JP5511478B2 - 毛髪用コ−ム - Google Patents

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Description

本発明は、染毛剤、染毛料、あるいは縮毛矯正剤を毛髪に塗布して染毛または縮毛矯正
せしめるさいに使用する、毛髪用コ−ムに関する。
従来、毛髪を染毛する方法として一般的に使用されているものは、2剤型酸化染毛剤お
よび酸性染料を用いた酸性染毛料がある。そして、その塗布方法は、染毛剤の場合は過酸
化水素やアルカリによる皮膚刺激を避けるために、地肌に付かないように根元から少し離
し、毛髪にハケまたは染毛用コ−ムを用いて塗布することが一般的である。しかしながら
、頭皮に近い根元部の毛髪、頭髪の産毛及び生え際に塗布することは非常に難しく、常に
高度の技術が必要とされていた。
また、酸性染毛料の場合は、薬剤が頭皮に付いた場合、頭皮を染着しやすく、簡単に除
去することができないという大きな問題点があり、さらに、縮毛矯正剤の場合においても
、クリ−ムやゲル状の第1剤中に含まれる還元剤やアルカリ剤等により、毛根部や頭皮の
損傷を避けるために地肌より約1cm程度離して塗布することが一般的となっている。
さらに、毛髪は3〜6年の寿命があり、発生期、成長期、退行期、休止期の順にヘアサ
イクルを繰り返しており、成長速度は1ケ月に約1cm程度伸長する。このため、染毛及
び縮毛矯正を施した毛髪は、1〜2ケ月に1度必ず根元部の毛髪を染毛あるいは縮毛矯正
を施す必要がある。したがって、毛髪の根元部を処理することは、理美容にとり非常に重
要な位置づけとなっており、高度な技術が求められている。理美容の技術者にとって染毛
剤・染毛料や縮毛矯正剤が地肌に付かないように塗布するために、特に毛髪の根元部、産
毛および生え際を処理することは繊細な作業であり熟練を要し、高度な技術が必要となっ
ている。
ところで、染毛剤や縮毛矯正剤等を毛髪に塗布して染めるさいには、一般に毛髪用コ−
ムが使用されている。そして、かかる毛髪用コ−ムとしては、例えば、細長な基台に所要
数の櫛歯を並設して櫛歯部が形成されると共に、該基台の一端部に先細状の把持部が一体
形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記毛髪用コ−ムを使用して染毛剤や縮毛矯正剤等を毛髪に施術するさいには、先ず、
コ−ムの先細把持部を用いて毛髪を約1cm幅でスライスし、コ−ムに染毛剤や縮毛矯正
剤等を付け、余分な薬液は取り除いた後、スライスした毛髪の根元部分からコ−ムで塗布
する操作を繰り返し行い、全頭を染着せしめるものである。
特開平9−308520号公報(第5頁、図5)
ところで、上記従来の毛髪用コ−ムは、コ−ムの強度を持たすために基台および各櫛歯
根元部が厚く形成されており、通常、基台の厚さが3.0mm〜4.5mmおよび櫛歯根
元部の厚さが3.0mm〜4.0mm、櫛歯先端部の厚さが0.6mm〜1.0mmと厚
肉状に形成されている。このように、従来の毛髪用コ−ムは、基台及び櫛歯根元部が厚い
ために頭皮や櫛歯先端部が見にくいばかりでなく、頭皮に近い根元部の毛髪及び頭髪の産
毛や生え際を処理する際に肉眼で確認しずらく、細かい作業を行なうことが非常に難しい
という問題があった。さらに、染毛剤や縮毛矯正剤等の付着量やコ−ムで毛髪を梳く量を
考慮して櫛歯の厚さや櫛歯の幅、および櫛歯間の幅を形成していないため、頭皮に近い根
元部の毛髪および頭髪の産毛や生え際を処理する際に根元部の一箇所に多量に薬剤が付着
し、頭皮を染着したり、染毛や縮毛矯正効果が不均一になりやすいという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、従来例の課題を解決し、染毛剤・染
毛料、又は縮毛矯正剤が頭皮に付着することなく、かつ、限りなく頭皮に近い根元部の毛
髪、頭髪の産毛および生え際に塗布することができる効果を有し、毛髪を綺麗に染毛また
は縮毛を伸ばすことが出来る、毛髪用コ−ムを提案することにある。
上記の目的を達成するため、本願請求項1記載の発明は、細長な基台に所要数の略テ
−パ状櫛歯を並設して櫛歯部が形成されると共に、該基台の一端部に先細状の把持部が一
体形成されてなる毛髪用コ−ムであって、上記基台および各櫛歯の根元部厚さが0.8m
m〜2.0mm、各櫛歯の先端部厚さが0.3mm〜0.8mm、把持部の厚さが2.0
mm〜3.5mmと各々薄肉状に設定されてなることを特徴とする、毛髪用コ−ムを要旨
とするものである。
本願請求項2記載の発明は、各櫛歯の幅が0.3mm〜0.7mm、相隣る櫛歯間の幅
が0.7mm〜1.2mmであることを特徴とする、請求項1記載の毛髪用コ−ムを要旨
とするものである。
本願請求項1記載の発明は、上述のように、従来例に比して基台、各櫛歯の根元部、各
櫛歯の先端部、及び把持部の厚さが各々薄肉状に形成されているから、使用時には肉眼で
頭皮や根元部を容易に確認することが出来るものであって、ひいては、染毛剤・染毛料、
または縮毛矯正剤が頭皮に付着することなく、かつ、限りなく頭皮に近い根元部の毛髪及
び頭髪の産毛や生え際に均一に塗布することが出来、根元部の毛髪を限りなく頭皮近くか
ら染毛や縮毛矯正することができるものである。
本願請求項2記載の発明は、上述のように、各櫛歯の幅や相隣る櫛歯間の幅が適正に設
定されているから、毛髪への塗布量と毛髪の梳く量を適正に調整することが出来るもので
あって、ひいては、根元部の毛髪表面に均一に塗布することが出来るものである。
本発明の一実施例を示す側面図である。 本発明の一実施例を示す平面図である。 図1のI−I線に沿う拡大断面図である。 図1のII−II線に沿う拡大断面図である。 図1のA部拡大側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を図面に示す一実施例に基づいて説明する。
図1乃至図5は本発明の一実施例を示すもので、同図中、1は毛髪用コ−ム、2は該コ
−ム1を構成する細長な基台、3は該基台2の長手方向に沿って所要数の略テ−パ状櫛歯
4を並設することにより構成された櫛歯部、5は上記基台2の一端部に一体形成された先
細状の把持部である。
そして、上記基台2はその厚さD1が0.8mm〜2.0mmであり、特に好ましくは
、1.2mm〜1.5mmである。基台2の厚さD1が0.8mm未満では、毛髪に染毛
剤・染毛料、または縮毛矯正剤を塗布するとき、コ−ム1の弾力が毛髪の弾力に負けてし
まい、逆に塗布しづらいだけでなく、操作性が悪く細かい作業が出来ない。また、2.0
mmを越えると、死角の範囲が広がり、地肌とコ−ム1の櫛歯4先端部を肉眼にて確認す
ることが出来ないため細かい作業が不可能である。
各櫛歯4の根元部厚さD2は、0.8mm〜2.0mmであり、特に好ましくは、1.
2mm〜1.5mmである。櫛歯4の根元部の厚さD2が0.8mm未満では、櫛歯4が
折れ易いだけでなく、櫛歯4間の染毛剤、染毛料、または縮毛矯正剤の薬剤量が少くなり
、毛髪の染着及び縮毛矯正効果が弱くなる。また、2.0mmを越えると櫛歯4間の染毛
剤・染毛料、または縮毛矯正剤の薬剤料が多くなり過ぎるため塗布量が増え、頭皮に付着
したり刺激を与えることとなる。
櫛歯4先端部の厚さD3は、0.3mm〜0.8mmであり、特に好ましくは、0.4
mm〜0.6mmである。櫛歯4の先端部の厚さD3が0.3mm未満では、櫛歯4が折
れ易いだけでなく、櫛歯4間の染毛剤、染毛料、または縮毛矯正剤の薬剤量が少くなり、
毛髪の染着及び縮毛矯正効果が弱くなる。また、0.8mmを越えると櫛歯4間の染毛剤
・染毛料、または縮毛矯正剤の薬剤量が多くなり過ぎるため、毛髪の根元部の塗布量が増
え、頭皮に染着したり刺激を与えることとなる。
把持部5の厚さD4は、2.0mm〜3.5mmであり、特に好ましくは、2.5m
m〜3.0mmである。把持部5の厚さD4が2.0mm未満では、毛髪に染毛剤・染毛
料、または縮毛矯正剤を塗布するとき、弾力がなく操作しにくく、手のフィット感が悪い
。また、3.5mmを越えると、柔軟性がなく、硬すぎるため操作性が悪い。また、把持
部5の形状は、少し丸味を帯びていると手からコ−ムが滑り落ちやすいため、フラット状
に形成することによりフィット感がよく、手からコ−ムが滑り落ちにくい。
さらに、櫛歯4の幅W1は、0.3mm〜0.7mmであり、特に好ましくは、0.4
mm〜0.5mmである。櫛歯4の幅W1が0.3mm未満では、歯の強度が弱く、形成
も困難である。また、0.7mmを越えるとコ−ムで毛髪を梳く量が多くなり、染毛剤ま
たは縮毛矯正剤が毛髪表面に均一に付着せず、不均一な染着となる。
櫛歯4間の幅W2は、0.7mm〜1.2mmであり、特に好ましくは、0.8mm〜
1.0mmである。櫛歯4間の幅W2が0.7mm未満では、染毛剤・染毛料、または縮
毛矯正剤が毛髪に付着する量が少なくなり、染毛または縮毛矯正効果が弱くなる。また、
1.2mmを越えると頭皮に近い根元部および産毛や生え際の毛髪に付着する量が多くな
り、頭皮に付着しやすくなって好ましくない。
その他、本発明の毛髪用コ−ム1の材質としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリアミド、ポリアセタ−ル、フェノ−ル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、フッ素樹脂、天然ゴム、ブチルゴム、シリコ−ン系樹脂、アクリル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、塩化ビニル系樹脂、竹、および金属等を挙げることが出来る。
次に、表1に示す寸法に形成せしめた実施例1〜3の毛髪用コ−ム、及び比較例1・2
の毛髪用コ−ムにより染毛剤、染毛料および縮毛矯正剤を毛髪に施術し、頭皮の見えやす
さ、根元部の塗布しやすさ、産毛・生え際の塗布しやすさ、頭皮への付着性、把持部5の
持ちやすさ、塗付時の均一性、染毛および縮毛矯正効果について評価試験を行い、その結
果を表2に示す。
なお、染毛剤・染毛料、および縮毛矯正剤は次の組成により調製し、また、評価試験は
次の試験方法、評価基準により評価した。
Figure 0005511478
Figure 0005511478
<染毛剤>
第1剤
セトステアリルアルコ−ル 10.0%
臭化ステアリルトリメチルアンモニウム(70%) 3.0%
ポリオキシエチレンセチルエ−テル 5.0%
パラフェニレンジアミン 1.0%
レゾルシン 0.5%
パラアミノフェノ−ル 0.3%
アンモニア水(25%) 5.0%
エデト酸ナトリウム 0.1%
イオン交換水 75.1%
第2剤
セチルアルコ−ル 3.0%
ポリオキシエチレンセチルエ−テル 0.5%
塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.0%
過酸化水素水(35%) 17.0%
エデト酸ナトリウム 0.3%
イオン交換水 78.2%
染毛剤は、上記第1剤と第2剤を1:1で混合し、コ−ム実施例および比較例に用いた。
<染毛料>
ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.0%
ベンジルアルコ−ル 7.0%
エタノ−ル 10.0%
クエン酸 3.0%
赤色106号 0.05%
黒色401号 0.1%
黄色403(1)号 0.1%
イオン交換水 77.75%
<縮毛矯正剤>
第1剤
セチルアルコ−ル 4.0%
流動パラフィン 1.0%
ポリオキシエチレンセチルエ−テル 2.0%
塩化セチルトリメチルアンモニウム(63%) 0.5%
チオグリコ−ル酸アンモニウム(50%) 13.0%
アンモニア水(25%) 2.5%
エデト酸ナトリウム 0.1%
イオン交換水 76.9%
<頭皮の見えやすさ>
上記に示す染毛剤の第1剤と第2剤組成物を1:1の割合でカップの中で混合し、実施
例1〜3、および比較例1・2のコ−ム1の先細把持部5で毛髪を約1cm幅にスライス
する。つぎに、染毛剤の混合物をコ−ム1に取り、コ−ム1表面の余分な薬剤をカップの
縁で取り除いた後、毛髪の根元部に塗布する際に、肉眼での頭皮および櫛歯4先端部の見
え方について、10名の専門パネラ−により下記の4つの段階で評価した。
〔評価〕
◎:スライスした場所の頭皮がよく見える。
○:スライスした場所の頭皮が見える。
△:スライスした場所の頭皮がやや見える。
×:スライスした場所の頭皮が見えない。
<根元部への塗布しやすさ>
上記に示す染毛剤の第1剤と第2剤組成物を1:1の割合でカップの中で混合し、実施
例1〜3、比較例1・2のコ−ム1でもって上記と同様に施術し、毛髪の根元部に塗布す
る際の塗布しやすさについて、10名の専門パネラ−により下記の4つの段階で評価した
。また、上記に示した縮毛矯正剤組成物について、上述した評価方法と同様に評価した。
〔評価〕
◎:根元部に非常に塗布しやすい。
○:根元部に塗布しやすい。
△:根元部にやや塗布しにくい。
×:根元部に塗布しにくい。
<産毛・生え際への塗布しやすさ>
上記に示す染毛剤の第1剤と第2剤組成物を1:1の割合でカップの中で混合し、実施
例1〜3、比較例1・2のコ−ム1でもって上記と同様に施術し、毛髪の産毛や生え際に
塗布する際の塗布しやすさについて、10名の専門パネラ−により下記の4つの段階で評
価した。
〔評価〕
◎:産毛・生え際に非常に塗布しやすい。
○:産毛・生え際に塗布しやすい。
△:産毛・生え際にやや塗布しにくい。
×:産毛・生え際に塗布しにくい。
<頭皮への付着性>
上記に示す染毛料組成物をカップに取り、実施例1〜3、比較例1・2のコ−ム1でも
って上記と同様に施術し、毛髪の根元部、産毛・生え際に塗布する際に頭皮への付着の程
度について、10名の専門パネラ−により下記の4つの段階で評価した。
〔評価〕
◎:頭皮への付着が見られない。
○:頭皮への付着がほとんど見られない。
△:頭皮への付着がやや見られる。
×:頭皮への付着がかなり見られる。
<把持部の持ちやすさ>
上記に示す染毛剤の第1剤と第2剤組成物を1:1の割合でカップの中で混合し、実施
例1〜3、比較例1・2のコ−ム1でもって上記と同様に施術し、毛髪の根元部、産毛・
生え際に塗布する際の一連の操作における把持部5の持ちやすさについて、10名の専門
パネラ−により下記の4つの段階で評価した。
〔評価〕
◎:毛髪の根元部、産毛・生え際に塗布する際に非常に持ちやすい。
○:毛髪の根元部、産毛・生え際に塗布する際に持ちやすい。
△:毛髪の根元部、産毛・生え際に塗布する際にやや持ちにくい。
×:毛髪の根元部、産毛・生え際に塗布する際に持ちにくい.
<塗付時の均一性>
上記に示す染毛剤の第1剤と第2剤組成物を1:1の割合でカップの中で混合し、実施
例1〜3、比較例1・2のコ−ム1でもって上記と同様に施術し、毛髪の根元部に塗布す
る際に毛髪表面での付着性及び塗布の均一性について、10名の専門パネラ−により下記
の4つの段階で評価した。
また、上記に示した縮毛矯正剤組成物について施術し、上述した評価方法と同様に評価
した。
〔評価〕
◎:毛髪表面に均一な状態で塗布されている。
○:毛髪表面にほぼ均一な状態で塗布されている。
△:毛髪表面にやや不均一な状態で塗布されている。
×:毛髪表面の一箇所に付く量が多く、不均一な状態で塗布されている。
<染毛および縮毛矯正効果>
上記に示す染毛剤の第1剤と第2剤組成物を1:1の割合でカップの中で混合し、実施
例1〜3、比較例1・2のコ−ム1でもって上記と同様に施術し、毛髪の根元部に塗布し
て室温30分放置後の染毛効果を10名の専門パネラ−により下記の4つの段階で評価し
た。
また、上記に示した縮毛矯正剤組成物について、上述した評価方法と同様に評価した。
〔評価〕
◎:根元部が均一に染毛および縮毛矯正されている。
○:根元部がほぼ均一に染毛および縮毛矯正されている。
△:根元部がやや不均一に染毛および縮毛矯正されている。
×:根元部が不均一に染毛および縮毛矯正されている。
上記表2の評価結果から明らかな通り、実施例1乃至3の毛髪用コ−ム1は、基台2、
櫛歯4の根元部、及び櫛歯4の先端部の厚さD1、D2、D3を薄くすることにより、肉眼
にて頭皮を確認する場合に、死角の範囲が狭くなるため頭皮や櫛歯4先端部が見えやすく
、毛髪の根元部、産毛や生え際への薬剤の塗布がしやすく、頭皮への付着が少ないことが
わかる。また、把持部5の厚さD4を比較例に比して薄肉状に設定せしめているから、毛
髪の根元部、産毛・生え際に塗布する際に非常に把持しやすく、作業性が向上しているこ
とがわかる。
他方、上記表2の比較例1・2の評価結果から明らかなように、比較例1・2によれば
、コ−ムの基台および櫛歯根元部の厚さが厚いため死角が広くなり、肉眼で頭皮を確認し
ずらいだけでなく、根元部、産毛や生え際への塗布がしにくく、頭皮に染毛料が付着しや
すいことがわかる。
また、表2の評価結果から明らかな通り、櫛歯4の幅W1、および櫛歯4間の幅W2を適
正に調整することにより、毛髪を梳く量と塗布する薬剤の量が適正に調整でき、毛髪の根
元部、産毛や生え際に染毛する場合、染毛料の頭皮への付着を防止することができ、なお
且つ、染毛剤や縮毛矯正剤を毛髪の根元部に塗布した場合、毛髪表面に均一に薬剤を塗布
することができ、十分な染毛効果及び縮毛矯正効果があることがわかる。
一方、上記表2の比較例1・2の評価結果から明らかなように、比較例1・2によれば
、コ−ムの櫛歯の幅と櫛歯間の幅のバランスが悪く、比較例1では、毛髪を梳く量が少な
く、頭皮近くの毛髪表面に付着する薬剤量が少ないため、頭皮への付着は減少している。
しかしながら、染毛効果及び縮毛矯正効果は悪くなっている。また、比較例2では付着す
る薬剤量が多く、毛髪を梳く量も多すぎるため毛髪表面の一箇所に付く量が多くなり、頭
皮への付着が見られ、不均一な状態で塗布されるために染毛効果および縮毛矯正効果が悪
いことがわかる。
1 毛髪用コ−ム
2 基台
3 櫛歯部
4 櫛歯
5 把持部

Claims (2)

  1. 細長な基台に所要数の略テ−パ状櫛歯を並設して櫛歯部が形成されると共に、該基台の
    一端部に先細状の把持部が一体形成されてなる毛髪用コ−ムであって、上記基台および各
    櫛歯の根元部厚さが0.8mm〜2.0mm、各櫛歯の先端部厚さが0.3mm〜0.8
    mm、把持部の厚さが2.0mm〜3.5mmと各々薄肉状に設定されてなることを特徴
    とする、毛髪用コ−ム。
  2. 上記各櫛歯の幅が0.3mm〜0.7mm、相隣る櫛歯間の幅が0.7mm〜1.2m
    mであることを特徴とする、請求項1記載の毛髪用コ−ム。
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