JP5509664B2 - 自動取引装置、自動取引システム、及び自動取引方法 - Google Patents
自動取引装置、自動取引システム、及び自動取引方法 Download PDFInfo
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まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る自動取引システムの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動取引システムの構成を示すブロック図である。
自動取引装置100は、利用者の操作に従って取引を実行することが出来る装置である。例えば自動取引装置100は、金融機関およびコンビニエンスストアなどに設置される現金自動預払機(ATM)、乗車券及び入場券などのチケットを発券する自動券売機、無人契約機などを含む。本実施形態においては、自動取引装置100が金融機関に設置された現金自動預払機である場合を例にとって説明する。
端末装置200は、自動取引装置100が設置されている店と同店に置かれた端末であり、係員などによって操作される端末である。端末装置200は、取引に関する情報である取引情報が入力され、取引情報を自動取引装置100に送信する機能を有する。端末装置200は、CPU(Central Processing Unit)などの演算及び制御手段である制御部、記憶部、及び通信部など(いずれも図示せず。)を有し、記憶部に記憶されたプログラムを読み込み、実行することによって各種処理を実行する。端末装置200は、例えばPC(Personal Computer)などの端末装置であってよい。
ホストコンピュータ300は、自動取引システム500における取引を管理する装置である。ホストコンピュータ300は、金融機関などに設置された自動取引装置100及び窓口などの端末装置200と相互に通信することができる。ホストコンピュータ300は、例えば、顧客の取引を成立させるか否かを判断し、取引の処理を行い、本人確認の要求があった場合には、予め記憶された認証情報との照合によって本人確認を行う。
次に、自動取引装置100の内部構成について引き続き図1を参照しながら説明する。自動取引装置100は、制御部110、顧客操作表示部120、カードリーダライタ130、通帳記帳部140、入出金部150、プリンタ160、認証情報取得部170、記憶部180を主に有する。
制御部110は、自動取引装置100の機能を制御する機能、及び通信機能を有する。制御部110は、記憶部180に記憶されたプログラムに基づいて自動取引装置100全体の動作を制御する。制御部110はさらに、取引情報取得部111、継続取引制御部112、表示制御部113、入出金制御部114、及び識別制御部115を主に有する。
取引情報取得部111は、外部の端末装置200において係員によって入力される情報であって取引確定前の取引内容に関する情報である取引情報を取得する。ここで取引情報は、例えば取引種別、取引条件、及び顧客の識別情報を含んでいても良い。また、取引条件とは入出金処理に係る入出金情報を含んでいても良い。取引情報取得部111は、取得した取引情報を継続取引制御部112に入力する。
継続取引制御部112は、端末装置200において開始された取引を引き継ぎ、表示部に表示させた取引画面に対する前記顧客の入力操作に基づき、取引情報取得部111から入力された取引情報に従った継続取引を制御する。例えば、継続取引制御部112は、表示制御部113に対して、端末装置200において入力された取引情報に基づいた取引画面を表示するよう指示を出す。また、例えば継続取引制御部112は、識別制御部115に対して、取引情報に識別情報が含まれる場合に、取引情報から識別情報を取得するよう指示を出す。即ち、継続取引制御部112は、外部の端末装置200において入力された取引情報に基づく継続取引の制御全般を行う。
表示制御部113は、顧客操作表示部120の表示部124の画面表示を制御する。本実施形態においては、表示制御部113は、取引情報取得部111において取得された取引情報に対応した取引画面を顧客の入力操作が可能なように表示部124に表示させる。これにより、顧客は自動取引装置100において、取引を継続することが出来る。例えば、外部の端末装置200において、「振込み」取引に関する情報、例えば、振込先金融機関、振込先支店名、振込先口座番号、及び振込み金額などが入力された場合、表示制御部113は、その情報を受け取り、当該取引内容、及び取引内容を確認して以降の取引を継続する意思を示すための確認ボタンを含む確認画面を、表示部124に表示させる。例えば顧客はこの画面を見て振り込み内容を確認し、確認ボタンを押すことで決済処理に進むことが出来る。
入出金制御部114は、取引が入出金処理を含む場合に当該入出金処理を制御する。本実施形態においては、入出金処理部114は、取引情報取得部111が取得した取引情報が複数の入出金情報を含む場合に、複数の入出金情報の差し引き入出金金額に従って入出金処理を行う。従来、自動取引装置において行う入出金処理は、入出金情報それぞれに対して1回ずつ決済処理を行う必要があった。しかし、本実施形態に係る自動取引装置100は、外部の端末装置200において取引内容に係る複雑な入力をすることが可能であるため、自動取引装置100において顧客が確認及び決済処理のみを行うようにすれば、複数の入出金情報の差し引き金額だけを決済処理するように構成することが可能である。このとき、例えば明細票は入出金情報それぞれに対して個別に発行するようにしてもよい。
識別制御部115は、顧客の識別情報に基づいて自動取引装置100の動作を制御する機能を有する。識別制御部115は、取引情報取得部111において取得された取引情報が識別情報を含む場合に、当該取引情報から識別情報を取得し、この識別情報に基づいて顧客を識別する。端末装置200において開始される取引が識別情報を必要としない場合、例えば、税公金の支払い取引である場合には、取引情報は識別情報を含まない。一方、識別情報を用いて実行される取引であって、端末装置200における入力操作の際に識別情報を必要とする取引である場合には、取引情報は識別情報を含む。このように、一度端末装置200において入力された識別情報を自動取引装置100に引き継ぐことが出来るようにすることで、顧客は、例えば再度キャッシュカードなどの識別情報が記録された媒体を自動取引装置100に挿入することなく取引を継続することができ、顧客の利便性は高まる。
顧客操作表示部120は、顧客が操作できる画面であり、顧客に対して情報を表示する画面である。顧客操作表示部120は、操作部122、及び表示部124を含む。操作部122は、例えばタッチパネルであってもよく、表示部124は、例えばCRTディスプレイ又は液晶ディスプレイなどであってもよい。表示制御部113の制御を受けて、顧客が操作可能な画面を表示する。
カードリーダライタ130は、カード読み取り及びカード書き込み機能を有する。カードリーダライタ130は、挿入されたキャッシュカードなどから、磁気ストライプ及びICチップに書き込まれた情報を読み取ることが出来る。また、キャッシュカードなどの磁気ストライプ及びICチップに情報を書き込むことが出来る。また、カードリーダライタ130は、明細票印刷機能を有し、取引結果などを明細票に印刷し、顧客に対して明細票を発行することができるようになっている。
通帳記帳部140は、通帳に設けられた磁気ストライプの読み取り及び書き込み、通帳印刷機能を有する。通帳記帳部140は、自動取引装置100の前面に設けられた通帳挿入排出口に利用者が挿入した通帳の磁気ストライプから口座番号などの識別情報などを読み取ることが出来、ホストコンピュータ300から取得した口座情報などを通帳に記帳することが出来る。
入出金部150は、紙幣及び硬貨の入出金を行う。入出金部150は、紙幣入出金部及び硬貨入出金部を有する。入出金部150は、入出金制御部114の制御を受けて、入出金処理を行う。入金処理とは、例えば利用者が自動取引装置100の前面に設けられた紙幣入出金口に投入した紙幣に対して、紙幣の種類を識別すると共に紙幣の枚数を係数して収納する処理である。また、例えば入金処理とは、利用者が自動取引装置100の前面に設けられた硬貨入出金口に投入した硬貨に対して、硬貨の種類を識別すると共に硬貨の枚数を係数して収納する処理である。また、出金処理とは、利用者の操作に従って指定された金額に相当する紙幣及び硬貨を係数して紙幣入出金口及び硬貨入出金口に搬送して払いだす処理のことである。
ジャーナルプリンタ160は、自動取引装置100における取引履歴及び障害履歴などに関する情報であるジャーナルデータを印字するプリンタである。ジャーナルプリンタ160は、例えばジャーナル用紙にジャーナルデータを印字する。
認証情報取得部170は、顧客の認証に用いる認証情報を取得する機能を有する。認証情報とは、例えば、顧客の生体情報であってよい。生体情報は例えば指紋、声紋、静脈、顔、アイリスなどの情報であってよい。ここで、認証情報としてはパスワードなども考えられるが、パスワードは顧客操作表示部120の操作部122において入力されるため、認証情報取得部170において取得される情報ではない。
記憶部180は、情報を記憶する記憶媒体である。記憶部180は、例えば自動取引装置100の全体の動作を制御する制御プログラム、表示部124に表示する画面データ、及び顧客が行う取引に必要な情報などを記憶する。ここで、記憶部180は、例えばハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリが挙げられるが、上記に限られない。
次に、図2、図3、図4、及び図5を参照しながら、本発明の一実施形態に係る自動取引装置100を用いた自動取引方法の一例について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る端末装置の画面表示の一例を示した説明図である。図4及び図5は、本発明の一実施形態に係る自動取引装置の画面表示の一例を示した説明図である。
まず、顧客10はブースを訪れると、係員20に要件を伝える。ここでは、税公金の払込をする場合について説明する。顧客10は、税公金払込に必要な情報を係員に渡す。ここで必要な情報とは、払い込み先や払込金額といった情報であってよく、例えば税公金の払い込み用紙を係員20に渡しても良い。係員20は、顧客10から受け取った情報を確認し、端末装置200に受け取った情報の内容を入力する。入力後、端末装置200の画面には、例えば図3に示すような処理内容が表示される。ここでは、XX税の支払い610とYY料金の支払い620とを同時に行う。本実施形態にかかる自動取引システムにおいては、前述した通り、複数の入出金情報を同時に扱うことが出来る。そのため、複数の入出金金額の合計金額630が表示される。ここで、複数の入出金情報が、入金情報と出金情報とを含む場合には、合計金額としては差し引き金額情報が表示される。係員20は、画面表示を見て内容を確認すると、連携ボタン640を押下する。端末装置200において連携ボタン640が押下されると、端末装置200は自動取引装置100に対して、取引情報を送信する。
自動取引装置100は、端末装置200から取引情報が入力されると、例えば図4に示すような画面700を表示する。画面700は、取引情報を含む。画面700は、XX税の支払い情報710、YY料金の支払い情報720、及び合計金額情報730を含む。XX税の支払い情報710はXX税の支払い情報610と対応し、YY料金の支払い情報720は、YY料金の支払い情報620と対応する。さらに画面700は、確認ボタン740を含む。確認ボタン740は、顧客が取引内容を確認し、正しい内容が表示されている場合に、内容確認の意思を示すために押下する。尚、図示していないが、画面700は入力内容を取消す取消ボタンを含んでいても良い。ここで確認ボタン740を押下すると、決済画面800に遷移する。決済画面800においては、決済方法を選択する。ここでは、現金ボタン810とカードボタン820が表示される。現金ボタン810を押下すると、現金による決済処理が開始され、カードボタン820を押下すると、キャッシュカードなどを用いて口座から決済をする決済処理が開始される。ここで現金ボタン810を押下した場合は、次に現金を自動取引装置100に投入する。自動取引装置100は、投入された現金を受付け、ホストコンピュータと処理を実行するための通信を行う。取引が実行されると、自動取引装置100は、お釣りと取引明細票とを出力し、取引終了処理を行う。
ここで、図6を用いて上記の取引例における自動取引装置100の動作について説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る自動取引装置100の取引動作例を示すフローチャートである。以下説明中において自動取引装置100内部の構成については図1を参照する。
以上、本発明の一実施形態に係る自動取引システム及び自動取引装置の機能構成と動作について説明してきた。かかる構成によれば、端末装置200において開始された取引を、自動取引装置100において引継ぎ取引することが出来るようになる。これにより、従来は端末装置若しくは自動取引装置のいずれか一方で完結する取引しか行えなかったが、端末装置と自動取引装置が連携して、ひとつの取引を操作することが出来るようになる。
110 制御部
111 取引情報取得部
112 継続取引制御部
113 表示制御部
114 入出金制御部
115 識別制御部
124 表示部
200 端末装置
300 ホストコンピュータ
Claims (3)
- 顧客の入力操作に従って決済取引を行う自動取引装置であって、
前記自動取引装置が設置されている店と同店に置かれた端末装置を操作する係員によって決済取引の最初に入力される情報であり、決済取引確定前の取引内容に関する情報である決済取引情報を取得する取引情報取得部と、
前記顧客に対して情報を表示する表示部と、
前記取引情報取得部において取得された前記決済取引情報に対応した取引画面を前記顧客の入力操作が可能なように前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示部に表示させた取引画面に対する前記顧客の入力操作に基づき、前記決済取引情報に従った継続取引を制御する継続取引制御部と、
前記決済取引が入出金処理を含む場合に前記入出金処理を制御し、前記決済取引情報が複数の入出金情報を含む場合に、該複数の入出金情報の差し引き入出金金額に従って入出金処理を行う入出金制御部と、
を備え、
前記取引情報取得部は、前記端末装置において入力された複数の前記決済取引情報を一括して取得し、
前記取引画面は、前記決済取引情報が示す取引内容、および取引内容を顧客が確認して以降の決済取引を継続する意思を示すための確認ボタンを含み、
前記継続取引制御部は、前記確認ボタンが押下された場合には、決済取引の継続を受付け、
前記表示制御部は、前記決済取引の継続が受付けられた場合には、決済方法を選択可能に表示させ、
前記入出金制御部は、表示された決済方法の中からいずれかが選択された場合に、選択された決済方法に応じた決済処理を行う、自動取引装置。 - 決済取引確定前の取引内容に関する情報である決済取引情報が、係員によって入力される端末装置と、
前記端末装置が設置される店と同店に設置され、顧客の入力操作に従って決済取引を行う自動取引装置と、
を備え、
前記自動取引装置は、
前記決済取引情報を取得する取引情報取得部と、
前記顧客に対して情報を表示する表示部と、
前記取引情報取得部において取得された前記決済取引情報に対応した取引画面を前記顧客の入力操作が可能なように前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示部に表示させた取引画面に対する前記顧客の入力操作に基づき、前記決済取引情報に従った継続取引を制御する継続取引制御部と、
前記決済取引が入出金処理を含む場合に前記入出金処理を制御し、前記決済取引情報が複数の入出金情報を含む場合に、該複数の入出金情報の差し引き入出金金額に従って入出金処理を行う入出金制御部と、
を有し、
前記取引情報取得部は、前記端末装置において入力された複数の前記決済取引情報を一括して取得し、
前記取引画面は、前記決済取引情報が示す取引内容、および取引内容を顧客が確認して以降の決済取引を継続する意思を示すための確認ボタンを含み、
前記継続取引制御部は、前記確認ボタンが押下された場合には、決済取引の継続を受付け、
前記表示制御部は、前記決済取引の継続が受付けられた場合には、決済方法を選択可能に表示させ、
前記入出金制御部は、表示された決済方法の中からいずれかが選択された場合に、選択された決済方法に応じた決済処理を行う、自動取引システム。 - 端末装置において係員が決済取引確定前の取引内容に関する情報である決済取引情報を入力する取引情報入力ステップと、
前記端末装置が設置される店と同店に設置された自動取引装置の取引情報取得部が前記端末装置において入力された複数の前記決済取引情報を一括して取得する取引情報取得ステップと、
前記自動取引装置の表示制御部が、前記取引情報取得部により取得された決済取引情報に対応した取引画面を顧客の入力操作が可能なように前記自動取引装置の表示部に表示させる取引画面表示ステップと、
前記表示部に表示させた取引画面に対する前記顧客の入力操作に基づき、前記決済取引情報に従った継続取引を制御するステップと、
前記決済取引が入出金処理を含む場合に前記入出金処理を制御し、前記決済取引情報が複数の入出金情報を含む場合に、該複数の入出金情報の差し引き入出金金額に従って入出金処理を行うステップと、
前記取引画面に含まれる、取引内容を顧客が確認して以降の決済取引を継続する意思を示すための確認ボタンが顧客により押下された場合には、決済取引の継続を受付けるステップと、
前記決済取引の継続が受付けられた場合には、決済方法を選択可能に表示させるステップと、
表示された決済方法の中からいずれかが選択された場合に、選択された決済方法に応じた決済処理を行うステップと、
を含む自動取引方法。
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JP2009099910A JP5509664B2 (ja) | 2009-04-16 | 2009-04-16 | 自動取引装置、自動取引システム、及び自動取引方法 |
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JP2009099910A JP5509664B2 (ja) | 2009-04-16 | 2009-04-16 | 自動取引装置、自動取引システム、及び自動取引方法 |
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JP2009099910A Active JP5509664B2 (ja) | 2009-04-16 | 2009-04-16 | 自動取引装置、自動取引システム、及び自動取引方法 |
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-
2009
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