JP5508573B2 - 入賞装置 - Google Patents
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Description
遊技盤(10)に取付けられた装置本体(32)に開閉可能に配設され、開放時に遊技球(S)の入賞口(40)への入賞を許容すると共に閉鎖時に遊技球(S)の入賞口(40)への入賞を阻止する第1および第2開閉部材(102,105)を備え、前記開閉部材(102,105)が閉鎖位置にある状態で、前記入賞口(40)への遊技球(S)の入賞が不能に構成された入賞装置において、
前記装置本体(32)に配設された駆動装置(44)と、
前記駆動装置(44)により往復作動される第1作動部(114)と、
前記第1および第2開閉部材(102,105)に対応して設けられた係合部(58,60)に各開閉部材(102,105)が連繋されると共に前記第1作動部(114)に連繋されて、第1作動部(114)の往復作動に連動して姿勢変位して各開閉部材(102,105)を開閉作動させると共に、常には、開閉部材(102,105)を開放位置から閉鎖位置へ向かう閉鎖方向へ姿勢変位するよう付勢された第2作動部(118)と、
前記第1作動部(114)に設けられた当接部(114a)と、
前記第2作動部(118)に設けられた規制部(126)とを備え、
前記開閉部材(102,105)は、前記装置本体(32)の前側に前後方向へ延在する回転軸を介して開閉可能に配設され、前記開放位置にあっては先端部が遊技領域(14)側となる側方へ指向した姿勢となると共に、前記閉鎖位置にあっては先端部が上方へ指向した姿勢となり、
前記駆動装置(44)の非作動時において、前記第2作動部(118)は、第1および第2開閉部材(102,105)を閉鎖位置とする姿勢に付勢された状態にあって前記第1作動部(114)に対して開閉部材(102,105)を閉鎖位置から開放位置へ変位させる開放方向への強制姿勢変位が許容され、
前記当接部(114a)および規制部(126)は、前記駆動装置(44)の作動時に非当接規制状態となって前記第2作動部(118)の姿勢変位を許容し、
前記駆動装置(44)の非作動時において、前記第1開閉部材(102)が閉鎖位置から開放位置の間にあって少なくとも遊技球(S)1球分の通過を許容する賞球確認位置に到来した際に前記規制部(126)が前記当接部(114a)に当接規制して、該開閉部材(102)と共に姿勢変位する第2作動部(118)のそれ以上の開放方向への強制姿勢変位が阻止されると共に、当該駆動装置(44)の非作動時において、前記第2開閉部材(105)が閉鎖位置から開放位置の間にあって少なくとも遊技球(S)1球分の通過を許容する賞球確認位置に到来した際に前記規制部(126)が前記当接部(114a)に当接規制して、該開閉部材(105)と共に姿勢変位する第2作動部(118)のそれ以上の開放方向への強制姿勢変位が阻止されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、駆動装置の非作動時にあって、開閉部材を強制変位させたとしても規制部が当接部に当接することで第2作動部の姿勢変位を規制するので、開閉部材を閉鎖位置から開放位置の間の賞球確認位置までしか強制変位させることができない。従て、不正な目的で開閉部材が開放されたとしても、遊技球が入賞口に入賞するのを抑制することができる。また、第2作動部は、駆動装置の非作動時においても開放方向への強制変位は許容されているので、賞球確認の際には、開閉部材を賞球確認位置まで容易に変位させることができ作業の効率性を向上し得る。
前記第2作動部(118)は、前記第1作動部(114)の延在方向に直交する軸部(118a)により前記装置本体(32)に対し自重で閉鎖方向へ変位するよう揺動自在に軸支され、前記ソレノイド(44)の非作動時にあって第2作動部(118)に設けた連繋部(122)が前記連繋孔(116)の前端縁(116a)に係止することで該第2作動部(118)の閉鎖方向への揺動が規制されて第1および第2開閉部材(102,105)が閉鎖位置に保持されると共に、前記ソレノイド(44)の作動時にあって、前記連繋孔(116)に係合する連繋部(122)が第1作動部(114)と共に移動して第2作動部(118)が開放方向へ揺動され、
前記当接部(114a)は、前記ソレノイド(44)の非作動時にあって、前記第2作動部(118)が揺動変位した際の前記規制部(126)の移動軌跡(C)上の該規制部(126)が当接する規制位置に臨むと共に、前記ソレノイド(44)の作動時にあって、当接部(114a)は移動軌跡(C)に干渉しない非規制位置に退避し、
前記連繋孔(116)は、前記第1または第2開閉部材(102,105)を閉鎖位置から賞球確認位置まで強制変位した際に、前記第2作動部(118)の揺動変位に伴って後方に移動する前記連繋部(122)に該連繋孔(116)の後端縁(116b)が干渉しない長さで第1作動部(114)の前後方向に延在していることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、第2作動部は、自重で閉鎖方向へ揺動するよう構成されているので、各開閉部材を強制変位させる際の抵抗は殆どなく、賞球確認作業を効率よく行ない得る。また、連繋孔を前後方向に延在させたので、第2作動部が揺動変位する際、連繋孔が連繋部に干渉することはなく、第2作動部はスムーズに揺動変位を行ない得る。
(A) 遊技盤(10)に取付けられた装置本体(32)に開閉可能に配設され、開放時に遊技球(S)の入賞口(40)への入賞を許容すると共に閉鎖時に遊技球(S)の入賞口(40)への入賞を阻止する開閉部材(102,105)と、
前記装置本体(32)に配設された駆動装置(44)と、
前記駆動装置(44)により往復作動される第1作動部材(114)と、
前記第1作動部材(114)と開閉部材(102,105)とに連繋されて、第1作動部材(114)の往復作動に連動して姿勢変位して開閉部材(102,105)を開閉作動させると共に、常には、開閉部材(102,105)を開放位置から閉鎖位置へ向かう閉鎖方向へ姿勢変位するよう付勢された第2作動部材(118)とを備え、
前記開閉部材(102,105)が閉鎖位置にある状態で、前記入賞口(40)への遊技球(S)の入賞が不能に構成された入賞装置において、
前記第1作動部材(114)に設けられた当接部(114a)と、前記第2作動部材(118)に設けられた規制部(126)とを備え、
前記駆動装置(44)の非作動時において、前記第2作動部材(118)は、開閉部材(102,105)を閉鎖位置とする姿勢に付勢された状態にあって前記第1作動部材(114)に対して開閉部材(102,105)を閉鎖位置から開放位置へ変位させる開放方向への強制姿勢変位が許容され、
前記当接部(114a)および規制部(126)は、前記駆動装置(44)の作動時に非当接状態となって前記第2作動部材(118)の姿勢変位を許容し、
前記駆動装置(44)の非作動時において、前記開閉部材(102,105)が閉鎖位置から開放位置の間にあって少なくとも遊技球(S)1球分の通過を許容する賞球確認位置に到来した際には、前記規制部(126)が前記当接部(114a)に当接して、該開閉部材(102,105)と共に姿勢変位する第2作動部材(118)のそれ以上の開放方向への強制姿勢変位が阻止されることを特徴とする。
この構成によれば、駆動装置の非作動時にあって、開閉部材を強制変位させたとしても規制部が当接部に当接することで第2作動部材の姿勢変位を規制するので、開閉部材を閉鎖位置から開放位置の間の賞球確認位置までしか強制変位させることができない。従って、不正な目的で開閉部材が開放されたとしても、遊技球が入賞口に入賞するのを抑制することができる。また、第2作動部材は、駆動装置の非作動時においても開放方向への強制変位は許容されているので、賞球確認の際には、開閉部材を賞球確認位置まで容易に変位させることができ作業の効率性を向上し得る。
(B) 前記第1作動部材(114)は、前後方向に延在する本体に連繋孔(116)が開設された板状部材であって、一端が前記駆動装置としてのソレノイド(44)に連結すると共に、他端側に前記当接部(114a)が設けられ、該ソレノイド(44)により前後にスライドするよう構成され、
前記第2作動部材(118)は、前記第1作動部材(114)の延在方向に直交する軸部(118a)により前記装置本体(32)に対し自重で閉鎖方向へ変位するよう揺動自在に軸支され、前記ソレノイド(44)の非作動時にあって第2作動部材(118)に設けた連繋部(122)が前記連繋孔(116)の前端縁(116a)に係止することで該第2作動部材(118)の閉鎖方向への揺動が規制されて開閉部材(102,105)が閉鎖位置に保持されると共に、前記ソレノイド(44)の作動時にあって、前記連繋孔(116)に係合する連繋部(122)が第1作動部材(114)と共に移動して第2作動部材(118)が開放方向へ揺動され、
前記当接部(114a)は、前記ソレノイド(44)の非作動時にあって、前記第2作動部材(118)が揺動変位した際の前記規制部(126)の移動軌跡(C)上の該規制部(126)が当接する規制位置に臨むと共に、前記ソレノイド(44)の作動時にあって、当接部(114a)は移動軌跡(C)に干渉しない非規制位置に退避し、
前記連繋孔(116)は、前記開閉部材(102,105)を閉鎖位置から賞球確認位置まで強制変位した際に、前記第2作動部材(118)の揺動変位に伴って後方に移動する前記連繋部(122)に該連繋孔(116)の後端縁(116b)が干渉しない長さで第1作動部材(114)の前後方向に延在していることを要旨とする。
この構成によれば、第2作動部材は、自重で閉鎖方向へ揺動するよう構成されているので、開閉部材を強制変位させる際の抵抗は殆どなく、賞球確認作業を効率よく行ない得る。また、連繋孔を前後方向に延在させたので、第2作動部材が揺動変位する際、連繋孔が連繋部に干渉することはなく、第2作動部材はスムーズに揺動変位を行ない得る。
44 ソレノイド(駆動装置),46 プランジャ(作動部材)
58 第1アーム部材(係合部),60 第2アーム部材(係合部)
102,105 開閉部材,114 リンク部(第1作動部材)
118 揺動部材(第2作動部材),114a 当接部,116 連繋孔
116a 前端縁,116b 後端縁,118a 揺動軸(軸部)
122 連繋部,126 規制部,S 遊技球,C 移動軌跡
Claims (2)
- 遊技盤に取付けられた装置本体に開閉可能に配設され、開放時に遊技球の入賞口への入賞を許容すると共に閉鎖時に遊技球の入賞口への入賞を阻止する第1および第2開閉部材を備え、前記開閉部材が閉鎖位置にある状態で、前記入賞口への遊技球の入賞が不能に構成された入賞装置において、
前記装置本体に配設された駆動装置と、
前記駆動装置により往復作動される第1作動部と、
前記第1および第2開閉部材に対応して設けられた係合部に各開閉部材が連繋されると共に前記第1作動部に連繋されて、第1作動部の往復作動に連動して姿勢変位して各開閉部材を開閉作動させると共に、常には、開閉部材を開放位置から閉鎖位置へ向かう閉鎖方向へ姿勢変位するよう付勢された第2作動部と、
前記第1作動部に設けられた当接部と、
前記第2作動部に設けられた規制部とを備え、
前記開閉部材は、前記装置本体の前側に前後方向へ延在する回転軸を介して開閉可能に配設され、前記開放位置にあっては先端部が遊技領域側となる側方へ指向した姿勢となると共に、前記閉鎖位置にあっては先端部が上方へ指向した姿勢となり、
前記駆動装置の非作動時において、前記第2作動部は、第1および第2開閉部材を閉鎖位置とする姿勢に付勢された状態にあって前記第1作動部に対して開閉部材を閉鎖位置から開放位置へ変位させる開放方向への強制姿勢変位が許容され、
前記当接部および規制部は、前記駆動装置の作動時に非当接規制状態となって前記第2作動部の姿勢変位を許容し、
前記駆動装置の非作動時において、前記第1開閉部材が閉鎖位置から開放位置の間にあって少なくとも遊技球1球分の通過を許容する賞球確認位置に到来した際に前記規制部が前記当接部に当接規制して、該第1開閉部材と共に姿勢変位する第2作動部のそれ以上の開放方向への強制姿勢変位が阻止されると共に、当該駆動装置の非作動時において、前記第2開閉部材が閉鎖位置から開放位置の間にあって少なくとも遊技球1球分の通過を許容する賞球確認位置に到来した際に規制部が当接部に当接規制して、該第2開閉部材と共に姿勢変位する第2作動部のそれ以上の開放方向への強制姿勢変位が阻止される
ことを特徴とする入賞装置。 - 前記第1作動部は、前後方向に延在する本体に連繋孔が開設された板状部材であって、一端が前記駆動装置としてのソレノイドに連結すると共に、他端側に前記当接部が設けられ、該ソレノイドにより前後にスライドするよう構成され、
前記第2作動部は、前記第1作動部の延在方向に直交する軸部により前記装置本体に対し自重で閉鎖方向へ変位するよう揺動自在に軸支され、前記ソレノイドの非作動時にあって第2作動部に設けた連繋部が前記連繋孔の前端縁に係止することで該第2作動部の閉鎖方向への揺動が規制されて第1および第2開閉部材が閉鎖位置に保持されると共に、前記ソレノイドの作動時にあって、前記連繋孔に係合する連繋部が第1作動部と共に移動して第2作動部が開放方向へ揺動され、
前記当接部は、前記ソレノイドの非作動時にあって、前記第2作動部が揺動変位した際の前記規制部の移動軌跡上の該規制部が当接する規制位置に臨むと共に、前記ソレノイドの作動時にあって、当接部は移動軌跡に干渉しない非規制位置に退避し、
前記連繋孔は、前記第1または第2開閉部材を閉鎖位置から賞球確認位置まで強制変位した際に、前記第2作動部の揺動変位に伴って後方に移動する前記連繋部に該連繋孔の後端縁が干渉しない長さで第1作動部の前後方向に延在している請求項1記載の入賞装置。
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