JP5517381B1 - 揺らぎ吸収装置、通信装置、及び制御プログラム - Google Patents

揺らぎ吸収装置、通信装置、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】正確な揺らぎ時間に基づいてバッファのデータ蓄積容量を動的に変動させる。
【解決手段】パケットを一時的に蓄積するバッファ22と、パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部24と、パルスに基づいて、パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出部(25)と、揺らぎ時間導出部(25)により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定部(25)と、最大揺らぎ時間に基づいて、バッファ22のデータ蓄積容量を設定する設定部(25)と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、パケットの遅延時間の揺らぎを吸収する揺らぎ吸収装置、通信装置、及び制御プログラムに関する。
パケット通信システムは、音声データや画像データといったマルチメディアデータをパケット化して伝送する通信装置を備えている。このパケット通信システムにおいては、通信装置がインターネット網などの通信ネットワークを通じてパケットの伝送を行う場合、伝送経路や通信ネットワークの輻輳状態によってパケットの遅延時間の揺らぎが生じる。これによって、パケットの抜けや重複などが発生し、品質(音質、画質)の劣化を招く。これを防止するために、受信側の通信装置には、受信したパケットを一時的に蓄積するバッファが設けられる。このようにバッファにおいてパケットが一時的に蓄積されることにより、パケットの遅延時間の揺らぎが吸収される。
下記特許文献1には、パケットの遅延時間の揺らぎ量に応じてバッファのデータ蓄積容量(バッファ時間)を動的に変動させる通信装置が開示されている。この通信装置は、パケットに付加されている送信時刻と、パケットを受信した受信時刻とに基づいて、パケットの遅延時間の揺らぎ量を算出している。
特許第3397191号公報
このように、通信装置がパケットに付加されている送信時刻とパケットを受信した受信時刻とに基づいて揺らぎ量を算出する場合、送信側の通信装置と受信側の通信装置との間で内部時計の時刻を正確に合わせておく必要がある。しかし、通信装置の内部時計の時刻は必ずしも正確ではない。従って、送信側の通信装置と受信側の通信装置との間で時刻のずれが生じた場合、通信装置が正確な揺らぎ量を取得することができなくなる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、正確な揺らぎ時間に基づいてバッファのデータ蓄積容量を動的に変動させることができる揺らぎ吸収装置、通信装置、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、パケットを一時的に蓄積するバッファと、パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部と、パルスに基づいて、パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出部と、揺らぎ時間導出部により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定部と、最大揺らぎ時間に基づいて、バッファのデータ蓄積容量を設定する設定部と、を備え、バッファは、一方の伝送路で伝送された第1パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、他方の伝送路で伝送された第1パケットと同内容の第2パケットを一時的に蓄積する第2バッファとを有し、第1パケットと第2パケットとの受信タイミングの時間差を検出する時間差検出部と、時間差検出部により時間差が検出された場合に、第1バッファ又は第2バッファに蓄積されるパケット数を変更して両バッファのパケット数を一致させる変更部と、を備えることを特徴とする揺らぎ吸収装置が提供される。このような構成によれば、両伝送路の遅延時間の違いに基づくパケットの受信タイミングの時間差を吸収することができる。
また、本発明では、揺らぎ時間導出部は、パルス発生タイミングからパケットの受信タイミングまでの時間を測定し、測定した時間に基づいて揺らぎ時間を導出するように構成されてもよい。このような構成によれば、送信側と受信側の装置との間で時刻を正確に同期させることなく、正確な揺らぎ時間を導出することができる。
また、本発明は、伝送路におけるパケットの遅延時間を導出する遅延時間導出部を備え、設定部は、最大揺らぎ時間と遅延時間とに基づいて、バッファのデータ蓄積容量を設定するように構成されてもよい。このような構成によれば、最大揺らぎ時間(揺らぎ時間の最大幅)だけでなく伝送路における遅延時間も参照して、バッファにデータ蓄積容量を設定することができる。従って、突発的な遅延時間の揺らぎに対しても対応させることができる。
また、本発明は、最大揺らぎ時間推定部は、複数の揺らぎ時間の標準偏差を算出し、算出した標準偏差に基づいて最大揺らぎ時間を推定するように構成されてもよい。このような構成によれば、最大揺らぎ時間の中に複数の揺らぎ時間のほぼすべてが入るようになり、バッファのオーバーランやアンダーランが発生する可能性が低減される。
また、本発明は、時間差検出部は、パケットに付加されているタイムスタンプに基づいて時間差を検出するように構成されてもよい。このような構成によれば、既存の構成を用いて時間差を検出することができる。
また、本発明は、変更部は、第1バッファ又は第2バッファに蓄積されるパケット数を変更するときにデータ補間処理を実行するように構成されてもよい。このような構成によれば、データの切り換えを行った場合にノイズなどの影響が軽減される。
また、本発明は、パケットを送受信する送受信部と、送受信部により受信されたパケットを一時的に蓄積するバッファと、パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部と、パルスに基づいて、パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出部と、揺らぎ時間導出部により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定部と、最大揺らぎ時間に基づいて、バッファのデータ蓄積容量を設定する設定部と、を備え、バッファは、一方の伝送路で伝送された第1パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、他方の伝送路で伝送された第1パケットと同内容の第2パケットを一時的に蓄積する第2バッファとを有し、第1パケットと第2パケットとの受信タイミングの時間差を検出する時間差検出部と、時間差検出部により時間差が検出された場合に、第1バッファ又は第2バッファに蓄積されるパケット数を変更して両バッファのパケット数を一致させる変更部と、を備えることを特徴とする通信装置が提供される。このような構成によれば、両伝送路の遅延時間の違いに基づくパケットの受信タイミングの時間差を吸収することができる。
また、本発明は、パケットを一時的に蓄積するバッファと、パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部と、を備え、バッファは、一方の伝送路で伝送された第1パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、他方の伝送路で伝送された第1パケットと同内容の第2パケットを一時的に蓄積する第2バッファとを有する通信装置の制御装置に、パルスに基づいて、パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出処理と、揺らぎ時間導出処理により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定処理と、最大揺らぎ時間に基づいて、バッファのデータ蓄積容量を設定する設定処理と、を実行させ、第1パケットと第2パケットとの受信タイミングの時間差を検出する時間差検出処理と、時間差検出処理により時間差が検出された場合に、第1バッファ又は第2バッファに蓄積されるパケット数を変更して両バッファのパケット数を一致させる変更処理と、を実行させることを特徴とする制御プログラムが提供される。
本発明によれば、正確な揺らぎ時間に基づいてバッファのデータ蓄積容量を動的に変動させることができる。
録音配信システムの構成を示す構成図である。 第1実施形態に係るオーディオIP変換装置の構成を示すブロック図である。 伝送路におけるパケットの遅延時間を説明するための図である。 第1実施形態に係るバッファ設定処理を示すフローチャートである。 絶対遅延時間を説明するための図である。 揺らぎ時間の測定原理を説明するための図である。 伝送路の冗長構成を示す図である。 第2実施形態に係るオーディオIP変換装置の構成を示すブロック図である。 データサンプルの間引き及び挿入を説明するための図である。 第2実施形態に係るバッファ変更処理を示すフローチャートである。 データ補間を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現することがある。
<第1実施形態>
図1は、録音配信システムの構成を示す構成図である。図1に示す録音配信システムSYSは、音声を録音し、録音した音声データをリアルタイムにユーザに配信するシステムである。この録音配信システムSYSは、図1に示すように、マイクプリアンプ1A、オーディオIP変換装置(通信装置)1B、オーディオIP変換装置(揺らぎ吸収装置、通信装置)2A、編集機器2B、及び配信サーバ3を備えている。録音配信システムSYSの構成のうち、通信装置としてのオーディオIP変換装置1B及びオーディオIP変換装置2Aがパケット通信システムを構成する。このパケット通信システムは、オーディオIP変換装置1BとオーディオIP変換装置2Aとの間でパケットの双方向伝送が実行可能なシステムである。
図1に示す例では、マイクプリアンプ1A及びオーディオIP変換装置1Bは、コンサート会場1に設けられる。ただし、コンサート会場1は一例であって、ライブハウス、クラブ等の場所であってもよい。マイクプリアンプ1Aは、マイクロフォンを制御するとともに、マイクロフォンが集音した信号をMADI(Multichannel Audio Digital Interface)フォーマットに変換する装置である。なお、マイクプリアンプ1Aは、マイクロフォンで集音した信号に限らず、音源の信号をMADIフォーマットに変換してもよい。ここで、MADIは、多チャンネルのデジタルオーディオのインターフェース規格である。このMADIは、デジタルオーディオ機器で使用されているAES/EBU信号を束ねて最大64チャンネルのオーディオ信号を1本のケーブル(光ファイバー又は同軸ケーブル)で伝送することができる。マイクプリアンプ1Aは、ケーブルでオーディオIP変換装置1Bと接続され、MADIフォーマットのオーディオ信号をオーディオIP変換装置1Bに出力する。
オーディオIP変換装置1Bは、MADIフォーマットのオーディオ信号の音声データを、インターネット網などのIPネットワークで伝送可能なIPパケットのデータ(以下、パケットという。)に変換する装置である。このオーディオIP変換装置1Bは、パケットを送受信する通信装置として機能する。オーディオIP変換装置1Bは、変換したパケットをIPネットワークである通信ネットワーク100を介してオーディオIP変換装置2Aに送信する。なお、マイクプリアンプ1AとオーディオIP変換装置1Bを接続するケーブルは2000mまでオーディオ信号を伝送可能であるため、オーディオIP変換装置1Bはコンサート会場1の外に設置されてもよい。
図1に示す例では、オーディオIP変換装置2A及び編集機器2Bは、編集スタジオ2に設けられる。ただし、編集スタジオ2は一例であって、編集スタジオ2以外の場所であってもよい。オーディオIP変換装置2Aは、通信ネットワーク100と接続されるとともに、ケーブルで編集機器2Bと接続されている。このオーディオIP変換装置2Aは、オーディオIP変換装置1Bから送信されたパケットをMADIフォーマットのオーディオ信号の音声データに変換し、変換した音声データをケーブルを介して編集機器2Bに出力する。また、オーディオIP変換装置2Aは、編集機器2Bから出力されたMADIフォーマットのオーディオ信号の音声データをパケットに変換し、変換したパケットを通信ネットワーク100を介して配信サーバ3に送信(アップロード)する。このオーディオIP変換装置2Aは、パケットを送受信する通信装置として機能する。
編集機器2Bは、オーディオIP変換装置2Aから出力されたMADIフォーマットのオーディオ信号を入力し、入力したオーディオ信号の音声データを編集する装置である。この編集機器2Bは、編集した音声データをケーブルを介してオーディオIP変換装置2Aに出力する。
配信サーバ3は、ユーザ端末4からの配信要求に応じて、音声データをユーザ端末4に配信するサーバである。配信サーバ3は、オーディオIP変換装置2Aから送信されたパケットを受信し、受信したパケットを音声データに変換して配信サーバ3内の記憶部に記憶する。また、配信サーバ3は、ユーザ端末4からの配信要求を受けた場合に、そのユーザ端末4に対して音声データを通信ネットワーク100を介して配信する。ユーザ端末4は、ユーザが備えたパーソナルコンピュータなどの端末である。ユーザは、ユーザ端末4を操作して、配信サーバ3から音声データをダウンロードする。
このような録音配信システムSYSの構成により、コンサート会場1でコンサートの音楽を録音し、編集スタジオ2で編集者が音楽をリアルタイムに編集し、ユーザが配信サーバ3から音楽のダウンロードを行うことが可能となる。
図2は、第1実施形態に係るオーディオIP変換装置2Aの構成を示すブロック図である。図2に示すように、オーディオIP変換装置2Aは、送受信部21、バッファ22、データ変換部23、パルス発生部24、及び制御部(揺らぎ時間導出部、最大揺らぎ時間推定部、設定部)25を有している。送受信部21は、通信ネットワーク100を通じてパケットを送受信する。バッファ22は、パケットの遅延時間の揺らぎを吸収するためにパケットを一時的に蓄積する。データ変換部23は、バッファ22からのパケットをMADIフォーマットのオーディオ信号の音声データに変換する。データ変換部23でデータ変換された音声データ(オーディオ信号)は編集機器2Bに出力される。また、データ変換部23は、MADIフォーマットのオーディオ信号の音声データを入力し、入力した音声データをパケットに変換する。
パルス発生部24は、オーディオIP変換装置1Bにおけるパケットの送信間隔と等しい間隔でクロックパルス(図4のクロックパルスCP参照)を発生する。このパルス発生部24は、クロックパルスCPを安定して発生する発振器などで構成される。
制御部25は、オーディオIP変換装置2Aの各部の制御を司る。具体的には、制御部25は、伝送路における初期パケットの絶対的な遅延時間(絶対遅延時間という。図5のti1参照。)を導出する。また、制御部25は、パルス発生部24によるクロックパルスの発生タイミングから送受信部21によるパケットの受信タイミングまでの時間(図6のtc1〜tcn+1参照)を測定する。また、制御部25は、測定した時間に基づいてパケットの遅延時間の揺らぎ時間(揺らぎ量)を導出する。また、制御部25は、複数個のパケットの遅延時間の揺らぎ時間に基づいて、揺らぎ時間の最大値(ピーク値)である最大揺らぎ時間を推定する。そして、制御部25は、最大揺らぎ時間と絶対遅延時間とに基づいて、バッファ22のデータ蓄積容量を設定する。また、制御部25は、データ変換部23に制御信号を出力することにより、データ変換部23にデータ変換を実行させる。なお、制御部25は、CPU(Central Processing Unit)やプロセッサなどの制御装置が制御プログラムに基づいて、上述したような制御を実行することにより実現される。
なお、オーディオIP変換装置1Bも、図2に示したオーディオIP変換装置2Aと同様の構成を備えていてもよい。オーディオIP変換装置1Bは、パルス発生部24のクロックパルスの発生と同間隔でクロックパルスを発生するパルス発生部を備え、このパルス発生部からのクロックパルスと同期してパケットを送信する。
バッファ22のデータ蓄積容量(サイズ)が小さい程、オーディオIP変換装置1Bから送信されたパケットが編集機器2Bに到着するまでの時間が短縮される。しかし、通信ネットワーク100を含む伝送路におけるパケットの遅延時間の揺らぎが大きい場合は、バッファ22のデータ蓄積容量が小さいと、バッファ22においてパケットの遅延時間の揺らぎを吸収することができなくなる。反対に、バッファ22のデータ蓄積容量が大きい場合、オーディオIP変換装置1Bから送信されたパケットが編集機器2Bに到着するまでの時間が長くなる。この場合、リアルタイムに録音配信するシステムや音声の双方向伝送を行うシステムなどの場合に問題となる。
また、通信ネットワーク100の遅延時間の揺らぎなどは、パケットが伝送されるときの通信ネットワーク100の状況(パケットの伝送路として選択された経路、トラフィックなど)に依存するため、バッファ22の最適なデータ蓄積容量(設定値)は常時変化する。また、遅延時間の揺らぎの幅が大きい場合は、突発的に大きな揺らぎが発生する可能性が高い。このときは、バッファ22のデータ蓄積容量として大きな値を設定する必要がある。そこで、本実施形態では、制御部25は、複数個のパケットの遅延時間の揺らぎに基づいて、自動的にバッファ22のデータ蓄積容量を設定する。
図3は、伝送路におけるパケットの遅延時間を説明するための図である。図3に示すように、オーディオIP変換装置1B(送信側の通信装置)がパケットP1,P2,・・・,Pn,Pn+1,・・・を一定間隔で送信している。各パケットP1,P2,・・・,Pn,Pn+1,・・・は、遅延時間td1,td2,・・・,tdn,tdn+1,・・・の経過後にオーディオIP変換装置2A(受信側の通信装置)に到着する。オーディオIP変換装置2Aでは、送受信部21で受信した各パケットP1,P2,・・・,Pn,Pn+1,・・・をバッファ22に一旦蓄積(記憶)させる。バッファ22に蓄積された各パケットP1,P2,・・・,Pn,Pn+1,・・・は、一定間隔ごとに読み出される。従って、各パケットP1,P2,・・・,Pn,Pn+1,・・・ごとに、バッファ22に蓄積されている時間tbuf1,tbuf2,・・・,tbufn,tbufn+1,・・・が変化する。
図3に示す例において、各パケットの遅延時間のうちの最大の遅延時間td2に合わせてバッファ22のデータ蓄積容量が設定されると、すべてのパケットを途切れさせることなくバッファ22に蓄積することができる。この場合、音声が途切れることなく再生される。しかし、伝送路における遅延時間の揺らぎが大きい場合、突発的な遅延増大の要因が多い。このため、単に最大の遅延時間td2に基づいてバッファ22のデータ蓄積容量を設定したとしても、突発的な遅延時間の増大により、バッファ22が遅延時間の揺らぎを吸収できなくなるおそれがある。従って、以下に説明するような方法により、制御部25はバッファ22のデータ蓄積容量を算出し設定する。
次に、第1実施形態に係るオーディオIP変換装置2Aの動作について説明する。図4は、第1実施形態に係るバッファ設定処理を示すフローチャートである。図4に示す処理において、まず、制御部25は、オーディオIP変換装置1Bとの間で初期パケットP1の送受信を行うことにより、伝送路における初期パケットP1の絶対遅延時間ti1を導出する(ステップS1)。
図5は、絶対遅延時間ti1を説明するための図である。図5に示すように、オーディオIP変換装置1Bが初期パケットP1を送信すると、オーディオIP変換装置2Aの送受信部21は、初期パケットP1の送信タイミングから遅延時間td1経過後に初期パケットP1を受信する。送受信部21は、初期パケットP1を受信すると、初期パケットP1を受信したことを示す受信情報を制御部25に出力する。制御部25は、送受信部21から受信情報を受け取ると、送受信部21に対して、初期パケットP1をオーディオIP変換装置1Bに再度送信するように指示する。送受信部21は、制御部25からの指示に基づいて初期パケットP1をオーディオIP変換装置1Bに送信する。オーディオIP変換装置1Bは、送受信部21による初期パケットP1の送信タイミングから遅延時間td1´経過後に初期パケットP1を受信する。
オーディオIP変換装置1Bは、初期パケットP1の送信タイミング(送信時刻)と初期パケットP1の受信タイミング(受信時刻)とから、オーディオIP変換装置1BとオーディオIP変換装置2Aとの間の伝送路における往復遅延時間ti1を導出する。オーディオIP変換装置1Bは、往復遅延時間ti1を絶対遅延時間とし、この絶対遅延時間ti1を示す情報をオーディオIP変換装置2Aに送信する。オーディオIP変換装置2Aにおいて、送受信部21が絶対遅延時間ti1を示す情報を受信すると、その情報を制御部25に出力する。
伝送路における絶対遅延時間ti1は、パケットが通過する伝送路(経路)の長さや、パケットが通過する機器(ルータなど)の個数によって定まる。この絶対遅延時間ti1が大きい程、遅延時間の揺らぎの幅(最大揺らぎ時間)が大きくなる可能性が高い。従って、絶対遅延時間ti1は、遅延時間の揺らぎを左右する要因となる。
次に、制御部25は、パルス発生部24によるクロックパルスCPの発生タイミングからパケットPnの受信タイミングまでの時間tcnを測定する(ステップS2)。図6は、揺らぎ時間の測定原理を説明するための図である。送受信部21は、パケットを受信するごとに、パケットを受信したことを示す受信情報を制御部25に出力する。制御部25は、図6に示すように、送受信部21から受信情報を受け取ると、受信情報を受け取る直前のクロックパルスCPの発生タイミングから受信情報を受け取ったタイミングまでの時間tcnを測定する。
次に、制御部25は、m個の時間(tcn−m,・・・,tcn−1,tcn)からパケットPnの揺らぎ時間を導出する(ステップS3)。具体的には、制御部25は、パケットPn−m(パケットPnのm個前のパケット)の時間tcn−mからパケットPnの時間tcnまでのm個の時間(tcn−m,・・・,tcn−1,tcn)の平均値を算出する。また、制御部25は、時間tcnからm個の時間(tcn−m,・・・,tcn−1,tcn)の平均値を引く(減算する)ことにより、パケットPnの遅延時間の揺らぎ時間を導出する。
次に、制御部25は、m個の揺らぎ時間(パケットPn−mからパケットPnまでの揺らぎ時間)に基づいて、最大揺らぎ時間(すなわち揺らぎの最大幅)を推定する(ステップS4)。本実施形態では、制御部25は、m個の揺らぎ時間の標準偏差σを算出し、3σの値を最大揺らぎ時間とする。標準偏差σは、データの散らばり具合(ばらつき)を表す数値である。3σの値を最大揺らぎ時間とすることにより、3σの値の中にm個の揺らぎ時間のほぼすべてが入ることになる。
なお、制御部25は、標準偏差(揺らぎ時間の正規分布を示す)を用いて最大揺らぎ時間を算出することに代えて、m個の揺らぎ時間の中の最大の時間を最大揺らぎ時間としてもよい。また、制御部25は、m個の揺らぎ時間の平均値を最大揺らぎ時間としてもよい。
その後、制御部25は、ステップS1で求めた絶対遅延時間ti1と、ステップS4で推定した最大揺らぎ時間とを足し合わせた時間に基づいて、バッファ22のデータ蓄積容量を設定する(ステップS5)。バッファ22のデータ蓄積容量は、バッファ22に蓄積されたパケットが読み出されるまでの時間(バッファ時間)、及びバッファ22に蓄積可能なパケットの数に対応する。
バッファ22から読み出されたパケットは、データ変換部23にてデータ変換され、編集機器2Bに出力される。
以上に説明したように、第1実施形態では、パケットを一時的に蓄積するバッファ22と、パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部24と、パルスに基づいて、パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出部(25)と、揺らぎ時間導出部(25)により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定部(25)と、最大揺らぎ時間に基づいて、バッファ22のデータ蓄積容量を設定する設定部(25)と、を備える。このような構成によれば、正確な揺らぎ時間に基づいてバッファ22のデータ蓄積容量を動的に変動させることができる。
また、第1実施形態では、揺らぎ時間導出部(25)は、パルス発生タイミングからパケットの受信タイミングまでの時間を測定し、測定した時間に基づいて揺らぎ時間を導出する。このような構成によれば、送信側と受信側の装置1B,2Aとの間で時刻を正確に同期させることなく、正確な揺らぎ時間を導出することができる。
また、第1実施形態では、伝送路におけるパケットの遅延時間(絶対遅延時間)を導出する遅延時間導出部(25)を備え、設定部(25)は、最大揺らぎ時間と遅延時間とに基づいて、バッファ22のデータ蓄積容量を設定する。このような構成によれば、最大揺らぎ時間(揺らぎ時間の最大幅)だけでなく伝送路における遅延時間も参照して、データ蓄積容量を設定することができる。従って、突発的な遅延時間の揺らぎに対しても対応させることができる。
また、第1実施形態では、最大揺らぎ時間推定部(25)は、複数の揺らぎ時間の標準偏差を算出し、算出した標準偏差に基づいて最大揺らぎ時間を推定する。このような構成によれば、最大揺らぎ時間の中に複数の揺らぎ時間のほぼすべてが入るようになり、バッファ22のオーバーランやアンダーランが発生する可能性が低減される。
<第2実施形態>
パケットの伝送の途中において喪失するなどの伝送障害が発生することがある。このような伝送障害によって音声が途切れてしまうことを防止するために、一般に、2系統以上の伝送路を用いてパケットの伝送が行われる。しかし、伝送路によってパケットの遅延時間(絶対遅延時間)が異なる。また、その遅延時間は時間とともに変化する。すなわち、パケットの遅延時間の揺らぎが生じる。このため、送信側のオーディオIP変換装置が同時に同じデータのパケットを送信した場合であっても、受信側のオーディオIP変換装置は同じデータのパケットを同時に受信することができない。従って、受信側のオーディオIP変換装置が、伝送障害が発生したことに基づいて音声データの切り換えを行った場合、音声データがつながらずに不自然なものとなってしまう。そこで、第2実施形態では、2系統以上の伝送路に対応付けてバッファを設け、それらのバッファにおいて各々の伝送路における遅延時間の差を補正する。
図7は、伝送路の冗長構成を示す図である。第2実施形態では、図7に示すように、送信側のオーディオIP変換装置5Bと受信側のオーディオIP変換装置6Aとは、第1伝送路101及び第2伝送路102を介してパケットの送受信を行う。なお、オーディオIP変換装置5Bは、例えば第1実施形態におけるオーディオIP変換装置1Bに対応する装置とし、オーディオIP変換装置6Aは、例えば第1実施形態におけるオーディオIP変換装置2Aに対応する装置とする。
また、第1伝送路101の絶対遅延時間はtiAであり、第2伝送路102の絶対遅延時間はtiBであるものとする。この場合、図7に示すように、送信側のオーディオIP変換装置5Bが同じパケットを同時に第1伝送路101及び第2伝送路102を介してそれぞれ送信した場合でも、受信側のオーディオIP変換装置6Aは、それらのパケットを時間差をあけて受信する。
図8は、第2実施形態に係るオーディオIP変換装置の構成を示すブロック図である。図8に示すオーディオIP変換装置(揺らぎ吸収装置、通信装置)6Aは、第1受信部(送受信部)61A、第2受信部(送受信部)61B、第1バッファ62A、第2バッファ62B、切換回路63、データ変換部64、及び制御部(遅延時間導出部、時間差検出部、変更部)65を有している。
図8に示すように、第1受信部61Aは、第1伝送路101と接続され、第1伝送路101を経由して伝送されるパケットを受信する。第2受信部61Bは、第2伝送路102と接続され、第2伝送路102を経由して伝送されるパケットを受信する。第1バッファ62Aは、第1受信部61Aが受信したパケットを一時的に蓄積する。第2バッファ62Bは、第2受信部61Bが受信したパケットを一時的に蓄積する。第2実施形態では、制御部65が2つのバッファ62A,62Bのうちの一方のバッファに蓄積されているパケットの数を、他方のバッファに蓄積されているパケットの数に合わせて変更することにより、パケットの受信タイミングの時間差を吸収する。
切換回路63は、伝送障害が発生したことに基づいて、伝送路(データ)を切り換える回路である。すなわち、切換回路63は、伝送障害が発生したときに、第1バッファ62Aのパケットと第2バッファ62Bのパケットとを切り換える。この切換回路63は、制御部65からの制御信号に基づいて伝送路の切り換えを実行する。データ変換部64は、パケットをMADIフォーマットのオーディオ信号の音声データに変換する。
制御部65は、オーディオIP変換装置6Aの各部の制御を司る。具体的には、制御部65は、2つの伝送路101,102を経由して伝送されたパケットの受信タイミングの時間差を検出する。また、制御部65は、検出した時間差が所定時間以上であるか否かを判定する。制御部65は、時間差が所定時間以上であると判定した場合、データの補間処理を実行する。また、制御部65は、時間差を解消するために、2つのバッファ62A,62Bのうちの一方のバッファに蓄積されているパケット数を他方バッファに蓄積されているパケット数に合わせるように変更(設定)する。また、制御部65は、伝送障害が発生したか否かを判定する。制御部65は、伝送障害が発生したと判定した場合は、切換回路63に制御信号を出力することにより、切換回路63に伝送路の切り換えを実行させる。なお、制御部65は、CPUやプロセッサなどの制御装置が制御プログラムに基づいて、上述したような制御を実行することにより実現される。
図8においては、オーディオIP変換装置6Aのうちのパケットを受信する部分の構成(パケット受信装置の構成)だけを示しているが、パケットを送信する部分の構成(パケット送信装置の構成)も備えている。パケット送信装置の構成は、少なくとも、MADIフォーマットのオーディオ信号の音声データをパケットに変換するデータ変換部と、第1伝送路101に対してパケットを送信する第1送信部と、第2伝送路102に対してパケットを送信する第2送信部とを有している。
図9は、データサンプルの間引き及び挿入を説明するための図である。2つの伝送路101,102の遅延時間は、それぞれ、それらの伝送路101,102の状況により変化する。従って、2つのパケット(2つの伝送路101,102を経由して伝送されたパケット)の受信タイミングの時間差は、それらの伝送路101,102の状況により変化する。
制御部65が時間差を解消するために第1バッファ62A又は第2バッファ62Bのパケット数を変更する場合、図9に示すように、パケットの減少又は増加が行われる。図9(A)に示すように、制御部65がバッファ内のパケット数を減少させる場合は、パケットの間引きを行うことが考えられる。図9(A)に示す例では、制御部65が、4番目のパケット、9番目のパケット、及び14番目のパケットを間引き(削除)することにより、19個のパケットを16個のパケットに減少させている。また、図9(B)に示すように、制御部65がバッファのパケット数を増加させる場合は、同じパケットの挿入を行うことが考えられる。図9(B)に示す例では、制御部65が、3番目のパケット、7番目のパケット、及び11番目のパケットをコピーして挿入することにより、16個のパケットを19個のパケットに増加させている。しかし、このような方法によれば、パケットをつなぎ合わせたときに音声の波形に不連続な部分が発生し、その不連続な部分がノイズとなって現れる。そこで、以下に説明するような方法により、制御部25はパケットの時間差に合わせてバッファのパケット数を変更する。
次に、第2実施形態に係るオーディオIP変換装置6Aの動作について説明する。図10は、第2実施形態に係るバッファ変更処理を示すフローチャートである。図10に示す処理において、制御部65は、2つの伝送路101,102を経由して伝送された、2つのパケットの受信タイミングの時間差をタイムスタンプで検出する(ステップS11)。
具体的には、第1受信部61Aは、第1伝送路101からのパケットを受信すると、パケットのヘッダに付加されているタイムスタンプを確認する。タイムスタンプには、オーディオIP変換装置5Bがパケットを送信したときの送信時刻が格納されている。第1受信部61Aは、タイムスタンプに格納されている送信時刻と、第1受信部61Aが当該パケットを受信した受信時刻とを示す時刻情報を制御部65に出力する。同様に、第2受信部61Bは、第2伝送路102からのパケットを受信すると、パケットのヘッダに付加されているタイムスタンプを確認する。第2受信部61Bは、タイムスタンプに格納されている送信時刻と、第2受信部61Bが当該パケットを受信した受信時刻とを示す時刻情報を制御部65に出力する。制御部65は、第1受信部61A及び第2受信部61Bから出力された時刻情報の送信時刻に基づいて、2つのパケットが同一のパケットであるか否かを判定する。また、制御部65は、2つのパケットが同一であると判定した場合は、時刻情報の受信時刻に基づいて、2つのパケットの受信タイミングの時間差を検出する。このように、制御部65がパケットの順序が正しいか否かを確認するために、タイムスタンプの送信時刻が使用されている(伝送中にパケットが追い越されて順序が入れ替わることがある)。従って、送信側と受信側のオーディオIP変換装置において内部時計が正確に同期されている必要はない。
次に、制御部65は、ステップS11で検出した時間差が所定時間以上であるか否かを判定する(ステップS12)。ここで、所定時間としては、例えばバッファから一定間隔で3個のパケットの読み出しが行われる時間とされる。制御部65は、時間差が所定時間以上であると判定した場合は、第1バッファ62A又は第2バッファ62B内において、データ補間を実行する(ステップS13)。図11は、データ補間を説明するための図である。図11に示す例では、一方のバッファ(図11の上段)には12個のパケットが蓄積され、他方のバッファ(図11の下段)には9個のパケットが蓄積されている。制御部65は、バッファ内において12個のパケットを9個のパケットに減少させる場合は、12個のパケットの音声データに対応する点をそれぞれ通る滑らかな曲線の波形を多項式を用いて算出する。そして、制御部65は、算出した波形における等間隔の9個の点を導出し、9個の点に対応する音声データを9個のパケットに格納する。
一方、制御部65は、バッファ内において9個のパケットを12個のパケットに増加させる場合は、9個のパケットの音声データに対応する点をそれぞれ通る滑らかな曲線の波形を多項式を用いて算出する。そして、制御部65は、算出した波形における等間隔の12個の点を導出し、12個の点に対応する音声データを12個のパケットに格納する。
このようなデータ補間(データサンプルの補間)を行う方法としては、ラグランジュ補間、ニュートン補間、直線補間、二次曲線近似などの方法を利用することが可能である。
制御部65は、ステップS11で検出した時間差に合わせて、第1バッファ62A又は第2バッファ62Bのパケット数を減少又は増加させる(ステップS14)。具体的には、制御部65は、ステップS13において実行したデータ補間後のパケットを第1バッファ62A又は第2バッファ62Bに蓄積する。これにより、2つのバッファ62A,62Bに蓄積されているパケット数が同数となる。なお、パケット数を変更するバッファとして、2つのバッファ62A,62Bのいずれのバッファでもよい。ただし、制御部65は、各バッファにおけるデータ蓄積容量(バッファのサイズ)に対する実蓄積量(実際に蓄積されているパケットのデータ量)の割合を考慮して、パケット数を変更するバッファを決定する。
次に、制御部65は、伝送障害が発生したか否かを判定する(ステップS15)。制御部65は、例えばパケットのタイムスタンプに基づいて、パケットの喪失や順序の入れ替わりが発生したと判定した判定した場合に、伝送障害が発生したと判定する。制御部65は、伝送障害が発生したと判定した場合は、切換回路63に制御信号を出力することで、データの切り換え(伝送路の切り換え)を実行させる(ステップS16)。このとき、データの切り換えが行われた場合でも、音声の波形に不連続な部分が発生することがなく、ノイズの発生が軽減される。
以上に説明したように、第2実施形態では、バッファは、一方の伝送路101で伝送された第1パケットを一時的に蓄積する第1バッファ62Aと、他方の伝送路102で伝送された第1パケットと同内容の第2パケットを一時的に蓄積する第2バッファ62Bとを有し、第1パケットと第2パケットとの受信タイミングの時間差を検出する時間差検出部(65)と、時間差検出部(65)により時間差が検出された場合に、第1バッファ62A又は第2バッファ62Bに蓄積されるパケット数を変更して両バッファのパケット数を一致させる変更部(65)と、を備える。このような構成によれば、両伝送路101,102の遅延時間の違いに基づくパケットの受信タイミングの時間差を吸収することができる。
また、第2実施形態では、時間差検出部(65)は、パケットに付加されているタイムスタンプに基づいて時間差を検出するので、既存の構成を用いて時間差を検出することができる。
また、第2実施形態では、変更部(65)は、第1バッファ62A又は第2バッファ62Bに蓄積されるパケット数を変更するときにデータ補間処理を実行するので、データの切り換えを行った場合にノイズなどの影響が軽減される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。また、上記の実施形態で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。そのような変更または改良、省略した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記した実施形態や変形例の構成を適宜組み合わせて適用することも可能である。
上記した第1実施形態及び第2実施形態において、揺らぎ吸収装置は、オーディオIP変換装置2AやオーディオIP変換装置6Aだけでなく、オーディオIP変換装置1BやオーディオIP変換装置5Bであってもよい。すなわち、オーディオIP変換装置1BはオーディオIP変換装置2Aと同一構成とされ、オーディオIP変換装置5BもオーディオIP変換装置6Aと同一構成とされてもよい。
また、上記した第1実施形態において、オーディオIP変換装置1Bが初期パケットP1を送信し、オーディオIP変換装置1Bが初期パケットP1を受信することにより、伝送路における往復遅延時間である絶対遅延時間を導出していた。しかし、オーディオIP変換装置2Aがパケットを送信し、オーディオIP変換装置2Aがそのパケットを受信することにより、伝送路における絶対遅延時間を導出する構成でもよい。また、上記した第1実施形態では、初期パケットP1を用いて絶対遅延時間を導出するように構成していたが、初期パケットP1ではないパケット、例えば、マイクプリアンプ1Aにおいて録音された音声データの送信が開始された後に送信されるパケットを用いて、絶対遅延時間を導出するようにしてもよい。また、遅延時間導出部(25)が定期的に絶対遅延時間を導出するように構成してもよい。
また、上記した第1実施形態では、絶対遅延時間は往復遅延時間としていたが、片一方の遅延時間(往路又は復路の遅延時間)としてもよい。また、図3に示した遅延時間td1,td2,・・・の平均値を算出し、それを絶対遅延時間としてもよい。また、上記した第1実施形態では、制御部25は、最大揺らぎ時間と絶対遅延時間とを加算した時間に基づいて、バッファ22のデータ蓄積容量を設定していたが、最大揺らぎ時間だけに基づいて、バッファ22のデータ蓄積容量を設定してもよい。つまり、絶対遅延時間がわからなくてもよい。このような場合、パケット通信システムは、オーディオIP変換装置1BとオーディオIP変換装置2Aとの間でパケットの双方向伝送が実行可能なシステムではなく、オーディオIP変換装置1BとオーディオIP変換装置2Aとの間でパケットの一方向伝送だけが実行可能なシステムについても適用することができる。
また、上記した第1実施形態及び第2実施形態では、パケット通信システムを含むネットワークシステムの例として録音配信システムSYSを挙げていたが、このようなシステムに限定されず、上記した各実施形態の構成は画像配信システムなどにおいても適用することができる。すなわち、音声データを配信するシステムに限らず、画像データを配信するシステムでもよい。また、音声データと画像データとを配信するシステムでもよい。
また、上記した第2実施形態では、伝送路は2系統とされていたが(図7参照)、伝送路が3系統以上設けられた冗長構成であってもよい。
SYS 録音配信システム
1A マイクプリアンプ
1B オーディオIP変換装置(揺らぎ吸収装置、通信装置)
2A オーディオIP変換装置(揺らぎ吸収装置、通信装置)
2B 編集機器
5B オーディオIP変換装置(揺らぎ吸収装置、通信装置)
6A オーディオIP変換装置(揺らぎ吸収装置、通信装置)
21 送受信部
22 バッファ
23,64 データ変換部
24 パルス発生部
25,65 制御部(揺らぎ時間導出部、最大揺らぎ時間推定部、設定部、遅延時間導出部、時間差検出部、変更部)
61A 第1受信部(送受信部)
61B 第2受信部(送受信部)
62A 第1バッファ
62B 第2バッファ
63 切換回路

Claims (8)

  1. パケットを一時的に蓄積するバッファと、
    前記パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部と、
    前記パルスに基づいて、前記パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出部と、
    前記揺らぎ時間導出部により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定部と、
    前記最大揺らぎ時間に基づいて、前記バッファのデータ蓄積容量を設定する設定部と、を備え
    前記バッファは、一方の伝送路で伝送された第1パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、他方の伝送路で伝送された前記第1パケットと同内容の第2パケットを一時的に蓄積する第2バッファとを有し、
    前記第1パケットと前記第2パケットとの受信タイミングの時間差を検出する時間差検出部と、
    前記時間差検出部により前記時間差が検出された場合に、前記第1バッファ又は前記第2バッファに蓄積されるパケット数を変更して両バッファのパケット数を一致させる変更部と、を備えることを特徴とする揺らぎ吸収装置。
  2. 前記揺らぎ時間導出部は、前記パルス発生タイミングから前記パケットの受信タイミングまでの時間を測定し、測定した時間に基づいて前記揺らぎ時間を導出することを特徴とする請求項1記載の揺らぎ吸収装置。
  3. 伝送路における前記パケットの遅延時間を導出する遅延時間導出部を備え、
    前記設定部は、前記最大揺らぎ時間と前記遅延時間とに基づいて、前記バッファの前記データ蓄積容量を設定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の揺らぎ吸収装置。
  4. 前記最大揺らぎ時間推定部は、複数の揺らぎ時間の標準偏差を算出し、算出した標準偏差に基づいて前記最大揺らぎ時間を推定することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の揺らぎ吸収装置。
  5. 前記時間差検出部は、前記パケットに付加されているタイムスタンプに基づいて前記時間差を検出することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の揺らぎ吸収装置。
  6. 前記変更部は、前記第1バッファ又は前記第2バッファに蓄積されるパケット数を変更するときにデータ補間処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の揺らぎ吸収装置。
  7. パケットを送受信する送受信部と、
    前記送受信部により受信されたパケットを一時的に蓄積するバッファと、
    前記パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部と、
    前記パルスに基づいて、前記パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出部と、
    前記揺らぎ時間導出部により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定部と、
    前記最大揺らぎ時間に基づいて、前記バッファのデータ蓄積容量を設定する設定部と、を備え
    前記バッファは、一方の伝送路で伝送された第1パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、他方の伝送路で伝送された前記第1パケットと同内容の第2パケットを一時的に蓄積する第2バッファとを有し、
    前記第1パケットと前記第2パケットとの受信タイミングの時間差を検出する時間差検出部と、
    前記時間差検出部により前記時間差が検出された場合に、前記第1バッファ又は前記第2バッファに蓄積されるパケット数を変更して両バッファのパケット数を一致させる変更部と、を備えることを特徴とする通信装置。
  8. パケットを一時的に蓄積するバッファと、前記パケットが送信される間隔と同じ間隔でパルスを発生するパルス発生部と、を備え、前記バッファは、一方の伝送路で伝送された第1パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、他方の伝送路で伝送された前記第1パケットと同内容の第2パケットを一時的に蓄積する第2バッファとを有する通信装置の制御装置に、
    前記パルスに基づいて、前記パケットの遅延の揺らぎ時間を導出する揺らぎ時間導出処理と、
    前記揺らぎ時間導出処理により導出された複数の揺らぎ時間に基づいて、最大揺らぎ時間を推定する最大揺らぎ時間推定処理と、
    前記最大揺らぎ時間に基づいて、前記バッファのデータ蓄積容量を設定する設定処理と、を実行させ
    前記第1パケットと前記第2パケットとの受信タイミングの時間差を検出する時間差検出処理と、
    前記時間差検出処理により前記時間差が検出された場合に、前記第1バッファ又は前記第2バッファに蓄積されるパケット数を変更して両バッファのパケット数を一致させる変更処理と、を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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