JP5510490B2 - インバータ一体型電動圧縮機 - Google Patents

インバータ一体型電動圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP5510490B2
JP5510490B2 JP2012080023A JP2012080023A JP5510490B2 JP 5510490 B2 JP5510490 B2 JP 5510490B2 JP 2012080023 A JP2012080023 A JP 2012080023A JP 2012080023 A JP2012080023 A JP 2012080023A JP 5510490 B2 JP5510490 B2 JP 5510490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
groove
electric compressor
housing
compression mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012080023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013209909A (ja
Inventor
宏樹 永野
達也 伊藤
健 水藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012080023A priority Critical patent/JP5510490B2/ja
Priority to CN201310024022.7A priority patent/CN103362814B/zh
Publication of JP2013209909A publication Critical patent/JP2013209909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5510490B2 publication Critical patent/JP5510490B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

本発明は、圧縮機構と電動モータが、電動モータの回転軸の軸方向に並んで連結されており、ハウジングの軸方向端部にインバータカバーが周縁部において連結され、インバータカバーとハウジングにより、電動モータを駆動させるためのインバータを収容する収容空間を区画するインバータ一体型電動圧縮機に関する。
特許文献1に開示のインバータ一体型電動圧縮機は、圧縮機ハウジング内にモータが組み込まれるとともに、圧縮機ハウジング内において、モータの回転軸の先端側にスクロール型の圧縮機構が設けられている。そして、モータによって回転軸が回転されると、圧縮機構が駆動されるようになっている。圧縮機ハウジングにおいて、モータを挟んだ圧縮機構と反対側には、仕切壁が設けられるとともに、この仕切壁の外面側にモータ駆動回路が設けられている。モータ駆動回路を収容した圧縮機ハウジングの外部への開口側は、蓋部材(インバータカバー)で覆われている。そして、特許文献1のインバータ一体型電動圧縮機は、回転軸の軸方向に沿って、圧縮機構、モータ、及びモータ駆動回路が同軸上に配置されている。
特開2010−112261号公報
ところで、インバータ一体型電動圧縮機の蓋部材は、圧縮機ハウジングのように高圧の冷媒ガスを密封するためには使用されず、モータ駆動回路を収容した空間を閉鎖するだけでよい。よって、蓋部材は、耐圧設計される必要はなく、インバータ一体型電動圧縮機の軽量化等の目的から薄板状に形成され、軽量化されている。しかし、インバータ一体型電動圧縮機の作動時には、圧縮機構(振動源)での圧縮動作を原因とした振動が、圧縮機ハウジングを伝って蓋部材に伝達されてしまう。すると、蓋部材が振動源の振動に共振してしまうとともに、共振点での共鳴音(異音)が蓋部材から放射されてしまう。
本発明は、振動源の固有振動数との共振点をずらし、共振点のピークを下げてインバータカバーの振動及び異音発生を抑制することができるインバータ一体型電動圧縮機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジング内に圧縮機構、及び該圧縮機構を駆動させる電動モータが収容されるとともに、前記圧縮機構と前記電動モータが、該電動モータの回転軸の軸方向に並んで連結されており、前記ハウジングの軸方向端部にインバータカバーが周縁部において連結され、前記インバータカバーと前記ハウジングにより、前記電動モータを駆動させるためのインバータを収容する収容空間を区画するインバータ一体型電動圧縮機であって、前記インバータカバーは金属製であるとともに、前記回転軸と同軸上に位置し、かつ前記回転軸と交差する方向に延在する薄板状の底部を有し、前記底部に、該底部に延在する溝部が形成されており、前記溝部によって、前記圧縮機構を振動源とする振動に基づく前記底部の変形を許容し、前記圧縮機構と、前記インバータカバーとの固有振動数の共振点をずらしたことを要旨とする。
これによれば、インバータカバーの底部に溝部が形成されているため、その溝部によって、圧縮機構を振動源とする振動に基づく底部の変形量が、溝部が形成されない場合に比べて大きくなる。そして、底部の変形量が大きくなるのに合わせて底部の固有振動数も変化する。よって、底部に溝部を形成することで、薄板状の底部が振動しても、底部(インバータカバー)と、圧縮機構との固有振動数の共振点をずらすことができる。その結果、インバータカバーの振動及び異音発生を抑制することができる。
また、前記溝部は、前記インバータカバーにおいて前記収容空間と対向する面に形成されていてもよい。これによれば、インバータカバーにおいて収容空間と対向する面の反対面が凹んだり膨らんだりするといった形状に変化はなく、インバータ一体型電動圧縮機の車両への搭載上の観点及び周辺機器との干渉に問題が無い。
前記底部は縦長に形成され、前記溝部は、前記底部の長辺方向に延びるように形成されていてもよい。
これによれば、底部の長辺方向に交差する方向(短辺方向)に溝部を形成する場合と比べると、底部に形成できる溝部の長さが長くなり、底部の変形量をより大きくすることができる。このため、底部の固有振動数も大きく変化させて、インバータ一体型電動圧縮機の振動源の固有振動数から確実にずらすことができる。
また、前記溝部は複数であり、並列に配設されていてもよい。これによれば、底部に溝部が複数形成されると、底部において溝部以外は、溝部より膨らんでおり、底部に凹凸を複数形成することができる。よって、底部に形成される凹凸を増やすことで、底部をより変形しやすくして、共振点をずらしやすくなる。
また、前記複数の溝部のうち、中央に位置する溝部はその他の溝部より延在方向への長さが長く形成されていてもよい。
これによれば、複数の溝部のうち、中央に位置する溝部が長ければ、底部の中央付近が変形しやすくなり、溝部が長ければ、底部が変形しやすくなる。よって、溝部の長さ及び位置を設定することで、底部をより変形しやすくして、共振点をずらしやすくなる。
前記収容空間には、前記インバータカバーと前記インバータとの絶縁を確保する絶縁シートが設けられていてもよい。
これによれば、インバータカバーに溝部を形成しても、溝部は絶縁シートに対し干渉することがないため、絶縁シートによってインバータとインバータカバーとを好適に絶縁することができる。また、例えば、絶縁シートを用いないでインバータとインバータカバーとを絶縁するには、インバータとインバータカバーとの距離を大きく取らなければならず、インバータ一体型電動圧縮機が軸方向に大型化してしまう。しかし、絶縁シートを用いることで、インバータとインバータカバーとの距離を大きく取らなくても絶縁することができ、インバータ一体型電動圧縮機が軸方向に大型化することがなく、しかも、底部に溝部を形成することで、インバータカバーの振動及び異音発生を抑制することができる。
また、前記溝部には防振材が充填されていてもよい。
これによれば、溝部と防振材との併用によって、底部の固有振動数を変更することができる。また、圧縮機構の固有振動数に対し、底部の固有振動数をずらす際、溝部によって固有振動数を変更し、さらに、防振材を使用して、共振点からずれるように固有振動数の変更の微調整を行うことができる。
また、前記溝部は、前記インバータカバーにおいて前記収容空間と対向する面と反対面に形成されていてもよい。これによれば、溝部が収容空間のインバータに干渉することがない。
本発明によれば、振動源の固有振動数との共振点をずらし、共振点のピークを下げてインバータカバーの振動及び異音発生を抑制することができる。
(a)は実施形態のインバータ一体型電動圧縮機を示す側断面図、(b)はインバータカバーを示す斜視図。 (a)〜(c)はインバータカバーの別例を示す斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、車両に搭載されるインバータ一体型電動圧縮機10(以下、単に電動圧縮機10と記載する)は、金属材料製のハウジング11を有し、ハウジング11は、一端が開口された有底筒状をなすセンタハウジング12と、このセンタハウジング12の開口端に連結された吐出ハウジング13とから形成されている。センタハウジング12の開口側には圧縮機構18が配設されるとともに、この圧縮機構18と吐出ハウジング13との間には吐出室15が区画形成されている。吐出ハウジング13の端壁(図1(a)の左端)には吐出ポート16が形成されるとともに、吐出ポート16には図示しない外部冷媒回路が接続されている。センタハウジング12の周壁には図示しない吸入ポートが形成されるとともに、吸入ポートには外部冷媒回路が接続されている。
圧縮機構18は、センタハウジング12の内周面に固定された固定スクロール20と、固定スクロール20に対向配置された可動スクロール21とで構成されている。固定スクロール20と可動スクロール21との間には容積変更可能な圧縮室22が区画形成されている。
また、センタハウジング12内の底壁12a側には、圧縮機構18を駆動させる電動モータ19が収容されている。具体的には、センタハウジング12の内周面にはステータ25(固定子)が固定されている。ステータ25は環状のステータコア26と、このステータコア26に巻装されたコイル29とから構成されている。ステータ25の内側には、ロータ24が配設されるとともに、このロータ24には回転軸23が一体的に回転するように固定されている。回転軸23は、ラジアルベアリング23a,23bを介してセンタハウジング12によって回転可能に支持されている。ロータ24は、円筒形状をなすロータコア24aを有するとともに、ロータコア24a内には複数の永久磁石24bが埋設されている。
電動モータ19のコイル29のコイルエンドからはU相、V相、W相の各リード線30(図1(a)では1本のみ図示)が引き出されている。センタハウジング12内には、矩形箱状のクラスタブロック40が配設されている。クラスタブロック40内には、接続端子41が配設されている。各リード線30は、クラスタブロック40内で接続端子41に接続されている。
センタハウジング12の底壁12aの外周縁部からは、環状壁12cが立設されるとともに、この環状壁12cの開口端には、金属材料製のインバータカバー51が連結されている。そして、底壁12aと、環状壁12cと、インバータカバー51とで囲まれる空間により、収容空間51aが区画形成されている。すなわち、センタハウジング12と、このセンタハウジング12の周縁部に連結されたインバータカバー51と、により収容空間51aが区画されている。この収容空間51a内には、底壁12aの外面に固定されたインバータ60が設置されている。インバータカバー51の内側には、インバータカバー51とインバータ60との間を絶縁する絶縁シート61が配設されている。
センタハウジング12の底壁12aには貫通孔12bが形成されている。貫通孔12bには密封端子62が配設されている。密封端子62には、電動モータ19とインバータ60とを電気的に接続するために用いられる金属端子63と、この金属端子63を底壁12aに対し絶縁しつつ固定するガラス製の絶縁部材64とがそれぞれ3本ずつ(図1(a)では一本ずつのみ図示)設けられている。金属端子63の一端はケーブル65を介してインバータ60と電気的に接続されている。金属端子63の他端はセンタハウジング12内に向けて延び、クラスタブロック40内で接続端子41と電気的に接続されている。なお、インバータ60は、図示しない接続コネクタが一体に取り付けられるとともに、この接続コネクタは、外部電源(車両バッテリ)と電気的に接続されている。そして、本実施形態では、圧縮機構18、電動モータ19及びインバータ60がこの順序で回転軸23の軸方向に沿って並んで配置されている。すなわち、圧縮機構18と電動モータ19が、回転軸23の軸方向に並んで連結されている。
次に、インバータカバー51について説明する。
図1(b)に示すように、金属製のインバータカバー51は、回転軸23と同軸上に位置し、かつ回転軸23と直交する方向に延在する薄板状及び縦長形状の底部52と、この底部52の周縁から立設された周壁部53とから、一端に開口する有底箱状に形成されている。そして、インバータカバー51は、周壁部53の開口端をセンタハウジング12の環状壁12c(周縁部)に当接させた状態でセンタハウジング12に固定されている。
底部52の内面であり、収容空間51aに対向する面には、底部52の縦方向(長辺方向)へ細長に延在する溝部52aが、底部52の厚み内で複数箇所(本実施形態では3箇所)に形成されている。複数の溝部52aは、互いに平行をなし、それぞれ底部52の長辺方向に延びるとともに、隣り合う溝部52a同士の間隔が同じとなるように並列されている。また、3つの溝部52aのうち、真ん中に形成された溝部52aは、その両側の溝部52aより延在方向への長さが長く形成されるとともに、3つの溝部52aの深さ及び開口幅は同じになっている。すなわち、3つの溝部52aは、長さ以外は同じ形状のものが底部52に形成されている。そして、底部52に溝部52aが形成されることにより、底部52には厚みが厚い部位(溝部52aが形成されていない部位)と、厚みが薄い部位(溝部52aが形成された部位)が交互に存在している。
また、溝部52aが形成されることにより、底部52の剛性は、溝部52aが形成されない場合と比べて低下している。そして、溝部52aの形成位置、形成数、深さ、長さ等は、底部52(インバータカバー51)の固有振動数が、圧縮機構18(振動源)に加え電動モータ19の固有振動数からずれるように実験により予め設定されている。
次に、電動圧縮機10の作用について記載する。
さて、車両バッテリから接続端子を介してインバータ60に電力が供給されるとともに、インバータ60により電動モータ19の駆動が制御されると、圧縮機構18が駆動される。すると、圧縮機構18及び電動モータ19の駆動に伴い振動が発生し、この振動が回転軸23及びセンタハウジング12を伝ってインバータカバー51に伝わり、インバータカバー51が振動する。このとき、溝部52aを底部52に形成することによって、底部52が振動しても、その固有振動数が圧縮機構18及び電動モータ19(振動源)の固有振動数からずれているため、底部52の固有振動数と振動源の固有振動数との共振点がずれ、共振することが防止される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)インバータカバー51の底部52を薄板状に形成するとともに、収容空間51aに対向する底部52の内面に溝部52aを形成した。そして、底部52に溝部52aを形成することで、その溝部52aによって、圧縮機構18及び電動モータ19を振動源とする振動に基づく底部52の変形量が、溝部52aが形成されない場合に比べて大きくなる。そして、底部52の変形量が大きくなるのに合わせて底部52の固有振動数も変化する。よって、電動圧縮機10の振動源(圧縮機構18及び電動モータ19)と底部52との固有振動数の共振点をずらすことができる。その結果、振動源からの振動が底部52に伝わって、底部52が振動しても、共振点のピークを下げることができ、インバータカバー51の振動及び異音発生を抑制することができる。
(2)底部52に溝部52aを形成して、底部52と振動源との固有振動数の共振点をずらし、共振点のピークを下げた。よって、共振点をずらすための構成を、インバータ60と接触させることなく設けることができる。特に、底部52とインバータ60との間隔は非常に狭いため、溝部52aを形成する方が、インバータカバー51をセンタハウジング12に組み付ける観点から好適である。
(3)底部52において、収容空間51aに対向する面に溝部52aを形成した。よって、インバータカバー51の外面形状に変化はなく、車両への搭載上の観点及び周辺機器との干渉に問題無く、共振点をずらすことができる。
(4)インバータカバー51の底部52とインバータ60との間に絶縁シート61を配置し、底部52とインバータ60との絶縁を確保した。底部52に溝部52aが形成されていても、溝部52aはインバータ60から遠ざかるように底部52に形成されているため、溝部52aは絶縁シート61に対し干渉することがない。このため、底部52に溝部52aが形成されていても絶縁シート61によってインバータ60とインバータカバー51とを好適に絶縁することができる。
(5)溝部52aによって底部52の変形量を大きくすることで、底部52と振動源との固有振動数の共振点をずらした。よって、溝部52aの数、位置、大きさ、深さ等を調整する簡単な設定を行うことで、共振点を低周波側にずらしたり、高周波側にずらしたりすることができる。
(6)複数の溝部52aは、開口幅及び深さが同じものが互いに平行をなすように底部52に並列されている。このため、複数の溝部52aを底部52に簡単に加工することができ、インバータカバー51の振動及び異音発生を抑制する構成を簡単な構成で得ることができる。また、底部52に溝部52aが複数形成されると、底部52において溝部52a以外は、溝部52aより膨らんでおり、底部52に凹凸を複数形成することができる。よって、底部52に形成される凹凸を増やすことで、底部52をより変形しやすくして、共振点をずらすやすくなる。
(7)複数の溝部52aは、それぞれインバータカバー51の長辺方向に延びるように形成されている。このため、例えば、溝部52aを底部52の短辺方向に延びるように形成する場合と比べると、溝部52aの長さを長くすることができ、底部52の変形量を大きくすることができる。このため、底部52の固有振動数も大きく変化させて、底部52の固有振動数を振動源の固有振動数から確実にずらすことができる。
(8)複数の溝部52aのうち、中央に位置する溝部52aはその他の溝部52aより延在方向への長さが長く形成されている。このため、中央に位置する溝部52aにより、底部52の中央付近が変形しやすくなり、溝部52aが長ければ、底部52が変形しやすくなる。よって、溝部52aの長さ及び位置を設定することで、底部52をより変形しやすくして、共振点をずらすやすくなる。
(9)さらに、底部52に複数の溝部52aを形成することで、インバータカバー51を軽量化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、底部52に縦長に延びる溝部52aを、間隔を空けて3箇所に形成したが、図2(a)に示すように、さらに溝部52aを追加してもよい。すなわち、溝部52aの数、位置、延びる方向は適宜変更してもよい。
○ 図2(b)に示すように、溝部52aに、振動を吸収する防振材56(例えば、シリコン、樹脂、ゴム)を充填してもよい。このように構成すると、防振材56によっても振動を吸収することができる。よって、溝部52aと、防振材56とを併用して共振点をずらすことができる。また、溝部52aで底部52の固有振動数を変え、さらに、その固有振動数から防振材56で固有振動数をずらし、底部52の固有振動数を、振動源の固有振動数からずらす作業の微調整を行うことができる。
○ 実施形態では、インバータカバー51の底部52において、収容空間51aに対向する面に溝部52aを形成したが、図2(c)に示すように、インバータカバー51の底部52において、収容空間51aと反対面に溝部52aを形成してもよい。
○ 実施形態では、溝部52aを底部52の長辺方向に延びるように形成したが、溝部52aを、底部52の長辺方向と直交する方向(短辺方向)に形成してもよい。
○ 実施形態では、圧縮機構18をスクロール型に具体化したが、圧縮機構18はベーン型やその他の形式に変更してもよい。
10…インバータ一体型電動圧縮機、11…ハウジング、18…圧縮機構(振動源)、19…電動モータ、23…回転軸、51…インバータカバー、51a…収容空間、52…底部、52a…溝部、56…防振材、60…インバータ、61…絶縁シート。

Claims (8)

  1. ハウジング内に圧縮機構、及び該圧縮機構を駆動させる電動モータが収容されるとともに、前記圧縮機構と前記電動モータが、該電動モータの回転軸の軸方向に並んで連結されており、
    前記ハウジングの軸方向端部にインバータカバーが周縁部において連結され、前記インバータカバーと前記ハウジングにより、前記電動モータを駆動させるためのインバータを収容する収容空間を区画するインバータ一体型電動圧縮機であって、
    前記インバータカバーは金属製であるとともに、前記回転軸と同軸上に位置し、かつ前記回転軸と交差する方向に延在する薄板状の底部を有し、
    前記底部に、該底部に延在する溝部が形成されており、
    前記溝部によって、前記圧縮機構を振動源とする振動に基づく前記底部の変形を許容し、前記圧縮機構と、前記インバータカバーとの固有振動数の共振点をずらしたことを特徴とするインバータ一体型電動圧縮機。
  2. 前記溝部は、前記インバータカバーにおいて前記収容空間と対向する面に形成されている請求項1に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
  3. 前記底部は縦長に形成され、前記溝部は、前記底部の長辺方向に延びるように形成されている請求項1又は請求項2に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
  4. 前記溝部は複数であり、並列に配設されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
  5. 前記複数の溝部のうち、中央に位置する溝部はその他の溝部より延在方向への長さが長く形成されている請求項4に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
  6. 前記収容空間には、前記インバータカバーと前記インバータとの絶縁を確保する絶縁シートが設けられている請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
  7. 前記溝部には防振材が充填されている請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
  8. 前記溝部は、前記インバータカバーにおいて前記収容空間と対向する面と反対面に形成されている請求項1に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
JP2012080023A 2012-03-30 2012-03-30 インバータ一体型電動圧縮機 Active JP5510490B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012080023A JP5510490B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 インバータ一体型電動圧縮機
CN201310024022.7A CN103362814B (zh) 2012-03-30 2013-01-22 逆变器一体型电动压缩机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012080023A JP5510490B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 インバータ一体型電動圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013209909A JP2013209909A (ja) 2013-10-10
JP5510490B2 true JP5510490B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=49364883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012080023A Active JP5510490B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 インバータ一体型電動圧縮機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5510490B2 (ja)
CN (1) CN103362814B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102202419B1 (ko) * 2015-04-17 2021-01-13 한온시스템 주식회사 전동 압축기
JP2017072071A (ja) 2015-10-07 2017-04-13 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機
KR102194807B1 (ko) * 2015-12-24 2020-12-23 한온시스템 주식회사 압축기
CN106593880A (zh) * 2017-01-24 2017-04-26 广东美芝制冷设备有限公司 压缩机
JP7195541B2 (ja) * 2019-03-28 2022-12-26 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機
FR3102407B1 (fr) * 2019-10-28 2021-11-12 Valeo Systemes Thermiques Ensemble mécanique pour véhicule et dispositif de ventilateur pour véhicule comprenant un tel ensemble mécanique
FR3125369A1 (fr) 2021-07-13 2023-01-20 Valeo Embrayages Couvercle d’onduleur avec amortisseur dynamique de vibrations

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5588810A (en) * 1995-09-01 1996-12-31 Bristol Compressors, Inc. Low noise refrigerant compressor
JP2004138019A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Matsushita Refrig Co Ltd 密閉型圧縮機
CN101187372A (zh) * 2006-11-17 2008-05-28 乐金电子(天津)电器有限公司 旋转式压缩机的减噪结构
JP4992395B2 (ja) * 2006-11-27 2012-08-08 株式会社豊田自動織機 電動コンプレッサ
CN102230418B (zh) * 2011-06-17 2012-08-08 北京理工大学 废气再利用电辅助两级增压系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN103362814A (zh) 2013-10-23
CN103362814B (zh) 2016-03-02
JP2013209909A (ja) 2013-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5510490B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP6650524B2 (ja) 圧縮機
JP5652359B2 (ja) 電動圧縮機
US8853896B2 (en) Rotating electrical machine
JP5831484B2 (ja) 電動圧縮機
US20170040864A1 (en) Electric Compressor
US10707715B2 (en) Motor-driven compressor
JP4749729B2 (ja) 電動圧縮機
JP5423821B2 (ja) 電動圧縮機、及び電動圧縮機の製造方法
JP2018119528A (ja) 電動圧縮機
JP5929991B2 (ja) 電動圧縮機
WO2016121616A1 (ja) 電動圧縮機
JP2014043793A (ja) 電動圧縮機
JP5974751B2 (ja) 電動圧縮機
JP6760182B2 (ja) 電動圧縮機
JP6402678B2 (ja) 電動圧縮機
JP6492446B2 (ja) ターミナルおよびターミナルを備えた圧縮機
JP2019152194A (ja) 電動圧縮機
JP5931488B2 (ja) 電動圧縮機
JP2011241799A (ja) 電動圧縮機の中継接続構造
JP2021080894A (ja) 電動圧縮機
JP2024037419A (ja) 電動圧縮機
JP2017153248A (ja) モータおよびモータを用いた圧縮機
JP2012172543A (ja) 電動圧縮機
JP2023119511A (ja) 車載用電動圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140310

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5510490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151