JP5507637B2 - 鋳造用金型およびその製造方法 - Google Patents

鋳造用金型およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5507637B2
JP5507637B2 JP2012197489A JP2012197489A JP5507637B2 JP 5507637 B2 JP5507637 B2 JP 5507637B2 JP 2012197489 A JP2012197489 A JP 2012197489A JP 2012197489 A JP2012197489 A JP 2012197489A JP 5507637 B2 JP5507637 B2 JP 5507637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
casting
casting mold
bush
filler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012197489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014050868A (ja
Inventor
真司 高三
Original Assignee
株式会社スグロ鉄工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社スグロ鉄工 filed Critical 株式会社スグロ鉄工
Priority to JP2012197489A priority Critical patent/JP5507637B2/ja
Publication of JP2014050868A publication Critical patent/JP2014050868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5507637B2 publication Critical patent/JP5507637B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

本発明は、鋳造に使用される鋳造用金型およびその製造方法に関するものである。
鋳造用金型としては、ダイカスト鋳造用金型があり、従来のダイカスト鋳造用金型は、キャビティ内に注入された溶融金属を凝固させるため、その内部に冷却水を通水させるための冷却穴(有底穴)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4650067号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたダイカスト鋳造用金型を用いて亜鉛ダイカストやアルミダイカストを行った場合、亜鉛の融点が約419℃、アルミニウムの融点が約660℃であることから、ダイカスト鋳造用金型全体が高温(亜鉛ダイカストの場合は419℃以上、アルミダイカストの場合は660℃以上)になり、はんだからなる低融点合金が溶けてしまい、冷却穴とケーシングとの間から流れ出て、冷却効果が低下してしまうおそれがある。
また、上記特許文献1に開示されたダイカスト鋳造用金型の製造工程には、金型の冷却穴周辺を低融点金属の融点以上に加熱する工程と、加熱溶融した低融点金属を加熱した金型の冷却穴に注入する工程と、ケーシング(以下、「ブッシュ」という。)が冷却穴に挿入された状態で冷却する工程と、が含まれている。そのため、上記特許文献1に開示されたダイカスト鋳造用金型では、製造工程が煩雑化してしまうといった問題点もある。
さらに、上記特許文献1に開示されたダイカスト鋳造用金型では、ブッシュを冷却穴に挿入した際に、ブッシュによって低融点金属が冷却されてしまい、ブッシュと冷却穴との間に形成される隙間全体に低融点金属が行き渡らず、ブッシュと冷却穴との間に、低融点金属が存在しない空洞部分ができて、冷却効果が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、製造工程の簡略化を図ることができるとともに、融点が419℃以上の金属を鋳造する際に使用しても冷却効果を維持することができる鋳造用金型およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明の第の態様に係る鋳造用金型は、先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型であって、前記有底穴を形成する表面と、前記ブッシュの外周面とが、亜鉛鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、425℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を介して密着した状態で取り付けられていることを特徴とする。
本発明の第の態様に係る鋳造用金型は、先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型であって、前記有底穴を形成する表面と、前記ブッシュの外周面とが、マグネシウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、655℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を介して密着した状態で取り付けられていることを特徴とする。
本発明の第の態様に係る鋳造用金型は、先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型であって、前記有底穴を形成する表面と、前記ブッシュの外周面とが、アルミニウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、665℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を介して密着した状態で取り付けられていることを特徴とする。
本発明の第の態様に係る鋳造用金型の製造方法は、先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型の製造方法であって、亜鉛鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、425℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を、前記有底穴を形成する表面と前記ブッシュの外周面との間に充填するようにしたことを特徴とする。
本発明の第の態様に係る鋳造用金型の製造方法は、先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型の製造方法であって、マグネシウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、655℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を、前記有底穴を形成する表面と前記ブッシュの外周面との間に充填するようにしたことを特徴とする。
本発明の第の態様に係る鋳造用金型の製造方法は、先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型の製造方法であって、アルミニウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、665℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を、前記有底穴を形成する表面と前記ブッシュの外周面との間に充填するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る鋳造用金型または鋳造用金型の製造方法によれば、製造工程の簡略化を図ることができるとともに、融点が419℃以上の金属を鋳造する際に使用しても冷却効果を維持することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の正面図である。 本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の要部を拡大して示すとともに、製造工程を説明するための一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の要部を拡大して示すとともに、製造工程を説明するための一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の要部を拡大して示すとともに、製造工程を説明するための一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の要部を拡大して示すとともに、製造工程を説明するための一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の要部を拡大して示すとともに、製造工程を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型の要部を拡大して示す一部断面図である。 図8を右側から見た平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るダイカスト鋳造用金型およびその製造方法について、図1から図7を参照しながら説明する。
本実施形態では、ダイカスト鋳造用金型としてシリンダーブロック(ウォータージャケット)を作製するものを一具体例として挙げて説明するが、本発明に係るダイカスト鋳造用金型は、シリンダーブロックを作製するものに限定されるものではなく、クランクケース、ミッションケース、トランスファーケース等を作製するものであってもよい。
図1、図2および図7に示すように、本実施形態に係るダイカスト鋳造用金型1は、複数本の有底穴2を備えており、各有底穴2内には、ブッシュ(内筒)3が収容されている。
図3および図7に示すように、有底穴2は、閉塞する一端部にて底部2aを有し、開口する他端部にて段部(拡径部)2bを有するとともに、底部2aと段部2bとの間に穴部2cを有する有底の穴である。
なお、穴部2cは、底部2aの側から段部2bの側にかけて同一の内径を有するように形成されており、底部2aと穴部2c、穴部2cと段部2bは、それぞれ連続するように形成されている。
図7に示すように、ブッシュ3は、閉塞する一端部にて底部3aを有し、開口する他端部にてツバ部(段部:拡径部)3bを有するとともに、底部3aとツバ部3bとの間に穴部3cを有する有底、かつ、金属製(例えば、SUS303、SUS304、SUS316、SUS321、SUS347等のステンレス製)のパイプであり、その肉厚は、1.0mm以下、好ましくは、0.7mm以下とされている。また、穴部2cと穴部3cとのクリアランス、すなわち、穴部2cの内径と、穴部3cの外径との差は、1.0mm以下、好ましくは、0.5mm以下とされている。そして、底部3aおよび穴部3cにより胴体部4が形成され、この胴体部4内に冷却水用通路4aが形成されることになる。また、ブッシュ3の外周面(少なくとも胴体部4の外周面)5は、有底穴2の内周面(少なくとも底部2aおよび穴部2cの内周面)6に、高熱伝導材料からなる充填材7(図5および図6参照)を介して密着した状態で取り付けられている。
ここで、高熱伝導材料からなる充填材7としては、銅を90%〜100%、炭化水素系ポリマーを10%〜0%を含んだペースト状の銅ろう、酸化亜鉛を37%〜45%、酸化アルミニウムを7%〜15%、銅を21%〜25%含んだサーマルジョイント(耐熱性に優れたグリース状コンパウンド)、ペースト状の銀ろう、耐熱性を有するグリース、高熱伝導性を有するグリース、ペースト状のグラファイト等を挙げることができる。
なお、充填材7は、ブッシュ3の外周面5と、有底穴2の内周面6との間に充填する(塗布する)際には流動性を有し、亜鉛ダイカストやアルミダイカスト等に用いられて熱が加えられることによりバインダ分が蒸発して流動性を失って(固まって)しまうといった性質を有するものである。
また、亜鉛ダイカストやアルミダイカスト等に用いられて熱が加えられることによりバインダ分が蒸発して流動性を失う性質の充填材の他にも、自硬性を有する、例えば、セラミック、エポキシ、アルミナ、マグネシア、グラファイト、ジルコン、ジルコニア等の接着剤や、金属セメント等も充填材として用いることができる。
一方、ツバ部3bには、後述する接続管(図示せず)の先端部が取り付けられて、各冷却水用通路内には、接続管の半径方向内側に配置された冷却水供給パイプが挿入されるようになっている。そして、冷却水供給パイプの先端から冷却水用通路の底部3aに向かって冷却水が噴出するようになっている。冷却水供給パイプの基端部には、冷却水供給配管(図示せず)が接続されており、冷却水供給配管の上流側には、冷却装置本体(図示せず)が設けられている。冷却水供給パイプの先端から噴出した冷却水は、冷却水用通路の底部3aに衝突した後に流れの向きを反転させ、冷却水用通路内を冷却水用通路の他端部の側に向かって流れる。このように冷却水が流れる際に、ダイカスト鋳造用金型1の壁部を介して伝達された熱を受け取ることによって、ダイカスト鋳造用金型1を内部から冷却する。冷却水用通路の他端部へと向かって流れた冷却水は、冷却水供給パイプの基端部に接続された接続管内へと流れ込み、冷却水戻り配管(図示せず)を介して冷却装置本体へと導かれる。
つぎに、上記ダイカスト鋳造用金型1の製造方法について、図3から図6を参照しながら説明する。
まず、図3に示す有底穴2の内周面(特に、底部2aおよび穴部2cの内周面)6を、パーツクリーナー等で掃除し、有底穴2の内周面(特に、図3中に符号10で示す穴部2cの入口近傍に位置する内周面)にサビやバリがある場合は、それらを取り除いてきれいにする。
つぎに、図4に示すように、ブッシュ3の外周面5に何も付けていない状態で、有底穴2内にブッシュ3を挿入し、ブッシュ3と有底穴2との間に形成される径方向のクリアランス、および軸方向(深さ方向)への入り具合が適正な範囲内にあるか否かを確認し、適正な範囲内にある場合には、つぎのステップへ進む。
つづいて、図5に示すように、有底穴2の底部2aに、高熱伝導性を有するペースト状の充填材7を適量注入し、有底穴2内にブッシュ3をゆっくりと挿入して、有底穴2の底部2aに注入された充填材7をブッシュ3の底部3a(図7参照)の外周面5aに付着させる。
なお、ここでは、有底穴2の底部2aに充填材7を適量注入するようにしたが、ブッシュ3の外周面5aに充填材7を適量塗布し、有底穴2内にブッシュ3をゆっくりと挿入して、ブッシュ3の外周面5aに塗布された充填材7を有底穴2の底部2aの内周面に付着させるようにしてもよい。
つぎに、図6に示すように、有底穴2の穴部2cに充填材7を適量注入し、ブッシュ3をゆっくりと回転させながら有底穴2に対して何度か抜き差しして、少なくとも胴体部4の外周面(ブッシュ3の底部3a(図7参照)の外周面5a、およびブッシュ3の穴部3c(図7参照)の外周面5b)全体に充填材7が満遍なく行き渡るようにする。
なお、ここでは、有底穴2の穴部2cに充填材7を適量注入するようにしたが、ブッシュ3の外周面5bに充填材7を適量塗布し、ブッシュ3をゆっくりと回転させながら有底穴2に対して何度か抜き差しして、少なくとも胴体部4の外周面(ブッシュ3の外周面5a、およびブッシュ3の外周面5b)全体に充填材7が満遍なく行き渡るようにしてもよい。
また、ブッシュ3が有底穴2から自然に抜け出してしまうようなおそれがあるときには、図8および図9に示すように、ブッシュ3のツバ部3bと有底穴2の段部2bとを、これらの端面における周縁部で点付け溶接にて接合しておくとさらに好適であり、図8および図9中の符号11は溶接部を示している。
さらに、図8および図9に示すように、有底穴2の近くに別の穴12がある場合には、別の穴12から遠い側で点付け溶接し、別の穴12に近い側で点付け溶接しないようにするとさらに好適である。
本実施形態に係るダイカスト鋳造用金型1またはダイカスト鋳造用金型1の製造方法によれば、有底穴2を形成する内周面(表面)と、ブッシュ3の外周面との間に、充填する際には流動性を有し、ダイカストに用いられて熱が加えられることによりバインダ分が蒸発して流動性を失ってしまう、例えば、425℃以上の融点を有する高熱伝導材料からなる充填材7を、有底穴2の内周面(少なくとも底部2aおよび穴部2cの内周面)6と、およびブッシュ3の外周面(少なくとも胴体部4の外周面(ブッシュ3の底部3a(図7参照)の外周面5a、およびブッシュ3の穴部3c(図7参照)の外周面5b)5との全体に満遍なく行き渡るように充填(塗布)した後に、亜鉛ダイカストに用いて充填材7のバインダ分を蒸発させるだけで、少なくとも亜鉛ダイカストに用いても充填材7が溶けて外に漏れ出さないダイカスト鋳造用金型1が製造されることになる。
これにより、製造工程の簡略化を図ることができるとともに、少なくとも亜鉛ダイカストに使用しても冷却効果を維持することができる。
ここで、本実施形態に係るダイカスト鋳造用金型1をマグネシウムダイカストに使用する場合には、655℃以上の融点を有する高熱伝導材料からなる充填材7を使用し、アルミニウムダイカストに使用する場合には、665℃以上の融点を有する高熱伝導材料からなる充填材7を使用すればよい。
また、本実施形態に係るダイカスト鋳造用金型1またはダイカスト鋳造用金型1の製造方法によれば、有底穴2を形成する内周面(表面)が、例えば、錆難いステンレスからなるブッシュ3で覆われ、冷却水用通路4aに流入した冷却水が、有底穴2を形成するダイカスト鋳造用金型1の表面に接触しないようになっている。
これにより、有底穴2を形成するダイカスト鋳造用金型1の表面が酸化し、その表面に錆が発生してしまうことを防止することができ、ダイカスト鋳造用金型1の肉厚方向に亀裂や割れが発生して、冷却水用通路4aを通過する冷却水が外に漏れ出すことを防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
例えば、上述した実施形態では、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムの鋳造を具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の材料を鋳造するものにも適用することができる。この場合、充填材7としては、鋳造する材料の融点+約5℃以上の融点を有するものが選択されることになる。
また、上述した実施形態では、穴部2c,3cの基端から先端にかけて一定の径を有するものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、基端から先端までの間に一度縮径して、一つの段付きを有するものや、基端から先端までの間に二度以上縮径して、二つ以上の段付きを有するものであってもよい。
さらに、上述した実施形態では、亜鉛ダイカスト、マグネシウムダイカスト、アルミニウムダイカストを具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の鋳造(例えば、重力鋳造法、低圧鋳造)において用いられる鋳造用金型にも適用することができる。
さらにまた、上述した実施形態では、ブッシュ3として、ステンレスから作られたものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ブッシュ3は、その他の金属(銅、真鍮、ダイス鋼(SKD61)等)から作られたものであってもよい。
1 ダイカスト鋳造用金型
2 有底穴
2a 底部
2c 穴部
3 ブッシュ
3a 底部
3c 穴部
4 胴体部
4a 冷却水用通路
5 外周面
6 内周面(表面)
7 充填材

Claims (13)

  1. 先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型であって、
    前記有底穴を形成する表面と、前記ブッシュの外周面とが、亜鉛鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、425℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を介して密着した状態で取り付けられていることを特徴とする鋳造用金型。
  2. 先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型であって、
    前記有底穴を形成する表面と、前記ブッシュの外周面とが、マグネシウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、655℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を介して密着した状態で取り付けられていることを特徴とする鋳造用金型。
  3. 先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型であって、
    前記有底穴を形成する表面と、前記ブッシュの外周面とが、アルミニウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、665℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を介して密着した状態で取り付けられていることを特徴とする鋳造用金型。
  4. 前記ブッシュと前記有底穴とが、これらの端面における周縁部で点付け溶接により接合されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鋳造用金型。
  5. 前記有底穴とは異なる他の穴を有しており、
    前記ブッシュと前記有底穴とが、前記他の穴から遠い側で点付け溶接されるとともに前記他の穴に近い側では点付け溶接されないことを特徴とする請求項4に記載の鋳造用金型。
  6. 先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型の製造方法であって
    鉛鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、425℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を、前記有底穴を形成する表面と前記ブッシュの外周面との間に充填するようにしたことを特徴とする鋳造用金型の製造方法。
  7. 前記充填する工程により前記充填材が充填された前記鋳造用金型を前記亜鉛鋳造に用いて熱を加えることにより、前記バインダを蒸発させて前記充填材の流動性を失わせることを特徴とする請求項6に記載の鋳造用金型の製造方法。
  8. 先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型の製造方法であって
    グネシウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、655℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を、前記有底穴を形成する表面と前記ブッシュの外周面との間に充填するようにしたことを特徴とする鋳造用金型の製造方法。
  9. 前記充填する工程により前記充填材が充填された前記鋳造用金型を前記マグネシウム鋳造に用いて熱を加えることにより、前記バインダを蒸発させて前記充填材の流動性を失わせることを特徴とする請求項8に記載の鋳造用金型の製造方法。
  10. 先端部にて底部を有する有底穴と、この有底穴の内部に収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却水用通路を形成する、金属からなるブッシュと、を有してなる鋳造用金型の製造方法であって
    ルミニウム鋳造に用いられて熱が加えられることによりバインダが蒸発して流動性を失ってしまう、665℃以上の融点を有する熱伝導材料からなる流動性を有する充填材を、前記有底穴を形成する表面と前記ブッシュの外周面との間に充填するようにしたことを特徴とする鋳造用金型の製造方法。
  11. 前記充填する工程により前記充填材が充填された前記鋳造用金型を前記アルミニウム鋳造に用いて熱を加えることにより、前記バインダを蒸発させて前記充填材の流動性を失わせることを特徴とする請求項10に記載の鋳造用金型の製造方法。
  12. 前記ブッシュと前記有底穴とを、これらの端面における周縁部で点付け溶接により接合する工程を備えることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか1項に記載の鋳造用金型の製造方法。
  13. 前記鋳造用金型は、前記有底穴とは異なる他の穴を有しており、
    前記接合する工程は、前記ブッシュと前記有底穴とを、前記他の穴から遠い側で点付け溶接するとともに前記他の穴に近い側では点付け溶接しないことを特徴とする請求項12に記載の鋳造用金型の製造方法。
JP2012197489A 2012-09-07 2012-09-07 鋳造用金型およびその製造方法 Active JP5507637B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197489A JP5507637B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 鋳造用金型およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197489A JP5507637B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 鋳造用金型およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014050868A JP2014050868A (ja) 2014-03-20
JP5507637B2 true JP5507637B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=50609854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012197489A Active JP5507637B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 鋳造用金型およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5507637B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6376812B2 (ja) * 2014-04-04 2018-08-22 株式会社サーモグラフィティクス 冷却構造、及び金型冷却装置
CN109550924A (zh) * 2018-12-25 2019-04-02 合肥江淮铸造有限责任公司 一种采用高压点冷减少发动机铸缸体缩孔的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014050868A (ja) 2014-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4650067B2 (ja) 金型冷却構造の製造方法
US20140186652A1 (en) Process to manufacture a metal foam provided with channels and metal foam thus produced
JP5507637B2 (ja) 鋳造用金型およびその製造方法
JP5412386B2 (ja) 薄肉有底円筒金属部材およびその製造方法
WO2012140965A1 (ja) 鋳抜きピン
JP5616122B2 (ja) コアピン、コアピンの製造方法、ダイカスト鋳造用金型、およびダイカスト鋳造用金型の製造方法
JP2008137022A (ja) 金型分流子及びその冷却構造
JP5593241B2 (ja) 金型冷却構造及びその製造方法
JP2010131612A (ja) パイプの鋳込み方法
JP2000351054A (ja) ダイカスト用スリーブ
JP2006239738A (ja) スプールコア
JP5630997B2 (ja) ダイカスト鋳造用金型およびその製造方法
JP3339503B2 (ja) パイプ鋳ぐるみ用金型
JP2005349424A (ja) 成形用金型
JP2006239737A (ja) 鋳造用湯口部品
JP6271303B2 (ja) ダイカスト金型用入子及びダイカスト法
JP2004268061A (ja) 鋳抜きピンの冷却構造およびこの冷却構造を用いた鋳造方法
JP2002059251A (ja) ダイカストマシン用湯口ブッシュ
JPH04172168A (ja) 銅合金鋳物への銅管鋳ぐるみ鋳造方法
JP5606354B2 (ja) 金型冷却構造
JP2009214162A (ja) 鋳ぐるみ用中子および鋳ぐるみ鋳造方法
JP2022029195A (ja) 熱交換器及びその製造方法
JP2006167768A (ja) ろう付け方法
JP2013169554A (ja) 鋳造方法
JP2023154824A (ja) スプルーブッシュ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5507637

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250