JP5510645B2 - 紙製ロールブラシ作製方法および紙製ロールブラシ - Google Patents
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第1発明の紙製ロールブラシ作製方法は、薄い紙シートの端部から丸めて棒状体を作製する工程と、前記棒状体を捻じる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を集合して紙製ブラシ毛とする工程と、前記紙製ブラシ毛を半分に折って、チャンネル部材に植え込んで、紙製チャンネルブラシを作製する工程と、前記紙製チャンネルブラシを心棒に螺旋状に巻き付け、あるいは、複数個の円盤状にして重ねる工程とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第2発明の紙製ロールブラシ作製方法において、前記紙製ブラシ毛の先端部近傍は、接着剤を染み込ませて乾燥後に成形することを特徴とする。
第3発明の紙製ロールブラシ作製方法において、前記棒状体は、中心に紙製部材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする。
第4発明の紙製ロールブラシ作製方法において、前記棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されていることを特徴とする。
第5発明の紙製ロールブラシは、薄い紙シートの端部から丸められた棒状体が捻じられるとともに、縒られた紙製ブラシ毛と、前記紙製ブラシ毛が挟持されたチャンネル部材と、前記紙製ブラシ毛が挟持されたチャンネル部材を心棒に螺旋状に巻き付け、あるいは、複数個の円盤状部材として重ねられてロール状に形成されていることを特徴とする。
第6発明の紙製ロールブラシにおいて、前記紙製ブラシ毛の先端部近傍は、接着剤の固さにより所望の形状に成形されていることを特徴とする。
第7発明の紙製ロールブラシにおいて、前記棒状体は、中心に紙製部材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする。
第8発明の紙製ロールブラシにおいて、前記棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されていることを特徴とする。
第1発明における紙製ロールブラシ作製方法は、薄い紙シートを丸めた棒状体とし、前記丸めた棒状体を捻じった後に、これらを縒り、前記縒られた棒状体の一本または複数本を集合して紙製ブラシ毛とする。前記紙製ブラシ毛は、たとえば、半分に折られ、チャンネル部材に植え込み、前記チャンネル部材の側部を挟持、または接着剤により、チャンネルブラシとする。前記チャンネル部材は、金属製の場合、側部から力を加えることにより前記紙製ブラシ毛を挟持する。また、前記チャンネル部材は、合成樹脂製の場合、熱を加えることにより前記紙製ブラシ毛を挟持する。前記チャンネルブラシは、心棒に螺旋状に巻き付けられ、あるいは、複数個の円盤状にして重ねられて、紙製ロールブラシが作製される。
第2発明の紙製ロールブラシ作製方法において、紙製ブラシ毛の先端部近傍は、接着剤が染み込まされた後、乾燥させる。その後、前記乾燥された紙製ブラシ毛は、金型等によって、所望の形状に成形される。前記紙製ブラシ毛は、紙の種類、接着剤の種類または濃度を変えることにより、先端部の形状を所望のものとすることができるだけでなく、先端部の固さ、あるいは腰の部分の固さを紙独特のものに加えて調整することができる。
第3発明における紙製ロールブラシ作製方法において、紙製の棒状体は、その中心に少なくとも1本の金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛のいずれかを芯とすることができる。前記金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛は、材質および/または本数を任意に選択することにより、紙の種類、捩じりおよび縒りによって生じる紙独特の強度、柔軟性、摩擦性、および腰の弾力性を得ることができる。
第4発明における紙製ロールブラシ作製方法において、紙製または紙製で芯が入った棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されている。前記砥粒は、たとえば、シリコンカーバイト、アルミナ、ジルコニア、ダイアモンド、エメリー、酸化セリウム、金属砥粒のうちの少なくとも一つであり、ペースト状接着剤により、所定量が接着される。前記砥粒およびペースト状接着剤の量は、紙製ロールブラシの使用目的および紙製ロールブラシで拭く対象物によって任意に選択できる。さらに、前記砥粒およびペースト状接着剤の入れる場所(先頭部、先頭部および腰部等)は、前記同様に、紙製ロールブラシの使用目的および紙製ロールブラシで拭く対象物によって任意に選択できる。前記砥粒は、たとえば、2%から30%混入させることにより、紙独特の強さおよび柔軟性を持たせると同時に、紙以外の硬さを持たせることができる。
第5発明における紙製ロールブラシは、紙製ブラシ毛と、前記紙製ブラシ毛を組み込んだ、紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体とから少なくとも構成されている。前記紙製ブラシ毛は、始め、薄い紙シートの端部から丸められた棒状体のものを捻じった後に、縒られたものである。紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体からなる紙製ブラシは、従来の作製方法により、作製される。特に、紙製チャンネルは、紙製ブラシ毛を挟んだ後、接着剤等により固定する。さらに、紙製チャンネルは、接着剤が乾燥して固くなる前に、心棒に螺旋状に巻回して、紙製ロールブラシに加工することができる。また、前記捩じりおよび縒られた紙製ブラシ毛素材は、捩じりおよび縒り部において、紙独特の柔らかさに加えて隙間ができるため、研磨面の振動を吸収することができ、表面の柔らかい部材の研磨に独特の効果を発揮する。
第6発明の紙製ロールブラシは、紙製ブラシ毛の先端部近傍に接着剤を染み込ませ、金型等により、所望の形状に成形する。前記紙製ブラシ毛は、紙の種類、接着剤の材質あるいは濃度を選択することにより、紙独特の固さ、捩じりおよび縒りによって生じる固さ、柔軟性、腰の弾力性を調整にすることができる。
第7発明の紙製ロールブラシは、紙製ブラシ毛の中心に少なくとも1本の金属線、樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛が巻き込まれている。前記紙製ロールブラシは、紙の種類、捩じりおよび縒り方により、紙独特の弾力、腰の強さ、接触面の硬さ等を満たすことができるために、芯線として、必要な金属線、樹脂製ブラシ毛、動植物製ブラシ毛が選択される。
第8発明の紙製ロールブラシは、捻じりと縒りが形成されている紙製棒状体に、接着剤により、砥粒が接着されている。前記接着剤および砥粒が設けられている場所は、紙製ロールブラシの使用目的、および研磨する部材によって任意に選択される。第5発明から第6発明の紙製ロールブラシは、紙素材、芯素材、組み込み部材、あるいは紙素材および芯素材の長さ、接着剤の量、接着箇所等により、研磨面に紙独特の柔らかさ、腰の弾力性、全体の強度等を任意に調整することができる。
12・・・紙製シートを棒状にした状態
13・・・捻じった状態
14・・・捻じったものを縒った状態
15・・・板状または棒状の樹脂部材
15′・・・巻回した状態のもの
151・・・研磨部
152・・・取付部材
21、24、28・・・捻じり縒り紙製ブラシ毛
22・・・芯棒
23、25・・・チャンネル部材
26・・・接着剤
29・・・環状ブラシ
31・・・液晶表示画面
32・・・芯棒
33・・・捻じり縒り紙製ロールブラシ毛
41、42・・・捻じり縒り紙製ブラシ毛
411・・・尖った先端部
422・・・球状先端部
Claims (8)
- 薄い紙シートの端部から丸めて棒状体を作製する工程と、
前記棒状体を捻じる工程と、
前記捻じられた棒状体を縒る工程と、
前記縒られた棒状体を集合して紙製ブラシ毛とする工程と、
前記紙製ブラシ毛をチャンネル部材に植え込んで、紙製チャンネルブラシを作製する工程と、
前記紙製チャンネルブラシを心棒に螺旋状に巻き付け、あるいは、複数個の円盤状にして重ねる工程と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする紙製ロールブラシ作製方法。 - 前記紙製ブラシ毛の先端部近傍は、接着剤を染み込ませて乾燥後に成形することを特徴とする請求項1に記載された紙製ロールブラシ作製方法。
- 前記棒状体は、中心に、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された紙製ロールブラシ作製方法。
- 前記棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された紙製ロールブラシの作製方法。
- 薄い紙シートの端部から丸められた棒状体が捻じられるとともに、縒られた紙製ブラシ毛と、
前記紙製ブラシ毛が挟持されたチャンネル部材と、
前記紙製ブラシ毛が挟持されたチャンネル部材を心棒に螺旋状に巻き付け、あるいは、複数個の円盤状部材として重ねられてロール状に形成されていることを特徴とする紙製ロールブラシ。 - 前記紙製ブラシ毛の先端部近傍は、接着剤の固さにより所望の形状に成形されていることを特徴とする請求項5に記載された紙製ロールブラシ。
- 前記棒状体は、中心に、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載された紙製ロールブラシ。
- 前記棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載された紙製ロールブラシ。
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