JP3238877B2 - 駆動軸 - Google Patents
駆動軸Info
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- yoke
- hole
- sleeve
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Description
ャフトとシャフトヨークとよりなるシャフト部材と、雌
形スプラインスリーブとスリーブヨークとよりなるスリ
ーブ部材とが互いに摺動自在に嵌合し、それぞれのヨー
クにユニバーサルジョイントを設けた駆動軸、特に、農
業機械のトラクターと作業機との間の動力伝達を行う駆
動軸に関するものである。
動軸の泥除けや、駆動軸への巻き込みを防止するため、
駆動軸全体を安全カバーで被うのが一般的である。
付きの駆動軸においては、スリーブ部材とシャフト部材
とを分解し、個別にグリースを塗布するか、又は安全カ
バーに設けた開口から露出するグリースニップルからグ
リースの給脂していた。
は、分解、グリース塗布、再組立の作業が伴い、時間が
かかり面倒なものであった。また安全カバーに開口から
露出するグリースニップルに給脂する場合、この開口か
ら泥やほこりが浸入したり、グリースニップルの目詰ま
りを生じやすい等の欠点があった。
く、また安全カバーにグリースニップル用の開口を形成
することなくスプライン嵌合部への給脂を簡単に行うこ
とができる駆動軸を得るにある。
め、本発明駆動軸は、前記雄形スプラインシャフトに、
この雄形スプラインシャフトの中心軸線に沿って雄形ス
プラインシャフトのヨーク側とは反対側の端面からヨー
ク側の端部の近傍まで形成したシャフト給脂孔と、この
シャフト給脂孔のヨーク側端部の近傍に連通し、雄形ス
プラインシャフトの外側面のポートに開口する1個のシ
ャフト給脂横孔と、前記シャフト給脂孔のヨーク側とは
反対側の遊端の近傍で前記雄形スプラインシャフトの周
面に設けた環状の油脂溝と、前記シャフト給脂孔から前
記油脂溝の底面まで半径方向外方に放射状に延びる少な
くとも1個の導脂孔と、前記シャフト給脂孔の開口端部
を塞ぐプラグとを設け、前記シャフトヨークに、ヨーク
の肩部から前記雄形スプラインシャフトのシャフト給脂
横孔に整合するポートまで形成したヨーク給脂横孔と、
このヨーク給脂横孔の入口端部に設けたグリースニップ
ルとを設けたことを特徴とする。
深穴加工により形成する。スプライン嵌合部への給脂
は、グリース充填機をシャフトヨークに設けたグリース
ニップルに接続し、このグリースニップルからヨーク給
脂横孔、シャフト給脂横孔、シャフト給脂孔、導脂孔、
油脂溝を経て雄形スプラインシャフトと雌形スプライン
スリーブとの間のスプライン嵌合部にグリースを給脂す
る。
ブ開口をカバーして泥やほこりがスプライン嵌合部に浸
入を防止したり油脂溜めとして作用する泥除け用カップ
の開口端縁を前記スリーブヨーク内面に取り付け、前記
泥除け用カップの底面にエア抜き孔を設けると好適であ
る。このエア抜き孔は雄形スプラインシャフトと雌形ス
プラインスリーブとの間の摺動をスムーズに行うために
設ける。
実施の形態を説明する。
動軸1の実施例の上半分を断面とする側面図を示す。こ
の駆動軸1は、雄形スプラインシャフト2とシャフトヨ
ーク3とよりなるシャフト部材4(図2参照)と、雌形
スプラインスリーブ5とスリーブヨーク6とよりなるス
リーブ部材7(図3参照)とを互いに摺動自在に嵌合さ
せ、それぞれのヨーク3,6にユニバーサルジョイント
8を設ける。
摺動自在の内側及び外側の筒状部材9,10と、これら
の筒状部材9,10の端部にそれぞれ取り付け、ユニバ
ーサルジョイントの周囲を比較的大きなクリアランスを
とって包囲するベローズ状カバー11とにより構成た安
全カバーを設ける。
ーク側端部の内面に固定したスライドリング12を各ヨ
ーク3,6の首部の周囲にそれぞれ相対回転自在に取り
付けるとともに、安全カバーが駆動軸1と一緒に回転す
るのを防止するためのフック付きチェーン13を各筒状
部材9,10のヨーク側端部の外面に取り付ける。これ
らのチェーン13のフック14は装置の例えば、トラク
タ又は作業機のフレーム部分に係止する。
形スプラインシャフト2の端部をシャフトヨーク3のシ
ャフト嵌合孔3aに挿入し、溶接部15で溶接する。図
2に示すように、シャフト部材4の雄形スプラインシャ
フト2には、この雄形スプラインシャフト2の中心軸線
に沿って雄形スプラインシャフト2のヨーク側とは反対
側の端面16からヨーク側の端部の近傍までシャフト給
脂孔17を形成する。このシャフト給脂孔17はガンド
リルを使用した深孔加工により形成する。
から半径方向外方に斜めに延び、雄形スプラインシャフ
ト2の外側面のポートに開口する1個のシャフト給脂横
孔18を設ける。シャフト給脂孔17のヨーク側とは反
対側の遊端の近傍で雄形スプラインシャフト2の周面に
環状の油脂溝19を設ける。シャフト給脂孔17から油
脂溝19の底面まで半径方向外方に放射状に延びる少な
くとも1個の導脂孔20を設ける。シャフト給脂孔17
の開口端部はプラグ21により塞ぐ。
シャフト嵌合孔3aの内面の雄形スプラインシャフト2
の外面のシャフト給脂横孔のポートに整合するポートま
で形成したヨーク給脂横孔22を設け、このヨーク給脂
横孔22の入口端部にグリースニップル23を固着す
る。
出する環状フランジ6aで両側を区切った貫通孔を形成
し、一方の側は雌形スプラインスリーブ5の差し込み端
部5aを差し込むことができるスリーブ嵌合孔6bと
し、他方の側は金属環24aで縁取りをしたSPCC製
の泥除け用カップ24(図1及び図4参照)を装着する
カップ嵌合孔6cとする。雌形スプラインスリーブ5の
差し込み端部5aをスリーブヨーク6のスリーブ嵌合孔
6aに嵌合し、溶接部25で溶接する。泥除け用カップ
24の底面にはエア抜き孔26を形成する。
ライン嵌合部に浸入を防止したり油脂溜めとして作用す
る。泥除け用カップの底面のエア抜き孔26は雄形スプ
ラインシャフト2と雌形スプラインスリーブ5との間の
摺動をスムーズに行うために設ける。
リアランスをとってベローズ状カバー11によってカバ
ーされる駆動軸のシャフト部材のシャフトヨークにグリ
ースニプッルを取り付けたため、安全カバーにはグリー
スニップルが露出する開口を設けることなく、またこの
グリースニップルから、ヨーク給脂横孔、シャフト給脂
横孔、シャフト給脂孔、導脂孔、環状の油脂溝を経て、
スプライン嵌合部への給脂を行うことができる。
である。
動軸のシャフト部材の異なる角度から見た一部断面とす
る側面図であり、(c)は端面図である。
動軸のスリーブ部材の異なる角度から見た一部断面とす
る側面図である。
動軸のスリーブ部材のスリーブヨークに取り付ける泥除
け用カップの一部断面とする側面図及び底面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 雄形スプラインシャフトとシャフトヨー
クとよりなるシャフト部材と、雌形スプラインスリーブ
とスリーブヨークとよりなるスリーブ部材とが互いに摺
動自在に嵌合し、それぞれのヨークにユニバーサルジョ
イントを設けた駆動軸において、前記雄形スプラインシ
ャフトに、この雄形スプラインシャフトの中心軸線に沿
って雄形スプラインシャフトのヨーク側とは反対側の端
面からヨーク側の端部の近傍まで形成したシャフト給脂
孔と、このシャフト給脂孔のヨーク側端部の近傍に連通
し、雄形スプラインシャフトの外側面のポートに開口す
る1個のシャフト給脂横孔と、前記シャフト給脂孔のヨ
ーク側とは反対側の遊端の近傍で前記雄形スプラインシ
ャフトの周面に設けた環状の油脂溝と、前記シャフト給
脂孔から前記油脂溝の底面まで半径方向外方に放射状に
延びる少なくとも1個の導脂孔と、前記シャフト給脂孔
の開口端部を塞ぐプラグとを設け、前記シャフトヨーク
に、ヨークの肩部から前記雄形スプラインシャフトのシ
ャフト給脂横孔に整合するポートまで形成したヨーク給
脂横孔と、このヨーク給脂横孔の入口端部に設けたグリ
ースニップルとを設けたことを特徴とする駆動軸。 - 【請求項2】 雌形スプラインスリーブのヨーク側スリ
ーブ開口をカバーするよう泥除け用カップの開口端縁を
前記スリーブヨーク内面に取り付け、前記泥除け用カッ
プの底面にエア抜き孔を設けた請求項1記載の駆動軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00351997A JP3238877B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 駆動軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00351997A JP3238877B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 駆動軸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196668A JPH10196668A (ja) | 1998-07-31 |
JP3238877B2 true JP3238877B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=11559630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00351997A Expired - Fee Related JP3238877B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 駆動軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3238877B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003028258A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
CN107600179B (zh) * | 2017-10-19 | 2024-01-05 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 一种万向节处带防护罩的转向传动轴总成 |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP00351997A patent/JP3238877B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10196668A (ja) | 1998-07-31 |
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