JP5517039B2 - リング型センサ - Google Patents

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Description

本発明は、周囲の環境に応じた電気信号を生成するセンサに関する。特に、本発明は、リング型のセンサに関する。
人間とロボット、工作機械、自動車などの自動機械とが共存する環境においては、センサを用いてより安全に自動機械を動作させることが重要である。自動機械が周囲の環境を認識するために用いるそのようなセンサとしては、視覚センサ(vision sensor)、近接覚センサ(proximity sensor)、触覚センサ(tactile sensor)、力覚センサ(force sensor)などがあり、盛んに研究が行われている。
特許文献1には、3次元自由曲面に装着可能な面状の荷重センサ(力覚センサ)が開示されている。図1は、その面状の荷重センサ100を概略的に示している。図1に示されるように、この荷重センサ100は、感圧素子(pressure-sensitive element)130が2層のレイヤLayerA、LayerBに挟まれた構造を有している。
より詳細には、第1レイヤ(LayerA)は、マトリックス状に配置された複数の第1電極111と、それら第1電極111を網目状に接続する抵抗ネットワークを備える。第2レイヤ(LayerB)は、マトリックス状に配置された複数の第2電極112と、それら第2電極112を網目状に接続する抵抗ネットワークを備える。そして、第1電極111と第2電極112の全ての組み合わせに関して、第1電極111と第2電極112の間に感圧素子(検出エレメント)130が接続されている。感圧素子130は、例えば、圧力に応じて抵抗値が変わる感圧導電性ゴム(pressure sensitive conductive rubber)である。
更に、第1レイヤの対向する2辺は、それぞれ出力端子141、142に接続されている。また、第2レイヤの対向する2辺は、それぞれ出力端子143、144に接続されている。出力端子141、142は、抵抗を介して電源端子145に接続されている。出力端子143、144は、抵抗を介して電源端子146に接続されている。電源端子145、146にはそれぞれ電圧+V0及び電圧−V0が供給される。
このような回路構成を有する荷重センサ100において、2層のレイヤ(LayerA,LayerB)は変形可能な網目状に形成されている。従って、この荷重センサ100を3次元自由曲面に装着することができる。そして、その荷重センサ100に外部物体が接触すると、その接触面に圧力分布(荷重分布)が生じる。その圧力分布に応じて、接触面近傍の感圧素子130の抵抗値が変化する。結果として、その圧力分布に応じた電流分布が発生する。その電流分布の中心位置及び総電流量は、出力端子141〜144のそれぞれの電圧に基づいて算出可能である。そのようにして算出された中心位置及び総電流量が、圧力分布(荷重分布)の中心位置及び荷重のそれぞれに相当する。
非特許文献1には、装着型デバイスを用いて指関節角度を推定する技術が開示されている。当該技術によれば、指関節角度と相関を有する手首凹凸形状がまず計測される。具体的には、多数のフォトリフレクタが円周上に一列に配置されたバンドが用いられる。そのバンドが手首に巻きつけられた後、それらフォトリフレクタが1個ずつ順番に走査される。これにより、バンドと手首との隙間を計測し、その結果、手首凹凸形状を得ることができる。この手首凹凸形状の変化に基づいて、指動作の推定が行われる。
国際公開WO2007/069412号公報
T. Sato et al., "Finger Angle Estimation based on Wrist Contour Shape", Proceedings of the 2008 JSME Conference on Robotics and Mechatronics, 1A1−I10(1)−(4), 2008.
本発明の1つの目的は、有用で新規なセンサを提供することにある。
本発明の1つの観点において、リング型センサが提供される。そのリング型センサは、複数のノードペアと、第1抵抗ネットワークと、第2抵抗ネットワークと、センサ素子とを備える。複数のノードペアの各々は、第1ノードと第2ノードとを含む。第1抵抗ネットワークは、複数のノードペアの第1ノード同士を網目状に電気的に接続する。第2抵抗ネットワークは、複数のノードペアの第2ノード同士を網目状に電気的に接続する。センサ素子は、周囲の環境に応じた検出電流を生成する。
複数のノードペアは、センサノードペアと非センサノードペアを含む。センサノードペアでは、第1ノードと第2ノードとの間にセンサ素子が電気的に接続され、第1ノードと第2ノードとの間に検出電流が流れる。このセンサノードペアは、第1抵抗ネットワーク及び第2抵抗ネットワーク上で閉ループを形成するようにリング状に配置されている。一方、非センサノードペアでは、第1ノードと第2ノードとの間にセンサ素子が接続されない。非センサノードペアは、第1抵抗ネットワーク及び第2抵抗ネットワーク上で閉ループの内側に配置されている。
センサノードペアの第1ノードと第2ノードとの間には、2以上のセンサ素子が並列に接続されてもよい。センサ素子は、例えば、近接覚センサ素子である。
本発明によれば、有用で新規なリング型センサが実現される。
図1は、関連技術に記載されている荷重センサを示す概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るリング型センサの等価回路を示す回路図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る第1抵抗ネットワークの等価回路を示す回路図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る第2抵抗ネットワークの等価回路を示す回路図である。 図5Aは、本発明の実施の形態に係るセンサノードペアとセンサ素子を示している。 図5Bは、本発明の実施の形態に係る非センサノードペアを示している。 図6は、本発明の実施の形態に係るセンサノードペアの配置の変形例を示している。 図7は、本発明の実施の形態に係るセンサノードペアの配置の他の変形例を示している。 図8は、本発明の実施の形態に係るセンサシステムの構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態における中心位置の算出の一例を示す概念図である。 図10は、本発明の実施の形態における中心位置の算出の他の例を示す概念図である。 図11は、フォトリフレクタを示す概略図である。 図12は、本発明の実施の形態におけるセンサノードペアとフォトリフレクタとの接続の第1の例を示している。 図13は、図12の場合のリング型センサの使用例を示している。 図14は、図13の場合のLED点灯制御方式の一例を説明するための回路図である。 図15は、図13の場合のLED点灯制御方式の他の例を説明するための回路図である。 図16は、本発明の実施の形態におけるセンサノードペアとフォトリフレクタとの接続の第2の例を示している。 図17は、図16の場合のリング型センサの使用例を示している。 図18は、図17の場合のLED点灯制御方式の一例を説明するための回路図である。 図19は、図17の場合のLED点灯制御方式の他の例を説明するための回路図である。 図20は、図17の場合のLED点灯制御方式の更に他の例を説明するための回路図である。 図21は、図17の場合のLED点灯制御方式の更に他の例を説明するための回路図である。 図22は、比較例を示している。 図23は、比較例を示している。 図24は、感圧素子を示す断面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係るリング型センサを説明する。
1.回路構成
図2は、本実施の形態に係るリング型センサ1の等価回路を示す回路図である。リング型センサ1は、複数のノードペア10、抵抗ネットワーク20、及び複数のセンサ素子30を備えている。複数のノードペア10の各々は、第1ノード11と第2ノード12を含んでいる。
抵抗ネットワーク20は、複数のノードペア10同士を網目状に接続している。より詳細には、抵抗ネットワーク20は、第1抵抗ネットワーク21と第2抵抗ネットワーク22を含んでいる。第1抵抗ネットワーク21は、複数の第1ノード11同士を網目状(ネット状)に電気的に接続している。一方、第2抵抗ネットワーク22は、複数の第2ノード12同士を網目状(ネット状)に電気的に接続している。ノード間の接続には、接続構造25が用いられる。この接続構造25は、所定の抵抗値(r)を有しており、例えば抵抗素子とケーブルで形成される。尚、接続構造25の長さや形状は任意であり、ノードペア10の配置に応じて自由に設計されればよい。
図3及び図4は、それぞれ、第1抵抗ネットワーク21及び第2抵抗ネットワーク22の等価回路の例を示している。図3及び図4で示される例において、複数のノードペア10は、M行×N列のマトリックス状に配置されている。ここで、Mは2以上の整数であり、Nは2以上の整数である。以下の説明において、添え字“−(m,n)”は、第m行第n列を意味する。尚、図3及び図4に示されているマトリックスはあくまで等価回路であり、実使用時の形状とは限らないことに留意されたい。
図3に示されるように、第1抵抗ネットワーク21は、第1ノード11−(1,1)〜11−(M,N)を網目状に電気的に接続している。つまり、第1ノード11−(i,j)と第1ノード11−(i+1,j)とは、接続構造25を介して互いに電気的に接続されている。ここで、iは1〜M−1の範囲の整数であり、jは1〜Nの範囲の整数である。また、第1ノード11−(k,l)と第1ノード11−(k,l+1)とは、接続構造25を介して互いに電気的に接続されている。ここで、kは1〜Mの範囲の整数であり、lは1〜N−1の範囲の整数である。
更に、第1抵抗ネットワーク21は、出力端子41、42を有している。出力端子41は第1ノード11−(1,1)〜11−(M,1)に接続されており、出力端子42は第1ノード11−(1,N)〜11−(M,N)に接続されている。すなわち、出力端子41、42は、第1ノード11のマトリックスを第1の方向(x方向)から挟むように対称的に設けられている。これら出力端子41、42の各々は、抵抗(抵抗値:R0)を介して電源端子45に接続されている。電源端子45には、電圧+V0が供給される。出力端子41、42の電圧はそれぞれV1、V2である。
図4に示されるように、第2抵抗ネットワーク22は、第2ノード12−(1,1)〜12−(M,N)を網目状に電気的に接続している。つまり、第2ノード12−(i,j)と第2ノード12−(i+1,j)とは、接続構造25を介して互いに電気的に接続されている。ここで、iは1〜M−1の範囲の整数であり、jは1〜Nの範囲の整数である。また、第2ノード12−(k,l)と第2ノード12−(k,l+1)とは、接続構造25を介して互いに電気的に接続されている。ここで、kは1〜Mの範囲の整数であり、lは1〜N−1の範囲の整数である。
更に、第2抵抗ネットワーク22は、出力端子43、44を有している。出力端子43は第2ノード12−(1,1)〜12−(1,N)に接続されており、出力端子44は第2ノード12−(M,1)〜12−(M,N)に接続されている。すなわち、出力端子43、44は、第2ノード12のマトリックスを第2の方向(y方向)から挟むように対称的に設けられている。第2の方向は、上述の第1の方向と交差する方向である。これら出力端子43、44の各々は、抵抗(抵抗値:R0)を介して電源端子46に接続されている。電源端子46には、電圧−V0が供給される。出力端子43、44の電圧はそれぞれV3、V4である。
センサ素子30は、周囲の環境に応じた電流(検出電流)を生成する。センサ素子30としては、近接覚センサ素子、光センサ素子、感圧素子等が例示される。このセンサ素子30は、ノードペア10の第1ノード11と第2ノード12との間に接続される。但し、本実施の形態では、全てのノードペア10に対してセンサ素子30が設けられるわけではい。本実施の形態では、センサ素子30は、いくつかのノードペア10に対して選択的に設けられる。センサ素子30が配置されるノードペア10は、以下「センサノードペア10A」と参照される。一方、センサ素子30が配置されないノードペア10は、以下「非センサノードペア10B」と参照される。
図5Aは、センサノードペア10Aとセンサ素子30を示している。センサノードペア10Aは、第1ノード11Aと第2ノード12Aを有している。センサ素子30は、センサノードペア10Aの第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に電気的に接続されており、周囲の環境に応じた検出電流が第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に流れる。
図5Bは、非センサノードペア10Bを示している。非センサノードペア10Bは、第1ノード11Bと第2ノード12Bを有している。非センサノードペア10Bの第1ノード11Bと第2ノード12Bとの間には、センサ素子30は接続されない。第1ノード11Bと第2ノード12Bは、周りのセンサノードペア10Aを介して電気的に接続されるが、直接的には接続されなくてよい。これは、第1ノード11Bと第2ノード12Bとの間に、抵抗値が無限大の抵抗が接続されている状態に相当する。あるいは、第1ノード11Bと第2ノード12Bとの間に抵抗素子が介在していてもよい。いずれにせよ、非センサノードペア10Bにはセンサ素子30は配置されない。
本実施の形態によれば、センサノードペア10Aは、抵抗ネットワーク20上で閉ループを形成するように“リング状(ループ状)”に配置される。例えば図2〜図4では、センサノードペア10Aが黒丸で表され、非センサノードペア10Bが白丸で表されている。図3及び図4で示される例では、ノードペア10−(1,1)〜10〜(1,N)、ノードペア10−(1,1)〜10−(M,1)、ノードペア10−(1,N)〜10−(M、N)、ノードペア10−(M,1)〜10−(M,N)が、センサノードペア10Aである。その結果、抵抗ネットワーク20上において、センサノードペア10Aの配置がリング状となり、それらセンサノードペア10Aによって閉ループLOOPが形成される。一方、非センサノードペア10Bは、抵抗ネットワーク20上で閉ループLOOPの内側に配置される。
センサノードペア10Aの配置は上記のものに限られない。例えば図6では、ノードペア10−(2,2)〜10〜(2,N−1)、ノードペア10−(2,2)〜10−(M−1,2)、ノードペア10−(2,N−1)〜10−(M−1、N−1)、ノードペア10−(M−1,2)〜10−(M−1,N−1)が、センサノードペア10Aである。この場合でも、抵抗ネットワーク20上において、センサノードペア10Aの配置がリング状となり、それらセンサノードペア10Aによって閉ループLOOPが形成される。非センサノードペア10Bは、少なくとも、抵抗ネットワーク20上で閉ループLOOPの内側に配置される。また、図7で示されるようなひし形の配置も可能である。
尚、上記例で示されたように、センサノードペア10Aの閉ループLOOPは、抵抗ネットワーク20上において対称的なレイアウトを有していることが好ましい。
2.原理
本実施の形態に係るリング型センサ1の網目状の第1抵抗ネットワーク21及び第2抵抗ネットワーク22は、図1で示された第1レイヤ(LayerA)及び第2レイヤ(LayerB)と同等である。従って、リング型センサ1の抵抗ネットワーク20の電流分布の中心位置及び総電流量は、特許文献1(国際公開WO2007/069412号公報)に開示された手法と同じ手法で算出可能である。詳細には次の通りである。
図8は、本実施の形態に係るセンサシステムの構成を示すブロック図である。センサシステムは、リング型センサ1と制御回路50を備えている。リング型センサ1の出力端子41〜44のそれぞれは、配線61〜64を介して制御回路50に接続されている。制御回路50は、出力端子41〜44のそれぞれの電圧V1〜V4に基づいて、電流分布の中心位置及び総電流量を算出する。総電流Iallは、次の式(1)で表される。
Figure 0005517039
電流分布のx軸まわりの一次モーメントに相当する値はIxであり、電流分布のy軸まわりの一次モーメントに相当する値はIyである。定数aと定数λを用いることにより、値Ix及び値Iyは、それぞれ次の式(2)、(3)で表される。定数λはM/Nで与えられる。
Figure 0005517039
Figure 0005517039
制御回路50は、値Ixを総電流Iallで割ることによって、電流分布の中心位置のx座標を算出する。また、制御回路50は、値Iyを総電流Iallで割ることによって、電流分布の中心位置のy座標を算出する。このようにして、制御回路50は、電流分布の中心位置及び総電流Iallを算出する。尚、以上の計算は全てアナログ回路で実現され得る。
センサ素子30が特許文献1と同様に感圧素子であれば、算出された中心位置及び総電流量は、圧力分布(荷重分布)の中心位置及び荷重のそれぞれに相当する。センサ素子30が近接覚センサ素子であれば、算出された中心位置及び総電流量は、物体の近接方向及び近接距離のそれぞれに相当する。制御回路50は、それら算出結果を表示部に表示してもよいし、自動機械の動作にフィードバックしてもよい。
図9及び図10は、計算結果の例を示している。図9及び図10において、x軸及びy軸は、ノードペア10のマトリックスの列方向及び行方向に対応しており、座標原点は当該マトリックスの中央に対応している。また、代表として、閉ループLOOP上の8個のセンサ素子30−1〜30−8のそれぞれの座標が示されている。
図9は、アクティブセンサが1つだけである場合の計算結果を示している。例として、センサ素子30−1だけがアクティブになっている。この場合、アクティブとなったセンサ素子30−1の座標(x1,y1)が、電流分布の中心位置として算出される。つまり、電流分布の中心位置として算出される座標は、閉ループLOOPに対応した軌跡上にのる。
図10は、アクティブセンサが複数ある場合の計算結果を示している。例として、2つのセンサ素子30−1、30−4がアクティブになっている。この場合、電流分布の中心位置として算出される座標(xa,ya)は、センサ素子30−1の座標でもなく、センサ素子30−4の座標でもない。算出座標(xa,ya)は、アクティブとなったセンサ素子30−1、30−4の重心位置である。すなわち、アクティブセンサが複数ある場合、算出座標は、閉ループLOOPに対応した軌跡よりも原点側にずれる可能性が高い。このことは、算出座標と閉ループLOOPに対応した軌跡とを比較することによって、アクティブセンサ数が1個だけか2個以上かを判定可能であることを意味する。これは、網目状の抵抗ネットワーク20上でセンサノードペア10Aがリング状に配置されたリング型センサ1ならではの効果であると言える。
また、本実施の形態では、電流の積分値(モーメント量)に基づいて、中心位置が算出されている。従って、高いノイズ耐性が得られる。
更に、本実施の形態に係るリング型センサ1は、基本的にアナログ回路で実現され得る。従って、センサ素子数や配置面積にかかわらず、非常に高い計算スピードが実現される。リング型センサ1が適用される自動機械では、センサ出力が当該自動機械の動作にフィードバックされ、高速応答が実現される。
3.近接覚センサ
本実施の形態に係るリング型センサ1を、近接覚センサ(proximity sensor)に応用することを考える。この場合、センサ素子30は、近接覚センサ素子である。近接覚センサ素子は、例えば、発光素子と受光素子のペアを有する光センサ素子により実現される。
図11は、光センサ素子の一例としてのフォトリフレクタ70を示している。フォトリフレクタ70は、発光素子としての発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)71、及び受光素子としてのフォトトランジスタ72のペアを備えている。フォトリフレクタ70に物体が近づくと、LED71から放射された光がその物体で反射され、当該物体からの反射光がフォトトランジスタ72に入射する。そして、フォトトランジスタ72には、その反射光の強度に依存する電流(検出電流)が流れる。
近接覚センサの場合、算出された電流分布の中心位置及び総電流量は、物体の近接方向及び近接距離のそれぞれに相当する。尚、電流量から近接距離を求める技術は周知である(例えば、特開昭60−62496号公報を参照)。
3−1.第1の例(1段配置)
図12は、センサノードペア10Aとフォトリフレクタ70との接続の第1の例を示している。本例では、1つのセンサノードペア10Aの第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に、1つのフォトリフレクタ70が接続される。より詳細には、そのフォトリフレクタ70のフォトトランジスタ72が、第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に電気的に接続される。LED71が発光すると、近接物体からの反射光の強度に応じた検出電流が第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に流れる。
図13は、リング型センサ1の使用例を示している。図13で示される例では、閉ループLOOPが円柱(円筒)の側曲面を一周するように形成されており、その閉ループLOOP上の複数のフォトリフレクタ70が円柱の側周上に均等に配置されている。つまり、円柱の側周に沿った1段のセンサ列が構成される。円柱は、例えば、ロボットアームである。尚、図2等で示されたマトリックスはあくまで等価回路であり、実使用時の形状ではないことに留意されたい。複数のフォトリフレクタ70(センサ素子30)が図13で示されたように配置され、且つ、上記等価回路が得られるように配線接続が適宜なされていればよい。
図13に示されるように、円柱の長手方向はZ方向であり、方位角方向(円周方向)はθ方向である。本例では、P個(Pは2以上の整数)のフォトリフレクタ70が、θ方向に等間隔で配置されるとする。物体がこの円柱に接近すると、その接近方向(当該物体の方位角θ)に位置するフォトリフレクタ70がアクティブセンサとなる。そして、上述の通り、抵抗ネットワーク20における電流分布の中心位置及び総電流量といった情報が算出される。但し、算出された情報の意味は、LED71の点灯制御方式に依存して異なり得る。
図14は、LED点灯制御方式の一例を示している。θ方向に配置されたP個のフォトリフレクタ70は、それぞれLED71−1〜71−Pを有している。これらP個のLED71−1〜71−Pの点灯を制御するための回路構成は、上述の抵抗ネットワーク20とは別に設けられる。具体的には、LEDの点灯制御を行うLEDコントローラ80が設けられる。LEDコントローラ80は、上述の制御回路50に含まれていてもよい。このLEDコントローラ80は、電源配線81、82を通してLED71−1〜71−Pに電力を供給し、LED71−1〜71−Pを発光させる。図14の例では、更に、LED71毎にON/OFF制御するためのθセレクタ83が設けられている。LEDコントローラ80は、θ選択信号SELTをθセレクタ83に出力することによって、所望のLED71だけを選択的に点灯(発光)させることができる。
このような回路構成によって、LED71−1〜71−Pを1個ずつ順番に点灯させることが可能である。そのような方式は、以下「θスキャン方式」と参照される。θスキャン方式の場合、あるタイミングで点灯した1つのLED71に物体が近接していれば、当該近接物体の方位角θと近接距離が算出される。複数の物体が同時に近接している場合であっても、それぞれの物体の方位角θと近接距離が別々に算出される。すなわち、θ方向に沿った近接距離分布を把握することが可能である。
図15は、LED点灯制御方式の他の例を示している。図14で示された回路構成と比較して、θセレクタ83が除かれている。つまり、LEDコントローラ80は、全てのLED71−1〜71−Pを同時に点灯させる。このような方式は、以下「全灯方式」と参照される。全灯方式の場合、近接物体の数が1個だけであれば、当該1個の近接物体の方位角θと近接距離が算出される(図9参照)。
しかしながら、複数の物体が同時に近接していると、それら複数の物体のそれぞれの方位角θの重み付き平均が算出されてしまう(図10参照)。すなわち、近接物体の正確な方向を把握することはできない。但し、図10で説明されたように、算出座標と閉ループLOOPに対応した軌跡とを比較することによって、近接物体の数が1個か2個以上かを判別することは可能である。また、たいていの場合、近接物体は1個だけであり、実用上問題無いと考えられる。
全灯方式の場合、θセレクタ83及びθ選択信号SELTが不要であるため、θスキャン方式と比較して、配線本数及び回路面積が削減される。また、順次点灯のためのスイッチングが行われないため、θスキャン方式と比較して、動作速度が向上する。すなわち、全灯方式は高速動作を実現することができ、自動機械の高速制御にとって特に有効である。
LED点灯制御方式は、θスキャン方式と全灯方式との間で切り替え可能であってもよい。例えば、図14で示されたθセレクタ83を含む回路構成が採用され、通常時は全灯方式が実施される。そして、2個以上の近接物体が検出された場合に、方式がθスキャン方式に切り替えられ、詳細な解析が実施される。これにより、高速動作と検出精度の両立が図れる。
3−2.第2の例(多段配置)
上記第1の例では、Z方向(円筒の長手方向)に不感領域が存在する。この問題は、フォトリフレクタ70(センサ素子30)を多段に配置することによって解消され得る。第2の例では、フォトリフレクタ70が多段に配置される形態を説明する。尚、第1の例と重複する説明は適宜省略される。
図16は、本例におけるセンサノードペア10Aとフォトリフレクタ70との接続を示している。本例では、1つのセンサノードペア10Aの第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に、複数のフォトリフレクタ70が並列に接続されている。より詳細には、複数のフォトリフレクタ70のそれぞれのフォトトランジスタ72が、第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に並列に接続されている。例えば図16において、3つのフォトリフレクタ70−1〜70−3のそれぞれのフォトトランジスタ72が、第1ノード11Aと第2ノード12Aとの間に並列に接続されている。
図17は、リング型センサ1の使用例を示している。θ方向の配置は、図13で示された第1の例と同様である。更に、各センサノードペア10Aに接続された複数のフォトリフレクタ70−1〜70−3が、Z方向に均等に配置されている。つまり、円柱の側周に沿った“多段”のセンサ列が構成されている。円柱は、例えば、ロボットアームである。本例では、P個(Pは2以上の整数)のフォトリフレクタ70が、θ方向に等間隔で配置され、Q個(Qは2以上の整数)のフォトリフレクタ70が、Z方向に等間隔で配置されるとする。物体がこの円柱に接近すると、その接近方向に位置するフォトリフレクタ70がアクティブセンサとなる。
図18は、LED点灯制御方式の一例を示している。θ方向に配置されたP個のフォトリフレクタ70は、それぞれLED71−1q〜71−Pqを有している(q=1〜Q)。Z方向に配置されたQ個のフォトリフレクタ70は、それぞれLED71−p1〜71−pQを有している(p=1〜P)。LEDコントローラ80は、電源配線81、82を通してLED71−11〜71−PQに電力を供給し、LED71−11〜71−PQを発光させる。図18の例では、更に、LED71毎にON/OFF制御するためのθセレクタ83及びZセレクタ84が設けられている。LEDコントローラ80は、θ選択信号SELTをθセレクタ83に出力することによって、θ方向の所望のLED71だけを選択的に点灯(発光)させることができる。また、LEDコントローラ80は、Z選択信号SELZをZセレクタ84に出力することによって、Z方向の所望のLED71だけを選択的に点灯(発光)させることができる。
このような回路構成によって、LED71−11〜71−PQを1個ずつ順番に点灯させることが可能である。そのような方式は、以下「全スキャン方式」と参照される。全スキャン方式の場合、あるタイミングで点灯した1つのLED71に物体が近接していれば、当該近接物体の方位角θと近接距離が算出される。また、そのタイミングから、当該近接物体のZ方向位置も識別可能である。複数の物体が同時に近接している場合であっても、それぞれの物体の方向(方位角θ、Z方向位置)と近接距離が別々に得られる。すなわち、θ方向及びZ方向に沿った近接距離分布を把握することが可能である。
図19は、LED点灯制御方式の他の例を示している。図18で示された回路構成と比較して、Zセレクタ84が除かれている。つまり、Z方向に配置されたQ個のLED71−p1〜71−pQ(p=1〜P)は同時に点灯し、スキャンはθ方向にだけ行われる。この方式は、以下「θスキャン方式」と参照される。θスキャン方式の場合、近接物体の方位角θは識別可能であるが、そのZ方向位置は識別不可能である。すなわち、θ方向に沿った近接距離分布だけを把握することが可能である。θスキャン方式の場合、全スキャン方式と比較して、配線本数及び回路面積が削減され、また、動作速度が向上する。
図20は、LED点灯制御方式の更に他の例を示している。図18で示された回路構成と比較して、θセレクタ83が除かれている。つまり、θ方向に配置されたP個のLED71−1q〜71−Pq(q=1〜Q)は同時に点灯し、スキャンはZ方向にだけ行われる。この方式は、以下「Zスキャン方式」と参照される。Zスキャン方式の場合、近接物体のZ方向位置は識別可能である。一方、近接物体の方位角θが識別可能か否かは、その近接物体の個数に依存する。θ方向において近接物体の数が1個だけであれば、当該1個の近接物体の方位角θと近接距離が算出される(図9参照)。しかしながら、θ方向において複数の物体が同時に近接していると、それら複数の物体のそれぞれの方位角θの重み付き平均が算出されてしまう(図10参照)。但し、算出座標と閉ループLOOPに対応した軌跡とを比較することによって、θ方向における近接物体の数が1個か2個以上かを判別することは可能である。Zスキャン方式の場合、全スキャン方式と比較して、配線本数及び回路面積が削減され、また、動作速度が向上する。
図21は、LED点灯制御方式の更に他の例を示している。図18で示された回路構成と比較して、θセレクタ83及びZセレクタ84が除かれている。つまり、LEDコントローラ80は、全てのLED71−11〜71−PQを同時に点灯させる。このような方式は、以下「全灯方式」と参照される。全灯方式の場合、近接物体の数が1個だけであれば、当該1個の近接物体の方位角θと近接距離が算出される(図9参照)。しかしながら、複数の物体が同時に近接していると、それら複数の物体のそれぞれの方位角θの重み付き平均が算出されてしまう(図10参照)。すなわち、近接物体の正確な方向を把握することはできない。但し、算出座標と閉ループLOOPに対応した軌跡とを比較することによって、近接物体の数が1個か2個以上かを判別することは可能である。全灯方式の場合、配線本数及び回路面積が最も削減され、また、動作速度も最も向上する。
LED点灯制御方式は切り替え可能であってもよい。例えば、図18で示されたθセレクタ83及びZセレクタ84を含む回路構成が採用され、通常時は全灯方式が実施される。そして、2個以上の近接物体が検出された場合に、方式がいずれかのスキャン方式に切り替えられ、詳細な解析が実施される。これにより、高速動作と検出精度の両立が図れる。
3−3.効果
本実施の形態によれば、ノイズに強く、高速動作可能な近接覚センサが実現される。更に、本実施の形態によれば、全方位対応の近接覚センサが実現される。
比較例として、図22で示される場合を考える。この比較例では、図1で示されたような面状の近接覚センサが円柱の周囲に巻きつけられている。この場合、ある方向にどうしても“継ぎ目”が生じてしまう。図23に示されるように、この継ぎ目が存在する方向から物体が近づいた場合、その継ぎ目を挟む端部のセンサがアクティブとなる。その結果、電流分布の中心位置は、端部のアクティブセンサの中間位置、つまり、センサ面の中央と算出されてしまう。言い換えれば、近接物体の方向が、継ぎ目とは逆の方向、つまり、実際の近接方向とは反対方向と算出されてしまう。これは、「ロボットが近接物体から逃げようとして、逆に近接物体に突進する」といった誤動作の原因となる。このように、面状の近接覚センサが円柱の周囲に巻きつけられる場合は、継ぎ目が発生し、その継ぎ目が近接物体検出の“特異点”となる。
一方、本実施の形態に係るリング型センサ1では、センサ素子30(センサノードペア10A)が、網目状の抵抗ネットワーク20上で閉ループを形成するようにリング状に配置されている。従って、図22、図23で示されたような“継ぎ目”は存在せず、近接物体検出の“特異点”も存在しない。その結果、全方位対応の近接覚センサが実現される。
本実施の形態に係る近接覚センサ1は、例えば、ロボットや自動車といった自動機械に適用され、接触回避、衝突回避、安全確保などに有用である。
例えば、本実施の形態に係る近接覚センサ1は、ロボットアームに搭載することができる(図13、図17参照)。例えば、人間型の介護用ロボットのアームの手先近辺に、この近接覚センサ1を取り付ける場合を考える。この場合、ロボットの被介護者は、近接覚センサ1の近傍に手をかざすだけで、直接触れずともロボットを制御することができ、また、衝突事故等を防ぐことも可能となる。
4.その他の実施例
本実施の形態に係るセンサ素子30は、近接覚センサ素子に限られない。例えば、センサ素子30は、特許文献1の場合と同様な感圧素子(pressure-sensitive element)であってもよい。
図24は、感圧素子90の一例を示している。感圧素子90は、第1電極91、第2電極92、感圧素材93、絶縁体94、及び接続端子95を有している。感圧素材93は、第1電極91と第2電極92とに挟まれている。感圧素材93は、例えば、圧力に応じて抵抗値が変わる感圧導電性ゴム(pressure sensitive conductive rubber)である。第1電極91と第2電極92とにより圧縮されると、感圧素材93の電気抵抗は小さくなる。第1電極91は、第1ノード11Aに相当する、あるいは、接続端子95を介して第1ノード11Aに接続される。第2電極92は、第2ノード12Aに相当する、あるいは、接続端子95を介して第2ノード12Aに接続される。このような感圧素子90を利用することによって、リング型の荷重センサが実現される。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 リング型センサ
10 ノードペア
10A センサノードペア
10B 非センサノードペア
11、11A、11B 第1ノード
12、12A、12B 第2ノード
20 抵抗ネットワーク
21 第1抵抗ネットワーク
22 第2抵抗ネットワーク
25 接続構造
30 センサ素子
41〜44 出力端子
45、46 電源端子
50 制御回路
61〜64 配線
70 フォトリフレクタ
71 LED
72 フォトトランジスタ
80 LEDコントローラ
81、82 電源配線
83 θセレクタ
84 Zセレクタ
90 感圧素子

Claims (6)

  1. 各々が第1ノードと第2ノードとを含む複数のノードペアと、
    前記複数のノードペアの前記第1ノード同士を網目状に電気的に接続する第1抵抗ネットワークと、
    前記複数のノードペアの前記第2ノード同士を網目状に電気的に接続する第2抵抗ネットワークと、
    周囲の環境に応じた検出電流を生成するセンサ素子と
    を備え、
    前記複数のノードペアは、
    前記第1ノードと前記第2ノードとの間に前記センサ素子が電気的に接続され、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に前記検出電流が流れるセンサノードペアと、
    前記第1ノードと前記第2ノードとの間に前記センサ素子が接続されない非センサノードペアと
    を含み、
    前記センサノードペアは、前記第1抵抗ネットワーク及び前記第2抵抗ネットワーク上で閉ループを形成するようにリング状に配置され、前記センサ素子は、円柱の側周面を一周し、前記円柱の円周方向に配置され、
    前記センサノードペアの前記第1ノードと前記第2ノードとの間には、前記センサ素子として、並列に接続された2以上の近接覚センサ素子が前記円柱の長手方向に並んで配置され、
    前記2以上の近接覚センサ素子の各々は、発光素子と受光素子とを備え、
    前記受光素子は、前記発光素子から放射される光の物体からの反射光が入射することにより、前記反射光の強度に応じた前記検出電流を生成し、
    前記非センサノードペアは、前記第1抵抗ネットワーク及び前記第2抵抗ネットワーク上で前記閉ループの内側に配置されている
    リング型センサ。
  2. 請求項1に記載のリング型センサであって、
    前記複数のノードペアは、M行×N列のマトリックス状に配置され、
    Mは2以上の整数であり、Nは2以上の整数であり、
    前記第1抵抗ネットワークは、第i行第j列の前記第1ノードと第(i+1)行第j列の前記第1ノードとを電気的に接続し、第k行第l列の前記第1ノードと第k行第(l+1)列の前記第1ノードとを電気的に接続し、
    前記第2抵抗ネットワークは、第i行第j列の前記第2ノードと第(i+1)行第j列の前記第2ノードとを電気的に接続し、第k行第l列の前記第2ノードと第k行第(l+1)列の前記第2ノードとを電気的に接続し、
    iは1〜(M−1)の範囲の整数であり、jは1〜Nの範囲の整数であり、kは1〜Mの範囲の整数であり、lは1〜(N−1)の範囲の整数である
    リング型センサ。
  3. 請求項2に記載のリング型センサであって、
    前記センサノードペアは、第m1行第n1列〜第m1行第n2列、第m1行第n1列〜第m2行第n1列、第m1行第n2列〜第m2行第n2列、及び第m2行第n1列〜第m2行第n2列に配置されており、
    m1は1以上(M−1)以下のいずれかの整数であり、m2はm1より大きくM以下のいずれかの整数であり、n1は1以上(N−1)以下のいずれかの整数であり、n2はn1より大きくN以下のいずれかの整数である
    リング型センサ。
  4. 請求項2又は3に記載のリング型センサであって、
    前記第1抵抗ネットワークは、
    第1列の前記第1ノードに接続された第1出力端子と、
    第N列の前記第1ノードに接続された第2出力端子と
    を有し、
    前記第2抵抗ネットワークは、
    第1行の前記第2ノードに接続された第3出力端子と、
    第M行の前記第2ノードに接続された第4出力端子と
    を有する
    リング型センサ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリング型センサであって、
    前記各近接覚センサ素子の前記発光素子は、所定の制御方式に従って、ON/OFF制御される
    リング型センサ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のリング型センサであって、
    前記リング状に配置された前記センサノードペアのうちの互いに隣接するセンサノードペアの前記第1ノード同士は同一の抵抗値を有する接続構造で接続され、
    前記リング状に配置された前記センサノードペアのうちの互いに隣接するセンサノードペアの前記第2ノード同士は前記同一の抵抗値を有する接続構造で接続される
    リング型センサ。
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