JP5505348B2 - 電動モータ - Google Patents

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本願発明は、永久磁石埋め込み型のロータを備えた電動モータに関する。
例えば、車両用空調装置に使用される圧縮機には、圧縮機構の駆動源として、圧縮機のハウジング内部に電動モータを収納した電動圧縮機がある。電動モータは、コイルを巻線したステータとロータコアに永久磁石を埋め込みにより装着したロータとから成る永久磁石埋め込み型モータで構成されている場合がある。電動圧縮機では、ハウジング内において、潤滑油を含む冷媒が電動モータの周囲から圧縮機構に向けて循環するように構成される。車両用空調装置に使用される冷媒には、水分が存在する。特に、車両用空調装置に使用する配管は、狭いスペースで複雑な構造を有する車両内部において、車両用空調装置を搭載し易いように、曲げや車両の振動等に影響され難い、例えばゴム管等の柔軟性のある材料により構成された管を使用している。このため、車両用空調装置の冷媒回路内には、配管から染み込む水分も加わり、他の装置に使用される電動圧縮機に比較して多量の水分が存在している。
冷媒回路内の水分は、車両用空調装置の運転により電動圧縮機内の潤滑油の温度が高い状態では、潤滑油および冷媒中に拡散され、問題を生じることが少ない。しかし、電動圧縮機が停止した時などのように、潤滑油の温度が下がると、潤滑油および冷媒の飽和水分濃度が低下し、多量の遊離水が発生する。潤滑油は電動モータを構成するロータコアの磁石挿入孔の隙間にも多量に滞留し、潤滑油から発生した遊離水は磁石挿入孔に装着した永久磁石を腐食する恐れがある。
一方、電動モータのロータコアに装着される永久磁石は、希土類磁石が多く用いられている。希土類磁石は腐食防止のために、ニッケルメッキあるいはアルミニウムメッキ等の表面処理を施し、ロータコアの磁石挿入孔に挿入され、装着されている。しかし、電動モータ自身の振動や電動圧縮機の振動により、希土類磁石の表面処理部が磁石挿入孔の内壁面と擦れることにより、希土類磁石の表面処理部に傷が付く場合がある。また、ロータコアの磁石挿入孔は、積層された鋼板毎に打ち抜きにより形成されているため、磁石挿入孔にはバリが生じ易く、バリによって希土類磁石の表面処理部を傷付ける恐れがある。また、メッキ等を施した表面処理部は、ピンホールの発生を完全に無くすことができない。このため、ロータコアに滞留した遊離水が表面処理部の傷やピンホールから浸透し、希土類磁石を腐食する恐れがある。
遊離水による希土類磁石の腐食が進行すると、希土類磁石は腐食により発生する水素を吸蔵し、水素脆性により膨張して崩壊する。このため、崩壊により崩壊した希土類磁石は大量の微細な磁石粉を発生し、この磁石粉は崩壊時の圧力によりロータコアの積層された鋼板の微小な隙間等からロータの外部へ飛び出す。磁石粉は、鉄分を含むため、電動圧縮機に設けられる気密端子に付着堆積すると、端子ピン間や端子ピンとハウジングとの間を短絡し、電動モータの電源を落としたり、あるいはハウジングに漏電する等の問題を引き起こしたりする恐れがある。
また、ロータの外部へ飛び出した磁石粉は、冷媒によって圧縮機構側へも運ばれ、圧縮機構の摺動部や軸受け部の損傷を引き起こす恐れがある。このような、遊離水に起因する希土類磁石の水素脆性の問題は、車両用空調装置が高温多湿の環境下で使用される場合に特に顕著である。また、電動圧縮機に限らず、他の一般的な装置に使用される電動モータにおいても、希土類磁石の表面処理部の傷やピンホールを介して水分が希土類磁石に浸透し、希土類磁石の水素脆性を引き起こす恐れがある。
例えば、特許文献1には、回転子の永久磁石挿入穴に挿入した永久磁石の位置決めを目的として、回転子の永久磁石挿入穴の周方向両側にリベット固定用穴を形成する技術が開示されている。従って、回転子と、回転子の両端面に当接した端板とを固定するために、リベット固定用穴に通した2本のリベットは、永久磁石を両側で規制し、位置決めすることができる。特許文献1における永久磁石挿入穴の周方向両側に形成したリベット固定用穴は、永久磁石として希土類磁石を使用した場合に水素脆性により発生する恐れのある磁石粉を一時的に収容し、回転子外部への流出の抑制を期待できるものと推測される。
特開2007−181254号公報(図24〜図28参照)
特許文献1のリベット固定用穴は、永久磁石の位置決めのために、通常の形成位置と異なる永久磁石挿入穴に隣接した位置に形成しなければならず、また、磁気回路のバランスをとるために永久磁石挿入穴の周方向両側に形成しなければならない。即ち、リベット固定用穴は通常必要とする数の2倍の数が必要となり、同様に2倍の数のリベットを使用しなければならない。また、リベット固定用穴は永久磁石に近い位置であるため、磁束漏れを防止できるようにリベットを非磁性体にする必要があり、コストアップに繋がる問題がある。また、磁気回路への影響を考慮すると、リベット固定用穴の径を大きくして磁石粉の収容能力を高めることができないという問題がある。さらに、リベット固定用穴に鉄分を含む磁石粉が収容された場合、磁石粉の存在により磁気回路に影響を及ぼす恐れがある。従って、特許文献1のリベット固定用穴は、水素脆性により発生した希土類磁石の磁石粉を収容し、磁石粉が回転子の外部へ流出することを防止する構成として適切なものでない。
本願発明は、永久磁石の腐食により発生する磁石粉のロータ外への流出を防止できる適切な構成を備えた電動モータを提供する。
請求項1は、回転軸と、前記回転軸に固定されたロータと、前記ロータの周囲に配置されコイルが巻線されたステータとを有し、前記ロータは、ロータコアと、前記ロータコアの両端面に当接された端板と、前記ロータコアの内部に挿入された永久磁石と、前記ロータコア及び前記端板を締結するリベットとを有し、前記ロータコアは前記回転軸が挿入される回転軸孔と、前記回転軸孔の周囲に穿設され前記永久磁石が挿入される磁石挿入孔と、前記回転軸孔の周囲に穿設され前記リベットが挿入されるリベット孔とを有する電動モータにおいて、前記リベット孔の径はリベットの軸径よりも大径であり、前記ロータコアは前記磁石挿入孔と前記リベット孔とを連結する連通路を有することを特徴とする。
請求項1によれば、腐食により発生した永久磁石の磁石粉をリベット孔に収容することができるため、ロータコア外部への磁石粉の流出を確実に防止することができる。また、リベット孔と磁石挿入孔は連通路を介して連結されることから離れた位置に穿設されているため、永久磁石の磁気回路に影響を及ぼすことがない。
請求項2は、前記ロータ及び前記ステータを電動圧縮機のハウジングの内部に配設し、前記回転軸を前記電動圧縮機の圧縮機構に連結したことを特徴とする。請求項2によれば、特に遊離水の影響が大きい電動圧縮機において、磁石粉により引き起こされる気密端子での短絡あるいは圧縮機構及び軸受部での損傷等の問題を確実に防止することができる。
請求項3は、前記リベット孔は前記磁石挿入孔よりも前記ロータコアの半径方向内側に配置されていることを特徴とする。請求項3によれば、リベット孔を磁石挿入孔から離れた位置に設けられるため、リベットを磁性体で形成したり、リベット孔の内径を大きく形成して磁石粉の収容能力を高めたりしても、永久磁石の磁気回路に影響を及ぼす恐れがない。
請求項4は、前記永久磁石は表面に耐腐食性材料によるコーティング層を有することを特徴とする。請求項4によれば、コーティング層の形成により永久磁石の腐食を予防し、永久磁石の寿命をより長くすることができる。
請求項5は、前記永久磁石は希土類磁石であることを特徴とする。請求項5によれば、腐食により発生する水素を吸蔵し、水素脆性により崩壊し易い希土類磁石において、磁石粉による影響を効果的に防止することができる。
本願発明は、永久磁石の腐食により生じた磁石粉を磁石挿入孔から離れたリベット孔に一時的に貯留することができるため、磁石粉が電動モータのロータコア外部に流出することを確実に防止することができる。
スクロール式圧縮機の概要を示す縦断面図である。 ロータコアの端面を示す正面図である。 磁石挿入孔に永久磁石を挿入したロータコアの端面を示す正面図である。 図3に示す永久磁石を挿入した磁石挿入孔とリベット孔の拡大図である。 図3のA−A線断面図である。
本願発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1は、車両用空調装置のスクロール式電動圧縮機(以下、単に電動圧縮機とする)に本願発明を実施した例を示したもので、電動圧縮機の概要を以下に説明する。電動圧縮機は、フロント側のハウジング1とリア側のハウジング2とを複数のボルト3により一体となるように固定され、密閉されたハウジングを有する。ハウジング1、2は共にアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属性材料により形成されている。ハウジング2には、吸入ポート4が形成され、また、ハウジング1には、吐出ポート5が形成され、吸入ポート4及び吐出ポート5はそれぞれ図示しない外部冷媒回路と接続されている。
ハウジング1、2の内部2Aには、スクロール式の圧縮機構6及び圧縮機構6を駆動する電動モータ7が収納されている。電動モータ7は、ハウジング2に軸受を介して回転可能に保持された回転軸8と回転軸8に固定されたロータ9とロータ9の外周に配置され、ハウジング2の内壁に固定されたステータ10とにより構成されている。ロータ9は主要素として、複数の磁性体からなる薄い鋼板を積層した積層鋼板により構成されるロータコア11と複数の永久磁石12とにより構成され、ステータ10は三相に巻線されたコイル13を有する。
なお、永久磁石12は希土類磁石から構成され、ネオジウム磁石、サマリウムコバルト磁石あるいはその他の種類の希土類磁石を使用することができる。また、図3及び図4に示すように、永久磁石12の表面には、耐腐食性材料として、ニッケルあるいはアルミニウム等の無機系材料によりコーティング層12Aや図示しない表面改質層が形成されている。
圧縮機構6は、主要素として、ハウジング1、2の内壁に固定された固定スクロール14と、これに対向配置された可動スクロール15とにより構成されている。固定スクロール14と可動スクロール15との間には、冷媒を圧縮するための容積可変の圧縮室16が形成されている。可動スクロール15は、軸受及び偏心ブッシュ17を介して回転軸8の偏心ピン18に連結されることにより、回転軸8の回転に応じて揺動され、圧縮室16の容積を変化させるよう構成されている。
一方、ハウジング2の外周壁の一部には、インバータ収容室19を形成するインバータハウジング20が接合され、固定されている。インバータ収容室19内には、ハウジング2の外周壁にモータを駆動するためのインバータ21及び気密端子22が取り付けられている。気密端子22は、インバータ収容室19内で、インバータ側のコネクタ23を介してインバータ21と電気的に接続され、また、ハウジング2の内部2Aでクラスタブロック24を介してステータ10のコイル13から引き出されているリード線(図示せず)と電気的に接続されている。従って、インバータ21から気密端子22を介して電動モータ7のコイル13に通電されると、ロータ9が回転され、回転軸8によって圧縮機構6が作動される。
図2〜図5に示すように、ロータ9を構成するロータコア11には、一方の端面25から他方の端面26に向けて、回転軸孔27、永久磁石12を隙間嵌めにより挿入する4箇所の磁石挿入孔28及び4箇所のリベット孔29が貫通孔として穿設されている。回転軸孔27はロータコア11の中心に同心状に穿設され、回転軸8が回転軸孔27に圧入等により嵌合され、一体となるように固定される。磁石挿入孔28及びリベット孔29は、回転軸孔27の周囲に均等な間隔を開けて配置されている。
磁石挿入孔28は、断面長方形の磁石挿入空間30と磁石挿入空間30に対してロータコア11の周方向両側に接続する磁束の漏洩防止用の貫通した空隙部31とにより構成される(図2、図4参照)。磁石挿入孔28の磁石挿入空間30における縦幅、横幅及び長さの各寸法は、直方体に形成された永久磁石12の縦幅、横幅及び長さの各寸法よりも大きな寸法に設定されている。なお、縦幅は図2に示すように、ロータコア11の端面25側から見て、ロータコア11の周方向の距離を指し、横幅はロータコア11の径方向の距離を指すものとする。また、長さはロータコア11の端面25側から端面26側に延びる距離を指すものとする。従って、磁石挿入孔28に隙間嵌めにより挿入された永久磁石12は、磁石挿入孔28内に埋没した形態で装着される。
リベット孔29は、図2に示すように、ロータコア11の半径方向で見て磁石挿入孔28よりも内側となるように、回転軸孔27と磁石挿入孔28との間に配置されている。リベット孔29の内径D1は、リベット孔29を貫通するリベット32の軸径D2よりも大径に設定されている(図4参照)。また、リベット孔29は磁石挿入孔28の磁石挿入空間30と連通路33により連結されている。なお、リベット孔29の配設位置は、連通路33により連結されることから、磁石挿入孔28から離れた回転軸孔27に近い位置に配置することが可能であり、磁気回路への影響を無くすことができる。また、リベット孔29が磁気回路に影響しない位置に配設されているため、リベット32は、磁性体材料等で構成された市販品を使用することができる。
ロータコア11の端面25と端面26には、磁石挿入孔28に永久磁石12を装着した後、リベット孔29と一致するように穿設された孔34、35を備えた端板36、37が当接される(図5参照)。リベット32は端板36、37の孔34、35及びロータコア11のリベット孔29に貫通してリベット締めされる。ロータコア11と端板36、37とは、リベット32の締結により強固に固定され、ロータ9が構成される。
以上のように構成された本願発明の実施形態は、以下の作用及び効果を有する。
車両用空調装置において電動圧縮機の運転中、吸入ポート4から吸入された冷媒は、電動モータ7側から圧縮機構6へ流通し、圧縮機構6において圧縮され、吐出ポート5から外部冷媒回路(図示せず)に供給される。冷媒と共に冷媒回路内を循環する潤滑油は、電動圧縮機の運転中、潤滑油の温度が高い状態にあるため、電動圧縮機内に存在する多くの水分は潤滑油および冷媒中に吸収され、問題になることが少ない。
電動圧縮機が停止したような場合、潤滑油の温度が下がるため、潤滑油の飽和水分濃度が低下し、多量の遊離水が発生する。遊離水の発生源となる潤滑油は電動圧縮機内部に滞留し、ロータ9の周囲にも滞留する。ロータ9に滞留する潤滑油はロータコア11の周囲やロータコア11を構成する積層鋼板の僅かな隙間にも浸透し、滞留する。ロータコア11の磁石挿入孔28に装着された永久磁石12の表面には、コーティング層12Aが形成されているため、永久磁石12への潤滑油や潤滑油から発生した遊離水の浸透を防止している。
しかし、永久磁石12には、電動圧縮機の運転中の振動による永久磁石12の擦れや永久磁石12の装着時に生じたコーティング層12Aの傷、あるいはコーティング層12Aの形成時に生じたピンホール等が存在する場合がある。このため、ロータコア11に滞留した潤滑油から発生した遊離水は傷やピンホールに浸透し、永久磁石12を腐食する場合がある。永久磁石12の腐食の進行により発生する水素は、永久磁石12に吸蔵されるため、永久磁石12は水素脆性により、崩壊して大量の微細な磁石粉38を発生する(図3、図5参照)。
永久磁石12から発生した磁石粉38は、磁石挿入孔28の磁石挿入空間30に噴出するが、連通路33の形成により、連通路33からリベット孔29のリベット32との間に形成されている空間内に収容される。磁石粉38の発生時の圧力は、磁石挿入孔28内で積層鋼板間にもかかるが、積層鋼板間の隙間は極めて徴小であるため、磁石粉は全て連通路33を通り、リベット孔29に収容される。リベット孔29は端板36、37によって閉鎖されているため、磁石粉38がリベット孔29以外へ流動する恐れは全くない。従って、磁石粉38がロータ9の外部へ飛び出す恐れが無いため、圧縮機構6及び電動モータ7に不具合を生じることが無く、電動圧縮機の運転を継続することができる。
なお、リベット孔29は磁気回路に影響を及ぼすことが無いように、磁石挿入孔28から離れた位置に自由に配設することができるため、リベット孔29の内径を大きく設定し、リベット32との間に形成される空間を大きく形成することができる。従って、水素脆性により生じた磁石粉38の収容スペースを拡大し、収容能力をより高めることができる。
本願発明は、前記した本願発明の実施形態の構成に限定されるものではなく、本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のような、他の実施形態で実施することが可能である。
(1)本願発明の実施形態では、永久磁石12を磁石挿入孔28に隙間嵌めにより装着しているが、コーティング層12Aを形成した永久磁石12を磁石挿入孔28に圧入により装着する構成であっても実施することができる。
(2)永久磁石12を磁石挿入孔28に隙間嵌めにより装着する場合は、コーティング層12Aを形成しない永久磁石12の使用が可能である。
(3)永久磁石12は、希土類磁石に限らず、他の種類の磁石を使用しても本願発明を実施することができる。
(4)本願発明の実施形態では、スクロール式電動圧縮機に実施した例を示したが、電動圧縮機はベーン式、スクリュー式等の他の回転式圧縮機やスワッシュ式、ワッブル式等の往復式圧縮機に電動モータを内蔵した電動圧縮機において本願発明を実施することができる。
(5)本願発明は、車両用空調装置の電動圧縮機に限らず、例えば、家庭用等の車両用空調装置以外の電動圧縮機に使用される電動モータや、電動圧縮機以外の機械装置に使用される電動モータにおいて実施することができる。
1、2 ハウジング
4 吸入ポート
5 吐出ポート
6 圧縮機構
7 電動モータ
9 ロータ
10 ステータ
11 ロータコア
12 永久磁石
12A コーティング層
13 コイル
14 固定スクロール
15 可動スクロール
22 気密端子
28 磁石挿入孔
29 リベット孔
30 磁石挿入空間
31 空隙部
32 リベット
33 連通路
36、37 端板
38 磁石粉

Claims (5)

  1. 回転軸と、前記回転軸に固定されたロータと、前記ロータの周囲に配置されコイルが巻線されたステータとを有し、前記ロータは、ロータコアと、前記ロータコアの両端面に当接された端板と、前記ロータコアの内部に挿入された永久磁石と、前記ロータコア及び前記端板を締結するリベットとを有し、前記ロータコアは前記回転軸が挿入される回転軸孔と、前記回転軸孔の周囲に穿設され前記永久磁石が挿入される磁石挿入孔と、前記回転軸孔の周囲に穿設され前記リベットが挿入されるリベット孔とを有する電動モータにおいて、
    前記リベット孔の径はリベットの軸径よりも大径であり、前記ロータコアは前記磁石挿入孔と前記リベット孔とを連結する連通路を有することを特徴とする電動モータ。
  2. 前記ロータ及び前記ステータを電動圧縮機のハウジングの内部に配設し、前記回転軸を前記電動圧縮機の圧縮機構に連結したことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記リベット孔は前記磁石挿入孔よりも前記ロータコアの半径方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記永久磁石は表面に耐腐食性材料によるコーティング層を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電動モータ。
  5. 前記永久磁石は希土類磁石であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電動モータ。
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