JP5513830B2 - 舶用推進プラント - Google Patents

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本発明は、LNG船等の船舶に搭載される舶用推進プラントに関する。
LNG船の推進プラントとして、所謂ボイルオフガスを燃料として有効活用する蒸気タービンが利用されている。蒸気タービンを利用した推進プラントは、主推進器を駆動するための主機タービンのほか、船内動力を発生する発電機、及び給水ポンプ等の補機を駆動するためのタービンを複数装備している(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−223358号公報
しかし、一般に従来の推進プラントには、発電機及び補機の機器一つ一つに専用の蒸気タービンが装備されている。よって、これら蒸気タービンが各所に点在することとなり、推進プラントを狭い機関室内に配置するのに苦慮することがある。
また、補機の駆動に蒸気タービンを適用する場合には機関室内でのスペースを出来るだけ確保するため、単段式や2段式といった小型のタービンが利用されているのが現状である。かかる低段数のタービンは、一般的に多段式の蒸気タービンと比べて効率が悪く、燃費がよくない。つまり、従来の推進プラントには、補機の個数に応じて効率が悪い蒸気タービンが複数装備されることとなるので、推進プラント全体の燃費を高めるのが難しくなっている。かかる状況が改善されなければ、舶用機関の分野でも近年高まってきている省エネルギー化の要請に応えることが難しい。
ここで、補機に対応する蒸気タービン自体の効率を高めようとする場合、1段当たりの圧力降下の大きい単段式や2段式といった蒸気タービンでは性能向上のために理想的な翼形状に近付けようとすると翼自体が強度的に厳しくなる。従って、現状のサイズを維持しつつ効率改善を図るのは難しい。
そこで本発明は、推進プラント全体の構成をコンパクト化するとともに推進プラント全体の効率を高めることを目的としている。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る舶用推進プラントは、ボイラが発生した蒸気により回転駆動される主機タービンを備え、前記主機タービンの回転動力に基づいて主推進器を駆動する舶用推進プラントであって、蒸気により回転駆動される多段式の補助タービンと、前記補助タービンの回転動力に基づいて同時駆動される複数の機器とからなる補助タービンユニットを備え、前記複数の機器が、船内動力を発生する発電機と、当該推進プラントに備えられた給水ポンプとを含むことを特徴とする。
前記構成によれば、発電機や補機等の機器一つ一つに専用に装備されていた蒸気タービンを削減可能になる。このため、推進プラント全体の構成をコンパクト化することができる。このときには、効率の良くない単段式や2段式といった蒸気タービンの削減が可能となるのに対し、本発明に係る補助タービンは多段式であって削減される蒸気タービンよりも効率がよい。このため、推進プラント全体の効率が向上する。特に、従来単段式や2段式といった効率の良くない小型の蒸気タービンで駆動されていた給水ポンプを補助タービンによって発電機とともに駆動するようにしたことで、効率の良くない蒸気タービンを削減することができ、効率が改善された推進プラントを実現可能となる。
前記ボイラが発生した蒸気を前記主機タービンに送るための蒸気ラインと、前記蒸気ラインから分岐された分岐ラインと、を備え、前記補助タービンには、前記分岐ラインが接続されていることが好ましい。
前記補助タービンユニットは、前記補助タービンの回転動力が入力される駆動要素、及び前記駆動要素の回転動力が減速されて伝達される従動要素を有した減速装置を備え、複数の機器のうちの一つが前記駆動要素に連結され、前記複数の機器のうちの他の一つが前記従動要素に連結されていてもよい。これにより、補助タービンにより駆動される機器間で、入力すべき回転動力の最適回転数が相違していても、各機器に対応して最適な回転数の回転動力を入力することができる。
前記補助タービンユニットは、前記補助タービンの回転動力が入力される駆動要素、及び前記駆動要素の回転動力が伝達される第1従動要素及び第2従動要素を有した減速装置を備え、前記第1従動要素の回転数は前記第2従動要素の回転数と異なっており、複数の機器のうちの一つが前記第1従動要素に連結され、前記複数の機器のうちの他の一つが前記第2従動要素に連結されていてもよい。かかる構成においても、上記同様にして、補助タービンにより駆動される機器間で、入力すべき回転動力の最適回転数が相違していても、各機器に対応して最適な回転数の回転動力を入力することができる。
以上のように本発明によれば、推進プラント全体の構成をコンパクト化することができるとともに、推進プラント全体の効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る舶用推進プラントの要部構成を示す系統図である。 図1に示す補助タービンユニットの平面図である。 図1に示す舶用推進プラントを平面視で示す模式図である。 図2に示す補助タービンユニットの変形例の平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す推進プラント1は、LNG船等の船舶に搭載されるものであり、給水を過熱して高圧の蒸気を発生するボイラ2と、ボイラ2が発生した蒸気によって駆動される主機タービン3とを備えている。ボイラ2には、不図示のポンプによりボイラ用燃料が圧送され、この燃料を利用してボイラ2は給水を過熱する。
主機タービン3は、推進プラント1の主動力機として利用され、高圧タービン4及び低圧タービン5を備える。ボイラ2と高圧タービン4との間は蒸気ライン7で接続され、これによりボイラ2からの蒸気が高圧タービン4の給気側に供給されて高圧タービン4が回転駆動される。高圧タービン4の排気側はクロスオーバーパイプ6を介して低圧タービン5との給気側と接続され、低圧タービン5は高圧タービン4から排出された蒸気によって回転駆動される。この低圧タービン5に供給される蒸気の圧力は、高圧タービン4に供給される蒸気の圧力よりも低くなる。蒸気ライン7上には操縦弁8が設けられており、この操縦弁8の前進用弁により高圧タービン4に供給される蒸気の圧力を調整可能である。
高圧タービン4及び低圧タービン5の出力軸9,10は、減速機構11を介して1本のプロペラシャフト12に連結されている。減速機構11は典型的には歯車列によって構成される。プロペラシャフト12には主推進器13としてのプロペラが取り付けられ、主機タービン3の回転動力が減速機構11で減速された上でプロペラシャフトに伝達されると、プロペラシャフトと共に主推進器13が回転駆動され、当該推進プラント1を搭載した船舶に前進方向の推力が付与される。なお、この主機タービン3においては、高圧タービン4と低圧タービン5との間に中圧タービンが追加されてもよく、このときには、高圧タービン4と中圧タービンとの間を繋ぐライン上に再加熱器が追加されてもよい。また、この推進プラント1には潤滑油を圧送するオイルポンプ14が装備されており、このオイルポンプ14からの潤滑油は主機タービン3に供給される。減速機構11や後述する補助タービンユニット30の動力伝達系に供給されてもよく、これら機構を安定的に動作させ得るようになっている。ここでは、便宜的にオイルポンプ14が電動モータ15によって駆動されるものとしている。
主機タービン3は更に、蒸気タービンからなる後進タービン16を備えている。後進タービン16は、高圧タービン4及び低圧タービン5と独立して回転駆動可能とされ、その回転動力は減速機構11に入力され得る。このときには主推進器11が上記前進時とは逆方向に回転して船舶に後進方向の推力が付与される。かかる作用を得るため、図1には操縦弁8の後進用弁を介して後進タービン16に蒸気が供給される構成を示しているが、これは一例であってその他の構成によって同様の作用が実現されてもよい。
低圧タービン5及び後進タービン16から排出される蒸気は主復水器18に供給され、船外の海水等との熱交換によって凝縮される。主復水器18で生成された復水は主復水ポンプ19によって給水加熱器20に送られる。なお、冷媒たる船外の海水等を主復水器18に対して給排するに際しては、図示しない冷媒ポンプが用いられる。給水加熱器20で加熱された復水は、給水ポンプ21によってボイラ2に送られる。この推進プラント1では、通常運転時に稼動する通常用のポンプと、通常運転時には停止状態にある予備用のポンプとからなる2台の給水ポンプ21が、給水加熱器20とボイラ2との間に並列的に設けられている。
このように、この推進プラント1はその補機として、前述したものに限っても、オイルポンプ14、主復水ポンプ19、冷媒ポンプ(図示せず)、及び給水ポンプ21を備えている。また、この推進プラント1は、当該推進プラント1を搭載した船舶内で必要とされる電力(船内動力)を発生する2台の発電機24,24を駆動するように構成されている。なお、この2台の発電機24も、給水ポンプ21と同様にして、通常運転時に稼動する通常用の発電機と、通常運転時には停止状態にある予備用の発電機とからなる。以下、この発電機24及びその他の機器を駆動するための構成について詳細に説明する。
ボイラ2からの蒸気を送る蒸気ライン7には、操縦弁8の上流側において分岐ライン25が接続されており、ボイラ2からの蒸気がこの分岐ライン25を介して2機の補助タービンユニット30,30に供給され得るようになっている。
各補助タービンユニット30は、補助タービン31と、当該補助タービン31によって同時駆動される機器としての発電機24及び給水ポンプ21とを備えている。分岐ライン25は二股に分かれており、このようにして設けられた2つのブランチライン26,26がそれぞれ補助タービン31の給気側に接続されている。各ブランチライン26には、蒸気止め弁27と、圧力調整弁28とが直列的に設けられている。蒸気止め弁27は、ブランチライン26を開閉するよう動作し、これにより補助タービン31への蒸気を供給するか否かを選択することができるようになる。圧力調整弁28は、ブランチライン26を絞るように動作し、これにより補助タービン31に蒸気を供給する場合においてその圧力を調整することができるようになる。また、補助タービン31から排出される蒸気は主復水器18に供給されるようになっている。
図1及び図2に示すように、補助タービンユニット30の補助タービン31は、多段式の蒸気タービンであり、ブランチライン26(図1参照)からの蒸気によって回転駆動される。この回転駆動力に基づいて発電機24と給水ポンプ21とが同時駆動されるようになっている。なお、通常用の発電機と通常用のポンプとがユニット化されて補助タービンユニットが構成され、バックアップ用の発電機とバックアップ用のポンプとがユニット化されて1つの補助タービンユニットが構成されるようにしている。
補助タービン31はタービン出力軸33を有しており、蒸気により補助タービン31のブレードが回転することによってその回転駆動力がタービン出力軸33に出力される。タービン出力軸33の回転駆動力は減速装置32に入力された後に発電機24及び給水ポンプ21に分配されるようになっている。
減速装置32はタービン出力軸33からの回転駆動力が入力される駆動要素34と、駆動要素34の回転が減速して伝達される従動要素35とを備えている。減速装置32は、例えば駆動要素34及び従動要素35を平歯車とした歯車列によって実現され、従動要素35には駆動要素34よりも歯数の多い歯車が採用される。タービン出力軸33は駆動要素34の回転中心に連結され、従動要素35の回転中心には減速装置出力軸36が連結されている。タービン出力軸33の回転駆動力は、減速装置32の減速比に応じて減速されて変速装置出力軸36に伝達される。
変速装置出力軸36は、カップリング機構37(図2参照)を介して発電機入力軸38に連結されている。これにより従動要素35の回転駆動力が発電機入力軸38に伝達され、発電機24が駆動される。他方、駆動要素34の回転中心にはポンプ入力軸40が連結されている。これにより、駆動要素34の回転駆動力がポンプ入力軸40に伝達され、給水ポンプ21が駆動される。このとき、ポンプ入力軸40は駆動要素34と同じ回転数で回転し、発電機入力軸38は従動要素35と同じ回転数で回転し、駆動要素34より低速で回転する。
このようにして、この補助タービンユニット30によれば、1台の補助タービン31の回転駆動力に基づいて、発電機24及び給水ポンプ21という2台の機器を同時駆動することができるようになる。このように、2台の機器を同時駆動するようなユニット化を行うことにより、その蒸気タービンを削減することができるようになるため、蒸気タービンが削減される。これにより、従前のように発電機や補機等の機器一つ一つに蒸気タービンや電動モータを個別に装備していた場合と比べ、蒸気タービンの削減自体と、それに接続される配管も併せて削減可能になることにより、推進プラント1の全体構成をコンパクト化することができる。
図3は推進プラント1を平面視で示す模式図である。図3に示すように、船舶の機関室内には大型の主機タービン3が配置されている。そして、2機の補助タービンユニットを配置するためのスペースが確保される。図3では主機タービン3から見て主推進器13が配置されている側とは反対側にスペースを確保した場合を例示している。他方、本実施形態においては、給水ポンプとこれを駆動するための蒸気タービンとからなるユニット51,51を2つ省略することができる。よって、これら2つのユニット51,51を配置するために確保していたスペース50分だけコンパクトになる。
また、本実施形態では、2台の機器を同時駆動するための補助タービンユニット30を構成するに際し、比較的小さな出力(例えば1000kW)で動作する機器である補機(ここでは給水ポンプ21)と、発電機24(例えば2000kW〜4000kW)とを同時駆動するようにしている。このため、補助タービン31の定格出力は、従前の発電機駆動用の蒸気タービンに対して殊更高く設定する必要はない。同時に推進プラント1からは、従前の補機に対し個別に装備されていた単段式又は2段式の蒸気タービンを省略可能になる。その上で、本実施形態の補助タービン31を多段式としているため、推進プラント1の効率が向上する。
ここで、本実施形態では、同時駆動される機器に主推進器が含まれておらず、補助タービンは主機タービンの動作とは無関係に蒸気に基づいて駆動するようになっている。これに対し、例えば主機タービンによって主推進器と発電機とを同時駆動するようなユニットを構成した場合、主推進器の負荷変動のため発電機をある一定の範囲内の回転数で駆動させることが困難となり、例えば100%負荷のような設計点となっている状況のみにおいて発電機がある一定の範囲内の回転数で駆動し得る。しかも、特にLNG船は世界中の様々な基地に所望される時に到着する必要があるため、要求される運転範囲が広いという運航特性があり、この特性上、フレキシブルな負荷での運転が求められる。よって、上記の主推進器と発電機とを同時駆動するユニットは、発電機のある一定の範囲内の回転数での駆動が困難であって、特にLNG船には適さないものとなるおそれがある。かかるユニット構成を改善するには、設計点を外れた場合に、クラッチによって主機タービンと発電機との間を切り離し、バックアップタービンによって発電機を駆動することとなる。このように、クラッチやバックアップタービンを装備する必要があることから、推進プラントの運転制御が煩雑なものとなるし、全体構成の大型化や複雑化を招くこととなる。
本実施形態では、この主機タービン3の主機軸とは切り離した多段式の補助タービン31を設け、この補助タービン31をボイラ2が発生した蒸気によって回転駆動するようにしているとともに、補助タービン31によって発電機24と補機の一つである給水ポンプ21とを同時駆動するようにしている。これにより、主推進器13の負荷変動があってもある一定の範囲内の回転数で発電機及び給水ポンプ21を駆動することができるようになり、また、推進プラント1の運転制御を簡略化することができる。
また、発電機24の回転数は60Hz±10%で安定させる必要があるため、補助タービン31の回転数もガバナにより略一定とされるようになっている。このため、発電機入力軸は約1800rpmで回転される。他方、典型的には、給水ポンプ21は発電機と比べて入力すべき回転動力の最適な回転数が高く、その最適回転数は例えば8000〜9000rpm程度となっている。本実施形態では、2台の機器の入力軸を変速装置の駆動要素と従動要素にそれぞれ連結している。このため、これら2台の機器の駆動に最適な回転数が異なっていても、各機器の入力軸にその最適な回転数の回転動力を入力することができるようになる。したがって、これら2台の機器の両方を効率的に可動させることができるようになる。なお、このガバナにより補助タービン31の回転数を略一定とする場合には、給水ポンプ21の要求負荷の変動に対応するため、給水ポンプ21とボイラ2との間を接続するライン上に三方弁等からなる給水制御弁(図示せず)を設け、給水を循環させることが好ましい。
そして、減速装置32を平歯車の歯車列とし、径方向に並ぶ歯車のうち駆動要素34にポンプ入力軸40を連結し、従動要素35に発電機入力軸38を連結している。このため、給水ポンプ21と発電機24とを平歯車の径方向に並べたコンパクトなユニット構造を実現することができる。
図4には図2に示した補助タービンユニットの変形例を示している。ここでは、図2に示したものに対する相違点のみを説明し、同一の構成については同一の符号を付して重複説明を省略する。
図4に示すように、この補助タービンユニット130の減速装置132は、タービン出力軸が連結される駆動要素141と、この駆動要素141の回転が伝達される第1従動要素142及び第2従動要素143とを備えており、第1従動要素142と第2従動要素143とは駆動要素141を挟むようにして設けられている。この減速装置132も歯車列によって実現される。歯車列を採用したときには、第1従動要素142の歯数は第2従動要素の歯数よりも多く、第1従動要素142の回転速度は第2従動要素の回転速度よりも低速となる。
この第1従動要素142の回転中心には減速機構出力軸36が連結されており、減速機構出力軸36にはカップリング機構37を介して発電機入力軸38が連結されている。第2従動要素143の回転中心にはポンプ入力軸40が連結されている。
この構成においても、1台の補助タービン31によって発電機24及び給水ポンプ21という2台の機器を異なる回転数で同時駆動することができ、前述したものと同様の作用効果を奏する。
また、この変形例においては、発電機入力軸38と同軸上にある第1従動要素142と、ポンプ入力軸40と同軸上にある第2従動要素143との間に駆動要素141が介在する構成となっている。この駆動要素141を配置したスペース分だけ、発電機24と給水ポンプ21とを並べて配置するためのスペースを確保することができ、発電機24及び給水ポンプ21を無理なく並べることができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、上記構成は本発明の範囲内において適宜変更することができる。例えば補助タービンユニット30の補助タービン31によって駆動される補機は給水ポンプ21に限られず、前述列挙した補機のうち他のものであってもよい。また、推進プラント1に設置される補助タービンユニットの台数も特に限定されない。
以上説明したように、本発明は舶用の推進プラント全体の構成をコンパクト化することができるとともに推進プラント全体の効率を向上させることができるという作用効果を奏し、例えばLNG船に搭載すると有益である。
1 推進プラント
2 ボイラ
3 主機タービン
7 蒸気ライン
13 主推進器
14 オイルポンプ
19 主復水ポンプ
21 給水ポンプ
24 発電機
25 分岐ライン
26 ブランチライン
27 蒸気止め弁
28 圧力調整弁
30 補助タービンユニット
31 補助タービン
32 減速装置
34 駆動要素
35 従動要素
130 補助タービンユニット
132 減速装置
141 駆動要素
142 第1従動要素
143 第2従動要素

Claims (4)

  1. ボイラが発生した蒸気により回転駆動される主機タービンを備え、前記主機タービンの回転動力に基づいて主推進器を駆動する舶用推進プラントであって、
    蒸気により回転駆動される多段式の補助タービンと、前記補助タービンの回転動力に基づいて同時駆動される複数の機器とからなる補助タービンユニットを備え、前記複数の機器が、船内動力を発生する発電機と、前記ボイラに給水するための給水ポンプとを含むことを特徴とする舶用推進プラント。
  2. 前記ボイラが発生した蒸気を前記主機タービンに送るための蒸気ラインと、
    前記蒸気ラインから分岐された分岐ラインと、を備え、
    前記補助タービンには、前記分岐ラインが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の舶用推進プラント。
  3. 前記補助タービンユニットは、前記補助タービンの回転動力が入力される駆動要素、及び前記駆動要素の回転動力が減速されて伝達される従動要素を有した減速装置を備え、
    複数の機器のうちの一つが前記駆動要素に連結され、前記複数の機器のうちの他の一つが前記従動要素に連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の舶用推進プラント。
  4. 前記補助タービンユニットは、前記補助タービンの回転動力が入力される駆動要素、及び前記駆動要素の回転動力が伝達される第1従動要素及び第2従動要素を有した減速装置を備え、
    前記第1従動要素の回転数は前記第2従動要素の回転数と異なっており、
    複数の機器のうちの一つが前記第1従動要素に連結され、前記複数の機器のうちの他の一つが前記第2従動要素に連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の舶用推進プラント。
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