JP2014053817A - 携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性を低下させることなく、また、製造コストを増大させることなく、通話時の誤動作を防止することができる携帯電話機を提供する。
【解決手段】 タッチパネルセンサ35の検出信号に基づいて、タッチパネルディスプレイ112の表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別する顔接触検出部101と、タッチパネルセンサ35からの検出信号と、操作キーの表示位置とに基づいて、操作キーに対するユーザ操作を検出し、当該ユーザ操作を示す操作信号を生成するキー操作検出部102により構成される。キー操作検出部102は、オンフック状態の場合及び顔が表示画面に接触していない場合に操作信号を生成し、オフフック中であって、かつ、顔が表示画面に接触している場合には操作信号を生成しない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯電話機に係り、さらに詳しくは、筐体前面に通話用レシーバ及びタッチパネルが設けられ、タッチパネルの表示画面上にオフフックキー及びオンフックキーを含む操作キーを表示可能な携帯電話機の改良に関する。
表示画面上にオフフックキーやオンフックキーといった操作キーを表示し、操作キーに対しタッチ操作が行われれば、表示画面上の接触位置を示す検出信号を生成するタッチパネルを備えた携帯電話機がある。通常、タッチパネルは、通話用のレシーバと同じ筐体前面に配置される。また、操作キーには、所定の機能が予め割り当てられ、操作キーに対するユーザ操作が検出されれば、割当機能を実行するための操作信号が生成される。この様な携帯電話機では、通話時に耳をレシーバに押し当てた際に、顔の一部がタッチパネルに接触し、操作信号が誤って生成されてしまうという問題があった。この様な通話時の誤動作を防ぐために、オフフック中は操作信号を生成しないようにすることが考えられるが、その様な構成では、オフフック中は表示画面上の操作キーを操作することができなくなる。例えば、タッチパネルに対するタッチ操作ではオンフックできなくなる。
従来の携帯電話機では、タッチパネルに対する顔の接触を検出する近接センサを設け、近接センサにより顔の接触が検出されている間は操作信号を生成しないようにすることにより、通話時の誤動作を防止していた(例えば、特許文献1)。しかし、この様な携帯電話機では、タッチパネルとは別個に近接センサを設けなければならず、製造コストが増大してしまうという問題があった。
また、タッチパネルに対するユーザ操作を受け付ける通常通話中状態に移行してから、ユーザ操作を受け付けないタッチロック状態へ移行することなく一定時間が経過すれば、タッチロック状態へ強制的に切り替える携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献2)。この特許文献2に記載の携帯電話機によれば、タッチロック中における誤動作を防止することができる。しかし、操作キーに対しタッチ操作を行っている途中であっても、タッチロック状態へ切り替えられてしまうという問題があった。
特許文献3には、タッチパネルの検出信号を利用して、顔の接触又は非接触を判別する携帯電話機が提案されている。この特許文献3に記載の携帯電話機では、一定数以上の操作キーが同時に操作された場合に、顔がタッチパネルに接触したと判別される。しかし、この特許文献3は、通話時の誤動作を防止するものではない。
一般に、携帯電話機は、タッチパネルから検出信号を定期的に取得し、表示画面に対する接触動作を検知して、所定のキー割込を生成する入力制御回路と、モデムプロセッサ及びアプリケーションプロセッサからなるCPUとを備えて構成される。モデムプロセッサは、通話を行うためのプロセッサであり、基地局と通信を行う通信モジュールを制御する。アプリケーションプロセッサは、タッチパネルからの検出信号と操作キーの表示位置とに基づいて、操作キーに対するユーザ操作を検出し、操作信号を生成するプロセッサである。このアプリケーションプロセッサは、上記キー割込に基づいて、タッチパネルの検出信号を取得し、操作キーに対するユーザ操作の検出を行う。
通常、アプリケーションプロセッサは、通常モードと通常モードよりも消費電力を低減させたスリープモードとを有し、オフフック中に、操作キーに対するユーザ操作が検出されることなく一定時間が経過すれば、スリープモードへ自動的に移行する。アプリケーションプロセッサは、スリープモード中に、入力制御回路からキー割込が入力されれば、通常モードに復帰する。
特開2004−159028号公報 特開2011−166534号公報 特開2011−107784号公報
上述したアプリケーションプロセッサを用いて、タッチパネルの検出信号から顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中であって、顔がタッチパネルに接触している間は、アプリケーションプロセッサが操作信号を生成しないようにすることが考えられる。しかしながら、この様な構成では、スリープモードへ移行した後、アプリケーションプロセッサは、入力制御回路からキー割込が入力されれば、通常モードに復帰して顔の接触又は非接触を判別することになる。つまり、耳をレシーバに押し当てた状態で、タッチパネルに対し顔の接触部位が変化するごとに、或いは、手がタッチパネルに触れるごとにキー割込が発生し、アプリケーションプロセッサが通常モードに復帰することになる。このため、通話中、無駄に電力を消費してしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、操作性を低下させることなく、また、製造コストを増大させることなく、通話時の誤動作を防止することができる携帯電話機を提供することを目的とする。特に、オフフック中に顔の一部がタッチパネルに接触した場合に、操作信号が誤って生成されるのを防止することができる携帯電話機を提供することを目的とする。
また、本発明は、オフフック中にアプリケーションプロセッサが頻繁に通常モードに復帰するのを抑制しつつ、通話時の誤動作を防止することができる携帯電話機を提供することを目的とする。
第1の本発明による携帯電話機は、筐体前面に通話用レシーバ及びタッチパネルが設けられ、上記タッチパネルの表示画面上にオフフックキー及びオンフックキーを含む操作キーを表示可能な携帯電話機であって、上記タッチパネルの検出信号に基づいて、上記表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別する顔接触検出手段と、上記タッチパネルからの検出信号と、上記操作キーの表示位置とに基づいて、上記操作キーに対するユーザ操作を検出し、当該ユーザ操作を示す操作信号を生成するキー操作検出手段とを備え、上記キー操作検出手段が、オンフック状態の場合及び顔が上記表示画面に接触していない場合に上記操作信号を生成し、オフフック中であって、かつ、顔が上記表示画面に接触している場合には上記操作信号を生成しないように構成される。
この携帯電話機では、タッチパネルが通話用レシーバと同じ筐体前面に設けられることから、通話時に耳を通話用レシーバに押し当てれば、顔の一部がタッチパネルに接触することになる。その際、タッチパネルに対する顔の接触又は非接触を判別し、その判別結果とオフフック中であるか否かとに基づいて操作信号を生成するので、オフフック中に顔の一部がタッチパネルに接触した場合に、操作信号が誤って生成されるのを防止することができる。
また、オンフック状態の場合や顔が表示画面に接触していない場合には、表示画面上の操作キーに対するユーザ操作を検出して操作信号が生成されるので、操作性を低下させることなく、通話時の誤動作を防止することができる。さらに、タッチパネルの検出信号を利用して顔の接触又は非接触を判別するので、タッチパネルとは別個に顔接触検出用のセンサを設ける場合に比べて、製造コストを増大させることなく、通話時の誤動作を防止することができる。
第2の本発明による携帯電話機は、上記構成に加え、上記タッチパネルが、上記表示画面内に2次元配置された3以上の接触検出素子を有し、上記顔接触検出手段が、互いに隣接する2以上の上記接触検出素子であって、それぞれ接触を検出している一定数以上の上記接触検出素子が存在するか否かによって、顔の接触又は非接触を判別するように構成される。
この様な構成によれば、顔が表示画面に接触した場合の接触部位は、指が接触する場合に比べて広いことから、タッチパネルの検出信号を用いて顔の接触又は非接触を判別する際に、指によるタッチ操作と顔の接触とを正しく識別することができる。
第3の本発明による携帯電話機は、上記構成に加え、上記タッチパネルから検出信号を定期的に取得し、上記表示画面に対する接触動作を検知してキー割込を生成する入力制御回路と、上記キー割込に基づいて、上記タッチパネルの検出信号を取得し、上記キー操作検出手段として、上記操作キーに対するユーザ操作を検出し、上記操作信号を生成するアプリケーションプロセッサとを備え、上記アプリケーションプロセッサが、上記顔接触検出手段として、上記表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別するように構成される。
この様な構成によれば、アプリケーションプロセッサを用いて、タッチパネルの検出信号から顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中であって、顔がタッチパネルに接触している間は、アプリケーションプロセッサが操作信号を生成しないようにすることができる。
第4の本発明による携帯電話機は、上記構成に加え、上記アプリケーションプロセッサが、オフフック中に、顔が上記表示画面に接触していると判別した場合に、上記キー割込を無効化するように構成される。
この様な構成によれば、オフフック中であって、顔がタッチパネルに接触している間は、キー割込が無効化されるので、この間に発生したキー割込により、意図しない入力処理が実行されるのを防止することができる。
第5の本発明による携帯電話機は、上記構成に加え、上記入力制御回路が、上記タッチパネルの検出信号に基づいて、上記表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中に、顔が上記表示画面に接触していないと判別した場合に、上記キー割込の無効化状態を解除するように構成される。
この様な構成によれば、オフフック中に顔を表示画面から離間させることにより、キー割込の無効化状態が自働的に解除されるので、オフフック中であっても、表示画面上の操作キーを操作することができる。
第6の本発明による携帯電話機は、上記構成に加え、上記アプリケーションプロセッサが、通常モード及び上記通常モードよりも消費電力を低減させたスリープモードを有し、オフフック中に上記キー割込が無効化された場合に上記スリープモードへ移行し、オフフック中に上記キー割込の無効化状態が解除された場合に上記通常モードに復帰するように構成される。
この様な構成によれば、キー割込の無効化状態が入力制御回路によって解除されなければ、アプリケーションプロセッサは通常モードに復帰しないので、オフフック中にアプリケーションプロセッサが頻繁に通常モードに復帰するのを抑制しつつ、通話時の誤動作を防止することができる。
本発明による携帯電話機では、操作性を低下させることなく、また、製造コストを増大させることなく、通話時の誤動作を防止することができる。特に、オフフック中に顔の一部がタッチパネルに接触した場合に、操作信号が誤って生成されるのを防止することができる。
また、本発明による携帯電話機では、キー割込の無効化状態が入力制御回路によって解除されなければ、アプリケーションプロセッサは通常モードに復帰しないので、オフフック中にアプリケーションプロセッサが頻繁に通常モードに復帰するのを抑制しつつ、通話時の誤動作を防止することができる。
本発明の実施の形態による携帯電話機1の一構成例を示した斜視図である。 図1の携帯電話機1内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図2のアプリケーションプロセッサ22の構成例を示したブロック図である。 図2の携帯電話機1における通話時の動作の一例を示したタイミングチャートである。 図3のドライバ34の動作の一例を示したフローチャートであり、表示画面に対する接触動作を検知した後の処理手順が示されている。 図3のアプリケーションプロセッサ22の動作の一例を示したフローチャートであり、キー割込がドライバ34から入力された後の処理手順が示されている。
<携帯電話機1>
図1は、本発明の実施の形態による携帯電話機1の一構成例を示した斜視図であり、タッチパネル11及び通話用のレシーバ12が端末筐体10の前面に設けられた携帯電話機1が示されている。この携帯電話機1は、片方の手で保持することができる程度のサイズからなる端末装置であり、端末筐体10、タッチパネル11、通話用のレシーバ12、通話用のマイクロホン13及び操作キー14a〜14cにより構成される。
端末筐体10は、薄型で縦長の直方体形状からなる。タッチパネル11、レシーバ12、マイクロホン13及び操作キー14a〜14cは、端末筐体10の同一主面上に配置されている。ここでは、タッチパネル11やレシーバ12が配置されている端末筐体10の主面を前面と呼ぶ。レシーバ12は、受話音を出力するための音声出力装置である。マイクロホン13は、送話音を入力するための音声入力装置である。
タッチパネル11は、矩形形状の表示画面を有するタッチパネルディスプレイと、表示画面に対するタッチ操作を検出して検出信号を生成するタッチパネルセンサにより構成される。例えば、タッチパネルディスプレイには、LCD(液晶ディスプレイ)が用いられ、タッチパネルセンサには、静電容量方式で多点検出可能なタッチセンサが用いられる。
操作キー14a〜14cは、各種機能が予め割り当てられ、ユーザの押下操作により、割り当てられている機能を実行するための物理キーである。例えば、操作キー14aは、前の画面に戻るためのリターンキーである。また、操作キー14bは、ホーム画面を表示するためのホームキーである。また、操作キー14cは、メニュー画面を表示するためのメニューキーである。
レシーバ12は、タッチパネル11と端末筐体10の上端との間に配置され、マイクロホン13及び操作キー14a〜14cは、タッチパネル11と端末筐体10の下端との間に配置されている。つまり、レシーバ12とマイクロホン13とはタッチパネル11を挟んで互いに反対側に配置されている。
この携帯電話機1では、タッチパネル11上に表示されるオフフックキーに対しタッチ操作を行うことにより、宛先を指定して発信したり、或いは、着信時に応答することができる。通話時には、端末筐体10を片方の手で保持したまま、レシーバ12に耳が押し当てられる。このとき、タッチパネル11とレシーバ12とが端末筐体10の同じ前面に設けられているので、ユーザの顔の一部がタッチパネル11に接触することになる。
この携帯電話機1では、通話時の誤動作を防ぐために、タッチパネル11に対する顔の接触又は非接触がタッチパネル11の検出信号に基づいて判別され、オフフック中であって、ユーザの顔がタッチパネル11に接触している間は操作信号を生成しない制御が行われる。
図2は、図1の携帯電話機1内の機能構成の一例を示したブロック図である。この携帯電話機1は、レシーバ12、マイクロホン13、操作キー14a〜14c、センサモジュール111、タッチパネルディスプレイ112、CPU20、メモリ31、通信モジュール32及びスピーカ33により構成される。
タッチパネル11は、表示画面を有するタッチパネルディスプレイ112と、表示画面に対するタッチ操作を検出するためのセンサモジュール111により構成される。タッチパネルディスプレイ112には、オフフックキーやオンフックキーといった操作キーが表示される。
センサモジュール111は、タッチ操作の操作位置を示す検出信号を生成するタッチパネルセンサ35と、タッチパネルセンサ35から検出信号を定期的に取得するドライバ34により構成される。スピーカ33は、音声信号を出力するための音声出力装置である。
タッチパネルセンサ35は、表示画面内に2次元配置された3以上の接触検出素子により構成される。各接触検出素子は、指や顔が表示画面に近づいた際の静電容量の変化によって、指や顔の接触を検出する。例えば、静電容量が一定レベル以上変化した場合に、接触を検出する。
ドライバ34は、タッチパネルセンサ35を駆動して各接触検出素子から一定時間ごとに検出結果を取得し、表示画面に対する接触動作を検知してキー割込を生成する入力制御回路である。接触位置を示す検出信号は、データバス2を経由してCPU20のデータ端子へ出力される。また、キー割込は、制御線3を経由してCPU20の入力端子へ出力される。
CPU20は、各デバイスを制御する主制御部である。メモリ31には、CPU20の制御プログラムや受信データ等が保持される。通信モジュール32は、基地局と通信し、移動体通信網を介して他の通信端末と通話や電子メールの送受信を行うセルラー通信部である。
このCPU20は、通話を行うためのモデムプロセッサ21と、操作キーに対するユーザ操作を検出して入力処理を実行するアプリケーションプロセッサ22により構成される。モデムプロセッサ21は、ユーザ操作に基づいて、通信モジュール32を制御する。
アプリケーションプロセッサ22は、タッチパネルセンサ35からの検出信号と、操作キーの表示位置とに基づいて、操作キーに対するユーザ操作を検出し、当該ユーザ操作を示す操作信号を生成する。タッチパネルセンサ35の検出信号は、ドライバ34から入力されるキー割込に基づいて取得される。アプリケーションプロセッサ22では、操作信号に基づいて、入力処理が実行される。このアプリケーションプロセッサ22は、タッチパネルセンサ35の検出信号に基づいて、顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中に顔が接触したと判別した場合に、キー割込を無効化することにより、通話時の誤操作を防止する。
一方、ドライバ34は、タッチパネルセンサ35の検出信号に基づいて、表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中に、顔が表示画面に接触していないと判別した場合に、キー割込の無効化状態を解除するための解除指示を生成する。この解除指示は、制御線4を経由してCPU20の入力端子へ出力される。
<アプリケーションプロセッサ22>
図3は、図2のアプリケーションプロセッサ22の構成例を示したブロック図である。このアプリケーションプロセッサ22は、顔接触検出部101、キー操作検出部102、キー配列記憶部103及び入力処理実行部104により構成される。
顔接触検出部101は、タッチパネルセンサ35の検出信号に基づいて、表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別し、その判別結果をキー操作検出部102へ出力する。この顔接触検出部101では、互いに隣接する2以上の接触検出素子であって、それぞれ接触を検出している一定数以上の接触検出素子が存在するか否かによって、顔の接触又は非接触を判別する。
一般に、顔が表示画面に接触した場合の接触部位は、指が接触する場合に比べて広い。このため、タッチパネルセンサ35の検出信号を用いて顔の接触又は非接触を判別する際に、一定数以上の接触検出素子が存在するか否かで判別することにより、指によるタッチ操作と顔の接触とを正しく識別することができる。
キー操作検出部102は、キー割込に基づいて、センサモジュール111から検出信号を取得し、タッチパネルセンサ35の検出信号と、操作キーの表示位置とに基づいて、操作キーに対するユーザ操作を検出し、当該ユーザ操作を示す操作信号を生成する。キー配列記憶部103には、表示画面上のどこにどの様な操作キーが表示されているのかといったキー配列情報が保持される。
キー操作検出部102は、オンフック状態の場合と、顔が表示画面に接触していない場合とに操作信号を生成し、入力処理実行部104へ出力する。入力処理実行部104は、操作信号に基づいて、操作キーに割り当てられた機能を実行する。
一方、キー操作検出部102は、オフフック中であって、かつ、顔が表示画面に接触している場合には操作信号を生成しない。具体的には、オフフック中に、顔が表示画面に接触していると判別された場合に、キー割込が無効化される。
このアプリケーションプロセッサ22は、通常モードと、通常モードよりも消費電力を低減させたスリープモードとを有し、オフフック中にキー割込が無効化された場合にスリープモードへ移行する。このスリープモードは、キー割込を受け付けない動作モードであり、アプリケーションプロセッサ22へのクロック信号の供給が停止する。或いは、スリープモードでは、アプリケーションプロセッサ22への電力供給が遮断される。
また、アプリケーションプロセッサ22は、オフフック中におけるドライバ34からの解除指示に基づいて、通常モードへ移行する。すなわち、オフフック中に、キー割込の無効化状態が解除された場合には、通常モードに復帰する。
図4は、図2の携帯電話機1における通話時の動作の一例を示したタイミングチャートである。ドライバ34は、タッチパネルディスプレイ112上のオフフックキーに対しユーザ操作が行われれば、その接触動作を検知してキー割込を生成する(時刻t)。アプリケーションプロセッサ22は、このキー割込に基づいて、センサモジュール111から検出信号を取得し、オフフックキーに対するユーザ操作を検出し、操作信号を生成する。モデムプロセッサ21は、この操作信号に基づいて、通話制御を行う。
次に、アプリケーションプロセッサ22は、顔の接触によるキー割込が発生すれば、当該キー割込に基づいて、センサモジュール111から検出信号を取得し、顔の接触又は非接触を判別する(時刻t)。アプリケーションプロセッサ22は、顔が表示画面に接触したと判別すれば、キー割込を無効化し、動作モードを通常モードからスリープモードへ切り替える。スリープモード中は、キー割込が無視され、操作信号は生成されない。
次に、ドライバ34は、オフフック中、キー割込が発生すれば、当該キー割込に基づいて、タッチパネルセンサ35から検出信号を取得し、顔の接触又は非接触を判別する。そして、ドライバ34は、キー割込の無効化後に、顔が表示画面に接触していないと判別すれば、キー割込の無効化状態を解除すべく解除指示を生成する(時刻t)。アプリケーションプロセッサ22は、この解除指示に基づいて、通常モードに復帰する。
アプリケーションプロセッサ22は、顔の接触によるキー割込が発生すれば、当該キー割込に基づいて、センサモジュール111から検出信号を取得し、顔の接触又は非接触を判別する(時刻t)。そして、アプリケーションプロセッサ22は、顔が表示画面に接触したと判別すれば、キー割込を無効化し、動作モードを通常モードからスリープモードへ切り替える。
次に、ドライバ34は、キー割込が発生すれば、当該キー割込に基づいて、タッチパネルセンサ35から検出信号を取得し、顔の接触又は非接触を判別する。そして、ドライバ34は、キー割込の無効化後に、顔が表示画面に接触していないと判別すれば、キー割込の無効化状態を解除すべく解除指示を生成する(時刻t)。アプリケーションプロセッサ22は、この解除指示に基づいて、通常モードに復帰する。
図5のステップS101〜S105は、図3のドライバ34の動作の一例を示したフローチャートであり、表示画面に対する接触動作を検知した後の処理手順が示されている。まず、ドライバ34は、キー割込を生成し、アプリケーションプロセッサ22に対しスリープモード中であるか否かを問い合わせる(ステップS101,S102)。
このとき、ドライバ34は、アプリケーションプロセッサ22が通常モード中であれば、直ちにこの処理を終了する。一方、ドライバ34は、アプリケーションプロセッサ22がスリープモード中であれば、表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別し(ステップS103)、顔が表示画面から離間していれば、解除指示を生成してこの処理を終了する(ステップS104,S105)。
図6のステップS201〜S209は、図3のアプリケーションプロセッサ22の動作の一例を示したフローチャートであり、キー割込がドライバ34から入力された後の処理手順が示されている。まず、顔接触検出部101は、センサモジュール111から接触位置を示す位置情報を取得し(ステップS201)、オフフック中であれば、顔の接触又は非接触を判別する(ステップS202,S203)。
キー操作検出部102は、顔接触検出部101により顔が接触したと判別されれば、キー割込を無効化し、スリープモードへ移行する(ステップS204,S205)。次に、キー操作検出部102は、ドライバ34から解除指示が入力されれば、通常モードへ移行してこの処理を終了する(ステップS206,S207)。
一方、キー操作検出部102は、オフフック中でないか、或いは、顔接触検出部101により顔が接触していないと判別されれば、センサモジュール111から取得した位置情報に基づいて、操作信号を生成する(ステップS208)。入力処理実行部104は、この操作信号に基づいて、入力処理を行う(ステップS209)。
本実施の形態によれば、タッチパネル11に対する顔の接触又は非接触を判別し、その判別結果とオフフック中であるか否かとに基づいて操作信号を生成するので、オフフック中に顔の一部がタッチパネル11に接触した場合に、操作信号が誤って生成されるのを防止することができる。また、オンフック状態の場合や顔が表示画面に接触していない場合には、表示画面上の操作キーに対するユーザ操作を検出して操作信号が生成されるので、操作性を低下させることなく、通話時の誤動作を防止することができる。
また、タッチパネル11の検出信号を利用して顔の接触又は非接触を判別するので、タッチパネル11とは別個に顔接触検出用のセンサを設ける場合に比べて、製造コストを増大させることなく、通話時の誤動作を防止することができる。さらに、キー割込の無効化状態がドライバ34によって解除されなければ、アプリケーションプロセッサ22は通常モードに復帰しないので、オフフック中にアプリケーションプロセッサ22が頻繁に通常モードに復帰するのを抑制しつつ、通話時の誤動作を防止することができる。
また、オフフック中であって、顔がタッチパネル11に接触している間は、キー割込が無効化されるので、この間に発生したキー割込により、意図しない入力処理が実行されるのを防止することができる。
また、オフフック中に顔を表示画面から離間させることにより、キー割込の無効化状態が自動的に解除されるので、オフフック中であっても、表示画面上の操作キーを操作することができる。
なお、本実施の形態では、互いに隣接する2以上の接触検出素子であって、それぞれ接触を検出している一定数以上の接触検出素子が存在するか否かによって、顔の接触又は非接触を判別する場合の例について説明したが、本発明は顔接触の検出方法をこれに限定するものではない。例えば、タッチパネルディスプレイ112の表示画面上に顔検出エリアを予め定め、顔検出エリア内の接触検出素子が接触を検出しているか否かに応じて、顔の接触又は非接触を判別するような構成であっても良い。
また、本実施の形態では、アプリケーションプロセッサが、表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中に顔が表示画面に接触していると判別すれば、キー割込を無効化する場合の例について説明した。しかし、本発明は、ドライバ34が、表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中に顔が表示画面に接触していると判別した場合に、キー割込を生成しないような構成のものであっても良い。
1 携帯電話機
10 端末筐体
11 タッチパネル
111 センサモジュール
112 タッチパネルディスプレイ
12 通話用のレシーバ
13 通話用のマイクロホン
20 CPU
21 モデムプロセッサ
22 アプリケーションプロセッサ
31 メモリ
32 通信モジュール
33 スピーカ
34 ドライバ
35 タッチパネルセンサ
101 顔接触検出部
102 キー操作検出部
103 キー配列記憶部
104 入力処理実行部

Claims (6)

  1. 筐体前面に通話用レシーバ及びタッチパネルが設けられ、上記タッチパネルの表示画面上にオフフックキー及びオンフックキーを含む操作キーを表示可能な携帯電話機において、
    上記タッチパネルの検出信号に基づいて、上記表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別する顔接触検出手段と、
    上記タッチパネルからの検出信号と、上記操作キーの表示位置とに基づいて、上記操作キーに対するユーザ操作を検出し、当該ユーザ操作を示す操作信号を生成するキー操作検出手段とを備え、
    上記キー操作検出手段は、オンフック状態の場合及び顔が上記表示画面に接触していない場合に上記操作信号を生成し、オフフック中であって、かつ、顔が上記表示画面に接触している場合には上記操作信号を生成しないことを特徴とする携帯電話機。
  2. 上記タッチパネルは、上記表示画面内に2次元配置された3以上の接触検出素子を有し、
    上記顔接触検出手段は、互いに隣接する2以上の上記接触検出素子であって、それぞれ接触を検出している一定数以上の上記接触検出素子が存在するか否かによって、顔の接触又は非接触を判別することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 上記タッチパネルから検出信号を定期的に取得し、上記表示画面に対する接触動作を検知してキー割込を生成する入力制御回路と、
    上記キー割込に基づいて、上記タッチパネルの検出信号を取得し、上記キー操作検出手段として、上記操作キーに対するユーザ操作を検出し、上記操作信号を生成するアプリケーションプロセッサとを備え、
    上記アプリケーションプロセッサは、上記顔接触検出手段として、上記表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機。
  4. 上記アプリケーションプロセッサは、オフフック中に、顔が上記表示画面に接触していると判別した場合に、上記キー割込を無効化することを特徴とする請求項3に記載の携帯電話機。
  5. 上記入力制御回路は、上記タッチパネルの検出信号に基づいて、上記表示画面に対する顔の接触又は非接触を判別し、オフフック中に、顔が上記表示画面に接触していないと判別した場合に、上記キー割込の無効化状態を解除することを特徴とする請求項4に記載の携帯電話機。
  6. 上記アプリケーションプロセッサは、通常モード及び上記通常モードよりも消費電力を低減させたスリープモードを有し、オフフック中に上記キー割込が無効化された場合に上記スリープモードへ移行し、オフフック中に上記キー割込の無効化状態が解除された場合に上記通常モードに復帰することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の携帯電話機。
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