側の面にアール部(丸み部)5aが設けられており、ラック5の最外周に沿って、ピット6内の水7がよりスムースに流れるようになっている。
本実施例によれば、囲い面14内または囲い板20内の水7が、少ない抵抗でより円滑に移動できるようになっているので、流体付加質量を小さくすることができる。
その他の作用効果は、前述した参考実施例5,8〜14のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
[実施例1]
図18は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の下端部に、ラック群全体を支持する土台(ベースプレート)41を設け、これらラック5の底面と土台41が結合されて一体となっている点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図18(a)および図18(b)に示すように、本実施例では、ラック群を構成する複数のラック5の下端部が、土台41に固定されているとともに、これらラック5の中央部および上端部では、ピット6内の水7が、ラック5とラック5との間に形成された空間(間隙)内に、自由に行き来することができるようになっている。
本実施例によれば、ピット6内を移動する水7の抵抗となる、囲い面14または囲い板20といったものがないので、流体付加質量をさらに小さくすることができる。
また、土台41自体を質量の大きいもので作製した場合には、土台41の底面とピット6の底面との間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができる。
[参考実施例16]
図19は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の最外周に、ラック群全体を囲う囲い面14(または囲い板20)を設けている点では、参考実施例5,8〜14と同じである。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図19(a)に示すように、本実施例では、囲い面14(または囲い板20)の最下端を連結するように(すなわち、ラック群を構成する複数のラック5の底面を支持するように)底板45が設けられているとともに、この底板45の下面には、複数(本実施例では四個)の脚部46が設けられている。図19(b)に示すように、脚部46はそれぞれ、底板45の下面から鉛直下方に延びる棒状の本体部47と、この本体部47の下端面に設けられたフランジ部48とを有している。そして、フランジ部48には、等間隔(本実施例では90度間隔)に複数個(本実施例では四個)の丸穴48aが形成されており、この丸穴48a内からは、ピット6の床面から鉛直上方に延びる棒状の突起49が突出するように構成されている。また、丸穴48aの内径は、突起49の外径よりも大きく、丸穴48aと突起49との間に所定の隙間ができるようになっている。その結果、フランジ部48は、その隙間分だけピット6の床面に対して移動可能となっており、このとき、フランジ部48の底面とピット6の底面との間に摩擦が生じるようになっている。
本実施例によれば、丸穴48aの内壁面と突起49の外壁面とが接触して、フランジ部48の動きが拘束(制限)されるまでは、フランジ部48の底面とピット6の底面との間に摩擦による抵抗が生じるようになっており、丸穴48aの内壁面と突起49の外壁面とが接触した後は、フランジ部48の動きが拘束(制限)されて、それ以上は移動しないようになっている。すなわち、フランジ部48は、所定の距離(丸穴48aと突起49との間に設けられた隙間分)だけピット6の床面に対して移動可能となっており、所定の距離以上は移動できないようになっている。
[参考実施例17]
図20は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群を構成する複数のラック5の少なくとも一部のラック5(例えば、最外周に位置するラック5や、四隅に位置するラック5等、適宜必要に応じて選択されたラック5)の下端面に、ラック自動復帰機構(収容物自動復帰機構)50が設けられているとともに、同ラック5の下端部に、ラック拘束機構(収容物拘束機構)51が設けられている点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図20に示すように、ラック自動復帰機構50は、ラック5の下端面に形成された凹部52と、ピット6の床面6aに形成された凹部53と、これら凹部52,53内に収められた(例えば、鉄製の)球体54とを備えている。
凹部52,53はそれぞれ、その内面が球体54表面の曲率よりも大きな曲率を有する球面とされており、球体54は、ラック5の水平方向(横方向)への移動(例えば、地震等により横揺れが生じた場合等のラック5の水平方向への移動)にともなって、凹部53上を同じ方向に転がっていくようになっている(図20(b)参照)。
一方、ラック拘束機構51は、ピット6の床面6aから鉛直上方に延びる複数本(例えば、二本)の支柱55と、これら支柱55に沿って移動するとともに、凹部52,53内から外に球体54が飛び出さないようにラック5の鉛直上方への動きを拘束(制限)し、かつ、ラック5の水平方向への動きを拘束(制限)する格子56とを備えている。
本実施例によれば、ラック自動復帰機構50により、ラック5および球体54は図20(a)の状態を維持しようとする(に戻ろうとする)ので、ラック5が水平方向に移動したとしても(例えば、図20(b)の状態に移動したとしても)図20(a)の状態に自動復帰するようになっている。
[参考実施例18]
図21は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック5の下端面とピット6の床面6aとが接触するように構成されており、かつ、これらラック5の下端面およびピット6の床面6aに粗面部57が設けられている点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
粗面部57は、ラック5の下端面とピット6の床面6aとの摩擦による抵抗をより増大させるためのものであり、例えば、100番の紙ヤスリと同程度の粗さを有する面であって、ラック5の下端面の凹部52が形成されていない部分(図20において平坦な部分)と、この部分と対向するピット6の床面6aとにそれぞれ設けられている。
本実施例によれば、ラック5の下端面とピット6の床面6aとが、粗面部57を介して接触することとなるので、ラック5の下端面とピット6の床面6aとの摩擦による抵抗を前述した実施例のものよりも増大させることができる。
[参考実施例19]
図22は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、球体54の代わりに、断面視略楕円形を有する円盤体54aを備えたラック自動復帰機構50aを具備している点で、前述した参考実施例17,18のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、ラック5の凹部52と床面6aの凹部53との間に、前述した球体54と曲率や半径の異なる円盤体54aが配置されることとなるので、ラック自動復帰機構50aの固有周期やバネ定数を、適宜所望の数値に変更(調整)することができる。
[実施例2]
図23は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、今まで説明してきたラック群(ラック群全体が囲い面14または囲い板20で囲まれたものを含む)60が、一つのベースプレート61上に複数固定されているという点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、複数のラック群60とベースプレート61とが一緒に(一体に)移動するようになっており、複数のラック群60の質量とベースプレート61の質量とがピット6の床面6aに直接加わるようになっているので、ベースプレート61の底面とピット6の底面6aとの間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができる。
[参考実施例20]
図24は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ラック群60が、ピット6内の床面6a上に置かれており、このピット6の内壁面全面に、平板62が設けられているという点で、前述した実施例のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、平板62と床面6aとの間のすきまは平板62とラック60のすきまより小さいことが望ましい。
本実施例によれば、ラック群60と平板62の間のすきまを小さく設定することでより大きな流体付加減衰力を得ることができる。
また、平板62を支持する梁の強度をピット6の内壁の強度より弱くしておけば、仮にラック群60が平板62に衝突したとしてもピット6の内壁面が損傷してしまうことを防止することができる。
[実施例3]
図25は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6の内壁面全面に、前述した平板62が設けられているという点で、前述した実施例2のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、複数のラック群60とベースプレート61とが一緒に(一体に)移動するようになっており、複数のラック群60の質量とベースプレート61の質量とがピット6の床面6aに直接加わるようになっているので、ベースプレート61の底面とピット6の底面6aとの間に生じる摩擦による抵抗を増やすことができる。
また、ベースプレート61と平板62のすきまは、ラック群60と平板62のすきまより小さくする方が望ましく、このようにラック群60と平板62の間のすきまを小さく設定することでより大きな流体付加減衰力を得ることができる。
さらに、平板62を支持する梁の強度をピット6の内壁の強度より弱くしておけば、仮にラック群60が平板62に衝突したとしてもピット6の内壁面が損傷してしまうことを防止することができる。
さらにまた、図25に示すように、ベースプレート61の最外周が、ラック群60の最外周よりも外方で、かつ、平板62の下方に位置するように構成されているので、ラック群60がベースプレート61ともに平板62に向かって移動した場合に、これらラック群60と平板62との間に存する流体の一部が、ベースプレート61の上面と平板62の下端面との間の狭い空間を通って平板62の背面側に流れ出るようになっているので、ラック群60およびベースプレート61が平板62に向かって移動する際に生じる水圧による抵抗を増やすことができて、より大きな流体付加減衰力を得ることができる。なお、ベースプレート61と平板62のすきまは、ラック60と平板62のすきまより小さいことが望ましい。
[参考実施例21]
図26は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6の内壁面全面に設けられた柔構造物16の上端に張出部(庇部)63が設けられているという点で、前述した参考実施例20のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
張出部63は、平板62の上端からピット6の内壁面と対向するラック群60の最外周部の上方に向かって略水平に延びる板状の部材であり、その下面がラック群60の上面から所定距離離間するように設けられている。この距離はラック60と平板62のすきまより小さいことが望ましい。
流体付加減衰力は、ラック群60が平板62に向かって移動した場合に、これらラック群60と平板62との間に存する水7がラック群60の周囲を流れることで生じる圧力差により生じる。しかし、この際、ラック群60の上方から流体が逃げる量が多ければ、大きな流体付加減衰力を得ることはできない。そこで、ラック群60の上面と張出部63の下面との間に平板62とラック群60のすきまより狭いすきまを作り、上方中央部に流れ出る量を減らすことで、より大きな流体付加減衰力を得ることができる。
その他の作用効果は、前述した参考実施例20のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
[実施例4]
図27は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6の内壁面全面に設けられた平板62の上端に張出部(庇部)63が設けられているという点で、前述した実施例3のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
張出部63は、平板62の上端からピット6の内壁面と対向するラック群60の最外周部の上方に向かって略水平に延びる板状の部材であり、その下面がラック群60の上面から所定距離離間するように設けられている。
本実施例によれば、ラック群60が柔構造物16に向かって移動した場合に、これらラック群60と柔構造物16との間に存する水7の一部が、ラック群60の上面と張出部62の下面との間の狭い空間を通ってラック群60の上方中央部に流れ出るようになっているので、ラック群60が柔構造物16に向かって移動する際に生じる水圧による抵抗を増やすことができて、より大きな流体付加減衰力を得ることができる。
その他の作用効果は、前述した実施例3のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
[実施例5]
図28は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ピット6に置かれたラック群60の上端に張出部(庇部)63が設けられているという点で、前述した実施例3のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
張出部63は、ラック群60の最外周部の上端から柔構造物16の上方に向かって略水平に延びる板状の部材であり、その下面が柔構造物16の上面から所定距離離間するように設けられている。
本実施例によれば、ラック群60が柔構造物16に向かって移動した場合に、これらラック群60と柔構造物16との間に存する水7の一部が、張出部63の下面と柔構造物16の上面の間の狭い空間を通ってピット6の内壁面の側に流れ出るようになっているので、ラック群60が柔構造物16に向かって移動する際に生じる水圧による抵抗を増やすことができて、より大きな流体付加減衰力を得ることができる。
その他の作用効果は、前述した実施例3のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
[実施例6]
図29は、本発明に係る保管構造の実施形態の他の一例を説明する図であり、ベースプレート61の各側面とピット6の内壁面との間に付勢部材(例えば、バネ等)64が設けられているという点で、前述した実施例2〜5のものと異なる。従って、これら実施例と同等の構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、図29は実施例3に適用した例を示している。
付勢部材64は、ベースプレート61を床面6a上の所定位置に保持させるためのものであり、例えば、地震等によってベースプレート61がピット6の内壁面の側に移動したとしても、付勢手段64の復元力によりベースプレート61が元の位置(所定位置)に原点復帰(自動復帰)するようになっている。
また、ベースプレート61が柔構造物16(あるいはピット6の内壁面)に向かって移動した場合に、付勢手段64が抵抗体として働くようになっているので、ベースプレート61が柔構造物16(あるいはピット6の内壁面)に向かって移動する際に生じる抵抗を増やすことができる。
その他の作用効果は、前述した実施例2〜5のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
上記実施例1〜6および参考実施例1〜21においては、燃料棒を保管する燃料貯蔵設備(ピット)を一例として説明を行ったが、本発明は、燃料棒を保管する燃料貯蔵設備に限らず、他の保管設備にも適用できるものである。
1 燃料棒
2 支持格子
3 燃料集合体
4 角管
5 燃料貯蔵用ラック(ラック:収容物)
5a アール部
6 ピット(保管容器)
6a 底面
7 水(流体)
8,10A,10B,12A,12B ラック
9,11 抵抗板
14 囲い面
14a 穴
15 エアーバッグ
16 柔構造物
20 囲い板
25,30,31,35,40 平板(抵抗板)
41,61 ベースプレート
45 底板
46 脚部
50 ラック自動復帰機構(収容物自動復帰機構)
50a ラック自動復帰機構(収容物自動復帰機構)
51 ラック拘束機構(収容物拘束機構)
57 粗面部
62 平板
63,64 張出部
65 付勢手段

Claims (7)

  1. 燃料棒を収容し、かつ、ピットに満たされた液体中に、前記ピットの内壁面や底面に固定されずに保管される燃料貯蔵用ラックが、複数連結されて一群をなす燃料貯蔵用ラック群であって、
    当該燃料貯蔵用ラック群が、前記底面の上に移動可能に載置された一つのベースプレート上に、前記燃料貯蔵用ラックの各底面が結合されて、前記ベースプレートと一体となっているとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる抵抗板が、当該燃料貯蔵用ラック群の最外周を囲うとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる囲い面の外面および/または上方に設けられていることを特徴とする燃料貯蔵用ラック群。
  2. 前記囲い面に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の燃料貯蔵用ラック群。
  3. 前記抵抗板に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の燃料貯蔵用ラック群。
  4. 燃料棒を収容し、かつ、ピットに満たされた液体中に、前記ピットの内壁面や底面に固定されずに保管される燃料貯蔵用ラックが、複数連結されて一群をなす燃料貯蔵用ラック群であって、
    当該燃料貯蔵用ラック群が、前記底面の上に移動可能に載置された一つのベースプレート上に、前記燃料貯蔵用ラックの各底面が結合されて、前記ベースプレートと一体となっているとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる抵抗板が、当該燃料貯蔵用ラック群の最外周を囲うとともに、当該燃料貯蔵用ラック群の水平方向への振動応答を低減させる複数本の帯状の囲い板の外面および/または上方に設けられていることを特徴とする燃料貯蔵用ラック群。
  5. 前記囲い板に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項4に記載の燃料貯蔵用ラック群。
  6. 前記抵抗板に、複数の穴を設けたことを特徴とする請求項4に記載の燃料貯蔵用ラック群。
  7. 請求項1または請求項4に記載の前記ベースプレートと、請求項1または請求項4に記載の前記ピットの内壁面との間に、付勢手段が設けられていることを特徴とする燃料貯蔵設備。
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