JP5508297B2 - 設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法 - Google Patents

設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、設定情報を参照して装置を起動する制御装置および設定情報を管理する技術に関する。
近年、多くの制御装置にはマイクロコンピュータが搭載され、そのマイクロコンピュータによって各装置の様々な機能を実現している。このような制御装置は、プログラムの変更や設定情報の変更によって多機能化が容易であるため、装置機能の数が増大化し制御や管理が複雑化する傾向にある。そして、装置機能の増大化や複雑化によって、装置に設定しなければならない項目数が増加し、従来のように装置毎に保守者が対面して設定を行う方法では、設定が完了するまでに多大な時間がかかり、特に装置数が多い場合は甚大な経費が必要になる。
そこで、各機能項目の設定にかかる時間や作業を低減させるために、装置設置後にネットワーク接続し、装置の監視や制御を行うサーバ側から各装置に設定情報を転送することで、装置設定を反映させる技術が考えられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平10−040200号公報 特開2005−228172号公報
しかしながら、従来のようにネットワーク経由で装置設定を行う場合でも次のような問題がある。例えば、先ず装置を設置後にネットワーク接続するために、一旦、装置を起動してIPアドレスなどのネットワーク設定やネットワーク動作を行うための様々な設定を行わなければならず、更に装置情報の設定後に装置の再起動が必要となる。このように、装置情報自体の設定時間が短縮されたとはいえ、動作可能な状態にするまでに多くの時間が必要であるという問題は残っている。特に、装置の多機能化や複雑化により、装置の電源ONまたはリセットされてから起動が完了するまでの時間がますます長くなってきており、例えば類似した設定を複数台の装置に対して行う場合には、(装置台数×起動完了までの時間)の膨大な時間を要するという問題がある。
ここで、装置の起動を完了するまでに行う一般的な操作手順を以下に示す。
(1)最初の装置起動
(2)ネットワーク設定および接続
(3)装置再起動(殆どの装置で必要)
(4)設定情報の転送(転送前に装置への接続や転送先等の各種設定が必要)
(5)装置再起動
尚、最初の装置起動は、複数台同時に操作可能であるが、ネットワーク設定および接続と設定情報の転送は操作者が行うので、複数台の装置を1人の操作者が同時に操作することはできない。特に、設定情報の転送は、センター側のオペレータと連携する必要があり、転送準備完了や転送終了の連絡が現地操作者とセンター側のオペレータとの間で必要となり、複数台の装置を同時に操作することはできない。
また、設定間違いが生じた場合には装置が正常に動作しなくなり、復旧に要する時間も増大するという問題がある。特に、複数台の装置に同じ設定を行う場合には、間違った設定が複数の装置に行われてしまうという問題がある。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、装置が起動するために必要な設定情報の転送や管理を工夫することにより、装置設置から運用までにかかる工数を大幅に低減することができる設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法を提供することである。
本発明に係る設定情報参照起動型の制御装置は、製造時に決められた装置固有の初期設定情報を記憶する第1記憶部と、装置起動時に参照し且つ装置動作中の設定を運用設定情報として電源投入中のみ保持する第2記憶部と、前記運用設定情報に展開可能な起動設定情報を記憶する外部記憶媒体を着脱可能にする接続インターフェースと、装置起動時に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記外部記憶媒体に記憶された前記起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されていない場合は前記第1記憶部に記憶された前記初期設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開し、または前記第1記憶部に前記起動設定情報が記憶されている場合は該起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行さらに、装置が正常起動したか否かを判別し、装置が正常起動した場合は前記外部記憶媒体に記憶されている前記起動設定情報を前記第1記憶部に記憶する制御部とを有し、前記外部記憶媒体は、複数の起動設定情報を記憶すると共に、前記複数の起動設定情報のいずれか1つの起動設定情報を指定するための設定選択ファイルを記憶し、前記制御部は、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合、前記外部記憶媒体に記憶された前記複数の起動設定情報の中から前記設定選択ファイルが指定する起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、さらに、前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報が装置動作中に変更された場合に、前記第2記憶部が保持している前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部および前記外部記憶媒体の前記複数の起動設定情報に追加すると共に、前記新たな起動設定情報を指定する情報を前記外部記憶媒体の前記設定選択ファイルに記憶することを特徴とする。
特に、前記制御部は、前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報が装置動作中に変更された場合に、前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部に記憶すると共に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記外部記憶媒体に記憶することを特徴とする。
また、前記第1記憶部は不揮発性メモリで構成し、前記第2記憶部は揮発性メモリで構成されることを特徴とする。
本発明に係る設定情報管理方法は、製造時に決められた装置固有の初期設定情報を記憶する第1記憶部と、装置起動時に参照し且つ装置動作中の設定を運用設定情報として電源投入中のみ保持する第2記憶部と、前記運用設定情報に展開可能な起動設定情報を記憶する外部記憶媒体を着脱可能にする接続インターフェースとを有する制御装置で用いる設定情報管理方法において、装置起動時に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記外部記憶媒体に記憶された前記起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されていない場合は前記第1記憶部に記憶された前記初期設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開し、または前記第1記憶部に前記起動設定情報が記憶されている場合は該起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、次の装置起動時に前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されていない場合は前記第1記憶部に記憶された前記起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行う装置起動手順と、前記装置起動手順で装置が正常起動したか否かを判別し、装置が正常起動した場合は前記外部記憶媒体に記憶されている前記起動設定情報を前記第1記憶に記憶する起動判別手順とを有し、複数の起動設定情報を記憶すると共に、前記複数の起動設定情報のいずれか1つの起動設定情報を指定するための設定選択ファイルを前記外部記憶媒体に記憶し、前記装置起動手順は、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合、前記外部記憶媒体に記憶された前記複数の起動設定情報の中から前記設定選択ファイルが指定する起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、前記起動判別手順は、前記第2記憶部が保持している前記運用設定情報が変更された場合に、前記第2記憶部が保持している前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部および前記外部記憶媒体の前記複数の起動設定情報に追加すると共に、前記新たな起動設定情報を指定する情報を前記外部記憶媒体の前記設定選択ファイルに記憶することを特徴とする。
特に、前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報が装置動作中に変更された場合に、前記変更後の運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部に記憶すると共に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記変更後の運用設定情報を新たな起動設定情報として前記外部記憶媒体に記憶する設定変更手順を更に設けたことを特徴とする。
本発明に係る設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法は、装置が起動するために必要な設定情報を装置に着脱可能な外部メモリから読み出して起動し、正常起動した時の設定情報を外部メモリから装置内のメモリにコピーすることにより、外部メモリの取り外し後に外部メモリと同じ設定内容で装置を起動できる。
また、本発明に係る設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法は、類似した装置の設定を複数台の装置について行う場合には、1台目に設置した装置の設定情報をひな型として外部メモリに退避し、その外部メモリで複数の装置を起動することにより、正常に起動することが確認された設定情報を複数の装置に反映させることができる。
このように、本発明に係る設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法は、装置が起動するために必要な設定情報の転送や管理を工夫することにより、装置設置から運用までにかかる工数を大幅に低減することができる。
通信装置101の構成例および通信システム100全体の構成例を示す図である。 工場出荷時の通信装置101を起動する時の設定情報の流れを示す図である。 通信装置101の再起動時の設定情報の流れを示す図である。 外部メモリ207装着時に通信装置101を起動する時の設定情報の流れを示す図である。 通信装置101の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。 外部メモリ207に複数の起動設定情報(Startup−config)が記憶されている場合の設定情報の流れを示す図である。 揮発性メモリ202の動作設定情報(Running−config)が変更された場合に、外部メモリ207に起動設定情報(Startup−config)を追加する時の設定情報の流れを示す図である。 複数の通信装置101を1つの外部メモリ207を用いて順次起動する例を示す図である。 複数の通信装置101をNW設定を含む各通信装置101に対応した複数の外部メモリ207を用いて一括して複数の通信装置101を起動する例を示す図である。
以下、本発明に係る「設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法」の実施形態について詳しく説明する。尚、本実施形態では、本発明に係る設定情報参照起動型の制御装置が通信装置である場合について説明するが、起動時に設定情報を読み込んで様々な機能を提供する制御装置であれば適用可能である。
図1は、通信装置101とその周辺の装置を含む通信システム100の構成例を示す図である。図1において、通信装置101は、通常運用時において、IF盤やスイッチ盤で構成されるユーザ通信ブロック105によってユーザネットワーク102に接続され、他の通信装置103、104との間でユーザデータを送受信する。尚、ユーザ通信ブロック105の詳細な構成および動作については、本発明の特徴部分ではないので詳しい説明を省略する。本発明では、通信装置101の監視や制御を行うための監視制御盤106を中心とする構成および動作に特徴がある。
図1において、監視制御盤106は、例えば、制御部201と、揮発性メモリ202と、不揮発性メモリ203と、外部メモリIF204と、端末IF205と、監視NWIF206とを有する。また、外部メモリIF204には、外部メモリ207を装着できるようになっている。
本実施形態に係る通信装置101は、起動時に装置が起動するために必要な設定情報を、装置に着脱可能な外部メモリ207から読み出して起動し、正常に起動ができた時に正常起動した設定情報を揮発性メモリ202(或いは、外部メモリ207)から装置内の不揮発性メモリ203にコピーし、外部メモリ207が取り外された後でも、外部メモリ207と同じ設定内容で装置を起動できることが基本的な特徴である。これにより、通信装置101を設置する際の設定が類似した環境で複数の装置を設置する場合、1台目に設置した装置の設定をひな型として外部メモリ207に記憶し、その外部メモリ207を用いて複数の装置を起動することができ、設置して電源投入するだけで複数の装置に同じ環境設定を反映させることができる。この結果、装置の設置から運用状態にするまでにかかる工数を大幅に低減することができる。
図1において、制御部201は、例えばCPU(中央演算ユニット)で構成され、内部に予め記憶されたプログラムに従って動作する。そして、制御部201は、通信装置101の電源投入時に、不揮発性メモリ203または外部メモリIF204に装着されている外部メモリ207から装置を起動するための設定情報を読み出して揮発性メモリ202に展開し、揮発性メモリ202に展開された設定情報(動作設定情報と称する)を参照して、通信装置101の各部の動作を設定し起動する。例えば、制御部201は、ユーザ通信ブロック105のIF盤やスイッチ盤などの設定を行ったり、端末IF205を介して保守端末161との間でシリアル通信ができるように設定する。尚、保守端末161では、ターミナルソフトを起動して、簡単なCLI(コマンドラインインターフェース)を用いて通信装置101の制御コマンドや設定情報の入出力を行う。例えば、保守端末161は、通信装置101の監視NWIF206のネットワーク接続設定(IPアドレスなど)を行って、監視制御ネットワーク151を介して監視制御サーバ152に接続できるようにする。そして、監視制御サーバ152のサーバ端末153をオペレータが操作して、通信装置101の設定情報の変更や制御を遠隔で行う。
[装置起動時の基本動作]
先ず、工場出荷後に初めて通信装置101の電源を投入する場合の起動時の動作について説明する。尚、ここで説明する動作は従来の通信装置でも行われているもので従来技術と共通の動作である。外部メモリ207を使用する本実施形態特有の動作については後で詳しく説明する。
図2(a)および図2(b)は、図1の通信装置101の監視制御盤106の部分を抜き出した図である。図2(a)および図2(b)において、図1と同符号のブロックは同じものを示す。また、不揮発性メモリ203には、工場出荷時に初期設定情報(Default−config)が書き込まれているものとする。ここで、Default−configは、通信装置101が動作するための必要最小限の機能を動作させるためだけの設定情報で、ユーザネットワーク102の機能に対応するユーザ通信ブロック105のIF盤やスイッチ盤などの詳細な設定は行われない。また、監視NWIF206が監視制御ネットワーク151を介して監視制御サーバ152に接続するためのネットワーク設定なども行われない。従来は、これらの設定を端末IF205を介して接続される保守端末161から保守者が制御コマンドで1つ1つ設定するか、監視NWIF206のネットワーク設定だけを保守端末161から保守者が実行し、その他の設定は、監視制御ネットワーク151を介して監視制御サーバ152のサーバ端末153からオペレータが遠隔操作で設定する作業が行われていた。
ここで、工場出荷時の通信装置101を起動する場合の動作について説明する。図2(a)において、通信装置101の電源を投入すると(1回目の起動)、制御部201は、不揮発性メモリ203から初期設定情報(Default−config)を読み出し、揮発性メモリ202に動作設定情報(Running−config)として展開する(図2(a)の点線矢印(1))。尚、通信装置101は工場出荷後に初めて電源が投入されているので、不揮発性メモリ203にはDefault−configだけが記憶されている。ここで、Running−configは、揮発性メモリ202に保持される設定情報で、通信装置101が動作中は制御部201は揮発性メモリ202のRunning−configを参照して通信装置101の各部の動作を制御する。従って、通信装置101が動作中の設定変更はRunning−configに対して行われる。
そして、制御部201は、不揮発性メモリ203のDefault−configから揮発性メモリ202に展開されたRunning−configを参照して、通信装置101を起動する。尚、この状態では、先に説明したように、通信装置101の基本的な機能だけが動作可能な状態にあり、例えば監視NWIF206のネットワーク接続設定(IPアドレスなど)は行われていないので、図1に示した監視制御ネットワーク151を介して監視制御サーバ152のサーバ端末153からオペレータが通信装置101を遠隔制御することはできない。そこで、図2(b)に示すように、保守者が保守端末161を通信装置101の端末IF205にシリアル通信で接続し、保守端末161から制御コマンドを用いて揮発性メモリ202内のRunning−configに監視NWIF206用のネットワーク接続設定を行う(図2(b)の点線矢印(2))。この後、保守者は、保守端末161を操作して揮発性メモリ202が保持している変更後のRunning−configを起動設定情報(Startup−config)として、不揮発性メモリ203に保存し(図2(b)の点線矢印(3))、通信装置101を再起動する(2回目の起動)。
通信装置101が再起動されると、制御部201は、不揮発性メモリ203からStartup−configを読み出し、揮発性メモリ202に動作設定情報(Running−config)として展開する(図3(a)の点線矢印(4))。ここで、制御部201は、起動時に不揮発性メモリ203に記憶されている情報を検索してStartup−configが記憶されている場合は、Startup−configを読み出して揮発性メモリ202にRunning−configとして展開するが、Startup−configが不揮発性メモリ203に記憶されていない場合は、Default−configを読み出して揮発性メモリ202にRunning−configとして展開する。従って、先に説明した図2(a)の場合は、工場出荷後に初めて通信装置101の電源が投入され、不揮発性メモリ203にはDefault−configだけしか記憶されていないので制御部201はDefault−configを読み出すのに対して、図3(a)の場合はネットワーク接続の設定情報が含まれるStartup−configが不揮発性メモリ203に記憶されているので、制御部201は不揮発性メモリ203のStartup−configを読み出して揮発性メモリ202にRunning−configとして展開し(図3(a)の点線矢印(4))、通信装置101を起動する。
このようにして、監視NWIF206のネットワーク接続設定(IPアドレスなど)が行われた状態で通信装置101が起動されるので、通信装置101は図1の監視制御ネットワーク151を介して監視制御サーバ152のサーバ端末153からオペレータが通信装置101を遠隔制御可能な状態になっている。
そして、オペレータは、サーバ端末153から監視制御サーバ152および監視制御ネットワーク151を介してFTPなどのプロトコルを用いて設定情報を転送し、揮発性メモリ202のRunning−configの変更や追加を行う(図3(b)の点線矢印(5))。そして、オペレータは、変更後の揮発性メモリ202のRunning−configを不揮発性メモリ203に新たな起動設定情報(Startup−config)として記憶させる(図3(b)の点線矢印(6))。ここでは、不揮発性メモリ203の前のStartup−configは新たなStartup−configで上書きされるものとする。そして、保守者は、通信装置101をもう一度、再起動する(3回目の起動)。
通信装置101が再起動されると、図3(a)の場合と同様に、制御部201は、不揮発性メモリ203からStartup−configを読み出し、揮発性メモリ202に動作設定情報(Running−config)として展開し、展開されたRunning−configを参照して通信装置101を動作可能な状態に立ち上げる。この状態で、通信装置101はユーザ通信ブロック105を含む全ての設定が完了し、通常運用が可能になる。
以下に、工場出荷された通信装置101を運用可能な状態にするまでの主な手順を列挙する。
(1)工場出荷された通信装置101を起動する(1回目の起動)。
(2)通信装置101に保守端末161を接続して監視制御ネットワーク151および監視制御サーバ152に接続するためのネットワーク接続設定を行う。
(3)通信装置101を再起動(2回目の起動)してネットワーク利用可能な状態にし、監視制御ネットワーク151を介して監視制御サーバ152に接続する。
(4)オペレータは、監視制御サーバ152のサーバ端末153から遠隔操作で通信装置101の各機能の設定を行う。
(5)通信装置101を再起動(3回目の起動)して各機能を有効にし、通信装置101を運用可能な状態にする。
このようにして、従来は工場出荷された通信装置101を運用可能な状態にするまでに、何度も再起動や設定を行う必要があり、装置設置から運用までに多大な工数や時間がかかるという問題があった。
そこで、本実施形態に係る通信装置101は、上記のような従来の方法ではなく、少ない工数で短時間で運用可能な状態に立ち上げることができるようになっている。
[本実施形態に係る通信装置101の起動時の動作]
次に、本実施形態に係る通信装置101の起動時の動作について詳しく説明する。尚、本実施形態に係る通信装置101は、先に説明した従来と同様の機能も有する。例えば、不揮発性メモリ203にDefault−configだけが記憶されている場合は、Default−configを読み出して揮発性メモリ202にRunning−configとして展開して通信装置101を起動する。また、不揮発性メモリ203にDefault−configとStartup−configとが記憶されている場合は、Startup−configを読み出して揮発性メモリ202にRunning−configとして展開して通信装置101を起動する。
さらに、本実施形態に係る通信装置101は、制御部201は、電源投入時に自動的に外部メモリIF204に外部メモリ207が装着されているか否かを判別し、外部メモリ207が装着されている場合は、不揮発性メモリ203に記憶されているDefault−configまたはStartup−configよりも優先して、外部メモリ207に記憶されているStartup−configを読み出して揮発性メモリ202のRunning−configとして展開し(図4(a)の点線矢印(7))、通信装置101を起動するようになっている。
そして、制御部201は、通信装置101が正常に起動できたか否かを判別して、正常に起動できた場合、揮発性メモリ202が保持しているRunning−configを不揮発性メモリ203にStartup−configとして記憶する(図4(b)の点線矢印(9))。或いは、制御部201は、正常に起動できた場合に、外部メモリ207に記憶されているStartup−configを不揮発性メモリ203にStartup−configとして記憶するようにしてもよい(図4(b)の点線矢印(8))。尚、不揮発性メモリ203に前のStartup−configが記憶されてる場合は、揮発性メモリ202が保持しているRunning−configを新たなStartup−configとして不揮発性メモリ203に記憶する。ここでは、前のStartup−configに上書きされるものとする。
ここで、各請求項との対応について説明する。不揮発性メモリ203は、製造時に決められた装置固有の初期設定情報(Default−config)を記憶する第1記憶部に対応し、揮発性メモリ202は、通信装置101起動時に参照し且つ装置動作中の設定を運用設定情報(Running−config)として電源投入中のみ保持する第2記憶部に対応する。また、外部メモリ207は外部記憶媒体に、外部メモリIF204は接続インターフェースに、制御部201は制御部にそれぞれ対応する。
[通信装置101起動時の一連の処理の流れ]
次に、上記で説明した各処理の流れについて、図5のフローチャートを用いて説明する。図5のフローチャートは、制御部201の内部に予め記憶されたプログラムに従って実行される処理を示す。
(ステップS101)保守者が外部メモリ207を通信装置101装着した状態で電源を投入する。
(ステップS102)制御部201は、揮発性メモリ202を初期化(メモリクリアなど)する。
(ステップS103)制御部201は、外部メモリIF204に外部メモリ207が装着されているか否かを判別する。外部メモリ207が外部メモリIF204に装着されていない場合はステップS107に進み、外部メモリ207が外部メモリIF204に装着されている場合は次のステップS104に進む。尚、ここでは、外部メモリ207にStartup−configが予め記憶されているものとするが、外部メモリ207が装着されていた場合でも外部メモリ207にStartup−configが記憶されていない場合は、ステップS107に進むようにしてもよい。
ここで、図5において、「SC」はStartup−configを、「DC」はDefault−configを、「RC」はRunning−configをそれぞれ示す。
(ステップS104)制御部201は、外部メモリ207からStartup−configを読み出し、揮発性メモリ202のRunning−configとして展開する。そして、制御部201は、揮発性メモリ202に展開されたRunning−configに従って通信装置101を起動する。
(ステップS105)制御部201は、通信装置101が正常に起動されたか否かを判別する。そして、正常に起動された場合は次のステップS106に進み、正常に起動できなかった場合はステップS107に進む。尚、正常に起動できたか否かの判別は、例えばユーザ通信ブロック105からエラーメッセージが監視制御盤106側に返されたか否か、或いはアラームが出力されたか否かなどによて、正常に起動できたか否かを判断することができる。
(ステップS106)制御部201は、揮発性メモリ202が保持しているRunning−configを不揮発性メモリ203にStartup−configとして記憶する。或いは、先に説明したように、制御部201は、外部メモリ207に記憶されているStartup−configを不揮発性メモリ203にStartup−configとして記憶するようにしてもよい。
(ステップS107)制御部201は、不揮発性メモリ203にStartup−configが記憶されているか否かを判別する。そして、不揮発性メモリ203にStartup−configが記憶されている場合は次のステップS108に進み、不揮発性メモリ203にStartup−configが記憶されていない場合は次のステップS109に進む。
(ステップS108)制御部201は、不揮発性メモリ203に記憶されているStartup−configを揮発性メモリ202にRunning−configとして展開して、通信装置101を起動する。そして、次のステップS110に進む。
(ステップS109)制御部201は、不揮発性メモリ203に記憶されているDefault−configを揮発性メモリ202にRunning−configとして展開して、通信装置101を起動する。
このようにして、ステップS101で保守者が電源投入後は、制御部201のプログラムによって自動的に実行される。尚、外部メモリ207のStartup−configにネットワーク設定(NW設定)が含まれている場合は、上記の一連の動作で通信装置101は運用可能な状態になっている。また、外部メモリ207のStartup−configにネットワーク設定(NW設定)が含まれていない場合は、外部メモリ207を取り外した後、図2(b)と同様にして、保守者が保守端末161から揮発性メモリ202のRunning−configに対してネットワーク設定を行い、変更後のRunning−configを不揮発性メモリ203にStartup−configとして保存して再起動することで、制御部201は不揮発性メモリ203に記憶されたネットワーク設定情報を含むStartup−configを揮発性メモリ202のRunning−configとして展開して起動するので、通信装置101は運用可能な状態になる。
このように、本実施形態に係る通信装置101は、電源投入時(1回目の起動時)にStartup−configが記憶された外部メモリ207を外部メモリIF204に装着しておくことにより、外部メモリ207に記憶されたStartup−configを揮発性メモリ202にRunning−configとして展開して通信装置101を立ち上げるので、電源投入を1回行うだけで再起動せずに通信装置101を運用可能な状態にすることができる。特に、外部メモリ207に予め記憶しておくStartup−configにネットワーク設定情報を含めておけば、1回の起動だけで通信装置101を運用可能な状態にすることができる。尚、外部メモリ207に記憶されているStartup−configにネットワーク設定が記憶されていない場合でも、保守者が保守端末161から通信装置101のネットワーク設定を行った後で1回だけ再起動(2回目の起動)を行うだけで、監視制御ネットワーク151および監視制御サーバ152に接続可能な状態にすることができる。特に、複数の同様の通信装置101を起動する場合に、従来のように何度も装置を起動したり、設定を行う必要がないので、大幅に工数や時間を削減することができる。
(変形例1)
次に、先に説明した実施形態の変形例1について図6(a)を用いて説明する。変形例1に係る通信装置101は、外部メモリ207に複数の起動設定情報(Startup−config)が記憶されている場合に、起動時に読み出すStartup−configの起動ファイル名が記載された起動テキストファイル(ここでは、Startup.txtとする)が外部メモリ207に記憶されている。そして、制御部201は、通信装置101の電源が投入されると、外部メモリIF204に外部メモリ207が装着されているか否かを判別し、外部メモリ207が装着されている場合は、先ず外部メモリ207の起動テキストファイル(Startup.txt)を読み出す。そして、Startup.txtに書き込まれているStartup−config名のStartup−configを読み出して、Running−configとして揮発性メモリ202の展開する。
例えば図6(a)において、外部メモリ207に、Startup−configA、Startup−configB、・・・・Startup−configZが記憶されている場合に、Startup−configBを読み出して起動したい場合は、起動テキストファイル(Startup.txt)に「Startup−configB」を予め書き込んでおく。これにより、制御部201は、通信装置101の電源が投入された時に、Startup.txtに書き込まれたStartup−configBを参照して、外部メモリ207からStartup−configBを読み出してRunning−configとして揮発性メモリ202に展開する(図6(a)の点線矢印(10))。尚、ここではStartup.txtに予め起動ファイル名が書き込まれているものとするが、Startup.txtの起動ファイル名の書き換え方法については後で詳しく説明する。
このようにして、外部メモリ207に複数のStartup−configが記憶されている場合でも制御部201は自動的に1つのStartup−configを選択して、Running−configとして揮発性メモリ202展開し、通信装置101を起動するので、保守者やオペレータがStartup−configを指定して通信装置101を起動する必要がない。
尚、先の実施形態と同様に、通信装置101が正常に起動された場合には、制御部201は、揮発性メモリ202のRunning−configを不揮発性メモリ203に新たなStartup−configとして記憶する(図6(b)の点線矢印(12))。或いは、制御部201は、外部メモリ207の起動テキストファイルに記載されている起動ファイル名のStartup−config(例えばStartup−config(B))を不揮発性メモリ203の新たなStartup−configとして記憶するようにしてもよい(図6(b)の点線矢印(11))。これにより、次回、外部メモリ207が外部メモリIF204に装着されていない状態で起動された場合でも、不揮発性メモリ203に記憶されたStartup−configを揮発性メモリ202にRunning−configとして展開して起動することができる。
(変形例2)
先に説明した変形例1では、複数のStartup−configの内、起動時に読み込むStartup−config名がStartup.txtに予め書き込まれているものとした。本変形例2では、Startup.txtに起動時に読み込むStartup−config名を書き込む動作について図7を用いて説明する。尚、通信装置101は、既に起動されて正常に動作し、通常運用されている状態にあるものとする。
図7において、端末IF205を介して接続される保守端末161(または、監視NWIF206および監視制御ネットワーク151を介して接続される監視制御サーバ152のサーバ端末153)から揮発性メモリ202が保持するRunning−configが変更された場合(図7の点線矢印(13)または(14))、制御部201は変更されたRunning−configを外部メモリ207に新たなStartup−configとして(例えばStartup−config(X)として)追加する(図7の点線矢印(15))。さらに、制御部201は、Startup.txtに記載されている現在の起動ファイル名をStartup−config(X)に書き換える(図7の点線矢印(16))。同時に、制御部201は、不揮発性メモリ203に対しても変更されたRunning−configを新たなStartup−configとして更新する(図7の点線矢印(17))。
このようにして、変更後のRunning−configを外部メモリ207に記憶し、且つ当該Startup−config名をStartup.txtに書き込むので、当該外部メモリ207を別の通信装置(例えば図1の通信装置103、104など)に装着して、起動することによって、通信装置101と同じ最新の設定で動作させることができる。これにより、保守者や監視制御サーバ152のサーバ端末153を操作するオペレータが複数の装置に対して1つ1つ通信装置101と同じ設定にする作業を行う必要がなくなり、保守者は外部メモリ207を装着して電源投入するだけで通信装置101と同じ設定にすることができる。
図8は、ネットワーク設定(NW設定)を含まないStartup−configを外部メモリ207に記憶しておき、この外部メモリ207を用いて複数の通信装置(通信装置101a、101b、101c、101d)を起動する様子を示した図である。この場合は、保守者は1つの外部メモリ207を通信装置101aの外部メモリIF204に装着して電源投入した後、保守端末161を端末IF205に接続して通信装置101a固有のネットワーク設定を行った後、通信装置101aを再起動して運用可能な状態にするだけである。そして、保守者は同様の作業を通信装置101b、101cおよび101dに対しても繰り返し行うだけでよい。
このように、複数の通信装置の起動および設定を行う場合でも、従来のように再起動する回数や設定する作業を大幅に低減することができる。
図9は、図8のように1つの外部メモリ207を用いて複数の通信装置を起動するのではなく、各通信装置に対応するネットワーク設定情報を含むStartup−configが記憶された外部メモリ207を各通信装置毎に準備する。例えば通信装置101aに対しては、通信装置101a固有のNW設定aを含むStartup−configが記憶された外部メモリ207aを準備する。同様に、通信装置101bには外部メモリ207b、通信装置101cには外部メモリ207c、通信装置101dには外部メモリ207dをそれぞれ準備する。そして、保守者は、各通信装置にそれぞれの外部メモリを装着して電源を投入するだけで、全ての通信装置は運用可能な状態になる。
このように、1回の起動だけで通信装置を運用可能な状態にすることができるので、従来のように何度も再起動したり、煩雑な設定作業を行う必要がなくなる。尚、各通信装置固有の外部メモリを準備する場合、NW設定情報だけを変更すればよいので、その他の設定情報を予め一括コピーしておき、NW設定情報だけを変更する処理は、例えばコンピュータなどで自動化することができる。従って、保守者は各通信装置101に対応する外部メモリ207だけを持参して装置の電源を投入するだけでよい。
尚、上記の実施形態では、本発明に係る設定情報参照起動型の制御装置として、通信装置101を例に挙げて説明したが、装置にマイクロコンピュータを搭載して、装置の制御をそのマイクロコンピュータで行い、様々な機能を提供する制御装置であれば同様に適用可能である。特に、近年のように、数多くの機能を取り込んで高機能化や複雑化される装置ほど、装置に設定する機能の項目数が増加し、装置に対面して設定を行う保守者やネットワーク経由で設定を実行するオペレータなどの作業時間が増大し、また設定間違いによる装置の動作不良が発生した場合のリカバリ時間も増大する傾向にあるが、本実施形態で説明したような設定情報管理方法を適用することにより、大幅な工数の低減が可能になる。特に、正常に動作した設定情報のみを装置側に保存することにより、動作不良に依るリカバリを少なくすることができる。また、リカバリを行う場合でも外部メモリ207にリカバリ内容を反映させておくことにより、大幅な時間短縮が可能になる。
以上、本発明に係る設定情報参照起動型の制御装置および設定情報管理方法について、各実施例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
101,103,104,101a,101b,101c,101d・・・通信装置
102・・・ユーザネットワーク
105・・・ユーザ通信ブロック
106・・・監視制御盤
201・・・制御部
202・・・揮発性メモリ
203・・・不揮発性メモリ
204・・・外部メモリIF
205・・・端末IF
206・・・監視NWIF
207,207a,207b,207c,207d・・・外部メモリ
151・・・監視制御ネットワーク
152・・・監視制御サーバ
153・・・サーバ端末
161・・・保守端末

Claims (5)

  1. 製造時に決められた装置固有の初期設定情報を記憶する第1記憶部と、
    装置起動時に参照し且つ装置動作中の設定を運用設定情報として電源投入中のみ保持する第2記憶部と、
    前記運用設定情報に展開可能な起動設定情報を記憶する外部記憶媒体を着脱可能にする接続インターフェースと、
    装置起動時に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記外部記憶媒体に記憶された前記起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されていない場合は前記第1記憶部に記憶された前記初期設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開し、または前記第1記憶部に前記起動設定情報が記憶されている場合は該起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行さらに、装置が正常起動したか否かを判別し、装置が正常起動した場合は前記外部記憶媒体に記憶されている前記起動設定情報を前記第1記憶部に記憶する制御部とを有し、
    前記外部記憶媒体は、複数の起動設定情報を記憶すると共に、前記複数の起動設定情報のいずれか1つの起動設定情報を指定するための設定選択ファイルを記憶し、
    前記制御部は、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合、前記外部記憶媒体に記憶された前記複数の起動設定情報の中から前記設定選択ファイルが指定する起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、さらに、前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報が装置動作中に変更された場合に、前記第2記憶部が保持している前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部および前記外部記憶媒体の前記複数の起動設定情報に追加すると共に、前記新たな起動設定情報を指定する情報を前記外部記憶媒体の前記設定選択ファイルに記憶する
    ことを特徴とする設定情報参照起動型の制御装置。
  2. 請求項1に記載の設定情報参照起動型の制御装置において、
    前記制御部は、前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報が装置動作中に変更された場合に、前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部に記憶すると共に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記外部記憶媒体に記憶する
    ことを特徴とする設定情報参照起動型の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の設定情報参照起動型の制御装置において、
    前記第1記憶部は不揮発性メモリで構成し、前記第2記憶部は揮発性メモリで構成されることを特徴とする設定情報参照起動型の制御装置。
  4. 製造時に決められた装置固有の初期設定情報を記憶する第1記憶部と、装置起動時に参照し且つ装置動作中の設定を運用設定情報として電源投入中のみ保持する第2記憶部と、前記運用設定情報に展開可能な起動設定情報を記憶する外部記憶媒体を着脱可能にする接続インターフェースとを有する制御装置で用いる設定情報管理方法において、
    装置起動時に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記外部記憶媒体に記憶された前記起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されていない場合は前記第1記憶部に記憶された前記初期設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開し、または前記第1記憶部に前記起動設定情報が記憶されている場合は該起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、次の装置起動時に前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されていない場合は前記第1記憶部に記憶された前記起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行う装置起動手順と、
    前記装置起動手順で装置が正常起動したか否かを判別し、装置が正常起動した場合は前記外部記憶媒体に記憶されている前記起動設定情報を前記第1記憶に記憶する起動判別手順と
    を有し、
    複数の起動設定情報を記憶すると共に、前記複数の起動設定情報のいずれか1つの起動設定情報を指定するための設定選択ファイルを前記外部記憶媒体に記憶し、
    前記装置起動手順は、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合、前記外部記憶媒体に記憶された前記複数の起動設定情報の中から前記設定選択ファイルが指定する起動設定情報を前記運用設定情報として前記第2記憶部に展開して装置起動を行い、
    前記起動判別手順は、前記第2記憶部が保持している前記運用設定情報が変更された場合に、前記第2記憶部が保持している前記運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部および前記外部記憶媒体の前記複数の起動設定情報に追加すると共に、前記新たな起動設定情報を指定する情報を前記外部記憶媒体の前記設定選択ファイルに記憶する
    ことを特徴とする制御装置の設定情報管理方法。
  5. 請求項に記載の制御装置の設定情報管理方法において、
    前記第2記憶部が保持する前記運用設定情報が装置動作中に変更された場合に、前記変更後の運用設定情報を新たな起動設定情報として前記第1記憶部に記憶すると共に、前記外部記憶媒体が前記接続インターフェースに装着されている場合は前記変更後の運用設定情報を新たな起動設定情報として前記外部記憶媒体に記憶する設定変更手順を更に設けた
    ことを特徴とする制御装置の設定情報管理方法。
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