JP5510707B2 - 電池接続アセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、電池接続アセンブリに関する。
電気自動車やハイブリッド車には、正極及び負極の電極端子を有する複数の単電池を並べて、隣り合う単電池の電極端子間を接続部材で接続してなる電池モジュールが搭載されている。これにより複数の単電池が直列や並列に接続される(特許文献1参照)。
特開平11−67184号公報
上記のように複数の単電池の電極端子間を接続する場合、接続作業を簡略化するために、接続する電極端子間の数に応じて、インサート成形等により金型内に配置した複数の接続部材を樹脂内に一体成形した電池接続プレートが用いることが考えられる。
しかしながら、並べられた複数の単電池間には、組み付け公差が設定されている。このため、複数の単電池が並べられた電池モジュールにおいては、隣り合う単電池に形成された電極端子間のピッチがずれる場合がある。すると、上記した電池接続プレートを電極端子に接続する際に、電極端子と、電池接続プレートの接続部材との間に位置ずれが生じるため、電池接続プレートの接続作業の効率が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、隣り合う電極端子間のピッチのずれを容易に調整可能な電池接続アセンブリを提供することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群の前記電極端子において前記単電池群を接続するためのものであり、前記電極端子に接続されて前記単電池の電圧を検知するための電圧検知線を備える電池接続アセンブリであって、隣り合う前記単電池の電極端子間を接続する接続部材を有する複数の接続ユニットを備え、前記各接続ユニットは、前記接続ユニットの並び方向に突出すると共に弾性変形可能な弾性撓み部と、前記弾性撓み部に形成された係合突起と、前記係合突起に対して前記並び方向について相対的に移動可能に係合する係合受け部と、を備え、前記複数の接続ユニットは前記係合突起と前記係合受け部とが係合することにより連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、係合突起と係合受け部とが係合した状態において、係合突起と係合受け部とは、接続ユニットの並び方向について相対的に移動可能になっている。これにより、各接続ユニットは、各接続ユニットが連結した状態において、接続ユニットの並び方向について移動可能になっている。この結果、接続ユニット同士を並び方向について移動させることにより、電極端子のピッチ間隔のずれを調整できる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記各接続ユニットの側壁の外側面には、隣に位置する接続ユニットの側壁の外側面を挟み付ける一対の押さえ部が、前記並び方向に突出して設けられていることが好ましい。
複数の接続ユニットを連結させて電池接続アセンブリを形成する場合、電池接続アセンブリは、全体として、接続ユニットの並び方向と交差する方向について撓むことが懸念される。すると、電池接続アセンブリの単電池群への組み付け作業時に作業者が電池接続アセンブリを保持する際に、電池接続アセンブリが撓むことにより、作業者が接続アセンブリを保持しにくくなることが懸念される。
本態様によれば、接続ユニットの押さえ部が、隣に位置する接続ユニットの側壁の外側面を挟み付けるので、接続ユニットの並び方向について、電池接続アセンブリの直線性、及び剛性を向上させることができる。これにより、作業者が電池接続アセンブリを単電池群に組み付ける際の作業性を向上させることができる。
前記各接続ユニットの側壁の外側面には、前記接続ユニットが連結された状態において前記弾性撓み部及び前記押さえ部の一方又は双方を覆う係合箱が形成されており、前記係合箱の内壁面は、前記並び方向と交差する方向であって、且つ前記接続ユニットの側壁に沿う方向から前記弾性撓み部及び前記押さえ部の一方又は双方と当接することが好ましい。
本態様によれば、弾性撓み部及び押さえ部の一方又は双方は、係合箱の内壁面と当接することにより、前記並び方向と交差する方向であって、且つ前記接続ユニットの側壁に沿う方向に移動することが抑制される。これにより、接続ユニットが連結された状態における電池接続アセンブリの剛性を一層向上させることができる。これにより、電池接続アセンブリの単電池群への組み付け作業性を一層向上させることができる。
前記押さえ部が前記弾性撓み部を兼ねることが好ましい。
本態様によれば、押さえ部が弾性撓み部を兼ねるので、電池接続アセンブリを小型化することができる。
本発明によれば、電池モジュールにおいて隣り合う電極端子間のピッチのずれを容易に調整できる。
図1は本実施形態に係る電池モジュールを示す平面図である。 図2は電池モジュールを示す斜視図である。 図3は単電池群を示す斜視図である。 図4は、主接続ユニットを示す斜視図である。 図5は、主接続ユニットを示す平面図である。 図6は、主接続ユニットを示す側面図である。 図7は、単電池同士が接近した状態を示す要部拡大平面図である。 図8は、単電池同士が離間した状態を示す要部拡大平面図である。 図9は、実施形態2に係る電池モジュールを示す要部拡大平面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電池モジュール10は、例えば電気自動車、又はハイブリッド車等の電力源として使用される。電池モジュール10は、正極及び負極の電極端子11を有する単電池12を複数個並べた単電池群13を有する。単電池群13は電池接続アセンブリ14によって接続されている。なお、以下の説明では、図2における上方とし、下方を下方として説明する。
(単電池12)
単電池12の内部には図示しない発電要素が収容されている。図1に示すように、単電池12の端縁からは、発電要素と電気的に接続された一対の電極端子11,11が、図1における上下方向に並ぶと共に、紙面を貫通する方向手前側に突出して形成されている。電極端子11の極性は、図1における下側と、上側とで逆になっている。電極端子11は概ね円柱形状をなしており、その外周面にはねじ山が形成されている。
また、各単電池12は、隣り合う単電池12から突出する電極端子11の極性が逆向きになるように配置されている。このため、図3に示すように、電極端子11を構成する正極端子と負極端子とは、隣り合うように配されている。単電池群13を構成する単電池12は、図示しない固定部材によって固定されている。
(電池接続アセンブリ14)
図1に示すように、隣り合う単電池12の電極端子11間は、単電池群13に電池接続アセンブリ14を取り付けることによって直列に接続されている。電池接続アセンブリ14は、複数の接続ユニット15を備える。
接続ユニット15は、主接続ユニット15Aと、図1における上側に位置すると共に左右両端部に配された副接続ユニット15Bとからなる。主接続ユニット15A同士は同形、同大に形成されている。また、副接続ユニット15B同士も同形、同大に形成されている。
(主接続ユニット15A)
図2に示すように、主接続ユニット15Aは合成樹脂製であって、図2における上方に開口する箱状をなしている。主接続ユニット15Aの接続部材収容部16には金属板材を所定形状にプレス成形してなる接続部材17が収容される。接続部材17は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)等、必要に応じて任意の金属材料により形成することができる。また、接続部材17の表面にはスズメッキ、ニッケルメッキ等、必要に応じて任意の金属メッキを形成することができる。
接続部材17は四隅が丸く切欠された概ね長方形状をなしている。図1に示すように、接続部材17の、図1における左右方向の長さ寸法は、単電池12を2つ並べた状態における幅寸法(図1における左右方向の長さ寸法)よりも小さく設定されている。接続部材17には、電極端子11が挿通される一対の端子挿通孔(図示せず)が、図1における左右方向について並んで形成されている。
接続部材17の端子挿通孔内に電極端子11が挿通されて、電極端子11にナット18が螺合されることにより、隣り合う電極端子11が接続部材17により電気的に接続される。
図4に示すように、主接続ユニット15Aの接続部材収容部16は上方に開口する箱状をなしている。接続部材収容部16の底部には2つの開口部19が形成されており、電極端子11がそれぞれ挿通可能になっている。接続部材収容部16の内側壁には、内方に突出すると共に、接続部材17に上方から当接することにより接続部材17が上方に外れることを規制する複数の押さえ爪20Aが形成されている。
主接続ユニット15Aには、接続部材収容部16から、電極端子11の並ぶ方向と交差する方向に延びて形成されると共に、単電池12の電圧を測定するための電圧検知線21を収容可能な電圧検知線収容部22が設けられている。電圧検知線収容部22は上方に開口する箱状をなしており、電圧検知線収容部22内には、複数の電圧検知線21が並んで収容されるようになっている。
図4に示すように、電圧検知線収容部22の側壁の上端縁には、電圧検知線収容部22の底壁に重なるようにして突出すると共に、電圧検知線21が外部にはみ出さないように保持する保持部23が形成されている。
図1に示すように、接続部材17によって接続された電極端子11には、電圧検知端子24が接続されている。この電圧検知端子24は金属板状の先端部を貫通する端子貫通孔(図示せず)が形成されており、この端子貫通孔内に電極端子11が挿通された状態で、上述したナット18によって、電極端子11及び接続部材17に対して共締めされる。これにより、電圧検知端子24と電極端子11とが電気的に接続される。
電圧検知端子24は電圧検知線21と電気的に接続されている。電圧検知端子24と電圧検知線21との接続には圧着、圧接、半田付け、溶接等、必要に応じて任意の手法を用いることができる。本実施形態においては、電圧検知端子24に設けられたバレル25Aが電圧検知線21に圧着されている。
電圧検知端子24は、接続部材収容部16に形成された押さえ爪20Aに上方から当接されることにより、上方へ外れることが規制されるようになっている。
(副接続ユニット15B)
図1に示すように、副接続ユニット15Bは合成樹脂製であって、電極端子11に接続される電力端子金具26が収容される電力端子収容部27と、この電力端子収容部27に連なると共に電圧検知線21が収容される電圧検知線収容部22と、を備える。
電力端子金具26はバレル25Bを有し、このバレル25Bが圧着されることにより電力線28と電力端子金具26とが接続される。
電力端子収容部27の内側壁には、内方に突出すると共に、電力端子金具26に上方から当接することにより電力端子金具26が上方に外れることを規制する複数の押さえ爪20Bが形成されている。
上記以外の構成については主接続ユニット15Aと略同様なので、重複する説明を省略する。
(接続ユニット15の組み付け構造)
図5に示すように、各接続ユニット15A,15Bを構成する側壁のうち、接続ユニット15の並び方向(図5における矢線Aで示す方向)に沿う方向に延びる一対の側壁50,50には、上記の並び方向について一の端部寄りの位置(図5における右端部寄りの位置)に、接続ユニット15の並び方向(図5における右方)について突出する押さえ部51が形成されている。
押さえ部51の先端部には、押さえ部51に対してヘアピン状に折り返された形状をなして、接続ユニット15の並び方向(図5における左方)について延びる弾性撓み部52が形成されている。弾性撓み部52は、その肉厚方向(図5における上下方向)について弾性撓み変形可能に形成されている。弾性撓み部52のうち、押さえ部51と反対側に位置する側面には、押さえ部51と反対方向に突出する係合突起53が形成されている。
各接続ユニット15を構成する側壁50のうち、接続ユニット15の並び方向について他の端部寄り(図5における左端部寄りの位置)には、押さえ部51及び弾性撓み部52に対応する位置に、押さえ部51及び弾性撓み部52を覆う係合箱54が形成されている。係合箱54には、押さえ部51及び弾性撓み部52を収容可能なキャビティ55が形成されている。係合箱54には、押さえ部51及び弾性撓み部52を挿入可能な挿入孔56が形成されている。係合箱54の挿入孔56側の端縁は、接続ユニット15のうち係合箱54が設けられた側の端縁と略整合する位置に形成されている。
係合箱54の内壁には、押さえ部51及び弾性撓み部52の挿入方向について後側(図5における左側)の位置に、内方に突出する係合受け部57が形成されている。この係合受け部57は、上記した係合突起53と係合することにより、各接続ユニット15を連結可能となっている。本実施形態においては、係合受け部57は、係合箱54の挿入孔56の孔縁から内方に突出して設けられている。
図4に示すように、押さえ部51及び弾性撓み部52の上下方向(図4における矢線Bで示す方向)の高さ寸法H1は、係合箱54に形成されたキャビティ55に上下方向の高さ寸法H2と、略同じに設定されている。これにより、押さえ部51及び弾性撓み部52が係合箱54のキャビティ55内に収容された状態で、係合箱54の内壁面は、押さえ部51及び弾性撓み部52に対して上下方向から当接するようになっている。本実施形態における上下方向は、接続ユニット15の側壁に沿う方向であって、且つ接続ユニット15の並ぶ方向と交差する方向の一例である。
押さえ部51及び弾性撓み部52が、係合箱54の挿入孔56からキャビティ55内へ挿入されると、押さえ部51及び弾性撓み部52の上下両端縁と、係合箱54に形成されたキャビティ55の内壁面とが上下方向から当接する。更に押さえ部51及び弾性撓み部52がキャビティ55内へ挿入されると、弾性撓み部52の係合突起53と、係合箱54の係合受け部57とが、弾性撓み部52の挿入方向から当接する。更に押さえ部51及び弾性撓み部52が挿入されると、係合突起53が係合受け部57によって押圧されることにより、弾性撓み部52が押さえ部51側に弾性撓み変形する。更に、押さえ部51及び弾性撓み部52の挿入が進むと、弾性撓み部52が復帰変形する。すると、図7に示すように、係合突起53が、係合受け部57に対して、押さえ部51及び弾性撓み部52の挿入方向前側から当接することにより、押さえ部51及び弾性撓み部52が、係合箱54のキャビティ55内から抜け出ることが規制される。
図8に示すように、押さえ部51及び弾性撓み部52が係合箱54のキャビティ55内に収容された状態において、弾性撓み部52の係合突起53は、係合受け部57に対して、接続ユニット15の並び方向(図8における左右方向)について相対的に移動可能になっている。係合突起53と、係合受け部57とが相対的に移動可能な距離は、隣り合う単電池12間の製造公差、及び組み付け公差の和と同じか、それ以上に設定されている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。まず、本実施形態に電池モジュール10の組み付け工程の一例について説明する。本実施形態では、図1に示すように、10個の単電池12が直列に接続されて単電池群13が構成される。この単電池群13には、図1における下側には、5個の主接続ユニット15Aからなる電池接続アセンブリ14が取り付けられ,上側には、4つの主接続ユニット15Aと2つの副接続ユニット15Bからなる電池接続アセンブリ14が取り付けられる。
接続ユニット15の係合箱54に形成されたキャビティ55内に、押さえ部51及び弾性撓み部52を挿入し、弾性撓み部52の係合突起53と、係合箱54の係合受け部57とを係合させる。これにより、所定の個数の接続ユニット15を連結する。
続いて、主接続ユニット15Aの接続部材収容部16内に接続部材17を差し込み、押さえ爪20Aで上方から押さえることにより接続部材収容部16内に収容する。その後、電圧検知線21に接続された状態の電圧検知端子24を接続部材収容部16内に差し込み、押さえ爪20Aで上方から押さえることにより接続部材収容部16内に収容する。
また、副接続ユニット15Bの電力端子収容部27内に、電力線28に接続された状態の電力端子金具26を差し込み、押さえ爪20Bで上方から押さえることにより、電力端子金具26を電力端子収容部27内に収容する。
続いて、連結された接続ユニット15の両端部を持ち、並んで配された単電池群13の上方から、電池接続アセンブリ14を組み付ける。
このとき、接続ユニット15の側壁は、隣に位置する接続ユニット15の押さえ部51により挟み付けられている。また、押さえ部51及び弾性撓み部52は、、上下方向から係合箱54に形成されたキャビティ55の内壁面と当接している。
各単電池12には、製造公差が設定されている。また、隣り合う単電池12同士の間には、組み付け交差が設定されている。このため、隣り合う電極端子11同士のピッチ間隔は、製造公差、及び組み付け交差の範囲内でずれる。
作業者は、単電池12から上方に突出する電極端子11の位置と、接続ユニット15の開口部19の位置とを、概ね整合させた状態で、上方から電池接続アセンブリ14を、単電池群13に載置する。このとき、電極端子11と整合する位置に配された接続部材17の端子挿通孔内には、電極端子11が挿通される。
一方、電極端子11と、接続部材17の端子挿通孔とが整合しない位置に配されている場合には、電極端子11の上端は、下方から接続部材17に当接し、端子挿通孔内には挿通されない。
本実施形態においては、弾性撓み部52の係合突起53と、係合箱54の係合受け部57とは、係合箱54のキャビティ55内において、接続ユニット15の並び方向について相対的に移動可能になっている。このため、作業者は、各接続ユニット15A,15Bを、その並び方向について相対的に移動させる。各接続ユニット15A,15Bは、係合突起53と係合受け部57の相対的な移動可能な範囲内で移動可能になっている(図7及び図8参照)。そして、係合突起53と係合受け部57の相対的な移動可能な範囲は、単電池12の製造公差、及び組み付け公差の和と同じか、それ以上に設定されているので、各接続ユニット15A,15Bを並び方向について相対的に移動させることにより、製造公差、及び組み付け公差に起因する電極端子11のピッチ間隔の位置ずれを吸収することができる。
この結果、電極端子11の位置と、端子挿通孔との位置とを容易に整合させることができる。これにより、全ての電極端子11を端子挿通孔に挿通させることができる。
その後、ナット18を電極端子11に螺合することにより、電極端子11と、電圧検知端子24とが共締めされて、電極端子11と電圧検知端子24とが電気的に接続される。また、電極端子11と、電力端子金具26とが電気的に接続される。これにより電池モジュール10が完成する。
本実施形態によれば、作業者は、電池接続アセンブリ14を単電池群13に組み付ける際に、電極端子11と、端子挿通孔との位置を概ね整合させた状態で上方から組み付け、その後、各接続ユニット15A,15Bを、その並び方向に相対的に移動させることにより、容易に、電極端子11のピッチ間隔のずれを調整できる。
本実施形態では、係合突起53と係合受け部57とが、接続ユニット15の並び方向に相対的に移動可能になっているので、各接続ユニット15A,15Bを、その並び方向に移動させる際に、比較的に小さな力を加えるだけでよい。このため、電池接続アセンブリ14の組み付け作業の効率を向上させることができる。
さらに、例えばリチウムイオン電池のように、単電池群13を構成する単電池12として、充放電を繰り返す際に、比較的に体積変化が大きなものが使用される場合がある。すると、電池接続アセンブリ14を組み付けた後でも、充放電を繰り返す際に、隣り合う単電池12同士の間隔が広くなったり狭くなったりすることが懸念される。本実施形態では、この場合でも、係合突起53と係合受け部57とが相対的に移動することにより、単電池12同士の間隔の変化を収集することができる。
詳細には、図8に示すように、単電池12同士が接触している状態において、係合突起53と係合受け部57とが相対的に移動して、隣り合う接続ユニット15同士が接近する方向に変位する。これにより、単電池12同士の間隔が狭くなる方向の変位を吸収できる。
一方、図7に示すように、単電池12同士が離間する状態において、係合突起53と係合受け部57とが相対的に移動して、隣り合う接続ユニット15同士が離間する方向に変位する。これにより、単電池12同士の間隔が広くなる方向の変位を吸収できる。なお、図7及び図8においては、係合突起53と係合受け部57との係合構造について詳細に記載し、電極端子11等、その他の構成については省略してある。
また、本実施形態では、係合受け部57が、係合突起53に対して、押さえ部51及び弾性撓み部52のキャビティ55への挿入方向の後側(図7における左側)から当接することにより、係合突起53がキャビティ55から抜けることが規制される。このため、作業者は、係合箱54のキャビティ55から、押さえ部51及び弾性撓み部52が抜けて、各接続ユニット15A,15Bがばらばらになってしまうことについて注意しなくてもよい。この結果、作業者の負担が軽減されるので、電池接続アセンブリ14の組み付け作業の効率が向上する。
また、複数の接続ユニット15を連結させて電池接続アセンブリ14を形成する場合、電池接続アセンブリ14は、全体として、接続ユニット15の並び方向と交差する方向について撓むことが懸念される。すると、電池接続アセンブリ14の単電池群13への組み付け作業時に作業者が電池接続アセンブリ14を保持する際に、電池接続アセンブリ14が撓むことにより、作業者が接続アセンブリを保持しにくくなることが懸念される。電池モジュール10の出力を大きくするために単電池12の個数を多くする場合には、接続ユニット15の個数も増やす必要があるため、特に問題となる。
本実施形態によれば、接続ユニット15の押さえ部51が、隣に位置する接続ユニット15の側壁の外側面を挟み付けるので、接続ユニット15の並び方向について、電池接続アセンブリ14の直線性、及び剛性を向上させることができる。これにより、作業者が電池接続アセンブリ14を単電池群13に組み付ける際の作業性を向上させることができる。
本実施形態においては、係合受け部57と係合する係合突起53は弾性撓み部52に形成されている。このため、各接続ユニット15同士が連結された状態で、弾性撓み部52が撓み変形する可能性があるので、このような場合において、押さえ部51によって隣に位置する接続ユニット15の側壁を挟み付ける構成は、特に有効である。
また、本実施形態によれば、弾性撓み部52及び押さえ部51は、係合箱54の内壁面と当接することにより、接続ユニット15の並び方向と交差する方向であって、且つ接続ユニット15の側壁に沿う方向に移動することが抑制される。本実施形態においては、上下方向への移動が抑制されるようになっている。これにより、接続ユニット15が連結された状態における電池接続アセンブリ14の剛性を一層向上させることができる。これにより、電池接続アセンブリ14の単電池群13への組み付け作業性を一層向上させることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を、図9を参照しつつ説明する。本実施形態においては、押さえ部61の先端には、押さえ部61の肉厚方向の内方に向けて突出する係合突起63が設けられている。この押さえ部61は、その肉厚方向について弾性撓み可能に形成されており、弾性撓み部62を兼ねる構成となっている。
接続ユニット15のうち、押さえ部61と対向する側壁50には、側壁50を貫通する貫通孔70が形成されている。この貫通孔70の内壁のうち、係合箱64に形成されたキャビティ65内への押さえ部61の挿入方向について後側(図9における左側)の内壁が、係合突起63と係合する係合受け部67とされる。
係合箱64のキャビティ65には、押さえ部61(弾性撓み部62)がその肉厚方向に撓み変形したときにキャビティ65の内壁と干渉しないように、押さえ部61との間に隙間が設定されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、押さえ部61が弾性撓み部62を兼ねるので、電池接続アセンブリ14を小型化することができる。特に、押さえ部61の肉厚方向(図9における上下方向)についての小型化を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)各接続ユニット15に設けられる弾性撓み部52は1つでもよく、また、3つ以上の複数でもよい。各接続ユニット15には、弾性撓み部52と整合する位置に、弾性撓み部52に形成された係合突起53と同数の係合受け部57が設けられる。
(2)本実施形態では、接続部材は、異極の電極端子11を接続(単電池12を直列接続)するものとしたが、これに限られず、同極の電極端子11を接続(単電池12を並列接続)するものとしてもよい。
(3)単電池12の個数は、2〜9個、又は10個以上でもよく、必要に応じて任意に設定できる。
(4)本実施形態においては、係合箱54の挿入孔56側の端縁は、接続ユニット15のうち係合箱54が設けられた側の端縁と略整合して設けられているが、これに限られず、係合箱54は、隣に位置する接続ユニット15側に向けて突出して設けられる構成としてもよく、また、接続ユニット15のうち係合箱54が設けられた側の端縁よりも引っ込んだ位置に形成される構成としてもよい。
(5)本実施形態においては、押さえ部51及び弾性撓み部52の双方が、係合箱54に形成されたキャビティ55の内壁と当接する構成としたが、押さえ部51及び弾性撓み部52の一方のみがキャビティ55の内壁と当接する構成としてもよい。
(6)本実施形態においては、弾性撓み部52が押さえ部51に連続して設けられる構成(実施形態1)、又は押さえ部51が弾性撓み部52を兼ねる構成(実施形態2)としたが、これに限られず、弾性撓み部52は、押さえ部51と別体に形成される構成としてもよい。
10…電池モジュール
11…電極端子
12…単電池
13…単電池群
14…電池接続アセンブリ
15…接続ユニット
17…接続部材
51…押さえ部
52…弾性撓み部
53…係合突起
54…係合箱
57…係合受け部

Claims (4)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群の前記電極端子において前記単電池群を接続するためのものであり、前記電極端子に接続されて前記単電池の電圧を検知するための電圧検知線を備える電池接続アセンブリであって、
    隣り合う前記単電池の電極端子間を接続する接続部材を有する複数の接続ユニットを備え、
    前記各接続ユニットは、前記接続ユニットの並び方向に突出すると共に弾性変形可能な弾性撓み部と、前記弾性撓み部に形成された係合突起と、前記係合突起に対して前記並び方向について相対的に移動可能に係合する係合受け部と、を備え、
    前記複数の接続ユニットは前記係合突起と前記係合受け部とが係合することにより連結されていることを特徴とする電池接続アセンブリ。
  2. 前記各接続ユニットの側壁の外側面には、隣に位置する接続ユニットの側壁の外側面を挟み付ける一対の押さえ部が、前記並び方向に突出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電池接続アセンブリ。
  3. 前記各接続ユニットの側壁の外側面には、前記接続ユニットが連結された状態において前記弾性撓み部及び前記押さえ部の一方又は双方を覆う係合箱が形成されており、前記係合箱の内壁面は、前記並び方向と交差する方向であって、且つ前記接続ユニットの側壁に沿う方向から前記弾性撓み部及び前記押さえ部の一方又は双方と当接することを特徴とする請求項2に記載の電池接続アセンブリ。
  4. 前記押さえ部が前記弾性撓み部を兼ねることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電池接続アセンブリ。
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