JP6179071B2 - 近接覚センサ - Google Patents
近接覚センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6179071B2 JP6179071B2 JP2012118481A JP2012118481A JP6179071B2 JP 6179071 B2 JP6179071 B2 JP 6179071B2 JP 2012118481 A JP2012118481 A JP 2012118481A JP 2012118481 A JP2012118481 A JP 2012118481A JP 6179071 B2 JP6179071 B2 JP 6179071B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- ring
- shaped
- photosensor elements
- all1
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
ところで、現在、被検知物の荷重がかかる以前(接触する以前)に被検知物を検知する、近接覚センサがある。近接覚センサは、人間の動作を補助するロボットに適用されることがある。ロボットに適用される近接覚センサは、例えば、人間がロボットを操作するためのレバーやハンドル(以下、レバー等と記す)に手を近づけたとき、手の位置を検知し、検知された位置をレバー等の駆動部に通知する。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、被検知物の位置を方位角及び仰角により検知することができる近接覚センサを提供することを目的とする。
これに加え、以上説明した近接覚センサは、前記基台が、前記第1リング状センサを前記基台に固定した状態において第1リング状センサの中心点(例えば図4に示した中心点o)を挟んで対向する一対の前記第1光センサ素子を結んだ直線を示す軸と、前記第2リング状センサを前記基台に固定した状態において第2リングセンサの中心点(例えば図4に示した中心点o)を挟んで対向し、かつ、前記一対の第1光センサ素子に対応する一対の前記第2光センサ素子を結んだ直線を示す軸と、が二つの前記円環の平面視で互いに90度の角度をなすように前記第1リング状センサと前記第2リング状センサとを固定することを特徴とする。
このような構成によれば、比較的簡易な回路構成により、上記した本発明の近接覚センサを実現することができる。
このような発明によれば、比較的簡易な演算処理によって近接覚センサに対する被検知物の方位角を算出することができる。このため、本発明は、検知処理部を簡易化、小型化することに有利である。
θ=c(Iall1−Iall2)/(Iall1+Iall2)+d
ただし、c、dは定数。
このような発明によれば、比較的簡易な演算処理によって近接覚センサに対する被検知物の仰角を算出することができる。このため、本発明は、検知処理部を簡易化、小型化することに有利である。
P=e(Iall1+Iall2)
ただし、eは定数。
このような発明によれば、比較的簡易な演算処理によって近接覚センサに入射される光強度を算出することができる。このため、本発明は、検知処理部を簡易化、小型化することに有利である。
また、本発明は、レバー等に手を触れることなくロボット等を操作することができる。このような本発明は、手またはレバー等が汚れている場合にも他方を汚すことなくロボットを操作することができるから、衛生面において高い効果を得ることができる。また、駆動するロボットに手を触れる必要がないから、安全面においても有利である。
[全体構成]
図1は、本実施形態の近接覚センサ1の外観を説明するための図である。
近接覚センサ1は、2つのリング状センサ101、102を備えている。リング状センサ101、102は、基台2上に高さが異なるように固定されていて、リング状センサ101は、リング状センサ102よりも上になるように設けられる。また、リング状センサ101、102は、後述する複数のセンサ素子を備えている。
図2(a)は、図1に示した近接覚センサ1が被検知物Aを検知する際の座標を説明するための図である。図2(b)は、座標が、2つのリング状センサ101、102によって検知できることを説明するための図である。なお、図2(a)、(b)中に示した「o」は、いずれもリング状センサ101によって形成される円環の中心点、リング状センサ102によって形成される円環の中心点を示す。中心点oは、リング状センサ101、102とで一致している。本実施形態の近接覚センサ1によって検出される座標は、この中心点oを中心にして定められる。
図2(a)において、リング状センサ101、102は、それぞれがx軸を有している。なお、リング状センサ101、102のx軸については、後述するものとする。
赤外線の出射、入射の範囲の相違により、リング状センサ101とリング状センサ102とは、被検知物Aに対する仰角θが相違する。本実施形態は、以上説明したリング状センサ101とリング状センサ102の取り付け位置、あるいは取り付け角度の相違によって被検知物の方位角φ、仰角θを検知することができる。
図3は、リング状センサ101の回路構成を説明するための図である。なお、リング状センサ102は、リング状センサ101と同様に構成されている。このため、本実施形態では、リング状センサ101を図示及び説明を、リング状センサ102の図示及び説明に代えるものとする。なお、図3に示したリング状センサ101は、m×n個のセンサ素子が2次元に分布する既存のセンサ(例えば特許文献2記載の近接覚センサ)の、mまたはnを1個としたものと等価である。このため、本実施形態の近接覚センサは、一次元の近接覚センサということができる。本実施形態は、一次元の近接覚センサを用いて構成されるため、比較的簡易な演算処理によって被検知物の位置を極座標で表すことができるようになる。
前記したように、センサ素子311a、311b〜316a、316bは、いずれもフォトリフレクタセンサであり、フォトリフレクタセンサは、その抵抗値が反射光の強度によって変化する可変抵抗素子である。本実施形態では、可変抵抗素子としてフォトトランジスタを使用した。フォトトランジスタでは、反射光の強度によってエミッタ、コレクタ間の抵抗値が変化する。
さらに、リング状センサ101は、リング状センサ102と共通の検知処理部340を備えている。電圧値V1、電圧値V2は、検知処理部340に入力され、検知処理部340における座標の算出に用いられる。
次に、本実施形態の近接覚センサ1による、被検知物の位置を示す座標の算出について説明する。なお、座標の算出は、図3に示した検知処理部340によって行われる。
・方位角φ
図3に示したリング状センサ101を流れる全電流Iall1は、以下の式(1)によって求められる。
Iall1=a(V1+V2) …式(1)
Ix1=b(V1−V2) …式(2)
なお、式(1)、(2)において、a、bは、近接覚センサの特性等に応じて適宜設定される定数である。
xc1=Ix/Iall1 …式(3)
なお、本実施形態では、リング状センサ101を基台2に固定した状態において、センサ素子316aと316bとを結んだ直線の延長線をリング状センサ101のx軸1とする。また、リング状センサ102を基台2に固定した状態において、センサ素子316aと316bとを結んだ直線の延長線をリング状センサ102のx軸2とする。そして、x軸1、x軸2のいずれにあっても、センサ素子316aとセンサ素子316bとを結んだ直線を二等分する点を中心点oとする。
φ=atan2(xc2,xc1) …式(4)
以上の処理は、検知処理部340において、リング状センサ101から出力された電圧を、リング状センサ101の中心点oに対する被検知物の方位角である方位角φの余弦成分cosφに変換し、第2リング状センサ102から出力された電圧を方位角φの正弦成分sinφに変換し、cosφとsinφとから、方位角φを算出するものである。
本実施形態のリング状センサ102の全電流Iall2は、前述した式(1)により、全電流Iall1と同様に求められる。本実施形態では、図3に示した検知処理部340が、全電流Iall1、全電流Iall2を用い、以下の式(5)によって、リング状センサ101、102に対する被検知物の仰角θを算出する。
θ=c(Iall1−Iall2)/(Iall1+Iall2)+d …式(5)
なお、式(5)中のc、dは、近接覚センサの特性等に応じて適宜設定される定数である。
リング状センサ101、リング状センサ102によって受光される反射光強度Pは、以下の式(6)によって求められる。
P=e(Iall1+Iall2) …式(6)
なお、式(6)中のeは、近接覚センサの特性等に応じて適宜設定される定数である。
r= f・sqrt(p) …式(7)
なお、式(7)中のfは、被検知物の材質や表面状態等によって決定される定数である。「sqrt」はスクエアルートを示す。なお、中心点oと被検知物との距離rは、式(7)によって求められるものに限定されるものでなく、変換テーブルによって実測値を変換して求めることもできる。
2 基台
101、102 リング状センサ
301、302 端子
311a〜316a、311b〜316b センサ素子
321a〜321h 抵抗素子
331 電源端子
332 端子
340 検知処理部
Claims (5)
- 互いに並列に接続された複数の第1光センサ素子を含み、複数の前記第1光センサ素子が円環状に配置される第1リング状センサと、
互いに並列に接続された複数の第2光センサ素子を含み、複数の前記第2光センサ素子が前記複数の第1光センサ素子と同じ円環状に配置される第2リング状センサと、
前記第1リング状センサと前記第2リング状センサとを、前記第1光センサ素子が前記第2光センサ素子よりも上に位置するように固定する基台と、
前記基台に固定された状態の、前記第1リング状センサと前記第2リング状センサとから出力された電圧を演算処理し、前記被検知物の位置を方位角または仰角によって検知する検知処理部と、を含み、
前記基台は、前記第1リング状センサを前記基台に固定した状態において第1リング状センサの中心点を挟んで対向する一対の前記第1光センサ素子を結んだ直線を示す軸と、前記第2リング状センサを前記基台に固定した状態において第2リングセンサの中心点を挟んで対向し、かつ、前記一対の第1光センサ素子に対応する一対の前記第2光センサ素子を結んだ直線を示す軸と、が二つの前記円環の平面視で互いに90度の角度をなすように前記第1リング状センサと前記第2リング状センサとを固定することを特徴とする近接覚センサ。 - 前記第1リング状センサは、
複数の前記第1光センサ素子の一端に接続される第1共通端子と、
前記一端と異なる他端に接続される第2共通端子と、
複数の前記第1光センサ素子の各々と対応し、対応する前記第1光センサ素子と直列に接続される複数の抵抗素子と、をさらに含み、
前記検知処理部は、前記抵抗素子を介して出力された電圧を演算処理することを特徴とする請求項1に記載の近接覚センサ。 - 前記検知処理部は、
前記第1リング状センサから出力された電圧を、前記第1リング状センサに対する被検知物の方位角の余弦成分に変換し、前記第2リング状センサから出力された電圧を前記方位角の正弦成分に変換し、前記方位角の前記余弦成分と前記正弦成分とから、前記方位角を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の近接覚センサ。 - 前記検知処理部は、
前記第1リング状センサを流れる全電流Iall1と、前記第2リング状センサを流れる全電流Iall2と、を用い、以下の式によって前記第1リング状センサ、前記第2リング状センサに対する被検知物の仰角θを算出することを特徴とする請求項1または2に記載の近接覚センサ。
θ=c(Iall1−Iall2)/(Iall1+Iall2)+d
ただし、c、dは定数。 - 前記検知処理部は、さらに、
前記第1リング状センサを流れる全電流Iall1と、前記第2リング状センサを流れる全電流Iall2と、を用い、以下の式によって前記第1リング状センサ及び前記第2リング状センサによって受光される光の強度Pを算出することを特徴とする請求項1または2に記載の近接覚センサ。
P=e(Iall1+Iall2)
ただし、eは定数。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012118481A JP6179071B2 (ja) | 2012-05-24 | 2012-05-24 | 近接覚センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012118481A JP6179071B2 (ja) | 2012-05-24 | 2012-05-24 | 近接覚センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013245987A JP2013245987A (ja) | 2013-12-09 |
JP6179071B2 true JP6179071B2 (ja) | 2017-08-16 |
Family
ID=49845891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012118481A Active JP6179071B2 (ja) | 2012-05-24 | 2012-05-24 | 近接覚センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6179071B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016063546A1 (ja) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | 日本精工株式会社 | 近接覚センサ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4957368A (en) * | 1989-03-16 | 1990-09-18 | Photoacoustic Technology, Inc. | Apparatus and process for performing ellipsometric measurements of surfaces |
US7784362B2 (en) * | 2005-12-14 | 2010-08-31 | The University Of Electro-Communications | Two dimensional load distribution center position detection sensor and two dimensional load distribution center position detection device |
JP5517039B2 (ja) * | 2009-09-02 | 2014-06-11 | 国立大学法人電気通信大学 | リング型センサ |
-
2012
- 2012-05-24 JP JP2012118481A patent/JP6179071B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013245987A (ja) | 2013-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110050179A (zh) | 多轴力传感器 | |
US10185428B2 (en) | Pressure sensing structure and a touch-control apparatus | |
JPH0248928B2 (ja) | ||
JP2015197357A (ja) | 光学式力角センサおよびこれを用いた装置 | |
Vogel et al. | Safe human-robot cooperation with high-payload robots in industrial applications | |
JP5589644B2 (ja) | 周辺画像表示装置及びその表示方法 | |
WO2012162000A3 (en) | Haptic device for manipulator and vehicle control | |
EP2780680A1 (en) | Sensor device | |
Morita et al. | Grasping force control for a robotic hand by slip detection using developed micro laser doppler velocimeter | |
JP6179071B2 (ja) | 近接覚センサ | |
TW201209653A (en) | Input apparatus | |
US8844376B2 (en) | Multi-degree of freedom transducer | |
JP6358227B2 (ja) | 近接覚センサ | |
JP2007033100A (ja) | 光学式位置検出装置 | |
Palli et al. | Optical sensor for angular position measurements embedded in robotic finger joints | |
US9715286B2 (en) | Hand-controllable signal-generating devices and systems | |
TWI552026B (zh) | 手持式指向裝置 | |
WO2019193795A1 (ja) | センサモジュール及びロボットシステム | |
JP2020201072A (ja) | アレイ型近接覚センサ | |
Schätzle et al. | VibroTac S: an electronic assistive device for blind and visually impaired people to avoid collisions | |
JP6601761B2 (ja) | 赤外線検出装置 | |
KR101746014B1 (ko) | 비접촉식 3d 위치 감지 센서 | |
JP6315663B2 (ja) | 赤外線体温計 | |
KR20160110075A (ko) | 웨어러블 컴퓨터 마우스 | |
CN206263964U (zh) | 自循迹机器人的感测结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150608 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20151026 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20151026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160315 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6179071 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |