JP3056906B2 - ドライブシャフト - Google Patents
ドライブシャフトInfo
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- JP3056906B2 JP3056906B2 JP5007747A JP774793A JP3056906B2 JP 3056906 B2 JP3056906 B2 JP 3056906B2 JP 5007747 A JP5007747 A JP 5007747A JP 774793 A JP774793 A JP 774793A JP 3056906 B2 JP3056906 B2 JP 3056906B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- flange
- hub
- annular groove
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/26—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
- F16D3/30—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected in which the coupling is specially adapted to constant velocity-ratio
- F16D3/32—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected in which the coupling is specially adapted to constant velocity-ratio by the provision of two intermediate members each having two relatively perpendicular trunnions or bearings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動装置と非駆動装置
との間を駆動連結するドライブシャフト、例えば、農業
機械のトラクタ本体の駆動源と作業機との間を連結する
プロペラシャフトに関するものである。
との間を駆動連結するドライブシャフト、例えば、農業
機械のトラクタ本体の駆動源と作業機との間を連結する
プロペラシャフトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の農業機械は、田畑の境界の畦部
分での有効作業領域を大きくするようトラクタ本体と作
業機とのなす角度を大きくして旋回できるため、トラク
タ本体の駆動源と作業機の間を連結するプロペラシャフ
トとしてのドライブシャフトには、実公平２−４７７６
７号公報に記載されているような広角等速ジョイントが
ユニバーサルジョイントとして使用されている。この公
報に記載の広角等速ジョイントとしてのユニバーサルジ
ョイントは、フランジヨークの外側に断面積が大きな放
熱用並びに補強用のフィンを設けることにより、ユニバ
ーサルジョイントの回転中にフランジヨークに生ずる高
い摩擦熱を放熱し、冷却効果を高め、寿命を伸ばすよう
にしている。
分での有効作業領域を大きくするようトラクタ本体と作
業機とのなす角度を大きくして旋回できるため、トラク
タ本体の駆動源と作業機の間を連結するプロペラシャフ
トとしてのドライブシャフトには、実公平２−４７７６
７号公報に記載されているような広角等速ジョイントが
ユニバーサルジョイントとして使用されている。この公
報に記載の広角等速ジョイントとしてのユニバーサルジ
ョイントは、フランジヨークの外側に断面積が大きな放
熱用並びに補強用のフィンを設けることにより、ユニバ
ーサルジョイントの回転中にフランジヨークに生ずる高
い摩擦熱を放熱し、冷却効果を高め、寿命を伸ばすよう
にしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のユ
ニバーサルジョイントにおいては、フランジヨークにフ
ィンを設けるためユニバーサルジョイントの回転に対す
る空気抵抗が大きくなり、回転効率を低下させることに
なる。
ニバーサルジョイントにおいては、フランジヨークにフ
ィンを設けるためユニバーサルジョイントの回転に対す
る空気抵抗が大きくなり、回転効率を低下させることに
なる。
【０００４】従って、本発明の目的は、フィンなしでも
冷却効果が高く、回転効率のよいしかも寿命を長くする
ことができる広角等速ジョイントとしてのユニバーサル
ジョイントを有するドライブシャフトを得るにある。
冷却効果が高く、回転効率のよいしかも寿命を長くする
ことができる広角等速ジョイントとしてのユニバーサル
ジョイントを有するドライブシャフトを得るにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、駆動装置と非駆動装置との間を駆動連結
するため少なくとも１個のユニバーサルジョイントを有
するドライブシャフトにおいて、前記少なくとも１個の
ユニバーサルジョイントを、駆動側のヨークと被駆動側
のヨークとの間に配置され、軸線方向に貫通する中心開
口及びこの中心開口に直交して半径方向に延在する環状
溝を有するフランジヨークと、前記フランジヨークに設
けて前記中心開口に連通する給油ニップルと、前記駆動
側のヨークおよび前記被駆動側のヨークのボールブッシ
ュを摺動しうるよう収容して前記フランジヨークの中心
開口内で移動自在の中心ハブ及びこの中心ハブの外面か
ら半径方向に突出して前記フランジヨークの環状溝内で
摺動するハブフランジとを有したガイド本体と、前記ガ
イド本体のハブフランジの両側の側面と前記フランジヨ
ークの環状溝の対向壁面との間に介在させたスラストワ
ッシャと、前記フランジヨークの中心開口に近接する位
置で前記環状溝の軸線方向に互いに対向する壁面にそれ
ぞれ設けた環状窪みに配置したＯリングとを具え、前記
ガイド本体には、ガイド本体の中心軸線に対して少なく
とも１個の直径ラインに沿って前記ハブフランジの外周
面から中心ハブ内面までまたこの中心ハブ内面に直径方
向に対向する中心ハブ内面から直径方向反対側のハブフ
ランジ外周面まで貫通する偶数個の油路を設け、またこ
のガイド本体のハブフランジの両側面で中心ハブ外面と
ハブフランジとの接合部分に向かって徐々に深くなる環
状窪みを設けた広角等速ジョイントとして構成したこと
を特徴とする。
め、本発明は、駆動装置と非駆動装置との間を駆動連結
するため少なくとも１個のユニバーサルジョイントを有
するドライブシャフトにおいて、前記少なくとも１個の
ユニバーサルジョイントを、駆動側のヨークと被駆動側
のヨークとの間に配置され、軸線方向に貫通する中心開
口及びこの中心開口に直交して半径方向に延在する環状
溝を有するフランジヨークと、前記フランジヨークに設
けて前記中心開口に連通する給油ニップルと、前記駆動
側のヨークおよび前記被駆動側のヨークのボールブッシ
ュを摺動しうるよう収容して前記フランジヨークの中心
開口内で移動自在の中心ハブ及びこの中心ハブの外面か
ら半径方向に突出して前記フランジヨークの環状溝内で
摺動するハブフランジとを有したガイド本体と、前記ガ
イド本体のハブフランジの両側の側面と前記フランジヨ
ークの環状溝の対向壁面との間に介在させたスラストワ
ッシャと、前記フランジヨークの中心開口に近接する位
置で前記環状溝の軸線方向に互いに対向する壁面にそれ
ぞれ設けた環状窪みに配置したＯリングとを具え、前記
ガイド本体には、ガイド本体の中心軸線に対して少なく
とも１個の直径ラインに沿って前記ハブフランジの外周
面から中心ハブ内面までまたこの中心ハブ内面に直径方
向に対向する中心ハブ内面から直径方向反対側のハブフ
ランジ外周面まで貫通する偶数個の油路を設け、またこ
のガイド本体のハブフランジの両側面で中心ハブ外面と
ハブフランジとの接合部分に向かって徐々に深くなる環
状窪みを設けた広角等速ジョイントとして構成したこと
を特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明のこの構成のユニバーサルジョイントを
少なくとも１個有するドライブシャフトによれば、ユニ
バーサルジョイントのガイド本体のハブフランジが環状
溝内で摺動するためのクリアランスが、スラストワッシ
ャにより埋められ、かつＯリングがこのスラストワッシ
ャに圧着するためこのクリアランス内にドロが侵入する
のを確実に防止し、またガイド本体に設けた直径方向に
貫通する偶数個の油路により潤滑剤の供給及び循環が十
分行われ、ガイド本体の中心ハブの外面に設けた環状窪
みがオイル溜めとして作用し、メンテナンス作業の回数
を減らすことができるようになる。
少なくとも１個有するドライブシャフトによれば、ユニ
バーサルジョイントのガイド本体のハブフランジが環状
溝内で摺動するためのクリアランスが、スラストワッシ
ャにより埋められ、かつＯリングがこのスラストワッシ
ャに圧着するためこのクリアランス内にドロが侵入する
のを確実に防止し、またガイド本体に設けた直径方向に
貫通する偶数個の油路により潤滑剤の供給及び循環が十
分行われ、ガイド本体の中心ハブの外面に設けた環状窪
みがオイル溜めとして作用し、メンテナンス作業の回数
を減らすことができるようになる。
【０００７】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
明する。
【０００８】図１には、本発明ドライブシャフトに少な
くとも１個組み込む広角等速ジョイント１としてのユニ
バーサルジョイントの好適な実施例の一部断面とする側
面図を示す。この実施例においては、駆動軸及び被駆動
軸（図示せず）をそれぞれヨーク２、４にスプライン連
結等により連結する。図２に示すように、これらヨーク
２、４の各々の互いに対向する二股端部を連結するブリ
ッジ6aに、ボールブッシュ６を設ける。このヨーク２、
４は、クロスピン８の互いに直交するピン部分の一方の
ピン部分の互いに直径方向に対向する端部における１対
のピンヘッドを回動自在に支承する。クロスピン８の他
方のピン部分の互いに直径方向に対向する端部における
１対のピンヘッド8aはフランジヨーク10により回動自在
に支承する。
くとも１個組み込む広角等速ジョイント１としてのユニ
バーサルジョイントの好適な実施例の一部断面とする側
面図を示す。この実施例においては、駆動軸及び被駆動
軸（図示せず）をそれぞれヨーク２、４にスプライン連
結等により連結する。図２に示すように、これらヨーク
２、４の各々の互いに対向する二股端部を連結するブリ
ッジ6aに、ボールブッシュ６を設ける。このヨーク２、
４は、クロスピン８の互いに直交するピン部分の一方の
ピン部分の互いに直径方向に対向する端部における１対
のピンヘッドを回動自在に支承する。クロスピン８の他
方のピン部分の互いに直径方向に対向する端部における
１対のピンヘッド8aはフランジヨーク10により回動自在
に支承する。
【０００９】このフランジヨーク10は、図面で見て左右
ほぼ同一形状の１対のフランジヨークハーフ10ａ、10ｂ
を互いに突き合わせ溶接することにより接合する。これ
らフランジヨークハーフには軸線方向に貫通する中心開
口11を設ける。更に、フランジヨークハーフの互いに対
向する突き合わせ面には、環状の窪みを設け、互いに接
合した後に環状溝12を生ずるようにする。
ほぼ同一形状の１対のフランジヨークハーフ10ａ、10ｂ
を互いに突き合わせ溶接することにより接合する。これ
らフランジヨークハーフには軸線方向に貫通する中心開
口11を設ける。更に、フランジヨークハーフの互いに対
向する突き合わせ面には、環状の窪みを設け、互いに接
合した後に環状溝12を生ずるようにする。
【００１０】フランジヨーク10には、中心開口11の中心
軸線に直交する中心半径方向平面上で周方向及び半径方
向に摺動可能なガイド本体13を設ける。このガイド本体
13は、ヨーク２、４に設けたボールブッシュ６が転動自
在に嵌合する中心ハブ14及びこの中心ハブ14の外面から
半径方向外方に突出する円形のハブフランジ15を有す
る。ガイド本体13はクロム鋼を浸炭焼き入れした材料に
より形成すると好適である。
軸線に直交する中心半径方向平面上で周方向及び半径方
向に摺動可能なガイド本体13を設ける。このガイド本体
13は、ヨーク２、４に設けたボールブッシュ６が転動自
在に嵌合する中心ハブ14及びこの中心ハブ14の外面から
半径方向外方に突出する円形のハブフランジ15を有す
る。ガイド本体13はクロム鋼を浸炭焼き入れした材料に
より形成すると好適である。
【００１１】このガイド本体13のハブフランジ15がフラ
ンジヨーク10の環状溝12に沿って周方向及び半径方向に
移動可能となるようハブフランジ15を環状溝12に配置す
る。各フランジヨークハーフ10ａ、10ｂにそれぞれユニ
バーサルジョイントのクロスピン８を組付けた後、ガイ
ド本体13のハブフランジ15を環状溝12に案内し、中心ハ
ブ14の内面14ａにヨーク２、４のボールブッシュ６を嵌
合させた後フランジヨークハーフ10ａ、10ｂを図示のよ
うに突き合わせ溶接により接合する。
ンジヨーク10の環状溝12に沿って周方向及び半径方向に
移動可能となるようハブフランジ15を環状溝12に配置す
る。各フランジヨークハーフ10ａ、10ｂにそれぞれユニ
バーサルジョイントのクロスピン８を組付けた後、ガイ
ド本体13のハブフランジ15を環状溝12に案内し、中心ハ
ブ14の内面14ａにヨーク２、４のボールブッシュ６を嵌
合させた後フランジヨークハーフ10ａ、10ｂを図示のよ
うに突き合わせ溶接により接合する。
【００１２】ガイド本体13の円形のハブフランジ15の外
径は、フランジヨーク10の中心開口11の直径よりも大き
くし、常にハブフランジ15の大部分がフランジヨーク10
の環状溝12内に嵌合して環状溝12から脱落することな
く、ハブフランジ15が環状溝12に摺動案内されて、ガイ
ド本体13の中心ハブ14がフランジヨーク10の中心開口11
の中心半径方向平面上で周方向及び半径方向に移動でき
るようにする。
径は、フランジヨーク10の中心開口11の直径よりも大き
くし、常にハブフランジ15の大部分がフランジヨーク10
の環状溝12内に嵌合して環状溝12から脱落することな
く、ハブフランジ15が環状溝12に摺動案内されて、ガイ
ド本体13の中心ハブ14がフランジヨーク10の中心開口11
の中心半径方向平面上で周方向及び半径方向に移動でき
るようにする。
【００１３】本発明によれば、フランジヨーク10の環状
溝12の両側の対向壁面とガイド本体13のハブフランジ15
との間にそれぞれ円形リング状のスラストワッシャ16を
介在させる。このスラストワッシャ16は、鋼板、黄銅、
リン青銅等の金属により形成するとよいが、自己潤滑性
プラスチックにより形成することもできる。
溝12の両側の対向壁面とガイド本体13のハブフランジ15
との間にそれぞれ円形リング状のスラストワッシャ16を
介在させる。このスラストワッシャ16は、鋼板、黄銅、
リン青銅等の金属により形成するとよいが、自己潤滑性
プラスチックにより形成することもできる。
【００１４】また、フランジヨーク10の環状溝12の両側
の対向壁面には、それぞれ中心開口11の近傍にＯリング
17を設け、これらＯリング17をスラストワッシャ16に掛
合させる。
の対向壁面には、それぞれ中心開口11の近傍にＯリング
17を設け、これらＯリング17をスラストワッシャ16に掛
合させる。
【００１５】本発明によれば、フランジヨーク10には、
実公平２−４７７６７号公報に記載のユニバーサルジョ
イントのようなフィンを設けない。本発明はフィンを設
けない構成による放熱不足を解消するため、ガイド本体
13には、図１及び図３に示すように、ガイド本体の中心
軸線に対して少なくとも１個の直径ライン（図示の実施
例では互いに直交する２個の直径ライン）に沿ってハブ
フランジ15の外周面から中心ハブ14の内面14ａまでまた
これに直径方向に対向する内面１４ａからハブフランジ
１５の直径方向反対側の外周面まで貫通する偶数個（図
示の実施例では４個）の油路18を設ける。
実公平２−４７７６７号公報に記載のユニバーサルジョ
イントのようなフィンを設けない。本発明はフィンを設
けない構成による放熱不足を解消するため、ガイド本体
13には、図１及び図３に示すように、ガイド本体の中心
軸線に対して少なくとも１個の直径ライン（図示の実施
例では互いに直交する２個の直径ライン）に沿ってハブ
フランジ15の外周面から中心ハブ14の内面14ａまでまた
これに直径方向に対向する内面１４ａからハブフランジ
１５の直径方向反対側の外周面まで貫通する偶数個（図
示の実施例では４個）の油路18を設ける。
【００１６】更に、ガイド本体13には、図４に示すよう
に、ハブフランジ15の両側面で中心ハブ外面14ｂとハブ
フランジ15との接合部分に向かって徐々に深くなる環状
窪み13ａを設ける。
に、ハブフランジ15の両側面で中心ハブ外面14ｂとハブ
フランジ15との接合部分に向かって徐々に深くなる環状
窪み13ａを設ける。
【００１７】フランジヨーク10には、潤滑オイルを、フ
ランジヨーク10の中心開口11及び環状溝12とガイド本体
13及びスラストワッシャ16との間の摺動接触面、並びに
ガイド本体13の中心ハブ14の内面14ａとボールブッシュ
６との間の摺動接触面に供給するための給油ニップル19
を設ける。
ランジヨーク10の中心開口11及び環状溝12とガイド本体
13及びスラストワッシャ16との間の摺動接触面、並びに
ガイド本体13の中心ハブ14の内面14ａとボールブッシュ
６との間の摺動接触面に供給するための給油ニップル19
を設ける。
【００１８】給油ニップル19から給油された潤滑オイル
は、フランジヨーク10に設けた図示しない油路を経てフ
ランジヨークの中心開口11及び環状溝12内に流入し、こ
の中心開口11及び環状溝12から各摺動接触面に供給され
る。特に、ガイド本体13の中心ハブ14の内面14ａとボー
ルブッシュ６との間の摺動接触面には、ガイド本体13に
設けた偶数個の油路18を経て十分に供給される。更に、
ガイド本体１３の外面14ｂに設けた環状窪み13ａには、
十分な潤滑オイルを溜めることができるため、オイル切
れをなくすことができる。
は、フランジヨーク10に設けた図示しない油路を経てフ
ランジヨークの中心開口11及び環状溝12内に流入し、こ
の中心開口11及び環状溝12から各摺動接触面に供給され
る。特に、ガイド本体13の中心ハブ14の内面14ａとボー
ルブッシュ６との間の摺動接触面には、ガイド本体13に
設けた偶数個の油路18を経て十分に供給される。更に、
ガイド本体１３の外面14ｂに設けた環状窪み13ａには、
十分な潤滑オイルを溜めることができるため、オイル切
れをなくすことができる。
【００１９】図５に、図１に示す広角等速ジョイント１
としてのユニバーサルジョイントを左側の端部に組み込
んだ本発明によるドライブシャフト20の実施例を示す。
左側に示すユニバーサルジョイントのヨーク２は、例え
ば、農業機械のトラクタ本体の駆動源の出力軸に連結
し、ヨーク４には、雄スプラインを有する又はレモン形
の内側非円形チューブ21を連結する。非円形チューブ21
は、この非円形チューブ21の外面形状に補完し合って互
いに回転不能かつ軸線方向に移動自在に嵌合する形状の
内面形状を有する外側非円形チューブ22に摺動自在に連
結する。この外側非円形チューブ22は、普通の十字形軸
23を有するユニバーサルジョイントの一方のヨーク24に
連結し、他方のヨーク25を農業機械の作業機に連結す
る。左側の広角等速ジョイントとしてのユニバーサルジ
ョイントの周囲にはブーツ26を設け、右側の普通のユニ
バーサルジョイントの周囲にはベローズ形のブーツ27を
設け、互いに摺動自在に嵌合する非円形チューブの周り
には安全カバー28を設ける。
としてのユニバーサルジョイントを左側の端部に組み込
んだ本発明によるドライブシャフト20の実施例を示す。
左側に示すユニバーサルジョイントのヨーク２は、例え
ば、農業機械のトラクタ本体の駆動源の出力軸に連結
し、ヨーク４には、雄スプラインを有する又はレモン形
の内側非円形チューブ21を連結する。非円形チューブ21
は、この非円形チューブ21の外面形状に補完し合って互
いに回転不能かつ軸線方向に移動自在に嵌合する形状の
内面形状を有する外側非円形チューブ22に摺動自在に連
結する。この外側非円形チューブ22は、普通の十字形軸
23を有するユニバーサルジョイントの一方のヨーク24に
連結し、他方のヨーク25を農業機械の作業機に連結す
る。左側の広角等速ジョイントとしてのユニバーサルジ
ョイントの周囲にはブーツ26を設け、右側の普通のユニ
バーサルジョイントの周囲にはベローズ形のブーツ27を
設け、互いに摺動自在に嵌合する非円形チューブの周り
には安全カバー28を設ける。
【００２０】図６に、図１に示す広角等速ジョイント１
としてのユニバーサルジョイントを両側の端部に組み込
んだ本発明によるドライブシャフト30の実施例を示す。
この実施例においては、左右１対の広角等速ジョイント
１のヨーク４にそれぞれ内側非円形チューブ21及び外側
非円形チューブ22に連結する。
としてのユニバーサルジョイントを両側の端部に組み込
んだ本発明によるドライブシャフト30の実施例を示す。
この実施例においては、左右１対の広角等速ジョイント
１のヨーク４にそれぞれ内側非円形チューブ21及び外側
非円形チューブ22に連結する。
【００２１】
【発明の効果】本発明の広角等速ジョイントを組み込ん
だドライブシャフトによれば、例えば、農業機械に適用
して水田内で使用する場合、ガイド本体のハブフランジ
がフランジヨークの環状溝内で摺動するための比較的大
きなクリアランス内に泥水が侵入するのを防止するよう
スラストワッシャがこのクリアランスを埋めるととも
に、これにより極めて制限されたクリアランスでもガイ
ド本体に設けた偶数個の油路により円滑な摺動を可能に
する十分な潤滑オイルの供給が行われ、耐摩耗性が向上
し、かつ冷却効率も向上し、フィンを設けることなく、
ガイド本体の中心ハブ内面とボールブッシュとの間の摺
動接触面の焼き付きを防止することができ、円滑な動作
及び装置寿命の増大が得られる。
だドライブシャフトによれば、例えば、農業機械に適用
して水田内で使用する場合、ガイド本体のハブフランジ
がフランジヨークの環状溝内で摺動するための比較的大
きなクリアランス内に泥水が侵入するのを防止するよう
スラストワッシャがこのクリアランスを埋めるととも
に、これにより極めて制限されたクリアランスでもガイ
ド本体に設けた偶数個の油路により円滑な摺動を可能に
する十分な潤滑オイルの供給が行われ、耐摩耗性が向上
し、かつ冷却効率も向上し、フィンを設けることなく、
ガイド本体の中心ハブ内面とボールブッシュとの間の摺
動接触面の焼き付きを防止することができ、円滑な動作
及び装置寿命の増大が得られる。
【００２２】また、フィンを設けないことにより、ユニ
バーサルジョイントの回転に対する空気抵抗が少なくて
済み、ユニバーサルジョイントの回転効率が向上する。
バーサルジョイントの回転に対する空気抵抗が少なくて
済み、ユニバーサルジョイントの回転効率が向上する。
【００２３】ガイド本体の中心ハブの外面に設けた環状
窪みはオイル溜めとして作用し、オイル切れを確実に防
止し、潤滑及び冷却効果が増大し、耐摩耗性を向上し、
円滑な動作を確実にすることができる。
窪みはオイル溜めとして作用し、オイル切れを確実に防
止し、潤滑及び冷却効果が増大し、耐摩耗性を向上し、
円滑な動作を確実にすることができる。
【００２４】更に、本発明ドライブシャフトによれば、
少なくとも１個の広角等速ジョイントを組み込んだた
め、狭い範囲で作業する農業機械の取り回しが容易にな
り、トラクタにより牽引される作業機の有効作業領域が
増大する。通常の十字形軸を有するユニバーサルジョイ
ントのジョイント角が３〜８°であるのに対して、本発
明による１個の広角等速ジョイントのジョイント角θ
（図１参照）は40〜80°の広角度である。従って、両端
に本発明による広角等速ジョイントを設けたドライブシ
ャフトを農業機械に使用することにより、トラクタと作
業機とは２θの角度をなすことができる。
少なくとも１個の広角等速ジョイントを組み込んだた
め、狭い範囲で作業する農業機械の取り回しが容易にな
り、トラクタにより牽引される作業機の有効作業領域が
増大する。通常の十字形軸を有するユニバーサルジョイ
ントのジョイント角が３〜８°であるのに対して、本発
明による１個の広角等速ジョイントのジョイント角θ
（図１参照）は40〜80°の広角度である。従って、両端
に本発明による広角等速ジョイントを設けたドライブシ
ャフトを農業機械に使用することにより、トラクタと作
業機とは２θの角度をなすことができる。
【図１】本発明による広角等速ジョイントとしてのユニ
バーサルジョイントの一部断面とする側面図である。
バーサルジョイントの一部断面とする側面図である。
【図２】ボールブッシュを設けたヨークの一部断面とす
る側面図である。
る側面図である。
【図３】本発明によるユニバーサルジョイントのフラン
ジヨークに案内するガイド本体の正面図である。
ジヨークに案内するガイド本体の正面図である。
【図４】ガイド本体の中心ハブ外面に設けた環状窪みを
示す部分拡大断面図である。
示す部分拡大断面図である。
【図５】一方の端部に図１の広角ジョイントを組み込ん
だ本発明によるドライブシャフトの実施例の一部断面と
する側面図である。
だ本発明によるドライブシャフトの実施例の一部断面と
する側面図である。
【図６】両側の端部に図１の広角ジョイントを組み込ん
だ本発明によるドライブシャフトの実施例の一部断面と
する側面図である。
だ本発明によるドライブシャフトの実施例の一部断面と
する側面図である。
1 広角等速ジョイント 2,4 ヨーク 6 ブッシュ 6a ブリッジ 8 クロスピン 8a ピンヘッド 10 フランジヨーク 10a,10b フランジヨークハーフ 11 中心開口 12 環状溝 13 ガイド本体 13a 環状窪み 14 中心ハブ 14a 中心ハブ内面 14b 中心ハブ外面 15 ハブフランジ 16 スラストワッシャ 17 Ｏリング 18 油路 19 給油ニップル 20 ドライブシャフト 21 内側非円形チューブ 22 外側非円形チューブ 23 十字形軸 24,25 ヨーク 26 ブーツ 27 ベローズ形ブーツ 28 安全カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16D 3/32 - 3/33
Claims (1)
- 【請求項１】 駆動装置と非駆動装置との間を駆動連結
するため少なくとも１個のユニバーサルジョイントを有
するドライブシャフトにおいて、前記少なくとも１個の
ユニバーサルジョイントを、 駆動側のヨークと被駆動側のヨークとの間に配置され、
軸線方向に貫通する中心開口及びこの中心開口に直交し
て半径方向に延在する環状溝を有するフランジヨーク
と、 前記フランジヨークに設けて前記中心開口に連通する給
油ニップルと、 前記駆動側のヨークおよび前記被駆動側のヨークのボー
ルブッシュを摺動しうるよう収容して前記フランジヨー
クの中心開口内で移動自在の中心ハブ及びこの中心ハブ
の外面から半径方向に突出して前記フランジヨークの環
状溝内で摺動するハブフランジとを有したガイド本体
と、 前記ガイド本体のハブフランジの両側の側面と前記フラ
ンジヨークの環状溝の対向壁面との間に介在させたスラ
ストワッシャと、 前記フランジヨークの中心開口に近接する位置で前記環
状溝の軸線方向に互いに対向する壁面にそれぞれ設けた
環状窪みに配置したＯリングとを具え、 前記ガイド本体には、ガイド本体の中心軸線に対して少
なくとも１個の直径ラインに沿って前記ハブフランジの
外周面から中心ハブ内面までまたこの中心ハブ内面に直
径方向に対向する中心ハブ内面から直径方向反対側のハ
ブフランジ外周面まで貫通する偶数個の油路を設け、ま
たこのガイド本体のハブフランジの両側面で中心ハブ外
面とハブフランジとの接合部分に向かって徐々に深くな
る環状窪みを設けた広角等速ジョイントとして構成した
ことを特徴とするドライブシャフト。」
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5007747A JP3056906B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ドライブシャフト |
| TW082104128A TW225575B (en) | 1993-01-20 | 1993-05-25 | A drive shaft |
| KR1019930011415A KR100290506B1 (ko) | 1993-01-20 | 1993-06-22 | 드라이브샤프트 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5007747A JP3056906B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ドライブシャフト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213245A JPH06213245A (ja) | 1994-08-02 |
| JP3056906B2 true JP3056906B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=11674298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5007747A Expired - Lifetime JP3056906B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ドライブシャフト |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3056906B2 (ja) |
| KR (1) | KR100290506B1 (ja) |
| TW (1) | TW225575B (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150141269A (ko) * | 2014-06-09 | 2015-12-18 | 남양공업주식회사 | 가변형 광각 조인트 |
| KR102385451B1 (ko) * | 2020-09-21 | 2022-04-13 | (주)엠아이티코리아 | 유니버셜 조인트 및 광각 조인트 어셈블리 조립장치 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP5007747A patent/JP3056906B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-25 TW TW082104128A patent/TW225575B/zh not_active IP Right Cessation
- 1993-06-22 KR KR1019930011415A patent/KR100290506B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW225575B (en) | 1994-06-21 |
| JPH06213245A (ja) | 1994-08-02 |
| KR100290506B1 (ko) | 2001-12-15 |
| KR940018577A (ko) | 1994-08-18 |
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