JP5509882B2 - 収集装置、センサ装置および収集方法 - Google Patents

収集装置、センサ装置および収集方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数のセンサ装置と当該センサ装置によって取得された検出値を収集する収集装置および収集方法に関する。
従来より、対象領域に対して設置された複数のセンサ装置がそれぞれ取得した検出値を一括して収集する収集装置があり、検出値の効率的な検証を可能にしている。通常、センサ装置は、それぞれ検出値の取得間隔や取得データを収集装置へ送信する送信周期が異なる。すなわち、収集装置に収集された取得データは、それぞれ異なる時刻に取得されている可能性が高い。
したがって、センサ装置から収集した検出値をそのまま利用した場合、対象領域における移動体の挙動を判断するには誤差が大きく検出結果としては不正確なものとなってしまう。そこで、収集装置では、取得された検出値の検出時間と、センサ装置からの収集時間を考慮して検出値の誤差を修正する機能が求められている。そこで、収集装置において、各センサ装置から収集した検出値の時刻誤差を修正する技術や、同一目標の挙動を表しているかを検証する技術が提供されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2000−293221号公報
しかしながら、上述の従来技術では、各センサ装置において、それぞれ同じタイミングで取得した検出値を収集するのは困難であった。収集装置によって、複数のセンサ装置においてそれぞれ取得した検出値を収集する場合、各装置間では、時刻を同期させている。そして、センサ装置によって取得された検出値には、取得した時刻情報が付与されている。
ところが、収集装置が検出値を収集するタイミング(すなわち、センサ装置が検出値を送信するタイミング)は、ばらばらであり、各センサ装置が同一時刻に取得した検出値を送信するような構成は考慮されていなかった。特に、収集装置とセンサ装置との通信回線の帯域が無線などのように低帯域の場合、同時に送信可能な通信容量の関係から技術的にも、同一時刻による検出値の送信は不可能であった。
したがって、それぞれのセンサ装置から収集した検出値間には取得時刻の誤差が発生している可能性が高い。結果として、複数のセンサ装置が同じ目標を追尾していても、それぞれ、ばらばらな時刻に取得された検出値が送信されてくるため、同一目標か否かを判定するのが困難であった。また誤差を修正することは不可能ではないが、収集装置における処理負荷の増加はコスト高を招く要因となってしまう。
特に、航空目標に比べ、地上を移動する目標は、比較的速度は遅いが、データの収集間隔が大きい場合、移動経路を線形予測することは困難である。そのため、検出値の取得時刻での推定位置を用いての同一目標か否かの判断は、ほとんど不可能であった。したがって、1つの目標が複数目標に誤認識され、複数のセンサ装置を利用して移動位置を検出しても正しい挙動を把握できない可能性が高いという問題があった。
本開示技術は、上述した従来技術による問題点を解消するため、複数のセンサ装置からそれぞれ取得時刻の誤差ない検出値を収集可能な収集装置、センサ装置および収集方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本開示技術は、時刻が同期された複数のセンサ装置から、当該センサ装置によって取得された検出値を収集する技術であって前記複数のセンサ装置から送信された検出値を受信する処理と、受信された検出値の時刻情報から送信元のセンサ装置における前記検出値の送信周期を特定する処理と、前記センサ装置ごとに特定された送信周期の中から、最長および最短の送信周期に基づいて前記複数のセンサ装置に共通の基準時刻を起点とした最短の送信周期および最長の送信周期毎の時刻を前記複数のセンサ装置における検出値の取得時刻とする設定を行う処理と、設定された取得時刻の設定指示を前記複数のセンサ装置へ送信する処理と、前記設定指示に基づき前記複数のセンサ装置が取得した検出値を前記送信周期で送信した検出値群を前記複数のセンサ装置からの収集データとして出力する処理と、を含むことを要件とする。
本収集装置、センサ装置および収集方法によれば、複数のセンサ装置からそれぞれ取得時刻の誤差ない検出値を収集可能にするという効果を奏する。
本実施の形態にかかるデータ収集処理の一例を示す説明図である。 センサ装置群と収集装置とのネットワークの構成例を示す説明図である。 収集装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 センサ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 各装置の機能的構成を示すブロック図である。 収集装置におけるデータ収集処理の手順を示すフローチャートである。 センサ装置におけるデータ取得処理の手順を示すフローチャートである。 データの取得時刻の決定処理の手順を示すフローチャートである。 データ取得処理の手順を示すフローチャートである。 データ送信処理の手順を示すフローチャートである。 データ取得・収集タイミング(エッジ数5)を示すタイミングチャートである。 データ取得・収集タイミング(エッジ数4)を示すタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、本技術にかかる収集装置、センサ装置および収集方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかるデータ収集処理の一例を示す説明図である。図1のように、本実施の形態では、収集装置100は、複数のセンサ装置110によってそれぞれ取得されたデータを一括して収集する。収集装置100と各センサ装置110にはそれぞれ時刻同期部が備えられており、共通した時刻情報の元、各処理を実行するものとする。なお、時刻同期部では、GPS信号や、電波時計信号を受信することによって、収集装置100や各センサ装置110は、それぞれ独立した状態で、時刻を同期させることができる。
そこで、本実施の形態では、各センサ装置110におけるデータの取得時刻を合わせることによって、収集装置100が得るデータの時刻誤差を極力小さくする。一般に低帯域ネットワークを利用して複数のセンサ装置110からデータを収集する場合、各センサ装置110におけるデータ取得間隔は、データ送信周期と比較して非常に短い。すなわち、「データ送信周期>>データ取得間隔」の関係が成り立つ。
したがって、データ送信周期をデータの取得時刻に設定することによって、各センサ装置110において、それぞれ、ほぼ同一時刻のデータを取得することができる。たとえば、データ送信周期が3分であっても、データの取得間隔が0.1秒であれば、データ送信周期とほぼ一致するタイミングでデータを取得している。このほぼ一致したタイミングにて取得されたデータを収集することによって、従来のようなデータの取得時刻の誤差によって同一目標かが正しく判別できないといった問題を解消し、高精度な挙動の把握が可能となる。
まず、収集装置100は、データの収集を開始する前に、データ収集周期設定を行う(ステップS101)。データ収集周期とは、収集装置100が、各センサ装置110からデータを収集する周期である。このデータ収集周期は、すなわち、センサ装置110におけるデータ送信周期を意味する。
また、一般的に、センサ装置110ごとにデータ送信周期(収集装置100からみたデータ収集周期)は異なる。これら各センサ装置110のデータ送信周期(データ収集周期)に関する情報があらかじめ用意されている場合には、これらデータ送信周期を収集装置100に提供することによって、データ収集周期を設定することができる。
また、各センサ装置110のデータ送信周期に関する情報がなくても、準備処理として、各センサ装置110から所定回数分送信されたデータの時刻情報の差分を求めることによって、データ送信周期を特定することができる。したがって、収集装置100では、特定されたデータ送信周期はそのままデータ収集周期として設定される。
つぎに、収集装置100は、各センサ装置110に対するセンサの設定を行う(ステップS102)。センサの設定とは、収集装置100からデータ収集設定データをセンサ装置に対して設定させる処理を意味する。具体的には、まず、事前処理としてステップS101によって設定されたデータ収集周期の中から最長周期と最短周期が特定される。そして、ステップS102では基準情報として基準時刻、最短周期、最長周期、送信データ個数(エッジ数)、個々の収集情報(送信開始時刻、送信周期)などが各センサ装置に送信された後、それぞれ設定される。
センサ装置110は、収集装置100から送信されたデータ収集設定データが受信され、自装置に設定されると、まず、データの取得時刻を計算する(ステップS111)。ステップS111では、収集装置100から送信されたデータ収集設定データに基づいて、データの取得時刻が計算される。
具体的には、収集装置100によって特定された最長周期・最短周期に基づいて、データの取得時刻を計算する。すなわち、センサ装置110は、最長周期に相当する時刻もしくは、最短周期に相当する時刻とあらかじめ設定されていた取得時刻とを比較する。そして、最長周期もしくは最短周期に相当する時刻に合わせて自装置におけるデータの取得時刻が計算されると、センサ装置110は、計算された取得時刻に基づいて、データ取得を行う(ステップS112)。なお、ステップS112によって得られた取得データは、センサ装置110内のデータ保存領域に格納される。
その後、センサ装置110は、データ送信周期に基づいて、取得データを収集装置100へ送信する(ステップS113)。ステップS113では、ステップS112によってデータ保存領域に格納された取得データが読み出され、送信データとして収集装置100へ、センサデータが送信される。なお、送信データは、収集装置100によって設定されたエッジ数分の取得データ(最新のセンサデータ+直近のセンサデータn個=エッジ数)が送信される。
収集装置100は、各センサ装置110から送信されたセンサデータを受信することによって、データ収集処理を行う(ステップS103)。なお、収集装置100では、所定期間、各センサ装置110から送信されたセンサデータを収集データとしてそのまま出力してもよいし。センサデータに含まれる時刻情報を参照して、同一時刻に取得されたセンサデータ同士にマージ処理を施した後、出力してもよい。
図2は、センサ装置群と収集装置とのネットワークの構成例を示す説明図である。図2に例示したように、収集装置100は、低帯域ネットワーク120(有線・無線を問わず)を介して複数のセンサ装置110と接続される。なお、同一の収集装置100に接続されるセンサ装置110は、共通の対象領域内の移動体200をスキャンするセンサ装置110に限定される。また、まったく相関性のない領域をスキャンするセンサ装置110が接続されている場合は、対象領域ごとに、収集されたデータは分けて扱われる。
また、収集装置100には、データ処理装置130が接続されている。データ処理装置130は、収集装置100にて収集された各センサ装置110からの収集データを用いて、移動体200の挙動を解析することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、収集装置100によって設定されたデータ取得タイミングに基づいて、各センサ装置110におけるデータの取得時刻を修正させる。したがって、各センサ装置110からデータが送信される時刻は異なるが、収集装置100が収集したデータの取得時刻は、同期されている。したがって、従来の収集装置100によって得られたデータのような時刻誤差が排除され、高精度に移動体200の挙動を検証することができる。
以下に、本実施の形態にかかる収集装置100およびセンサ装置110の具体的な構成と処理手順について詳しく説明する。
(収集装置のハードウェア構成)
図3は、収集装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、収集装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read‐Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、ディスプレイ308と、I/F(Interface)309と、キーボード310と、マウス311と、スキャナ312と、プリンタ313と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301は、収集装置100の全体の制御を司る。ROM302は、収集処理を実現するための収集プログラムやブートプログラムなどの各種プログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク307に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ308は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ308は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)309は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)や所定の低帯域ネットワーク120に接続され、この低帯域ネットワーク120を介して他の装置に接続される。そして、I/F309は、低帯域ネットワーク120と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F309には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード310は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス311は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ312は、画像を光学的に読み取り、収集装置100内に画像データを取り込む。なお、スキャナ312は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ313は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ313には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
上記の図3のハードウェア構成は、収集装置100を構成する際の具体例として挙げたが、さらに、データ処理装置130としての機能を含めてもよい。データ処理装置130として併用する場合には、ROM302に、データ処理を実現するためのプログラムを追加すればよい。
(センサ装置のハードウェア構成)
図4は、センサ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図4において、センサ装置110は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read‐Only Memory)402と、RAM(Random Access Memory)403と、メモリドライブ404と、各種メモリ405と、I/F(Interface)406と、各種センサ407と、を備えている。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU401は、センサ装置110の全体の制御を司る。ROM402は、収集処理を実現するための収集プログラムやブートプログラムなどの各種プログラムを記憶している。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。メモリドライブ404は、CPU401の制御にしたがって各種メモリ405に対するデータのリード/ライトを制御する。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)406は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)など低帯域ネットワーク120に接続され、この低帯域ネットワーク120を介して収集装置100など他の装置に接続される。そして、I/F406は、低帯域ネットワーク120と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F406には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
各種センサ407は、対象領域内における移動体の変位など挙動に関する情報を取得する。センサの種類としては、たとえば、レーダ、赤外線センサ、サーモセンサ、CMOSセンサなど各種のセンサが挙げられる。また、いずれのセンサを採用するかは、対象領域の範囲や、目標となる移動体の速度域などにより設計者によって適宜判断される。
(収集装置およびセンサ装置の機能的構成)
図5は、各装置の機能的構成を示すブロック図である。図5のように、収集装置100は、受信部501と、特定部502と、設定部503と、送信部504と、出力部505と、処理部506と、を含む構成である。この制御部となる機能(受信部501〜処理部506)は、具体的には、たとえば、図3に示したROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F309により、その機能を実現する。
受信部501は、複数のセンサ装置110から送信されたデータを受信する機能を備えている。具体的には、受信部501は、データとして、センサ装置110によって検出された検出値や、送信元のセンサ装置110のデータの送信周期を受信する。また、検出値には、検出された際の時刻情報が含まれている。なお、受信されたデータは、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
特定部502は、各センサ装置110における検出値の送信周期を特定する機能を有する。具体的には、受信部501によって受信された検出値の時刻情報から送信元のセンサ装置110における検出値の送信周期を特定する。特定部502によって特定された送信周期とはすなわち、収集装置100におけるデータの収集周期に相当する。なお、特定された送信周期は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
上述したように、受信部501は、検出値とともに、送信元のセンサ装置110のデータ(検出値)の送信周期を受信する機能を有している。したがって、受信部501によって送信周期を受信した場合には、特定部502による特定処理は省略される。しかしながら、受信部501が、センサ装置110の機能や、ネットワーク環境によって、送信周期を受信できなかった場合には、特定部502によって送信周期を特定する。
設定部503は、各センサ装置110における検出値の取得時刻を設定する。具体的には、設定部503は、まず、センサ装置110ごとに受信した、もしくは、特定部502によって特定された送信周期の中から、最長または最短の送信周期を抽出する。その後、設定部503は、抽出された最長または最短の送信周期に基づいて、各センサ装置110における検出値の取得時刻を設定する。
また、設定部503では、単純に抽出された最長または最短の送信周期をセンサ装置110における取得時刻の設定データとしてもよい。なお、設定された取得基準時刻は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
また、設定部503は、特定部502によって、取得周期を特定せずに、外部から複数のセンサ装置110の送信周期を受け付けてもよい。このような場合、設定部503は、受け付けた送信周期の中から、最長または最短の送信周期に対応して、複数のセンサ装置110における検出値の取得時刻を設定する。
また、設定部503は、複数のセンサ装置110におけるデータの取得間隔内に最長と最短の送信周期に対応した取得時刻が重複して発生する場合には、最長の送信周期に対応した取得時刻を設定する。さらに、設定部503は、複数のセンサ装置110に蓄積されている検出値のうち、一度に送信する検出値の個数を設定することもできる。センサ装置110は、データの送信周期ごとに設定された個数のデータ(検出値)を送信するようになる。
送信部504は、各センサ装置110へデータを送信する機能を有する。具体的には、送信部504は、設定部503によって設定された取得時刻の設定指示を複数のセンサ装置110へ送信する。
出力部505は、複数のセンサ装置110から送信されたデータ(検出値)を収集データとして出力する機能を有する。具体的には、収集装置100には、送信部504によって送信された設定指示に基づき複数のセンサ装置110が取得した検出値が送信周期ごとに送信されてくる。これら送信されたデータは、受信部501によって受信される。出力部505では、これら受信した検出値群を複数のセンサ装置110からの収集データとして出力する。なお、出力形式としては、たとえば、ディスプレイ308への表示、プリンタ313への印刷出力、I/F309による外部装置への送信がある。また、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶することとしてもよい。
処理部506は、収集したデータを適宜マージする機能を有する。具体的には、受信部501では、設定指示に基づき複数のセンサ装置110から送信された検出値を受信する。処理部506では、上述のように受信した検出値のうち、時刻情報が同一の検出値同士をマージ処理する。マージ処理によって、検出値が時刻に基づいて纏められ、データ処理装置130における検証処理が効率化される。なお、マージ処理されたデータは、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
つぎに、センサ装置110の機能的構成について説明する。図5のように、センサ装置110は、センサ部510と、受信部511と、修正部512と、送信部513とを含んだ構成になっている。この制御部となる機能(受信部511〜送信部513)は、具体的には、たとえば、図4に示したROM402、RAM403、各種メモリ405などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F406より、その機能を実現する。
センサ部510は、各種センサ407を利用して、指定された取得時刻ごとに、対象領域内をスキャンする機能を有する。なお、センサ部510による検出値は、RAM403や各種メモリ405などの記憶領域に記憶される。
受信部511は、収集装置100から送信されたデータを受信する機能を有する。具体的には、受信部511は、収集装置100によって設定されたデータ取得に関する情報(たとえば、取得時刻)を受信する。なお、受信されたデータは、RAM403や各種メモリ405などの記憶領域に記憶される。
修正部512は、自装置におけるデータの取得時刻を修正する機能を有する。具体的には、修正部512は、収集装置100から検出値の取得時刻の設定指示を受け付けると、設定指示に基づいて、検出値の取得時刻を修正する。なお、修正された取得時刻は、RAM403や各種メモリ405などの記憶領域に記憶される。
送信部513は、収集装置100へデータを送信する機能を有する。具体的には、送信部13は、各センサ装置110に設定された任意の送信周期になると、収集装置100に対して、取得時刻ごとに取得された検出値を送信する。取得時刻とは、上述のように、修正部512によって修正された取得時刻である。したがって、各センサ装置110から送信される各検出値は、同一時刻性の高いデータといえる。なお、送信されたデータは、RAM403や各種メモリ405などの記憶領域に記憶される。
(データ収集処理の手順)
図6は、収集装置におけるデータ収集処理の手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、収集装置100が、各センサ装置110に対してデータの取得時刻の設定指示を行った後、設定指示に応じて各センサ装置110から送信されたデータを収集するまでの手順を示している。図6の各処理を実行することによって、データの取得間隔の異なる複数のセンサ装置110であっても、同じ時刻に取得したデータを収集することができる。
図6のように、収集装置100は、特定部502によって、各センサ装置110のデータ送信周期を設定し(ステップS601)、最長送信周期および最短送信周期を算出する(ステップS602)。以上の処理によって、各センサ装置110に設定されたデータ送信周期のうち、最長となる送信周期(最長送信周期)と、最短となる送信周期(最短送信周期)とが特定される。
続いて、収集装置100は、設定部503によってデータ取得設定を行うと、送信部504から各センサ装置110にデータ取得設定を送信する(ステップS603)。以上の処理によって、各センサ装置110に対するデータの取得時刻の設定指示が完了する。したがって、以後は、各センサ装置110から設定指示に応じて取得したデータを収集する処理へと移行する。
収集装置100は、受信部501によって、各センサ装置110から送信されたデータを収集する(ステップS604)。なお、各センサ装置110には、あらかじめ取得したデータの送信周期が設定されている。したがって、収集装置100は、各センサ装置110の送信周期ごとに送信されたデータを収集する。
その後、収集装置100は、ユーザや上位システムから収集処理を終了する旨の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS605)。ステップS605において、収集処理終了の指示が無ければ(ステップS605:No)、ステップS604の処理に戻り、引き続き各センサ装置110から送信されたデータの収集を継続する。一方、ステップS605において、収集処理終了の指示があった場合(ステップS605:Yes)、そのまま、一連のデータ収集処理を終了する。
以上説明したように、収集装置100では、各センサ装置110におけるデータの取得時刻を同期させるための設定指示を送信した後、各センサ装置110から設定指示に応じて取得されたデータ(検出値)を収集する。したがって、センサ装置110のデータ取得間隔やデータ送信周期を変更させることなく、同時刻性の高いデータを収集することができる。
(データ取得処理の手順)
図7は、センサ装置におけるデータ取得処理の手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、各センサ装置110が、収集装置100からの設定指示に応じて、データを取得する時刻を修正した後、データ取得間隔に沿って取得したデータを、データ送信周期ごとに収集装置100へ送信するまでの手順を示している。図7の各処理を実行することによって、収集装置100からの設定指示に応じてデータを取得する開始時刻が修正されるため、あらかじめ設定されているデータ取得間隔やデータ送信周期を変更することなく、自装置におけるデータの取得時刻を他のセンサ装置110におけるデータの取得時刻と同期させることができる。
図7において、センサ装置110は、まず、受信部511においてデータ取得設定を受信したか否かを判断する(ステップS701)。データ取得設定は、図6にて説明したように、収集装置100から各センサ装置110に対して一様送信される。センサ装置110は、ステップSお701において、データ取得設定を受信するまで待ち(ステップS701:Noのループ)、データ取得設定を受信すると(ステップS701:Yes)、修正部512において、データの取得時刻を修正するため、まず、各値を初期化する(ステップS702)。
ステップS702では、具体的には、下記のように各値を初期化する。
・自取得時刻(自装置におけるデータの取得時刻)の初期化:
自取得時刻Tri=開始時刻Ts+データ取得間隔ΔT
・最短間隔取得時刻の初期化
最短間隔取得時刻ts=基準時刻Tb
・最長間隔取得時刻の初期化
最長間隔取得時刻tl=基準時刻Tb
・送信時刻の初期化
送信時刻Tsend=開始時刻Ts+データ送信間隔ΔTsend
つぎに、センサ装置110は、修正部512によって、データの取得時刻の決定処理を行う(ステップS703)。そして、センサ装置110は、センサ部510によって、ステップS703によって決定されたデータの取得時刻に基づいて、データの取得処理を行う(ステップS704)。ステップS704によって、データが取得されると、センサ装置110は、送信部513からあらかじめ設定されたデータ送信周期に応じたタイミングで、取得したデータの送信処理を行う(ステップS705)。
その後、センサ装置110は、ユーザや上位システムからセンサ停止指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS706)。ステップS706において、センサ停止指示を受け付けていない場合(ステップS706:No)、引き続き、データを取得するため、ステップS703の処理に戻り、ステップS703〜S705の処理を繰り返す。その後、ステップS706において、センサ停止指示を受け付けたと判断されると(ステップS706:Yes)、そのまま一連のデータ取得処理を終了する。
つぎに、図7のステップS703〜S705の各処理について詳細に説明する。なお、以下、図8〜図10の説明に利用する変数について下記のように設定する。
Tb :基準時刻
N :エッジ数(一度に送信するデータ数)
ΔTs :最短取得間隔(最短送信周期を基準としたデータ取得間隔)
ΔTl :最長取得間隔(最長送信周期を基準としたデータ取得間隔)
ts :最短間隔取得時刻(最短取得間隔に基づいた取得時刻)
tl :最長間隔取得時刻(最長取得間隔に基づいた取得時刻)
Ts :取得開始時刻
ΔT :データ取得間隔
Tri :自取得時刻(自装置のデータの取得時刻)
Tsend :データ送信時刻
ΔTsend:データ送信周期(=N×ΔT)
T :データの取得時刻
t :現在時刻
<データの取得時刻の決定処理の手順>
図8は、データの取得時刻の決定処理の手順を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、図7のステップS703の詳細な処理内容を示している。図8において、センサ装置110は、まず、自取得時刻Triが最短間隔取得時刻ts以前もしくは等しい時刻に設定されているか否かを判断する(ステップS801)。ステップS801において、自取得時刻Triが最短間隔取得時刻ts以前もしくは等しい時刻に設定されていないと判断された場合(ステップS801:No)、センサ装置110は、最短間隔取得時刻tsに最短取得間隔ΔTsをインクリメントすることによって更新した後(ステップS802)、再度ステップS801の判断処理に移行する。
ステップS801において、自取得時刻Triが最短間隔取得時刻ts以前もしくは等しい時刻に設定されていると判断された場合(ステップS801:Yes)、センサ装置110では、最短間隔取得時刻の計算がなされたとして、つぎに、最長間隔取得時刻の計算を行う。したがって、センサ装置110は、自取得時刻Triが最長間隔取得時刻tl以前もしくは等しい時刻に設定されているか否かを判断する(ステップS803)。ステップS803において、自取得時刻Triが最長間隔取得時刻tl以前もしくは等しい時刻に設定されていないと判断された場合(ステップS803:No)、センサ装置110は、最長間隔取得時刻tlに最長取得間隔ΔTlをインクリメントすることによって更新した後(ステップS804)、再度ステップS803の判断処理に移行する。
ステップS803において、自取得時刻Triが最長間隔取得時刻tl以前もしくは等しい時刻に設定されていると判断された場合(ステップS803:Yes)、センサ装置110は、つぎに、最長間隔取得時刻tlが、自取得時刻Tri以降かつ、次回の自取得時刻すなわち、自取得時刻Tri+データ取得間隔ΔT以前の時刻に設定されているか否かを判断する(ステップS805)。
ステップS805において、最長間隔取得時刻tlが、自取得時刻Tri以降かつ、次回の自取得時刻Tri+データ取得間隔ΔT以前の時刻に設定されていると判断された場合(ステップS805:Yes)、センサ装置110は、最長間隔取得時刻tlをデータの取得時刻Tに決定し(ステップS806)、ステップS704の処理に移行する。
一方、ステップS805において、最長間隔取得時刻tlが、自取得時刻Tri以降かつ、次回の自取得時刻Tri+データ取得間隔ΔT以前の時刻に設定されていないと判断された場合(ステップS805:No)、センサ装置110は、さらに、最短間隔取得時刻tsが、自取得時刻Tri以降かつ、次回の自取得時刻Tri+データ取得間隔ΔT以前の時刻に設定されているか否かを判断する(ステップS807)。
ステップS807において、最短間隔取得時刻tsが、自取得時刻Tri以降かつ、次回の自取得時刻Tri+データ取得間隔ΔT以前の時刻に設定されていると判断された場合(ステップS807:Yes)、センサ装置110は、最短間隔取得時刻tsをデータの取得時刻Tに決定し(ステップS808)、ステップS704の処理に移行する。
一方、ステップS807において、最短間隔取得時刻tsが、自取得時刻Tri以降かつ、次回の自取得時刻Tri+データ取得間隔ΔT以前の時刻に設定されていないと判断された場合(ステップS807:No)、センサ装置110は、自取得時刻Triをデータの取得時刻Tに決定し(ステップS809)、ステップS704の処理に移行する。
以上説明したように、センサ装置110は、ステップS703において、あらかじめ設定されていたデータ取得間隔から、最長間隔取得時刻と最短間隔取得時刻をそれぞれ計算する。そして、計算した各時刻と自取得時刻とを比較することによって次回データを取得する時刻を決定した後、ステップS704のデータ取得処理に移行する。
<データ取得処理の手順>
図9は、データ取得処理の手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、図7のステップS704の詳細な処理内容を示している。図9において、まず、センサ装置110は、ステップS703の処理が終了したか否かをトリガに現在時刻tがデータの取得時刻Tに至ったか否かを判断する(ステップS901)。
センサ装置110は、ステップS901において、現在時刻tがデータの取得時刻Tに至ったと判断されるまで待ち(ステップS901:Noのループ)、データの取得時刻Tに至ったと判断されると(ステップS901:Yes)、センサ部510によってデータを取得し(ステップS902)、自取得時刻Triを更新する(ステップS903)。すなわち、ステップS903において、自取得時刻Triは、データ取得間隔ΔTがインクリメントされ、あらたな自取得時刻Tri(Tri=Tri+ΔT)に更新される。なお、ステップS902にて取得されたデータは、一時的に、センサ装置110内の記憶領域に記憶される。
以上説明したように、センサ装置110は、ステップS704において、自取得時刻Triに至ったか否かをトリガにデータを取得する。そして、ステップS903の処理が終了すると、ステップS705のデータ送信処理に移行する。
<データ送信処理の手順>
図10は、データ送信処理の手順を示すフローチャートである。図10は、図7のステップS705の詳細な処理内容を示している。図10において、まず、センサ装置110は、ステップS704の処理が終了したか否かをトリガに自取得時刻Triがデータ送信時刻Tsendと一致するか否かを判断する(ステップS1001)。
センサ装置110は、ステップS1001において、自取得時刻Triがデータ送信時刻Tsendと一致すると判断されるまで、ステップS703およびS704の処理を繰り返す(ステップS1001:Noのループ)。その後、ステップS1001において、自取得時刻Triがデータ送信時刻Tsendと一致すると判断されると(ステップS1001:Yes)、センサ装置110は、センサ部510によって最新データを取得する(ステップS1002)。なお、取得された最新データは、一時的にセンサ装置110内の記憶領域に記憶される。
続いて、センサ装置110は、記録領域に記憶されていたデータを読み出し、送信部513から最新データを収集装置100へ送信する(ステップS1003)。その後、センサ装置110は、現在の自取得時刻Triにデータ取得間隔ΔTをインクリメントすることによって自取得時刻Triを更新する(ステップS1004)。さらに、センサ装置110は、現在のデータ送信時刻Tsendにデータ送信周期ΔTsendをインクリメントすることによって、データ送信時刻Tesndも併せて更新し(ステップS1005)、ステップS706の処理に移行する。
以上説明したように、センサ装置110は、ステップS705において、設定された時刻に取得されたデータをあらかじめ設定されたデータ送信周期に沿って収集装置100へ送信する。その後、センサ装置110は、次回の取得時刻や送信時刻を自動的に更新した後、ステップS706の処理へ移行する。
(データ取得・収集タイミング)
図11,12は、データ取得・収集タイミングを示すタイミングチャートである。図11,12では、図6〜10のフローチャートに示す手順によって設定されたデータ取得・収集タイミングの反映例を表している。なお、図11は、エッジ数5の場合、図12はエッジ数4の場合をそれぞれ表している。
図11の場合、最短送信周期と最長送信周期とからそれぞれ下記のようにデータの取得時刻や自取得時刻が計算される。
・最短送信周期より計算されるデータの取得時刻
=基準時刻+最短取得間隔×i(i=0,1,2,・・)
・最長送信周期より計算されるデータの取得時刻
=基準時刻+最長取得間隔×j(j=0,1,2,・・)
・自取得時刻
=開始時刻+データ取得間隔×k(k=0,1,2,・・)
したがって、最短取得間隔はセンサ3のデータ取得間隔2分となり、最長取得間隔はセンサ4または5のデータ取得間隔15分となる。したがって、基準となる取得時刻は、10:00から最小取得間隔の2分ごととなるが、最長取得間隔15分が存在する10:15,10:30,10:45に限って、これらの時刻が取得時刻となる。
同様に、図12の場合も、最短取得間隔はセンサ3のデータ取得間隔2分となり、最長取得間隔はセンサ1または2のデータ取得間隔3分となる。したがって、基準となる取得時刻は、10:00から最小取得間隔の2分ごととなるが、最長取得間隔3分が存在する10:03,10:06,10:09に限って、これらの時刻が取得時刻となる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる収集装置、センサ装置および収集方法によれば、データ送信周期を基準として、各センサ装置110におけるデータの取得時刻を修正させることによって、取得時刻が同期された検出値を収集することができるため、検出値の誤差が少なく、検出値を利用した高精度な検証が可能となる。
また、上記技術は、さらに、各センサ装置110におけるデータ送信周期に関する情報を取得することによって、自動的に最長周期と最短周期を求め、各センサ装置110におけるデータの取得時刻を設定することができる。
また、上記技術は、さらに、一回のデータ取得間隔の中に、データ送信周期の最長周期に基づいた取得時刻と最短周期に基づいた取得時刻とが重複して発生する場合には、自動的に最長周期に基づいた取得時刻を採用することによって、より同期性の高い検出値を収集することができる。
また、上記技術では、さらに、センサ装置110に対して、一度のデータ送信周期ごとに指定した個数の検出値をまとめて送信するように設定することによって、収集装置100と接続するネットワークの通信負荷を低減させることができる。
また、上記技術では、さらに、同一時刻に取得した検出値同士をマージすることによって、収集した検出値群をデータ処理しやすい情報として整理することができる。
なお、本実施の形態で説明した収集方法は、あらかじめ用意された収集プログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。本収集プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本収集プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
また、本実施の形態で説明した収集装置100は、スタンダードセルやストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定用途向けIC(以下、単に「ASIC」と称す。)やFPGAなどのPLD(Programmable Logic Device)によっても実現することができる。具体的には、たとえば、上述した収集装置100の機能(受信部501〜処理部506)をHDL記述によって機能定義し、そのHDL記述を論理合成してASICやPLDに与えることにより、収集装置100を製造することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)時刻が同期された複数のセンサ装置から、当該センサ装置によって取得された検出値を収集する収集装置であって、
前記複数のセンサ装置から送信された、前記複数のセンサ装置が取得した検出値と送信周期とを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記センサ装置ごとの送信周期の中から、最長または最短の送信周期に基づいて、前記複数のセンサ装置における検出値の取得基準時刻を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された取得基準時刻の設定指示を前記複数のセンサ装置へ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする収集装置。
(付記2)前記センサ装置から送信周期を取得できない場合に、前記受信手段によって受信された検出値の時刻情報から送信元のセンサ装置における前記検出値の送信周期を特定する特定手段を備えることを特徴とする付記1に記載の収集装置。
(付記3)前記設定手段は、前記複数のセンサ装置の前記送信周期を受け付けると、当該送信周期の中から、最長または最短の送信周期に対応して、前記複数のセンサ装置における検出値の取得基準時刻を設定することを特徴とする付記1または2に記載の収集装置。
(付記4)前記設定手段は、前記複数のセンサ装置におけるデータの取得間隔内に前記最長と最短の送信周期に対応した取得基準時刻が重複して発生する場合、最長の送信周期に対応した取得基準時刻を設定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の収集装置。
(付記5)前記設定手段は、前記複数のセンサ装置に蓄積されている検出値のうち、一度に送信する検出値の個数を設定し、
前記受信手段は、前記設定指示に基づき、前記複数のセンサ装置が、前記個数分の検出値を取得することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の収集装置。
(付記6)前記設定指示に基づき前記複数のセンサ装置から、前記受信手段が前記個数の検出値を受信すると、時刻情報が同一の検出値同士をマージ処理する処理手段を備え、
前記出力手段は、前記マージ処理された検出値を前記収集データとして出力することを特徴とする付記5に記載の収集装置。
(付記7)任意の送信周期ごとに、付記1〜6のいずれか一つに記載の収集装置へ検出値を送信するセンサ装置であって、
前記収集装置から前記検出値の取得基準時刻の設定指示を受け付けると、当該設定指示に基づいて、前記検出値の取得時刻を修正する修正手段と、
前記任意の送信周期ごとに、前記修正手段によって修正された取得時刻に取得された検出値を前記収集装置へ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするセンサ装置。
(付記8)時刻が同期された複数のセンサ装置から、当該センサ装置によって取得された検出値を収集するコンピュータが、
前記複数のセンサ装置から送信された、前記複数のセンサ装置が取得した検出値と送信周期とを受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信した前記センサ装置ごとの送信周期の中から、最長または最短の送信周期に基づいて、前記複数のセンサ装置における検出値の取得基準時刻を設定する設定工程と、
前記設定工程によって設定された取得基準時刻の設定指示を前記複数のセンサ装置へ送信する送信工程と、
を実行することを特徴とする収集方法。
(付記9)任意の送信周期ごとに、センサによって取得した検出値を付記8に記載の前記コンピュータへ送信する他のコンピュータが、
前記コンピュータから前記検出値の取得基準時刻の設定指示を受け付けると、当該設定指示に基づいて、前記検出値の取得時刻を修正する修正工程と、
前記任意の送信周期ごとに、前記修正工程によって修正された取得時刻に取得された検出値を前記コンピュータへ送信する送信工程と、
を実行することを特徴とする収集方法。
(付記10)時刻が同期された複数のセンサ装置から、当該センサ装置によって取得された検出値を収集するコンピュータを、
前記複数のセンサ装置から送信された、前記複数のセンサ装置が取得した検出値と送信周期とを受信する受信手段、
前記受信手段によって受信した前記センサ装置ごとの送信周期の中から、最長または最短の送信周期に基づいて、前記複数のセンサ装置における検出値の取得基準時刻を設定する設定手段、
前記設定手段によって設定された取得基準時刻の設定指示を前記複数のセンサ装置へ送信する送信手段、
として機能させることを特徴とする収集プログラム。
(付記11)センサを備え、任意の送信周期ごとに、付記10に記載のコンピュータへ前記センサの検出値を送信する他のコンピュータを、
前記コンピュータから前記検出値の取得基準時刻の設定指示を受け付けると、当該設定指示に基づいて、前記検出値の取得時刻を修正する修正手段、
前記任意の送信周期ごとに、前記修正手段によって修正された取得時刻に取得された検出値を前記コンピュータへ送信する送信手段、
として機能させることを特徴とする収集プログラム。
100 収集装置
110 センサ装置
120 低帯域ネットワーク
130 データ処理装置
200 移動体
501 受信部
502 特定部
503 設定部
504 送信部
505 処理部
510 センサ部
511 受信部
512 修正部
513 送信部

Claims (7)

  1. 時刻が同期された複数のセンサ装置から、当該センサ装置によって取得された検出値を収集する収集装置であって、
    前記複数のセンサ装置から送信された、前記複数のセンサ装置が取得した検出値と送信周期とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記センサ装置ごとの送信周期の中から、最長および最短の送信周期に基づいて、前記複数のセンサ装置に共通の基準時刻を起点とした最短の送信周期および最長の送信周期毎の時刻を前記複数のセンサ装置における検出値の取得時刻とする設定を行う設定手段と、
    前記設定手段によって設定された取得時刻の設定指示を前記複数のセンサ装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする収集装置。
  2. 前記センサ装置から送信周期を取得できない場合に、前記受信手段によって受信された検出値の時刻情報から送信元のセンサ装置における前記検出値の送信周期を特定する特定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の収集装置。
  3. 前記設定手段は、前記複数のセンサ装置に蓄積されている検出値のうち、一度に送信する検出値の個数を設定し、
    前記受信手段は、前記設定指示に基づき、前記複数のセンサ装置が、前記個数分の検出値を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の収集装置。
  4. 前記設定指示に基づき前記複数のセンサ装置から、前記受信手段が前記個数の検出値を受信すると、時刻情報が同一の検出値同士をマージ処理する処理手段を備え、
    力手段は、前記マージ処理された検出値を収集データとして出力することを特徴とする請求項3に記載の収集装置。
  5. 任意の送信周期ごとに、収集装置へ検出値を送信するセンサ装置であって、
    前記収集装置から前記検出値の取得時刻の設定指示を受け付けると、当該設定指示が示す基準時刻を起点とした最短の送信周期および最長の送信周期毎の時刻を検出値の取得時刻として時刻修正する修正手段と、
    前記任意の送信周期ごとに、前記修正手段によって修正された取得時刻に取得された検出値を前記収集装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
  6. 時刻が同期された複数のセンサ装置から、当該センサ装置によって取得された検出値を収集するコンピュータが、
    前記複数のセンサ装置から送信された、前記複数のセンサ装置が取得した検出値と送信周期とを受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信した前記センサ装置ごとの送信周期の中から、最長および最短の送信周期に基づいて、前記複数のセンサ装置に共通の基準時刻を起点とした最短の送信周期および最長の送信周期毎の時刻を前記複数のセンサ装置における検出値の取得時刻とする設定を行う設定工程と、
    前記設定工程によって設定された取得時刻の設定指示を前記複数のセンサ装置へ送信する送信工程と、
    を実行することを特徴とする収集方法。
  7. 任意の送信周期ごとに、センサによって取得した検出値を請求項6に記載の前記コンピュータへ送信する他のコンピュータが、
    前記コンピュータから前記検出値の取得時刻の設定指示を受け付けると、当該設定指示が示す前記基準時刻を起点とした最短の送信周期および最長の送信周期毎の時刻を検出値の取得時刻として時刻修正する修正工程と、
    前記任意の送信周期ごとに、前記修正工程によって修正された取得時刻に取得された検出値を前記コンピュータへ送信する送信工程と、
    を実行することを特徴とする収集方法。
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