JP2006072982A - データ処理装置およびファームウェアの更新方法 - Google Patents

データ処理装置およびファームウェアの更新方法 Download PDF

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Kazu Yasuda
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Abstract

【課題】機器を正常に動作させるファームウェアを迅速かつ容易に復旧できるようにすることである。
【解決手段】 データ処理装置は、第1ファームウェアを格納したメモリと、第2ファームウェアを受信する受信部と、メモリ内の第1ファームウェアを第2ファームウェアに更新するための更新処理を実行する処理部と、取り外し可能な記録媒体に第2ファームウェアを書き込むドライブとを備えている。更新に成功したファームウェアは、リムーバブルな記録媒体に格納される。これにより、さらに新しいファームウェアに更新した後でそのバージョンのファームウェアを復旧させる必要が生じたとしても、その記録媒体から迅速かつ容易にファームウェアを復旧できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファームウェアを実行して固有の機能を実現する機器において、ファームウェアを書き換える技術に関する。より具体的には、リムーバブルな記録媒体、ネットワーク、放送波等を利用してファームウェアを取得できるDVDレコーダ等の家電機器において、ファームウェアを書き換える技術に関する。
DVDレコーダ等の機器は、一般に、不揮発性メモリに格納されたファームウェアを利用して固有の機能を実現している。このファームウェアは、不具合が修正されたとき、新たな機能が追加されたとき等において、新たなバージョンに更新されることがある。例えば特許文献1は、機器の既存のファームウェアを新たなバージョンに更新する技術を開示している。
DVDレコーダ等の機器は、一般に、メディア更新機能を利用してそのファームウェアのバージョンアップ(更新)を行っている。メディア更新機能とは、DVD等のリムーバブルな記録媒体から新しいファームウェアを読み込み、不揮発性メモリに書き込んで、ファームウェアを更新することをいう。
近年の機器の中には、さらにネットワーク更新機能を有するものが存在する。ネットワーク更新機能とは、放送波やデータ通信ネットワークを利用して新しいファームウェアを取得し、不揮発性メモリに書き込んで、ファームウェアを更新する機能をいう。ファームウェアの取得処理および更新処理は、ユーザの手を介することなく実行される。
ファームウェアの更新処理は通常は自動化されており、更新の失敗は稀であるがその可能性は存在する。更新に失敗すると、もはやファームウェアを実行できないため機器の機能は停止する。
また、ファームウェアの更新失敗に限らず、ファームウェアが正常に実行できない状況は他にも発生しうる。例えばファームウェアのバグ、プログラムの不具合動作に起因するファームウェアの破壊、悪意のあるプログラムによるファームウェアのパラメータの書き換えなどである。さらに、ユーザの想定外の操作に起因するファームウェアのパラメータの設定ミスが生じることもある。その理由は、近年のDVDレコーダ等の機器では、PCのようにソフトウェアの機能の複雑化や操作の複雑化が進んでおり、PCと連携して操作される機会が多いためである。上述のいずれの状況においても機器の機能は停止する。
ファームウェアが正常に実行できないときには、多くの場合、機器はメディア更新機能を利用して既存のファームウェアを実行可能なファームウェアに書き換えざるを得ない。仮に機器がネットワーク更新機能を有していたとしてもほとんどの場合はその機能を発揮することはできない。その理由は、機器は少なくともドライブ等は動作するように設計されているが、放送波等の受信部は動作するとは限らないからである。すなわち、ネットワーク更新機能はファームウェアの復旧には適しているとはいえない。
特開平08−255083号公報
ファームウェアの復旧等のためにメディア更新機能を利用せざるを得ない状況下では、その機器を長期間利用できないことがある。実行可能なファームウェアを格納した記録媒体が入手できるまで、ユーザは待たなければならないからである。
例えばユーザがサービス拠点等にファームウェアのDVDを依頼すると、郵送等に頼るため到着までに数日から数週間を要する。併せてユーザには金銭的な負担もかかる。特に、サービス拠点にDVDの在庫がないときにはメーカから取り寄せる必要が生じ、ユーザが入手するまでさらに時間を要する。なお、一般のサービス拠点ではメーカ等から配送されたDVDが保管されているものの、その場で作成されているわけではない。このような事情も、ユーザがその機器を長期間利用できない一因となっている。
また、ファームウェアが正常に更新された後にユーザが不適切なパラメータを設定したときにも、すぐに正常かつ最新のファームウェアに復旧できることが好ましい。DVDレコーダ等の民生機器であっても、将来的には現在のPCのようにユーザが設定可能なパラメータの種類が増加し、その値の範囲が広くなるとも考えられる。設定の自由度が高まることにより、ユーザが想定外のパラメータを設定することも考慮する必要がある。
本発明の目的は、機器を正常に動作させるファームウェアを迅速かつ容易に復旧できるようにすることである。
本発明によるデータ処理装置は、第1ファームウェアを格納したメモリと、第2ファームウェアを受信する受信部と、前記メモリ内の第1ファームウェアを前記第2ファームウェアに更新するための更新処理を実行する処理部と、取り外し可能な記録媒体に前記第2ファームウェアを書き込むドライブとを備えている。
前記第2ファームウェアへの更新に成功したときにおいて、前記処理部は書き込み指示信号を出力し、前記ドライブは、前記書き込み指示信号の出力に応答して前記第2ファームウェアを前記記録媒体に書き込んでもよい。
前記第2ファームウェアを一時的に格納する一時メモリをさらに備えていてもよい。前記処理部は、前記メモリの第1ファームウェアを、前記一時メモリに格納されている前記第2ファームウェアに書き換え、前記ドライブは、前記一時メモリに格納されている前記第2ファームウェアを前記記録媒体に書き込んでもよい。
前記処理部が前記更新処理を実行する前において、前記ドライブは、前記メモリに格納されている前記第1ファームウェアを前記記録媒体に書き込み、前記処理部は、前記更新処理の実行完了後に、書き換えられた後の前記メモリ内のファームウェアと前記一時メモリ内の前記第2ファームウェアとを比較し、前記比較結果が一致を示すときに前記書き込み指示信号を出力してもよい。
前記第2ファームウェアへの更新に失敗したときにおいて、前記処理部は、読み出し指示信号を出力し、前記ドライブは、前記読み出し指示信号の出力に応答して、前記記録媒体に書き込まれた前記第1ファームウェアを読み出し、前記処理部は、読み出された前記第1ファームウェアを前記メモリに書き込んでもよい。
前記受信部は、放送波およびデータ通信ネットワークの少なくとも一方を利用して第2ファームウェアを受信してもよい。
前記ドライブは、装填された光ディスクおよび半導体メモリの少なくとも一方に対して、前記第2ファームウェアを書き込んでもよい。
前記ドライブは、前記記録媒体が取り外された後に、新たな記録媒体が装填されたときにおいて、装填された前記新たな記録媒体に前記第2ファームウェアを書き込んでもよい。
前記第2ファームウェアが書き込まれた記録媒体が装填されたときにおいて、前記ドライブは、前記記録媒体から前記第2ファームウェアを読み出し、前記処理部は、読み出された前記第2ファームウェアを前記メモリに書き込んでもよい。
本発明によるファームウェアの更新方法は、メモリに格納された第1ファームウェアを第2ファームウェアに更新する。前記方法は、第2ファームウェアを受け取るステップと、前記メモリ内の第1ファームウェアを前記第2ファームウェアに更新するための更新処理を実行するステップと、前記第2ファームウェアを着脱可能な記録媒体に書き込むステップとを包含する。
本発明によれば、最新のファームウェアがリムーバブルな記録媒体に格納されている。これにより、ファームウェアが正常に更新された後にユーザが不適切なパラメータを設定しても、正常かつ最新のファームウェアに迅速かつ容易に復旧できる。ユーザはサービス拠点からファームウェアを取り寄せる必要はなく、すぐに最新のファームウェアを復旧し、その機器の使用を継続できる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるデータ処理装置の実施形態を説明する。
本実施形態においては、データ処理装置はDVDレコーダであるとする。このDVDレコーダは、データ通信ネットワーク、放送波等から新しいバージョンのファームウェアをダウンロードし、既存の古いバージョンのファームウェアを、新しいバージョンのファームウェアに書き換えることができる。また、リムーバブルな記録媒体であるDVDから新しいファームウェアを読み出して、古いバージョンのファームウェアを書き換えることもできる。以下では、新しいバージョンのファームウェアを「新しいファームウェア」と呼び、前のバージョンのファームウェアを「前のファームウェア」と呼ぶ。
以下、本実施形態におけるファームウェアを説明し、その後、DVDレコーダの構成および動作を説明する。
まず一般的には、「ファームウェア」とは機器の動作を制御するためのソフトウェアをいう。ファームウェアは、複数のプログラムを含む。図1(a)は、複数のプログラムを含む一般的なファームウェア1の構成を示す。図1(a)に示すファームウェア1は、オペレーティングシステム(OS)、機器の要素を制御するドライバ1〜3、ライブラリ1および2、および各種のサービス(機能)を提供するアプリケーション1〜4を含む。それぞれは独立したプログラムとして規定され、1つのファームウェア1として統合されている。
図1(b)は、本実施形態によるファームウェア2の論理的な構成を示す。ファームウェア2は、本実施形態によるDVDレコーダの動作を制御する。ファームウェア2は、上述の図1(a)のアプリケーションに対応する更新処理アプリケーション3を含んでいる。更新処理アプリケーション3によって提供される機能の説明は後述する。なお、図1(b)におけるファームウェア2内のアプリケーション、ライブラリ、ドライバ等の各プログラムの種類および数は例である。これに限られない。
図2は、本実施形態によるDVDレコーダ10のハードウェア構成を示す。DVDレコーダ10は、中央処理部(CPU)11と、受信部12と、エンコーダ/デコーダ13と、RAM14と、不揮発性メモリ15と、起動用ROM16と、ドライブ制御ユニット17と、ドライブ18とを有している。
DVDレコーダ10は、DVD−RAM5(以下単に「DVD5」と記述する。)にデータを書き込み、および/またはDVD5からデータを読み出すことができる。このデータは、例えば放送番組に関するMPEG−2プログラムストリームである。
さらに本実施形態によるDVDレコーダ10は、前のファームウェアをDVD5に書き込み、必要に応じて読み出すことができる。そして、前のファームウェアを新しいファームウェアに更新する。このような更新処理は、ファームウェア2に含まれる更新処理アプリケーション3によって実現される。
以下に、DVDレコーダ10による更新処理を概説する。DVDレコーダ10は、ファームウェアの最初の更新時に、前のファームウェア(すなわち工場出荷時のファームウェア)をDVD5に書き込む。その後、前のファームウェアを新しいファームウェアに書き換える。
ファームウェアの書き換えを行ったときには、DVDレコーダ10は、書き換えが成功したか否かを確認する。成功していたときは、DVDレコーダ10はその新しいファームウェアをDVD5に書き込む。これによりファームウェアの更新が完了する。書き込みが失敗したときには、その表示を行って処理を終了する。
ファームウェアの書き換えが失敗したときや、新しいファームウェアに不具合が存在して実行できないことがわかったときには、前のファームウェアを復旧する必要が生じる。このときは、DVD5に書き込まれた前のファームウェアを利用して復旧することができる。ユーザがDVD5をDVDレコーダ10に装填すると、DVDレコーダ10は、DVD5から前のファームウェアを読み出す。そして、DVDレコーダ10内の実行不可能なファームウェアが、前のファームウェアに書き換えられる。これによりファームウェアの復旧が完了する。
なお、ファームウェアに不具合があったときには、DVDレコーダ10は映像/音声の記録、再生等の主要な機能を発揮することはできないが、後述のように、少なくともドライブ等は動作するように設計されている。そのためDVDレコーダ10は、DVD5が装填されると前のファームウェアを読み出して復旧する処理を実行することは可能である。
以下、DVDレコーダ10の各構成要素を説明し、その後DVDレコーダ10が行うファームウェアの更新処理を説明する。
CPU11は、ソフトウェアに基づいてDVDレコーダ10の動作を制御する。このソフトウェアは、ファームウェア2に限られず、後述の起動ソフトウェア(BIOS)16−1、ディスク制御ソフトウェア16−2等が含まれる。
受信部12は、アンテナ6を利用して放送波を受信して、新しいファームウェアを取得する。また受信部12は、インターネット等のデータ通信ネットワーク7から新しいファームウェアを取得することもできる。なお、受信部12は通常は録画対象の放送波を受信するために設けられているが、本実施形態においては詳細には説明しない。
エンコーダ/デコーダ13は、放送番組のデータからMPEG−2プログラムストリームを生成し、または、その逆の処理を行って映像/音声信号を出力する回路である。
RAM14は、CPU11がソフトウェアを実行するにあたり、そのソフトウェアを展開するために利用される揮発性のメモリである。またRAM14は、受信したファームウェア、DVD5に書き込む前のデータ等を一時的に格納するためにも利用される。
不揮発性メモリ15はファームウェア2を格納しており、例えば電気的に書き換え可能なEEPROMである。
起動用ROM16は、起動ソフトウェア(BIOS)16−1およびディスク制御ソフトウェア16−2を格納する、読み出し専用のメモリである。
ドライブ制御ユニット17は、ドライブ18の動作を制御するためのハードウェアである。
ドライブ18は、ドライブ制御ユニット17の制御に基づいて、装填されたDVD5にデータを書き込み、DVD5からデータを読み出す。
DVDレコーダ10が起動したときの動作は以下のとおりである。まずDVDレコーダ10の電源がオンされると、CPU11は起動用ROM16の起動ソフトウェア16−1を実行する。その結果、不揮発性メモリ15からRAM14にファームウェア2がロードされる。CPU11は、ファームウェア2に含まれる各種のドライバ、ライブラリ、アプリケーションを実行する。正常に実行されると、DVDレコーダ10の記録機能、再生機能等が利用可能になる。一方、正常に実行できないときには、CPU11はディスク制御ソフトウェア16−2を実行し、DVDに格納されたプログラムを利用して起動することもできる。
次に、図3を参照しながら、ファームウェア2に含まれる更新処理アプリケーション3を実行したDVDレコーダ10の動作を説明する。
図3は、ファームウェアの更新処理の手順を示す。以下では、DVDレコーダ10において初めてファームウェアが更新されるとして説明する。ファームウェアの更新にあたっては、DVDレコーダ10はユーザに対して書き込み可能なDVDの装填を求め、ユーザはその求めに応じてDVDを装填しているとする。
まずステップS31において、受信部12は放送波から新しいファームウェアを受信する。CPU11はそのファームウェアをRAM14に格納する。
次のステップS32において、CPU11は不揮発性メモリ15からファームウェア2を読み出し、そのファームウェア2をDVD5に書き込むことを指示する制御信号を出力する。このときのファームウェア2は、正常にDVDレコーダ10を動作させることが可能な、工場出荷時のファームウェアである。CPU11からの制御信号を受けて、ドライブ制御ユニット17はファームウェア2をドライブ18に送る。すると、ドライブ18はファームウェア2をDVD5に書き込む。
次のステップS33において、CPU11は、RAM14に格納された新しいファームウェアを不揮発性メモリ15に転送し、前のファームウェア2の書き換えを開始する。
ステップS34において、CPU11は書き換えに成功したか否かを判断する。この判断は、書き換えられた後の不揮発性メモリ15内のファームウェアと、RAM14内の新しいファームウェアとを比較することによって行われる。比較の結果、一致しているときは書き換えに成功したことを意味し、処理はステップS35に進む。一方、一致していなければ書き換えに失敗したことを意味し、処理はステップS36に進む。
ステップS35において、CPU11は、書き込み指示信号をドライブ制御ユニット17に出力する。この書き込み指示信号は、RAM14上のファームウェアをDVD5に書き込むことを指示する制御信号である。CPU11からの書き込み指示信号を受けて、ドライブ制御ユニット17はドライブ18にRAM14上のファームウェアを送る。すると、ドライブ18はそのファームウェアをDVD5に書き込む。
ステップS35までの処理の結果、不揮発性メモリ15内のファームウェアが更新されるとともに、その更新時点において最新のファームウェアがDVD5にも保存される。ファームウェア更新後にユーザが不適切なパラメータ設定等を行ってファームウェアの復旧を行なう必要が発生したときには、DVD5に保存された最新のファームウェアを用いてすぐに正常かつ最新のファームウェアに復旧できる。
本実施形態においては、ステップS32とステップS35とにおいて、同じDVD5に2つのファームウェアを書き込むとしている。新しいファームウェアに書き換えた後に、そのファームウェアのバグの存在等が明らかになったときには、ステップS32で書き込まれたファームウェアを復旧させればよい。一方、新しいファームウェア自体は正常であるがユーザ操作等に起因してファームウェアが実行できなくなったときには、ステップS35で書き込まれたファームウェアを復旧させればよい。ファームウェアの復旧の手順は、前のファームウェアの復旧手順と同様である。
ファームウェアの選択的な復旧を可能にするのは、ディスク制御ソフトウェア16−2である。ディスク制御ソフトウェア16−2は、DVD5に複数のバージョンのファームウェアが記録されていることを検出したときに、ユーザにファームウェアを選択させる処理と、選択されたファームウェアをDVD5から読み出して不揮発性メモリ15に書き換える処理を行わせるようプログラムされている。
一方、ステップS36において、CPU11は、書き換えに失敗したことを示す信号を出力する。すると、例えばエンコーダ/デコーダ13は、「書き換えに失敗しました」と表示する映像信号および警告音を含む音声信号を出力する。ディスプレイおよびスピーカ(いずれも図示せず)がそれらの映像および音声を出力することにより、ユーザに書き換えの失敗を知らせることができる。以上により処理は終了する。
なお、ステップS36の処理が終了するまでは、CPU11はRAM14上の正常なファームウェア(すなわち前のファームウェア)を実行している。よって処理は正常に終了する。しかし図3に示す処理が一旦終了すると、次は、不揮発性メモリ15内の新しいファームウェアがCPU11によって実行される。
新しいファームウェアが正常に実行できたときには、DVDレコーダ10は正常に記録機能、再生機能等を発揮できる。しかし、正常に実行できなかったときは、ステップS32においてDVD5に書き込まれた前のファームウェアを復旧させる必要がある。
この復旧を可能にするのもまた、ディスク制御ソフトウェア16−2である。ディスク制御ソフトウェア16−2は、起動時にDVD5が装填されており、かつDVD5にファームウェアが格納されているときには、そのファームウェアを不揮発性メモリ15に書き込ませるようプログラムされていればよい。ファームウェアの更新に失敗したときには、ファームウェアが実行できないためディスク制御ソフトウェア16−2が実行される。その結果、CPU11はファームウェアの読み出しを指示する読み出し指示信号を出力する。その読み出し指示信号に応答して、ドライブ制御ユニット17はドライブ18に対してDVD5上に格納されたファームウェアの読み出しを指示する。すると、ドライブ18はDVD5からファームウェアを読み出す。CPU11は読み出されたファームウェアを受け取り、そのファームウェアを不揮発性メモリ15に書き込む。これにより前のファームウェアを復旧させることができる。
図3に示す処理は、2回目以降のファームウェアの更新処理においても利用できる。ただし、2回目以降の更新処理においては、ステップS32の処理はユーザの選択によって省略することもできる。少なくとも1回目の更新時にステップS32が実行されたことによって、さらにはステップS35が実行されたことによって、ユーザの手元にはすでに復旧のための前のファームウェアおよび新しいファームウェアが共に残されているからである。
ファームウェア更新処理の開始時にDVDが装填されていなくても、DVDレコーダ10は更新処理を実行することは可能である。ただし、ステップS35においてDVDに書き込む処理を、その更新処理後、最初に書き込み可能なDVDが装填されたとき等に行う。このときDVDレコーダ10は、ユーザにバージョンアップディスクを作成する旨のメッセージを表示し、ユーザの選択に基づいてDVDに最新のファームウェアを書き込めばよい。
本実施形態においては、ディスク制御ソフトウェア16−2は起動用ROM16にのみ格納されているとして説明した。しかしCPU11は、図3のステップS33および/またはステップS35において、前のファームウェアとともにDVD5に書き込んでもよい。これにより、ディスク制御ソフトウェア16−2が実行可能な他の機器が、ファームウェア不良等で動作不能に陥ったとき、ドライブからの起動さえ可能であれば、そのDVD5を当該他の機器に装填し、前のファームウェアを書き込むことができる。これによりその機器が動作可能になる。
この利用態様は、ファームウェアを格納したDVD5を作成するデータ処理装置と、ファームウェアの復旧が必要なデータ処理装置とが一致していなくてもよいことを意味する。例えば、DVD5を作成するデータ処理装置がサービス拠点に設置された業務用の記録機器であり、ファームウェアの復旧が必要なデータ処理装置はユーザの自宅に設置されたDVDレコーダであってもよい。このとき、業務用の記録機器のみが図3に示す処理を実行すればよく、ユーザ宅のDVDレコーダは実行する必要はない。サービス拠点の記録機器を利用して復旧用のディスクを作成するため、ユーザから修理依頼を受けても容易に調達できる。メーカにとっても、ディスクをサービス拠点に配布するための郵送コスト、手間等を低減できる。
なお、サービス拠点の記録機器の構成は図2に示すDVDレコーダ10の構成と同等であればよい。その記録機器は、何度も繰り返して同じ復旧用のファームウェアを格納したディスクを作成できる。具体的には、記録機器は、DVDが装填されると、装填されたDVDに前のファームウェアまたは更新後の最新のファームウェアを書き込む。そのDVDが取り外された後に、新たなDVDが装填されると、装填された新たなDVDに対しても同じファームウェアを書き込む。これにより何枚もの復旧用のディスクを作成できる。
また、新サービス開始等によって大幅に機能変更したファームウェアに書き換えた後に、新サービスの利用をしばらく見送りたい等の理由が生じ、ユーザが前のファームウェアに戻したいと考える可能性もある。そのために新サービス開始前後の新しいファームウェアおよび前のファームウェアを、放送波等で配布してもよい。その際には、放送波のみから新しいファームウェアおよび前のファームウェアをDVDに書き込んでもよい。
さらに、メーカが複数モデルのDVDレコーダを発売しているときには、その記録機器は複数のモデルに対応する各ファームウェアをDVDに書き込んでもよい。DVDは規格化されているため、どのモデルのDVDレコーダであっても読み出しが可能だからである。
本実施形態によるDVDレコーダはネットワーク更新機能およびメディア更新機能を有するとしたが、メディア更新機能のみを有していてもよい。またファームウェアの更新時には、DVDに限らず、その他の記録媒体(例えば半導体メモリカード)に、それまでそのDVDレコーダで実行されていたファームウェアを書き込むことができればよい。
本発明によれば、メディアソフトバージョンアップ用メディアを容易に最新版に更新できるので、家電機器、特に中央処理装置(以下、CPU)とソフトウェアを格納する不揮発性メモリを有した機器のバージョンアップに有用である。
(a)は複数のプログラムを含む一般的なファームウェア1の構成を示す図であり、(b)は本実施形態によるファームウェア2の論理的な構成を示す図である。 本発明の実施形態によるDVDレコーダ10のハードウェア構成を示す。 ファームウェアの更新処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 ファームウェア
5 DVD−RAM
6 アンテナ
7 データ通信ネットワーク
10 DVDレコーダ
11 CPU
12 受信部
13 エンコーダ/デコーダ
14 RAM
15 不揮発性メモリ
16 起動用ROM
16−1 起動ソフトウェア
16−2 ディスク制御ソフトウェア
17 ドライブ制御ユニット
18 ドライブ


Claims (10)

  1. 第1ファームウェアを格納したメモリと、
    第2ファームウェアを受信する受信部と、
    前記メモリ内の第1ファームウェアを前記第2ファームウェアに更新するための更新処理を実行する処理部と、
    取り外し可能な記録媒体に前記第2ファームウェアを書き込むドライブと
    を備えたデータ処理装置。
  2. 前記第2ファームウェアへの更新に成功したときにおいて、前記処理部は書き込み指示信号を出力し、
    前記ドライブは、前記書き込み指示信号の出力に応答して前記第2ファームウェアを前記記録媒体に書き込む、請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記第2ファームウェアを一時的に格納する一時メモリをさらに備え、
    前記処理部は、前記メモリの第1ファームウェアを、前記一時メモリに格納されている前記第2ファームウェアに書き換え、
    前記ドライブは、前記一時メモリに格納されている前記第2ファームウェアを前記記録媒体に書き込む、請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記処理部が前記更新処理を実行する前において、
    前記ドライブは、前記メモリに格納されている前記第1ファームウェアを前記記録媒体に書き込み、
    前記処理部は、前記更新処理の実行完了後に、書き換えられた後の前記メモリ内のファームウェアと前記一時メモリ内の前記第2ファームウェアとを比較し、比較結果が一致を示すときに書き込み指示信号を出力する、請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記第2ファームウェアへの更新に失敗したときにおいて、前記処理部は、読み出し指示信号を出力し、
    前記ドライブは、前記読み出し指示信号の出力に応答して、前記記録媒体に書き込まれた前記第1ファームウェアを読み出し、
    前記処理部は、読み出された前記第1ファームウェアを前記メモリに書き込む、請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記受信部は、放送波およびデータ通信ネットワークの少なくとも一方を利用して第2ファームウェアを受信する、請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 前記ドライブは、装填された光ディスクおよび半導体メモリの少なくとも一方に対して、前記第2ファームウェアを書き込む、請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 前記ドライブは、前記記録媒体が取り外された後に、新たな記録媒体が装填されたときにおいて、装填された前記新たな記録媒体に前記第2ファームウェアを書き込む、請求項1に記載のデータ処理装置。
  9. 前記第2ファームウェアが書き込まれた記録媒体が装填されたときにおいて、
    前記ドライブは、前記記録媒体から前記第2ファームウェアを読み出し、
    前記処理部は、読み出された前記第2ファームウェアを前記メモリに書き込む、請求項1に記載のデータ処理装置。
  10. メモリに格納された第1ファームウェアを第2ファームウェアに更新する方法であって、
    第2ファームウェアを受け取るステップと、
    前記メモリ内の第1ファームウェアを前記第2ファームウェアに更新するための更新処理を実行するステップと、
    前記第2ファームウェアを着脱可能な記録媒体に書き込むステップと
    を包含するファームウェアの更新方法。



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