JP5856806B2 - プロペラシャフト - Google Patents

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本発明は、互いにスプライン嵌合する雄形スプライン軸部および雌形スプライン軸部を有し、互いに嵌合するスプライン側とは反対側端部にそれぞれ自在継手のヨークを連結し、雌形スプライン軸部にはスプライン嵌合部の内部空間を閉止する閉止体を設ける伸縮自在のプロペラシャフトに関する。
このようなプロペラシャフトは、雌形スプライン軸部の雄形スプライン軸部との嵌合側とは反対側、すなわち、雌形スプライン軸部の自在継手ヨーク側端部の開口を塞いで、外部からダストが浸入するのを防止するため、またスプライン嵌合における軸線方向の摺動をスムーズにするよう給脂した潤滑用のグリースが漏洩するのを防止するため、閉止体を設ける。
このような閉止体としては、例えば、特許文献1、および特許文献2に記載のものがある。
特許文献1記載のドライブシャフトにあっては、閉止体として、コップ状の2重キャップを設け、内側キャップの中心面に空気孔を設けるとともに、外側キャップの半径方向側面に空気孔を設け、これら内側および外側のキャップにおける空気孔によって、雌形スプライン軸部における閉止体側の内部空間の通気を行うようにしている。内側キャップは、この通気により、雌形スプライン軸部および雄形スプライン軸部の伸縮時に、雌形スプライン軸部の閉止体側の内部空間における容積変化に基づく内圧抵抗を低減するとともに、回転駆動時には、遠心力によってコップ状内側キャップの外周側面にグリースは流動するため、グリースの漏洩は免れる。
特許文献2は、雌形スプライン軸部における閉止体側は、第1カバー部材と第2カバー部材との間にグリース室、すなわちグリース溜まりを形成するものであり、第1カバー部材に設けたベントは、単にグリースの過剰充填を確認するためのもので、過剰充填した場合には、ベントからグリースが漏れ出る。またこのグリース室に直接給脂するよう、給脂ニップルを雌形スプライン軸部に設けている。
日本国特許第3903155号公報 日本国特許第3953809号公報
しかし、特許文献1,2のいずれも、ドライブシャフトの伸張時に、外側キャップの空気孔または第1カバー部材のベントから引き込まれる外部空気に浮遊するダストが内部空間、ひいてはスプライン嵌合部に取り込む可能性は回避できない。
したがって、本願発明の目的は、雌形スプライン軸部および雄形スプライン軸部の伸縮時に、雌形スプライン軸部の閉止体側の内部空間における容積変化に基づく内圧抵抗を低減するとともに、外部からスプライン嵌合部へのダスト浸入を回避することができるプロペラシャフトを得るにある。
この目的を達成するため、本発明プロペラシャフトは、前記閉止体は、前記雌形スプライン軸部のヨーク側端部の開口端縁に固着した環状枠体と、前記環状枠体のヨーク側端部における開口部に固着したカップ状カバーであって、空気孔を設けたカップ底面を前記雌形スプライン軸部の前記内部空間に対向させ、カップ開口を前記ヨーク側に対向させると共に内部に空間が形成された、該カップ状カバーと、前記カップ状カバーの前記カップ開口を塞ぐよう連結したカバープレートであって、リリーフバルブを設けた、該カバープレートとを備える構成とした、ことを特徴とする。
本発明プロペラシャフトによれば、カップ底面に空気孔を設けたカップ状のカバーと、リリーフバルブを設けたカバープレートとの2重カバーを取り付けた環状枠体を有する閉止体構造により、プロペラシャフトの伸張時に、リリーフバルブを経て外部から進入する空気は、カップ状カバー内の空間にバッファされ、直接スプライン嵌合部には進入せず、したがって、空気に混入するダストはスプライン嵌合部内に侵入することがなくスムーズに伸張摺動することができ、またプロペラシャフトの収縮時には、この収縮により圧縮される空気はリリーフバルブから外部に排出され、スムーズに収縮摺動することができる。また、プロペラシャフトが回転しない不作動時には、リリーフバルブによって、外部の泥水又は空気がカップ状カバー内に侵入するのを確実に防止することができる。
本発明の他の好適な実施形態においては、カップ状カバーのカップ底面は、カップ開口側に頂点を有する円錐状底面とする。この構成によれば、プロペラシャフトの伸張時に、リリーフバルブからカップ状カバー内の空間に侵入した空気は、カップ底面に設けた空気孔からスプライン嵌合部に吸い込まれ難くなる。
本発明のさらに他の好適な実施形態においては、カップ状カバーに設ける空気孔、および前記カバープレートに設けるリリーフバルブの中心軸線を、互いにオフセットさせて設ける。この構成によれば、プロペラシャフトの伸張時に、リリーフバルブからカップ状カバー内の空間に侵入した空気は、カップ底面に設けた空気孔からスプライン嵌合部に吸い込まれ難くなる。
本発明の好適な実施形態においては、カップ状カバーの内面に粘着剤を塗布する。この構成によれば、プロペラシャフトの伸張時に、リリーフバルブからカップ状カバー内の空間に侵入した空気が、カップ状カバーの内面に衝突することにより、空気に浮遊するダストはカップ状内面に塗布した粘着剤に捕捉され、カップ状カバーのカップ底面に設けた空気孔からスプライン嵌合部に吸い込まれる空気はダストフリーとなる。
以下図面につき、本発明の好適な実施形態を説明する。
(a)は、本発明による好適な第1実施形態のプロペラシャフトの両側に自在継手を連結した状態を示す一部断面とする側面図であり、(b)は閉止体である環状枠体における部分断面図である。 (a)〜(c)は、本発明による第2〜4の実施形態における、閉止体である環状枠体における部分断面図である。
図1(a)は、本発明による好適な第1実施形態のプロペラシャフト1の両側に自在継手2,3を連結した状態を示す。プロペラシャフト1は、図示のように、互いにスプライン嵌合する雄形スプライン軸部4および雌形スプライン軸部5を有する。雄形スプライン軸部4は少なくとも一方の端部側の外周に軸線方向に延在する雄形スプライン4aを有する。雌形スプライン軸部5は、一方の端部が開放した中空形状にし、中空内面の内周に雌形スプライン5aを有する。これら雄形スプライン4aと雌形スプライン5aとが互いに摺動可能に嵌合し、プロペラシャフト1を構成する。また、雌形スプライン軸部5には、雄形スプライン4aと雌形スプライン5aとのスプライン嵌合部に潤滑グリースを給脂する給脂ニップル6を設ける。
本発明によるプロペラシャフト1は、図1の好適な実施形態に示すように、雌形スプライン軸部5における、雄形スプライン軸部4の雄形スプライン4aが挿入される側とは反対側の開口端縁5bに、スプライン嵌合部の内部空間7を閉止する閉止体8を設ける。
本発明によれば、閉止体8は、雌形スプライン軸部5の開口端縁5bに固着する、好適には溶着する環状枠体9と、環状枠体8の自在継手3のヨーク3a側端部における開口部に固着したカップ状カバー10と、カップ状カバー10のカップ開口を塞ぐよう連結したカバープレート12とにより構成する。カップ状カバー10は、空気孔11を設けたカップ底面10aを雌形スプライン軸部5の内部空間7に対向させ、カップ開口を自在継手3のヨーク側に対向させる。カバープレート12にはリリーフバルブ13を設ける。ヨーク3aにおける隙間は外気に連通する。
本発明プロペラシャフト1によれば、カップ底面10aに空気孔11を設けたカップ状のカバー10と、リリーフバルブ13を設けたカバープレート12との2重カバーを取り付けた環状枠体9を有する閉止体8の構造により、プロペラシャフト1の伸張時に、リリーフバルブ13を経てカバープレート12の外部から進入する空気は、カップ状カバー10内の空間14にバッファされ、直接的にスプライン嵌合部が存在する内部空間7には進入せず、したがって、空気に混入するダストはスプライン嵌合部内に侵入することがなく、スムーズな伸張摺動を持続することができる。またプロペラシャフトの収縮時には、この収縮により圧縮される空気はリリーフバルブ13から外部に排出され、スムーズに収縮摺動することができる。また、プロペラシャフト1が回転しない不作動時には、リリーフバルブ13によって、外部の泥水又は空気がカップ状カバー10内の空間14に侵入するのを確実に防止することができる。
本発明の好適な第2実施形態においては、図2(a)に示すように、カップ状カバー10のカップ底面10aは、カップ開口側に頂点を有する円錐状底面とする。この実施形態によれば、プロペラシャフト1の伸張時に、リリーフバルブ13からカップ状カバー10内の空間14に侵入した空気は、カップ底面10aに設けた空気孔11からスプライン嵌合部に吸い込まれ難くなる。
本発明の好適な第3実施形態においては、図2(b)に示すように、カップ状カバー10に設ける空気孔11、およびカバープレート12に設けるリリーフバルブ13の中心軸線を、互いにオフセットさせて設ける。この実施形態によれば、プロペラシャフト1の伸張時に、リリーフバルブ13からカップ状カバー10内の空間に侵入した空気は、カップ底面10aに設けた空気孔11からスプライン嵌合部に吸い込まれ難くなる。
図2(c)に示す第4実施形態は、カップ底面10aが円錐状底面であり、かつ空気孔11およびリリーフバルブ13の中心軸線を互いにオフセットさせた実施例である。この実施形態によれば、第2および第3の実施形態よりもより一層、プロペラシャフト1の伸張時に、リリーフバルブ13からカップ状カバー10内の空間に侵入した空気は、カップ底面10aに設けた空気孔11からスプライン嵌合部に吸い込まれ難くなる。
図1および図2(a)〜(c)に示す各実施形態において、カップ状カバー10のカップ底面10aを含めて内面に粘着剤を塗布すると、プロペラシャフト1の伸張時に、リリーフバルブ13からカップ状カバー10内の空間に侵入した空気が、カップ状カバー10の内面に衝突することにより、空気に浮遊するダストはカップ状内面に塗布した粘着剤に捕捉され、カップ状カバー10のカップ底面10aに設けた空気孔11からスプライン嵌合部が存在する内部空間7に吸い込まれる空気はダストフリーとなる。
1 プロペラシャフト
2 自在継手
3 自在継手
3a ヨーク
4 雄形スプライン軸部
4a 雄形スプライン
5 雌形スプライン軸部
5a 雌形スプライン
6 給脂ニップル
7 内部空間
8 閉止体
9 環状枠体
10 カップ状カバー
10a カップ底面
11 空気孔
12 カバープレート
13 リリーフバルブ
14 空間

Claims (4)

  1. 互いにスプライン嵌合する雄形スプライン軸部および雌形スプライン軸部を有し、互いに嵌合するスプライン側とは反対側端部にそれぞれ自在継手のヨークを連結し、雌形スプライン軸部にはスプライン嵌合部の内部空間を閉止する閉止体を設ける伸縮自在のプロペラシャフトにおいて、
    前記閉止体は、
    前記雌形スプライン軸部のヨーク側端部の開口端縁に固着した環状枠体と、
    前記環状枠体のヨーク側端部における開口部に固着したカップ状カバーであって、空気孔を設けたカップ底面を前記雌形スプライン軸部の前記内部空間に対向させ、カップ開口を前記ヨーク側に対向させると共に内部に空間が形成された、該カップ状カバーと、
    前記カップ状カバーの前記カップ開口を塞ぐよう連結したカバープレートであって、リリーフバルブを設けた、該カバープレートと
    を備える構成とした、ことを特徴とするプロペラシャフト。
  2. 請求項1記載のプロペラシャフトにおいて、前記カップ状カバーのカップ底面は、前記カップ開口側に頂点を有する円錐状底面としたプロペラシャフト。
  3. 請求項1または2記載のプロペラシャフトにおいて、前記カップ状カバーに設ける空気孔、および前記カバープレートに設けるリリーフバルブの中心軸線を、互いにオフセットさせて設けた、プロペラシャフト。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のプロペラシャフトにおいて、前記カップ状カバーの内面に粘着剤を塗布した、プロペラシャフト。
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