JP5512315B2 - 架構構造 - Google Patents

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本発明は、鋼管コンクリート柱と梁との架構構造に関する。
鋼管コンクリート柱と鉄骨梁との接合部には、鉄骨梁の上下のフランジの位置に対応して、梁の応力を伝達するための水平ダイアフラムが鋼管の内空に設けられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
このような水平ダイアフラムは、鋼管内を遮蔽するように配置された鋼板により形成されるが、鋼管内へのコンクリートの打設・充填が可能となるように、柱断面中央部に孔が形成されているのが一般的である。
ところが、前記従来の架構構造においては、鋼管内へのコンクリートの打設・充填作業時に、コンクリートを上から投入する方法や下から圧入する方法のいずれ方法でも、水平ダイアフラムの下面に空気が溜まりやすく、応力の伝達に問題が生じる場合があった。
また、コンクリートの打設・充填直後からのコンクリートの沈降によっても、前記問題は発生しており、コンクリートに作用する上部コンクリートの重さにも大きく関係していた。
また、鋼管コンクリート柱においては、一般の鉄筋コンクリート柱と比べて、前記コンクリートの充填性の問題の他に、打設・充填したコンクリートの品質(強度)が不均質になりやすいという問題があった。
これは、コンクリートの打設・充填作業時に、コンクリートが水平ダイアフラムの通過孔を通過する際に、滞留する部分と流動する部分とに分かれてしまい、流動性や比重によってふるい分けられてしまうためと考えられている。
そのため、特許文献2に示すように、鋼管内に、縦形板を井形状に組み合わせて形成した補強部材を配置することで、梁の応力を伝達するとともに、コンクリートの充填性を上げた架構構造が開発されている。
水平ダイアフラムを縦形板とすることで、空気の溜まりやすい部分を少なくして、コンクリートの充填性を上げ、また、通過孔を大きくすることで、コンクリートの溜まりやすい部分を少なくしてコンクリートの流動性を上げている。さらに、通過孔を大きく均等に配することで、コンクリートに作用する圧力も均等化される。
これらの効果は、コンクリートの品質(強度)の均質化にも寄与する。
特開平11−62000号公報 特開平1−318633号公報
ところが、特許文献2に係る架構構造において、梁の応力の伝達性能を確保するためには、縦形板を挟んだ両側のフランジの応力をスムーズに伝達させる必要があり、縦形板をフランジに近い位置に設置することが望ましい。
そこで、縦形板の厚みを増加させて幅を短くすることが考えられる。しかし、縦形板の厚みを単に増加させると、水平ダイアフラムの場合と同様に、その下面に空気溜まりができて充填性が低下するおそれがあった。また、縦形板の厚みを増加させて幅を短くすることで溶接長を短くできるものの、溶接時の温度管理が難しくなり、作業性が低下する場合があった。
一方、梁の応力の伝達性能を確保するために縦形板の厚みを薄くして枚数を増加させると、溶接箇所が増えて製造時の作業に手間を要するとともに、その位置のコンクリートが小断面に分断されてしまうという問題点を有していた。
本発明は、梁の耐力に応じて必要な強度とコンクリートの充填性を合理的に備えることを可能とした架構構造を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、柱を形成する鋼管と、前記鋼管の内部に充填されたコンクリートと、前記鋼管の内部に配設されたダイアフラムと、前記鋼管の外面に接合された鉄骨梁と、を備える架構構造であって、前記ダイアフラムは、2枚の第一の縦板と、前記第一の縦板と直交するように配設された2枚の第二の縦板とにより井形状に形成されており、前記第一の縦板および前記第二の縦板の両端は、それぞれ前記鋼管の対向する面の前記鉄骨梁フランジに対応する位置に溶接され、前記第一の縦板および前記第二の縦板の上縁は、前記各フランジの上面よりも前記鋼管の肉厚分だけ高い位置に設定した第一の基準面の近傍に位置し、前記第一の縦板および前記第二の縦板の下縁は、前記各フランジの下面よりも前記鋼管の肉厚分だけ低い位置に設定した第二の基準面の近傍に位置していて、前記第一の縦板および前記第二の縦板のうちの少なくとも一方が、断面視が平行四辺形の板材よりなり、鉛直面に対して板面が平行かつ底面が傾斜した状態で配置されていることを特徴としている。
かかる架構構造は、縦板(第一の縦板および第二の縦板)によりダイアフラムを形成することで、コンクリートを充填する際に、ダイアフラム下に未充填箇所が形成されにくく、簡易に充填作業を行うことが可能となる。
また、ダイアフラムの配置を、鉄骨梁のフランジの位置に応じて設定することで、梁の応力の伝達に必要な性能を確保するとともに鋼材量の低減化を図ることができる。
前記第一の縦板および前記第二の縦板のうちの少なくとも一方が、底面に傾斜を有した状態で配置されていれば、空気の溜まりやすい部分をより少なくすることが可能となる。
また、前記第一の縦板および前記第二の縦板のうちの他方が傾斜した状態で配置されていれば、縦板が平板であっても底面に傾斜を有した状態となり、コンクリートの充填性と流動性が向上する。
また、縦板を傾斜させることで、縦板の高さ寸法を大きくし、ダイアフラムに必要な剛性を高めることが可能となる。そのため、縦板の板厚の薄肉化や縦板の枚数の少量化が可能となり、架構構造を製造する際の作業性が向上する。
なお、前記架構構造において、前記第一の縦板の外縁は、前記フランジの外縁よりも前記鋼管の肉厚分だけ外側に設定した第三の基準面の近傍に位置していてもよい。
また、前記二枚の縦板が、断面視ハ字状に傾斜していてもよい。
本発明の架構構造によれば、梁の耐力に応じて必要な強度とコンクリートの充填性を合理的に確保することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る架構構造を示す平断面図である。 (a)は図1のA−A断面図、(b)は(a)のC部分の拡大図である。 (a)は図1のB−B断面図、(b)は(a)のD部分の拡大図である。 (a)は本実施形態のダイアフラムを示す斜視図、(b)は同ダイアフラムの分解斜視図である。
本発明の実施の形態に係る架構構造1は、図1に示すように、鋼管コンクリート柱10と鉄骨梁40,40,…との接合部の構造である。
架構構造1は、柱10を形成する鋼管20と、鋼管20の内部に充填されたコンクリート(図示省略)と、鋼管20の内部に配設されたダイアフラム30と、鋼管20の外面に接合された鉄骨梁40と、を備えて構成されている。
鋼管20は、所定の肉厚を有した角形鋼管であって、外面に四方から鉄骨梁40が接続されている。
鋼管20は、予め筒状に形成された管材により構成してもよいし、複数の鋼板を筒状に組み合わせることにより構成してもよい。また、1枚の鋼板を折り曲げ加工することにより筒状に形成したものを鋼管20としてもよい。
コンクリートは、鋼管20内に充填されて硬化することで、柱10としての強度を高めている。
コンクリートの強度は限定されるものではないが、本実施形態では高強度コンクリートを使用する。鋼管20内には鉄筋を配筋してもよい。
ダイアフラム30は、2枚の第一の縦板31と、2枚の第二の縦板32とを平面視で十字形状を含むように組み合わせることにより井形状に形成されている。
なお、ダイアフラム30を構成する縦板31,32の枚数は限定されるものではなく、鉄骨梁40から伝達される応力等に応じて適宜設定すればよい。
ここで、「第一の縦板31」と「第二の縦板32」を区別しない場合は単に「縦板31,32」と称する。
ダイアフラム30は、図2(a)および図3(a)に示すように、1つの架構構造1(柱梁接合部)において、上下2段に間隔をあけて配置されている。
上段のダイアフラム30は、鉄骨梁40の上側のフランジ41に対応しており、下段のダイアフラム30は、鉄骨梁40の下側のフランジ41に対応している。
ダイアフラム30を構成する第一の縦板31および第二の縦板32は、それぞれ鋼管20を挟んで対向する一対の鉄骨梁40のフランジ41同士の間となる位置に横架されている。
縦板31,32は、両端が鋼管20の内面に溶接されることにより固定されている。
なお、縦板31,32(ダイアフラム30)の鋼管20への固定方法は限定されるものではない。
ここで、鉄骨梁40の上側のフランジ(上フランジ)41に対応する位置に溶接された上段のダイアフラム30を構成する縦板(上部縦板)31,32は、式1を満足する鋼板により構成されている。
上部縦板断面積×上部縦板降伏点≧上フランジ断面積×上フランジ降伏点・・・式1
また、鉄骨梁40の下側のフランジ(下フランジ)41に対応する位置に溶接された下段のダイアフラム30を構成する縦板(下部縦板)31,32は、式2を満足する鋼板により構成されている。
下部縦板断面積×下部縦板降伏点≧下フランジ断面積×下フランジ降伏点・・・式2
図3(a)に示すように、第一の縦板31は、その長手方向(図3(a)において紙面垂直方向)に沿って配置される鉄骨梁40のウェブ42(垂直方向)に対して傾斜した状態で配置されている。本実施形態では、上段のダイアフラム30を構成する2枚の第一の縦板31を、互いの上縁同士が下縁同士よりも離れるように、断面視が逆ハ字状になるように傾斜した状態で配設している。また、下段のダイアフラム30を構成する2枚の第一の縦板31は、互いの下縁同士が上縁同士よりも離れるように、断面視がハ字状になるように傾斜した状態で配設している。
一方、平面視で第一の縦板31と直交するように配設された第二の縦板32は、図2(a)に示すように、その長手方向(図2(a)において紙面垂直方向)に沿って配置される鉄骨梁40のウェブ42と平行(フランジ41と直角)となるように配置されている。
第一の縦板31の上縁は、図2(b)に示すように、鉄骨梁40のフランジ41の上面よりも鋼管20の肉厚t分だけ高い位置に設定した第一の基準面S1近傍に位置している。
また、第一の縦板31の下縁は、鉄骨梁40のフランジ41の下面よりも鋼管20の肉厚t分だけ低い位置に設定した第二の基準面S2近傍に位置している。
第二の縦板32は、図3(b)に示すように、上縁(上面)が第一の基準面S1近傍に配置されるとともに、下縁(下面)が第二の基準面S2近傍に配置されるように構成されている。
ここで、第一の基準面S1は、鉄骨梁40のフランジ41から伝達される応力の範囲の上端位置と想定される位置に設定されたものであり、鉄骨梁40のフランジ41の上面と鋼管20の外面との交点から角度αが45°で斜め上方向に伸びる直線と鋼管20の内面との交点の高さ位置(すなわち鋼管20の肉厚t分だけ高い位置)に設定されている。また、第二の基準面S2は、鉄骨梁40のフランジ41から伝達される応力の範囲の下端位置と想定される位置に設定されたものであり、鉄骨梁40のフランジ41の下面と鋼管20の外面との交点から角度αが45°で斜め下方向に伸びる直線と鋼管20の内面との交点の高さ位置(すなわち鋼管20の肉厚t分だけ低い位置)に設定されている。
ダイアフラム30は、第一の基準面S1と第二の基準面S2とにより挟まれた高さ範囲に配置されていることで、鉄骨梁40のフランジ41から伝達される応力を、他の鉄骨梁40のフランジ41に伝達することを可能としている。
第一の縦板31は、その外縁が鉄骨梁40のフランジ41の縁よりも鋼管20の肉厚t分だけ外側に設定した第三の基準面S3に位置している。
また、一方の第二の縦板(図1において右側に配置された第二の縦板)32は、その右縁が鉄骨梁40のフランジ41の一方の縁(図1において右縁)と同軸線上となるように配置されている。
さらに、他方の第二の縦板(図1において左側に配置された第二の縦板)32は、その左縁が鉄骨梁40のフランジ41の他方の縁(図1において左縁)と同軸線上となるように配置されている。
ここで、第三の基準面S3は、鉄骨梁40のフランジ41から伝達される応力の範囲の左右端位置と想定される位置に設定されたものであり、鉄骨梁40のフランジ41の左右の端面と鋼管20の外面との交点から角度αが45°で斜め方向に広がる直線と鋼管20の内面との交点の高さ位置(すなわち鋼管20の肉厚t分だけ広がった位置)に設定されている。
ダイアフラム30を鋼管20に固定する位置を第三の基準面S3により挟まれた横範囲内にすることで、鉄骨梁40のフランジ41から伝達される応力を、他の鉄骨梁40のフランジ41に伝達することを可能としている。
本実施形態では、第一の縦板31を断面視長方形の平板により構成する。第一の縦板31は、傾斜した状態で配置されていることで、図3(a)に示すように、底面が傾斜している。
また、第二の縦板32は、図2(a)に示すように、断面視が平行四辺形の板材により構成することで、底面に傾斜を有した状態で配置されている。
なお、縦板31,32を構成する材料は限定されるものではない。
図4(b)に示すように、第一の縦板31には、第二の縦板32と交差する位置に対応してスリット31aが形成されている。
スリット31aは、第一の縦板31の下辺から中間付近までの深さに切り欠くことにより形成されており、第二の縦板32の板厚と同等の幅に形成されている。
また、第二の縦板32には、第一の縦板31と交差する位置に対応してスリット32aが形成されている。
スリット32aは、第二の縦板32の上辺から中間付近までの深さに切り欠くことにより形成されており、第一の縦板31の板厚と同等の幅に形成されている。また、スリット32aは、第一の縦板31の傾斜角に応じて、第二の縦板32の側面に対して傾斜した状態で形成されている。
第一の縦板31および第二の縦板32は、互いのスリット31a,32a同士を重ね合わせることにより、互いに噛み合わされる。ダイアフラム30は、第一の縦板31と第二の縦板32とを互いに噛み合わせた状態で当該噛合部分を溶接wすることで一体に構成されている。
第一の縦板31は、図3(a)または図4(a)に示すように、第二の縦板32と噛み合わされた状態で、上縁が第二の縦板32の上面と一致し、下縁が第二の縦板32の下面と一致している。なお、第一の縦板31は、上面および下面が第二の縦板32の上面および下面と一致していてもよい。
架構構造1を構築する場合には、まず、鋼管20の内部に第二の縦板32を固定する。次に、第一の縦板31を第二の縦板32に噛合させた状態で鋼管20の内部に固定することで鋼管20内の所望の位置にダイアフラム30を形成する。さらに、鉄骨梁40を鋼管20に接合し、鋼管20内にコンクリートを打設することにより架構構造1が形成される。
なお、第一の縦板31と第二の縦板32の鋼管20内への固定順序は限定されるものではなく、第一の縦板31を先に固定してもよい。
また、ダイアフラム30は、第一の縦板31と第二の縦板32とを組み合わせてから鋼管20内に配置してもよい。
また、予めダイアフラム30を形成した後、ダイアフラム30の外周囲を鋼板により覆うことで鋼管20を形成してもよい。
以上、本実施形態の架構構造1によれば、第一の基準面S1と第二の基準面S2との間に縦板31,32が配置されているため、鉄骨梁40のフランジ41の力を、直接鋼管20の反対側に配設された鉄骨梁40のフランジに伝達することが可能となるため、合理的である。
ダイアフラム30を構成する縦板31,32は、式1または式2を満足する剛性を備えているため、応力の伝達性に優れている。また、縦板31,32として、式1または式2を満足する高強度の材料を使用すれば、断面を小さくすることが可能となり、コンクリートの充填効率が向上する。
上部縦板断面積×上部縦板降伏点≧上フランジ断面積×上フランジ降伏点・・・式1
下部縦板断面積×下部縦板降伏点≧下フランジ断面積×下フランジ降伏点・・・式2
また、第一の縦板31は、垂直線に対して傾斜させた状態で、第一の基準面S1と第二の基準面S2との間に配置されているため、応力の伝達に必要な断面積を、第一の縦板31の高さを大きくすることで確保している。そのため、第一の縦板31の板厚を大きくすることや枚数を増加させることなく、必要な剛性を確保することが可能となるため、架構構造1の製造時の手間を省略することが可能となる。
また、鋼材量や溶接量を削減することもできる。
また、ダイアフラム30を、縦板31,32を組み合わせることにより形成しているため、コンクリートの充填性が向上し、施工性に優れている。また、コンクリートの打設をポンプ圧入以外の方法により行うことも可能となるため、設備費の低減化も図ることができる。
縦板31,32は、底面に傾斜を有した状態で配設されているため、コンクリート打設時の充填性と流動性がより向上するように構成されている。
また、ダイアフラム30は、鋼管20に接続する鉄骨梁40同士の応力の伝達に必要な位置にのみ配置されているため、鋼材量を最小限に抑えることが可能となる。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、縦板31,32のうちの一方(第一の縦板31)のみが垂直線に対して傾斜している場合について説明したが、互いに交差する縦板31,32の両方を垂直線に対して傾斜させることで、さらに鋼材量や溶接量の削減を図ってもよい。
また、2枚の第一の縦板31は、必ずしもハ字状または逆ハ字状に配置されている必要はなく、平行に配設されていてもよい
また、前記実施形態では、第一の基準面S1近傍に縦板31,32の上縁、第二の基準面S2近傍に縦板31,32の下縁が位置するように、ダイアフラム30を配置したが、縦板31,32は、上縁が第一の基準面S1からフランジ41の上面の範囲内に位置していてもよく、また、下縁が第二の基準面S2からフランジ41の下面の範囲内に位置していてもよい。
また、ダイアフラム30は、複数の縦板31,32の外縁が、第三の基準面S3の近傍または内側に位置していればよく、ダイアフラム30を構成する各縦板31,32の配置は前記実施形態の配置に限定されるものではない。
また、前記実施形態では、第一の鋼板31と第二の鋼板32,32とのそれぞれにスリット31a,32aを形成し、スリット31a,32a同士を噛み合わせることでダイアフラム30を形成したが、ダイアフラムの形成方法は限定されるものではなく、例えば、第二の鋼板32の側面に第一の鋼板31の分割片を接合することにより構成してもよい。
1 架構構造
10 柱
20 鋼管
30 ダイアフラム
31 第一の縦板
32 第二の縦板
40 鉄骨梁
41 フランジ
42 ウェブ
S1 第一の基準面
S2 第二の基準面
S3 第三の基準面

Claims (3)

  1. 柱を形成する鋼管と、
    前記鋼管の内部に充填されたコンクリートと、
    前記鋼管の内部に配設されたダイアフラムと、
    前記鋼管の外面に接合された鉄骨梁と、を備える架構構造であって、
    前記ダイアフラムは、2枚の第一の縦板と、前記第一の縦板と直交するように配設された2枚の第二の縦板とにより井形状に形成されており、
    前記第一の縦板および前記第二の縦板の両端は、それぞれ前記鋼管の対向する面の前記鉄骨梁フランジに対応する位置に溶接され
    前記第一の縦板および前記第二の縦板の上縁は、前記各フランジの上面よりも前記鋼管の肉厚分だけ高い位置に設定した第一の基準面の近傍に位置し、
    前記第一の縦板および前記第二の縦板の下縁は、前記各フランジの下面よりも前記鋼管の肉厚分だけ低い位置に設定した第二の基準面の近傍に位置していて、
    前記第一の縦板および前記第二の縦板のうちの少なくとも一方が、断面視が平行四辺形の板材よりなり、鉛直面に対して板面が平行かつ底面が傾斜した状態で配置されていることを特徴とする、架構構造。
  2. 前記第一の縦板および前記第二の縦板は、下式(1)を満足する鋼板により構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の架構構造。
    縦板断面積×縦板降伏点≧フランジ断面積×フランジ降伏点 (1)
  3. 前記第一の縦板の外縁は、前記フランジの外縁よりも前記鋼管の肉厚分だけ外側に設定した第三の基準面の近傍に位置していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の架構構造。
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