JP4891107B2 - コンピュータシステムおよび該コンピュータシステムで用いられるファイルシステム自動設定os起動方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよび該コンピュータシステムで用いられるファイルシステム自動設定os起動方法 Download PDF

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Description

この発明は、多数のSCSIカード用スロットを搭載したコンピュータシステムにおいて、OSの立ち上げ処理時に、立ち上げに必要な設定のセットアップを自動的に実行することによって、簡易かつ確実にOS立ち上げを実現することが可能な、コンピュータシステムおよび該コンピュータシステムで用いられるファイルシステム自動設定OS起動方法に関する。
一般にオープンサーバにおいては、OSが搭載されたDISKと接続されているSCSIカードに関する立ち上げに必要な設定(例えばOptioROMのような起動プログラム)を、サーバの立ち上げ時にセットアップすることによって、初めて動作可能となる。このような立ち上げに必要な設定は、サーバの立ち上げ時にOSが搭載されたDISKを、基本入出力システムであるBIOSが特定するために必要となる。
エンタープライズサーバのように多数のSCSIカード搭載スロットが存在する装置では、立ち上げに必要なSCSIカードの設定やDISK情報を把握した操作員のみが手動で必要な設定を実施することによって、装置立ち上げを行っていた。
このような手動操作による装置立ち上げに必要な設定は、装置起動時に、操作員が装置立ち上げ画面のメッセージを確認し、さらに手動キー入力によって設定値を書き込むことによってセットアップを実施しなければならず、煩雑であるとともに、誤操作を起こす恐れもあって、必ずしも確実な方法ではなかった。
そこで、このような場合の装置立ち上げを自動的に行えれば好都合であるが、従来、このようなことを実現可能な、コンピュータシステムおよびそのファイルシステム自動設定OS起動方式は知られていなかった。
これに対して特許文献1においては、CPU及びメモリを備え、ブート時にシステムBIOSが実行されるとともに、拡張BIOSが存在する場合には当該拡張BIOSが実行されるコンピュータシステムにおいて、対応する拡張デバイスをコントロールする拡張デバイスコントローラと、この拡張デバイスコントローラに対応して備えられる拡張BIOSとを有し、拡張BIOSが、各実行フェーズに対応して個別に展開して実行されるルーチンに分割して実装され、当該拡張BIOSの実行時に、各実行フェーズに対応して必要となるルーチンのみがメモリ上の拡張BIOSエリアに展開されるコンピュータシステム及びコンピュータシステムのブートデバイス初期化方法が開示されている。
このように、特許文献1記載の技術は、拡張デバイスコントローラを有するコンピュータシステムにおいて、コンピュータシステムをブートする場合の、拡張BIOSのメモリ展開を削減することによってメモリ消費量を低減することを目的とするものであって、意図的にブートを実施したいデバイスが決まっており、それによって拡張BIOSを分割して、不要な拡張BIOSのメモリ展開を抑止する構成となっている。
一方、本発明は、複数存在するSCSIカード配下のブート可能なファイルシステムをサーチして、OS立ち上げに必要なBIOS設定を自動化することを目的とするものであり、そのため、多数のSCSIカード搭載スロットが存在するコンピュータシステムにおいて、OS立ち上げに必要なSCSIカードの設定を人手を介さずに行って、装置立ち上げに必要な設定のセットアップを立ち上げ処理中に自動的に実施することによって、簡易かつ確実にOS立ち上げを実現するものであるが、このような点については、特許文献1においてなんら記載されていない。
また、特許文献2は、マルチパーティョンディスクを用いて基本入出力システム(BIOS)により選択可能な起動操作方法を提案するものであり、BIOS本来のINT 19Hインタラプトサービスプログラムが若干修正され、コンピュータの電源が投入されると、セットアップされているマルチパーティション起動選択フラグがディスクの異なるパーティションに格納されたオペレーティングシステムから選択するよう機能し、これによってシステムの起動時間が短縮されるので、特許文献2記載の発明により、起動管理ユーティリティ(BMU)を追加インストールすることなく、ユーザは好みに応じて異なる起動条件で単一コンピュータプラットフォーム上の異なるオペレーティングシステムから1つを自由に選択することができ、従って、特許文献2記載の発明によれば、オペレーティングシステムの再インストールや繰り返しインストールしている場合に、BMU上で本来実行される同期プロセスを除くことができるので、それによる不都合や煩わしさが解消される、単一コンピュータプラットフォーム上のディスク内のマルチパーティションを用いたBIOSにより選択可能な起動方法が開示されている。
このように、特許文献2記載の技術は、単一ディスクのマルチパーティション内に存在するマルチオペレーションシステムの選択フラグ設定を自動化することを目的とするものであり、立ち上げに関する立ち上げデバイスが固定化された状態での操作簡易化を図っている。そのため、システム立ち上げの際は、人手によってフラグを選択する操作が必要となる。
これに対して本発明は、複数のディスクが存在し、そのどれかにブート可能なファイルシステムが存在した場合に、必要なBIOS設定を自動化して自動起動することを目的とするものであり、これによって多数のSCSIカード搭載スロットが存在する装置において立ち上げに必要なSCSIカードの設定を人手を介さずに行って、装置立ち上げを自動的に行えるようにするものであるが、このような点については、特許文献2においてなんら記載されていない。
また特許文献3においては、情報処理装置に接続され情報処理装置の稼働に必要な各種情報を記憶する、情報処理装置の補助記憶装置であって、情報処理装置に接続されている各種周辺機器の物理装置情報と論理装置情報とをデータベースのデータとして有するとともに、情報処理装置が起動時に読み込み実行する補助記憶装置の記憶領域に、情報処理装置に接続されている周辺機器の装置情報を検出する周辺機器装置情報検出手段と、検出された周辺機器装置情報に基づいて補助記憶装置に記憶された周辺機器の物理装置情報と論理装置情報とをデータベースから検索して取り出す手段と、データベースから取り出された情報に基づいて環境設定ファイル又は/及び自動起動ファイルの変更を自動的に実施する手段とを有する、周辺機器の自動接続機能を有する情報処理装置および周辺機器の自動接続方法が開示されている。
このように、特許文献3記載の技術は、情報処理装置への周辺機器の接続を自動化し、デバイスドライバの組み込みの簡易化を目的とし、情報処理装置への周辺機器の接続が簡便、短時間、かつ専門知識なしに行える補助記憶装置を提供するものであることが記載されている。
これに対して本発明は、システム自体の立ち上げに関する自動化を目的とするものであって、周辺機器の組み込みには無関係であり、構成も効果も異なっている。本発明は、多数のSCSIカード搭載スロットが存在する装置において立ち上げに必要なSCSIカードの設定を人手を介さずに行って、装置立ち上げを自動的に行えるようにするものであるが、このような点については、特許文献3においてなんら記載されていない。
さらに特許文献4においては、電源オンによりオペレーティングシステムの起動時に、設定リソース情報をすべての拡張カードから読み出し、この設定リソース情報と全設定リソース情報とを照合して、不一致の場合は全拡張カード内の必要リソース情報を読み出して、この情報と全設定リソース情報とを照合して、不一致の場合には、全拡張カード内の必要リソース情報を読み出し、これと空きリソース情報とを照合して各拡張カードに割り付けるリソースを自動決定し、その値を該当拡張カード内の設定リソース情報に書き込むことによって、拡張カード間で設定リソース情報が重複していた場合でも、重複しないように自動で設定リソース情報を再設定し、FAコントローラを1回で正常立ち上げする、FAコントローラにおける拡張カードのリソース割り付け方法およびFAコントローラ用拡張カードが開示されている。
このように、特許文献4記載の技術は、実装されているすべての拡張カードを動作させるために、拡張カード間で発生するリソース情報の重複を自動的に回避してFAコントローラを正常に立ち上げることを目的とするものであって、装着されている拡張カードの設定リソース情報が複数の拡張カード間で重複していた場合に、重複しないように自動的に再設定した後、アプリケーションプログラムを自動起動し、人手によるリソース情報の設定を必要とせずに、FAコントローラの電源オン操作のみで、正常立ち上げを行うことが記載されている。
これに対して本発明は、複数存在するSCSIカード配下のブート可能なファイルシステムをサーチして、立ち上げに必要なBIOS設定を自動化することを目的とするものであって、装置の立ち上げの自動化を実現するものであり、拡張カードは正常に組み込まれた状態の装置を前提としている。本発明は、多数のSCSIカード搭載スロットが存在する装置において立ち上げに必要なSCSIカードの設定を人手を介さずに行って、装置立ち上げを自動的に行えるようにするものであるが、このような点については、特許文献4においてなんら記載されていない。
特開2004−220345号公報(〔0023〕〜〔0026〕) 特開2005−038380号公報(〔0018〕〜〔0022〕) 特開平09−282147号公報(〔0015〕〜〔0017〕) 特開平10−269162号公報(〔0022〕〜〔0035〕)
従来、多数のSCSIカードを搭載するスロットが存在する装置では、立ち上げに必要なSCSIカードの設定やDISK情報を把握した操作員のみが手動で必要な設定を行うことによって、装置を立ち上げていたが、煩雑であるとともに、誤操作を起こす恐れもあって、必ずしも確実な方法ではなかった。
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、多数のSCSIカードを搭載するスロットが存在する装置を自動的に立ち上げることによって、不慣れな操作員でも、OSの立ち上げが可能となり、操作ミスや煩わしさを解消することができる、コンピュータシステムおよび該コンピュータシステムで用いられるファイルシステム自動設定OS起動方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明はコンピュータシステムに係り、電源オンによって初期化処理を行って装置を立ち上げた後、装置にSCSIカードが搭載されているか否かをみるSCSIカード搭載判定手段と、SCSIカードが搭載されているときは、SCSIカードにOSの立ち上げに有効な起動プログラムである OptionROMが設定されているか否かをみるOptionROM 設定完了判定手段と、OptionROMが設定されていないときは、SCSIカードが挿入されたスロット番号を最若番に初期化し、OptionROMを仮に有効にして、SCSIカード配下のDISKをサーチして、OS起動可能なファイルシステムが格納されているか否かをみて、OS起動可能なファイルシステムが検出されたときはOptionROMの設定を有効にする有効化処理を、スロット番号を最老番になるまで順次更新しながら繰り返し行う自動OptionROM有効設定手段と、前記有効化処理が終了すると、BIOSの設定状態に変更があったか否かをみるBIOS設定変更判定手段とを備え、BIOSの設定状態に変更がなかったときは、前記検出されたファイルシステムに格納されているOSを起動する一方、BIOSの設定状態に変更があったときは、装置の初期化処理に戻ることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンピュータシステムに係り、前記SCSIカードが搭載されていないときは、電源をオフにして立ち上げ処理を中断して処理を終了することを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のコンピュータシステムに係り、前記装置の立ち上げ時に、SCSIカードにOptionROMが設定されていたときは、OptionROMを有効にして、前記有効化処理を行うことなく、OSを起動することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載のコンピュータシステムに係り、前記有効化処理において、起動可能なファイルシステムがなく、かつスロット番号が最老番に達していないときは、前記自動OptionROM有効設定手段は、スロット番号を次スロット番号に更新して、前記有効化処理を続行することを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、コンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法に係り、電源オンによって初期化処理を行って装置を立ち上げた後、装置にSCSIカードが搭載されているか否かをみるSCSIカード搭載判定処理と、SCSIカードが搭載されているときは、SCSIカードにOSの立ち上げに有効な起動プログラムである OptionROMが設定されているか否かをみるOptionROM 設定完了判定処理とOptionROMが設定されていないときは、SCSIカードが挿入されたスロット番号を最若番に初期化し、OptionROMを仮に有効にして、SCSIカード配下のDISKをサーチして、OS起動可能なファイルシステムが格納されているか否かをみて、OS起動可能なファイルシステムが検出されたときはOptionROMの設定を有効にする処理を、スロット番号を最老番になるまで順次更新しながら繰り返し行う自動OptionROM有効設定処理と、該自動OptionROM有効設定処理が終了すると、BIOSの設定状態に変更があったか否かをみるBIOS設定変更判定処理とを有しBIOSの設定状態に変更がなかったときは、前記検出されたファイルシステムに格納されているOSを起動する一方、BIOSの設定状態に変更があったときは、装置の初期化処理に戻ることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は請求項記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法に係り、前記SCSIカードが搭載されていないときは、電源をオフにして立ち上げ処理を中断して処理を終了することを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項5または6記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法に係り、前記装置の立ち上げ時に、SCSIカードにOptionROMが設定されていたときは、OptionROMを有効にして、前記自動OptionROM有効設定処理を行うことなく、OSを起動することを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項5、6または7記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法に係り、前記自動OptionROM有効設定処理において、起動可能なファイルシステムがなく、かつスロット番号が最老番に達していないときは、スロット番号を次スロット番号に更新して、当該処理を続行することを特徴としている。
本発明の構成によれば、BIOS設定メニューに移行する必要がなくなるので、メニュー操作に不慣れな操作員でも、OSの立ち上げが可能となり、操作ミスや煩わしさが解消される。手動操作によるBIOS設定メニューは、メニューの階層も深く操作が煩わしいため、操作の間違いを生じやすく、これによって正しい設定が実施できないとOSを起動できないことになるが、本発明によれば、このような恐れがなくなる。
コンピュータシステムの機能ブロックを、コンピュータシステムの機能上必要な演算処理と制御処理とを行って、コンピュータシステムの全体の動作を制御するCPUと、CPUとコンピュータシステムの各構成部分との間で相互に制御用信号とデータとのやり取りを行うことを可能にするシステムバスと、コンピュータシステムを所要の動作開始状態にするために必要な制御を行う構成制御部と、装置の各部に電源を供給する電源部と、コンピュータシステムの基本入出力システムであるBIOSの機能を制御するBIOS制御部と、システムバスと拡張バスとの間で相互にインタフェースをとる拡張バスI/F部と、拡張バスI/F部とスロット部とを接続して、相互に制御用信号とデータとのやり取りを行うことを可能にする拡張バスと、SCSIカードを挿入可能な複数のスロットを有し、挿入されたSCSIカードと拡張バスとの間で制御用信号とデータとのやり取りを可能にするスロット部と、接続されているSCSIカード配下のDISKと拡張バスとのインタフェースを可能にするSCSIカードと、OSの起動可能なファイルシステムを格納するSCSIカード配下のDISKとから構成する。
図1は、本発明の一実施例であるコンピュータシステムの全体構成を示す機能ブロック図、図2は、本実施例のコンピュータシステムにおける、ファイルシステム自動設定OS起動方式の処理を示すフローチャートである。
この例のコンピュータシステムは、図1の機能ブロック図に示すように、CPU1と、システムバス2と、構成制御部3と、電源部4と、BIOS制御部5と、拡張バスI/F部6と、拡張バス7と、スロット部8と、SCSIカード9aと、SCSIカード配下のDISK9bとから概略構成されている。
CPU1は、コンピュータ装置の中枢部分となる中央処理装置であって、この例のコンピュータシステムの機能上必要な演算処理と制御処理とを行って、コンピュータシステムの全体の動作を制御する。システムバス2は、CPU1とコンピュータシステムの各構成部分との間で、相互に制御用信号とデータとのやり取りを行うことを可能にする。
構成制御部3は、コンピュータシステムを所要の動作開始状態にするために必要な制御を行う部分であって、HW初期化手段11と、OS起動手段15とを備えている。電源部4は、コンピュータシステムの各部に電源を供給する部分であって、電源オン手段10と、電源オフ手段16とを備えている。
BIOS制御部5は、コンピュータシステムの基本入出力システムであるBIOSの機能を制御する部分であって、SCSIカード搭載判定手段12と、OptionROM 設定完了判定手段13と、BIOS設定変更判定手段14と、仮OptionROM 制御手段18と、OptionROM 制御手段21とを備えている。
拡張バスI/F部6は、システムバス2と拡張バス7との間で相互にインタフェースをとる部分であって、スロット番号初期化手段17と、SCSI配下DISKサーチ手段19と、起動可能ファイルシステム判定手段20と、スロット番号最終判定手段22と、スロット番号更新保持手段23とを備えている。
拡張バス7は、拡張バスI/F部6とスロット部8とを接続して、相互に制御用信号とデータとのやり取りを行うことを可能にする。スロット部8は、SCSIカードを挿入可能な複数のスロットを有し、挿入されたSCSIカード9aと拡張バス7との間で制御用信号とデータとのやり取りを可能にする。SCSIカード9aは、接続されているSCSIカード配下のDISK9bと拡張バス7とのインタフェースを可能にする。SCSIカード配下のDISK9bは、OSの起動可能なファイルシステムを格納するものであって、コンピュータ装置のDISK(Hard Disk)部(不図示)内に設定されている。
以下、上記各手段10〜23の動作を概略説明する。電源オン手段10は、装置のDC電源を投入する。HW初期化手段11は、OSの立ち上げに必要な、装置の各種HWの初期化を実施する。SCSIカード搭載判定手段12は、実装済みのPCIカードを参照して、SCSIカードのベンダIDとデバイスIDとから、SCSIカードが搭載されているか否を判別する。OptionROM 設定完了判定手段13は、SCSIカードに関する立ち上げに必要な起動プログラムとして、有効なOptionROM の設定が存在するか否かを判断する。BIOS設定変更判定手段14は、装置の電源オンからOS起動までの間に、BIOSの設定変更があったか否かを判別する。
OS起動手段15は、有効なファイルシステムから、コンピュータシステムの基本ソフトであるオペレーティングシステム(OS)を起動する。電源オフ手段16は、OS起動ができない状態で装置のDC電源を遮断する。スロット番号初期化手段17は、SCSIカードが搭載されているスロット番号を初期化して、最若番のスロット番号を対象スロットとして割り付ける。仮OptionROM 制御手段18は、OptionROM を一時的に有効にして、SCSIカード配下のDISKの内容を一時的に参照可能にする。SCSI配下DISKサーチ手段19は、SCSIカード配下のDISKをサーチして、DISK内のパーティション情報を参照する。
起動可能ファイルシステム判定手段20は、OS起動可能なファイルシステムが存在するか否かを判定して、OS起動可能なファイルシステムを確認する。OptionROM 制御手段21は、OS起動可能なファイルシステムが存在したので、OptionROM 有効設定を確定する。スロット番号最終判定手段22は、SCSIカードを搭載するスロット番号が最終であるか否かを判別して、対象となるSCSIカードが最老番であることを判定する。スロット番号更新保持手段23は、SCSIカードのスロット番号を更新して、対象SCSIカードのスロット番号を次スロット番号へ遷移させるとともに、そのスロット番号を保持する。
以下、図2のフローチャートを用いて、この例のコンピュータシステムにおいて、ファイルシステムを自動設定してOSを起動する際の処理を説明する。
処理開始時、電源オン手段10によって、装置の電源をオンする(ステップS110)ことによって装置電源が投入されて、HW初期化手段11によって、装置(HW) の初期化が開始される(ステップS111)。
装置の初期化が完了したところで、SCSIカードが搭載されているか否かを、SCSIカード搭載判定手段12によって、SCSIカードのベンダIDとデバイスIDとから判断する(ステップS112)。
SCSIカードが搭載されていない場合は、電源オフ手段16によって装置の電源をオフにすることによって(ステップS116)、OSの立ち上げ動作を中断して処理を終了する。
SCSIカードが搭載されていた場合は、OptionROM 設定完了判定手段13によって、OSの立ち上げに有効な起動プログラムである OptionROMの設定が存在するか否かを判定する(ステップS113)。
初めてのOS立ち上げ時には、有効な OptionROMの設定が存在しないので、本発明方式の自動OptionROM 有効設定処理が起動される。
自動 OptionROM有効設定処理では、SCSIカードに接続されたDISKをサーチする必要があるので、スロット番号初期化手段17によって、最初のSCSIカード搭載スロットを検知する(ステップS117)とともに、SCSIカード搭載スロット番号まで検知して、これを保持する。
検知されたスロットに対して、仮OptionROM 有効化手段18によって OptionROMを仮に有効にして(ステップS118)、SCSI配下DISKサーチ手段19を介して、検知されたSCSIカード搭載スロットに装着されたSCSIカード配下のDISK内部のFS(ファイルシステム)を読み出す(ステップS119)。
そして起動可能ファイルシステム判定手段20によって、DISK内にOSがインストールされている、OS起動可能なファイルシステムであるか否かを判定し(ステップS120)、ファイルシステムがOS起動可能であれば、OptionROM 制御手段21によって、 OptionROMの設定が有効であることを示す情報を、CMOSからなるRAM(不図示)に格納する。
その後、スロット番号最終判定手段22によって、スロット番号をスロット番号初期化手段17によって検知された対象スロット番号と比較して、最終スロット番号であるか否かを判定する(ステップS122)。
スロット番号が最終でない場合は、スロット番号更新保持手段23によって前回の対象スロット番号を "1"だけカウントアップしたSCSIスロット番号を、次の対象スロット番号として保持する。
そしてステップS118に戻って、対象スロット番号が更新された状態で、以降の処理を繰り返す。
スロット番号が最終であった場合は、BIOS設定変更判定手段14によって、RAM上のBIOSの設定に変更があったか否かを判定して(ステップS114)、変更があったときは、装置の再起動が必要になるので、HW初期化手段11へ処理を戻して、装置の初期化を行う(ステップS111)。
以降は、RAM上の OptionROM設定が有効と判定された後の処理になるので、HW初期化手段11による装置の初期化(ステップS111)が完了したところで、SCSIカード搭載判定手段12によってSCSIカードがあると判定され(ステップS112)、OptionROM 設定完了判定手段13によって、OSの立ち上げに有効な OptionROMの設定が存在すると判定される(ステップS113)。
今回は、BIOS設定変更判定手段14では、BIOS設定に変更がないと判定されるので(ステップS114)、OS起動手段15によってOSの起動が行われる(ステップS115)。
以上、説明したように、この例のコンピュータシステムおよびそのファイルシステム自動設定OS起動方式によれば、BIOS設定メニューに移入する必要がなくなり、メニュー操作に不慣れな操作員でも、OSを立ち上げることが可能となり、操作ミスや煩わしさが解消される。
この発明は、サーバ等の装置の立ち上げ時に、BIOSの設定方法を十分把握していない操作員でも、OS立ち上げ可能なファイルシステムが格納されたDISKを装置に実装するだけで、自動的にOSの立ち上げを行えるようにしたい各種の場合に、利用することが可能である。
本発明の一実施例であるコンピュータシステムの全体構成を示す機能ブロック図である。 同実施例のコンピュータシステムにおける、ファイルシステム自動設定OS起動方式の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 CPU
2 システムバス
3 構成制御部
4 電源部
5 BIOS制御部
6 拡張バスI/F部
7 拡張バス
8 スロット部
9a SCSIカード
9b SCSIカード配下のDISK
10 電源オン手段
11 HW初期化手段
12 SCSIカード搭載判定手段
13 OptionROM 設定完了判定手段
14 BIOS設定変更判定手段
15 OS起動手段
16 電源オフ手段
17 スロット番号初期化手段
18 仮OptionROM 制御手段
19 SCSI配下DISKサーチ手段
20 起動可能ファイルシステム判定手段
21 OptionROM 制御手段
22 スロット番号最終判定手段
23 スロット番号更新保持手段

Claims (8)

  1. 電源オンによって初期化処理を行って装置を立ち上げた後、装置にSCSIカードが搭載されているか否かをみるSCSIカード搭載判定手段と、
    SCSIカードが搭載されているときは、SCSIカードにOSの立ち上げに有効な起動プログラムである OptionROMが設定されているか否かをみるOptionROM 設定完了判定手段と、
    OptionROMが設定されていないときは、SCSIカードが挿入されたスロット番号を最若番に初期化し、OptionROMを仮に有効にして、SCSIカード配下のDISKをサーチして、OS起動可能なファイルシステムが格納されているか否かをみて、OS起動可能なファイルシステムが検出されたときはOptionROMの設定を有効にする有効化処理を、スロット番号を最老番になるまで順次更新しながら繰り返し行う自動OptionROM有効設定手段と、
    前記有効化処理が終了すると、BIOSの設定状態に変更があったか否かをみるBIOS設定変更判定手段とを備え、
    BIOSの設定状態に変更がなかったときは、前記検出されたファイルシステムに格納されているOSを起動する一方、BIOSの設定状態に変更があったときは、装置の初期化処理に戻ることを特徴とするコンピュータシステム
  2. 前記SCSIカードが搭載されていないときは、電源をオフにして立ち上げ処理を中断して処理を終了することを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム
  3. 前記装置の立ち上げ時に、SCSIカードにOptionROMが設定されていたときは、OptionROMを有効にして、前記有効化処理を行うことなく、OSを起動することを特徴とする請求項1または2記載のコンピュータシステム
  4. 前記有効化処理において、起動可能なファイルシステムがなく、かつスロット番号が最老番に達していないときは、前記自動OptionROM有効設定手段は、スロット番号を次スロット番号に更新して、前記有効化処理を続行することを特徴とする請求項1、2または3記載のコンピュータシステム
  5. 電源オンによって初期化処理を行って装置を立ち上げた後、装置にSCSIカードが搭載されているか否かをみるSCSIカード搭載判定処理と、
    SCSIカードが搭載されているときは、SCSIカードにOSの立ち上げに有効な起動プログラムである OptionROMが設定されているか否かをみるOptionROM 設定完了判定処理と、
    OptionROMが設定されていないときは、SCSIカードが挿入されたスロット番号を最若番に初期化し、OptionROMを仮に有効にして、SCSIカード配下のDISKをサーチして、OS起動可能なファイルシステムが格納されているか否かをみて、OS起動可能なファイルシステムが検出されたときはOptionROMの設定を有効にする処理を、スロット番号を最老番になるまで順次更新しながら繰り返し行う自動OptionROM有効設定処理と、
    該自動OptionROM有効設定処理が終了すると、BIOSの設定状態に変更があったか否かをみるBIOS設定変更判定処理とを有し、
    BIOSの設定状態に変更がなかったときは、前記検出されたファイルシステムに格納されているOSを起動する一方、BIOSの設定状態に変更があったときは、装置の初期化処理に戻ることを特徴とするコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法。
  6. 前記SCSIカードが搭載されていないときは、電源をオフにして立ち上げ処理を中断して処理を終了することを特徴とする請求項5記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法。
  7. 前記装置の立ち上げ時に、SCSIカードにOptionROMが設定されていたときは、OptionROMを有効にして、前記自動OptionROM有効設定処理を行うことなく、OSを起動することを特徴とする請求項5または6記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法。
  8. 前記自動OptionROM有効設定処理において、起動可能なファイルシステムがなく、かつスロット番号が最老番に達していないときは、スロット番号を次スロット番号に更新して、当該処理を続行することを特徴とする請求項5、6または7記載のコンピュータシステムのファイルシステム自動設定OS起動方法。
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