JP5512207B2 - 撮像装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、撮影レンズを通して静止画撮影、動画撮影を行う撮像装置及びプログラムに関する。
一般に、デジタルカメラ装置において、タイマ撮影を行う場合に、三脚が用意されていないと、構図を決定してシャッタを押下した際に、構図がずれてしまったり、カメラが倒れてしまったりして、思い通りの写真を撮影するのが困難な場合がある。
その対策として、従来では、被写体を兼ねる撮影者の指の本数や動き(アクション操作)を認識して撮影の開始、終了の指示や撮影領域の大きさなどを制御するようにした技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−28046号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、被写体と撮影者とが同一人の場合には、有効であるとしても、例えば、風景撮影を行う場合には、適しておらず、また、画像認識処理という処理時間の要する比較的重い処理を行う必要があり、更には、撮影者にあっては画像認識させるために複雑な動作(アクション操作)を覚えておく必要もあった。
本発明の課題は、撮影者による直感的で分かり易いアクション操作によって撮影動作を容易に制御できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、撮影レンズを通して静止画像の撮影を行う撮像装置であって、前記撮影レンズが遮蔽されたか否かを判別する遮蔽判別手段と、この遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、当該撮影レンズへの遮蔽が解除されたか否かを判別するとともに、前記撮影レンズが遮蔽されてからその遮蔽が解除されるまでの遮蔽時間を更に判別する解除判別手段と、この解除判別手段によって判別された遮蔽時間が所定時間以内の場合には、前記解除判別手段によって遮蔽が解除されたと判別された際に静止画撮影動作を即時に開始させ、前記所定時間を越える場合には、前記遮蔽が解除されてから前記遮蔽時間が経過した際に静止画撮影動作を開始させる撮影制御手段と、を具備したことを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、前記遮蔽判別手段により撮影レンズが遮蔽されたと判別された際に、その旨を報知する報知手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項2記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記解除判別手段によって撮影レンズの遮蔽が解除されたと判別された際に、その旨を報知する報知手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項3記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、少なくともフォーカス調整機能、露出調整機能のいずれかが機能ロック状態であるか否かを判別するロック判別手段を更に備え、前記撮影制御手段は、前記ロック判別手段によって機能ロック状態であると判別された場合には、その機能ロック状態で撮影動作を開始させ、機能ロック状態でないと判別された場合には、当該機能を動作させた状態で静止画撮影動作を開始させる、ようにしたことを特徴とする請求項4記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記遮蔽判別手段は、前記撮影レンズの中央部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在しているか否かに基づいて当該撮影レンズが遮蔽されているか否かを判別し、前記解除判別手段は、前記撮影レンズの端部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在していないか否かに基づいて当該撮影レンズへの遮蔽が解除されたか否かを判別する、ようにしたことを特徴とする請求項5記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記遮蔽判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が開始されたのかの遮蔽開始方向を更に判別し、前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽開始方向に基づいて、静止画撮影動作を開始させるタイミングを更に制御する、ようにしたことを特徴とする請求項6記載の発明であってもよい。
請求項6に従属する発明として、前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、どの方向から遮蔽が開始されたのかの遮蔽開始方向に基づいて前記撮影制御手段によって制御される静止画撮影動作を開始させるタイミングを通知する通知手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項7記載の発明であってもよい
請求項1に従属する発明として、前記遮蔽判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が開始されたのかの遮蔽開始方向を更に判別し、前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽開始方向に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して静止画撮影動作を開始させる、ようにしたことを特徴とする請求項8記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記解除判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が解除されたのかの遮蔽解除方向を更に判別し、前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽解除方向に基づいて、静止画撮影動作を開始させるタイミングを更に制御する、ようにしたことを特徴とする請求項9記載の発明であってもよい。
請求項9に従属する発明として、前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、どの方向から遮蔽が解除されるのかの遮蔽解除方向に基づいて前記撮影制御手段によって制御される静止画撮影動作を開始させるタイミングを案内する案内手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項10記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記解除判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が解除されたのかの遮蔽解除方向を更に判別し、前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽解除方向に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して静止画撮影動作を開始させる、ようにしたことを特徴とする請求項11記載の発明であってもよい。
請求項11に従属する発明として、前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、どの方向から遮蔽が解除されるのかの遮蔽解除方向に基づいて前記撮影制御手段によって制御される撮影制御に関する設定内容を案内する案内手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項12記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記遮蔽判別手段は、撮影レンズが遮蔽された場合に、その遮蔽物の色を更に判別し、前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された遮蔽物の色に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して静止画撮影動作を開始させる、ようにしたことを特徴とする請求項13記載の発明であってもよい。
請求項8、請求項13のいずれかに従属する発明として、前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、前記撮影制御手段によって制御される撮影制御に関する設定内容を通知する通知手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項14記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、静止画撮影の開始を指示する撮影開始操作を行う操作手段を更に備え、前記遮蔽判別手段は、前記操作手段による撮影開始操作時に撮影レンズが遮蔽されているか否かを判別し、前記撮影制御手段は、前記操作手段による撮影開始操作時に前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されていると判別された際には静止画撮影動作の開始を保留し、前記解除判別手段によって撮影レンズへの遮蔽が解除されたと判別された際には静止画撮影動作を開始させる、ようにしたことを特徴とする請求項15記載の発明であってもよい。
請求項1〜請求項15のいずれかに従属する発明として、前記遮蔽判別手段及び解除判別手段は、オートフォーカス機能を利用して前記撮影レンズが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別する、請求項16記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、動画撮影の開始を指示する操作手段を更に備え、前記撮影制御手段は、前記操作手段により動画撮影の開始が指示された場合、前記静止画撮影動作に代えて、前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されていると判別されている間、動画撮影動作を停止させ、前記解除判別手段によって撮影レンズへの遮蔽が解除されていると判別されている間、動画撮影動作を開始させ、を具備したことを特徴とする請求項17記載の撮像装置であってもよい。
請求項17に従属する発明として、前記遮蔽判別手段及び解除判別手段は、オートフォーカス機能を利用して前記撮影レンズが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別する、ようにしたことを特徴とする請求項18記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項19記載の発明は、コンピュータに対して、撮影レンズが遮蔽されたか否かを判別する機能と、前記撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、当該撮影レンズへの遮蔽が解除されたか否かを判別する機能と、前記撮影レンズが遮蔽されてからその遮蔽が解除されるまでの遮蔽時間を更に判別する機能と、前記遮蔽時間が所定時間以内の場合には、前記遮蔽が解除されたと判別された際に静止画撮影動作を即時に開始させ、前記所定時間を越える場合には、前記遮蔽が解除されてから前記遮蔽時間が経過した際に静止画撮影動作を開始させる機能と、を実現させるためのプログラムを特徴とする。
本発明によれば、撮影者による直感的で分かり易いアクション操作によって撮影動作を容易に制御することができ、利便性を高めることが可能となる。
撮像装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 遮蔽検出部7であるAF機能によって撮影レンズ6aから被写体までの距離を測定しながら撮影レンズ6a内のどの位置(エリア)が遮蔽されたかその遮蔽が解除されたのかを検出する測距ポイントをモニタ画面(ファインダ画面)上に示した図。 (1)〜(5)は、遮蔽開始方向テーブルT1、遮蔽解除方向テーブルT2、遮蔽開始制御テーブルT3、遮蔽解除制御テーブルT4、遮蔽色制御テーブルT5を説明するための図。 。(1)〜(4)は、デジタルレリーズフラグF1、フォーカスロックフラグF2、AEロックフラグF3、遮蔽開始方向決定済フラグF4を説明するための図。 。 電源投入に応じて実行開始される撮像装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャート。 図5に続く動作を示したフローチャート。 遮蔽開始処理(図6のステップA24)を詳述するためのフローチャート。 遮蔽解除処理(図6のステップA33)を詳述するためのフローチャート。 (1)は、遮蔽開始に応じて表示された「撮影制御設定」の通知内容を示し、(2)は、第1実施形態の変形例における通知内容を示し、(3)は、遮蔽解除に応じて表示された「撮影制御設定」の案内内容を示し、(2)は、第1実施形態の変形例における案内内容を示した図。 (1)、(2)は、第1実施形態変形例における遮蔽開始制御テーブルT3、遮蔽解除制御テーブルT4を説明するための図。 第2実施形態における遮蔽解除制御テーブルT4を説明するための図。 第2実施形態において、図6に代わるフローチャート、すなわち、図5に続くフローチャート。 第3実施形態において電源投入に応じて実行開始される撮像装置の全体動作のうち、第3実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャート。 第4実施形態において電源投入に応じて実行開始される撮像装置の全体動作のうち、第4実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャート。
(実施形態1)
以下、図1〜図9を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、撮像装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この撮像装置は、デジタルカメラ装置(コンパクトカメラ装置、一眼レフカメラ装置)を構成するもので、制御部1は、二次電池を備えた電源部2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこの撮像装置の全体動作を制御するもので、この制御部1にはCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。記憶部3は、ROM、RAMなどの内部メモリで、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図5〜図8に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納されている。
また、記憶部3のデータ領域には、フラグ情報(後述するデジタルレリーズフラグF1、フォーカスロックフラグF2、AEロックフラグF3、遮蔽開始方向決定済フラグF4など)、タイマ情報(第2実施形態で説明する遮蔽時間)、この撮像装置の動作に必要な各種の情報が一時記憶されているほか、撮影された画像が記録保存されている。また、記憶部3のデータ領域には、後述する遮蔽開始方向テーブルT1、遮蔽解除方向テーブルT2、遮蔽開始制御テーブルT3、遮蔽解除制御テーブルT4、遮蔽色制御テーブルT5などが設けられている。操作部4は、シャッタキー、再生キーなど、各種の押し釦式のキーを備え、制御部1は、操作部4からの操作信号に応じた処理を行う。表示部5は、例えば、高精細液晶あるいは有機ELを使用し、画像の撮影時にはモニタ画面(ファインダ画面)として利用される。
撮像部6は、デジタルカメラを構成するもので、静止画撮影のほかに動画撮影も可能な構成となっている。そして、撮像部6は、撮影レンズ6a、絞り機構6b、CCDあるいはCMOSなどの撮像素子6c、光学系駆動部6dなどのほか、図示省略したが、照明用のフラッシュ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路などを備え、オートフォーカス機能(AF機能)、露出調整機能(AE機能)、光学ズーム機能などを制御するようにしている。AF機能は、撮影レンズ6aから被写体までの距離を測定して焦点合わせを行う自動焦点合わせ機能で、この測定距離に応じて光学系駆動部6dは、撮影レンズ6aの位置を制御して焦点合わせを行う。
また、AF機能は、赤外線、超音波などを照射するアクティブ方式に限らず、撮像素子6cからの画像データに基づいて位相差を検出する位相差検出方式、コントラスト比を検出するコントラスト検出方式など、任意の方式であってもよいが、この実施形態では、コントラスト検出方式を採用している。このコントラスト検出方式では、レンズ位置を調整しながらコントラストが最も高くなるレンズ位置に合焦するようにしているが、その際、この合焦したレンズ位置に応じて被写体までの距離を求めるようにしている。また、この実施形態では、AF機能を動作可能な状態とするか、非動作状態(ロック状態)とするかを撮影者による操作によって任意に切り替え可能となっている。
また、露出調整機能(AE機能)は、絞りとシャッタスピードを設定内容に従って調整することによって露出値の調整を行うもので、周囲の明るさを光量センサによって検出する方式に限らず、撮像素子6cからの画像データを基に輝度を検出する方式など、任意の方式であってもよいが、この実施形態では、輝度検出方式を採用している。また、この実施形態では、AE機能を動作可能な状態とするか、非動作状態(ロック状態)とするかを撮影者による操作によって任意に切り替え可能となっている。
遮蔽検出部7は、撮影者の掌などの遮蔽物によって撮影レンズ6aの前方が覆い隠されたか(遮蔽されたか)否かを検出したり、撮影レンズ6aへの遮蔽が解除されたか否かを検出したりするもので、AF機能を兼用することによって撮影レンズ6aから被写体までの距離を測定して撮影レンズ6aの前方が遮蔽されたか否かを検出したり、その遮蔽が解除されたか否かを検出したりするようにしている。この場合、撮影レンズ6aの中央部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在しているか否かに基づいて当該撮影レンズ6aが遮蔽されているか否かを検出し、また、撮影レンズ6aの端部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在していないか否かに基づいて撮影レンズ6aへの遮蔽が解除されたか否かを検出するようにしている。
静止画撮影時において制御部1は、遮蔽検出部7によって撮影レンズ6aへの遮蔽が解除されたことが検出された際に静止画撮影動作を開始させる撮影制御(シャッタ制御)を行うようにしている。また、動画像の撮影時において制御部1は、遮蔽検出部7によって撮影レンズ6aが遮蔽されていることが検出されている間、動画撮影動作を停止させ、撮影レンズ6aへの遮蔽が解除されていることが検出されている間、動画撮影動作を開始させて動画撮影の開始/停止の制御を行うようにしている。報知部8は、遮蔽検出部7によって撮影レンズ6aが遮蔽された際に、その旨を報知したり、撮影レンズ6aへの遮蔽が解除された際に、その旨を報知したりするブザーである。なお、報知部8は、ブザーに限らず、LED(発光ダイオード)振動モータなどを有するものであってもよい。
遮蔽色検出部9は、遮蔽検出部7によって撮影レンズ6aが遮蔽されていることが検出された際に、その遮蔽物の色を検出するもので、遮蔽物か人の掌であれば肌色を検出するが、カラーボード、カラーハンカチ、衣類などであれば、その主要な色を検出するようにしている。制御部1は、遮蔽色検出部9によって検出された遮蔽物の色に基づいて撮影モードを選択して、その撮影モードに応じた撮影制御を行うようにしている。すなわち、撮影シーン毎にそのシーンを撮影するのに適した各種の撮影モード(例えば、人物撮影に適した人物モード、風景撮影に適した風景モードなど)の中から遮蔽物の色に基づいて撮影モードを選択すると、この撮影モード対応の撮影パラメータ(露出値、ホワイトバランス、彩度、シャープネス、コントラストなど)を読み出して撮像部6に撮影情報として設定することによってその撮影モードに応じた撮影制御を行うようにしている。
図2は、遮蔽検出部7であるAF機能によって撮影レンズ6aから被写体までの距離を測定しながら撮影レンズ6a内のどの位置(エリア)が遮蔽されたかその遮蔽が解除されたのかを検出する測距ポイントをモニタ画面(ファインダ画面)上に示した図である。
図中、PT1〜PT5は、モニタ画面上に相当する測距ポイントを示し、撮影レンズ6a上のどの位置(エリア)が遮蔽されたかを検出するための遮蔽検出用のポイントである。測距ポイントPT1〜PT4は、モニタ画面上の四隅部に相当するポイントで、撮影レンズ6aの有効径内における端部の4点である。測距ポイントPT1は、左上隅部のポイント、測距ポイントPT2は、左下隅部のポイント、測距ポイントPT3は、右下隅部のポイント、測距ポイントPT4は、右上隅部のポイントを示している。また、測距ポイントPT5は、モニタ画面上の中央部に相当する撮影レンズ6a上のポイントで、中央部の測距ポイントを示している。
ここで、フォーカスポイントを撮影レンズ6aの端部の4点、つまり、モニタ画面上の四隅部に相当する測距ポイントPT1〜PT4に時分割的に移動することによって各測距ポイント毎に被写体までの距離を測定するようにしている。すなわち、フォーカスポイントを測距ポイントPT1〜PT4に順次移動させながら各ポイントで距離を測定し、その測定距離が所定の距離以内(例えば、10cm以内)であるか否かに基づいて当該ポイントでの遮蔽の有無を順次検出するようにしている。この場合、例えば、フォーカスポイントを左上隅部の測距ポイントPT1、左下隅部の測距ポイントPT2、右下隅部の測距ポイントPT3、右上隅部の測距ポイントPT4に順次移動させながら距離を測定するようにしている。
その後、フォーカスポイントをモニタ画面上の中央部に相当するポイント、つまり、撮影レンズ6aの中央部分の測距ポイントPT5に移動し、この測距ポイントPT5から被写体までの距離を測定し、その測定距離が所定の距離以内(例えば、10cm以内)であるか否かに基づいて撮影レンズ6aへの遮蔽の有無を検出するようにしている。このようにして5個の測距ポイントPT1〜PT5での距離測定が終わると、最初のポイント、つまり、左上隅部の測距ポイントPT1に移動させた後、以下、同様の動作を繰り返すようにしている。
図3は、遮蔽開始方向テーブルT1、遮蔽解除方向テーブルT2、遮蔽開始制御テーブルT3、遮蔽解除制御テーブルT4、遮蔽色制御テーブルT5を説明するための図である。図3(1)は、遮蔽開始方向テーブルT1の内容を示した図である。
この遮蔽開始方向テーブルT1は、撮影レンズ6aへの遮蔽を検出した際に、どの方向から遮蔽されたかを示す遮蔽開始方向を決定するためのテーブルで、「測距ポイント番号」、「方向」を有する構成となっている。
「測距ポイント番号」は、図2で示した測距ポイントPT1〜PT5を特定するための番号で、測距ポイントPT1〜PT5は、“1”〜“5”に対応し、測距ポイントPT1〜PT5によって遮蔽が順次検出された場合にその検出順番を示し、また、「方向」は、「測距ポイント番号」が示す順番に応じて、上下左右のどの方向から遮蔽が始まったかを示している。例えば、「測距ポイント番号」が示す順番が“1→4→5”又は“4→1→5”であれば、遮蔽開始方向は“上から”であることを示し、“2→3→5”又は“3→2→5”であれば、遮蔽開始方向は“下から”であることを示し、“1→2→5”又は“2→1→5”であれば、遮蔽開始方向は“左から”であることを示し、“4→3→5”又は“3→4→5”であれば、遮蔽開始方向は“右から”であることを示している。
図3(2)は、遮蔽解除方向テーブルT2の内容を示した図である。
この遮蔽解除方向テーブルT2は、撮影レンズ6aへの遮蔽解除を検出した際に、どの方向から遮蔽が解除されたかを示す遮蔽解除方向を決定するためのテーブルで、「測距ポイント番号」、「方向」を有する構成となっている。「測距ポイント番号」は、測距ポイントPT1〜PT5によって遮蔽の解除が順次検出された場合にその検出順番を示し、また、「方向」は、「測距ポイント番号」が示す順番に応じて、上下左右のどの方向から遮蔽解除が始まったかを示している。例えば、「測距ポイント番号」が示す順番が“5→4→1”又は“5→1→4”であれば、遮蔽解除方向は“上から”であることを示し、“5→3→2”又は“5→2→3”であれば、遮蔽解除方向は“下から”であることを示し、“5→2→1”又は“5→1→2”であれば、遮蔽解除方向は“左から”であることを示し、“5→4→3”又は“5→3→4”であれば、遮蔽解除方向は“右から”であることを示している。
図3(3)は、遮蔽開始制御テーブルT3の内容を示した図である。
この遮蔽開始制御テーブルT3は、上述の遮蔽開始方向テーブルT1を参照することで決定された遮蔽開始方向に基づいて、予め設定されている撮影に関する制御内容(画像サイズ)を変更して撮影動作を開始させるためのテーブルで、「方向」、「撮影制御設定」を有する構成となっている。「方向」は遮蔽開始方向テーブルT1を参照することで決定された遮蔽開始方向を示している。「撮影制御設定」は、撮影制御に関する設定内容を示し、図示の例では、用途別の撮影する画像サイズを示し、例えば、「方向」が“上から”であれば、通常サイズ(例えば、2048×1536画素)、“下から”であれば、最大サイズ(例えば、3264×2448画素)、“右から”であれば、ワイドサイズ(例えば、2560×1836画素)、“左から”の場合には、画像サイズはメールサイズ(例えば、640×480画素)となっている。
図3(4)は、遮蔽解除制御テーブルT4の内容を示した図である。
この遮蔽解除制御テーブルT4は、上述の遮蔽解除方向テーブルT2を参照することで決定された遮蔽解除方向に基づいて、予め設定されている撮影に関する制御内容(シャッタ制御)を変更して撮影動作を開始させるためのテーブルで、「方向」、「撮影制御設定」を有する構成となっている。「方向」は遮蔽解除方向テーブルT2を参照することで決定された遮蔽解除方向を示している。「撮影制御設定」は、撮影制御(シャッタ制御)に関する設定内容を示し、図示の例では、「方向」が“上から”であれば、通常撮影(即時撮影)、“下から”であれば、シャッタ操作から10秒後にシャッタを切る10秒セルフタイマ撮影、“右から”であれば、5秒間、高速連続撮影(連写)を行う5秒連続撮影、“左から”であれば、適性露出値とその前後の露出値で撮影する3枚露出ブラケット撮影となっている。
図3(5)は、遮蔽色制御テーブルT5の内容を示した図である。
この遮蔽色制御テーブルT5は、遮蔽色検出部9によって検出された遮蔽物の色に基づいて、予め設定されている撮影に関する制御内容(撮影モード)を変更して撮影動作を開始させるためのテーブルで、「色」、「撮影制御設定」を有する構成となっている。「色」は、遮蔽色検出部9によって検出された遮蔽物の色であり、図示の例では、“黄”、“赤”、“緑”、“その他”となっている。「撮影制御設定」は、撮影制御(撮影シーンに応じた撮影モード)に関する設定内容を示し、図示の例では、「色」が“黄”であれば、撮影シーン(人物撮影)に適した撮影モード、“赤”であれば、撮影シーン(風景撮影)に適した撮影モード、“緑”であれば、撮影シーン(夜景)に適した撮影モード、“その他”であれば、撮影シーン(通常撮影)に適した撮影モードとなっている。
図4は、デジタルレリーズフラグF1、フォーカスロックフラグF2、AEロックフラグF3、遮蔽開始方向決定済フラグF4を説明するための図である。
図4(1)は、デジタルレリーズフラグF1を示し、このフラグF1は、撮影レンズ6aへの遮蔽解除に応答してシャッタを切るか否かを示すフラグ、つまり、撮影レンズ6aが遮蔽された後の遮蔽解除のタイミングでシャッタを切る機能(以下、デジタルレリーズ機能と呼称する)をオンさせるか否かを示すフラグで、その値が“0”のときには、撮影レンズ6aへの遮蔽やその解除に応答してシャッタを切らない状態(デジタルレリーズ機能のオフ状態)を示し、“1”のときには、撮影レンズ6aへの遮蔽やその解除に応答してシャッタを切る状態(デジタルレリーズ機能のオン状態)ことを示し、撮影者操作によって任意に切り替え可能となっている。
図4(2)は、フォーカスロックフラグF2を示し、このフラグF2は、AF機能が動作可能な状態となっているか非動作状態(フォーカスロック状態)となっているかを示すフラグで、その値が“0”のときには、フォーカスロックされていない状態を示し、“1”のときには、フォーカスロックされている状態を示し、撮影者操作によって任意に切り替え可能となっている。図4(3)は、AEロックフラグF3を示し、このフラグF3は、AE機能が動作可能な状態となっているか、非動作状態(AEロック状態)となっているかを示すフラグで、その値が“0”のときには、AEロックされていない状態を示し、“1”のときには、AEロックされている状態を示し、撮影者操作によって任意に切り替え可能となっている。図4(4)は、遮蔽開始方向決定済フラグF4を示し、このフラグF4は、上述した遮蔽解除方向が決定済みであるか否かを示し、その値が“0”のときには未決定、その値が“1”のときには決定済みであることを示している。
次に、第1実施形態における撮像装置の動作概念を図5〜図8に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなど伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図5及び図6は、電源投入に応じて実行開始される撮像装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートである。
先ず、制御部1は、電源投入操作に応じて所定のメモリをクリアするなどの初期設定を行った後(図5のステップA1)、シャッタ操作が行われたかを調べたり(ステップA2)、フォーカスロック操作が行われたかを調べたり(ステップA10)、AEロック操作が行われたかを調べたり(ステップA13)、遮蔽検出部7によって撮影レンズ6aへの遮蔽が検出されたかを調べたり(図6のステップA16)、その他の操作が行われたかを調べたりする(図6のステップA40)。
その他の操作が行われたときには(ステップA40でYES)、その操作に応じた処理に移る(ステップA41)。例えば、撮影モードの選択操作、画像サイズの選択操作、10秒セルフタイマ機能の起動操作、ズーム調整操作、望遠/広角の切替操作などが行われたときには、その操作に対応して、撮影モード設定処理、画像サイズ設定処理、10秒セルフタイマ機能の起動処理、ズーム調整処理、望遠/広角切替処理などを行う。
一方、フォーカスロック操作が行われたときには(図5のステップA10でYES)、現在のフォーカス位置を保持して(ステップA11)、フォーカスロックフラグF2を“1”とした後(ステップA12)、上述のステップA2に戻る。また、AEロック操作が行われたときには(ステップA13でYES)、現在の露出値の設定を保持して(ステップA14)、AEロックフラグF3を“1”とした後(ステップA15)、上述のステップA2に戻る。
また、シャッタ操作が行われたときには(ステップA2でYES)、デジタルレリーズフラグF1を参照し、その値は“1”であるか(デジタルレリーズ機能がオンされているか)を調べ(ステップA3)、そのフラグF1が“1”であれば、このシャッタ操作を無視するために上述のステップA2に移るが、デジタルレリーズフラグF1が“0”であれば(ステップA3でNO)、現在設定されている撮影パラメータ(フォーカス位置、露出値、画像サイズ、撮影モードなど)に基づいた静止画撮影処理に移る。
すなわち、フォーカスロックフラグF2が“0”であれば(ステップA4でNO)、AF処理を行ってフォーカス位置を設定し(ステップA5)、また、AEロックフラグF3が“0”であれば(ステップA6でNO)、AE処理を行って露出値を設定した後(ステップA7)、この設定パラメータ(フォーカス位置、露出値、画像サイズ、撮影モードなど)に基づいた静止画撮影処理を行う(ステップA8)。そして、撮影後はフォーカスロックフラグF2及びAEロックフラグF3を“0”に戻した後(ステップA9)、上述のステップA2に戻る。
一方、遮蔽検出部7の検出結果に変化があった場合には、つまり、フォーカスポイントが各測距ポイントPT1〜PT5のいずれかに移動している状態において、撮影レンズ6aへの遮蔽又は遮蔽解除が検出された場合には(図6のステップA16でYES)、デジタルレリーズフラグF1を参照し、その値は“1”であるか(デジタルレリーズ機能がオンされているか)を調べる(ステップA17)。ここで、デジタルレリーズフラグF1が“0”であれば(ステップA17でNO)、今回の遮蔽検出を無効とするために図5のステップA2に戻るが、デジタルレリーズフラグF1が“1”であれば(ステップA17でYES)、遮蔽開始方向決定済フラグF4を参照し、そのフラグF4は“1(決定済み)”であるかを調べる(ステップA18)。
いま、遮蔽開始方向決定済フラグF4が“0”(未決定)であれば(ステップA18でNO)、今回の検出は、隅部の測距ポイントPT1〜PT4のいずれかが遮蔽されたのかを調べ(ステップA19)、隅部への遮蔽検出でなければ(ステップA19でNO)、後述するステップA21に移るが、いずれかの隅部への遮蔽検出であれば(ステップA19でYES)、その測距ポイント番号を一時記憶させる(ステップA20)。例えば、フォーカスポイントが測距ポイントPT1に位置している状態で遮蔽が検出されたときには、その測距ポイント番号として“1”を記憶させる。その後、ステップA21に移り、一時記憶されている測距ポイント番号の数は複数個(例えば、2個)であるかを調べ、複数個記憶されていなければ、その数の測距ポイント番号が揃うまで図5のステップA2に戻るが(ステップA21でNO)、複数個の測距ポイント番号が記憶されていれば(ステップA21でYES)、今回の検出は、中央部の測距ポイントPT5での遮蔽検出であるかを調べる(ステップA22)。
ここで、隅部の測距ポイントPT1〜PT4のいずれかで遮蔽が検出されたときには(ステップA22でNO)、今回の遮蔽検出を無効とするために図5のステップA2に戻るが、中央部の測距ポイントPT5での遮蔽検出であれば(ステップA22でYES)、つまり、一時記憶されている隅部の遮蔽検出数の数が2個で今回の遮蔽検出が中央部の測距ポイントPT5であれば、遮蔽開始方向を特定可能なために、報知部8を駆動させて遮蔽開始を検出した旨を報知させる(ステップA23)。そして、遮蔽開始処理の実行に移る(ステップA24)。
図7は、遮蔽開始処理(図6のステップA24)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、一時記憶されている隅部の各測距ポイント番号と今回検出された中央部の測距ポイント番号との組み合わせ番号に基づいて遮蔽開始方向テーブルT1を参照し(ステップB1)、この組み合わせ番号に該当する「方向」を遮断開始方向として決定した後(ステップB2)、この「方向」に基づいて遮蔽開始制御テーブルT3を参照し(ステップB3)、該当する「撮影制御設定」として“画像サイズ”を取得する(ステップB4)。更に、遮蔽色検出部9によって遮蔽物の色を検出し(ステップB5)、この遮蔽物の色に基づいて遮蔽色制御テーブルT5を参照し(ステップB6)、該当する「撮影制御設定」として“撮影シーンに応じた撮影モード”を取得する(ステップB7)。
そして、上述のステップB4及びステップA7で取得した「撮影制御設定」を表示部5に所定時間(例えば、2秒間)表示(通知)させる(ステップB8)。図9(1)は、遮蔽開始に応じて表示された「撮影制御設定」の通知内容を示し、例えば、画像サイズとして“最大サイズ”、撮影シーンとして“風景”が設定されたことがユーザに通知される。このようにして遮蔽開始に応じて「撮影制御設定」を表示させた後は、遮蔽解除時案内表示に移る(ステップB9)。すなわち、撮影レンズ6aが遮断されている状態において、その遮蔽が解除されたものとした場合に、どの方向に解除すれば、どのような「撮影制御設定」が行われるかを案内するために、遮蔽解除制御テーブルT4の内容を読み出して表示部5に表示させる処理に移る。図9(3)は、遮蔽解除に応じて表示された「撮影制御設定」の案内内容を示し、図中、4つの矢印は、遮蔽解除の方向を示し、例えば、上方向に解除すれば、“通常撮影”に設定され、下方向に解除すれば、“10秒セルフタイマ”に設定され、左方向に解除すれば、“3枚露出ブラケット撮影”に設定され、右方向に解除すれば、“5枚連続撮影”に設定されることが案内表示される。
これによって遮蔽開始処理(図6のステップA24)が終了すると、遮蔽開始方向決定済フラグF4を“1”とすると共に(ステップA25)、一時記憶されている隅部の各測距ポイント番号をクリアした後(ステップA26)、図5のステップA2に戻る。
このようにして撮影レンズ6aが遮蔽されている状態において、遮蔽検出部7の検出結果に変化があった場合、つまり、各測距ポイントPT1〜PT5のいずれかの遮蔽が解除された場合には(図6のステップA16でYES)、デジタルレリーズフラグF1が“1”であることを条件に(ステップA17でYES)、次のステップA18に移るが、いま、遮蔽開始方向決定済フラグF4は“1”(決定済み)であるから(ステップA18でYES)、今回の遮蔽解除の検出は、中央部の測距ポイントPT5での遮蔽解除であるかを調べる(ステップA27)。
いま、中央部での遮蔽解除であれば(ステップA27でYES)、その測距ポイント番号“5”を一時記憶させた後(ステップA28)、図5のステップA2に戻るが、中央部での遮蔽解除でなければ(ステップA27でNO)、中央部の測距ポイント番号“5”が一時記憶されているか、つまり、中央部の測距ポイントPT5での遮蔽解除が検出済みであるかを調べる(ステップA29)。ここで、中央部の測距ポイント番号“5”が一時記憶されていなければ(ステップA29でNO)、今回の遮蔽解除を無効とするために図5のステップA2に戻る。また、中央部の測距ポイント番号“5”が一時記憶されている状態において(ステップA29でYES)、今回の検出が隅部での遮蔽解除の検出であれば、一時記憶されている測距ポイント番号の数は複数個(例えば、2個)であるかを調べる(ステップA30)。
いま、中央部の測距ポイント番号“5”のみが記憶されているときには(ステップA30でNO)、今回の遮蔽解除が検出された隅部の測距ポイント番号を一時記憶させた後(ステップA31)、図5のステップA2に戻るが、一時記憶の測距ポイント番号の数が複数個(2個)であれば(ステップA30でYES)、遮蔽解除方向を特定可能なために、報知部8を駆動させて遮蔽解除を検出した旨を報知させる(ステップA32)。そして、遮蔽解除処理の実行に移る(ステップA33)。
図8は、遮蔽解除処理(図6のステップA33)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、制御部1は、一時記憶されている各測距ポイント番号と今回検出された測距ポイント番号との組み合わせ番号に基づいて遮蔽解除方向テーブルT2を検索し(ステップC1)、この組み合わせ番号に該当する「方向」を遮断解除方向として決定した後(ステップC2)、この「方向」に基づいて遮蔽解除制御テーブルT4を参照して(ステップC3)、該当する「撮影制御設定」として“シャッタ制御”を取得する(ステップC4)。
これによって遮蔽解除処理(図6のステップA33)が終了すると、その他の撮影制御の設定として、フォーカスロックフラグF2が“0”であれば(ステップA34でNO)、フォーカスポイントを調整するAF処理を行い(ステップA35)、また、AEロックフラグF3が“0”であれば(ステップA36でNO)、露出値を調整するAE処理を行った後(ステップA37)、設定したフォーカス位置、露出値、画像サイズ、撮影モードなどに基づいた静止画撮影処理を行う(ステップA38)。すなわち、AF機能、AE機能がロックされていれば、ロックされた状態で撮影動作を行わせ、ロックされていなければ、当該機能を動作させてAF調整やAE調整を行った後に撮影動作を行わせる。そして、撮影後は遮蔽開始方向決定済フラグF4を“0”に戻した後(ステップA39)、図5のステップA2に戻る。
以上のように、第1実施形態において制御部1は、撮像部6内の撮影レンズ6aを通して静止画撮影を行う場合に、撮影レンズ6aが遮蔽された後に当該撮影レンズ6aへの遮蔽が解除された際に静止画撮影動作を行うようにしたので、撮影レンズ6aへの遮蔽や解除によって撮影動作を制御することができると共に、写真撮影時のブレや当該撮像装置の転倒を防止することができるほか、撮影者による直感的で分かり易いアクション操作によって撮影動作を容易に制御することができるなど、利便性を高めることが可能となる
撮影レンズ6aが遮蔽された旨を報知するようにしたので、撮影者に対してシャッタを切る準備ができたことを認識させることができる。
撮影レンズ6aの遮蔽が解除されたことを報知するようにしたので、撮影者に対してシャッタが切られたことを認識させることができる。
撮影レンズ6aが遮蔽された際に、AF機能、AE機能がロックされていれば、ロックされた状態で撮影動作を行い、ロックされていなければ、当該機能を動作させてAF調整やAE調整を行った状態で静止画撮影動作を行うようにしたので、フォーカス調整、露出調整が撮影者の意図したとおりに行うことができる。
撮影レンズ6aの中央部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在しているか否かに基づいて当該撮影レンズ6aが遮蔽されているか否かを検出し、また、撮影レンズ6aの端部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在していないか否かに基づいて撮影レンズ6aへの遮蔽が解除されたか否かを検出するようにしたから、従来のように認識処理として比較的重い処理を搭載する必要はなく、簡易な処理で遮蔽とその解除を検出すことができる。
撮影レンズ6aがどの方向から遮蔽が開始されたのかの遮蔽開始方向に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して撮影動作を行うようにしたので、簡易なアクション操作によって、撮影制御の設定(画像サイズ)を変更することができる。
撮影レンズ6aがどの方向から遮蔽が解除されたのかの遮蔽解除方向に基づいて、撮影動作を行うタイミングを制御するようにしたので、簡易なアクション操作によって、例えば、通常撮影とセルフタイマ撮影などの切り替えが可能となる。
撮影レンズ6aが遮蔽された場合に、その遮蔽物の色に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して撮影動作を行うようにしたので、簡易なアクション操作によって、撮影制御の設定(撮影シーンに応じた撮影モード)を変更することができる。
オートフォーカス機能を利用して撮影レンズ6aが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別するようにしたので、特別な処理装置を追加しなくとも遮蔽、解除を判別することが可能となるため、コスト増、サイズ増を抑えることができる。
撮影レンズ6aが遮蔽された後に、撮影制御に関する設定内容を通知するようにしたので、ユーザにあっては、どのような撮影制御が行われたかを容易に知ることができる。この場合、撮影レンズ6aを遮蔽した無意味な表示に代わって、撮影制御の内容を表示させることができる。
撮影レンズ6aが遮蔽された後に、どの方向から遮蔽が解除されるかの遮蔽解除方向に基づいて静止画撮影動作を開始させるタイミングを案内表示するようにしたので、ユーザにあっては、どの方向に遮蔽を解除すれば、どのようなタイミングで撮影が開始されるのかを容易に知ることができる。この場合、撮影レンズ6aを遮蔽した無意味な表示に代わって、撮影開始タイミングを表示させることができる。
なお、上述した第1実施形態において遮蔽開始制御テーブルT3は、図3(3)に示すように遮蔽開始方向に対応する「撮影制御設定」として、撮影する際の“画像サイズ”を記憶することによって、遮蔽開始方向に応じて画像サイズを変更するようにしたが、遮蔽開始制御テーブルT3の「撮影制御設定」は、“画像サイズ”に限らず、任意であり、“シャッタ制御”であってもよい。
図10(1)は、遮蔽開始制御テーブルT3の「撮影制御設定」として“シャッタ制御”を記憶した場合を例示したもので、図示の例では、「方向」が“上から”であれば、通常撮影(即時撮影)、“下から”であれば、シャッタ操作から10秒後にシャッタを切る10秒セルフタイマ撮影、“右から”であれば、5秒間、高速連続撮影(連写)を行う5秒連続撮影、“左から”であれば、適性露出値とその前後の露出値で撮影する3枚露出ブラケット撮影となっている。このように撮影レンズ6aがどの方向から遮蔽されたのかの遮蔽開始方向に基づいて、撮影動作を開始させるタイミングを制御するようにすれば、簡易なアクション操作によって、例えば、通常撮影とセルフタイマ撮影などの切り替えが可能となる。
なお、図9(2)は、上述した図7のステップB8において表示される画面として、図9(1)の“画像サイズ”に代わって、“シャッタ制御”とした場合の画面例で、遮蔽開始方向が右からの場合には、“5枚連続撮影”が「撮影制御設定」として通知(表示)される。
このように撮影レンズ6aが遮蔽された後に、静止画撮影動作を開始させるタイミングを通知するようにすれば、ユーザにあっては、どの方向から遮蔽を開始すれば、どのようなタイミングで撮影が開始されるのかを容易に知ることができる。この場合、撮影レンズ6aを遮蔽した無意味な表示に代わって、撮影開始タイミングを表示させることができる。
上述した第1実施形態において遮蔽解除制御テーブルT4は、図3(4)に示すように遮蔽解除方向に対応する「撮影制御設定」として、“シャッタ制御”を記憶することによって、遮蔽解除方向に応じてシャッタ制御を変更するようにしたが、遮蔽解除制御テーブルT4の「撮影制御設定」は、“シャッタ制御”に限らず、任意であり、“画像サイズ”であってもよい。
図9(2)は、遮蔽解除制御テーブルT4の「撮影制御設定」として“画像サイズ”を記憶した場合を例示したもので、図示の例では、用途別の撮影する画像サイズを示し、例えば、「方向」が“上から”であれば、通常サイズ、“下から”であれば、最大サイズ
“右から”であれば、ワイドサイズ、“左から”の場合には、画像サイズはメールサイズとなっている。このように撮影レンズ6aがどの方向から遮蔽が解除されたのかの遮蔽解除方向に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して撮影動作を開始させるようにしたので、簡易なアクション操作によって、撮影制御の設定(画像サイズ)を変更することができる。
なお、図9(4)は、上述した図7のステップB9において表示される画面として、図9(3)の“シャッタ制御”に代わって、“画像サイズ”とした場合の画面例で、遮蔽解除方向に対応付けて「撮影制御設定」として“画像サイズ”が案内表示される。
このように撮影レンズ6aが遮蔽された後に、どの方向から遮蔽が解除されるかの遮蔽解除方向に基づいて撮影制御に関する設定内容を案内するようにすれば、どの方向から遮蔽を解除すれば、ユーザにあっては、どの方向に遮蔽を解除すれば、どのような撮影制御が行われるのかを容易に知ることができる。この場合、撮影レンズ6aを遮蔽した無意味な表示に代わって、撮影制御の内容を表示させることができる。
上述した第1実施形態においては、撮影レンズ6aへの遮蔽が検出されている状態において、その遮蔽の解除が検出された際に、シャッタを即座に切るように制御するようにしたが、遮蔽解除を検出してから1秒後や2秒後にシャッタを切るように制御してもよい。
(実施形態2)
以下、この発明の第2実施形態について図11及び図12を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、撮影レンズ6aがどの方向から遮蔽が解除されたのかの遮蔽解除方向に基づいて、撮影動作を開始させるタイミングを制御するようにしたが、この第2実施形態においては、撮影レンズ6aが遮蔽されている時間を計測し、その遮蔽時間に応じて撮影動作を開始させるタイミングを制御するようにしたものである。
ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
第2実施形態において制御部1は、撮影レンズ6aへの遮蔽開始を検出すると、タイマ動作を開始させ、その遮蔽の解除が検出されると、タイマ動作を停止させることによって遮蔽開始から遮蔽解除までの計測時間を遮蔽時間として求め、この遮蔽時間に基づいて、図11に示す遮蔽解除制御テーブルT4を参照することによって、遮蔽時間に対応する「撮影制御設定」を取得するようにしている。
図11は、第2実施形態における遮蔽解除制御テーブルT4を説明するための図である。
遮蔽解除制御テーブルT4は、遮蔽開始から遮蔽解除までの「遮蔽時間」に対応して「撮影制御設定」を記憶する構成となっている。この「撮影制御設定」は、撮影制御(シャッタ制御)に関する設定内容を示し、図示の例では、「遮蔽時間」が“0〜2秒”であれば、即時撮影、“2〜10秒”であれば、その遮蔽時間経過後にシャッタを切るセルフタイマ撮影、“10秒以上”であれば、10秒後にシャッタを切るセルフタイマ撮影となっている。
図12は、図6に代わるフローチャート、すなわち、図5に続くフローチャートであり、図5に示した動作は、第1実施形態と同様であるため、その説明は、省略するものとする。
先ず、制御部1は、遮蔽検出部7の検出結果に変化があった場合、つまり、フォーカスポイントが各測距ポイントPT1〜PT5のいずれかに移動している状態において、撮影レンズ6aへの遮蔽又は遮蔽解除が検出されたときには(図12のステップA100でYES)、デジタルレリーズフラグF1を参照し、その値は“1”であるか(デジタルレリーズ機能がオンされているか)を調べ(ステップA101)、デジタルレリーズフラグF1が“0”であれば(ステップA101でNO)、今回の検出を無効とするために図5のステップA2に戻るが、デジタルレリーズフラグF1が“1”であれば(ステップA101でYES)、中央部の測距ポイントPT5での遮蔽検出であるかを調べる(ステップA102)。
ここで、中央部での遮蔽検出であれば(ステップA102でYES)、遮蔽開始と判断してタイマ計測動作を開始させた後(ステップA103)、図5のステップA2に戻る。また、中央部での遮蔽検出でなければ(ステップA102でNO)、タイマ計測中であるか(遮蔽中であるか)を判別し(ステップA104)、タイマ計測中でなければ(ステップA104でNO)、今回の検出を無効とするために図5のステップA2に戻るが、タイマ計測中であれば(ステップA104でYES)、各測距ポイントPT1〜PT5の全ての遮蔽が解除されたかを調べる(ステップA105)。ここで、いずれか一つでも遮蔽中であれば(ステップA105でNO)、図5のステップA2に戻ってタイマ計測動作を継続させるが、全ての遮蔽が解除されたときには(ステップA105でYES)、タイマ計測動作を停止させる(ステップA106)。
そして、このタイマの計測時間を遮蔽開始から遮蔽解除までの遮蔽時間として取得した後(ステップA107)、この遮蔽時間に基づいて遮蔽解除制御テーブルT4を参照する(ステップA108)。これによって、この遮蔽時間に対応する「撮影制御設定」として“シャッタ制御”を取得した後(ステップA109)、この設定したシャッタ制御などに基づいた静止画撮影処理を行う(ステップA110)。その後、図5のステップA2に戻る。なお、遮蔽検出部7の検出結果に変化がなければ(ステップA100でNO)、その他の操作が行われたかを調べ(ステップA112)、その他の操作が行われたときには(ステップA112でYES)、上述した第1実施形態と同様に、その操作に応じた処理に移る(ステップA113)。
以上のように、第2実施形態においては、撮影レンズ6aが遮蔽されてからその遮蔽が解除されるまでの遮蔽時間を計測し、この遮蔽時間に基づいて、撮影動作を開始させるタイミングを制御するようにしたので、簡単な操作によって、例えば、セルフタイマの時間を制御することができ、撮影者の意図するタイミングで撮影することが可能となる。
遮蔽時間が所定時間以内の場合には、遮蔽が解除された際に静止画撮影動作を即時に開始させ、所定時間を越える場合には、遮蔽が解除されてから遮蔽時間が経過した際に静止画撮影動作を開始させるようにしたので、遮蔽時間に応じたセルフタイマ撮影が可能となる。
オートフォーカス機能を利用して撮影レンズ6aが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別するようにしたので、特別な処理装置を追加しなくとも遮蔽、解除を判別することが可能となるため、コスト増、サイズ増を抑えることができる。
なお、上述した第2実施形態においても、撮影レンズ6aが遮蔽された旨を報知したり、その遮蔽が解除されたことを報知したりするようにしてもよい。この場合、図12のステップA102に続いて、遮蔽報知処理を挿入し、また、ステップA105に続いて遮蔽解除報知処理を挿入すれば実現可能となる。また、第2実施形態においても、フォーカスロック制御、AE制御を行うようにしてもよい。この場合、図12のステップA109に続いて、フォーカスロックフラグF2が“0”であれば、フォーカスポイントを調整するAF処理を行い、また、AEロックフラグF3が“0”であれば、露出値を調整するAE処理を行うようにすればよい。
(実施形態3)
以下、この発明の第3実施形態について図13を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、シャツタ操作に代わり、撮影レンズ6aへの遮蔽とその解除に応答してシャッタを切るタイミングを制御するようにしたが、この第3実施形態においては、シャツタ操作が行われた際に撮影レンズ6aが遮蔽されているか否かに応じてシャッタを切るタイミングを制御するようにしたものである。
ここで、第1・第3実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第3実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図13は、第3実施形態において電源投入に応じて実行開始される撮像装置の全体動作のうち、第3実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートである。
先ず、制御部1は、電源投入操作に応じて所定のメモリをクリアするなどの初期設定を行った後(図13のステップD1)、シャッタ操作が行われたかを調べたり(ステップD2)、その他の操作が行われたかを調べたりする(ステップD7)。その他の操作が行われたときには(ステップD7でYES)、上述した第1実施形態と同様に、その操作に応じた処理に移る(ステップD8)。
いま、シャッタ操作が行われたときには(ステップD2でYES)、デジタルレリーズフラグF1を参照し、その値は“1”であるか(デジタルレリーズ機能がオンされているか)を調べ(ステップD3)、デジタルレリーズフラグF1が“0”であれば(ステップD32でNO)、設定したフォーカス位置、露出値、画像サイズ、撮影モードなどに基づいた静止画撮影処理を行う(ステップD6)。
また、デジタルレリーズフラグF1が“1”であれば(ステップD3でYES)、各測距ポイントPT1〜PT5のうち、いずれかの測距ポイントが遮蔽されたかを調べ(ステップD4)、シャッタ操作時にいずれも遮蔽されていなければ(ステップD4でNO)、シャッタ操作に応答して静止画撮影動作を行うが(ステップD6)、そのいずれかが遮蔽されているときには(ステップD4でYES)、全ての遮蔽が解除されたかを調べ(ステップD5)、いずれか一つでも遮蔽中であれば(ステップD5でNO)、その全ての遮蔽が解除されるまで待機状態となる。いま、全ての遮蔽が解除されたことを条件に(ステップD5でYES)、静止画撮影動作を行う(ステップD6)。
以上のように、第3実施形態においては、シャッタ操作時に撮影レンズ6aが遮蔽されていれば、撮影動作を保留し、その遮蔽が解除された際に撮影動作を行うようにしたので、例えば、動作モードを変更するなどの操作を行わなくても、撮影レンズ6aへの遮蔽解除という簡易なアクション操作によって、シャッタを切ることができる。
オートフォーカス機能を利用して撮影レンズ6aが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別するようにしたので、特別な処理装置を追加しなくとも遮蔽、解除を判別することが可能となるため、コスト増、サイズ増を抑えることができる。
なお、上述した第3実施形態においても、撮影レンズ6aが遮蔽された旨を報知したり、その遮蔽が解除されたことを報知したりするようにしてもよい。この場合、図13のステップD4に続いて、遮蔽報知処理を挿入し、また、ステップD5に続いて遮蔽解除報知処理を挿入すれば実現可能となる。また、第3実施形態においても、フォーカスロック制御、AE制御を行うようにしてもよい。この場合、図13のステップD5に続いて、フォーカスロックフラグF2が“0”であれば、フォーカスポイントを調整するAF処理を行い、また、AEロックフラグF3が“0”であれば、露出値を調整するAE処理を行うようにすればよい。また、第1実施形態で示したように遮蔽開始方向、遮蔽解除方向を検出してその方向に応じた制御を第3実施形態においても行うようにしてもよい。この場合、図13のステップD5に続いて、方向に応じた制御処理を挿入すれば実現可能となる。
(実施形態4)
以下、この発明の第4実施形態について図14を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、静止画撮影を行う場合を例示したが、この第4実施形態においては、動画撮影を行う場合を例示したものである。ここで、第1・第4実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第4実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
この第4実施形態においては、撮影レンズ6aが掌などで遮蔽されている間、動画撮影動作を停止させ、その遮蔽が解除されている間、動画撮影動作を開始させるように制御するようにしたものである。
図14は、第4実施形態において電源投入に応じて実行開始される撮像装置の全体動作のうち、第4実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートである。
先ず、制御部1は、電源投入操作に応じて所定のメモリをクリアするなどの初期設定を行った後(図14のステップE1)、動画撮影の開始を指示する開始操作が行われたかを調べたり(ステップE2)、動画撮影の終了を指示する終了操作が行われたかを調べたり(ステップE7)、動画撮影中であるかを調べたり(ステップE9)、動画撮影の一時停止中であるかを調べたり(ステップE13)、その他の操作が行われたかを調べたりする(ステップE16)。いま、その他の操作が行われたときには(ステップE16でYES)、操作に応じた処理として、例えば、ズーム調整操作などを行う(ステップE17)。
いま、動画撮影開始操作が行われたときには(ステップE2でYES)、デジタルレリーズフラグF1を参照し、その値は“1”であるか(デジタルレリーズ機能がオンされているか)を調べ(ステップE3)、デジタルレリーズフラグF1が“0”であれば(ステップE3でNO)、設定したフォーカス位置、露出値、画像サイズ、撮影モードなどに基づいて動画撮影動作を開始させる(ステップE6)。また、デジタルレリーズフラグF1が“1”であれば(ステップE3でYES)、各測距ポイントPT1〜PT5のうち、いずれかの測距ポイントが遮蔽されたかを調べ(ステップE4)、いずれも遮蔽されていなければ(ステップE4でNO)、動画撮影動作を開始させるが(ステップE6)、いずれかが遮蔽されていれば(ステップE4でYES)、各測距ポイントPT1〜PT5の全ての遮蔽が解除されたかを調べ(ステップE5)、いずれか一つでも遮蔽中であれば、その全てが遮蔽の解除が検出されるまで待機状態となる。いま、全てが遮蔽解除を検出したときにきには(ステップE5でYES)、動画撮影動作を開始させる(ステップE6)。
このようにして動画撮影動作を開始させた後は、上述のステップE9で動画撮影中であることが検出されるため、次のステップE10に移り、いずれかの測距ポイントが遮蔽されたかを調べ、いずれも遮蔽されていなければ(ステップE10でNO)、動画撮影動作をそのまま継続させるためにステップE2に戻る。また、いずれかが遮蔽されていれば(ステップE10でYES)、デジタルレリーズフラグF1を参照し、その値は“1”であるかを調べ(ステップE11)、デジタルレリーズフラグF1が“0”であれば(ステップE11でNO)、動画撮影動作をそのまま継続させるためにステップE2に移るが、“1”であれば(ステップE11でYES)、動画撮影動作を一時停止させた後(ステップE12)、上述のステップE2に戻る。
このようにして動画撮影動作を一時停止させた後は、上述のステップE13で停止中であることが検出されるため(ステップE13でYES)、次のステップE14に移り、各測距ポイントPT1〜PT5の全ての遮蔽が解除されたかを調べ、いずれか一つでも遮蔽中であれば、その全てが遮蔽の解除が検出されるまで待機状態となるが、その全ての遮蔽が解除されたときには(ステップE14でYES)、動画撮影動作を再開させた後(ステップE15)、上述のステップE2に戻る。なお、撮影再開時は遮蔽の開始を認識した個所まで映像を戻して、遮蔽物が撮影されていないようにしている。すなわち、動画撮影中に撮影レンズ6aを遮蔽すると、撮影が一時停止するまでの間、遮蔽物が映し込まれてしまうため、その後の撮影再開時には、撮影記録位置を遮蔽物が映し込まれている部分まで遡って上書き撮影を行うようにしている。
次に、動画撮影終了操作が行われた場合には(ステップE7でYES)、動画撮影終了処理を行った後(ステップE8)、上述のステップE2に戻る。
以上のように、第4実施形態においては、撮影レンズ6aが遮蔽されている間、動画撮影動作を停止させ、撮影レンズ6aへの遮蔽が解除されている間、動画撮影動作を行うようにしたので、動画撮影時も、撮影時のブレや、当該撮像装置の転倒を防止することができると共に、撮影レンズ6aへの遮蔽を解除している間だけ撮影動作を継続するという、直感的に分かり易い動作で動画撮影を制御することが可能となる。
動画撮影開始操作時に撮影レンズ6aが遮蔽されている間、動画撮影動作の開始を保留し、その遮蔽が解除された際に撮影動作を行うようにしたので、例えば、動作モードを変更するなどの操作を行わなくても、撮影レンズ6aへの遮蔽解除という簡易なアクション操作によって、動画撮影を開始させることができる。
オートフォーカス機能を利用して撮影レンズ6aが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別するようにしたので、特別な処理装置を追加しなくとも遮蔽、解除を判別することが可能となるため、コスト増、サイズ増を抑えることができる。
なお、上述した第4実施形態においても、撮影レンズ6aが遮蔽された旨を報知したり、その遮蔽が解除されたことを報知したりするようにしてもよい。この場合、図14のステップE4に続いて、遮蔽報知処理を挿入し、また、ステップE5に続いて遮蔽解除報知処理を挿入すれば実現可能となる。
また、上述した各実施形態において遮蔽検出部7は、各測距ポイントPT1〜PT5で被写体までの距離を測定し、その測定距離が所定の距離以内(例えば、10cm以内)であるか否かに基づいて当該ポイントでの遮蔽の有無を検出するようにしたが、この所定の距離以内は、任意であり、撮影者の操作によって任意に設定可能としてもよい。
また、上述した各実施形態においては、遮蔽検出部7としてコントラスト検出方式のAF機能を兼用するようにしたが、上述したように位相差検出方式、アクティブ方式を採用するようにしてもよいが、アクティブ方式を採用した場合には、照射部を振らせることによって、フォーカスポイントを左上隅部の測距ポイントPT1、左下隅部の測距ポイントPT2、右下隅部の測距ポイントPT3、右上隅部の測距ポイントPT4に順次移動させた後、中央部の測距ポイントPT5に移動させてから最初の位置、つまり、左上隅部の測距ポイントPT1に戻すようにすればよい。また、上述した各実施形態においては、遮蔽検出部7としてAF機能を兼用するようにしたが、専用の遮蔽検出部7を設けるようにしてもよい。また、各測距ポイントPT1〜PT5に相当する位置に専用の遮蔽検出部7を個別に設けるようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、撮像装置としてデジタルカメラに適用した場合を示したが、カメラ機能付きの携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDA、音楽プレイヤー、それらの複合機など、任意の装置であってもよい。
上述した各実施形態において示した“装置”や“機”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 制御部
3 記憶部
4 操作部
6 撮像部
6a 撮影レンズ
7 遮蔽検出部
8 報知部
9 遮蔽色検出部
F1 デジタルレリーズフラグ
F2 フォーカスロックフラグ
F3 AEロックフラグ
F4 遮蔽開始方向決定済フラグ
T1 遮蔽開始方向テーブル
T2 遮蔽解除方向テーブル
T3 遮蔽開始制御テーブル
T4 遮蔽解除制御テーブル
T5 遮蔽色制御テーブル

Claims (19)

  1. 撮影レンズを通して静止画像の撮影を行う撮像装置であって、
    前記撮影レンズが遮蔽されたか否かを判別する遮蔽判別手段と、
    この遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、当該撮影レンズへの遮蔽が解除されたか否かを判別するとともに、前記撮影レンズが遮蔽されてからその遮蔽が解除されるまでの遮蔽時間を更に判別する解除判別手段と、
    この解除判別手段によって判別された遮蔽時間が所定時間以内の場合には、前記解除判別手段によって遮蔽が解除されたと判別された際に静止画撮影動作を即時に開始させ、前記所定時間を越える場合には、前記遮蔽が解除されてから前記遮蔽時間が経過した際に静止画撮影動作を開始させる撮影制御手段と、
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記遮蔽判別手段により撮影レンズが遮蔽されたと判別された際に、その旨を報知する報知手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記解除判別手段によって撮影レンズの遮蔽が解除されたと判別された際に、その旨を報知する報知手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 少なくともフォーカス調整機能、露出調整機能のいずれかが機能ロック状態であるか否かを判別するロック判別手段を更に備え、
    前記撮影制御手段は、前記ロック判別手段によって機能ロック状態であると判別された場合には、その機能ロック状態で撮影動作を開始させ、機能ロック状態でないと判別された場合には、当該機能を動作させた状態で静止画撮影動作を開始させる、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記遮蔽判別手段は、前記撮影レンズの中央部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在しているか否かに基づいて当該撮影レンズが遮蔽されているか否かを判別し、
    前記解除判別手段は、前記撮影レンズの端部分を基準として所定の距離以内に遮蔽物が存在していないか否かに基づいて当該撮影レンズへの遮蔽が解除されたか否かを判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記遮蔽判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が開始されたのかの遮蔽開始方向を更に判別し、
    前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽開始方向に基づいて、静止画撮影動作を開始させるタイミングを更に制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、どの方向から遮蔽が開始されたのかの遮蔽開始方向に基づいて前記撮影制御手段によって制御される静止画撮影動作を開始させるタイミングを通知する通知手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記遮蔽判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が開始されたのかの遮蔽開始方向を更に判別し、
    前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽開始方向に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して静止画撮影動作を開始させる、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記解除判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が解除されたのかの遮蔽解除方向を更に判別し、
    前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽解除方向に基づいて、静止画撮影動作を開始させるタイミングを更に制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  10. 前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、どの方向から遮蔽が解除されるのかの遮蔽解除方向に基づいて前記撮影制御手段によって制御される静止画撮影動作を開始させるタイミングを案内する案内手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記解除判別手段は、前記撮影レンズがどの方向から遮蔽が解除されたのかの遮蔽解除方向を更に判別し、
    前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された撮影レンズの遮蔽解除方向に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して静止画撮影動作を開始させる、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  12. 前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、どの方向から遮蔽が解除されるのかの遮蔽解除方向に基づいて前記撮影制御手段によって制御される撮影制御に関する設定内容を案内する案内手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記遮蔽判別手段は、撮影レンズが遮蔽された場合に、その遮蔽物の色を更に判別し、
    前記撮影制御手段は、前記遮蔽判別手段によって判別された遮蔽物の色に基づいて、予め設定されている撮影制御に関する設定内容を変更して静止画撮影動作を開始させる、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  14. 前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、前記撮影制御手段によって制御される撮影制御に関する設定内容を通知する通知手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項8、請求項13のいずれかに記載の撮像装置。
  15. 静止画撮影の開始を指示する撮影開始操作を行う操作手段を更に備え、
    前記遮蔽判別手段は、前記操作手段による撮影開始操作時に撮影レンズが遮蔽されているか否かを判別し、
    前記撮影制御手段は、前記操作手段による撮影開始操作時に前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されていると判別された際には静止画撮影動作の開始を保留し、前記解除判別手段によって撮影レンズへの遮蔽が解除されたと判別された際には静止画撮影動作を開始させる、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  16. 前記遮蔽判別手段及び解除判別手段は、オートフォーカス機能を利用して前記撮影レンズが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の撮像装置。
  17. 動画撮影の開始を指示する操作手段を更に備え、
    前記撮影制御手段は、前記操作手段により動画撮影の開始が指示された場合、前記静止画撮影動作に代えて、前記遮蔽判別手段によって撮影レンズが遮蔽されていると判別されている間、動画撮影動作を停止させ、前記解除判別手段によって撮影レンズへの遮蔽が解除されていると判別されている間、動画撮影動作を開始させ
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  18. 前記遮蔽判別手段及び解除判別手段は、オートフォーカス機能を利用して前記撮影レンズが遮蔽されているかその遮蔽が解除されたかを判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. コンピュータに対して、
    撮影レンズが遮蔽されたか否かを判別する機能と、
    前記撮影レンズが遮蔽されたと判別された後に、当該撮影レンズへの遮蔽が解除されたか否かを判別する機能と、
    前記撮影レンズが遮蔽されてからその遮蔽が解除されるまでの遮蔽時間を更に判別する機能と、
    前記遮蔽時間が所定時間以内の場合には、前記遮蔽が解除されたと判別された際に静止画撮影動作を即時に開始させ、前記所定時間を越える場合には、前記遮蔽が解除されてから前記遮蔽時間が経過した際に静止画撮影動作を開始させる機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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