JP5512479B2 - 紙おむつ - Google Patents
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Description
このパンツ型に成形される紙おむつとして、脇部のサイドシールパターンを引き剥がし方向(例えば、上下方向)に破れ易く、引き剥がし方向と直交する方向に破れ難いような形状に形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。また、紙おむつ等の吸収性物品に、腹側部と背側部とを締着する一対のサイドシーム(締着装置)を具備するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
これに対して、特許文献2の場合、サイドシールを把持して所定方向に引っ張るだけで腹側部と背側部とを引き剥がすことができるものの、このとき、サイドシールが止着されている部分(例えば、背側部)が弾性部材の伸縮作用により伸張してしまい、引き剥がし難いといった問題がある。
吸収体が固定されるとともに、着用者の腹周り及び背周りをそれぞれ被覆する腹側部及び背側部が設けられた外装体を備え、前記腹側部及び前記背側部の各々の幅方向側両縁部を互いに重ね合わせて固着することでパンツ型に成形される紙おむつであって、
前記腹側部及び前記背側部の幅方向側両縁部のうち、少なくとも一側の縁部には、当該紙おむつがパンツ型に成形された状態で互いに重ね合わされるとともに、固着された前記腹側部及び前記背側部の幅方向側両縁部どうしを引き剥がす際に把持される腹側取手部材及び背側取手部材が設けられ、
前記腹側取手部材及び前記背側取手部材は、
当該腹側取手部材及び背側取手部材が設けられた各縁部よりも幅方向外側に突出し、当該腹側取手部材及び背側取手部材が重ね合わされた状態で対向するように形成された把持部と、
当該腹側取手部材及び背側取手部材が重ね合わされた状態で対向する位置に、当該腹側取手部材及び背側取手部材が設けられた各縁部を露出させて当該縁部の露出された部分どうしを固着させるための開口部が少なくとも一つ設けられた取手本体部と、を有することを特徴としている。
前記把持部は、当該腹側取手部材及び背側取手部材における前記腹側部及び前記背側部の幅方向側両縁部どうしの引き剥がし方向上流側に配設され、
前記取手本体部は、
当該腹側取手部材及び背側取手部材が設けられた縁部にて前記幅方向に略直交する直交方向に沿って延在し、多角形状をなす前記開口部が複数形成され、
前記複数の開口部のうち、前記把持部側の所定数の開口部は、各開口部の一の角部が前記把持部と対向するように配置されていることを特徴としている。
前記複数の開口部は、前記引き剥がし方向下流側に各開口部の一の角部が配置されるように前記引き剥がし方向に沿って所定間隔を空けて配設されていることを特徴としている。
前記開口部は、前記幅方向内側の一の辺が前記幅方向と略直交する直交方向に延在するように配設されていることを特徴としている。
なお、以下の説明にあっては、着用者の背側から股下を通って腹側に亘る方向を長手方向Xとし、長手方向Xに略直交する一の方向を幅方向Yとする。
また、トップシート1は、例えば、透液性の不織布等により形成されている。
トップシート1を形成する不織布の素材としては、天然繊維、合成繊維のいずれを用いても良い。天然繊維としては、例えば、綿、セルロース(木材パルプ)、羊毛、絹等が挙げられる。また、合成繊維としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエステル(PET)、アクリル等が挙げられる。また、PE/PP混合不織布、PE/PET混合不織布、上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)もトップシート1として用いることができる。
そして、腹側部5の幅方向Y側の各端部と背側部6の幅方向Y側の各端部が、腹側取手部材50及び背側取手部材60を介在させて互いに重ね合わされ、固着されることで脇部9を形成する。これにより、紙おむつ100がパンツ型の形状に成形されるようになっている(図3参照)。
なお、腹側取手部材50及び背側取手部材60については後述する。
脚周り部10は、紙おむつ100を使用する着用者の脚周り方向に沿って配設されることで、当該着用者の脚周りを囲むようになっている。
また、脚周り部10には、着用者の脚周りに対応させて脚周り用開口部10aが形成されている。
この吸収体3は、紙おむつ100の使用時に体液としての尿等の水様成分を吸収するものである。具体的には、吸収体3は、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア3aと、吸収体コア3aを覆う透液性のクレープ紙、不織布等の被覆部材3bとを備えている。
さらに、吸収体コア3aは、例えば、当該紙おむつ100の形状に対応させて、腹側部5側及び背側部6側に対して股下部7側が幅狭となるように内側に凹んで形成されている。
防水フィルム11は、遮水性を有し、被覆部材3bを通過した水様分が外装体2側に漏れることを防止する働きをなす。
また、ギャザーシート4は、不透液性の不織布のシートを二つ折りにし、折り合わされた面を、例えば、ホットメルトや、ヒートシール、超音波シール等により固着させることにより形成されている。また、ギャザーシート4は、不織布のシートを二つ折りにした状態で、その基端部がトップシート1と外面シート2aとの間に挟まれるように固着されることにより固定されている。そして、不織布のシートが折り合わされた面間に、複数本の弾性部材(例えば、糸ゴム等)4a、…が挟み込まれている。
図4(a)は、紙おむつ100の腹側部5の幅方向Y側の一端部に備わる腹側取手部材50を拡大して示す図である。また、図4(b)は、図4(a)の腹側取手部材50の第1開口部53を拡大して示す図である。また、図5は、紙おむつ100の脇部9の一部を引き剥がした状態を示す斜視図である。
そして、腹側部5の幅方向Y側の各端部と背側部6の幅方向Y側の各端部が固着されて当該紙おむつ100がパンツ型に成形されることで、腹側部5及び背側部6の幅方向Y側の一端部(例えば、図1における右側端部)に設けられた腹側取手部材50及び背側取手部材60と、腹側部5及び背側部6の幅方向Y側の他端部(例えば、図1における左側端部)に設けられた腹側取手部材50及び背側取手部材60とがそれぞれ互いに重ね合わされるようになっている。
同様に、腹側部5及び背側部6の幅方向Y側の他端部(例えば、図1における左側端部)に設けられた腹側取手部材50及び背側取手部材60は、長手方向Xの略中央部を通り幅方向Yに延在する基準線に対して略対称となる形状に形成されている。
なお、腹側取手部材50及び背側取手部材60は、例えば、撥水性を有する素材(具体的には、例えば、スパンボンド不織布等)から構成され、その目付量が40〜70g/m2程度に設定されているのが好ましい。
なお、第1取手本体部51及び第2取手本体部61を内面シート2bに貼設する方法としては、例えば、ホットメルト接着剤による接着、熱融着、熱圧着等が挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
第1開口部53及び第2開口部63の各々は、ほぼ等しい寸法をなす三角形状に形成されている。また、第1開口部53及び第2開口部63の各々は、固着された腹側部5及び背側部6の幅方向Y側両縁部どうしの引き剥がし方向(例えば、図4(a)及び図5における矢印Aにより指し示す方向)に沿うように、各々の第1取手本体部51及び第2取手本体部61に所定間隔を空けて配設されている。
具体的には、複数の第1開口部53及び第2開口部63は、各開口部53、63の一の角部(例えば、角C)が第1把持部52及び第2把持部62側に位置するように配設されている。これにより、第1開口部53及び第2開口部63を介して露出された内面シート2bどうしが所定の固着方法により固着された状態で、各第1開口部53及び第2開口部63における第1把持部52及び第2把持部62側(幅方向Y端部側)の部分の固着面積を第1把持部52及び第2把持部62と幅方向Yに反対側(幅方向Y中央部側)の部分の固着面積に対して狭くすることができ、幅方向Y端部側を幅方向Y中央部側に対して相対的に引き剥がし易くすることができる。
なお、複数の第1開口部53及び第2開口部63は、全ての開口部53、63の一の角部(例えば、角C)が第1把持部52及び第2把持部62側に位置するように配設されている必要はなく、これら複数の第1開口部53及び第2開口部63のうち、第1把持部52及び第2把持部62側(長手方向Xの外端部側)の所定数の開口部53、63のみが、各開口部53、63の一の角部が第1把持部52及び第2把持部62と対向するように配置されていれば良い。
これにより、第1開口部53及び第2開口部63を介して露出された内面シート2bどうしが所定の固着方法により固着された状態で、各第1開口部53及び第2開口部63における引き剥がし方向下流側の部分の固着面積を引き剥がし方向上流側の部分の固着面積に対して狭くすることができ、引き剥がし方向下流側を引き剥がし方向上流側に対して相対的に引き剥がし易くすることができる。
これにより、第1開口部53及び第2開口部63を介して露出された内面シート2bどうしが所定の固着方法により固着された状態で、各第1開口部53及び第2開口部63における第1把持部52及び第2把持部62と幅方向Yに反対側(幅方向Y中央部側)の部分の固着強度を第1把持部52及び第2把持部62側(幅方向Y端部側)に対して相対的に高くすることができる。よって、例えば、着用者が紙おむつ100を装着した状態などに、当該紙おむつ100を胴周り方向及び腰周り方向に伸張させるような力が加えられた場合であっても、各第1開口部53及び第2開口部63における第1把持部52及び第2把持部62と反対側(幅方向Y中央部側)の部分、即ち、紙おむつ100の脇部9を構成する部分を剥がれ難くすることができ、脇部9の強度を十分に確保することができる。
即ち、当該腹側取手部材50及び背側取手部材60が重ね合わされた状態で、腹側取手部材50及び背側取手部材60の各々に形成された第1開口部53及び第2開口部63のうち、長手方向Xの最も外端部側に形成された第1開口部53及び第2開口部63どうし、これら第1開口部53及び第2開口部63よりも長手方向Xの一つ内側に形成された第1開口部53及び第2開口部63どうし、さらに一つ内側に形成された第1開口部53及び第2開口部63どうしといったように、腹側取手部材50及び背側取手部材60の各々に形成された第1開口部53及び第2開口部63の全てが互いに対向するような配置となっている。
また、第1開口部53及び第2開口部63の各々を介して露出される内面シート2bどうしを固着する場合、各第1開口部53及び第2開口部63から露出される内面シート2bの全ての領域どうしを固着しても良いし、そのうちの一部分(例えば、第1開口部53及び第2開口部63のより中央側に近い部分等)のみどうしを固着しても良い。
第1把持部52及び第2把持部62の各々は、第1取手本体部51及び第2取手本体部61の引き剥がし方向上流側、即ち、長手方向Xの外側端部に連続して形成され、腹側部5及び背側部6の幅方向Y側両縁部よりも幅方向Y外側に突出するように、角部が面取りされた略矩形状に形成されている。
これにより、腹側取手部材50に設けられた把持部52と背側取手部材60に設けられた把持部62とは、当該腹側取手部材50及び背側取手部材60が重ね合わされた状態で、互いに対向するようになっている。
そして、第1把持部52及び第2把持部62が互いに離れる方向に力を加えると、腹側部5及び背側部6の幅方向Y側の両縁部の内面シート2bのうち、腹側取手部材50及び背側取手部材60の長手方向Xの最も外側に形成された対向する第1開口部53及び第2開口部63を介して露出され固着された部分、これら第1開口部53及び第2開口部63よりも長手方向Xの一つ内側に形成された対向する第1開口部53及び第2開口部63を介して露出され固着された部分、さらに一つ内側に形成された対向する第1開口部53及び第2開口部63を介して露出され固着された部分といったような順番で、図4(a)及び図5における矢印Aの指し示す引き剥がし方向に順次剥がされていく。
つまり、第1開口部53及び第2開口部63を介して露出され内面シート2bどうしが固着された部分は、第1把持部52及び第2把持部62が設けられている幅方向Y端部側が幅方向Y中央部側に対して相対的に引き剥がし易くされているとともに、引き剥がし方向下流側が引き剥がし方向上流側に対して相対的に引き剥がし易くされているので、第1把持部52及び第2把持部62が互いに離れる方向に力が加えられると、第1開口部53及び第2開口部63の各々を介して内面シート2bどうしが固着された部分は、図4(a)及び図5における矢印Aの指し示す方向に順次引き剥がされることとなる。
即ち、腹側部5及び背側部6に所定の伸縮作用を有する弾性部材(例えば、弾性部材5a、6a等)が配設されている場合、第1把持部52及び第2把持部62が互いに離れる方向と腹側部5及び背側部6が弾性部材の伸縮作用により収縮しようとする方向がほぼ等しい方向となる。このため、腹側部5及び背側部6は、第1把持部52及び第2把持部62が互いに離れる方向の力に対しては弾性部材の伸縮作用の影響を受け難く、固着された腹側部5及び背側部6の幅方向Y側両縁部どうしを引き剥がす際に、腹側部5や背側部6が伸張し難くなって当該腹側部5と背側部6とを容易に引き剥がすことができる。
つまり、第1開口部53及び第2開口部63における第1把持部52及び第2把持部62側の部分の固着面積が第1把持部52及び第2把持部62と幅方向Yに反対側の部分の固着面積に対して狭くされているので、固着された腹側部5と背側部6とにおける幅方向Y端部側を幅方向Y中央部側に対して相対的に引き剥がし易くすることができる。さらに、第1開口部53及び第2開口部63の各々について、固着された腹側部5と背側部6との引き剥がし方向下流側における固着面積が引き剥がし方向上流側における固着面積に対して狭くされているので、引き剥がし方向下流側を引き剥がし方向上流側に対して相対的に引き剥がし易くすることができる。
よって、第1把持部52及び第2把持部62が互いに離れる方向に力が加えられだけで、腹側部5と背側部6との第1開口部53及び第2開口部63の各々を介して固着された部分を引き剥がし方向に沿って順次引き剥がすことができる。
<変形例1>
図6(a)は、変形例1の紙おむつ100の腹側部5の幅方向Y側の一端部に備わる腹側取手部材150を拡大して示す図である。また、図6(b)は、図6(a)の腹側取手部材150の第1開口部153を拡大して示す図である。
なお、変形例1の紙おむつ100は、以下に説明する腹側取手部材150及び背側取手部材(図示略)の形状以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。また、以下の説明では、図6(a)及び図6(b)を参照して腹側取手部材150を例示するが、腹側取手部材150及び図示しない背側取手部材は、腹側部5及び背側部6の幅方向Y側の両縁部にて、長手方向Xの略中央部を通り幅方向Yに延在する基準線に対して略対称となる形状に形成されている。
つまり、第1取手本体部151及び第2取手本体部には、第1開口部153及び第2開口部(図示略)が上記実施形態における第1開口部53及び第2開口部63の向きと逆向きとなるように、即ち、長手方向Xの端部側に第1開口部153及び第2開口部の各々の一の鋭角(例えば、角B)が配置され、且つ、幅方向Y内側の一の辺(例えば、辺AB)が長手方向Xに延在するように第1開口部153及び第2開口部の各々が配設されている。
図7(a)は、変形例2の紙おむつ100の腹側部5の幅方向Y側の一端部に備わる腹側取手部材250を拡大して示す図である。また、図7(b)は、図7(a)の腹側取手部材250の第1開口部253を拡大して示す図である。
なお、変形例2の紙おむつ100は、以下に説明する腹側取手部材250及び背側取手部材の形状以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。また、以下の説明では、図7(a)及び図7(b)を参照して腹側取手部材250を例示するが、腹側取手部材250及び図示しない背側取手部材は、腹側部5及び背側部6の幅方向Y側の両縁部にて、長手方向Xの略中央部を通り幅方向Yに延在する基準線に対して略対称となる形状に形成されている。
つまり、第1取手本体部251及び第2取手本体部には、各取手本体部の長手方向Xの略中央部を通り幅方向Yに延在する基準線に対して略対称となるような形状で複数の第1開口部253及び第2開口部(図示略)がそれぞれ形成されている。
これにより、第1開口部253及び第2開口部を介して露出された内面シート2bどうしが所定の固着方法により固着された状態で、各第1開口部253及び第2開口部における第1把持部252及び第2把持部の一の点Oから最も近い部分(例えば、頂点Cの近傍部分)の固着面積を最も狭くして、幅方向Y中央部側や長手方向Xの端部側の他の部分に対して相対的に引き剥がし易くすることができる。
なお、第1把持部252及び第2把持部の一の点Oの位置は、長手方向Xの略中央部であれば良く、必ずしも幅方向Y外側の縁部上である必要はない。
例えば、上記実施形態及び変形例1にあっては、引き剥がし方向に沿って並設される第1開口部53(153)及び第2開口部63の各々をほぼ等しい形状及び寸法に形成するようにしたが、これに限られるものではなく、上記変形例2と同様に、引き剥がし方向に応じて、隣合う第1開口部53及び第2開口部63どうしで形状や寸法を異ならせるようにしても良い。
さらに、第1開口部53及び第2開口部63として三角形状のものを例示して説明したが、一例であってこれに限られるものではなく、多角形状(例えば、四角形状等)であれば適宜任意に変更可能である。さらに、各角部(例えば、角A、B、C)の配置等も適宜任意に変更可能である。
また、腹側取手部材50(150、250)及び背側取手部材における第1把持部52(152、252)及び第2把持部62の位置や形状も上記したものは一例であって、これらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
2 外装体
3 吸収体
5 腹側部
6 背側部
7 股下部
50、150、250 腹側取手部材
51、151、251 第1取手本体部
52、152、252 第1把持部
53、153、253 第1開口部
60 背側取手部材
61 第2取手本体部
62 第2把持部
63 第3開口部
Claims (4)
- 吸収体が固定されるとともに、着用者の腹周り及び背周りをそれぞれ被覆する腹側部及び背側部が設けられた外装体を備え、前記腹側部及び前記背側部の各々の幅方向側両縁部を互いに重ね合わせて固着することでパンツ型に成形される紙おむつであって、
前記腹側部及び前記背側部の幅方向側両縁部のうち、少なくとも一側の縁部には、当該紙おむつがパンツ型に成形された状態で互いに重ね合わされるとともに、固着された前記腹側部及び前記背側部の幅方向側両縁部どうしを引き剥がす際に把持される腹側取手部材及び背側取手部材が設けられ、
前記腹側取手部材及び前記背側取手部材は、
当該腹側取手部材及び背側取手部材が設けられた各縁部よりも幅方向外側に突出し、当該腹側取手部材及び背側取手部材が重ね合わされた状態で対向するように形成された把持部と、
当該腹側取手部材及び背側取手部材が重ね合わされた状態で対向する位置に、当該腹側取手部材及び背側取手部材が設けられた各縁部を露出させて当該縁部の露出された部分どうしを固着させるための開口部が少なくとも一つ設けられた取手本体部と、を有することを特徴とする紙おむつ。 - 前記把持部は、当該腹側取手部材及び背側取手部材における前記腹側部及び前記背側部の幅方向側両縁部どうしの引き剥がし方向上流側に配設され、
前記取手本体部は、
当該腹側取手部材及び背側取手部材が設けられた縁部にて前記幅方向に略直交する直交方向に沿って延在し、多角形状をなす前記開口部が複数形成され、
前記複数の開口部のうち、前記把持部側の所定数の開口部は、各開口部の一の角部が前記把持部と対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の紙おむつ。 - 前記複数の開口部は、前記引き剥がし方向下流側に各開口部の一の角部が配置されるように前記引き剥がし方向に沿って所定間隔を空けて配設されていることを特徴とする請求項2に記載の紙おむつ。
- 前記開口部は、前記幅方向内側の一の辺が前記幅方向と略直交する直交方向に延在するように配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の紙おむつ。
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