JP2008191957A - コンピュータシステムおよびそのファイルシステム自動設定os起動方式 - Google Patents
コンピュータシステムおよびそのファイルシステム自動設定os起動方式 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】開示されるコンピュータシステムは、システムの全体の動作を制御するCPU1と、CPUと各構成部分とで制御用信号とデータをやり取りするシステムバス2と、システムを所要の動作開始状態にする構成制御部3と、装置に電源を供給する電源部4と、BIOSの機能を制御するBIOS制御部5と、システムバスと拡張バスとでインタフェースをとる拡張バスI/F部6と、拡張バスI/F部とスロット部とで制御用信号とデータをやり取りする拡張バス7と、SCSIカードと拡張バスとで制御用信号とデータをやり取りするスロット部8と、SCSIカード配下のDISKと拡張バスとのインタフェースをとるSCSIカード9aと、OS起動可能なファイルシステムを格納するSCSIカード配下のDISK9bとを備えて構成されている。
【選択図】図1
Description
エンタープライズサーバのように多数のSCSIカード搭載スロットが存在する装置では、立ち上げに必要なSCSIカードの設定やDISK情報を把握した操作員のみが手動で必要な設定を実施することによって、装置立ち上げを行っていた。
そこで、このような場合の装置立ち上げを自動的に行えれば好都合であるが、従来、このようなことを実現可能な、コンピュータシステムおよびそのファイルシステム自動設定OS起動方式は知られていなかった。
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、多数のSCSIカードを搭載するスロットが存在する装置を自動的に立ち上げることによって、不慣れな操作員でも、OSの立ち上げが可能となり、操作ミスや煩わしさを解消することができる、コンピュータシステムおよびそのファイルシステム自動設定OS起動方式を提供することを目的としている。
CPU1は、コンピュータ装置の中枢部分となる中央処理装置であって、この例のコンピュータシステムの機能上必要な演算処理と制御処理とを行って、コンピュータシステムの全体の動作を制御する。システムバス2は、CPU1とコンピュータシステムの各構成部分との間で、相互に制御用信号とデータとのやり取りを行うことを可能にする。
装置の初期化が完了したところで、SCSIカードが搭載されているか否かを、SCSIカード搭載判定手段12によって、SCSIカードのベンダIDとデバイスIDとから判断する(ステップS112)。
SCSIカードが搭載されていた場合は、OptionROM 設定完了判定手段13によって、OSの立ち上げに有効な起動プログラムである OptionROMの設定が存在するか否かを判定する(ステップS113)。
自動 OptionROM有効設定処理では、SCSIカードに接続されたDISKをサーチする必要があるので、スロット番号初期化手段17によって、最初のSCSIカード搭載スロットを検知する(ステップS117)とともに、SCSIカード搭載スロット番号まで検知して、これを保持する。
そして起動可能ファイルシステム判定手段20によって、DISK内にOSがインストールされている、OS起動可能なファイルシステムであるか否かを判定し(ステップS120)、ファイルシステムがOS起動可能であれば、OptionROM 制御手段21によって、 OptionROMの設定が有効であることを示す情報を、CMOSからなるRAM(不図示)に格納する。
スロット番号が最終でない場合は、スロット番号更新保持手段23によって前回の対象スロット番号を "1"だけカウントアップしたSCSIスロット番号を、次の対象スロット番号として保持する。
そしてステップS118に戻って、対象スロット番号が更新された状態で、以降の処理を繰り返す。
スロット番号が最終であった場合は、BIOS設定変更判定手段14によって、RAM上の OptionROMの設定に変更があったか否かを判定して(ステップS114)、変更があったときは、装置の再起動が必要になるので、HW初期化手段11へ処理を戻して、装置の初期化を行う(ステップS111)。
今回は、BIOS設定変更判定手段14では、BIOS設定に変更がないと判定されるので(ステップS114)、OS起動手段15によってOSの起動が行われる(ステップS115)。
2 システムバス
3 構成制御部
4 電源部
5 BIOS制御部
6 拡張バスI/F部
7 拡張バス
8 スロット部
9a SCSIカード
9b SCSIカード配下のDISK
10 電源オン手段
11 HW初期化手段
12 SCSIカード搭載判定手段
13 OptionROM 設定完了判定手段
14 BIOS設定変更判定手段
15 OS起動手段
16 電源オフ手段
17 スロット番号初期化手段
18 仮OptionROM 制御手段
19 SCSI配下DISKサーチ手段
20 起動可能ファイルシステム判定手段
21 OptionROM 制御手段
22 スロット番号最終判定手段
23 スロット番号更新保持手段
Claims (11)
- コンピュータシステムの機能上必要な演算処理と制御処理とを行って、コンピュータシステムの全体の動作を制御するCPUと、CPUとコンピュータシステムの各構成部分との間で相互に制御用信号とデータとのやり取りを行うことを可能にするシステムバスと、コンピュータシステムを所要の動作開始状態にするために必要な制御を行う構成制御部と、装置の各部に電源を供給する電源部と、コンピュータシステムの基本入出力システムであるBIOSの機能を制御するBIOS制御部と、システムバスと拡張バスとの間で相互にインタフェースをとる拡張バスI/F部と、拡張バスI/F部とスロット部とを接続して、相互に制御用信号とデータとのやり取りを行うことを可能にする拡張バスと、SCSIカードを挿入可能な複数のスロットを有し、挿入されたSCSIカードと拡張バスとの間で制御用信号とデータとのやり取りを可能にするスロット部と、接続されているSCSIカード配下のDISKと拡張バスとのインタフェースを可能にするSCSIカードと、OSの起動可能なファイルシステムを格納するSCSIカード配下のDISKとを備えてなることを特徴とするコンピュータシステム。
- 前記構成制御部が、装置の初期化を行うHW初期化手段と、OSの起動を開始するOS起動手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
- 前記電源部が、装置の電源を投入する電源オン手段と、装置の電源を遮断する電源オフ手段とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載のコンピュータシステム。
- 前記BIOS制御部が、装置にSCSIカードが搭載されているか否かを判別するSCSIカード搭載判定手段と、SCSIカードに関する立ち上げに必要な起動プログラムとして有効なOptionROM の設定が存在するか否かを判断するOptionROM 設定完了判定手段と、装置の電源オンからOS起動までの間に、BIOSの設定変更があったか否かを判別するBIOS設定変更判定手段と、OptionROM を一時的に有効にして、SCSIカード配下のDISKの内容を一時的に参照可能にする仮OptionROM 制御手段と、OS起動可能なファイルシステムの確認によって、OptionROM 有効設定を確定するOptionROM 制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一記載のコンピュータシステム。
- 前記拡張バスI/F部が、SCSIカードが搭載されているスロット番号を初期化して、最若番のスロット番号を対象スロットとして割り付けるスロット番号初期化手段と、SCSIカード配下のDISKをサーチして、DISK内のパーティション情報を参照するSCSI配下DISKサーチ手段と、OS起動可能なファイルシステムが存在するか否かを判定して、OS起動可能なファイルシステムを確認する起動可能ファイルシステム判定手段と、SCSIカードを搭載するスロット番号が最終であるか否かを判別して、対象となるSCSIカードが最老番であることを判定するスロット番号最終判定手段と、SCSIカードのスロット番号を更新して、対象SCSIカードのスロット番号を次スロット番号へ遷移させるとともに、そのスロット番号を保持するスロット番号更新保持手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載のコンピュータシステム。
- 電源オンによって初期化を行って装置を立ち上げた後、装置にSCSIカードが搭載されているか否かをみて、SCSIカードが搭載されているときは、SCSIカードに起動プログラムが設定されているか否かをみて、起動プログラムが設定されていないときは、BIOSによる装置立ち上げに必要な設定のセットアップを行う自動起動プログラム有効設定処理を起動して、最初、SCSIカードが挿入されたスロット番号を最若番に初期化し、起動プログラムを一時的に有効にして、SCSIカード配下のDISKをサーチして、OS起動可能なファイルシステムが格納されているか否かをみて、OS起動可能なファイルシステムが検出されたときは起動プログラムを有効にする処理を、スロット番号を最老番になるまで順次更新しながら繰り返し行って終了したとき、一時的に有効にされた起動プログラムとその後に検出された起動プログラムとに、BIOSによる装置立ち上げの設定状態の変更があったか否かをみて、設定状態に変更がなかったときは、前記検出されたファイルシステムに格納されているOSを起動することを特徴とするコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方式。
- 前記SCSIカードが搭載されているか否かを、実装済みのPCIカードを参照して、SCSIカードのベンダIDとデバイスIDとから判断することを特徴とする請求項6記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方式。
- 前記SCSIカードが搭載されていないときは、電源をオフにして立ち上げ処理を中断して処理を終了することを特徴とする請求項6または7記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方式。
- 前記装置の立ち上げ時に、SCSIカードに起動プログラムが設定されていたときは、起動プログラムを有効にして、自動起動プログラム有効設定処理を行うことなく、OSを起動することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方式。
- 前記自動起動プログラム有効設定処理において、起動可能なファイルシステムがなく、かつスロット番号が最老番に達していないときは、スロット番号を次スロット番号に更新して、起動プログラムを仮に有効にする処理以降の処理を繰り返して行うことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方式。
- 前記一時的に有効にされた起動プログラムとその後に検出された起動プログラムとで設定状態に変更があったときは、装置の再起動を行って装置の初期化以降の処理を繰り返して行うことを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方式。
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