JP5509264B2 - Ptp包装体 - Google Patents
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Description
被収容物を収容した収容部と該収容部の周囲に配された平面状のシール部とを有するシートと、前記シール部に接着されることにより前記収容部を密封した蓋材とを備えたPTP包装体であって、
前記収容部は、被収容物の側面部分を包囲すべく立ち上がった側壁部と、被収容物の上面部を覆う天面部とを備えて構成されており、
前記天面部は、
前記側壁部の上端縁に隣接して配され、且つ、内周側に突出した周縁部と、
前記周縁部の内周側に隣接して配されて前記周縁部よりも上側に向かってドーム状に膨出しており、且つ、下側に向かって押圧されたとき前記周縁部を支軸として該下側に凹む膨出部とを有しており、
側方から見て前記側壁部の側端縁に沿った仮想直線と前記周縁部の上端縁に沿った仮想直線との交点と、前記膨出部の外周縁における前記周縁部からの立ち上がり開始点とを最短で結ぶ距離をD3とし、一方の前記立ち上がり開始点と他方の前記立ち上がり開始点とを結ぶ距離をD4としたとき、D4/D3の比率が、6以上25以下であり、
前記側方から見て前記膨出部が円弧状であり、
前記立ち上がり開始点を通り且つ前記円弧と接する仮想接線と、前記立ち上がり開始点を通り且つ前記シール部と垂直な方向に延びる仮想直線とが交差する角度θが、35°以上55°以下であることを特徴とする。
従って、被収容物が収容部から取り出され易いPTP包装体が提供される。
また、前記収容部2は、被収容物30の側面部分を包囲すべく立ち上がった側壁部3と被収容物30の上面部を覆う天面部4とを備えて構成されている。さらに、前記天面部4は、側壁部3の上端縁に隣接して配され、且つ、内周側に突出した周縁部5と、周縁部5の内周側に隣接して配されて周縁部5よりも上側に向かってドーム状に膨出しており、且つ、下側に向かって押圧されたとき周縁部5を支軸として該下側に凹む膨出部6とを有している。なお、本実施形態では、被収容物30が円形状の錠剤である場合について説明するが、その他、被収容物30は、楕円形状であっても、カプセル等であってもよい。
周縁部5は、側壁部3の上端縁と隣接して、且つ、側壁部3に沿って環状に形成されている。
膨出部6は、図1、図2に示すように、周縁部5よりも外側に向かってドーム状に膨出しているように形成されている。さらに、かかる膨出部6は、図5、図6に示すように、下側(収容部2の内側)に向かって押圧されたとき、前記周縁部5を支軸として該下側に凹むように形成されている。
また、膨出部6は、周縁部5よりも外側に向かってドーム状に膨出しているため、このように膨出していない構成と比較して、押圧されて凹んだときに、より蓋材9側へと到達し得る。これにより、蓋材9が、被収容物30によって押圧されて押し破られ易くなるため、被収容物30が、収容部2から取り出され易くなる。
従って、被収容物30が収容部2から取り出され易いPTP包装体1が提供される。
未延伸ポリプロピレンフィルム(CPP、厚み250μm)を用い、φ8mmの円形錠剤用の収容部を有するシートを、真空成形法を用いて形成した。
収容部の寸法については、下記のように設定した。
・開口部の直径:11.0mm、
・膨出部の高さ(前記距離D1−前記距離D2):2.0mm、
・周縁部の高さ(前記距離D2):13.0mm、
・周縁部の幅(前記距離D3):0.88mm、
・膨出部の直径(前記距離D4):9.1mm
そして、シートの収容部に、錠剤を入れ、蓋材をシートのシール部に重ね合わせて、加熱加圧することにより、シール部と蓋材とを接着して、PTP包装体を作製した。
蓋材として、ポリ塩化ビニルフィルム(厚み300μm)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、PTP包装体を作製した。
プラグアシスト圧空成形法を用いて収容部を形成したこと以外は実施例1と同様にして、PTP包装体を作製した。
プラグアシスト圧空成形法を用いて収容部を形成したこと以外は実施例2と同様にして、PTP包装体を作製した。
図7に示すような収容部を形成すること以外は、実施例1〜4とそれぞれ同様にして、比較例1〜4の包装体を作製した。なお、比較例1においては、シートのシール部と、該シール部から最も離れた天面部との距離を、5.0mmとした。
実施例1〜4、比較例1〜4のPTP包装体を用い、男女7名に被収容物の取り出し易さについて、実施例1〜4の収容部と比較例1〜4の収容部とでの取り出し易さを官能的に評価してもらった。結果を表1に示す。表1に示すように、いずれのシート、成形条件においても、実施例の方が比較例よりも取り出し易いという結果が得られた。また、実施例1〜4のPTP包装体では、膨出部が押圧されたとき、周縁部を支軸として反転して凹んだため、側壁部が押し潰されなかったが、比較例1〜4のPTP包装体では、側壁部が押し潰された。
実施例1〜4、比較例1〜4で得られたPTP包装体を用いて、被収容物が押し出されるのに必要な押圧力(座屈強度)を評価した。
具体的には、テンシロン型引っ張り試験機を用い、該試験機に装着された金属製のプラグによって、収容部の天面部を、押し出し速度10mm/minで押し出したとき、錠剤がAl箔を押し破って収容部から飛び出したときの力を測定した。
結果を、表2に示す。
この結果、比較例1〜4よりも実施例1〜4の方が、錠剤を押し出す力が軽減されることがわかった。
Claims (2)
- 被収容物を収容した収容部と該収容部の周囲に配された平面状のシール部とを有するシートと、前記シール部に接着されることにより前記収容部を密封した蓋材とを備えたPTP包装体であって、
前記収容部は、被収容物の側面部分を包囲すべく立ち上がった側壁部と、被収容物の上面部を覆う天面部とを備えて構成されており、
前記天面部は、
前記側壁部の上端縁に隣接して配され、且つ、内周側に突出した周縁部と、
前記周縁部の内周側に隣接して配されて前記周縁部よりも上側に向かってドーム状に膨出しており、且つ、下側に向かって押圧されたとき前記周縁部を支軸として該下側に凹む膨出部とを有しており、
側方から見て前記側壁部の側端縁に沿った仮想直線と前記周縁部の上端縁に沿った仮想直線との交点と、前記膨出部の外周縁における前記周縁部からの立ち上がり開始点とを最短で結ぶ距離をD3とし、一方の前記立ち上がり開始点と他方の前記立ち上がり開始点とを結ぶ距離をD4としたとき、D4/D3の比率が、6以上25以下であり、
前記側方から見て前記膨出部が円弧状であり、
前記立ち上がり開始点を通り且つ前記円弧と接する仮想接線と、前記立ち上がり開始点を通り且つ前記シール部と垂直な方向に延びる仮想直線とが交差する角度θが、35°以上55°以下であることを特徴とするPTP包装体。 - 前記シール部を含む仮想平面と垂直な方向において、前記仮想平面と前記仮想平面から最も離れている前記膨出部とを最短で結ぶ距離は、前記仮想平面と前記仮想平面から最も離れている前記周縁部とを最短で結ぶ距離の1.1〜2.0倍であることを特徴とする請求項1に記載のPTP包装体。
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JP2012137258A JP5509264B2 (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | Ptp包装体 |
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Family Applications (1)
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