JP5515330B2 - 情報処理装置、パーツカタログ生成方法、パーツカタログ生成プログラム - Google Patents

情報処理装置、パーツカタログ生成方法、パーツカタログ生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、製品モデルを構成する各パーツの画像と、各パーツを特定する情報との対応付けを行う情報処理装置、この情報処理装置によるパーツカタログ生成方法、この情報処理装置において実行されるパーツカタログ生成プログラムに関する。
近年、コンピュータの性能向上とマルチメディア技術の進歩により、様々な画像コンテンツの利用が急速に広がってきている。工業製品を製造する製造業においても、自社の製品モデルを表示した画像を作成し、パーツカタログやサービスマニュアルなどの画像を含んだコンテンツを電子媒体として利用することが可能になってきた。
機械製品や電気製品など、多くの工業製品は複数のパーツから構成されており、製品モデルの画像を利用する際には、製品を構成するパーツを画像上で識別する場面も頻繁に生じる。この場合、従来では、製品モデルを個々のパーツに分解した画像である分解図を作成して、画像中の個々のパーツの傍らに連番などの文字による識別子を表示させ、パーツを画像上で識別するという手法が取られてきた。
しかし、このような手法では、画像として示されるのは製品が個々のパーツに分解された分解図であり、パーツが組み付いた状態の製品のイメージを把握し難いという問題がある。また、実際の作業対象の製品が目の前にあるときに、ある特定の部分の周辺に組み付いているパーツを、分解図の画像に対応付けて識別することが困難であった。
この問題に対して、特許文献1では、3次元の製品モデルを表示させた状態で所望のパーツを選択させ、選択されたパーツの部品名や部品番号等を表示させる方法を提示している。この方法では、表示された製品モデルを構成する各パーツの画像と、各パーツを特定する情報とをそれぞれ対応させることが必要となる。製品モデルを構成する各パーツの画像と、各パーツを特定する情報との対応付けについて、例えば特許文献2には、予め用意された三次元モデルから、三次元モデルを構成する各パーツの画像と各パーツの位置情報とを対応付ける方法が提示されている。
また上記特許文献2に記載された方法以外にも、従来では、各パーツの画像と各パーツを特定する情報とを対応付けるテーブル等を手入力で作成する方法がある。
しかしながら特許文献2記載の発明は、製品モデルが三次元で設計されていない場合には適用できない。よって製品モデルが三次元で設計されていない場合、製品が組み立てられた状態で各パーツの画像と各パーツの部品名や部品番号等とを対応付けることができず、分解図と部品表しか存在しない場合がある。部品表とは、各パーツの図番、部品名、部品番号等が対応付けられたテーブルである。
この場合、パーツが組み付いた状態の製品のイメージを把握し難いという問題が解決できない。また、例えば部品番号により部品を特定して発注する場合には、分解図上のパーツを示すイラスト線画の図番と、部品表の図番とを照らし合わせてパーツの部品番号を取得する必要がある。
しかしながら、分解図と部品表とを照らし合わせて部品番号を取得するプロセスは煩雑であり、照らし合わせの際に人為的間違いにより部品番号を間違えて取得し、部品の発注を誤るという問題が発生していた。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべく成されたものであり、パーツを描いた線画を指定した際に指定されたパーツを特定するための情報が一意に識別できるように、パーツを描いた線画と各パーツを特定する情報とが対応付けられたパーツカタログを作成することが可能な情報処理装置、パーツカタログ作成方法、パーツカタログ生成プロファイルを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成を採用した。
本発明の情報処理装置は、入入力された入力データをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータへ変換する変換手段と、前記ベクトル形式のデータで示されるベクトル画像を前記ベクトル画像に含まれる線と数字列とテキストデータとに分類し、前記数字列毎に前記線と前記テキストデータと対応付けてグループ化するグループ化手段と、前記線を前記線の太さに基づき分類する分類手段と、を有し、前記分類手段は、前記線のうち最も太い線を輪郭線に分類し、前記線のうち最も細い線を補助線に分類し、前記輪郭線の太さと前記補助線の太さとの中間の太さの線を引出線に分類し、前記グループ化手段は、前記分類手段により分類された引出線と、前記引出線と干渉する前記ベクトル画像に含まれる数字列とを対応付けてグループ化する構成とした。
本発明は、ベクトル形式のデータで示されるベクトルデータを解析して前記ベクトルデータで描かれる三次元モデルのパーツカタログを生成する情報処理装置によるパーツカタログ生成方法であって、入力された入力データをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータへ変換する変換手順と、前記ベクトル形式のデータで示されるベクトル画像を前記ベクトル画像に含まれる線と数字列とテキストデータとに分類し、前記数字列毎に前記線と前記テキストデータと対応付けてグループ化するグループ化手順と、前記線を前記線の太さに基づき分類する分類手順と、を有し、前記分類手順は、前記線のうち最も太い線を輪郭線に分類し、前記線のうち最も細い線を補助線に分類し、前記輪郭線の太さと前記補助線の太さとの中間の太さの線を引出線に分類し、前記グループ化手順は、前記分類手順により分類された引出線と、前記引出線と干渉する前記ベクトル画像に含まれる数字列とを対応付けてグループ化する方法とした。
本発明は、ベクトル形式のデータで示されるベクトルデータを解析して前記ベクトルデータで描かれる三次元モデルのパーツカタログを生成する情報処理装置において実行されるパーツカタログ生成プログラムであって、前記情報処理装置に、入力された入力データをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータへ変換する変換ステップと、前記ベクトル形式のデータで示されるベクトル画像を前記ベクトル画像に含まれる線と数字列とテキストデータとに分類し、前記数字列毎に前記線と前記テキストデータと対応付けてグループ化するグループ化ステップと、前記線を前記線の太さに基づき分類する分類ステップと、を実行させ、前記分類ステップは、前記線のうち最も太い線を輪郭線に分類し、前記線のうち最も細い線を補助線に分類し、前記輪郭線の太さと前記補助線の太さとの中間の太さの線を引出線に分類する処理を実行させ、前記グループ化ステップは、前記分類ステップにより分類された引出線と、前記引出線と干渉する前記ベクトル画像に含まれる数字列とを対応付けてグループ化する処理を実行させるプログラムとした。
本発明によれば、パーツを描いた線画を指定した際に指定されたパーツを特定するための情報が一意に識別できるように、パーツを描いた線画と各パーツを特定する情報とが対応付けられたパーツカタログを作成することができる。
本発明の概要を説明するための図である。 第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の情報処理装置100の機能構成を説明する図である。 パーツカタログ生成部200の機能構成を説明する図である。 第一の実施形態のパーツカタログ生成部200の処理を説明するフローチャートである。 部品表解析処理部220による解析結果の一例を示す図である。 図番と線について説明する図である。 ステップS54における分類処理部230の分類を説明する図である。 分類処理部230による分類の結果生成されたテーブルの一例を示す図である。 本実施形態のグループ化処理部240によるグループ化を説明するフローチャートである。 グループ化処理部240によるグループ化を説明するための図である。 図10のステップS103における輪郭線Mのグループ化を説明する第一のフローチャートである。 、輪郭線Mのグループ化を説明する図である。 図10のステップS103における輪郭線Mのグループ化を説明する第二のフローチャートである。 バウンディングボックスBnを説明するための図である。 輪郭線Mと補助線Lとの対応付けを説明する図である。 カタログデータ170の一例を示す図である。 パーツカタログ閲覧部300による表示の一例を示す図である。 第二の実施形態の輪郭線Mのグループ化を説明するフローチャートである。 情報処理装置100が含まれるシステムの一例を示す図である。
本発明は、X−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータで示されるベクトル画像において、ベクトル画像に含まれる各パーツを形成する線画と、各パーツを特定する情報とを解析して対応付けを行う。
以下に本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明の概要について説明する。図1は、本発明の概要を説明するための図である。
図1では、製品モデルの分解図10と、部品テーブル20とが対応付けられている。分解図10では、分解された各パーツから引出線が引かれている。引出線の先には、引出線が引き出されたパーツの図番が付与されている。部品テーブル20では、分解図10上の各パーツに付与された図番と、部品番号と、部品名とが対応付けられている。尚図1の例では、図番には、部品番号、部品名の他に備考欄が対応付けられている。
図1に示す分解図10と部品テーブル20とは1対のデータであり、電子化された1つのファイルである。例えば分解図10と部品テーブル20とは、1つのPDF(Portable Document Format)ファイルである。
本発明では、分解図10と部品テーブル20とからなるファイルを2次元のベクトル形式のデータへ変換する。そして変換後のデータに含まれる線画の種類を解析し、図番をキーとして、一つのパーツを構成する線画毎にグループ化する。グループ化された線画は、キーとなる図番と対応する部品名、部品番号等と対応付けられる。
本発明では、このようにして二次元のベクトル形式のデータに基づき各パーツの画像と、各パーツを特定する情報との対応付けを行う。尚以下の実施形態の説明では、各パーツの画像と各パーツを特定する情報とが対応付けられたデータの一群をパーツカタログと呼ぶ。各パーツを特定する情報とは、例えばパーツの図番、部品番号、部品名等である。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図2は、第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置100は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置11、出力装置12、ドライブ装置13、補助記憶装置14、メモリ装置15、演算処理装置16およびインターフェース装置17で構成される。
入力装置11はキーボードやマウスなどで構成され、各種信号を入力するために用いられる。出力装置12はディスプレイ装置などで構成され、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置17は、モデム、LANカードなどで構成されており、ネットワークに接続する為に用いられる。情報処理装置100は、インターフェース装置17を介してネットワーク上の他の装置との情報の送受信を行う。
本発明のパーツカタログ生成プログラムは、情報処理装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。パーツカタログ生成プログラムは例えば記録媒体18の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。パーツカタログ生成プログラムを記録した記録媒体18は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、パーツカタログ生成プログラムを記録した記録媒体18がドライブ装置13にセットされると、パーツカタログ生成プログラムは記録媒体18からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされたパーツカタログ生成プログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
補助記憶装置14は、インストールされたパーツカタログ生成プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置15は、コンピュータの起動時に補助記憶装置14からパーツカタログ生成プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16はメモリ装置15に格納されたパーツカタログ生成プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
以下に図3を参照して本実施形態の情報処理装置100の機能構成について説明する。
図3は、第一の実施形態の情報処理装置100の機能構成を説明する図である。本実施形態の情報処理装置100は、補助記憶装置14内に、文書形式パーツカタログデータベース110、対話形式パーツカタログデータベース120と有する。文書形式パーツカタログデータベース110は、X−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータ(以下、ベクトルデータ)に変換される前のデータが格納されている。文書形式パーツカタログデータベース110には、例えば図1で説明した分解図10と部品テーブル20とが対応付けられたPDFファイル等が格納されている。対話形式パーツカタログデータベース120は、本実施形態の情報処理装置100により生成されたパーツカタログが格納されている。
また本実施形態の情報処理装置100のメモリ装置15と演算処理装置16とは、パーツカタログ生成部200、パーツカタログ閲覧部300の機能を実現する。パーツカタログ生成部200とパーツカタログ閲覧部300の詳細は後述する。また本実施形態の情報処理装置100は、出力装置12であるディスプレイ、入力装置11であるマウス、キーボードを有する。
本実施形態においてパーツカタログ生成部200は、文書形式パーツカタログデータベース110に格納されたデータからパーツカタログを生成する。生成されたパーツカタログは、対話形式パーツカタログデータベース120へ格納される。パーツカタログ閲覧部300は、入力装置11によりパーツカタログの閲覧要求を受けると、対話形式パーツカタログデータベース120を参照して出力装置12(以下、ディスプレイ12)にパーツカタログを表示させる。
以下に、図4を参照して本実施形態のパーツカタログ生成部200の詳細を説明する。図4は、パーツカタログ生成部200の機能構成を説明する図である。
本実施形態のパーツカタログ生成部200は、ベクトルデータ変換部210、部品表解析処理部220、分類処理部230、グループ化処理部240、パーツカタログ格納制御部250を有する。
本実施形態のベクトルデータ変換部210は、文書形式パーツカタログデータベース110から入力されたデータをベクトルデータへ変換する。具体的にはベクトルデータ変換部210は、例えばPDF形式のファイルや、DXF(Drawing Interchange File)形式のファイルをSVG(Scalable Vector Graphics)形式のファイルへ変換する。例えば図1に示す分解図10と部品表20とを含むPDF形式のファイルが入力されると、ベクトルデータ変換部210は、分解図10と部品表20とをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトルデータへ変換する。
部品表解析処理部220は、ベクトルデータ変換部210により変換されたベクトルデータに含まれる部品表(例えば部品表20)を抽出して解析する。部品表解析処理部220は、例えば部品表20を解析し、部品の図番、部品番号、部品名等のリストを生成する。
分類処理部230は、ベクトルデータ変換部210により変換されたベクトルデータに含まれる分解図(例えば分解図10)を構成する図番と線画とを分類する。本実施形態の分類処理部230は、分解図10に含まれる線画の種類を線の太さに基づき分類し、線画の種類毎にリストを生成する。
グループ化処理部240は、分類された線画において、1つのパーツの線画を形成する線を1つのグループとするグループ化を行う。またグループ化処理部240は、グループ化された線と、対応する図番、部品番号、部品名との対応付けを行い、パーツカタログを生成する。
パーツカタログ格納制御部250は、生成されたパーツカタログを対話形式パーツカタログデータベース120へ格納する。
以下に図5を参照して本実施形態のパーツカタログ生成部200の処理について説明する。図5は、第一の実施形態のパーツカタログ生成部200の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置100において、文書形式パーツカタログデータベース110からデータが入力されると(ステップS51)、ベクトルデータ変換部210は、入力されたデータをベクトルデータ形式のデータへ変換し(ステップS52)、部品表解析処理部220へ渡す。
部品表解析処理部220は、ベクトルデータに含まれる部品表20を解析し、図番と部品番号と部品名との対応付けを行い(ステップS53)、対応付けた結果のテーブルを作成する。図6は、部品表解析処理部220による解析結果の一例を示す図である。部品表解析処理部220は、例えばベクトルデータに含まれる図番を示す数字列と、部品名及び部品番号等を示すテキストデータとから部品表20を認識する。そして部品表解析処理部220は、図6に示すような図番、部品番号、部品名を対応付けた部品テーブル60を生成する。
図5に戻って、パーツカタログ生成部200は、分類処理部230により、ベクトルデータに含まれる分解図10中の図番及び線画の分類を行う(ステップS54)。次にパーツカタログ生成部200は、グループ化処理部240により線と図番との対応付けを行い(ステップS55)、図番と対応付けらたれ線とをグループ化する。
そしてグループ化処理部240は、ステップS53で生成された部品テーブル60の図番と、グループ化された図番と線とを参照し、グループ化された図番と線と、部品番号、部品名との対応付けを行う(ステップS56)。グループ化された図番と線と、部品番号、部品名とが対応付けられたデータがパーツカタログである。尚ステップS54からステップS56の処理の詳細は後述する。
ステップS56においてパーツカタログが生成されると、パーツカタログ格納制御部250は、パーツカタログを対話形式パーツカタログデータベース120へ格納し、処理を終了する。
以下に図7を参照して図5のステップS54における分類処理部230による分類について説明する。図7は、図番と線について説明する図である。
図7では、分解図10に含まれる図番101のパーツ70を例に説明する。パーツ70は、図番F、引出線N、輪郭線M、補助線Lから構成される。本実施形態の分類処理部230は、図番Fと、その他の線とを分類する。さらに本実施形態の分類処理部230は、線の太さに基づき、パーツ70を形成する線分を分類する。本実施形態では、パーツ70を形成する線分は、引出線N、輪郭線M、補助線Lに分類される。
本実施形態の図番Fは、一桁〜三桁の数字列とした。尚図番の数字列の桁数は任意の桁数であって良い。引出線Nは直線分であり、引出線Nの太さは、輪郭線Mの太さと補助線Lの太さとの中間の太さである。輪郭線Mは、折れ線やベジェ(Bezier)曲線等であり、3種類の線において最も太い線である。補助線Lは、折れ線等であり、3種類の線において最も細い線である。
尚ベジェ曲線とは、N個の制御点から得られるN−1次曲線である。ベジェ曲線は、N個の制御点で囲われる凸包多角形内に曲線が内包されるという特徴を備えている。通常、細かい折れ線で曲線を近似すると座標値のデータ量が膨大になるが、ベジェ曲線を用いれば、少ない座標値で滑らかな曲線を得ることができる。
図8は、ステップS54における分類処理部230の分類を説明する図である。分類処理部230は、まずパーツ70において数字列である図番Fを分類する。パーツ70において図番Fは、数字列101である。よって分類処理部230は、数字列101を図番Fとして分類する。そして分類処理部230は、数字列101が配置されているボックスHのX−Y座標の2箇所の頂点座標と、数字列101とを対応付ける。尚2箇所の頂点とは、ボックスHの対角線上にある頂点である。
本実施形態の分類処理部230は、図番Fを示す数字列と頂点座標との対応付けを、分解図10中に含まれる全ての図番Fについて行い、図番Fを示す数字列と頂点座標とが対応付けられた図番テーブル91を生成する。
図9は、分類処理部230による分類の結果生成されたテーブルの一例を示す図である。図9(A)は、図番Fを示す数字列と頂点座標とが対応付けられた図番テーブル91の一例を示している。
図8に戻って、分類処理部230は、図番Fの分類が完了すると、線画を形成する線の分類を行う。本実施形態の分類処理部230は、線分の太さに基づき線の種類毎に分類する。分類処理部230は、分類された線に各線を特定するための識別子(以下、ID)を付与する。そして分類処理部230は、IDと線の始点の座標と終点の座標とを対応付けたテーブルを線の種類毎に生成する。
図9(B)〜図9(D)は、線の種類毎に生成されたテーブルの一例を示している。図9(B)は、引出線NのIDと始点座標及び終点座標とが対応付けられた引出線テーブル92の例である。図9(C)は、輪郭線MのIDと始点座標及び終点座標とが対応付けられた輪郭線テーブル93の例である。尚輪郭線テーブル93では、輪郭線MのタイプもIDと対応付けられている。図9(D)は、補助線LのIDと始点座標及び終点座標とが対応付けられた補助線テーブル94の例である。尚補助線テーブル94では、補助線LのタイプもIDと対応付けられている。
以上で図5のステップS54における分類処理部230による分類を終了する。
次に、図5のステップS55におけるグループ化処理部240による対応付け(グループ化)について説明する。図10は、本実施形態のグループ化処理部240によるグループ化を説明するフローチャートである。
本実施形態のグループ化処理部240は、分類処理部230により生成された図番テーブル91、引出線テーブル92、輪郭線テーブル93、補助線テーブル94を用いて1つのパーツを形成する線と図番Fとをグループ化する。
グループ化処理部240は、引出線Nと図番Fとの対応付けを行う(ステップS101)。以下に図11を参照して引出線Nと図番Fとの対応付けを説明する。
図11は、グループ化処理部240によるグループ化を説明するための図であり、図11(A)は、引出線Nと図番Fとの対応付けを説明する図である。図11(A)に示すように、グループ化処理部240は、引出線テーブル91からランダムに一つの引出線Nを取得し、引出線Nを延長させる。
グループ化処理部240は、引出線Nと図番Fが配置されたボックスHとが干渉するまで引出線Nを延長させる。グループ化処理部240は、引出線Nと最初に干渉したボックスHに配置された図番Fを、引出線Nと対応付ける。尚本実施形態における干渉とは、例えば引出線NとボックスHを形成する辺とが交差すること、引出線NとボックスHを形成する辺とが重なることを示す。
図10に戻って、グループ化処理部240は、輪郭線Mと引出線Nとの対応付けを行う(ステップS102)。本実施形態のグループ化処理部240は、ステップS101で図番Fと対応付けられた引出線Nを、輪郭線Mとも対応付ける。
以下に輪郭線Mと引出線Nとの対応付けについて説明する。図11(B)は、輪郭線Mと引出線Nとの対応付けを説明する図である。グループ化処理部240は、図番Fと対応付けられた引出線Nにおいて、図番Fと干渉した側の一端とは反対側の一端を延長させる。そしてグループ化処理部240は、最初に引出線Nと干渉する輪郭線Mを引出線Nと対応付ける。
図10に戻って、次にグループ化処理部240は、輪郭線M同士のグループ化を行い(ステップS103)、グループ化された輪郭線Mと補助線Lとの対応付けを行って(ステップS104)、図5のステップS55のグループ化処理を終了する。
以下にステップS103及びステップS104の処理の詳細を説明する。図12は、図10のステップS103における輪郭線Mのグループ化を説明する第一のフローチャートである。以下の説明では、引出線Nと対応付けられた輪郭線Mを輪郭線M1として説明する。
本実施形態のグループ化処理部240は、図10のステップS102で引出線Nと対応付けられた輪郭線M1の座標を輪郭線テーブル93から取得する(ステップS1201)。次にグループ化処理部240は、取得した座標から、輪郭線M1により形成される領域Sを算出する(ステップS1202)。
図13は、輪郭線Mのグループ化を説明する図である。ステップS1202においてグループ化処理部240は、輪郭線M1の座標に基づき輪郭線M1で形成される領域Sを算出する。
図12に戻って、グループ化処理部240は、輪郭線テーブル93に存在する全ての輪郭線Mについて、後述するステップS1204からステップS1208までの処理が完了したか否かを判断する(ステップS1203)。ステップS1203において全ての輪郭線Mについて処理が完了した場合、グループ化処理部240は処理を終了する。
ステップS1203において、輪郭線テーブル93に処理されていない輪郭線Mが存在する場合、グループ化処理部240は、輪郭線テーブル93から引出線Nと干渉しない輪郭線Mの座標を取得する(ステップS1204)。すなわちステップS1204で取得される輪郭線Mの座標は、輪郭線M1以外の輪郭線Mの座標である。
次にグループ化処理部240は、ステップS1204で取得した輪郭線Mの座標から、ステップS1204で取得した輪郭線Mで形成される領域Snを算出する(ステップS1205)。ステップS1204で取得された輪郭線Mの座標を輪郭線M2の座標とした場合、領域Snは、図13に示すようになる。
図12に戻って、グループ化処理部240は、領域Sと領域Snとが干渉するか否かを判断する(ステップS1206)。すなわちグループ化処理部240は、領域Sと領域Snとにおいて、両者が重なる部分又は接する部分があるか否かを判断する。
ステップS1206において領域Sと領域Snとが干渉しない場合、ステップS1203へ戻る。ステップS1206において領域Sと領域Snとが干渉する場合、グループ化処理部240は、ステップS1201で座標を取得した輪郭線Mと、ステップS1204で座標を取得した輪郭線Mとをグループ化する(ステップS1207)。図13の例では、輪郭線M1と輪郭線M2とをグループ化する。尚グループ化とは、一つのパーツの線画を形成する線として互いを対応付けることである。
次にグループ化処理部240は、グループ化された輪郭線Mにより形成される領域を領域Sとして、ステップS1203以降の処理を繰り返す。例えば図13の例では、グループ化処理部240は、グループ化された輪郭線である輪郭線M1と輪郭線M2とにより形成される領域、すなわち領域S又は領域Snである領域を新たな領域Sとする。
グループ化処理部240は、例えば次に輪郭線テーブル93から輪郭線M3の座標を取得し、輪郭線M3で形成される領域Smを算出する。そして新たな領域Sと領域Smとが干渉するか否かを判断し、干渉する場合は輪郭線M3を輪郭線M1及び輪郭線M2とグループ化する。
本実施形態のグループ化処理部240は、以上の処理を引出線テーブル93に存在する全ての引出線Nに対して行う。
次に図14を参照して本実施形態のグループ化処理部240による更なるグループ化処理を説明する。図14は、図10のステップS103における輪郭線Mのグループ化を説明する第二のフローチャートである。
本実施形態において、図12で説明した処理のみではグループ化されない輪郭線Mが存在する場合がある。例えばバネ等のパーツを示す線画では、輪郭線同士が干渉しない場合がある。図14に示す処理は、干渉しない輪郭線同士が特定の条件を満たす場合にグループ化する処理である。
図14のステップS1401の処理は図12のステップS1201の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS1401において輪郭線Mの座標を取得すると、グループ化処理部240は、輪郭線Mのバウンディングボックスを作成する(ステップS1402)。以下に図15を参照して本実施形態のバウンディングボックスBnについて説明する。図15の例では、ステップS1401で座標が取得された輪郭線Mを輪郭線M11としている。
図15は、バウンディングボックスBnを説明するための図であり、図15(A)はバウンディングボックスを説明する図であり、図15(B)はバウンディングボックスB1を拡大した図である。
グループ化処理部240は、図15(A)に示すように輪郭線M11の座標に基づき、輪郭線M11を囲うバウンディングボックスB1を生成する。本実施形態のバウンディングボックスB1は、図15(B)に示されるように、輪郭線M11の点A(X1,Y1)、点B(X2,Y2)、点C(X3,Y3)の座標等に基づき生成される。本実施形態では、バウンディングボックスB1は、輪郭線M11上の上記3点の座標から所定の距離ゆとりを設けて輪郭線M11を囲うように生成されても良い。尚輪郭線Mの形状によっては、バウンディングボックスBnは、2点の座標や4点の座標から生成されても良い。
図14に戻って、ステップS1403の処理は図12のステップS1203の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS1403において輪郭線テーブル93に未処理の輪郭線Mが存在する場合、グループ化処理部240は、引出線Nと干渉せず、且つグループ化されていない輪郭線Mの座標を取得する(ステップS1404)。
グループ化処理部240は、ステップS1404で取得した輪郭線Mの座標から、ステップS1404で取得した輪郭線Mを囲うバウンディングボックスBnを生成する(ステップS1405)。ステップS1404で取得された輪郭線Mの座標が輪郭線M12の座標とした場合、バウンディングボックスBnは図15(A)に示すバウンディングボックスB2となる。
次にグループ化処理部240は、ステップS1402で生成したバウンディングボックスBnと、ステップS1405で生成したバウンディングボックスBnとの距離Qが所定値以内か否かを判断する(ステップS1406)。以下に図15(A)を参照してバウンディングボックス間の距離Qの算出について説明する。
本実施形態のグループ化処理部240において、例えばバウンディングボックスB1とバウンディングボックスB2との距離Qを算出する場合、まずグループ化処理部240は、バウンディングボックスB1の頂点Pa1の座標(Xa1,Ya1)と頂点Pb1の座標(Xb1,Yb1)とを取得する。そしてバウンディングボックスB1内の点P1の座標(X1,Y1)を算出する。点PのX座標は、((Xb1−Xa1)/2)で算出でき、点PのY座標は((Ya1−Yb1)/2)で算出できる。
次にグループ化処理部240は、バウンディングボックスB2のPa2の座標(Xa2,Ya2)と頂点Pb2の座標(Xb2,Yb2)とを取得する。そしてバウンディングボックスB2内の点P2の座標(X2,Y2)を算出する。算出方法は上記した通りである。
グループ化処理部240は、点P1の座標と点P2の座標とに基づき、点P1と点P2との距離Qを算出する。グループ化処理部240は、算出された距離Qが所定値以内か否かを判断する。尚所定値は、本実施形態の情報処理装置100に予め設定されている値である。
図14に戻って、ステップS1406においてバウンディングボックスBn間の距離Qが所定値以内でなかった場合、ステップS1403へ戻る。
ステップS1406においてバウンディングボックスBn間の距離Qが所定値以内であった場合、グループ化処理部240は、バウンディングボックスBn同士が類似しているか否かを判断する。本実施形態では、比較される2つのバウンディングボックスBnの辺の長さの誤差が所定範囲内である場合に、バウンディングボックス同士が類似していると判断する。尚本実施形態における誤差の所定範囲は、予め設定されている範囲である。
よってグループ化処理部240は、バウンディングボックスBn同士の辺の長さの誤差が所定範囲内であるか否かを判断する(ステップS1407)。例えば図15(A)の例では、バウンディングボックスB1を形成する四辺のうち何れか一辺の長さと、バウンディングボックスB2を形成する四辺のうち何れか一辺の長さとを比較し、誤差を算出しても良い。尚比較対象となる辺は、それぞれ対応する位置にある辺である。例えばバウンディングボックスB1において誤差算出に用いられる辺の長さが長辺の長さである場合、バウンディングボックスB2における長辺の長さが誤差算出に用いられる。
また本実施形態では、バウンディングボックスBn間の辺の長さの誤差を判断する際に、長辺の長さと短辺の長さの両方において誤差が所定範囲内であるか否かを判断しても良い。
ステップS1407においてバウンディングボックスBn間の辺の長さの誤差が所定範囲内でない場合、ステップS1403に戻る。ステップS1407においてバウンディングボックスBn間の辺の長さの誤差が所定範囲内である場合、グループ化処理部240は、バウンディングボックスBnに囲われた輪郭線M同士をグループ化し(ステップS1408)、ステップS1403へ戻る。図15(A)の例では、例えばバウンディングボックスB1に囲われる輪郭線M11と、バウンディングボックスB2に囲われる輪郭線M12とがグループ化される。
ステップS1403へ戻った後、グループ化処理部240は、グループ化されていない輪郭線Mを取得してバウンディングボックスBnを生成する。そしてグループ化処理部240は、バウンディングボックスBnと、バウンディングボックスBnが生成される直前にグループ化された輪郭線Mを囲うバウンディングボックスBnとの距離Qを比較する。
例えば図15(A)の例では、輪郭線M11と輪郭線M12とがグループ化された後に、バウンディングボックスB3が生成される。このときグループ化処理部240は、バウンディングボックスB3が生成される直前にグループ化された輪郭線M12を囲うバウンディングボックスB2と、バウンディングボックスB3との距離Qが所定値以下か否かを判断する。
また、例えば図15(A)において輪郭線M11と輪郭線M12とがグループ化されていない場合、バウンディングボックスB3が生成される直前にグループ化された輪郭線を囲うバウンディングボックスは、輪郭線M11を囲うバウンディングボックスB1となる。よってこの場合グループ化処理部240は、バウンディングボックスB1とバウンディングボックスB3との距離Qが所定値以内か否かを判断すれば良い。
本実施形態のグループ化処理部240は、以上の処理を引出線テーブル93に存在する全ての引出線Nに対して行い、図10のステップS103における輪郭線Mのグループ化処理を終了する。
次に図16を参照して図10のステップS104におけるグループ化された輪郭線Mと補助線Lとの対応付けについて説明する。図16は、輪郭線Mと補助線Lとの対応付けを説明する図である。
図10のステップS103において輪郭線Mのグループ化が終了すると、パーツ70は、輪郭線M1〜M3がグループ化されており、引出線Nと図番Fとがグループ化された輪郭線M1〜M3と対応付けられた状態となっている。
グループ化処理部240は、補助線テーブル94を参照し、輪郭線M1〜M3で形成される領域内に位置する補助線Lを抽出する。そして輪郭線M1〜M3(グループ化された輪郭線M)と、抽出された補助線Lとを対応付けてグループ化する。この処理により、1つのパーツを示す線画を形成する線がすべてグループ化される。以下の説明では、1つのパーツの線画を形成するすべての線分をグループ化された線と呼ぶ。図16の例は、輪郭線M1〜3、補助線L1〜Ln、引出線Nが対応付けられてグループ化された線Gを示している。
本実施形態では、以上の処理により、1つのパーツを示す線画を形成する全ての線分と、図番との対応付けが完了し、図10のステップS104の処理が終了する。図10のステップS104の処理が終了すると、図5のステップS55の処理が終了する。
次に図5のステップS56の処理について説明する。
本実施形態のグループ化処理部240は、部品テーブル60を参照して、ステップS55でグループ化された線Gと部品名、部品番号とを、図番をキーとして対応付けを行い、カタログデータとする。図17は、カタログデータ170の一例を示す図である。
本実施形態のグループ化処理部240では、例えば部品テーブル60において、グループ化された線Gと対応付けらたれ図番と同一の図番を検索する。グループ化処理部240は、該当する図番を見つけると、該当する図番と対応する部品番号、部品名等をグループ化された線Gと対応付けてパーツカタログ170とし、ステップS56の処理を終了する。
このパーツカタログ170は、パーツカタログ格納制御部250により、対話形式パーツカタログデータベース120へ格納される。
本実施形態では、対話形式パーツカタログデータベース120に格納されたパーツカタログ170をパーツカタログ閲覧部300により閲覧することができる。パーツカタログ閲覧部300は、例えばパーツカタログ170を閲覧するためのソフトウェア(ビューア)等である。本実施形態のパーツカタログ閲覧部300では、パーツカタログ170に含まれるパーツを組み立てた状態で製品モデルをディスプレイ12に表示させることができる。
また本実施形態のパーツカタログ閲覧部300では、ディスプレイ12に表示された製品モデル上で入力装置11の一つであるマウス等によりパーツを選択することができる。パーツが選択されると、パーツカタログ閲覧部300は、パーツカタログ170を参照して選択されたパーツの線画とパーツの部品番号、部品名等をディスプレイ12に表示させる。
図18は、パーツカタログ閲覧部300による表示の一例を示す図である。図18に示す画面180Aには、領域181に各パーツが組み立てられた三次元の製品モデルKが表示されている。また画面180Aの領域182には、各パーツの線画が表示されている。本実施形態では、領域181の製品モデルKにおいて特定のパーツが選択されると、領域182内に表示された線画のうち選択されたパーツの線画がハイライト表示されても良い。
尚図18では図示していないが、パーツ選択されると、パーツカタログ閲覧部300はパーツカタログ170から選択されたパーツの部品番号と部番等を取得し、選択されたパーツの線画と対応させてディスプレイ12に表示しても良い。
以上に説明したように、本実施形態の情報処理装置100では、分解図と部品表とに基づき自動的にパーツを描いた線画を指定した際に指定されたパーツを特定するための情報が一意に識別できるパーツカタログを生成することができる。よって本実施形態では、例えばパーツの部品番号に基づき部品を発注する際等に、部品番号を取得する際の人為的なミスをなくすことができる。
また本実施形態では、X−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータで示されるベクトル画像から各パーツを形成する線画と、各パーツを特定する情報とを解析して対応付けを行い、パーツカタログを生成する。よって本実施形態では、パーツカタログを生成す処理の負荷を軽減することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態は、輪郭線Mのグループ化の処理が第一の実施形態と相違する。よって以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図19は、第二の実施形態の輪郭線Mのグループ化を説明するフローチャートである。本実施形態においてグループ化処理部240は、輪郭線Mにより形成される領域Snの干渉の判断と、輪郭線Mを囲うバウンディングボックスBn間の距離及び辺の長さの誤差の判断とを平行して行う。
図19のステップS1901からステップS1908までの処理は、図12のステップS1201からステップS1208までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS1906において領域Sと領域Snとが干渉しない場合、グループ化処理部240は、領域Sを形成する輪郭線Mを囲うバウンディングボックスBnを生成する(ステップS1909)。次にグループ化処理部240は、領域Snを形成する輪郭線Mを囲うバウンディングボックスBnを生成する(ステップS1910)。
ステップS1911からステップS1913までの処理は、図14のステップS1406からステップS1408までの処理と同様であるから説明を省略する。
本実施形態のグループ化処理部240は、以上の処理により輪郭線Mのグループ化を行うことにより、第一の実施形態と同様の効果を奏することができる。
尚本実施形態では、ベクトルデータに変換される前の分解図10及び部品表20を含むファイルは、文書形式パーツカタログデータベース110に予め格納されているものとして説明したが、これに限定されない。本実施形態の情報処理装置100は、例えば図20に示すように、ネットワーク500を介して外部装置400と接続されていても良い。図20は、情報処理装置100が含まれるシステムの一例を示す図である。
この場合情報処理装置100は、ネットワーク500を介して外部装置400から分解図10及び部品表20を含むファイルを取得しても良い。また分解図10及び部品表20を含むファイルは、ネットワーク500を介さずに適切な方法で情報処理装置100と接続された記憶装置(図示せず)に格納されていても良い。情報処理装置100は、この記憶装置からファイルを読み出してパーツカタログを生成することができる。
尚本発明の特許請求の範囲に記載の変換手段はベクトルデータ変換部210に対応し、グループ化手段はグループ化処理部240に対応し、分類手段は分類処理部230に対応し、解析手段は部品表解析処理部220に対応する。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 情報処理装置
110 文書形式パーツカタログデータベース
120 対話形式パーツカタログデータベース
200 パーツカタログ生成部
210 ベクトルデータ変換部
220 部品表解析部
230 分類処理部
240 グループ化処理部
250 パーツカタログ格納制御部
300 パーツカタログ閲覧部
400 外部装置
特開2007−42077号公報 特開2008−65586号公報

Claims (9)

  1. 入力された入力データをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータへ変換する変換手段と、
    前記ベクトル形式のデータで示されるベクトル画像を前記ベクトル画像に含まれる線と数字列とテキストデータとに分類し、前記数字列毎に前記線と前記テキストデータと対応付けてグループ化するグループ化手段と、
    前記線を前記線の太さに基づき分類する分類手段と、を有し、
    前記分類手段は、前記線のうち最も太い線を輪郭線に分類し、前記線のうち最も細い線を補助線に分類し、前記輪郭線の太さと前記補助線の太さとの中間の太さの線を引出線に分類し、
    前記グループ化手段は、
    前記分類手段により分類された引出線と、前記引出線と干渉する前記ベクトル画像に含まれる数字列とを対応付けてグループ化する情報処理装置。
  2. 入力された入力データをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータへ変換する変換手段と、
    前記ベクトル形式のデータで示されるベクトル画像を前記ベクトル画像に含まれる線と数字列とテキストデータとに分類し、前記数字列毎に前記線と前記テキストデータと対応付けてグループ化するグループ化手段と、
    前記線を前記線の太さに基づき分類する分類手段と、を有し、
    前記分類手段は、前記線のうち最も太い線を輪郭線に分類し、前記線のうち最も細い線を補助線に分類し、前記輪郭線の太さと前記補助線の太さとの中間の太さの線を引出線に分類し、
    前記グループ化手段は、
    前記数字列と対応付けられた前記引出線と、前記数字列と対応付けられた前記引出線と干渉する前記輪郭線とを対応付けてグループ化する情報処理装置。
  3. 前記グループ化手段は、
    前記引出線と対応付けられた前記輪郭線と、前記引出線と対応付けられた前記輪郭線と干渉する前記輪郭線とを対応付けてグループ化する請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記グループ化手段は、
    第一の輪郭線により形成される領域と、第二の輪郭線により形成される領域とが干渉するとき、前記第一の輪郭線と前記第二の輪郭線とを干渉する輪郭線とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記グループ化手段は、
    前記引出線と対応付けられた前記輪郭線を囲う第一ボックスと、
    前記引出線と対応付けられた前記輪郭線と干渉しない前記輪郭線を囲う第二ボックスと、を生成し、
    前記第一ボックスと前記第二ボックスとの間の距離が所定値以下であり、且つ前記第一ボックスを形成する辺の長さと前記第二ボックスを形成する辺の長さとの誤差が所定範囲内であったとき、
    前記第一ボックスに囲われた前記輪郭線と、前記第二ボックスに囲われた前記輪郭線とを対応付けてグループ化する請求項1ないし4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記グループ化手段は、
    グループ化された輪郭線により形成される領域内にある前記補助線を抽出し、
    グループ化された前記輪郭線と、抽出された前記補助線とを対応付けてグループ化する請求項1ないし5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記ベクトル画像に含まれる前記数字列と前記テキストデータとを解析し、前記数字列と前記テキストデータとの対応付けを行う解析手段を有し、
    前記グループ化手段は、
    前記数字列と対応付けられたテキストデータと、
    前記数字列と対応付けられた前記引出線と、前記引出線に対応付けられた前記輪郭線と、前記輪郭線に対応付けられた補助線との対応付けを行いグループ化する請求項1ないし6の何れか一項に記載の情報処理装置。
  8. ベクトル形式のデータで示されるベクトルデータを解析して前記ベクトルデータで描かれる三次元モデルのパーツカタログを生成する情報処理装置によるパーツカタログ生成方法であって、
    入力された入力データをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータへ変換する変換手順と、
    前記ベクトル形式のデータで示されるベクトル画像を前記ベクトル画像に含まれる線と数字列とテキストデータとに分類し、前記数字列毎に前記線と前記テキストデータと対応付けてグループ化するグループ化手順と、
    前記線を前記線の太さに基づき分類する分類手順と、を有し、
    前記分類手順は、
    前記線のうち最も太い線を輪郭線に分類し、前記線のうち最も細い線を補助線に分類し、前記輪郭線の太さと前記補助線の太さとの中間の太さの線を引出線に分類し、
    前記グループ化手順は、
    前記分類手順により分類された引出線と、前記引出線と干渉する前記ベクトル画像に含まれる数字列とを対応付けてグループ化するパーツカタログ生成方法。
  9. ベクトル形式のデータで示されるベクトルデータを解析して前記ベクトルデータで描かれる三次元モデルのパーツカタログを生成する情報処理装置において実行されるパーツカタログ生成プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    入力された入力データをX−Y直交座標系で定義される二次元のベクトル形式のデータへ変換する変換ステップと、
    前記ベクトル形式のデータで示されるベクトル画像を前記ベクトル画像に含まれる線と数字列とテキストデータとに分類し、前記数字列毎に前記線と前記テキストデータと対応付けてグループ化するグループ化ステップと、
    前記線を前記線の太さに基づき分類する分類ステップと、を実行させ、
    前記分類ステップは、
    前記線のうち最も太い線を輪郭線に分類し、前記線のうち最も細い線を補助線に分類し、前記輪郭線の太さと前記補助線の太さとの中間の太さの線を引出線に分類する処理を実行させ、
    前記グループ化ステップは、
    前記分類ステップにより分類された引出線と、前記引出線と干渉する前記ベクトル画像に含まれる数字列とを対応付けてグループ化する処理を実行させるパーツカタログ生成プログラム。
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