JP5509600B2 - 苗植機 - Google Patents
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Description
本発明は、フロントグリップにより畦越えを容易に行えると共に、前照灯の邪魔になる場合は前照灯の照射域から退避させることができるようにすることを課題とする。また、円滑な伝動状態を長期維持することを課題とする。
苗植作業時に、走行車体1の後輪伝動ケース5の出力軸7から、スプライン軸10とスプライン筒軸11とによるスプライン連動軸12を介して、ロータ伝動ケース8の入力軸9を伝動して、代掻ロータ4を回転駆動して、苗植装置2のフロート3の滑走前部を代掻きして均平化する。このような代掻ロータ4の伝動駆動時に、この代掻ロータ4が上下揺動すると、スプライン軸10とスプライン筒軸11とのスプライン嵌挿部が前後に摺動伸縮して伝動状態を維持する。このとき、これらスプライン軸10の摺動するスプライン筒軸11内のポンプ作用によって、内部の空気がエアブリーザ孔13を通してこの外周のブーツ室13に吸排される。このときブーツ室14は適宜の間隔容量に形成されているため、スプライン筒軸11内の空気がエアフリーザ孔13から吸排されても、その吸排抵抗を少くして、スプライン軸10の伸縮摺動を円滑に行わせると共に、ブーツ室14を覆う連動軸ブーツ15の圧力伸縮を少くして、この連動軸ブーツ15による気密性を長期間にわたって維持する。このようにエアブリーザ孔13の外周部は、適宜間隔のブーツ室14を形成して連動軸ブーツ15で覆うため、泥土や、泥水等のエアブリーザ孔13への吸入や、吸着等を阻止して、円滑な代掻ロータ4の伝動駆動、及びスプライン連動軸12の伸縮を行わせる。
また、スプライン連動軸12による代掻ロータ4の伝動駆動において、このスプライン軸10の外周を覆う伸縮ブーツ16が、このスプライン連動軸12の伸縮によって同調伸縮して、この伸縮ブーツ16内のブーツ室17容積を拡縮する。このため、前記エアブリーザ孔13から、これら連動軸ブーツ15のブーツ室14内や、伸縮ブーツ16のブーツ室17内に吸排される空気は、この拡縮される一連のブーツ室14、17内に吸収されて、吸排気の抵抗を軽減し、連動軸ブーツ15外や伸縮ブーツ16外周から外気の吸排を防止して、スプライン連動軸12の伸縮作用、及び代掻ロータ3の伝動回転を円滑に行わせる。また、スプライン連動軸12による代掻ロータ4の伝動駆動において、スプライン筒軸11内に給油した状態で伝動することができるが、この場合は、スプライン連動軸12の伸縮によってこのスプライン筒軸11内部の空気がスプライン軸10上端部のエアブリーザ孔18から外側のブーツ室17に吸排されて、このエアブリーザ孔18から噴出される油霧がこのスプライン軸10外周のスプライン嵌合摺動部に噴霧させて潤滑させる。このときスプライン連動軸12の外周は前記伸縮ブーツ16で被覆するため、外部への油漏れを防止することができる。
次に、主として図9に基づいて、前記エンジン22から駆動の油圧無段変速装置41において、この無段変速操作するためのトラニオン軸60に一体的に取付けるトラニオンアーム61の先端部に、クリップピン62の摺動する摺接面63と、この摺接面63の中央部にクリップ穴64とを形成する。クリップピン62は、機体に固定のステー65からこのクリップ穴64へ向けて突出されて、スプリング66を介して押出弾発される。このクリップピン62の頭部先端面は、球面状に形成して、前記トラニオンアーム61のクリップ穴64に合致すると、このクリップ穴64に若干嵌合して、「カチッ」と係合音を発する。このようにトラニオンアーム61が前進位置、及び後進位置に操作されるときは、クリップピン62の頭部を摺接面63に摺接させるが、このトラニオンアーム61が中立位置に回動されると、クリップピン62をクリップ穴64に係合させる。このように、トラニオンアーム61を中立位置に操作すると、クリップ穴64にクリップピン62を係合させて、係合音を発して、操作フィーリングを向上し、操作性を高める。又、トラニオンアーム61を前進位置、又は後進位置へ操作すると、クリップピン62に対するクリップ穴64の位置が外れて、摺接面63との摺接案内によって、円滑な変速案内を行わせる。
2 苗植装置
3 フロート
4 代掻ロータ
5 後車軸
6 後輪伝動ケース
7 出力軸
8 ロータ伝動ケース
9 入力軸
10 スプライン軸
11 スプライン筒軸
12 スプライン連動軸
13 エアブリーザ孔
14 ブーツ室
15 連動軸ブーツ
16 伸縮ブーツ
17 ブーツ室
18 エアブリーザ孔
Claims (3)
- 走行車体(1)の後方に苗植装置(2)を連結し、走行車体(1)の前端部にグリップステー(77)を前後方向へ回動可能に設け、グリップステー(77)の上部に左右両側へ張り出すグリップバー(79)を備え、グリップステー(77)の上部にグリップ軸(82)を設け、グリップ軸(82)を中心にフロントグリップ(75)を前後方向へ回動可能に設け、苗植装置(2)を支持して土壌面を滑走するフロート(3)の前側に、この土壌面を代掻する代掻ロータ(4)を設け、走行車体(1)から代掻ロータ(3)へ伝動する伸縮自在のスプライン軸(10)とこのスプライン軸(10)を嵌挿するスプライン筒軸(11)とからなるスプライン連動軸(12)を設け、このスプライン筒軸(11)のエアブリーザ孔(13)の外周を覆って第一のブーツ室(14)を形成する連動軸ブーツ(15)と、スプライン軸(10)の外周を覆って第二のブーツ室(17)を形成する伸縮ブーツ(16)とを設け、連動軸ブーツ(15)と伸縮ブーツ(16)とを連結して第一のブーツ室(14)と第二のブーツ室(17)とが連通する構成としたことを特徴とする苗植機。
- 走行車体(1)の後方に苗植装置(2)を連結し、苗植装置(2)を支持して土壌面を滑走するフロート(3)の前側に、この土壌面を代掻する代掻ロータ(4)を設け、走行車体(1)から代掻ロータ(3)へ伝動する伸縮自在のスプライン軸(10)とこのスプライン軸(10)を嵌挿するスプライン筒軸(11)とからなるスプライン連動軸(12)を設け、このスプライン筒軸(11)のエアブリーザ孔(13)の外周を覆って第一のブーツ室(14)を形成する連動軸ブーツ(15)と、スプライン軸(10)の外周を覆って第二のブーツ室(17)を形成する伸縮ブーツ(16)とを設け、連動軸ブーツ(15)と伸縮ブーツ(16)とを連結して第一のブーツ室(14)と第二のブーツ室(17)とが連通する構成としたことを特徴とする苗植機。
- 走行車体(1)の後車軸(5)を支持する後輪伝動ケース(6)を設け、後輪伝動軸ケース(6)からスプライン軸(10)へ伝動し、スプライン筒軸(11)から代掻ロータ(4)のロータ伝動ケース(8)へ伝動する構成とし、スプライン軸(10)の上端部に形成した第二のエアブリーザ孔(18)により、第一のブーツ室(14)と第二のブーツ室(17)とが連通する構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の苗植機。
Priority Applications (1)
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JP2009016921A JP5509600B2 (ja) | 2009-01-28 | 2009-01-28 | 苗植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009016921A JP5509600B2 (ja) | 2009-01-28 | 2009-01-28 | 苗植機 |
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JP5509600B2 true JP5509600B2 (ja) | 2014-06-04 |
Family
ID=42703782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009016921A Active JP5509600B2 (ja) | 2009-01-28 | 2009-01-28 | 苗植機 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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-
2009
- 2009-01-28 JP JP2009016921A patent/JP5509600B2/ja active Active
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