JP5507873B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両、さらに詳しくは、HST走行装置を具備した作業車両に関する。
例えばホイールローダのような作業車両は、無段変速走行装置であるHST走行装置を具備している。このHST走行装置のポンプの吐出容積は、エンジンの回転速度、ポンプの吐出圧力(走行負荷)などに基づいて制御されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−331878号公報
HSTポンプの吐出容積制御の具体例においては、コントローラによって演算されたエンジン回転速度の増減に比例する制御信号に応じた信号油圧が得られるように電磁比例弁が駆動され、電磁比例弁の出力圧油によってHSTポンプの容量制御器が操作され、吐出容積が設定される。設定されたポンプの吐出容積は、吐出圧力(走行負荷)とのバランスによって、走行負荷が減ると増量し、負荷が増すと減量するように制御される。
上述のような形態の作業車両においては、エンジン回転速度に対応して算出される制御信号(信号圧)は一種類であるために、次のとおりの解決すべき課題がある。
すなわち、HST走行装置のポンプ、モータの容積比によって決定する減速比は、エンジン回転速度と走行負荷圧とのバランスのみの要因で決定するので、走行速度や牽引力を上げるにはエンジンの回転速度を上げなければならない。したがって、例えば牽引力の必要のない平坦な路面を走行する際に走行速度を上げるには、走行速度のためにエンジン回転速度を上げることになり燃料消費が悪くなる。
また、作業車両を運転操作するオペレータによっては、走行負荷圧の上昇に対するエンジン回転速度の落ち込み具合が、大きいハードマッチングを好む、あるいは小さいソフトマッチングを好む、など分かれるが、このマッチングはエンジン回転速度に対応する制御信号が一種類に設定されているので調整することができない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、HST走行装置における、牽引力は低くてよいが走行速度を上げるためにエンジン回転速度を上げなければならない場合のような燃料消費が悪くなる問題を除くことができるとともに、走行負荷の上昇に対するエンジン回転速度の落ち込み具合をオペレータの好みに応じて自在に調整することができる、作業車両を提供することである。
本発明によれば上記技術的課題を解決する作業車両として、HST走行装置と、 HST走行装置の動力源であるエンジンの回転速度の増減に応じてHSTポンプの吐出容積を増減させる制御信号を演算するとともに、この演算された標準信号またはこの標準信号とエンジン回転速度との関係を示す特性曲線の傾きの緩急を変更した調整信号のいずれかを出力するコントローラと、コントローラに標準信号または調整信号のいずれかの選択を指令する指令手段とを備え、コントローラが、標準信号として、最初は徐々に続いて速やかに立ち上がる「標準傾き特性線」を、調整信号として、制御信号の最大値のエンジン回転速度を低くし全体の傾きを急にした「急傾き特性線」あるいは制御信号の最大値のエンジン回転速度を高くし全体の傾きを緩やかにした「緩傾き特性線」を演算し、指令手段が、制御信号の選択を指令する切換スイッチおよび特性曲線の傾きを無段階に調整可能に指令する調整スイッチを備えている、ことを特徴とする作業車両が提供される。
本発明に従って構成された作業車両は、エンジンの回転速度の増減に応じてHSTポンプの吐出容積を増減させる制御信号を演算するとともに、演算された標準信号または標準信号とエンジン回転速度との関係を示す特性曲線の傾きの緩急を変更した調整信号のいずれかを出力するコントローラと、コントローラに標準信号または調整信号のいずれかの選択を指令する指令手段を備えている。
したがって、例えば、特性曲線の傾きを「急」にした調整信号を選択すれば、エンジンの回転速度を上げることなく低い牽引力で走行速度を上げることができ燃料消費の悪くなる問題を除くことができる。また、特性曲線の傾きを「急」あるいは「緩」にすることにより、走行負荷の上昇に対するエンジン回転速度の落ち込み具合をオペレータの好みに合わせることができる。
本発明に従って構成された作業車両の構成説明図。 コントローラから出力される制御信号の特性線図。 HSTポンプの特性説明図。 制御手順を示すフローチャート。 作業車両の代表例であるホイールローダの側面図。
以下、本発明に従って構成された作業車両について、代表的な作業車両であるホイールローダにおける好適実施形態を示した添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
図5を参照してホイールローダについて説明する。ホイールローダ2は、作業装置4aおよび前車輪4bを装備した前車体4と、運転席6a、後車輪6bおよびエンジン室6cを装備した後車体6を備えている。前車輪4bおよび後車輪6bはHST走行装置によって駆動される。
図1を参照して説明する。HST走行装置8は、動力源であるエンジン10によって駆動される可変容量型のHSTポンプ8aと、前車輪4bおよび後車輪6bに出力を連結した可変容量型のHSTモータ8bを閉ループの油圧回路で接続した周知のものである。HSTポンプ8aの可変容量装置8cは、例えば斜板式可変容量型ポンプにおける、制御信号である電気信号を油圧信号に変換する電磁弁と、その出力圧油によって斜板を傾転作動させ容量を変更する制御機構を備えた、周知のものである。
HST走行装置8は、エンジン10の回転速度の増減に応じてHSTポンプ8aの吐出容積を増減させる制御信号を演算するとともに、演算された標準信号またはこの標準信号とエンジン回転速度との関係を示す特性曲線の傾きの緩急を変更した調整信号のいずれかを出力するコントローラ12と、コントローラ12に標準信号または調整信号のいずれかの選択を指令する指令手段14を備えている。
指令手段14は、制御信号の選択を指令する切換スイッチ14aおよび特性曲線の傾きを無段階に調整可能に指令する調整スイッチ14bを備えている。
コントローラ12は、エンジン10の回転速度を検出するスピードセンサ16の出力に基づいて、HSTポンプ8aの可変容量装置8cへの制御信号を演算する演算器(1)18と、演算された標準信号の特性曲線の傾きを変更する演算器(2)20と、演算器(1)18の出力を直接可変容量装置8cにまたは演算器(2)20に切換え接続する切換器22を備えている。
切換器22は、オンオフ式の手動スイッチである切換スイッチ14aの指令によって切換えられる。演算器(2)20は、ダイヤル式の無段階出力スイッチである調整スイッチ14の操作に応じた出力を標準信号に乗算して調整信号とし、可変容量装置8cに出力する。切換14aONのときには、制御信号は演算器(2)20に出力され、OFFのときには可変容量装置8cに直接出力される。
指令手段14の切換スイッチ14aおよび調整スイッチ14bは、運転席6a(図5)の操向ハンドル6dの近傍に備えられている。
図2を参照して標準信号および調整信号について説明する。コントローラ12の演算器(1)18によって、エンジン回転速度に比例した標準信号としての図示の最初は徐々に続いて速やかに立ち上がる「標準傾き特性線」が演算される。演算器(2)20によってこの「標準傾き特性線」が、制御信号の最大値のエンジン回転速度を低くし全体の傾きを「急」にした「急傾き特性線」あるいは制御信号の最大値のエンジン回転速度を高くし全体の傾きを「緩」にした「緩傾き特性線」に、白抜き矢印で示す「緩」「急」を無段階に調整される。
図3を参照して説明する。HSTポンプ8aの吐出容積は、エンジン回転速度の増減に応じた前記の制御信号に応じて、矢印Xで示す、「小」容量と「大」容量の間で増減され設定されるとともに、HSTモータ8bの走行負荷(油圧力)とのバランスによって、走行負荷(油圧力)が減ると増量し、負荷が増すと減量するように、例えば馬力一定になるように増減制御される。
図1とともに図4を参照して、HST走行装置8の制御手順について説明する。
ステップS1において、スピードセンサ16によってエンジン回転速度が検出されステップS2に進む。
ステップS2において、演算器(1)18によってポンプ制御信号が演算されステップS3に進む。
ステップS3において、切換スイッチ14aがONの「制御信号を演算器(2)20に出力する」か、OFFの「制御信号を可変容量装置8cに直接出力する」かが判定され、ONのときはステップS4に進み、OFFのときにはステップS5に進む。
ステップS4において、演算器(2)20によって調整スイッチ14bの出力係数を乗算、または調整スイッチ14b位置に見合った制御信号を演算して演算器(1)18の演算結果と入れ替えを行い、ステップS5に進む。
ステップS5において、制御信号としての標準信号あるいは調整信号をHSTポンプ8aの可変容量装置8cに出力し、ステップS1に戻る。
主として図1および図3を参照して、上述したとおりの作業車両2の作用効果について説明する。
本発明に従って構成された作業車両2は、エンジン10の回転速度の増減に応じてHSTポンプ8aの吐出容積を増減させる制御信号を演算するとともに、演算された標準信号または標準信号とエンジン回転速度との関係を示す特性曲線の傾きの緩急を変更した調整信号のいずれかを出力するコントローラ12と、コントローラ12に標準信号または調整信号のいずれかの選択を指令する指令手段14を備えている。
したがって、例えば、特性曲線の傾きを「急」にした「急傾き特性線」の調整信号を選択すれば、エンジン10の回転速度を上げることなく低い牽引力で走行速度を上げることができ燃料消費の悪くなる問題を除くことができる。また、特性曲線の傾きを「急」にあるいは「緩」にした「緩傾き特性線」にすることにより、走行負荷の上昇に対するエンジン回転速度の落ち込み具合をオペレータの好みに合わせることができる。
例えば平坦で牽引力の不要な路面において、特性曲線を「急」に立てれば、エンジン回転を高回転まで上げることなく速度を上げることが可能となる。また、マッチング特性も変更可能となる。さらに、特性曲線の傾きを「緩」のなだらかにすることでクリーパ機能(エンジン回転高のまま車速を低減し、作業装置にエンジン馬力を配分)も同一ダイヤルで達成できる。
そして、指令手段14は、制御信号の選択を指令する切換スイッチ14aと、特性曲線の傾きを無段階に調整可能に指令する調整スイッチ14bの二つを備えている。したがって、切換スイッチ14aをOFFの「制御信号を可変容量装置8cに直接出力する」にしておけば、特性曲線の傾きは調整されない標準状態に確実に保持される。
さらに、切換スイッチ14aおよび調整スイッチ14bは、作業車両2の運転席6aの操向ハンドル6dの近傍に備えられているので、作業車両2の運転環境に応じて、操向ハンドル6dとともに容易に操作することができる。
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
本発明の実施例においては、指令手段14は、切換スイッチ14aと調整スイッチ14bの二個を備えているが、調整スイッチ14bに無調整の位置を設けてスイッチを一個にしてもよい。
2:ホイールローダ(作業車両)
6a:運転席
6d:操向ハンドル
8:HST走行装置
8a:HSTポンプ
10:エンジン
12:コントローラ
14:指令手段
14a:切換スイッチ
14b:調整スイッチ

Claims (1)

  1. HST走行装置と、
    HST走行装置の動力源であるエンジンの回転速度の増減に応じてHSTポンプの吐出容積を増減させる制御信号を演算するとともに、この演算された標準信号またはこの標準信号とエンジン回転速度との関係を示す特性曲線の傾きの緩急を変更した調整信号のいずれかを出力するコントローラと、
    コントローラに標準信号または調整信号のいずれかの選択を指令する指令手段とを備え
    コントローラが、
    標準信号として、最初は徐々に続いて速やかに立ち上がる「標準傾き特性線」を、調整信号として、制御信号の最大値のエンジン回転速度を低くし全体の傾きを急にした「急傾き特性線」あるいは制御信号の最大値のエンジン回転速度を高くし全体の傾きを緩やかにした「緩傾き特性線」を演算し、
    指令手段が、
    制御信号の選択を指令する切換スイッチおよび特性曲線の傾きを無段階に調整可能に指令する調整スイッチを備えている、
    ことを特徴とする作業車両。
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