JP5513408B2 - タイヤ内情報取得装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ・ホイール組立体の内部に設置されて、タイヤの内圧、タイヤ・ホイール組立体の内部の温度などのタイヤ内情報を取得するタイヤ内情報取得装置に関する。
従来、タイヤがリムホイールに組み付けられたタイヤ・ホイール組立体に充填された空気の内圧や、タイヤ・ホイール組立体の内部の温度などのタイヤ内情報を監視するため、その内部、例えば、リムホイールのリム部に、センサーモジュールや無線通信機によって構成されるタイヤ内情報取得装置を設置する方法が広く用いられている。
このようなタイヤ内情報取得装置の内部に水分が浸入すると、タイヤ内情報取得装置を構成する電子部品の故障の原因となる。
そこで、タイヤ内情報取得装置を樹脂ケースに収容し、樹脂ケース内への水分の浸入を防止する方法が知られている。(例えば、特許文献1)。このようなタイヤ内情報取得装置によれば、タイヤ内情報取得装置の内部への水分の浸入が防止されるため、電子部品の故障の発生確率を低減できる。
特開2006−234481号公報(第5−6頁、第2図)
ところで、建設車両などの大型のタイヤ・ホイール組立体では、凹凸が激しい路面の転動に伴って発熱したタイヤの温度を低下させるため、その内部に水、或いは水に添加剤が加えられた専用クーラントを少量注入する方法(例えば、タイヤ・ホイール組立体の内部容積の1/50程度)が用いられている。
一般的に、このような大型のタイヤ・ホイール組立体の内圧は、700kPa〜900kPaと高い。また、上述したタイヤの発熱に伴ってタイヤ・ホイール組立体の内部は、高温となる。このようなタイヤ・ホイール組立体の内部にLLCなどの液体が注入されていると、高湿度かつ高圧な気体によって、タイヤ・ホイール組立体の内部が満たされることになる。
このような高湿度かつ高圧な気体によって満たされたタイヤ・ホイール組立体の内部に、樹脂ケースに収容されたタイヤ内情報取得装置を設置しても、タイヤ内情報取得装置の内部への水分の浸入を充分に防止できない問題があった。つまり、高湿度かつ高圧な気体が樹脂ケースを透過してしまい、樹脂ケースに収容されたタイヤ内情報取得装置を構成する電子部品の故障確率が増大する問題があった。
そこで、本発明は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体の内部に設置された場合でも、故障の発生確率を低減できるタイヤ内情報取得装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の第1の特徴は、次のような特徴を有する。すなわち、タイヤ・ホイール組立体の内部に設置されて前記タイヤの内部の情報であるタイヤ内情報を取得するタイヤ内情報取得装置(タイヤ内情報取得装置100)であって、タイヤ内情報取得装置は、電子回路部(マイコン20、RF変調IC22、コンデンサ24、水晶発振器26、LF復調IC28)と、前記電子回路部を収納する箱体(箱体10)と、前記箱体を隙間無く密封する密封手段とを備え、前記箱体は、非金属無機質材料によって形成されることを要旨とする。
このようなタイヤ内情報取得装置によれば、電子回路部が非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成された箱体に収容されており、箱体は、密封手段によって隙間無く密封される。
このため、タイヤ・ホイール組立体の内部が高湿度かつ高圧な気体によって満たされる場合でも、箱体の内部への水分の透過を充分に防止できる。従って、タイヤ内情報取得装置は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体の内部に設置された場合でも、故障の発生確率を低減できる。
タイヤ内情報として、タイヤ・ホイール組立体の内部の圧力を監視するためには、圧力センサを設ける必要がある。タイヤ・ホイール組立体の内圧をより正確に測定するために、圧力センサを備えるセンサーモジュールにおいて、圧力センサの圧力導入管のみを樹脂ケースから外に突出させつつ、圧力センサ以外の電子部品を樹脂ケースの中に密閉するセンサモジュールが知られている(例えば、特開2006−234481号公報(第5−6頁、第2図))。
ところが、上述したように、建設車両などの大型のタイヤ・ホイール組立体の内部は、湿度が上昇し、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるため、耐水性を有する圧力センサであっても、圧力センサの内部への高湿度かつ高圧な気体の浸入を完全に防ぐことは困難である。このため、センサモジュールを構成する電子部品が故障しやすい点で、さらなる改良が求められていた。
上述した課題を解決するため、本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、次のような特徴を有する。すなわち、タイヤ内情報取得装置は、タイヤ内情報を検出するセンサを含み、前記センサ(圧力センサ34,ひずみゲージ36)は、前記箱体の内壁に設けられることを要旨とする。
圧力センサとして歪みゲージを用いると、圧力センサの一部をタイヤ・ホイール組立体の内部に通じるような構成を必要としない。つまり、このようなタイヤ内情報取得装置によれば、圧力センサ及び電子回路部は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成された箱体に収容できるため、タイヤ・ホイール組立体の内部が高湿度かつ高圧な気体によって満たされる場合でも、箱体の内部への水分の透過を充分に防止できる。
また、本発明の第3の特徴は、上述した本発明の第1または第2の特徴に係り、前記タイヤ内情報取得装置を構成する構成部品(送信アンテナ44,電池46)と前記箱体とが配置される基板(基板40)を備え、前記箱体と前記基板との間には空隙が形成されることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、上述した本発明の第1の特徴に係り、前記箱体及び前記タイヤ内情報取得装置を構成する構成部品が配置される基板を有し、前記基板が収納される基板収納部と開口面とが形成された外側箱体を備え、前記外側箱体は、非金属の材料である非金属材料によって形成されており、前記箱体は、前記基板の一方の面側に配置され、前記構成部品は、前記基板の他方の面側に配置され、前記基板の一方の面側が前記開口面側に位置するように前記外側箱体に収納された状態で前記基板収納部に封止材が充填されていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1乃至第4の何れか一つの特徴に係り、前記タイヤ内情報取得装置は、温度が40度以上、湿度が飽和状態、内圧が500kPa以上の環境下に設置されることを要旨とする。
図1は、本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置100を備えたタイヤ・ホイール組立体1のトレッド幅方向に沿った一部断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置100の一部を分解した分解斜視図である。 図3は、図2において、基板40を外側箱体60に収納した状態で、矢印F3方向からみた断面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る箱体10の一部を分解した分解斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係る箱体10の一部を分解した分解平面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る箱体10の一部を分解した分解下面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る箱体10及び基板40の側面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る基板40の下面図である。 図9は、本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置101の一部を分解した分解斜視図である。 図10は、本発明の実施形態に係る箱体10の一部を分解した分解斜視図である。 図11は、本発明の実施形態に係る箱体10の一部を分解した分解平面図である。 図12は、本発明の実施形態に係る箱体10及び基板40の側面図である。 図13は、本発明の実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体内の設定温度に対するタイヤ内情報取得装置の寿命を示した図である。
次に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
本実施形態においては、(1)タイヤ・ホイール組立体の構成、(2)タイヤ内情報取得装置の詳細構成、(3)箱体の構成、(4)基板の構成、(5)比較評価、(6)作用・効果について説明する。
(1)タイヤ・ホイール組立体の構成
図1は、本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置100を備えたタイヤ・ホイール組立体1のトレッド幅方向に沿った一部断面図である。
タイヤ・ホイール組立体1の内部には、タイヤ内情報取得装置100が設置される。タイヤ内情報取得装置100は、タイヤ・ホイール組立体1の内部に設置されてタイヤの内部の情報であるタイヤ内情報を取得する取得手段を有する。ここで、タイヤ内情報には、タイヤ・ホイール組立体1に充填された空気の内圧、タイヤ・ホイール組立体1の内部の温度などが含まれる。タイヤ内情報取得装置100は、リム7の内側に沿って設置される。
タイヤ・ホイール組立体1は、建設車両などの大型の車両に適用されるタイヤ・ホイール組立体である。建設車両などの大型の車両は、タイヤ・ホイール組立体1も大型であること、また、車両が24時間連続して使い続けられることが多いことなどから、タイヤ・ホイール組立体1の内部は、常に高温、高圧な状況に保たれる。
更に、タイヤ・ホイール組立体1の内部には、専用のクーラント(例えば、水及びLLC)が注入されているため、高湿度かつ高圧な気体によって、タイヤ・ホイール組立体の内部が満たされる。具体的には、タイヤ・ホイール組立体には、容積に対して、1/50〜1/40ほどの水及びLLCの混合液(約50リットル)が注入されている。
図1に示すように、タイヤ・ホイール組立体1は、一対のビード部2と、一対のサイド部3と、カーカス層4と、ベルト層5と、トレッド部6とにより構成されるタイヤと、タイヤが固定されているリム7とにより構成される。
ビード部2は、タイヤ周方向に沿って、リング状に形成されており、トレッド幅方向に沿って、タイヤの両端にそれぞれに備えられている。ビード部2は、タイヤをリム7に固定するための補強材である。
サイド部3は、後述するトレッド部6を介してトレッド幅方向に沿って、タイヤの両端に形成された壁面である。
カーカス層4は、サイド部3を構成しており、荷重や衝撃に耐え、タイヤ構造を保持するための層である。カーカス層4のトレッド幅方向に沿った両端部は、ビード部2で折り返されている。
ベルト層5は、タイヤ周方向に沿って、カーカス層4と後述するトレッド部6との間に配置される。
(2)タイヤ内情報取得装置の詳細構成
タイヤ内情報取得装置100の詳細構成について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置100の一部を分解した分解斜視図である。
上述したタイヤ・ホイール組立体1は、内部にLLCが注入されているため、高湿度かつ高圧な気体によって、タイヤ・ホイール組立体の内部が満たされる。例えば、タイヤ内情報取得装置100は、温度が40度以上、湿度が飽和状態(つまり、相対湿度100%)、内圧が500kPa以上の環境下で利用される。具体的には、タイヤ内情報取得装置100は、温度が25度〜90度(平均64度)、湿度が20%〜100%、内圧が500kPaの環境下で利用される。
図2に示すように、タイヤ内情報取得装置100は、箱体10と、基板40と、外側箱体60とを備える。
基板40には、箱体10及びタイヤ内情報取得装置100を構成する構成部品が配置される。構成部品には、送信アンテナ44、電池46が含まれる。詳細については、後述する。
外側箱体60は、箱体10及び基板40が収納される基板収納部61を有する。外側箱体60には、開口面62が形成されている。外側箱体60は、非金属の材料によって形成される。具体的には、外側箱体60を形成する非金属材料として、樹脂、セラミックス、ガラス等が好適に用いられる。例えば、外側箱体60を形成する非金属材料として、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)等が用いられる。
図3は、図2において、基板40を外側箱体60に収納した状態で、矢印F3方向からみた断面図である。箱体10は、基板40の開口面62側の表面に配置され、構成部品は、前記基板の開口面62とは反対の表面に配置される。基板40の箱体10が配置された表面が開口面62側に位置するように外側箱体60に収納された状態で基板収納61に封止材70が充填されている。
(3)箱体の構成
箱体10の詳細構成について説明する。具体的には、(3.1)箱体の詳細構成、(3.2)箱体本体の詳細構成、(3.3)電子回路部の詳細構成について、図4乃至図6を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態に係る箱体10の一部を分解した分解斜視図である。図5は、本発明の実施形態に係る箱体10の上蓋14を取り外した場合の平面図である。図6は、本発明の実施形態に係る箱体10の下蓋16を取り外した場合の下面図である。
(3.1)箱体の詳細構成
図4に示すように、箱体10は、箱体本体12と、上蓋14と、下蓋16とにより構成される。箱体本体12には、電子回路部を収納する収納部10Cと、開口面10A,10Bとが形成される。上蓋14及び下蓋16は、開口面10A,10Bを覆う。箱体10は、タイヤ内情報取得装置100を構成する電子回路部を少なくとも収容する。
箱体10は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成される。具体的には、箱体10を形成する非金属無機質材料は、セラミック又は、ガラスセラミックが用いられる。例えば、箱体10を形成する非金属無機質材料として、アルミナセラミック等が好適に用いられる。
上蓋14及び下蓋16は、上記非金属無機質材料からなる板状の蓋である。箱体本体12は、箱体10と、上蓋14と、下蓋16とを隙間無く密封する密封手段を備える。具体的には、上蓋14及び下蓋16は、箱体本体12にシーム溶接、またはハンダ付けされる。上蓋14及び下蓋16は、密封手段として、例えば、シーム溶接、またはハンダ付けされることにより、箱体本体12にそれぞれ溶着される。これにより、電子回路部は、箱体10の内部に封止される。
(3.2)箱体本体の詳細構成
図5は、箱体10の上蓋14を外した状態における上蓋14側からみた図である。図5に示すように、箱体本体12は、内部に受信アンテナ18と、電子回路部(後述する)とを少なくとも収容する。箱体本体12は、非金属無機質材料からなる基板の積層体と、非金属無機質材料からなるケースとにより構成される。例えば、非金属無機質材料として、セラミックが用いられる場合、箱体本体12は、セラミック基板の積層体と、セラミックからなるケースとを焼結することにより製造される。
図6は、箱体10の下蓋16を外した状態における下蓋16側からみた図である。図6に示すように、箱体10は、複数の導線により構成されるリード32を備える。リード32は、箱体10の電子回路部と電気的に接続されている。また、リード32は、基板40の回路に配置される。これにより、箱体10に収容される電子回路部は、箱体10の外側の回路と電気的に接続される。
(3.3)電子回路部の詳細構成
電子回路部には、マイクロコンピュータ20(以下、マイコン20)と、高周波変調集積回路22(以下、RF変調IC22)と、コンデンサ24と、水晶発振器26と、低周波復調集積回路28(以下、LF復調IC28)と、電子回路基板30とが少なくとも含まれる。
マイコン20は、他の電子回路部を制御する。具体的には、マイコン20から他の電子回路部に情報信号が入出力される。RF変調IC22は、マイコン20から出力された信号を高周波信号に変調する。コンデンサ24は、電圧低下時の電力をサポートする。水晶発振器26は、マイコン20が起動するための基本クロックを出力する。LF復調IC28は、受信アンテナ18に入力される低周波信号を復調する。電子回路基板30には、マイコン20、RF変調IC22、コンデンサ24、水晶発振器26、LF復調IC28を少なくとも含む電子部品が配置されると共に、これらの電子部品を互いに電気的に接続する回路パターンが形成される。
(4)基板の構成
基板40の詳細構成について説明する。具体的には、(4.1)基板の詳細構成、(4.2)構成部品の詳細構成について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態に係る箱体10及び基板40の側面図である。図8は、本発明の実施形態に係る基板40の下面図である。
(4.1)基板の詳細構成
図7及び図8に示すように、基板40には、箱体10、及びタイヤ内情報取得装置100を構成する構成部品が配置される。基板40は、セラミックスまたは樹脂により構成される。基板40を構成する樹脂としては、ポリイミド、液晶ポリマーなどが好適に用いられる。箱体10は、リード32により支持されており、箱体10と、基板40との間には、空隙ARが形成される。
(4.2)構成部品の詳細構成
構成部品は、耐水性を有する部品のみによって構成される。ここで示す耐水性とは、通常の環境における耐水性に加えて、タイヤ内情報取得装置100が置かれる環境下における耐水性を示す。つまり、構成部品は、通常の耐水性に加えて、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる環境下においても耐水性を有する。
具体的には、構成部品には、圧力センサ42、送信アンテナ44が含まれる。圧力センサ42は、タイヤ・ホイール組立体1内部の内圧を検出する。送信アンテナ44は、板状の金属部品で構成される。送信アンテナ44は、電子回路部に接続され、少なくともタイヤ内情報をタイヤ・ホイール組立体1の外部に設置された無線信号を送信する。電池46は、構成部品及び電子回路部を駆動するための電源である。
基板40は、矩形状又は楕円形状などのような縦長構造を有しており、送信アンテナ44は、基板40の長手方向の一方の端部40A側に配置され、電源46は、基板40の長手方向の他方の端部40B側に配置される。
(5)作用・効果
以上説明したように、本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置100によれば、箱体10は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成され、電子回路部は、箱体10の内部に密閉されており、タイヤの内圧、タイヤ・ホイール組立体1の内部の温度の少なくとも一方を含むタイヤ情報を取得する。
このようなタイヤ内情報取得装置100によれば、電子回路部が非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成された箱体10に収容されるため、タイヤ・ホイール組立体1の内部が高湿度かつ高圧な気体によって満たされる場合でも、箱体10の内部への水分の透過を充分に防止できる。
従って、タイヤ内情報取得装置100は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体の内部に設置された場合でも、故障の発生確率を低減できる。
また、本実施形態によれば、箱体10は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成されるため、受信アンテナ18が無線信号を受信することを妨げることはない。
また、基板40には、耐水性を有する部品のみによって構成される構成部品が配置されるため、タイヤ内情報取得装置100の内部への水分が透過した場合でも、箱体10の内部への水分の侵入を防止でき、タイヤ内情報取得装置100の故障の発生を抑制できる。
従って、タイヤ内情報取得装置100は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体1の内部に設置された場合でも、故障の発生確率を低減できる。
本実施形態によれば、受信アンテナ18及び電子回路部は、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる環境では、故障する可能性のある汎用の電子部品等を用いた場合でも、箱体10に収容されるため、故障の発生要因となることを抑制できる。
本実施形態では、構成部品には、タイヤ・ホイール組立体1内部の内圧を検出する圧力センサ42が含まれるため、タイヤ内情報取得装置100は、タイヤ・ホイール組立体1に充填された空気の内圧を測定できる。
本実施形態では、構成部品には、電子回路部に接続され、無線信号を送信する送信アンテナ44が含まれるため、タイヤ内情報取得装置100は、取得したタイヤ内情報を外部に設置された装置に送信することができる。具体的には、タイヤ内情報取得装置100は、タイヤ製造番号や、圧力センサ42を備える場合は、タイヤ・ホイール組立体1内部の圧力に関する情報を送信する装置として機能できる。
タイヤ内情報取得装置100の基板40は、矩形状又は楕円形状などのような縦長構造を有しており、送信アンテナ44は、基板40の長手方向の一方の端部40A側に配置され、電源46は、基板40の長手方向の他方の端部40B側に配置される。すなわち、送信アンテナ44と電源46とは同一基板40において離れた位置に配置される。従って、通信時に電源46に起因する通信障害を防止できる。
本実施形態では、箱体10及び基板40は、非金属の材料である非金属材料によって形成される外側箱体60に収容されるため、外側箱体60は、非金属材料を透過するほどの高湿度かつ高圧な気体以外の水分の浸入を防止できる。つまり、タイヤ内情報取得装置100は、タイヤ内情報取得装置100の内部への水分の浸入を更に防止できるため、故障の発生確率を更に低減できる。
本実施形態では、非金属無機質材料は、セラミック、ガラスセラミックの何れかであるため、受信アンテナ18は、箱体10の内部に配置されても、無線信号を受信できる。受信アンテナ18は、箱体10の内部に配置することができるため、水分に曝されることがなく、故障の発生確率を更に低減できる。
本実施形態では、非金属材料として、樹脂が用いられるため、外側箱体60は、樹脂を透過するほどの高湿度かつ高圧な気体以外の水分の浸入を防止できる。また、樹脂から成る外側箱体60は、容易に作製できるため、製造コストを抑制できる。
本実施形態では、構成部品には、構成部品及び電子回路部の電源である電池電池46が含まれる。そのため、タイヤ内情報取得装置100は、外部より電気の供給が不要であり、電池46を交換することで、繰り返し使用できる。
本実施形態では、箱体10と、基板40との間には、空隙が形成されるため、箱体10及び基板40に、振動又は熱が発生した場合、互いに伝播することを抑制できる。つまり、タイヤ内情報取得装置100構成の異なる箱体10と、基板40との間で、振動又は熱の不要な伝播を抑制することができ、故障の発生確率を低減できる。
本実施形態では、タイヤ内情報取得装置100は、温度が40度以上、湿度が飽和状態、内圧が500kPa以上の環境下で利用される場合でも、箱体10の内部への水分の透過を充分に防止できるため、故障の発生確率を低減できる。
箱体10は、基板40の開口面62側の表面に配置され、構成部品は、前記基板の開口面62とは反対の表面に配置される。基板40の箱体10が配置された表面が開口面62側に位置するように外側箱体60に収納された状態で基板収納61に封止材70が充填されている。箱体10、電池46などが配置された基板40は、外側箱体60に納められた状態で封止材70によって固定されている。そのため、水分が箱体10、電池46などが配置された基板40に直接付着しにくく、防水効果が高められている。
特に、箱体10自体が、例えば、シーム溶接、またはハンダ付けなどの密封手段によって密封されているため、箱体10の全体が封止材70に完全に埋もれていなくても、水分が箱体10の内部に侵入することがない。このため、封止材70を充填する作業の精度の許容誤差を広げることができる。従って、作業効率を向上することができる。
以上説明したように、本実施形態のタイヤ内情報取得装置100を備えたタイヤ・ホイール組立体1によれば、受信アンテナ18及び電子回路部は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成された箱体10に収容されるため、箱体10は、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる場合でも、箱体10の内部への水分の透過を充分に防止できる。また、箱体10は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成されるため、受信アンテナ18が無線信号を受信することを妨げることはない。また、基板40には、耐水性を有する部品のみによって構成される構成部品が配置されるため、構成部品は、タイヤ内情報取得装置100の内部への水分が浸入した場合でも、タイヤ内情報取得装置100の故障の発生要因となることを抑制できる。
従って、タイヤ・ホイール組立体1は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体1の内部にタイヤ内情報取得装置100を設置した場合でも、故障の発生確率を低減したタイヤ内情報取得装置100を備えることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果を有する構成要件には、同一の番号を付け、詳細な説明は省略する。第2実施形態では、第1実施形態と比べて、圧力センサの構造が異なる。以下では、(1)タイヤ内情報取得装置の詳細構成、(2)箱体の構成、(3)作用・効果について説明する。
本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置101は、図1に示した実施形態と同様に、タイヤ・ホイール組立体1の内部に設置されてタイヤの内部の情報であるタイヤ内情報を取得する。ここで、タイヤ内情報には、タイヤ・ホイール組立体1に充填された空気の内圧、タイヤ・ホイール組立体1の内部の温度などが含まれる。
(1)タイヤ内情報取得装置の詳細構成
タイヤ内情報取得装置101の詳細構成について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施形態に係るタイヤ内情報取得装置101の一部を分解した分解斜視図である。
図9に示すように、タイヤ内情報取得装置101は、箱体10と、基板40と、外側箱体60とを備える。基板40には、箱体10及びタイヤ内情報取得装置101を構成する構成部品が配置される。構成部品には、送信アンテナ44、電池46が含まれる。
(2)箱体の構成
箱体10の詳細構成について、図10乃至図12を用いて説明する。図10は、本発明の実施形態に係る箱体10の一部を分解した分解斜視図である。図11は、本発明の実施形態に係る箱体10の上蓋14を取り外した場合の平面図である。
図10に示すように、箱体10は、箱体本体12と、上蓋14と、下蓋16とにより構成される。箱体10は、タイヤ・ホイール組立体の内圧を検出する圧力センサ34を有する。第2実施形態では、圧力センサは、歪みを検出する歪みゲージである。箱体10は、圧力センサ34、及び圧力センサ34と接続され、タイヤ内情報取得装置101を構成する電子回路部を少なくとも収容する。
圧力センサ34は、抵抗体の電気抵抗の変化により箱体10のひずみを検出するひずみゲージ36を含む。
ひずみゲージ36は、箱体の内壁に接着される。具体的には、ひずみゲージ36は、箱体10の内側、具体的には、蓋体14の内側に専用の接着剤で接着される。ひずみゲージ36は、箱体本体12の内壁だけでなく、箱体本体12及び下蓋16の内壁に接着されてもよい。例えば、ひずみゲージ36は、薄い電気絶縁物のベース体36aと、ベース体36aの上に重ねられ、格子状に形成される抵抗体36bと、抵抗体36bと接続される引き出し線36cとにより構成される。
なお、ひずみゲージ36は、上記接着剤に限られず、例えば、カバーシート等によって、箱体の内壁に接着されてもよい。また、ひずみゲージ36が、箱体の内壁に接着されるとは、ひずみゲージ36が箱体の内壁に接している状態を含む。
図11に示すように、箱体本体12は、内部に電子回路部を少なくとも収容する。第2実施形態では、電子回路部は、図5を用いて説明した電子回路部の構成に加えて、温度センサ38を含む。温度センサ38は、箱体の内壁に接していてもよい。
基板40の詳細構成について説明する。図12は、本発明の第2実施形態に係る箱体10及び基板40の側面図である。
図12に示すように、基板40には、箱体10、及びタイヤ内情報取得装置101を構成する構成部品が配置される。箱体10は、リード32により支持されており、箱体10と、基板40との間には、空隙ARが形成される。
(3)作用・効果
以上説明したように、本実施形態にかかるタイヤ内情報取得装置101によれば、電子回路部が圧力センサ34と温度センサ38とを有し、圧力センサ34及び温度センサ38が箱体10の内壁に設けられており、圧力センサ34は、箱体10の内壁のひずみを検出するひずみゲージ36を含む。
このため、圧力センサ34は、箱体10のひずみを検出するひずみゲージ36を含み、タイヤ・ホイール組立体1の内圧を検出できる。このため、圧力センサ34は、圧力センサ34の一部をタイヤ・ホイール組立体1の内部に通じるような構成を必要としない。
本実施形態では、電子回路部には、タイヤ・ホイール組立体の内部の温度を検出する温度センサ38が含まれる。温度センサ38は、箱体10の内壁に設けられており、箱体10の内壁を介して外部(すなわち、タイヤ・ホイール組立体1内部)の温度を検出することができる。
つまり、このようなタイヤ内情報取得装置101によれば、圧力センサ34、温度センサ38、及び電子回路部は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成された箱体10に収容されるため、タイヤ・ホイール組立体1の内部が、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる場合でも、箱体10は、内部への水分の透過を充分に防止できる。
また、基板40には、耐水性を有する部品のみによって構成される構成部品が配置されるため、構成部品は、タイヤ内情報取得装置101の内部への水分が透過した場合でも、タイヤ内情報取得装置101の故障の発生要因となることを抑制できる。
従って、タイヤ内情報取得装置101は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体1の内部に設置された場合でも、故障の発生確率を低減できる。
本実施形態によれば、圧力センサ34及び電子回路部は、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる環境では、故障する可能性のある汎用の電子部品等を用いた場合でも、箱体10に収容されるため、故障の発生要因となることを抑制できる。
本実施形態では、電子回路部には、無線信号を受信する受信アンテナ18が含まれるため、タイヤ内情報取得装置101は、受信アンテナ18を介して、タイヤ・ホイール組立体1の外部からの無線信号を受信できる。また、箱体10は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成されるため、受信アンテナ18が無線信号を受信することを妨げることはない。
更に、本実施形態では、構成部品には、電子回路部に接続され、無線信号を送信する送信アンテナ44が含まれるため、タイヤ内情報取得装置101は、タイヤ・ホイール組立体1の内部の圧力を外部の装置に送信できる。また、タイヤ内情報取得装置101は、タイヤ製造番号や、温度センサ38を送信できる。
本実施形態では、箱体10及び基板40は、非金属の材料である非金属材料によって形成される外側箱体60に収容されるため、外側箱体60は、非金属材料を透過するほどの高湿度かつ高圧な気体以外の水分の浸入を防止できる。つまり、タイヤ内情報取得装置101は、タイヤ内情報取得装置101の内部への水分の浸入を更に防止できるため、故障の発生確率を更に低減できる。
本実施形態では、非金属無機質材料は、セラミック、ガラスセラミックの何れかであるため、受信アンテナ18が無線信号を受信し易く、箱体10の内部への水分の透過を更に防止できる。
本実施形態では、非金属材料として、樹脂が用いられるため、外側箱体60は、樹脂を透過するほどの高湿度かつ高圧な気体以外の水分の浸入を防止できる。また、樹脂から成る外側箱体60は、容易に作製できるため、製造コストを抑制できる。
本実施形態では、構成部品には、構成部品及び電子回路部に必要な電力を供給する電池46が含まれるため、タイヤ内情報取得装置101は、外部より電気の供給が不要であり、電池46を交換することで、繰り返し使用できる。
本実施形態では、箱体10と、基板40との間には、空隙が形成されるため、箱体10及び基板40に、振動又は熱が発生した場合、互いに伝播することを抑制できる。つまり、タイヤ内情報取得装置101構成の異なる箱体10と、基板40との間で、振動又は熱の不要な伝播を抑制することができ、故障の発生確率を低減できる。
本実施形態では、タイヤ内情報取得装置101は、温度が40度以上、湿度が飽和状態、内圧が500kPa以上の環境下で利用される場合でも、箱体10の内部への水分の透過を充分に防止できるため、故障の発生確率を低減できる。
以上説明したように、本実施形態のタイヤ内情報取得装置101を備えたタイヤ・ホイール組立体1によれば、圧力センサ34、温度センサ38、及び電子回路部は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成された箱体10に収容されるため、箱体10は、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる場合でも、箱体10の内部への水分の透過を充分に防止できる。また、基板40には、耐水性を有する部品のみによって構成される構成部品が、配置されるため、構成部品は、タイヤ内情報取得装置101の内部への水分が浸入した場合でも、タイヤ内情報取得装置101の故障の発生要因となることを抑制できる。
従って、タイヤ・ホイール組立体1は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体1の内部にタイヤ内情報取得装置101を設置した場合でも、故障の発生確率を低減したタイヤ内情報取得装置101を備えることができる。
[比較評価]
本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(1)評価方法、(2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(1)評価方法
2種類のタイヤ内情報取得装置をそれぞれ備えたタイヤ・ホイール組立体を用いて、温度に対する耐久性について評価を行った。空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤ・ホイール組立体内のクーラント :水、専用クーラント(混合比0:100、つまり専用クーラントのみ)
・ クーラント注入量/タイヤ・ホイール組立体の内部容積 :1/50(50リットル)
・ 湿度 :相対湿度100%(飽和状態)
・ 圧力 :1MPa
(耐久性比較試験)
評価方法 :各タイヤ・ホイール組立体について、タイヤ・ホイール組立体内を設定温度(65℃、80℃、100℃)環境に保持し、各センサモジュールが、故障に至るまでの時間(寿命)を測定した。
実施例のタイヤ・ホイール組立体には、図2乃至図8を用いて説明したタイヤ内情報取得装置100を設置した。一方、比較例のタイヤ・ホイール組立体に設置されるタイヤ内情報取得装置は、非金属無機質材料で形成された箱体10の代わりに樹脂(PPS)で形成された箱体を用いた。
すなわち、実施例のタイヤ内情報取得装置100では、圧力センサは、非金属無機質材料の箱体10に収容されているのに対して、比較例のタイヤ内情報取得装置では、圧力センサは、樹脂製(PPS)の箱体10に収容されている。
(2)評価結果
評価結果について、図13を参照しながら説明する。図13は、タイヤ・ホイール組立体内の設定温度に対する寿命(単位は、時間)を示した図である。図13に示すように、比較例のタイヤ・ホイール組立体に備えられたタイヤ内情報取得装置の寿命は、全ての設定温度下において、実施例のタイヤ・ホイール組立体に備えられたタイヤ内情報取得装置よりも寿命が短かいことがわかった。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、第1実施形態は、次のように変更することができる。第1実施形態において、送信アンテナ44は、基板40に配置されるが、これに限られず、箱体10に収容されてもよい。これによれば、例えば、送信アンテナが耐水性を有していない場合(例えば、コイル状の送信アンテナ)においても、送信アンテナは、上記実施形態と同様に、箱体10により、高湿度かつ高圧な気体から保護される。また、箱体10は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成されるため、送信アンテナが無線信号を送信することを妨げることはない。
また、第1実施形態において、送信アンテナ44は、箱体10に収容されず、基板40に配置され、受信アンテナは、箱体10に収容されているが、これに限られず、それぞれが入れ替わってもよい。具体的には、送信アンテナは、箱体10に収容され、受信アンテナは、箱体10に収容されず、基板40に配置されてもよい。但し、かかる場合、受信アンテナは、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる環境下においても耐水性を有することが条件となる。
電子回路部には、タイヤ・ホイール組立体1内部の温度を検出する温度センサが含まれていてもよい。この場合、タイヤ内情報取得装置100は、タイヤ・ホイール組立体1内部の温度に関する情報を通信する装置として機能できる。
第1実施形態において、タイヤ内情報取得装置100は、タイヤサイド部3の内側に設置されていると説明したが、タイヤ内情報取得装置100の設置場所は、図1に示す位置に限定されない。例えば、リム7に設置されてもよいし、トレッド層6の内側面に設置されてもよい。また、例えば、タイヤ内面に沿って貼り付けてもよい。更に、トレッド内部、或いはリム7に埋め込まれていてもよい。
第1実施形態において、箱体10を形成する非金属無機質材料は、セラミック又は、ガラスセラミックが用いられるが、これに限られず、非金属無機質材料は、透磁性が非常に高く、磁気を通しやすい性質を有するものであればよい。具体的には、非金属無機質材料は、ガラス繊維によって形成されていてもよい。
第2実施形態において、送信アンテナ44は、基板40に配置されるが、これに限られず、箱体10に収容されてもよい。これによれば、例えば、送信アンテナが耐水性を有していない場合(例えば、コイル状の送信アンテナ)においても、送信アンテナは、上記実施形態と同様に、箱体10により、高湿度かつ高圧な気体から保護される。また、箱体10は、非金属の無機質材料である非金属無機質材料によって形成されるため、送信アンテナが無線信号を送信することを妨げることはない。
また、第2実施形態において、送信アンテナ44は、箱体10に収容されず、基板40に配置され、受信アンテナは、箱体10に収容されているが、これに限られず、それぞれが入れ替わってもよい。具体的には、送信アンテナは、箱体10に収容され、受信アンテナは、箱体10に収容されず、基板40に配置されてもよい。但し、かかる場合、受信アンテナは、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる環境下においても耐水性を有することが条件となる。
第2実施形態において、受信アンテナ18及び温度センサ38は、箱体10に収容されているが、これに限られず、基板40に配置されてもよい。但し、かかる場合、受信アンテナ及び温度センサは、高湿度かつ高圧な気体によって満たされる環境下においても耐水性を有することが条件となる。
第2実施形態において、タイヤ内情報取得装置101は、リムの内側に沿って設置されるが、これに限られず、例えば、タイヤ内面に沿って貼り付ける、又は、トレッド内部に埋め込むことにより、タイヤ・ホイール組立体1に設置されてもよい。
第2実施形態において、箱体10を形成する非金属無機質材料は、セラミック又は、ガラスセラミックが用いられるが、これに限られず、非金属無機質材料は、透磁性が非常に高く、磁気を通しやすい性質を有するものであればよい。具体的には、非金属無機質材料は、ガラス繊維によって形成されていてもよい。
第2実施形態において、箱体10は、箱体本体12、上蓋14及び下蓋16により構成されているが、これに限られず、箱体は、底部を備える箱形の箱体本体と、上蓋14とにより構成されていてもよい。
第1及び第2実施形態では、タイヤ内情報取得装置100,101には電源として電池46が配置されていると説明した。しかし、電池46の代わりに、圧電素子からなる発電部を設けてもよい。圧電素子からなる発電部を設けることにより、タイヤ・ホイール組立体の内圧によって発電が可能である。また、電池46の代わりに、磁界の変化により励起電力を生じるアンテナコイルを備えた発電部を設けてもよい。アンテナコイルを備えた発電部にする場合には、コイルに励起電力を発生させるための固定磁界を併せて設置する。
上述のように、圧電素子からなる発電部或いはアンテナコイルを備えた発電部にすることにより、恒久的な電力供給が可能になり、電池46の交換が不要になる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
なお、日本国特許出願第2008−313289号(2008年12月9日出願)、日本国特許出願第2008−323843号(2008年12月19日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明は、専用クーラントなどが注入されることによって、高湿度かつ高圧な気体によって満たされるタイヤ・ホイール組立体の内部に設置されて、タイヤの内圧、タイヤ・ホイール組立体の内部の温度などを取得するタイヤ内情報取得装置に適用できる。

Claims (4)

  1. タイヤ・ホイール組立体の内部に設置されて前記タイヤの内部の情報であるタイヤ内情報を取得するタイヤ内情報取得装置であって、
    前記タイヤ内情報取得装置は、
    電子回路部と、
    前記電子回路部を収納する箱体と、
    前記箱体を隙間無く密封する密封手段と
    前記タイヤ内情報取得装置を構成する構成部品と前記箱体とが配置される基板と、
    前記構成部品、前記箱体、及び前記基板を収納する基板収納部と、を備え、
    前記箱体は、非金属無機質材料によって形成され、
    前記箱体と前記基板との間には空隙が形成されるタイヤ内情報取得装置。
  2. 前記タイヤ内情報取得装置は、
    前記タイヤ内情報を検出するセンサを含み、
    前記センサは、前記箱体の内壁に設けられる請求項1に記載のタイヤ内情報取得装置。
  3. 前記タイヤ内情報取得装置は
    前記基板収納部を有する外側箱体を備え、
    前記外側箱体は、非金属の材料で形成されており、
    前記箱体は、前記基板の一方の面側に配置され、
    前記構成部品は、前記基板の他方の面側に配置され、
    前記基板の一方の面側が前記開口面側に位置するように前記外側箱体に収納された状態で前記基板収納部に封止材が充填されている請求項1又は請求項2に記載のタイヤ内情報取得装置。
  4. 前記タイヤ内情報取得装置は、温度が40度以上、湿度が飽和状態、内圧が500kPa以上の環境下に設置される請求項1乃至の何れか一項に記載のタイヤ内情報取得装置。
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