JP3117654B2 - 安全カバー付き駆動軸 - Google Patents

安全カバー付き駆動軸

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JP3117654B2
JP3117654B2 JP09008218A JP821897A JP3117654B2 JP 3117654 B2 JP3117654 B2 JP 3117654B2 JP 09008218 A JP09008218 A JP 09008218A JP 821897 A JP821897 A JP 821897A JP 3117654 B2 JP3117654 B2 JP 3117654B2
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良治 梁田
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    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/06Lubrication details not provided for in group F16D13/74
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • F16D3/841Open covers, e.g. guards for agricultural p.t.o. shafts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄形スプラインシ
ャフトとシャフトヨークとよりなるシャフト部材と、雌
形スプラインスリーブとスリーブヨークとよりなるスリ
ーブ部材とが互いに摺動自在に嵌合し、それぞれのヨー
クにユニバーサルジョイントを設け、それぞれヨークに
対してスライドリングを介して摺動回転自在に連結した
かつ互いに摺動自在に嵌合させた1対の内側スプライン
カバー部材及び外側スプラインカバー部材と、各スプラ
インカバー部材に取り付けてユニバーサルジョイントを
比較的大きなクリアランスをとってカバーする1対のユ
ニバーサルジョイントカバー部材とよりなる安全カバー
によりカバーした駆動軸特に、農業機械のトラクターと
作業機との間の動力伝達を行う安全カバー付き駆動軸に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特に、農業機械の駆動軸においては、駆
動軸の泥除けや、駆動軸への巻き込みを防止するため、
駆動軸全体を安全カバーで被うのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような安全カバー
付きの駆動軸においては、スリーブ部材とシャフト部材
とを分解し、個別にグリースを塗布するか、又はヨーク
肩部で安全カバーに設けた開口から露出するグリースニ
ップルからスプライン嵌合部にグリースを給脂してい
た。
【0004】このようにスプライン嵌合部への給脂に
は、分解、グリース塗布、再組立の作業が伴い、時間が
かかり面倒なものであった。また安全カバーに開口から
露出するグリースニップルへの給脂する場合、この開口
から泥やほこりが浸入したり、グリースニップルの目詰
まりを生じやすい等の欠点があった。
【0005】従って、本発明の目的は、分解することな
く、また安全カバーにグリースニップル用の開口を形成
することなくスプライン嵌合部への給脂を簡単に行うこ
とができる駆動軸を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明駆動軸は、前記外側スプラインカバー部材を
スリーブヨークに設け、前記内側スプラインカバー部材
をシャフトヨークに設け、前記外側スプラインカバー部
材の先端の近傍に設けた1個の外側給脂口と、前記内側
スプラインカバー部材の基端の近傍に設けた1個の基端
側内側給脂口及び前記内側スプラインカバー部材の先端
の近傍に設けた1個の先端側内側給脂口の少なくとも一
方とを設け、前記シャフト部材と前記スリーブ部材との
嵌合のオーバーラップ量が最大で駆動軸の長さが最小の
とき前記外側給脂口と前記基端側内側給脂口が整列し、
又は前記シャフト部材と前記スリーブ部材との嵌合のオ
ーバーラップ量が最小で駆動軸の長さが最大のとき前記
外側給脂口と前記先端側内側給脂口が整列するようにそ
れぞれの給脂口を配列し、これら互いに整列したカバー
部材の給脂口に整列する給脂通口を雌形スプラインスリ
ーブに形成し、この給脂通口を雌形スプラインスリーブ
の内面まで貫通する給脂横孔を設け、前記給脂横孔が開
口する雌形スプラインスリーブの内面に環状の油溝を形
成したことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、シャフト部材とスリーブ
部材との嵌合のオーバーラップ量が最大で駆動軸の長さ
が最小のとき、又はシャフト部材とスリーブ部材との嵌
合のオーバーラップ量が最小で駆動軸の長さが最大のと
き、互いに整列したカバー部材の給脂口に整列する雌形
スプラインスリーブに形成した給脂通口から、雌形スプ
ラインスリーブの内面まで貫通する給脂横孔、給脂横孔
が開口する雌形スプラインスリーブの内面に形成した環
状の油溝を経てシャフト部材とスリーブ部材のスプライ
ン嵌合部に給脂することができる。
【0008】通常は、駆動軸の長さが最小と最大との間
に中間状態である場合がほとんどであり、カバー部材の
給脂口が互いに整列して安全カバー部材の内部のスリー
ブ部材にアクセスできる機会はめったにない。給脂のた
めに意識的に駆動軸の長さを最小又は最大にするときの
み安全カバーに開口を生じ、雌形スプラインスリーブの
給脂通口にアクセスすることができる。従って、本発明
によれば、安全カバーに給脂口を設けても、安全カバー
内部にほこりや泥は容易には浸入しない。しかし、好適
には、外側給脂口を平素シールしておくシール部材を設
けるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の好適な
実施の形態を説明する。
【0010】図1は、本発明による安全カバー付きの駆
動軸1の実施例の上半分を断面とする側面図を示す。こ
の駆動軸1は、雄形スプラインシャフト2とシャフトヨ
ーク3とよりなるシャフト部材4と、雌形スプラインス
リーブ5とスリーブヨーク6とよりなるスリーブ部材7
(図2参照)とを互いに摺動自在に嵌合させ、それぞれ
のヨーク3,6にユニバーサルジョイント8を設ける。
【0011】この駆動軸1の周囲には、1対の内側スプ
ラインカバー部材9及び外側スプラインカバー部材10
と、各スプラインカバー部材9,10に取り付けてユニ
バーサルジョイント8を比較的大きなクリアランスをと
ってカバーする1対のユニバーサルジョイントカバー部
材11とよりなる安全カバーによりカバーする。外側ス
プラインカバー部材10をスリーブヨーク6に、また内
側スプラインカバー部材9をシャフトヨーク3に、それ
ぞれスライドリング12を介して回転自在に連結すると
ともに、内側及び外側の各スプラインカバー部材9,1
0をシャフト部材4とスリーブ部材7の軸線方向の摺動
にともなって軸線方向に摺動自在に相互に嵌合させる。
【0012】この安全カバーは各スプラインカバー部材
9,10のヨーク側端部の内面に固定したスライドリン
グ12を各ヨーク3,6の首部の周囲にそれぞれ相対回
転自在に取り付けるとともに、安全カバーが駆動軸1と
一緒に回転するのを防止するためのフック付きチェーン
13を各スプラインカバー部材9,10のヨーク側端部
の外面に取り付ける。これらのチェーン13のフック1
4は装置の例えば、トラクタ又は作業機のフレーム部分
に係止する。
【0013】雌形スプラインスリーブ5の先端の近傍に
は1個の給脂通口15を設ける。この給脂通口15から
雌形スプラインスリーブ5の内面まで貫通する給脂横孔
16を設け、給脂横孔16が開口する雌形スプラインス
リーブ5の内面に環状の油溝17を形成する。給脂通口
15の周りにはグリース充填機(図示せず)の本体が掛
合する環状掛合溝18を形成する。給脂通口15にはグ
リース充填機のグリース供給ノズル(図示せず)が掛合
する。
【0014】図2に示すように、スリーブヨーク6には
段差を付けた貫通孔を形成し、一方の側は雌形スプライ
ンスリーブ5の差し込み端部5aを差し込むことができ
るスリーブ嵌合孔6aとし、他方の側は金属環19で縁
取りをした例えば、合成樹脂製の泥除け用カップ20を
装着するカップ嵌合孔6bとする。雌形スプラインスリ
ーブ5の差し込み端部5aをスリーブヨーク6のスリー
ブ嵌合孔6aに嵌合し、溶接部21で溶接する。泥除け
用カップ20の底面にはエア抜き孔22を形成する。
【0015】泥除け用カップ20は、泥やほこりがスプ
ライン嵌合部に浸入を防止したり油溜めとして作用す
る。泥除け用カップの底面のエア抜き孔22は雄形スプ
ラインシャフト2と雌形スプラインスリーブ5との間の
摺動をスムーズに行うために設ける。
【0016】図3に示すように外側スプラインカバー部
材10の先端の近傍には1個の外側給脂口23を設け
る。図4に示すように内側スプラインカバー部材9の基
端の近傍に1個の基端側内側給脂口24を設け、また内
側スプラインカバー部材9の先端の近傍に1個の先端側
内側給脂口25を設ける。しかし、これらの内側給脂口
24,25はいずれか一方のみを設けてもよい。図示の
実施例のようにベローズ状の外側スプラインカバー部材
10の場合ベローズの谷の中心に外側給脂口23を設け
るとよい。
【0017】シャフト部材4とスリーブ部材7との嵌合
のオーバーラップ量が最大で駆動軸の長さが最小のとき
外側給脂口23と基端側内側給脂口24が整列し、又は
シャフト部材4とスリーブ部材7との嵌合のオーバーラ
ップ量が最小で駆動軸の長さが最大のとき外側給脂口2
3と先端側内側給脂口25が整列するようにそれぞれの
給脂口を配列し、これら互いに整列したカバー部材の給
脂口に整列する給脂通口15を雌形スプラインスリーブ
5に形成する。
【0018】シャフト部材4とスリーブ部材7との嵌合
のオーバーラップ量が最大で駆動軸1の長さが最小のと
き、又はシャフト部材4とスリーブ部材7との嵌合のオ
ーバーラップ量が最小で駆動軸1の長さが最大のとき、
カバー部材の給脂口23,24又は23,25が互いに
整列して雌形スプラインスリーブ5に形成した給脂通口
15にアクセスすることができ、この給脂通口15から
グリース充填機によりグリースを、給脂横孔16、環状
の油溝17を経てシャフト部材4とスリーブ部材7のス
プライン嵌合部に給脂することができる。給脂口から安
全カバー内に泥やほこりが浸入するのを確実に防止する
ためには、外側給脂口23を平素シールするシール部材
(図示せず)を設けておくと好適である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、安全カバーに給脂口を
設け、雌形スプラインスリーブに給脂通路を設けるとい
う極めて簡単な構造でスプライン嵌合部への給脂を行う
ことができる。
【0020】本発明によれば、安全カバーに給脂口を設
けても、外側及び内側のスプラインカバー部材の給脂口
が互いに整列して安全カバー内にアクセスできる開口を
生ずるのは、給脂のために意識的に駆動軸の長さを最小
又は最大にするときのみであるため、安全カバー内部に
ほこりや泥は容易には浸入しない。しかし、外側給脂口
を平素シールしておくシール部材を設けるのが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駆動軸の一部断面とする側面図で
ある。
【図2】(a)及び(b)はそれぞれ本発明による駆動
軸のスリーブ部材の異なる角度から見た一部断面とする
側面図である。
【図3】本発明による駆動軸の安全カバーの外側スプラ
インカバー部材の一部断面とする側面図である。
【図4】本発明による駆動軸の安全カバーの内側スプラ
インカバー部材の一部断面とする側面図である。
【符号の説明】
1 駆動軸 2 雄形スプラインシャフト 3 シャフトヨーク 4 シャフト部材 5 雌形スプラインスリーブ 6 スリーブヨーク 7 スリーブ部材 8 ユニバーサルジョイント 9 内側スプラインカバー部材 10 外側スプラインカバー部材 11 ユニバーサルジョイントカバー部材 12 スライドリング 13 チェーン 14 フック 15 給脂通口 16 給脂横孔 17 油溝 18 環状掛合溝 19 金属環 20 泥除け用カップ 21 溶接部 22 エア抜き孔 23 外側給脂口 24 基端側内側給脂口 25 先端側内側給脂口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄形スプラインシャフトとシャフトヨー
    クとよりなるシャフト部材と、雌形スプラインスリーブ
    とスリーブヨークとよりなるスリーブ部材とが互いに摺
    動自在に嵌合し、それぞれのヨークにユニバーサルジョ
    イントを設け、それぞれヨークに対してスライドリング
    を介して摺動回転自在に連結したかつ互いに摺動自在に
    嵌合させた1対の内側スプラインカバー部材及び外側ス
    プラインカバー部材と、各スプラインカバー部材に取り
    付けてユニバーサルジョイントを比較的大きなクリアラ
    ンスをとってカバーする1対のユニバーサルジョイント
    カバー部材とよりなる安全カバーによりカバーした駆動
    軸において、前記外側スプラインカバー部材をスリーブ
    ヨークに設け、前記内側スプラインカバー部材をシャフ
    トヨークに設け、前記外側スプラインカバー部材の先端
    の近傍に設けた1個の外側給脂口と、前記内側スプライ
    ンカバー部材の基端の近傍に設けた1個の基端側内側給
    脂口及び前記内側スプラインカバー部材の先端の近傍に
    設けた1個の先端側内側給脂口の少なくとも一方とを設
    け、前記シャフト部材と前記スリーブ部材との嵌合のオ
    ーバーラップ量が最大で駆動軸の長さが最小のとき前記
    外側給脂口と前記基端側内側給脂口が整列し、又は前記
    シャフト部材と前記スリーブ部材との嵌合のオーバーラ
    ップ量が最小で駆動軸の長さが最大のとき前記外側給脂
    口と前記先端側内側給脂口が整列するようにそれぞれの
    給脂口を配列し、これら互いに整列したカバー部材の給
    脂口に整列する給脂通口を雌形スプラインスリーブに形
    成し、この給脂通口を雌形スプラインスリーブの内面ま
    で貫通する給脂横孔を設け、前記給脂横孔が開口する雌
    形スプラインスリーブの内面に環状の油溝を形成したこ
    とを特徴とする安全カバー付き駆動軸。
  2. 【請求項2】 前記外側給脂口を平素シールしておくシ
    ール部材を設けた請求項1記載の安全カバー付き駆動
    軸。
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