JP4541381B2 - 映像送受信システム及び映像切替方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像送受信システム及び映像切替方法に係り、特に、映像の中継・伝送において、複数の映像送信装置から一つを選んで、受信・再生を行う映像送受信システムに関し、受信映像を他の映像送信装置からの映像に切り替える際の映像信号の混信や一時的な欠落を防ぐ映像送受信システム及び映像切替方法に関する。
カメラやVTRなどの映像ソースと接続された映像送信装置が複数存在し、その中から一つを選んで再生する従来の映像再生システムでは、各々の映像送信装置からは常に映像信号が出力されており、映像切替装置により電気的なスイッチングを行うなどの手法がとられる。例えば、映像信号のアナログ・ディジタル変換を行い、メモリを利用して映像データのバッファリングを行い、映像切替の際の同期を維持する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、映像切替装置を多段に接続し、多数の映像送信装置から1つの映像を選択して再生する手法がある(例えば、特許文献2参照)。
また、映像送信装置と映像再生装置がネットワークで接続され、それぞれの映像が複数の符号化ストリームとして伝送されるシステムがある(例えば、特許文献3参照)。
さらに、ネットワーク上に存在する複数のサーバ上の映像を、VOD(ビデオ・オン・デマンド)方式で順に伝送し、映像再生装置において映像の切れ目が発生しないように再生を行う手法がある(例えば、特許文献4参照)。
特開平6−253213号公報 特開2003−186460号公報 特開平11−112964号公報 特開平11−41585号公報
しかしながら、上記の特許文献1,2に示されるような従来のシステムでは、映像送信装置と映像切替装置がそれぞれ直接電気的に接続されている必要がある。映像送信装置が多数存在し、また離れた位置に分散して存在するような場合は、それぞれの映像送信装置と映像切替装置を電気的に直接接続させることは困難である。これに対し、特許文献2のような映像切替装置の多段接続を利用した場合、映像再生装置と映像切替装置の間に伝送遅延が存在すると、ユーザの希望する時刻で映像を切り替えることは困難である。
また、特許文献3に示されるように、映像の伝送経路をパケット交換式のネットワークにし、映像送信装置を利用することで、伝送距離が長距離であっても映像送信装置と映像再生装置の接続は容易になる。但し、この場合、符号化ストリームの合計のビットレートが伝送経路の帯域幅を超えると輻輳が発生し、正しく映像伝送ができなくなるため、接続可能な映像送信の数、もしくは映像品質に制限が生じる。
特許文献4では、映像送信装置となる複数のサーバのうち、選択した一つのサーバからの符号化ストリームのみが伝送されるが、映像切替の瞬間に2つの符号化ストリームが同時に伝送経路上に存在する可能性があるため、輻輳による映像品質の低下を避けるためには、2つの符号化ストリームの合計のビットレートが伝送経路の帯域幅よりも小さくなければならない。また、パケット交換式のネットワークにおいては、パケット到着の輻輳が起こらないように切替を制御するのは、それぞれの映像送信装置と輻輳発生地点の間の伝送遅延時間やパケット到達時間の揺らぎ(ジッタ)を考慮して、それぞれの映像送信装置の映像送信の開始/停止を制御しなければならない。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、複数の映像送信装置が存在する状況において、映像送信装置の数、配置場所、映像受信再生装置からの伝送距離に関わらず、映像信号の混信や輻輳による画質劣化を起こすことなく、ユーザの要求する時刻で正確に、受信映像の切り替えを行うことが可能な映像送受信システム及び映像切替方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では、1つの映像受信装置に対して複数の映像送信装置のうち1つのみが映像送信を行い、映像切替元の映像送信を停止させ、映像切替先の映像送信を開始させて映像受信装置における映像切替を行う。また、各映像送信装置は生成したタイムコードを、映像送信の有無に関わらず映像受信装置に送信し、映像受信装置は計測した各映像送信装置からタイムコードの差分を用いて、映像送信装置に対し、映像送信開始の時刻を指定することを特徴とする。ここでのタイムコードとは、映像信号における時刻を表す値のことであり、映像信号1フレームを最小単位とするSMPTEタイムコードが代表的であるが、入力映像信号と同期した時刻情報であればどのようなものでもよい。
具体的には、本発明では以下のように構成する。
図1は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項1)は、映像受信装置と、複数の映像送信装置で構成され、該映像受信装置が該複数の映像送信装置から1つを選択して映像を受信し、この間、他の映像送信装置は映像送信を停止する映像送受信システムであって、
映像送信装置は、
映像入力手段と、
映像信号を映像受信装置に送信する映像送信手段と、
タイムコードTを生成するタイムコード生成手段と、
タイムコードTを映像受信装置に送信するタイムコード送信手段と、
映像送信停止タイムコードETを受信し、T=ETとなったときに映像送信を停止する映像送信停止手段、または、映像送信開始タイムコードSTを受信し、T=STとなったときに映像送信を開始する映像送信開始手段と、
を備え、
映像受信装置は、
映像送信装置より伝送経路を介して映像信号を受信する映像受信手段と、
映像出力手段と、
複数の映像送信装置で生成されたタイムコードを計測するタイムコード計測手段と、
現在の映像受信先の映像送信装置に対し、映像送信停止タイムコードETを生成して送信する映像送信停止タイムコード生成手段、または、映像切替先の映像送信装置に対し、映像切替元の映像送信装置のタイムコードと該映像切替先の映像送信装置のタイムコードとの差分をETに加えて生成した映像送信開始タイムコードSTを送信する映像送信開始タイムコード生成手段と、
を備え、複数の映像送信装置からの受信映像の切替を行い
映像受信装置の映像送信開始タイムコード生成手段は、
映像送信停止タイムコードETに、映像受信装置で計測された映像切替先のタイムコードと、該映像受信装置で計測された現在の映像受信先のタイムコードの差分を加算することで、映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む
上記の映像送信開始タイムコード生成手段により、映像切替における映像伝送経路での映像信号の輻輳及び混信を防ぐことができる。
本発明(請求項)は、映像受信装置と、複数の映像送信装置と、制御装置から構成され、該映像受信装置が該複数の映像送信装置から1つを選択して映像を受信し、この間、他の映像送信装置は映像送信を停止する映像送受信システムであって、
映像受信装置は、
複数の映像送信装置で生成されたタイムコードを計測するタイムコード計測手段と、
該タイムコードを制御装置に送信する計測タイムコード送信手段を備え、
制御装置は、
現在の映像受信先の映像送信装置に対し、映像送信停止タイムコードETを生成して送信する映像送信停止タイムコード生成手段、または、映像切替先の映像送信装置に対し、映像切替元の映像送信装置のタイムコードと該映像切替先の映像送信装置のタイムコードとの差分をETに加えて生成した映像送信開始タイムコードSTを送信する映像送信開始タイムコード生成手段と、
を備え、
制御装置の映像送信開始タイムコード生成手段は、
映像送信停止タイムコードETに、映像受信装置から送信された映像切替先のタイムコードと、該映像受信装置から送信された現在の映像受信先のタイムコードの差分を加算することで、映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む
上記のように、制御装置を含めたシステム構成とすることにより、映像受信装置と離れた場所における映像切替の制御が可能となる。
また、本発明(請求項)は、複数の映像送信装置のうち、映像の切替元と切替先の2つの映像送信装置のみが、タイムコードを映像受信装置に送信する。
また、本発明(請求項)は、映像受信装置に、映像の切替元と切替先の映像送信装置との遅延時間を計測する手段を備え、
映像送信停止タイムコード生成手段において、ユーザからの映像切替要求を受けた時点で計測された、切替元の映像送信装置からのタイムコードと、遅延時間のうち長い方の値を加算した値を、映像送信停止タイムコードETとする手段を含む。
これにより、ユーザが映像切替を希望した時点から最速での映像切替が可能となる。
また、本発明(請求項)は、映像受信装置に、映像の切替先と切替元の映像送信装置からのタイムコードの差分の計測を複数回行う手段を含み、
映像送信開始タイムコード生成手段において、映像停止開始タイムコードETにその平均値を加算して映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む。
これにより、輻輳及び混信を回避するために、より正確な映像送信開始タイムコードを求めることができる。
また、本発明(請求項)は、映像送信手段、タイムコード送信手段、映像受信手段、タイムコード計測手段、映像送信停止タイムコード生成手段、映像送信開始タイムコード生成手段において、パケット伝送ネットワークを介してパケット送受信を行う。
また、本発明(請求項)は、タイムコード計測手段、計測タイムコード送信手段、映像送信停止タイムコード生成手段、映像送信開始タイムコード生成手段において、パケット伝送ネットワークを介してパケット送受信を行う。
これにより、映像送信装置と映像受信装置をパケット伝送ネットワークで接続することにより、既存のパケット伝送ネットワークの利用が可能となり、映像伝送距離の問題が解決する。
また、本発明(請求項)は、パケット伝送ネットワーク上にパケット交換装置が存在し、
映像受信装置は
映像の切替対象となる少なくとも2つ以上の映像送信装置に対してアドレス解決用パケットを送信するアドレス解決用パケット送信手段を備え、
映像送信開始/停止タイムコードをパケット送信する前に、パケット交換装置がアドレス解決テーブルを作成する手段を含む。
また、本発明(請求項9)は、パケット伝送ネットワーク上にパケット交換装置が存在し、
制御装置は、
映像の切替対象となる少なくとも2つ以上の映像送信装置に対してアドレス解決用パケットを送信するアドレス解決用パケット送信手段を備え、
映像送信開始/停止タイムコードをパケット送信する前に、パケット交換装置がアドレス解決テーブルを作成する手段を含む。
これにより、ネットワーク上のパケット交換装置のアドレス解決テーブルは、テーブルに登録されたアドレス間でパケット伝送の無い状態が続くと、そのアドレスがテーブルから抹消されることが多く、このために映像送信開始/停止タイムコードのパケットが映像送信装置に到達しない可能性があるが、アドレス解決用パケット送信手段により、映像送信開始/停止タイムコードを確実に映像送信装置へ到達させることができる。
また、本発明(請求項10)は、映像送信装置に、
入力映像に対して所定の時間BTの映像を保持するバッファと、
映像送信停止タイムコードETを受信し、T=ETとなったときにその時点でバッファに存在するBT時間分の映像送信を、所定のクロスフェード時間FTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階敵に低下もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を行い、その後映像送信を停止する映像送信フェードアウト手段と、
映像送信開始タイムコードSTを受信し、T=STとなったときに、FT−BT時間分の映像送信をFTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に増加もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を開始するとともに、BT時間分の映像をバッファリングする映像送信フェードイン手段を備え、
映像受信装置は、受信映像に対して少なくともFT−BT時間分の映像を保持するバッファを備える。
また、本発明(請求項11)は、映像送信停止タイムコード生成手段及び映像送信開始タイムコード生成手段において、クロスフェード時間FTを映像送信手段に送信し、
映像送信フェードアウト手段及び映像送信フェードイン手段は、
クロスフェード時間FTを受信し、該クロスフェード時間FTの値に従って映像送信フェードアウト及び映像送信フェードインを行う手段を含む。
また、本発明(請求項12)は、映像送信停止タイムコード生成手段及び映像送信開始タイムコード生成手段において、映像の切替先と切替元の映像送信装置からのタイムコードの差分の計測を複数回行い、その統計値の標準偏差の大きさに応じてクロスフェード時間FTを増加する手段を含む。
これにより、伝達遅延の変動が大きいネットワークにおいても、映像の切替の間における輻輳の発生を防ぐことができる。
また、本発明(請求項13)は、タイムコード計測手段において、
映像の切替先と切替元の映像送信装置からパケット伝送されたタイムコードの差分より、パケットの受信時刻の差分を減算する手段を含み、
映像送信開始タイムコード生成手段において、ETにその値を加算して映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む。
これにより、タイムコードの最小単位より細かい単位での時間差分の計測が可能となり、バッファ量の削減や映像切替の速度を向上させることができる。
図2は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項14)は、映像受信装置が複数の映像送信装置のうち1つの映像を受信している状態から、該映像送信装置へ映像送信停止の要求を送信し、他の映像送信装置へ映像送信開始の要求を送信して受信映像の切替を行う映像切替方法であって、
各映像送信装置において、
タイムコードを生成するステップ(ステップ1)と、
映像送信の有無にかかわらず映像伝送経路を介して映像受信装置にタイムコードを送信するステップ(ステップ2)と、を行い、
映像受信装置において、
映像送信停止タイムコードETを生成するステップ(ステップ3)と、
映像の切替元となる映像送信装置Aに対し、ETを送信するステップ(ステップ4)と、
映像受信装置で計測された映像送信装置BからのタイムコードOTと映像送信装置AからのタイムコードOTの差分DTにETを加算して映像送信開始タイムコードSTを生成するステップ(ステップ5)と、
映像の切替先となる映像送信装置Bに対し、STを送信するステップ(ステップ6)と、
映像送信装置Aにおいて、ETを受信するステップ(ステップ7)と、
自身が生成するタイムコードTがETになると同時に映像送信を停止するステップ(ステップ8)と、を行い、
映像送信装置Bにおいて、
STを受信するステップ(ステップ9)と、
自身が生成するタイムコードTがSTになると同時に映像送信を開始するステップ(ステップ10)と、
を行い、映像送信装置Aの映像から、映像送信装置Bの映像へと受信映像の切替を行う。
本発明(請求項15)は、映像送信装置Aにおいて、
入力映像に対して所定の時間BTの映像をバッファリングして映像送信を行うステップと、
がETと等しくなったときに、その時点でバッファに存在するBT時間分の映像送信を、映像のクロスフェード時間FTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に低下もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を行う、映像送信フェードアウト処理を開始するステップと、
その後映像送信を停止するステップと、を行い、
映像送信装置Bにおいて、TがSTと等しくなったときに、FT−BT時間の映像送信をFTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に増加もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を行い、映像送信フェードイン処理を開始すると共に、FT−BT時間分の映像をバッファリングするステップと、
を行い、
映像送信装置Aの映像から、映像送信装置Bの映像へと受信映像の切り替えを行う。
上記のように本発明によれば、複数の映像送信装置が存在する状況においても、映像送信装置の数、配置場所、映像受信再生装置からの伝送距離にかかわらず、映像信号の混信や輻輳による画像劣化を起こすことなく、ユーザの要求する時刻で正確に受信映像の切替を行うことが可能となる。
最初に本発明の動作原理を説明する。
図3は、本発明の映像送信開始タイムコード生成処理の動作原理を説明するための図である。
2つの映像送信装置A,Bとつの映像受信装置の伝送経路は途中の伝送経路結合装置10で1つに纏められる。伝送経路結合装置10は、パケット伝送ネットワークにおけるパケット交換装置や、2つの経路の信号を電気的に加算する装置等を示し、それぞれの映像送信装置A,Bから同時に映像送信が行われた場合は、ここで輻輳または映像信号の混信が発生する箇所となる。映像送信装置A、Bで生成されたタイムコードをそれぞれT,T、映像受信装置20で計測された映像送信装置A,BからのタイムコードをそれぞれOT,OTとし、映像送信装置A,Bから伝送経路結合装置10までの伝送遅延時間をD,D、伝送経路結合装置10から映像受信装置20までの伝送遅延時間をDCとすると、
=OT+D+D (1)
=OT+D+D (2)
という関係が成り立つ。映像送信装置Aにおいて、T=ETとなったときに映像送信を停止し、映像送信装置Bにおいて、T=STとなったときに映像送信を開始するように制御を行うとき、伝送経路結合装置10において輻輳または混信が発生しないための条件は、
ET+D−T'=ST+D−T' (3)
となる。ここで、T'及びT'は、ある時刻におけるTとTの値を示す。この時刻において映像受信装置20で計測されたタイムコードをOT'及びOT'とすると、式(1)、式(2)、及び式(3)により、
ST=ET+OT'−OT' (4)
が成り立つ。
伝送経路結合装置10において、
ET'=ET+D−T'、ST'=ST+D−T'
とすると、映像送信装置Aにおける後述する映像送信フェードアウト部により、映像信号Aのビットレートは、図4の時刻ET'から時刻ET'+FTまでのように推移し、映像送信装置Bにおける後述する映像送信フェードイン部により、映像信号Bのビットレートは、図4の時刻STから時刻ST+FTまでのように推移する。なお、このクロスフェード処理は、映像送信フェードアウト時に映像受信装置20のバッファを消費することで可能となるものであり、このときの映像送信装置A,Bと映像受信装置20におけるバッファ量の推移は、図5に示す通りとなる。
これにより、図3に示した伝送遅延D,Dがネットワークのジッタなどにより変動することで、映像切替の瞬間における映像信号Aと映像信号Bの合計ビットレートが変動する場合において、変動の割合を抑え、図6のような瞬間的な輻輳の発生を防ぐことができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図7は、本発明の第1の実施の形態における映像送受信システムの構成を示す。
同図に示す映像送受信システムは、映像送信装置100100B、映像受信装置300から構成される。
映像送信装置100A,100Bは、それぞれ、映像入力部110A,110B、映像送信部120A,120B、タイムコード生成部130A,130B、タイムコード送信部140A,140B、映像送信停止部150A,150B、映像送信開始部160A,160Bから構成される。
映像受信装置300は、映像受信部310、映像出力部320、タイムコード計測部330、映像送信停止タイムコード生成部340、映像送信開始タイムコード生成部350から構成される。
複数の映像送信装置100,100と映像受信装置300との伝送経路は、図3に示すように、途中の経路結合装置10で一つに纏められる。伝送経路は、回線占有型もしくはパケット伝送型の経路となり、伝送経路が回線占有型の経路の場合は、経路結合装置10は回線交換部もしくは信号加算部となる。伝送経路がパケット伝送型の経路の場合は、経路結合部はパケット交換部となる。
図8は、本発明の第1の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
ステップ101) 映像の切替元となる映像送信装置100A及び映像の切替先となる映像送信装置100Bにおいて、映像入力部110A,110Bに映像信号が入力される。同時に、タイムコード生成部130A,130Bにおいて、入力された映像信号と対応付けられたタイムコードT及びTがそれぞれ生成される。タイムコードの生成については、入力映像信号のクロックを基準として生成するか、入力映像信号にタイムコードが付与されている場合は、そのタイムコードをそのまま生成タイムコードとして利用してもよい。なお、一般に用いられるSMPTEタイムコード等では、時刻情報の最小単位が映像Iフレームとなるが、映像の水平同期信号を利用し、より細かい単位でのタイムコードを生成してもよい。
ステップ102) 次に、映像送信装置100Aでは、入力映像信号を映像信号送信部120Aより伝送経路を介して送信する。映像伝送の帯域幅を狭めるために、ここで映像の符号化を行ってもよい。同時に、映像送信装置100A及び映像送信装置100Bにおいて、タイムコード送信部140A,140BよりタイムコードT及びTを映像受信装置300に送信する。タイムコードの伝送経路は、映像伝送経路と同じでなくてはならない。また、タイムコードの送信間隔は映像送信装置100Aと映像送信装置100Bで同じでなくてはならない。
ステップ103) 映像受信装置300において、映像送信装置100Aから送信された映像を映像受信部310で受信し、映像出力部320から映像出力を行う。映像が符号化されている場合は、復号処理も行う。同時に、タイムコード計測部330において、両方の映像送信装置100A,100Bからのタイムコードの受信と計測を行い、映像送信装置100Aからの計測されたタイムコードOTと映像送信装置Bからの計測されたタイムコードOTを得る。
ステップ104) 映像送信停止タイムコード生成部340において、映像送信停止タイムコードETを生成し、映像送信装置100Aに伝送経路を介して送信する。ETはユーザにより予め指定された値であってもよいし、ユーザから映像切替の要求を受けた時点でのOTを基に生成してもよい。但し、この場合は、ETと映像送信開始タイムコードSTが映像送信装置100A及び映像送信装置100Bに到達したときに、既にその時刻が過ぎていないようにETを生成しなくてはならない。このため、予め伝送遅延時間に比べ充分長い時間を設定し、その値をOTに加算しETを生成するか、映像受信装置300から両方の映像送信装置100A,100Bへの伝送遅延時間を計測し、長い方の伝送遅延時間をOTに加算し、ETを生成するのが望ましい。伝送遅延時間の計測は、ICMP(Internet Control Message Protocol)のEcho Message及びEcho Reply Message等を用いて計測する。
ステップ105) ETの生成後は、映像送信開始タイムコード生成部350において、
DT=OT−OT
ST=ET+DT
によりSTを生成し、映像送信装置100Bに伝送経路を介して送信する。DTはある時刻のOTとOTの差分であるが、予め異なる時刻で複数回OTとOTを計測して求め、その差分の平均値を利用してもよい。また、伝送経路がパケット伝送型の場合は、TとTのパケットの受信時刻がそれぞれR,Rあるとき、
DT=OT−OT−(R−R
とすることで、より精度の高いDTを求めても良い。
なお、ETとSTの伝送経路は、必ずしも映像伝送経路を同一でなくともよい。また、伝送経路がパケット伝送型の場合は、ETとSTの送信はUDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)等のパケット形式を用いてパケット伝送を行うが、経路上のパケット交換部(図示せず)にアドレス解決テーブルが存在せず、最初のパケットが映像送信装置まで到達しない恐れがあるため、予めアドレス解決用パケットを両方の映像送信装置100A,100Bに向かって送信し、パケット交換部上にアドレス解決テーブルが存在する状態にしておくことが望ましい。アドレス解決用パケットはICMPのEcho Message等を利用して送信する。
ステップ106) 映像送信装置100Aの映像送信停止部150Aにおいて、ETを受信し、T=ETとなると同時に映像送信を停止させる。また、平行して、映像送信装置100Bの映像送信開始部160Bにおいて、STを受信し、T=STとなると同時に映像送信を開始させる。
ステップ107) 映像受信装置300では、映像送信装置100Aから映像のタイムコードがETとなると同時に、映像送信装置100Bからの映像へと受信映像が切り替わる。
[第2の実施の形態]
図9は、本発明の第2の実施の形態における映像送受信システムの構成を示す。
同図に示す映像送受信システムは、映像送信装置100、映像受信装置400、制御装置500から構成される。
本実施の形態では、第1の実施の形態における映像受信装置300のうち、映像送信停止タイムコード生成部340と映像送信開始タイムコード生成部350を制御装置500に移し、新たに、計測タイムコードを制御装置500に送信する計測タイムコード送信部を備える構成をとる。
映像受信装置400は、映像受信部410、映像出力部420、タイムコード計測部430、計測タイムコード送信部440から構成される。
制御装置500は、映像送信停止タイムコード生成部510、映像送信開始タイムコード生成部520から構成される。これらの構成は、第1の実施の形態の映像受信装置300の映像送信停止タイムコード生成部340と映像送信開始タイムコード生成部350と同様の機能を有する。
図10は、本発明の第2の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
ステップ201〜ステップ202は、前述の第1の実施の形態のステップ101、102の動作と同様であるのでその説明を省略する。
ステップ203) 映像受信装置400の映像受信部410において、映像送信装置100Aから送信された映像を受信し、映像出力部320から映像出力を行う。映像が符号化されている場合は、復号処理も行う。同時に、タイムコード計測部330において、両方の映像送信装置100A,100Bからのタイムコードの受信と計測を行い、映像送信装置100Aからの計測されたタイムコードOTと映像送信装置Bからの計測されたタイムコードOTを得る。
ステップ204) 計測により得られたタイムコードOT,OTを計測タイムコード送信部440より制御装置500に送信する。
ステップ205) 制御装置500において、映像送信停止タイムコード生成部510において、OTを受信し、映像送信開始タイムコード生成部520においてOTを受信する。
ステップ206) 映像送信停止タイムコード生成部510は、図8のステップ104と同様の方法により、映像送信停止タイムコードETを生成し、映像送信装置100Aに送信する。
ステップ207) 映像送信開始タイムコード生成部520は、図8のステップ105と同様の方法により、映像送信開始タイムコードSTBを生成し、映像送信装置100Bに送信する。
ステップ208) 映像送信装置100Aの映像送信停止部150Aにおいて、制御装置500からETを受信し、T=ETとなると同時に映像送信を停止させる。
ステップ209) また、並行して、映像送信装置100Bの映像送信開始部160Bにおいて、制御装置500からSTを受信し、T=STとなると同時に映像送信を開始させる。
ステップ210) 映像受信装置400では、映像送信装置100Aから映像のタイムコードがETとなると同時に、映像送信装置100Bからの映像へと受信映像が切り替わる。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態における送受信システムの構成を示す。
同図に示す送受信システムは、映像送信装置600A,600B、映像受信装置700から構成される。
映像送信装置600は、映像入力部610、映像送信部620、タイムコード生成部630、タイムコード送信部640、バッファ650、映像フェードアウト部660、映像送信フェードイン部670から構成される。
映像受信装置700は、映像受信部710、映像出力部720、タイムコード計測部730、映像送信停止タイムコード生成部740、映像送信開始タイムコード750、バッファ760から構成される。
図12は、本発明の第の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
ステップ301) 映像の切替元となる映像送信装置600A及び映像の切替先となる映像送信装置600Bにおいて、映像入力部610A,610Bに映像信号が入力される。同時に、タイムコード生成部630A,630Bにおいて、入力された映像信号と対応付けられたタイムコードT及びTがそれぞれ生成される。タイムコードの生成については、第1の実施の形態におけるステップ101と同様である。
ステップ302) 次に、映像送信装置600Aでは、入力映像信号を映像信号送信部620Aより伝送経路を介して送信する。このとき、映像送信装置600Aでは所定の時間BTの映像をバッファ650Aにバッファリングしながら映像信号送信部620から送出する。なお、これ以前に他の映像送信装置から映像送信装置600Aへの映像の切替が行われていない場合には、バッファリングは省略してもよい。
ステップ303) 映像受信装置700において、映像送信装置600Aから送信された映像を映像受信部310で受信し、少なくとも所定の時間FT−BTの映像をバッファ760にバッファリングしながら映像出力部320から映像出力を行う。
ステップ304) 映像受信装置700のタイムコード計測部730において、両方の映像送信装置100A,100Bからのタイムコードの受信と計測を行い、映像送信装置100Aからの計測されたタイムコードOTと映像送信装置Bからの計測されたタイムコードOTを得る。
ステップ305) 映像送信停止タイムコード生成部740は、第1の実施の形態と同様の方法でETを生成し、映像送信装置600Aに送信する。このとき、クロスフェード時間FTの値を生成し、映像送信装置600Aに送信するようにしてもよい。また、映像送信開始タイムコード生成部750も同様に、STを生成し、映像送信装置600Bに送信する。このとき、同様にクロスフェード時間FTの値を生成し、映像送信装置600Bに送信するようにしてもよい。クロスフェード時間FTの生成にあたっては、予め異なる時刻でDTの測定を複数回行い、その統計値の標準偏差の大きさに応じてFTの値を増加させてもよい。
ステップ306) 映像送信装置600Aの映像送信フェードアウト部660Aにおいて、映像受信装置の映像送信停止タイムコード生成部740からETを受信し、T=ETとなると同時に、映像送信のフェードアウトを開始する。映像送信のフェードアウトは、その時点でバッファ650Aに存在するBT時間分の映像の送信を、所定のクロスフェード時間FTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に低下させるか、もしくは、通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信することで行い、その後映像送信を停止する。なお、ステップ301においてバッファリングを省いた場合は、ここでバッファリングを行いながらETからET+BTまでの映像送信をFT時間で行う。
ステップ307) また、上記のステップ306と並行して、映像送信装置600Bの映像送信フェードイン部670Bにおいて、映像受信装置700の映像送信開始タイムコード生成部750からSTを受信し、T=STとなると同時に映像送信のフェードインを開始する。映像送信のフェードインは、FT−BT時間分の映像の送信をFTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に増加させるか、もしくは、通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を開始することで行う。また、このとき、BT時間分の映像のバッファリングを行いながらフェードイン処理を行う。
ステップ308) 映像受信装置700においては、映像送信装置600Aからの映像の再生が終わるまで、映像送信装置700Bからの映像のバッファリングを行う。
ステップ309) 映像受信装置700は、バッファリングされた映像送信装置600Aからの映像がなくなり、再生が終了したと同時に、映像送信装置600Bからの映像の再生を開始する。
なお、第2の実施の形態と同様に、制御装置を構成に加え、映像受信装置700の構成要素のうち、映像送信停止タイムコード生成部740と映像送信開始タイムコード生成部750を制御装置に移し、映像受信装置700に新たに計測タイムコード送信部を備える構成としてもよい。
なお、上記の映像送信装置及び映像受信装置の機能をプログラムとして構築し、これらの装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムをハードディスクや、フレキシブルディスク・CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、映像を中継・伝送する映像送受信システムに適用可能である。
本発明の原理構成図である。 本発明の原理を説明するための図である。 本発明の映像送信開始タイムコード生成処理の動作原理を説明するための図である。 本発明の映像送信装置の映像信号のビットレートを示す図である。 本発明の映像送信装置・映像受信装置のバッファ量の推移を示す図である。 本発明の合計ビットレートの変動を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における映像送受信システムの構成図である。 本発明の第1の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態における映像送受信システムの構成図である。 本発明の第2の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施の形態における映像送受信システムの構成図である。 本発明の第3の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
符号の説明
100 映像送信装置
110 映像入力手段、映像入力部
120 映像送信手段、映像送信部
130 タイムコード生成手段、タイムコード生成部
140 タイムコード送信手段、タイムコード送信部
150 映像送信停止手段、映像送信停止部
160 映像送信開始手段、映像送信開始部
300 映像受信装置
310 映像受信手段、映像受信部
320 映像出力手段、映像出力部
330 タイムコード計測手段、タイムコード計測部
340 映像送信停止タイムコード生成手段、映像送信停止タイムコード生成部
350 映像送信開始タイムコード生成手段、映像送信開始タイムコード生成部
400 映像受信装置
410 映像受信部
420 映像出力部
430 タイムコード計測部
440 計測タイムコード送信部
500 制御装置
510 映像送信停止タイムコード生成部
520 映像送信開始タイムコード生成部
600 映像送信装置
610 映像入力部
620 映像送信部
630 タイムコード生成部
640 タイムコード送信部
650 バッファ
660 映像送信フェードアウト部
670 映像送信フェードイン部
700 映像受信装置
710 映像受信部
720 映像出力部
730 タイムコード計測部
740 映像送信停止タイムコード生成部
750 映像送信開始タイムコード生成部
760 バッファ

Claims (15)

  1. 映像受信装置と、複数の映像送信装置で構成され、該映像受信装置が該複数の映像送信装置から1つを選択して映像を受信し、この間、他の映像送信装置は映像送信を停止する映像送受信システムであって、
    前記映像送信装置は、
    映像入力手段と、
    映像信号を前記映像受信装置に送信する映像送信手段と、
    タイムコードTを生成するタイムコード生成手段と、
    前記タイムコードTを前記映像受信装置に送信するタイムコード送信手段と、
    映像送信停止タイムコードETを受信し、T=ETとなったときに映像送信を停止する映像送信停止手段、または、映像送信開始タイムコードSTを受信し、T=STとなったときに映像送信を開始する映像送信開始手段と、
    を備え、
    前記映像受信装置は、
    前記映像送信装置より伝送経路を介して前記映像信号を受信する映像受信手段と、
    映像出力手段と、
    前記複数の映像送信装置で生成された前記タイムコードを計測するタイムコード計測手段と、
    現在の映像受信先の映像送信装置に対し、前記映像送信停止タイムコードETを生成して送信する映像送信停止タイムコード生成手段、または、映像切替先の映像送信装置に対し、映像切替元の映像送信装置のタイムコードと該映像切替先の映像送信装置のタイムコードとの差分を前記ETに加えて生成した前記映像送信開始タイムコードSTを送信する映像送信開始タイムコード生成手段と、
    を備え、前記複数の映像送信装置からの受信映像の切替を行い
    前記映像受信装置の前記映像送信開始タイムコード生成手段は、
    前記映像送信停止タイムコードETに、前記映像受信装置で計測された映像切替先のタイムコードと、該映像受信装置で計測された現在の映像受信先のタイムコードの差分を加算することで、前記映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む
    ことを特徴とする映像送受信システム。
  2. 映像受信装置と、複数の映像送信装置と、制御装置から構成され、該映像受信装置が該複数の映像送信装置から1つを選択して映像を受信し、この間、他の映像送信装置は映像送信を停止する映像送受信システムであって、
    前記映像受信装置は、
    前記複数の映像送信装置で生成されたタイムコードを計測するタイムコード計測手段と、
    該タイムコードを前記制御装置に送信する計測タイムコード送信手段を備え、
    前記制御装置は、
    現在の映像受信先の映像送信装置に対し、映像送信停止タイムコードETを生成して送信する映像送信停止タイムコード生成手段、または、映像切替先の映像送信装置に対し、映像切替元の映像送信装置のタイムコードと該映像切替先の映像送信装置のタイムコードとの差分を前記ETに加えて生成した映像送信開始タイムコードSTを送信する映像送信開始タイムコード生成手段と、
    を備え、
    前記制御装置の前記映像送信開始タイムコード生成手段は、
    前記映像送信停止タイムコードETに、前記映像受信装置から送信された映像切替先のタイムコードと、該映像受信装置から送信された現在の映像受信先のタイムコードの差分を加算することで、前記映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む
    ことを特徴とする映像送受信システム。
  3. 前記複数の映像送信装置のうち、映像の切替元と切替先の2つの映像送信装置のみが、前記タイムコードを前記映像受信装置に送信する
    請求項1または記載の映像送受信システム。
  4. 前記映像受信装置は、
    映像の切替元と切替先の映像送信装置との遅延時間を計測する手段を備え、
    前記映像送信停止タイムコード生成手段は、
    ユーザからの映像切替要求を受けた時点で計測された、切替元の映像送信装置からのタイムコードと、前記遅延時間のうち長い方の値を加算した値を、前記映像送信停止タイムコードETとする手段を含む
    請求項1または記載の映像送受信システム。
  5. 前記映像受信装置は、
    映像の切替先と切替元の映像送信装置からのタイムコードの差分の計測を複数回行う手段を含み、
    前記映像送信開始タイムコード生成手段は、
    前記映像停止開始タイムコードETにその平均値を加算して映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む
    請求項1または2記載の映像送受信システム。
  6. 前記映像送信手段、前記タイムコード送信手段、前記映像受信手段、前記タイムコード計測手段、前記映像送信停止タイムコード生成手段、前記映像送信開始タイムコード生成手段は、パケット伝送ネットワークを介してパケット送受信を行う
    請求項1記載の映像送受信システム。
  7. 前記タイムコード計測手段、計測タイムコード送信手段、前記映像送信停止タイムコード生成手段、前記映像送信開始タイムコード生成手段は、
    パケット伝送ネットワークを介してパケット送受信を行う
    請求項記載の映像送受信システム。
  8. 前記パケット伝送ネットワーク上にパケット交換装置が存在し、
    前記映像受信装置は
    映像の切替対象となる少なくとも2つ以上の前記映像送信装置に対してアドレス解決用パケットを送信するアドレス解決用パケット送信手段を備え、
    映像送信開始/停止タイムコードをパケット送信する前に、前記パケット交換装置がアドレス解決テーブルを作成する手段を含む
    請求項記載の映像送受信システム。
  9. 前記パケット伝送ネットワーク上にパケット交換装置が存在し、
    前記制御装置は、
    映像の切替対象となる少なくとも2つ以上の前記映像送信装置に対してアドレス解決用パケットを送信するアドレス解決用パケット送信手段を備え、
    映像送信開始/停止タイムコードをパケット送信する前に、前記パケット交換装置がアドレス解決テーブルを作成する手段を含む
    請求項2に記載の映像送受信システム。
  10. 前記映像送信装置は、
    入力映像に対して所定の時間BTの映像を保持するバッファと、
    前記映像送信停止タイムコードETを受信し、T=ETとなったときにその時点でバッファに存在するBT時間分の映像送信を、所定のクロスフェード時間FTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階敵に低下もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を行い、その後映像送信を停止する映像送信フェードアウト手段と、
    前記映像送信開始タイムコードSTを受信し、T=STとなったときに、FT−BT時間分の映像送信をFTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に増加もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を開始するとともに、BT時間分の映像をバッファリングする映像送信フェードイン手段を備え、
    前記映像受信装置は、受信映像に対して少なくともFT−BT時間分の映像を保持するバッファを備える
    請求項6乃至9のいずれか1項に記載の映像送受信システム。
  11. 前記映像送信停止タイムコード生成手段及び前記映像送信開始タイムコード生成手段は、
    前記クロスフェード時間FTを前記映像送信手段に送信し、
    前記映像送信フェードアウト手段及び前記映像送信フェードイン手段は、
    前記クロスフェード時間FTを受信し、該クロスフェード時間FTの値に従って映像送信フェードアウト及び映像送信フェードインを行う手段を含む
    請求項10記載の映像送受信システム。
  12. 前記映像送信停止タイムコード生成手段及び前記映像送信開始タイムコード生成手段は、
    映像の切替先と切替元の映像送信装置からのタイムコードの差分の計測を複数回行い、その統計値の標準偏差の大きさに応じて前記クロスフェード時間FTを増加する手段を含む
    請求項11記載の映像送受信システム。
  13. 前記タイムコード計測手段は、
    映像の切替先と切替元の映像送信装置からパケット伝送されたタイムコードの差分より、パケットの受信時刻の差分を減算する手段を含み、
    前記映像送信開始タイムコード生成手段は、
    前記ETにその値を加算して映像送信開始タイムコードSTを生成する手段を含む
    請求項6乃至12記載の映像送受信システム。
  14. 映像受信装置が複数の映像送信装置のうち1つの映像を受信している状態から、該映像送信装置へ映像送信停止の要求を送信し、他の映像送信装置へ映像送信開始の要求を送信して受信映像の切替を行う映像切替方法であって、
    各映像送信装置において、
    タイムコードを生成するステップと、
    映像送信の有無にかかわらず映像伝送経路を介して映像受信装置にタイムコードを送信するステップと、を行い、
    映像受信装置において、
    映像送信停止タイムコードETを生成するステップと、
    映像の切替元となる映像送信装置Aに対し、前記ETを送信するステップと、
    前記映像受信装置で計測された映像送信装置BからのタイムコードOTと映像送信装置AからのタイムコードOTの差分DTに前記ETを加算して映像送信開始タイムコードSTを生成するステップと、
    映像の切替先となる映像送信装置Bに対し、前記STを送信するステップと、
    前記映像送信装置Aにおいて、前記ETを受信するステップと、
    自身が生成するタイムコードTがETになると同時に映像送信を停止するステップと、を行い、
    映像送信装置Bにおいて、
    前記STを受信するステップと、
    自身が生成するタイムコードTがSTになると同時に映像送信を開始するステップと、
    を行い、前記映像送信装置Aの映像から、前記映像送信装置Bの映像へと受信映像の切替を行うことを特徴とする映像切替方法。
  15. 前記映像送信装置Aにおいて、
    入力映像に対して所定の時間BTの映像をバッファリングして映像送信を行うステップと、
    前記Tが前記ETと等しくなったときに、その時点でバッファに存在するBT時間分の映像送信を、映像のクロスフェード時間FTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に低下もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を行う、映像送信フェードアウト処理を開始するステップと、
    その後映像送信を停止するステップと、を行い、
    前記映像送信装置Bにおいて、前記Tが前記STと等しくなったときに、FT−BT時間の映像送信をFTの経過と同時に完了するよう、送信ビットレートを段階的に増加もしくは通常のビットレートより低い一定量のビットレートを保って映像送信を行い、映像送信フェードイン処理を開始すると共に、FT−BT時間分の映像をバッファリングするステップと、
    を行い、
    前記映像送信装置Aの映像から、映像送信装置Bの映像へと受信映像の切り替えを行う請求項14記載の映像切替方法。
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