JP5512220B2 - 携帯通信端末及び入力制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパッドを有する携帯電話機等の携帯通信端末に関し、特に、タッチパッドからの入力に基づく処理の実行制御技術に関する。
タッチパッドによる操作が可能な携帯電話機等においては、例えば、通話中に耳や頬がタッチパッドに接触してしまい、接触した位置に対応する処理が誤って実行されてしまう(以下、「誤動作」という)ことがあるという問題がある。
この問題に対しては、携帯電話機等のスピーカの付近に、耳等の接触を検出するセンサを設け、このセンサが接触を検出すると、タッチパッドからの入力を無効にする方法が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、新たにセンサを設けることは、コスト面において必ずしも適切な方法とはいえないため、わざわざセンサを設けることなく、誤動作を防止できるほうが望ましい。
ここで、耳等がタッチパッドに接触した場合には、ユーザが指等で行う通常の操作と比較して、一般的に、長時間接触が継続したり、複数箇所の接触が行われたりするという特徴がある。そのため、これらの特徴的な接触をプログラムにより検出するようにし、検出されたときには、その接触位置に対応する処理を行わないようにすることで、新たなセンサを設けることなく、上述の誤動作を防止することが考えられる。
特開2002−135369号公報
しかしながら、上述の方法により誤動作を防止しようとした場合、接触位置に対応する処理を、その接触が離されたときに開始するように、処理の実行タイミングを変更する必要がある。接触が開始された時点では、その接触が、ユーザの通常の操作によるものなのか、耳等がタッチパッドに接触したことによるものなのかが分からないためである。即ち、通常の操作よりも長時間接触が継続するかは、接触が開始された時点では判断できず、また、耳等がタッチパッドに接触したことによる複数箇所の接触は、同時に開始される場合だけでなく、ごく短時間の間に接触箇所の数が増えていくような場合もあるためである。
上述のように処理の実行タイミングを変更した場合、接触開始時に処理を実行しないため、ユーザは、携帯電話機等のレスポンスが低下したように感じることになるという新たな問題が生じ得る。
そこで、本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、ユーザにタッチパッドへの入力に対するレスポンスが低下したような印象を与えることなく、タッチパッドからの入力に基づく誤動作を防ぐことが可能な携帯電話機等の携帯通信端末を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯通信端末は、タッチパッドからの入力に応じた処理を実行する携帯通信端末であって、表示部と、前記タッチパッド上で接触が開始されると、接触されている位置に対応した対応処理のうち、前記表示部における表示状態の更新処理を含む第1部分処理を実行する第1実行部と、前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されるまでの間に、所定数以上の位置が接触されたこと、又は前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されることなく第1の時間が経過したことを検出する第1検出部と、前記第1検出部による前記検出がなされず、前記タッチパッド上での接触が離された場合に、前記対応処理のうち、第1部分処理を除いた残りの処理である第2部分処理を実行し、前記第1検出部による前記検出がなされた場合には、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態にする第2実行部とを備えることを特徴とする。
上記構成を備える本発明に係る携帯通信端末によれば、ユーザが、指等により通常の操作をしようとした場合には、指等による接触が開始された際に、少なくとも表示部の表示が更新されるので、ユーザは処理が開始されたと認識することになるため、ユーザにレスポンスが低下したような印象を与えずに済む。
また、例えば、通話中に、ユーザの耳等がタッチパッドに接触してしまった場合には、複数箇所の接触が行われ、又は比較的長時間の接触が行われると考えられるため、所定数及び第1の時間を適切に設定することで、第1検出部による検出が行われる可能性が高いものと考えられる。この場合には、対応処理のうちの第1部分処理を除いた残りの処理である第2部分処理が実行されず、更新されていた表示部の表示も更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態にされる。従って、ユーザの耳等がタッチパッドに接触してしまったことによる誤動作を適切に防ぐことができる。
実施の形態に係る携帯電話機100の外観図である。 携帯電話機100の主要部の機能構成を示すブロック図である。 携帯電話機100の通話中におけるタッチパッド102の入力状態の遷移を説明する状態遷移図である。 通話中におけるタッチパッド102からの入力に対する携帯電話機100の制御処理を示すフローチャートであり、図5へ続く。 通話中におけるタッチパッド102からの入力に対する携帯電話機100の制御処理を示すフローチャートであり、図4から続く。 携帯電話機100のアプリケーション処理を示すフローチャートである。 通話中でない場合におけるタッチパッド102からの入力に対する携帯電話機100の制御処理を示すフローチャートであり、図8へ続く。 通話中でない場合におけるタッチパッド102からの入力に対する携帯電話機100の制御処理を示すフローチャートであり、図7から続く。 通話中に通常ボタンへの接触が開始された場合の表示例及び表示状態情報の例を示す図である。 通話中に多機能ボタンへの接触が開始された場合の表示例及び表示状態情報の例を示す図である。 タッチパネル201を有する携帯電話機200の操作例を説明する図である。 変形携帯電話機の通話中におけるタッチパッド102の入力状態の遷移を説明する状態遷移図である。 本発明に係る折りたたみ式の携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ式の携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ式の携帯電話機の閉じた状態を示す正面図である。
以下、本発明に係る携帯通信端末の実施の形態としての携帯電話機について説明する。
≪実施の形態≫
<外観>
図1は、実施の形態に係る携帯電話機100の外観図である。
同図に示すように、携帯電話機100は、ストレートタイプの携帯電話機であり、その筐体1には、ディスプレイ101、タッチパッド102、スピーカ106、マイク107が配置されている。
タッチパッド102には、各種ボタンを示すマークが配置されており、ユーザは、マークがある位置に指等を接触させることにより、そのマークが示すボタンに割り当てられた処理を携帯電話機100に行わせることができる。
なお、本発明において、接触とは、ユーザの指、顔等の身体やタッチペン等、タッチパッド102の静電容量を変化させるものがタッチパッド102に接触した状態をいう他、ユーザの指、顔等の身体やタッチペン等、タッチパッド102の静電容量を変化させるものがタッチパッド102の静電容量を変化させる程度にタッチパッド102に近接し、非接触の状態も含む。
また、以下の説明では、ユーザが指等をタッチパッド102に接触させ、タッチパッド102上のボタンを選択することを、ボタンを押す、若しくはボタンを押下するともいう。
ここで、ボタンには以下の2つの種類がある。1つは、単一の処理が割り当てられたボタン(以下、「通常ボタン」という)であり、もう1つは、短く押す(以下、「短押し」という)場合と、一定時間以上押す場合(以下、「長押し」という)とで異なる処理を行うようにしたボタン(以下、「多機能ボタン」という)である。
以下では、一例として、「0」〜「9」のマークが示す各ボタンは、通常ボタンであり、「*」のマークが示すボタン(以下、「*ボタン」という)は、多機能ボタンであるものとして説明する。
<構成>
図2は、携帯電話機100の主要部の機能構成を示すブロック図である。
携帯電話機100は、同図に示すように、ディスプレイ101、タッチパッド102、計時部103、通信部104、記憶部105、スピーカ106、マイク107、バイブレータ108、制御部110、及びアプリケーション実行部120を備える。
なお、携帯電話機100は、プロセッサ及びメモリを含んで構成されており、制御部110及びアプリケーション実行部120の各機能は、上述のメモリに記憶されているプログラムを上述のプロセッサが実行することにより実現される。また、同図は、本発明の特徴を実現する上で重要な各機能構成要素の関係を示している。
ここで、ディスプレイ101は、LCD(Liquid Crystal Display)を含み、制御部110からの指示を受けて文字等の画像をLCDに表示する回路である。
タッチパッド102は、一般的な静電容量方式のタッチセンサにより実現され、ユーザによる接触を検出し、検出している間、単位時間(例えば、1/60秒)毎に、その位置の座標値(x,y)と静電容量を表すための値との組を制御部110に送出する回路であり、特に、複数の位置が接触されている場合には、上述の組を複数送出するものである。
計時部103は、タイマやカウンタにより実現され、制御部110の指示に従って、計時を開始し、長押し開始時間(例えば、1秒)を経過したときと、長押し終了時間(例えば、3秒)を経過したときとにそれぞれ制御部110に通知する機能を有する。
詳細は後述するが、長押し開始時間及び長押し終了時間は、ユーザによる接触が、短押しであるか長押しであるか、及びユーザの通常の操作によるものなのか、耳等がタッチパッド102に接触したことによるもの(以下、「誤操作」という)なのかを判定する際に用いられるものである。長押し開始時間及び長押し終了時間は、予め携帯電話機100のメーカ等により設定されているものとする。
通信部104は、アンテナを介して基地局との間で電波の送受信を行う回路であり、受信信号を復調し制御部110へ伝達する機能、及び制御部110から伝達された信号を変調し送信する機能を有する。
記憶部105は、基本画面データ及び表示状態情報を記憶するためのメモリ領域である。
ここで、基本画面データは、例えば、発信中や通話中などにディスプレイ101に表示させる画像のデータである。
また、表示状態情報は、ディスプレイ101に表示されている画面の状態を示す情報であり、その画面がどのように生成されたものであるかが識別可能に構成される。
例えば、図1に示すディスプレイ101に表示されている画面の表示状態情報は、待受画面(この例では、何も表示されていない状態の画面であるものとする)から、「0」が描画された後の状態になったことを示すものである。
制御部110は、一般的な携帯電話機が有する機能の他、タッチパッド102とアプリケーションとを仲介するOS(Operating System)として機能するものであり、通話検出部111、状態判定部112、イベント通知部113、音声処理部114、表示制御部115を含む。なお、制御部110は、タッチパッド102上の各ボタンの配置(座標範囲)を管理している。
ここで、通話検出部111は、通信部104を介して、基地局との間で送受信される通信内容とユーザ操作とに基づいて、通話の開始及び終了を検出し、携帯電話機100が通話中であるか否かを判定する機能を有する。具体的には、呼び出し信号(リンガ)を受信した際に、「TALK」のマークが示すボタンの操作(オンフック操作)がなされた場合に、通話が開始されたことを検出し、通話が開始された後に、「END」のマークが示すボタンの操作(オフフック操作)がなされた場合に、通話が終了したことを検出する。また、通話の開始を検出後、通話の終了を検出するまでの間、通話中であると判定する。
状態判定部112は、タッチパッド102からの座標値と静電容量を表すための値との組の受領により、タッチパッド102からの入力を検出すると共に、この検出結果と、通話検出部111の判定結果と、計時部103からの通知とに基づいて、タッチパッド102の入力状態を判定する機能を有する。この入力状態については、後述するが(図3参照)、ボタンへの接触が開始されたことを示す状態を含み、この状態に遷移した際に、状態判定部112は、計時部103に計時を開始させる。
イベント通知部113は、状態判定部112が判定した入力状態の変化に応じて、変化後の状態を示すイベントを、アプリケーション実行部120に通知する機能を有する。
音声処理部114は、通信部104を介して受信した音声信号をD/A(Digital/Analog)変換し、スピーカ106から出力する機能、及びマイク107から入力された音声信号をA/D(Analog /Digital)変換し、生成した信号を通信部104を介して送信する機能を有する。なお、上述の音声信号には、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)トーンが含まれる。
表示制御部115は、アプリケーション実行部120からの指示に従って、ディスプレイ101に画像等を表示させる機能、及び記憶部105の表示状態情報を更新する機能を有する。
アプリケーション実行部120は、制御部110から通知されたイベントに応じた処理を行うイベントドリブンのアプリケーションとして機能するものである。アプリケーション実行部120が行う具体的な処理内容については後述する(図6参照)。
<入力状態>
タッチパッド102の入力状態について説明する。
図3は、携帯電話機100の通話中におけるタッチパッド102の入力状態の遷移を説明する状態遷移図である。
なお、同図に示す「接触終了」とは、接触が離されたことを示す。
タッチパッド102の入力状態には、同図に示すように、非接触状態ST1、仮短押し状態ST2、短押し確定状態ST3、キャンセル状態ST4、仮押し状態ST5、長押し確定状態ST6、待ち状態ST7がある。
ここで、非接触状態ST1は、タッチパッド102への接触が全く行われていない状態を示しており、タッチパッド102上のボタンへの接触が開始されると、その接触が開始されたボタンの種類によって、入力状態は、仮短押し状態ST2と仮押し状態ST5とのいずれかへ遷移する。
仮短押し状態ST2は、通常ボタンへの接触が開始された状態を示しており、開始された接触が、ユーザ操作によるものなのか、誤操作によるものなのかが、まだ判別できない状態である。この状態から、通常ボタンへの接触が開始されてからの経過時間、及び所定数以上のボタンが接触されている(以下、「多重押し」という)か否かに応じて、短押し確定状態ST3とキャンセル状態ST4とのいずれかへ遷移する。
なお、以下では、一例として、8つ以上のボタンが接触されている場合を多重押しとするものとして説明する。
短押し確定状態ST3は、通常ボタンへの接触が開始されてから長押し終了時間までに接触が離され、又は多機能ボタンへの接触が開始されてから長押し開始時間までに接触が離された状態を示しており、行われていた接触が、ユーザによる通常の操作(通常ボタンの押下、又は多機能ボタンの短押し)であると判定された状態である。この状態から、接触が離された通常ボタン又は多機能ボタンの短押しに対応した処理(以下、「短押し処理」という)がなされると、非接触状態ST1へ遷移する。
キャンセル状態ST4は、通常ボタンへの接触が開始されてから接触が離されることなく長押し終了時間を経過し、又は多重押しされた状態を示しており、行われている接触が誤操作によるものと判定された状態である。この状態から、接触が離されると、非接触状態ST1へ遷移する。
仮押し状態ST5は、多機能ボタンへの接触が開始された状態を示しており、開始された接触が、ユーザによる通常の操作(短押し又は長押し)なのか誤操作なのかが判別できない状態である。この状態から、多機能ボタンへの接触が開始されてからの経過時間、及び多重押しか否かに応じて、短押し確定状態ST3と長押し確定状態ST6と待ち状態ST7とのいずれかへ遷移する。
長押し確定状態ST6は、多機能ボタンへの接触が開始されてから長押し開始時間を経過後、長押し終了時間までに接触が離された状態を示しており、行われていた接触が、ユーザによる多機能ボタンの長押しであると判定された状態である。この状態から、接触が離された多機能ボタンの長押しに対応した処理(以下、「長押し処理」という)がなされると、非接触状態ST1へ遷移する。
待ち状態ST7は、多機能ボタンへの接触が開始されてから離されることなく長押し終了時間を経過し、又は多重押しされた状態を示しており、行われている接触が誤操作であると判定された状態である。この状態から、接触が離されると、非接触状態ST1へ遷移する。
なお、ここでは通話中におけるタッチパッド102の入力状態の遷移について説明したが、通話中でない場合におけるタッチパッド102の入力状態には、仮短押し状態ST2、キャンセル状態ST4及び待ち状態ST7が存在しない点で、通話中の場合と異なる。
これは、通話中でなければ、耳等がタッチパッド102に接触したことによる誤操作は一般的に発生しないからである。なお、バック等の中に携帯電話機100を入れている際に、そのバックの中にある他の物と接触したことにより誤動作が発生することも考えられるが、この実施の形態では、例えば、予め所定の操作を行っておくことでタッチパッド102からの入力を無効化する、いわゆるキーロックと呼ばれる機能により誤動作の発生を防止するものする。
通話中でない場合におけるタッチパッド102の入力状態は、以下のように遷移する。
即ち、非接触状態ST1において、通常ボタンへの接触が開始されると、短押し確定状態ST3へと遷移し、短押し処理がなされ、この接触が離されると、非接触状態ST1へと再び遷移する。
また、非接触状態ST1において、多機能ボタンへの接触が開始されると仮押し状態ST5へと遷移し、長押し開始時間までに接触が離されると短押し確定状態ST3へ遷移し、短押し処理がなされ、非接触状態ST1へと再び遷移する。
一方、仮押し状態ST5において、長押し開始時間より後に接触が離されると長押し確定状態ST6へと遷移し、長押し処理がなされ、非接触状態ST1へと再び遷移する。
<動作>
次に、上記構成を備える携帯電話機100の動作について、図4〜図6を用いて説明する。
以下では、まず、図4及び図5により制御部110の処理を説明し、次に、図6によりアプリケーション実行部120の処理を説明する。
<制御部110の処理>
図4及び図5は、通話中におけるタッチパッド102からの入力に対する携帯電話機100の制御処理を示すフローチャートである。
図4及び図5において点線で示す非接触状態処理、仮短押し状態処理、短押し確定状態処理、キャンセル状態処理、仮押し状態処理、長押し確定状態処理、待ち状態処理は、それぞれ、非接触状態ST1、仮短押し状態ST2、短押し確定状態ST3、キャンセル状態ST4、仮押し状態ST5、長押し確定状態ST6、待ち状態ST7において制御部110が行う処理を表している。
制御部110の状態判定部112は、通話検出部111が通話中であることを検出している場合において、タッチパッド102が非接触状態ST1であるときに、接触が開始されたか否かを繰り返し(例えば、1/60秒毎)判定する(図4のステップS1)。
タッチパッド102から座標値と静電容量を表すための値との組(以下、「座標値等」ともいう)を受領していない場合には、状態判定部112は、接触が開始されていないと判定し(ステップS1:NO)、制御処理を終了し、タッチパッド102から座標値等の受領を開始すると、状態判定部112は、接触が開始されたと判定し(ステップS1:YES)、受領した座標値に対応するボタンが通常ボタンであるか否かを判定する(ステップS2)。なお、タッチパッド102から座標値と静電容量を表すための値との組を複数受領した場合には、静電容量を表すための値が最大である組の座標値に対応するボタンが通常ボタンであるか否かを判定する。
対応するボタンが通常ボタンである場合には(ステップS2:YES)、状態判定部112は、入力状態が、非接触状態ST1から仮短押し状態ST2へ遷移したと判定して、計時部103に計時を開始させる(ステップS3)。即ち、計時部103は、通常ボタンへの接触が開始されてからの経過時間を計時することになる。
表示制御部115は、現在の画面状態を示すように、記憶部105の表示状態情報を更新する(ステップS4)。表示状態情報をどのように更新するかについては、後に具体例を用いて説明する(図9、10参照)。
イベント通知部113は、仮短押しイベントをアプリケーション実行部120に通知する(ステップS5)。ここで、仮短押しイベントは、入力状態が仮短押し状態ST2へ遷移したことを示すイベントであり、接触されているボタンの識別情報(以下、「ボタン情報」という)を含むものである。
状態判定部112は、多重押しされているか否かを判定する(ステップS6)。具体的には、タッチパッド102から座標値等を受領したか否かを判定し、タッチパッド102から受領した各座標値に対応するボタン、つまり、接触されているボタンの数が8つ以上であった場合には、状態判定部112は、多重押しされていると判定し(ステップS6:YES)、後述するステップS9の処理へ進む。
ステップS6で、接触されているボタンの数が8つ未満であった場合には、状態判定部112は、多重押しされていないと判定し(ステップS6:NO)、接触が離されたか否かを判定する(ステップS7)。
具体的には、ステップS6でタッチパッド102から座標値等を受領したか否かを判定し、タッチパッド102から座標値等を受領した場合には、接触が離されていないと判定し(ステップS7:NO)、状態判定部112は、接触が開始されてから長押し終了時間を経過したか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS3の処理後に、計時部103からの長押し終了時間を経過した旨の通知がまだない場合には、長押し終了時間を経過していないと判定し(ステップS8:NO)、再びステップS6から処理を開始する。
ステップS8で、計時部103からの長押し終了時間を経過した旨の通知があった場合には、長押し終了時間を経過したと判定し(ステップS8:YES)、状態判定部112は、入力状態が、仮短押し状態ST2からキャンセル状態ST4へ遷移したと判定し、イベント通知部113は、キャンセルイベントをアプリケーション実行部120に通知する(ステップS9)。
ここで、キャンセルイベントは、入力状態がキャンセル状態ST4へ遷移したことを示すイベントであり、接触されているボタンのボタン情報を含むものである。
状態判定部112は、接触が離されたか否かを判定する(ステップS10)。具体的には、タッチパッド102から座標値等を受領したか否かを判定し、タッチパッド102から座標値等を受領した場合には、接触が離されていないと判定し(ステップS10:NO)、再びステップS10の判定を行い、タッチパッド102から座標値等を受領していない場合には、接触が離されたと判定し(ステップS10:YES)、制御処理を終了する。
ステップS7で、タッチパッド102から座標値等を受領していない場合には、接触が離されたと判定し(ステップS7:YES)、状態判定部112は、入力状態が、仮短押し状態ST2から短押し確定状態ST3へ遷移したと判定して、イベント通知部113は、まず、キャンセルイベントをアプリケーション実行部120に通知する(ステップS11)。
ここでは、短押し確定状態ST3へ遷移しており、キャンセル状態ST4へ遷移したわけではないが、後述するように、短押し確定状態ST3においても、アプリケーション実行部120は、まず、キャンセル状態ST4に遷移した場合と同様の処理を行う必要があるため、キャンセルイベントを通知している。このキャンセルイベントには、接触が離されたボタンのボタン情報が含ませるものとする。
このキャンセルイベントの通知に続き、イベント通知部113は、短押し確定イベントをアプリケーション実行部120に通知し(ステップS12)、制御処理を終了する。
ここで、短押し確定イベントは、入力状態が短押し確定状態ST3へ遷移したことを示すイベントであり、接触が離されたボタンのボタン情報を含むものである。
一方、ステップS2で、対応するボタンが多機能ボタンである場合には(ステップS2:NO)、状態判定部112は、入力状態が、非接触状態ST1から仮押し状態ST5へ遷移したと判定して、計時部103に計時を開始させる(ステップS13)。即ち、計時部103は、多機能ボタンへの接触が開始されてからの経過時間を計時することになる。
なお、後述するように、仮押し状態ST5において、アプリケーション実行部120は、特に処理を行う必要がないため、イベント通知部113は、仮押し状態ST5に遷移したことを示すイベントを通知しない。
表示制御部115は、現在の画面状態を示すように、記憶部105の表示状態情報を更新する(ステップS14)。
状態判定部112は、多重押しされているか否かをステップS6と同様に判定し(ステップS15)、多重押しされている場合には(ステップS15:YES)、後述するステップS20の処理へ進み、多重押しされていない場合には(ステップS15:NO)、接触が離されたか否かをステップS7と同様に判定する(ステップS16)。
接触が離された場合には(ステップS16:YES)、状態判定部112は、接触が開始されてから長押し開始時間を経過したか否かを判定する(ステップS17)。
具体的には、ステップS3の処理後に、計時部103からの長押し開始時間を経過した旨の通知がまだない場合には、長押し開始時間を経過していないと判定し(ステップS17:NO)、入力状態が、仮押し状態ST5から短押し確定状態ST3へ遷移したと判定して、イベント通知部113は、短押し確定イベントをアプリケーション実行部120に通知し(ステップS12)、制御処理を終了する。
ステップS17で、ステップS3の処理後に、計時部103からの長押し開始時間を経過した旨の通知があった場合には、長押し開始時間を経過したと判定し(ステップS17:YES)、状態判定部112は、入力状態が、仮押し状態ST5から長押し確定状態ST6へ遷移したと判定して、イベント通知部113は、長押し確定イベントをアプリケーション実行部120に通知し(ステップS18)、制御処理を終了する。
ここで、長押し確定イベントは、入力状態が長押し確定状態ST6へ遷移したことを示すイベントであり、離されたボタンのボタン情報を含むものである。
ステップS16で、接触が離されていない場合には(ステップS16:NO)、状態判定部112は、接触が開始されてから長押し終了時間を経過したか否かをステップS8と同様に判定する(ステップS19)。
長押し終了時間を経過していない場合には(ステップS19:NO)、再びステップS15から処理を開始し、長押し終了時間を経過した場合には(ステップS19:YES)、状態判定部112は、入力状態が、仮押し状態ST5から待ち状態ST7へ遷移したと判定する。
なお、後述するように、待ち状態ST7においても、仮押し状態ST5の場合と同様に、アプリケーション実行部120は、特に処理を行う必要がないため、イベント通知部113は、待ち状態ST7に遷移したことを示すイベントを通知しない。
状態判定部112は、接触が離されたか否かをステップS10と同様に判定し(ステップS20)、接触が離されていない場合には(ステップS20:NO)、再びステップS20の判定を行い、接触が離された場合には(ステップS20:YES)、制御処理を終了する。
<アプリケーション実行部120の処理>
続いて、アプリケーション実行部120の処理を説明する。
図6は、携帯電話機100のアプリケーション処理を示すフローチャートである。
アプリケーション実行部120は、以下説明するアプリケーション処理を繰り返し実行するものとする。
アプリケーション実行部120は、制御部110から仮短押しイベントを受信したか否かを判定し(ステップS21)、仮短押しイベントを受信した場合には(ステップS21:YES)、仮短押し処理を行い(ステップS22)、アプリケーション処理を終了する。
ここで、仮短押し処理は、例えば、仮短押しイベントに含まれるボタン情報が示すボタンの数字等をディスプレイ101に表示させるよう、制御部110の表示制御部115に指示する処理である。
また、ステップS21で、仮短押しイベントを受信していない場合には(ステップS21:NO)、アプリケーション実行部120は、制御部110から短押し確定イベントを受信したか否かを判定し(ステップS23)、短押し確定イベントを受信した場合には(ステップS23:YES)、短押し処理を行い(ステップS24)、アプリケーション処理を終了する。
ここで、短押し処理は、接触されたボタンに割り当てられた処理の内容と同様の内容の処理であり、その処理の一部に仮短押し処理を含むものであり、例えば、短押し確定イベントに含まれるボタン情報が示す通常ボタンの数字等をディスプレイ101に表示させるよう、制御部110の表示制御部115に指示すると共に、その通常ボタンに対応するDTMFトーンを送信等するよう、制御部110に指示する処理である。もし仮に、金融機関のテレホンバンキングなどを利用している際に、誤操作によってボタンが押されてDTMFトーンが送信されたとすると、ユーザが意図しない取引がなされてしまうため、このDTMFトーンの出力は、誤操作の場合には、実行されないようにすべき処理といえる。
また、ステップS23で、短押し確定イベントを受信していない場合には(ステップS23:NO)、アプリケーション実行部120は、制御部110からキャンセルイベントを受信したか否かを判定し(ステップS25)、キャンセルイベントを受信した場合には(ステップS25:YES)、キャンセル処理を行い(ステップS26)、アプリケーション処理を終了する。
ここで、キャンセル処理は、ステップS22で行った仮短押し処理をアンドゥする処理をいい、上述の仮短押し処理の例では、記憶部105に記憶されている表示状態情報に基づいて、ディスプレイ101の表示を、仮短押し処理を行う前の状態、即ち、仮短押しイベントに含まれるボタン情報が示す通常ボタンの数字等が表示されていない状態に戻すよう、制御部110の表示制御部115に指示する処理を行う。
また、ステップS25で、キャンセルイベントを受信していない場合には(ステップS25:NO)、アプリケーション実行部120は、制御部110から長押し確定イベントを受信したか否かを判定し(ステップS27)、長押し確定イベントを受信した場合には(ステップS27:YES)、長押し処理を行い(ステップS28)、アプリケーション処理を終了する。
ここで、長押し処理は、長押し確定イベントに含まれるボタン情報が示す多機能ボタンの長押し処理のことであり、以下、一例として、*ボタンの長押し処理は、スリーウェイコール(三者通話)機能を起動し、予め登録されている電話番号に自動的に発信し、その電話番号をディスプレイ101に表示させるよう、制御部110の表示制御部115に指示する処理であるものとして説明する。もし仮に、誤操作によって*ボタンが長押しされて自動発信がなされたとすると、相手が応答することで課金されてしまうため、この自動発信は、誤操作の場合には、実行されないようにすべき処理といえる。
また、ステップS27で、長押し確定イベントを受信していない場合には(ステップS27:NO)、特に処理を行うことなく、アプリケーション処理を終了する。
上述のように、短押し処理は、接触されたボタンに割り当てられた処理(以下、「対応処理」という)の内容と同様の内容の処理であり、その処理の一部に仮短押し処理を含むものである。イベント通知部113は、短押し処理に係る短押し確定イベントを通知する(図4のステップS12)前に、キャンセルイベントを通知する(同図のステップS11)ので、アプリケーション実行部120は、対応処理のうち、仮短押し処理を除いた残りの処理の実行を、キャンセル処理を実行した後で、短押し処理を実行することで実現することになる。
キャンセル処理を実行した後で、短押し処理を実行することにより、仮短押し処理を除いた残りの処理を別途管理する必要がなく、つまり、対応処理のうちのいずれの部分処理が未実行であるかを管理しなくて済むことになる。
<通話中でない場合の処理>
以下、通話中でない場合の制御部110の動作について、説明する。
図7及び図8は、通話中でない場合におけるタッチパッド102からの入力に対する携帯電話機100の制御処理を示すフローチャートである。
制御部110の状態判定部112は、通話検出部111が通話中であることを検出していない場合において、図4のステップS1とS2で説明したのと同様に、接触が開始されたか否かの判定処理(ステップS701)と、受領した座標値に対応するボタンが通常ボタンであるか否かの判定処理(ステップS702)を行う。
受領した座標値に対応するボタンが通常ボタンである場合には(ステップS702:YES)、イベント通知部113は、短押し確定イベントを通知する(ステップS703)。なお、通話中でない場合には、仮短押しイベントを通知しないため、短押し確定状態ST3の処理として、キャンセルイベントの通知を行わない。この点が、通話中の場合と異なる。
短押し確定イベントの通知に続いて、状態判定部112は、図4のステップS10と同様に、接触が離されたか否かを繰り返し判定し(ステップS704)、接触が離された場合に(ステップS704:YES)、制御処理を終了する。
一方、ステップS702において、対応するボタンが多機能ボタンである場合には(ステップS702:NO)、計時部103に計時を開始させる(図8のステップS801)。
図5のステップS14、S16、S17で説明したのと同様に、表示制御部115による記憶部105の表示状態情報の更新処理(ステップS802)と、状態判定部112による接触が離されたか否かの判定処理(ステップS803)と、接触が開始されてから長押し開始時間を経過したか否かの判定処理(ステップS804)を行う。
なお、通話中でない場合には、多重押しか否かの判定(図5のステップS15)及び長押し終了時間を経過したか否かの判定(図5のステップS19)を行わない点で、通話中の場合と異なる。
ステップS804で、イベント通知部113は、長押し開始時間を経過した場合には(図8のステップS804:YES)、長押し確定イベントを通知し(ステップS805)、制御処理を終了し、長押し開始時間を経過していない場合には(ステップS804:NO)、短押し確定イベントを通知し(図7のステップS703)、接触が離された場合に(ステップS704:YES)、制御処理を終了する。
<具体例による動作の説明>
上述した携帯電話機100の動作について、具体例を用いて説明する。
<通常ボタン>
まず、通話中に通常ボタンへの接触が開始された場合の動作例を図4〜図6及び図9を用いて説明する。
図9は、通話中に通常ボタンへの接触が開始された場合の表示例及び表示状態情報の例を示す図である。
なお、以下の説明が開始される時点で表示されている画面は、通話中に表示される「Talking」との文字列が表示された画面(以下、「通話画面」という)であるものとし、通常ボタンとして、「0」のマークが示すボタン(以下、「0ボタン」という)への接触が開始されるものとして説明する。
制御部110の状態判定部112は、この例では、通話検出部111が通話中であることを検出しており、タッチパッド102の接触が開始されたと判定し(図4のステップS1:YES)、受信した座標値に対応するボタン(この例では、0ボタン)は通常ボタンであるので(ステップS2:YES)、入力状態が、非接触状態ST1から仮短押し状態ST2へ遷移したと判定して、計時部103に計時を開始させる(ステップS3)。
表示制御部115は、現在の画面状態が通話画面であることを示すように(図9の表示状態情報I1における「SET IMAGE=通話画面」がこれを示すものとする)、記憶部105の表示状態情報を更新する(ステップS4)。
イベント通知部113は、0ボタンを示すボタン情報を含めた仮短押しイベントをアプリケーション実行部120に通知する(ステップS5)。
アプリケーション実行部120は、制御部110から仮短押しイベントを受信するので(図6のステップS21:YES)、仮短押しイベントに含まれるボタン情報が示す0ボタンの数字「0」をディスプレイ101に表示させるよう、制御部110の表示制御部115に指示する短押し処理を行う(ステップS22)。
この指示を受けた表示制御部115は、「0」をディスプレイ101に表示させ(図9の画面SC1参照)、通話画面から0が描画された後の状態になったことを示すように(図9の表示状態情報I1における「DRAW(“0”)」がこれを示すものとする)、記憶部105の表示状態情報を更新する。
状態判定部112は、多重押しされることなく(図4のステップS6:NO)、接触が離された場合には(ステップS7:YES)、入力状態が、仮短押し状態ST2から短押し確定状態ST3へ遷移したと判定して、イベント通知部113は、まず、接触が離された0ボタンのボタン情報が含ませたキャンセルイベントをアプリケーション実行部120に通知する(ステップS11)。
アプリケーション実行部120は、制御部110からキャンセルイベントを受信するので(図6のステップS21:NO、S23:NO、S25:YES)、ディスプレイ101の表示を、記憶部105に記憶されている表示状態情報に基づいて、0が表示されていない状態にする(アンドゥする)よう、制御部110の表示制御部115に指示するキャンセル処理を行う(ステップS26)。
この指示を受けた表示制御部115は、表示状態情報の先頭にある「SET IMAGE=通話画面」に基づいて、「0」が表示される前の状態と同じ状態である通話画面を表示、つまり、ディスプレイ101に「Talking」の文字列が表示された状態にし(図9の画面SC2参照)、現在の画面状態が通話画面であることを示すように、記憶部105の表示状態情報を更新する。つまり、表示状態情報から、「DRAW(“0”)」を削除する(同図の表示状態情報I2参照)。
続いて、イベント通知部113は、接触が離された0ボタンのボタン情報を含めた短押し確定イベントをアプリケーション実行部120に通知し(図4のステップS12)、制御処理を終了する。
アプリケーション実行部120は、制御部110から短押し確定イベントを受信するので(図6のステップS21:NO、S23:YES)、短押し確定イベントに含まれるボタン情報が示す0ボタンの数字「0」をディスプレイ101に表示させるよう、制御部110の表示制御部115に指示すると共に、ボタン情報が示す0ボタンに対応するDTMFトーンを送信等するよう、制御部110に指示する短押し処理を行う(ステップS24)。
この指示を受けた表示制御部115は、「0」をディスプレイ101に表示させ(図9の画面SC3参照)、通話画面から0が描画された後の状態になったことを示すように、記憶部105の表示状態情報を更新する。つまり、表示状態情報に、「DRAW(“0”)」を追加する(図9の表示状態情報I3参照)。
また、指示を受けた制御部110の音声処理部114は、0ボタンに対応するDTMFトーンを通信部104を介して通話中の相手に送信すると共に、0ボタンに対応するDTMFトーンをスピーカ106から出力し、制御処理を終了する。
このように、携帯電話機100は、キャンセル処理を実行した上で、0ボタンを押したときに実行される処理(対応処理)と同一処理である短押し処理を実行するので、対応処理のうちの仮短押し処理を除く残りの処理、つまり、未実行の処理を管理することなく、実行できる。
一方、多重押しされ(図4のステップS6:YES)、又は長押し終了時間を経過した場合には(ステップS8:YES)、状態判定部112は、入力状態が、仮短押し状態ST2からキャンセル状態ST4へ遷移したと判定し、イベント通知部113は、接触されている0ボタンのボタン情報を含ませたキャンセルイベントをアプリケーション実行部120に通知する(ステップS9)。
アプリケーション実行部120は、制御部110からキャンセルイベントを受信するので(図6のステップS21:NO、S23:NO、S25:YES)、ディスプレイ101の表示を、記憶部105に記憶されている表示状態情報に基づいて、0が表示されていない状態にする(アンドゥする)よう、制御部110の表示制御部115に指示するキャンセル処理を行う(ステップS26)。
この指示を受けた表示制御部115は、上述の図9の画面SC2と同様に、通話画面をディスプレイ101に表示させ(図9の画面SC4参照)、記憶部105の表示状態情報から、「DRAW(“0”)」を削除する(同図の表示状態情報I4参照)。
状態判定部112は、接触が離されたか否かを繰り返し判定し(ステップS10)、接触が離された場合には(ステップS10:YES)、制御処理を終了する。
このように、多重押しされ、又は長押し終了時間を経過した場合、つまり、誤操作であると判定された場合には、DTMFトーンが出力されないので、例えば、金融機関のテレホンバンキングなどを利用している際に、ユーザの耳等がタッチパッド102に接触してしまった結果、意図しない取引がなされるという重大な誤動作の発生を適切に防ぐことができる。
<多機能ボタン>
次に、通話中に多機能ボタンへの接触が開始された場合の動作例を図4〜図6及び図10を用いて説明する。
図10は、通話中に多機能ボタンへの接触が開始された場合の表示例及び表示状態情報の例を示す図である。
なお、以下の説明が開始される時点で表示されている画面は通話画面であるものとし、多機能ボタンとして、*ボタンへの接触が開始されるものとして説明する。
制御部110の状態判定部112は、この例では、通話検出部111が通話中であることを検出しており、タッチパッド102の接触が開始されたと判定し(図4のステップS1:YES)、受信した座標値に対応するボタン(この例では、*ボタン)は多機能ボタンであるので(ステップS2:NO)、入力状態が、非接触状態ST1から仮押し状態ST5へ遷移したと判定して、計時部103に計時を開始させる(ステップS13)。
表示制御部115は、現在の画面状態が通話画面であることを示すように、記憶部105の表示状態情報を更新、つまり、「SET IMAGE=通話画面」を追加する(ステップS14)(図10の表示状態情報I5参照)。
なお、多機能ボタンが接触された場合、その接触が離されたときに、接触が開始されてからの経過時間に応じて、短押し処理と長押し処理とのいずれかを実行するのが一般的であると考えられる。従って、多機能ボタンへの接触を開始したタイミング、つまり、仮押し状態ST5へ遷移した際には、特にディスプレイ101の表示を更新しなくても、ユーザは、タッチパッド102への入力に対するレスポンスが低下したような印象を受けることは少ないと考えられる。従って、本実施の形態でも、仮押し状態ST5へ遷移した際には、表示に係る処理を実行しないこととしている。
状態判定部112は、多重押しされることなく(図5のステップS15:NO)、接触を開始してから長押し開始時間を経過する前に接触が離された場合には(ステップS16:YES、S17:NO)、入力状態が、仮押し状態ST5から短押し確定状態ST3へ遷移したと判定して、イベント通知部113は、接触が離された*ボタンのボタン情報を含ませた短押し確定イベントをアプリケーション実行部120に通知し(ステップS12)、制御処理を終了する。
アプリケーション実行部120は、制御部110から短押し確定イベントを受信するので(図6のステップS21:NO、S23:YES)、短押し確定イベントに含まれるボタン情報が示す*ボタンの短押し処理を行う(ステップS24)。具体的には、短押し確定イベントに含まれるボタン情報が示す*ボタンのマーク「*」をディスプレイ101に表示させるよう、制御部110の表示制御部115に指示すると共に、この*ボタンに対応するDTMFトーンを送信等するよう、制御部110に指示する。
この指示を受けた表示制御部115は、「*」をディスプレイ101に表示させ(図10の画面SC6参照)、通話画面から「*」が描画された後の状態になったことを示すように、記憶部105の表示状態情報を更新する。つまり、表示状態情報に、「DRAW(“*”)」を追加する(図10の表示状態情報I6参照)。
また、指示を受けた制御部110の音声処理部114は、*ボタンに対応するDTMFトーンを、通信部104を介して通話中の相手に送信すると共に、*ボタンに対応するDTMFトーンをスピーカ106から出力し、制御処理を終了する。
また、接触を開始してから長押し開始時間を経過後、長押し終了時間を経過する前に接触が離された場合には(ステップS16:YES、S17:YES)、イベント通知部113は、接触が離された*ボタンのボタン情報を含ませた長押し確定イベントをアプリケーション実行部120に通知し(ステップS18)、制御処理を終了する。
アプリケーション実行部120は、制御部110から長押し確定イベントを受信するので(図6のステップS21:NO、S23:NO、S25:NO、S27:YES)、長押し確定イベントに含まれるボタン情報が示す*ボタンの長押し処理を行う(ステップS28)。具体的には、スリーウェイコール機能の起動を行い、予め登録されている電話番号(この例では、111−222−3333)に自動的に発信し、その番号をディスプレイ101に表示させるよう、制御部110の表示制御部115に指示する。
この指示を受けた表示制御部115は、「111−222−3333」をディスプレイ101に表示させ(図10の画面SC7参照)、通話画面から「111−222−3333」が描画された後の状態になったことを示すように、記憶部105の表示状態情報を更新する。つまり、表示状態情報に、「DRAW(“111−222−3333”)」を追加する(図10の表示状態情報I7参照)。
一方、多重押しされ(図5のステップS15:YES)、又は長押し終了時間を経過した場合には(ステップS16:YES)、状態判定部112は、入力状態が、仮押し状態ST5から待ち状態ST7へ遷移したと判定し、接触が離されたか否かを繰り返し判定し(ステップS20)、接触が離された場合には(ステップS20:YES)、制御処理を終了する。
表示制御部115は、アプリケーション実行部120から指示を受けないので、特にディスプレイ101の表示は変化せず(図10の画面SC8参照)、表示状態情報も変化しない(表示状態情報I8参照)。
このように、多重押しされ、又は長押し終了時間を経過した場合、つまり、誤操作であると判定された場合には、短押し処理に係るDTMFトーンの出力も、長押し処理に係るスリーウェイコールの相手先への自動発信も行われないため、ユーザが意図しない取引や、課金がなされるという重大な誤動作の発生を適切に防ぐことができる。
≪補足≫
以上、本発明に係る携帯通信端末を、実施の形態に基づいて説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施の形態で示した通りの携帯電話機に限られないことは勿論である。
(1)実施の形態に係る携帯電話機100は、ストレートタイプの携帯電話機であるものとして説明したが、タッチパッドを有する携帯電話機であれば、折りたたみ式、スライド式等、他の外観を有する携帯電話機であってもよい。
例えば、図13〜15に示されるような折りたたみ式の携帯電話機であってもよい。
この折りたたみ式の携帯電話機の一例は、図13〜15に示されるような横開き式の携帯電話機である。この横開き式の携帯電話機は、図13及び図14に示されるように、入力キー1401を備える第1の筐体1301と、情報の表示画面となるLCD1402を備える第2の筐体1302とが互いに開閉可能な構成となっている。また、図15に示されるように、この携帯電話機は、閉じられた状態で外部に露出する第2の筐体1302の表面に、表示部となるサブLCD1501と、タッチパッドとなるタッチパネル式の操作部1502とを備えるものである。
(2)実施の形態に係る携帯電話機100は、図1に示すように、ディスプレイ101とタッチパッド102とが別個に存在しているものとして説明したが、ディスプレイ101とタッチパッド102とを組み合わせた、いわゆるタッチパネルを含むものであってもよい。
図11は、タッチパネル201を有する携帯電話機200の操作例を説明する図である。
携帯電話機200は、携帯電話機100のディスプレイ101とタッチパッド102に替えて、タッチパネル201を備える以外は、携帯電話機100と同様の構成を有するものである。
同図(a)に示すように、携帯電話機200は、通話中において、タッチパネル201にボタン等を表示しており、ユーザは、ボタンに指等を接触させることにより各種操作を行うことができる。
同図(a)では、タッチパネル201上の0ボタンにユーザが指を接触させようとしている様子を示しており、同図(b)は、0ボタンが接触されることで表示される画面を示している。
タッチパネル201を有する携帯電話機200は、実施の形態と同様に動作する。即ち、例えば、通話中に0ボタン(この例でも通常ボタンであるものとする)への接触が開始されると、携帯電話機200は、非接触状態ST1から仮短押し状態ST2へ遷移したと判定し、同図(b)に示す画面を表示し、長押し終了時間を経過する前に接触が離されると、0ボタンに対応するDTMFトーンを送信等することになる。一方、接触が開始されてから長押し終了時間を経過した場合、又は多重押しされた場合には、タッチパネル201の表示を、同図(a)に示す通話画面に更新し、0ボタンに対応するDTMFトーンの送信等は行われない。
(3)上記(2)で説明した図11に示される携帯電話機200は、操作用の部分と、操作された文字等を表示する部分とを1つのタッチパネル201で実現しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、例えば、数字や文字等を入力する部分は、図11に示されるようなタッチパネルとし、入力された文字等が表示される部分は、LCDや有機EL(Organic Electro-Luminescence)等で構成されるとしてもよい。
また、上記(2)やここで説明したタッチパネルは、使用する表示機器として、画像等を表示するLCDで文字等を表示する場合に限定されるものではなく、照明部とこの照明部の上に配置され、文字や図柄の形をした透過部とを有する透過シートとの組み合わせ等を用いることもできる。この場合、ユーザは、例えば透過シート上の所定の文字の形の透過部の位置を押下することにより、タッチパッド102の静電容量を変化させ、当該透過シート上の所定の文字の入力を行う。
(4)実施の形態に係る携帯電話機100は、図3に示すように、非接触状態ST1から、接触が開始されると、接触位置に対応するボタンが通常ボタンか多機能ボタンかによって、仮短押し状態ST2と仮押し状態ST5とのいずれかに遷移するものとして説明した。しかしながら、以下のように変形することも可能である。以下、当該変形に係る携帯電話機を「変形携帯電話機」という。
図12は、変形携帯電話機の通話中におけるタッチパッド102の入力状態の遷移を説明する状態遷移図である。
なお、同図に示す「接触終了」とは、図3と同様、接触が離されたことを示す。
変形携帯電話機の通話中におけるタッチパッド102の入力状態には、同図に示すように、非接触状態ST11、仮短押し状態ST12、短押し確定状態ST13、キャンセル状態ST14、仮長押し状態ST15、長押し確定状態ST16がある。
ここで、非接触状態ST11は、実施の形態に係る携帯電話機100における非接触状態ST1と同様、タッチパッド102への接触が全く行われていない状態を示している。タッチパッド102上のボタンへの接触が開始されると、入力状態は、仮短押し状態ST12へ遷移する。接触が開始されたボタンの種類によらず仮短押し状態ST12へ遷移する点が携帯電話機100とは異なる。
仮短押し状態ST12は、ボタンへの接触が開始された状態を示しており、開始された接触が、ユーザ操作によるものなのか、誤操作によるものなのかがまだ判別できず、また、ユーザ操作による場合でも、短押しなのか長押しなのかも判別できない状態である。
この状態に遷移した際に、変形携帯電話機のイベント通知部が仮短押しイベントをアプリケーション実行部に通知し、アプリケーション実行部により仮短押し処理が実行されることになる。
この状態から、ボタンへの接触が開始されてからの経過時間、及び多重押しか否かに応じて、短押し確定状態ST13とキャンセル状態ST14と仮長押し状態ST15のいずれかへ遷移する。
短押し確定状態ST13は、ボタンへの接触が開始されてから長押し開始時間までに接触が離された状態を示しており、行われていた接触が、ユーザによる通常ボタンの押下、又は多機能ボタンの短押しであると判定された状態である。
この状態に遷移した際に、変形携帯電話機のイベント通知部がキャンセルイベントと短押し確定イベントとを順にアプリケーション実行部に通知し、アプリケーション実行部によりキャンセル処理と短押し処理とが順に実行されることになる。短押し処理が完了すると非接触状態ST11へ遷移する。
キャンセル状態ST14は、ボタンへの接触が開始されてから離されることなく長押し終了時間を経過し、又は多重押しされた状態を示しており、行われている接触が誤操作によるものと判定された状態である。
この状態に遷移した際に、変形携帯電話機のイベント通知部がキャンセルイベントをアプリケーション実行部に通知し、アプリケーション実行部によりキャンセル処理が実行されることになる。この状態から、接触が離されると、非接触状態ST11へ遷移する。
仮長押し状態ST15は、ボタンへの接触が開始されてから、その接触が離されることなく長押し開始時間を経過した状態を示しており、開始された接触が、少なくもユーザによる通常ボタンの押下、及び多機能ボタンの短押しでないと判定された状態である。即ち、この状態は、ユーザによる長押しなのか、誤操作によるものなのかがまだ判別できない状態である。
この状態に遷移した際に、変形携帯電話機のイベント通知部がキャンセルイベントと仮長押しイベントとを順にアプリケーション実行部に通知し、アプリケーション実行部によりキャンセル処理と仮長押し処理とが順に実行されることになる。
ここで、仮長押しイベントは、入力状態が仮長押し状態ST15へ遷移したことを示すイベントであり、接触されているボタンのボタン情報を含むものである。また、仮長押し処理は、例えば、仮長押しイベントに含まれるボタン情報が示すボタンの長押し処理に含まれるディスプレイ101への表示処理を表示制御部115に指示するものである。
この状態から、ボタンへの接触が開始されてからの経過時間、及び多重押しか否かに応じて、キャンセル状態ST14と長押し確定状態ST16とのいずれかへ遷移する。特に、仮長押し状態ST15において、多重押しされた場合、又は、ボタンへの接触が開始されてから接触状態が長押し終了時間を経過した場合は、キャンセル状態ST14へ遷移する。
長押し確定状態ST16は、ボタンへの接触が開始されてから長押し開始時間を経過後、長押し終了時間までに接触が離された状態を示しており、行われていた接触が、ユーザによるボタンの長押しであると判定された状態である。
この状態に遷移した際に、変形携帯電話機のイベント通知部がキャンセルイベントと長押し確定イベントとを順にアプリケーション実行部に通知し、アプリケーション実行部によりキャンセル処理と長押し処理とが順に実行されることになる。長押し処理が完了すると非接触状態ST11へ遷移する。なお、接触されていたボタンが通常ボタンであった場合には、短押し処理がなされ、短押し処理が完了すると非接触状態ST11へ遷移するものとする。
(5)実施の形態では、タッチパッド102の入力状態が仮短押し状態ST2に遷移した場合に、携帯電話機100は、仮短押し処理として、ディスプレイ101の表示を更新する処理を行う例を説明したが、この表示の更新処理と共に、タッチパッド102からの入力が誤操作であった場合に比較的大きな影響がある処理以外の処理を行うようにしてもよい。例えば、(A)ユーザにより接触されたボタンの数字をダイヤル操作に備えてバッファに記憶する処理や、(B)カーソルを移動する処理や、(C)内蔵カメラの撮影処理を行うようにしてもよい。なお、(A)の仮短押し処理を行った場合におけるキャンセル処理の例としては、バッファに記憶された数字を破棄する処理が挙げられ、(B)の仮短押し処理を行った場合におけるキャンセル処理の例としては、移動したカーソルを元に戻す処理が挙げられ、(C)の仮押し処理を行った場合におけるキャンセル処理の例としては、撮影した画像を削除する処理が挙げられ、短押し処理の例としては、シャッター音をスピーカ106から出力する処理が挙げられる。
上述の比較的大きな影響がある処理として、例えば、既に行われている通話以外の通信処理や、スピーカ106からの音声出力処理やバイブレータ108の鳴動処理等が挙げられる。通話中に、DTMFトーンの送信やスリーウェイコール機能における自動発信等の通信処理が行われた場合には、ユーザが意図しない銀行取引等や、課金がなされてしまうという重大な誤動作が生じるという点で大きな影響がある。また、DTMFトーンのスピーカ106からの出力等の音声出力処理やバイブレータ108の鳴動処理が行われた場合には、本発明に係る携帯電話機のユーザの通話を阻害することになるという点で比較的大きな影響がある。
つまり、上述の比較的大きな影響がある処理は、誤動作でないと判定された場合(つまり、短押し確定状態ST3、長押し確定状態ST6に遷移した場合)に実行されるべき処理である。即ち、短押し処理及び長押し処理は、実施の形態で説明した例に限らず、上述の通信処理やスピーカ106からの音声出力処理やバイブレータ108の鳴動処理等を含むものであってもよい。
(6)実施の形態において、接触されているボタンの数が8つ以上であった場合に、状態判定部112は、多重押しされていると判定するものとして説明したが、これは一例であり、2つ以上の所定数のボタンが接触された場合に多重押しと判断するようにしてもよい。なお、例えば、通話中においてユーザの耳や頬等が、タッチパッド102に接触することにより押されるボタンの数は、そのユーザによって多少のばらつきがあると考えられる。従って、例えば、携帯電話機100の運用開始時において、実際にユーザの耳に、携帯電話機100のスピーカ106を当ててもらい、いくつのボタンが接触されたかをカウントし、その数以上のボタンが接触された場合に、多重押しと判断するようにしてもよい。また、ユーザが多重押しと判断すべき所定数を設定できるようにしてもよい。
(7)実施の形態において説明した各構成要素のうち、全部又は一部を1チップ又は複数チップの集積回路で実現してもよいし、コンピュータのプログラムで実現してもよいし、その他どのような形態で実現してもよい。
(8)実施の形態において説明したタッチパッド102からの入力に対する処理(図4〜図6等参照)をCPUに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施の形態で示した携帯電話機100の各機能が実現される。
なお、上記実施の形態の説明では、タッチパッド102や変形例でのタッチパネルは、静電容量方式のタッチセンサにより実現するとしているが、静電容量方式のタッチセンサとして、多数の電極パターンをプラスチックやガラス等の基板上に形成し、接触点の近傍の複数の電極パターンによる電流量の比率を計測することで判別する投影型や、導電膜と基板とを有して構成され、基板の隅に電極を設け、導電膜による均一な電界を形成し、指等の接触による隅の端子の電流量の比率を計測して接触位置を判別する表面型等、適宜なものを用いることができる。
また、上記実施の形態の説明では、タッチパッド102は、静電容量方式のタッチセンサにより実現するとしているが、本発明では、このような場合に限定するものではなく、タッチパッド102として、電子ペン等の専用のペンを用いる電磁誘導方式や、2層構造の透明電極からなるマトリクススイッチ方式や、2枚の抵抗膜の1枚に電圧を印加し、他方の抵抗膜において操作した位置に応じた電圧を検知する抵抗膜方式や、振動波の跳ね返りを圧電素子の電圧変化によって検出し、指等の接触を検知する表面弾性波方式や、遮光された赤外線により指等が接触した位置を検出する赤外線方式や、画面に光センサを組み込んで接触位置を検知する光センサ方式等であってもよい。
(9)本発明に係る携帯通信端末は、タッチパッドからの入力に応じた処理を実行する携帯通信端末であって、表示部と、前記タッチパッド上で接触が開始されると、接触されている位置に対応した対応処理のうち、前記表示部における表示状態の更新処理を含む第1部分処理を実行する第1実行部と、前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されるまでの間に、所定数以上の位置が接触されたこと、又は前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されることなく第1の時間が経過したことを検出する第1検出部と、前記第1検出部による前記検出がなされず、前記タッチパッド上での接触が離された場合に、前記対応処理のうち、第1部分処理を除いた残りの処理である第2部分処理を実行し、前記第1検出部による前記検出がなされた場合には、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態にする第2実行部とを備えることを特徴とする。
上記構成を備える本発明に係る携帯通信端末によれば、ユーザが、指等により通常の操作をしようとした場合には、指等による接触が開始された際に、少なくとも表示部の表示が更新されるので、ユーザは処理が開始されたと認識することになるため、ユーザにレスポンスが低下したような印象を与えずに済む。
また、例えば、通話中に、ユーザの耳等がタッチパッドに接触してしまった場合には、複数箇所の接触が行われ、又は比較的長時間の接触が行われると考えられるため、所定数及び第1の時間を適切に設定することで、第1検出部による検出が行われる可能性が高いものと考えられる。この場合には、対応処理のうちの第1部分処理を除いた残りの処理である第2部分処理が実行されず、更新されていた表示部の表示も更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態にされる。従って、ユーザの耳等がタッチパッドに接触してしまったことによる誤動作を適切に防ぐことができる。
(10)また、前記携帯通信端末は、通話機能を有するものであり、更に自端末が通話中であることを検出する通話検出部と、前記通話検出部による前記検出がなされず、前記タッチパッド上で接触が開始されると、前記対応処理を実行する第3実行部とを備え、前記第1実行部は、前記通話検出部による前記検出がなされた場合に、前記第1部分処理を実行し、前記第2実行部は、前記通話検出部による前記検出がなされた場合に、前記第2部分処理を実行することとしてもよい。
これにより、本発明に係る携帯通信端末は、ユーザの耳等がタッチパッドに接触してしまう可能性が低い、通話中でない場合においては、速やかに対応処理を実行できると共に、通話中である場合には、第1検出部による検出結果に応じて、誤動作を適切に防ぐことができる。
(11)また、前記携帯通信端末は、更に記憶部を備え、前記第1実行部は、前記更新処理を実行する際に、当該処理前の前記表示部における表示状態を示す状態情報を前記記憶部に記憶させ、前記第2実行部は、前記記憶部に記憶されている状態情報に基づいて、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合と同じ状態に更新する処理を実行することとしてもよい。
これにより、本発明に係る携帯通信端末は、表示部における表示状態の更新処理を実行する際に、その処理前の状態情報を記憶しておくので、ユーザの耳等がタッチパッドに接触してしまい、第1検出部による検出が行われた場合には、記憶済の状態情報に基づいて、一旦更新された表示部における表示状態を、更新処理を実行しなかった場合と同じ状態にすることができる。
(12)また、前記第1部分処理は、前記更新処理のみを含み、前記第2実行部による第2部分処理の前記実行は、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態に更新する処理を実行した後に、前記対応処理を実行することにより実現されることとしてもよい。
これにより、本発明に係る携帯通信端末は、表示部における表示状態を、更新処理を実行しなかった場合と同じ状態に更新した上で対応処理を実行することで、第2部分処理の実行を実現するので、第2部分処理の内容を管理しなくてすむ。即ち、第1部分処理の内容と対応処理の内容とだけを管理しておけば、第2部分処理を実行できるので、対応処理を構成する部分処理の実行状況を管理しなくても済むことになる。
(13)また、前記第1部分処理は、外部装置との前記通話以外の通信処理、音声出力処理、及びバイブレータの鳴動処理のいずれの処理も含まず、前記第2部分処理は、少なくとも、外部装置との前記通話以外の通信処理、音声出力処理、及びバイブレータの鳴動処理のいずれかの処理を含むこととしてもよい。
これにより、本発明に係る携帯通信端末は、ユーザの耳等がタッチパッドに接触してしまい、第1検出部により検出された場合には、既に行われている通話以外の通信処理、音声出力処理、及びバイブレータの鳴動処理のいずれの処理も実行されずに済む。
即ち、ユーザの耳等がタッチパッド上のボタンに接触してしまうことで、例えば、金融機関のテレホンバンキングを利用している際等にDTMFトーンが送信されてユーザが意図しない取引がなされてしまうようなことや、通信費用が発生してしまうといった重大な誤動作を適切に防ぐことができる。
また、通話中に、ユーザの耳等がタッチパッド上のボタンに接触してしまうことで、DTMFトーンがスピーカから出力されたり、バイブレータが鳴動してしまったりといった、既に行われている通話を阻害する処理を適切に防ぐことができる。
(14)また、前記携帯通信端末は、更に前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されるまでの時間が、第1の時間よりも短い第2の時間以上、かつ第1の時間未満であることを検出する第2検出部を備え、前記第2部分処理は、前記第2検出部による前記検出がなされた場合と、なされない場合とで異なる処理であることとしてもよい。
これにより、本発明に係る携帯通信端末は、接触が開始されてから離されるまでの時間が、第1検出部がその経過を検出する第1の時間よりも短い第2の時間以上、第1の時間未満であるか否かに応じて、異なる処理内容の第2部分処理を実行できる。従って、1つのボタンに対し、接触が開始されてから離されるまでの時間が第2の時間未満であるか、第2時間以上第1の時間未満であるか、つまりいわゆる長押しであるか否かによって、異なる処理を割り当てて、実行することができる。
(15)また、前記携帯通信端末は、更に前記タッチパッドに重ね合わせて配置された表示機器を備え、当該表示機器に、前記対応処理に関する画像が表示されることとしてもよい。
これにより、本発明に係る携帯通信端末は、タッチパッドに重ね合わせて配置された表示機器に、対応処理に関する画像を表示させるので、この画像として、例えばアイコン等を表示させることにより、直感的な操作性を実現できる。
(16)本発明に係る携帯通信端末の表示部とタッチパッドと記憶部とは、実施の形態に係る携帯電話機100のディスプレイ101とタッチパッド102と記憶部105とに相当し、本発明に係る携帯通信端末の第1実行部、第2実行部、及び第3実行部は、実施の形態に係る携帯電話機100の制御部110の状態判定部112、イベント通知部113、及びアプリケーション実行部120に相当し、本発明に係る携帯通信端末の第1検出部及び第2検出部は、実施の形態に係る携帯電話機100の制御部110の状態判定部112及び計時部103に相当し、本発明に係る携帯通信端末の通話検出部は、実施の形態に係る携帯電話機100の制御部110の通話検出部111に相当する。
本発明に係る携帯通信端末は、ユーザが、タッチパッドを用いた操作を行う場合に利用される。
1 筐体
100、200 携帯電話機
101 ディスプレイ
102 タッチパッド
103 計時部
104 通信部
105 記憶部
106 スピーカ
107 マイク
108 バイブレータ
110 制御部
111 通話検出部
112 状態判定部
113 イベント通知部
114 音声処理部
115 表示制御部
120 アプリケーション実行部
201 タッチパネル

Claims (8)

  1. タッチパッドからの入力に応じた処理を実行する携帯通信端末であって、
    表示部と、
    前記タッチパッド上で接触が開始されると、接触されている位置に対応した対応処理のうち、前記表示部における表示状態の更新処理を含む第1部分処理を実行する第1実行部と、
    前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されるまでの間に、所定数以上の位置が接触されたこと、又は前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されることなく第1の時間が経過したことを検出する第1検出部と、
    前記第1検出部による前記検出がなされず、前記タッチパッド上での接触が離された場合に、前記対応処理のうち、第1部分処理を除いた残りの処理である第2部分処理を実行し、
    前記第1検出部による前記検出がなされた場合には、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態にする第2実行部とを備える
    ことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記携帯通信端末は、通話機能を有するものであり、更に
    自端末が通話中であることを検出する通話検出部と、
    前記通話検出部による前記検出がなされず、前記タッチパッド上で接触が開始されると、前記対応処理を実行する第3実行部とを備え、
    前記第1実行部は、前記通話検出部による前記検出がなされた場合に、前記第1部分処理を実行し、
    前記第2実行部は、前記通話検出部による前記検出がなされた場合に、前記第2部分処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  3. 前記携帯通信端末は、更に
    記憶部を備え、
    前記第1実行部は、前記更新処理を実行する際に、当該処理前の前記表示部における表示状態を示す状態情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記第2実行部は、前記記憶部に記憶されている状態情報に基づいて、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合と同じ状態に更新する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項2記載の携帯通信端末。
  4. 前記第1部分処理は、前記更新処理のみを含み、
    前記第2実行部による第2部分処理の前記実行は、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態に更新する処理を実行した後に、前記対応処理を実行することにより実現される
    ことを特徴とする請求項3記載の携帯通信端末。
  5. 前記第1部分処理は、外部装置との前記通話以外の通信処理、音声出力処理、及びバイブレータの鳴動処理のいずれの処理も含まず、
    前記第2部分処理は、少なくとも、外部装置との前記通話以外の通信処理、音声出力処理、及びバイブレータの鳴動処理のいずれかの処理を含む
    ことを特徴とする請求項4記載の携帯通信端末。
  6. 前記携帯通信端末は、更に
    前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されるまでの時間が、第1の時間よりも短い第2の時間以上、かつ第1の時間未満であることを検出する第2検出部を備え、
    前記第2部分処理は、前記第2検出部による前記検出がなされた場合と、なされない場合とで異なる処理である
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  7. 前記携帯通信端末は、更に
    前記タッチパッドに重ね合わせて配置された表示機器を備え、
    当該表示機器に、前記対応処理に関する画像が表示される
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  8. タッチパッドからの入力に応じた処理を実行する携帯通信端末で用いられる入力制御プログラムであって、
    前記携帯通信端末は、表示部を備え、
    前記入力処理プログラムは、
    前記タッチパッド上で接触が開始されると、接触されている位置に対応した対応処理のうち、前記表示部における表示状態の更新処理を含む第1部分処理を実行する第1実行ステップと、
    前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されるまでの間に、所定数以上の位置が接触されたこと、又は前記タッチパッド上での接触が開始されてから当該接触が離されることなく第1の時間が経過したことを検出する第1検出ステップと、
    前記第1検出ステップで前記検出がなされず、前記タッチパッド上での接触が離された場合に、前記対応処理のうち、第1部分処理を除いた残りの処理である第2部分処理を実行し、
    前記第1検出ステップで前記検出がなされた場合には、前記表示部における表示状態を前記更新処理を実行しなかった場合の状態と同じ状態にする第2実行ステップとを含む
    ことを特徴とする入力制御プログラム。
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