JP5507988B2 - 抵抗型赤外線センサ出力の増幅装置 - Google Patents

抵抗型赤外線センサ出力の増幅装置 Download PDF

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Description

本発明は、抵抗変化型2次元赤外線センサアレイからの出力増幅に対し、環境温度変化でのセンサ出力のドリフトによる増幅回路の飽和を防ぎ、安定した増幅を行う増幅装置に関する。
従来の抵抗型赤外線センサ出力の増幅方法として、ペルチェ素子等の温度コントロール素子を使いセンサ素子を一定の温度にコントロールし、環境温度変化によるセンサ出力の大きなドリフトを防止し、増幅回路の飽和を防ぎ一定の出力が得られるように温度コントロールを行っている。
抵抗型赤外線センサは測定物から放射される赤外線によるセンサ素子表面の温度変化による抵抗変化を検出し、電気的信号に変換して出力する。しかし、この測定物から放射される赤外線で変化するセンサ表面の温度変化は非常に小さく、たとえば、対象物の温度変化が1℃であったとすれば、センサ素子表面の温度変化は0.001℃程度である。このとき、赤外線センサ素子表面の温度が赤外線入力以外の要因、特に環境温度で変動した場合、この変動が電気信号にドリフト信号として変換され増幅回路が飽和してしまう。そこで、常に赤外線センサ周辺の温度を一定にコントロールしてやる必要がある。しかし、センサ周辺部を一定の温度に維持するためには温度コントロール素子搭載による消費電流が増加し、また、装置のコストを押し上げる要因になるため温度コントロールを行わない方法が考案されている。
特開2000−131148では外部からの赤外線を遮断した状態で撮像された画像データより温度ドリフト成分を抽出して補正をかける方法が考案されている。
特開2000−131148号
上記従来の技術では環境温度が大きく変化してしまえば、補正データを取得するための増幅回路が簡単に飽和してしまい、温度ドリフト成分を抽出できなきなってしまう問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、環境温度が大きく変化するような環境下であっても、センサ周辺温度を一定にコントロールすることなく、増幅回路の飽和を防ぎ、センサ出力信号を増幅する増幅装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の赤外線センサ出力の増幅装置は次の手段を提供する。
赤外線センサからの赤外線入力による出力は第一段増幅回路に入力し、第一段増幅回路は環境温度変化によって出力される赤外線センサからのドリフト信号によって飽和することがないように増幅度が設定されている。
この第一増幅回路からの出力は減算回路へ入力し、CPUからのデータをD/A変換した値を減算回路で減算処理した後、第2増幅回路に入力する。第2増幅回路の出力はA/D変換されCPUで読み取られる。CPUは第2増幅回路の出力を基準となるフレームデータと比較演算を行い、差分があった場合、差分データを次のフレームで減算処理するように演算処理し、D/Aを介して減算回路に減算データを出力し、常に第2増幅回路の出力が一定となるようにCPUで補正を行い、読み取った第2増幅回路からの出力データに減算データの加算処理を行う赤外線センサ出力の増幅装置。
測定物から放射される赤外線で変化するセンサ表面の温度変化は非常に小さく、たとえば、対象物の温度変化が1℃であったとすれば、センサ素子表面の温度変化は0.001℃程度である。仮に、環境温度が1℃変化すれば、一定温度に温度制御を行っていないセンサの場合、センサ素子表面の温度も1℃変化し、センサ素子からの出力は測定物の温度が1℃変化した信号に対し1000倍もの温度ドリフト信号を含んだものになってしまう。
このような状態では従来の技術での増幅回路は簡単にドリフト信号で飽和してしまう。
本発明によれば、ペルチェ素子等で赤外線センサ周辺を温度コントロールすることなく、ドリフト信号を含んだ赤外線センサからの出力信号であっても、飽和することなく増幅を行うことができ、温度コントロール素子の搭載に起因する消費電流の増加、製造コストの増加の問題を解決できる。
本考案の形態を説明する図
実施の形態、以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。信号についてはデジタル出力、アナログ出力と混在しているが、値については同等として説明をする。
赤外線センサからのnフレームの出力100は第一増幅回路1で増幅され出力101となり、減算回路2でD/A6からの出力106を減算し、出力102となり、第2増幅回路3で増幅され信号103となる、この信号103はA/D4でアナログデジタル変換し、デジタル信号104をCPU5に出力する。CPU5は記憶しておいた基準フレームデータと比較演算処理を行い、差分データから第二増幅回路の増幅度を除算したものをn+1読み込み時の減算データとしてD/A6に出力し、差分データを加えnフレーム赤外線センサ信号データとして出力107を出力する。
ここで、第一増幅回路1の増幅度をG1、第二増幅回路3の増幅度をG2とし、順次読み込んでいく赤外線センサからの出力n番目フレームを基準フレームとし、赤外線センサ信号100の値をAとすれば、第一増幅回路から出力される信号101はG1×Aとなる。n番目のフレームは基準フレームであるから、減算回路2に入力する減算信号106は0であり、減算回路2からの出力102を第2増幅回路3で増幅した出力103をA/D4で変換した出力104はG1×G2×Aとなる。次にCPUは基準となるnフレーム減算値演算用データとしてG1×G2×Aを記憶し、G1×G2×Aの値に差分データを加えnフレームセンサ信号データ107として出力する。nフレームは基準フレームであるため差分は0である。
実施の形態、以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。信号についてはデジタル出力、アナログ出力と混在しているが、値については同等として説明をする。
赤外線センサからのnフレームの出力100は第一増幅回路1で増幅され出力101となり、減算回路2でD/A6からの出力106を減算し、出力102となり、第2増幅回路3で増幅され信号103となる、この信号103はA/D4でアナログデジタル変換し、デジタル信号104をCPU5に出力する。CPU5は記憶しておいた基準フレームデータと比較演算処理を行い、差分データから第二増幅回路の増幅度を除算したものをn+1読み込み時の減算データとしてD/A6に出力し、差分データを加えnフレーム赤外線センサ信号データとして出力107を出力する。
ここで、第一増幅回路1の増幅度をG1、第二増幅回路3の増幅度をG2とし、順次読み込んでいく赤外線センサからの出力n番目フレームを基準フレームとし、赤外線センサ信号100の値をAとすれば、第一増幅回路から出力される信号101はG1×Aとなる。n番目のフレームは基準フレームであるから、減算回路2に入力する減算信号106は0であり、減算回路2からの出力102を第2増幅回路3で増幅した出力103をA/D4で変換した出力104はG1×G2×Aとなる。次にCPUは基準となるnフレーム減算値演算用データとしてG1×G2×Aを記憶し、G1×G2×Aの値に差分データを加えnフレームセンサ信号データ107として出力する。nフレームは基準フレームであるため差分は0である。
次にフレームn+1を読み込み時、赤外線センサからの信号100の値Aにドリフト信号Ad1が重畳された場合、1つ前のnフレームは基準フレームであり減算信号は0であるから、第2増幅回路3の出力103はG1×G2×(A+Ad1)となる。この値と記憶しておいた基準nフレーム減算値演算用データG1×G2×(A)と比較演算し、差分G1×G2×Ad1を得る。そして、G1×G2×(A+Ad1)にn+1フレームを読み込むときに減算処理した差分データ0を加え赤外線センサn+1フレーム信号データ107としてG1×G2×(A+Ad1)を出力する。
次のn+2フレームを読み込む際CPU5はn+1フレームで得られた差分G1×G2×Ad1を第2増幅回路3の増幅度G2で割った値G1×Ad1をD/A6に出力105として出力する。D/A6は信号105をデジタルアナログ変換し減算信号106を出力する。n+2フレームにさらにドリフト信号Ad2が重畳された場合、赤外線センサからの出力信号100はA+Ad1+Ad2となり、CPU5は減算回路でG1×Ad1を減算したn+2フレームの減算回路2からの出力信号102を第2増幅回路3で増幅した出力103をA/D4でアナログデジタル変換したデータG1×G2×(A+Ad2)を得る。CPU5はこの出データに減算値を求めるために算出した差分G1×G2×Ad1を加え、赤外線センサn+2フレーム信号データ107としてG1×G2×(A+Ad1+Ad2)を出力する。同時に、nフレーム減算値演算用データG1×G2×Aと比較演算を行いn+3フレームデータ取得時の減算データG1×G2(Ad1+Ad2)/G2を得る。
このような処理を繰り返すことによって、赤外線センサ出力に重畳されていくドリフト信号がA,A+Ad1、A+Ad1+Ad2、A+Ad1+Ad2+Ad3と重畳されていった場合でも、減算処理を行うことにより第2増幅回路に入力される信号はG1×(A)、G1×(A+Ad1),G1×(A+Ad2)、G1×(A+Ad3)、となり第2増幅回路の飽和を防止しながら増幅を行うことができ、減算データを加算処理することによって、G1×G2×(A),G1×G2×(A+Ad1)、G1×G2×(A+Ad1+Ad2)、G1×G2×(A+Ad1+Ad2+Ad3)とドリフト信号を含んだ場合でもデータの欠落することなく赤外線センサ出力を増幅した値を得ることができる。
赤外線センサからの出力電圧を1μVとしたとき、温度が1℃変化すればその1000倍の1mVがドリフト信号として重畳され10万倍の増幅回路で増幅すれば、ドリフト信号だけで100Vになり、増幅器が飽和してしまい、正しい値を得ることができない。しかし、本発明で1段目増幅を1000倍、2段目を100倍の10万倍の増幅回路とすれば、赤外線出力1μVにドリフト信号1mVが重畳された場合、第一増幅回路の出力は1mV+1Vとなり、この1Vは減算回路で減算処理され、1mVが第2増幅回路で増幅され0.1Vの出力をだす。CPUは減算した1Vに第2増幅回路の増幅度100を乗算し増幅した赤外線信号100.1Vを得ることができる。
1 第一増幅回路
2 減算回路
3 第2増幅回路
4 A/D変換機
5 演算装置CPU
6 D/A変換機
100 赤外線センサからのアナログ出力信号
101 第1増幅器からのアナログ増幅信号
102 減算回路からアナログ出力
103 第2増幅回路からの増幅信号
104 A/D変換機からのデジタルデータ
105 演算装置CPUからのデジタルデータ
106 D/A変換機からのアナログ信号

Claims (1)

  1. 温度制御されていない抵抗変化型赤外線センサからの出力データの環境温度変化等による温度ドリフトでの増幅回路の飽和を防ぐ増幅装置であって、第1の増幅回路と第2の増幅回路との間に減算回路を持ち、順次読み込んで行くセンサ出力の第nフレームを基準フレームとし、基準フレームの第2増幅回路の出力をA/D変換し、その値を基準データとして記憶、n+1フレーム読み込み時の第2増幅回路の出力値と比較演算をCPUで行い、環境温度の変化で差分が発生した場合、減算回路で減算する値をCPUで演算し、次のn+2フレームを読みこむ際、D/Aでアナログ信号に変換し、減算回路に入力しフレームnからフレームn+1の間に発生したドリフトを減算回路で減算、温度ドリフトで第2増幅回路が飽和しないようにし、第2増幅回路から得られた信号をA/D変換したデータに対してフレームnとフレームn+1の差分を加算処理してn+フレームの増幅した赤外線センサ信号データとして出力し、n+3以降のフレームデータについては加算処理を行ったデータと基準フレームとの差分データを減算データとして使用することを特徴とする赤外線センサ信号の増幅装置。
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