JP5503788B2 - 時計のヒゲゼンマイ - Google Patents

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Description

本発明は、時計用のトリップ防止式ヒゲゼンマイであって、第1の端部と第2の端部との間を巻いた少なくとも1つのストランドを備え、少なくとも2対の巻きであって、各々の対が互いにじかに隣接する第1の巻きおよび第2の巻きで形成される2対の巻きを備え、第1の巻きは停止手段、第2の巻きは補足的停止手段をそれぞれ備え、両手段は、5点型に互い違いに配置され、前記ヒゲゼンマイが収縮または伸張する際に所望の値を上回って加速する場合に、前記停止手段が前記補足的停止手段と当接して協働することによって前記第1の巻きおよび前記第2の巻きが局所的に接合する間、同手段が共に、各々の前記対に対して、それぞれの最大角度移動範囲を決定し、前記ヒゲゼンマイの有効な巻き数を制限する、ヒゲゼンマイに関する。
本発明は、少なくとも1つのこの種のヒゲゼンマイを備え、軸周りに回転するテンプを備え、このテンプに前記ヒゲゼンマイの前記第1の端部または第2の端部が固定される、時計のゼンマイ式テンプにも関する。
本発明は、少なくとも1つのこの種のゼンマイ式テンプ、および前記ヒゲゼンマイの端部の一方を留めるヒゲ持ちを担持するプレートを有する時計のムーブメントにも関する。
本発明は、少なくとも1つのこの種のムーブメント、および/または少なくとも1つのこの種のゼンマイ式テンプを有する時計にも関する。
本発明は、時計機構の分野に関し、さらに詳細には、腕時計用の調節部材に関する。
機械式腕時計では、調節部材、特に脱進機は、いくつかの「安全性」基準を満たさなければならない。この安全用装置のうちの1つであるトリップ防止装置は、正常な回転角を超えてテンプが角度をなして伸張するのを防止するように設計されている。
技術的課題は、特に衝撃がとりわけデテント脱進機に対して起きた場合に、加速が過剰になっている間にテンプの回転角度を制限する安全機構、特にトリップ防止装置を考案することである。このトリップ防止機構は、テンプの両回転方向に、すなわちヒゲゼンマイの伸張時と収縮時の両方で作用できるものでなければならない。
1つの解決策は、連続する巻きの突起部が当接して協働することで、ヒゲゼンマイの立体形状を変化させて、いくつかの巻きを無効にし、これによってヒゲゼンマイの剛性および衝撃に対する応答を修正するというものである。両回転方向へのテンプの角度移動範囲を制限することができるこの種の機構は、Montres Breguet SAの名で出願された欧州特許第2434353A1号で知られており、この文献には、連続する巻きに属するノッチがヒゲゼンマイの収縮時と伸張時の両方で互いに協働するトリップ防止式ヒゲゼンマイが開示されている。この対策は効果的だが、トルクの回復は比較的急なままである。
欧州特許第2434353A1号
テンプの慣性をごくわずかだけ乱すものの、両回転方向へのテンプの角度移動範囲を制限し、トルクを徐々に回復させることによって安全性を向上させることが、本発明の目的である。
したがって、本発明は、時計用のトリップ防止式ヒゲゼンマイであって、第1の端部と第2の端部との間を巻いた少なくとも1つのストランドを備え、少なくとも2対の巻きであって、各々の対が互いにじかに隣接する第1の巻きおよび第2の巻きで形成される2対の巻きを備え、第1の巻きは停止手段、第2の巻きは補足的停止手段をそれぞれ備え、両手段は、5点型に互い違いに配置され、前記ヒゲゼンマイが収縮または伸張する際に所望の値を上回って加速する場合に、前記停止手段が前記補足的停止手段と当接して協働することによって前記第1の巻きおよび前記第2の巻きが局所的に接合する間、同手段が共に、各々の前記対に対して、それぞれの最大角度移動範囲を決定し、前記ヒゲゼンマイの有効な巻き数を制限する、ヒゲゼンマイにおいて、少なくとも2つの前記巻きの対において、前記それぞれの停止手段および補足的停止手段は、異なる最大角度移動範囲の値を決定するように配置されて、前記ヒゲゼンマイが前記所望を上回って角度をなしてまたは径方向に加速している間、前記ヒゲゼンマイの前記第1の端部と第2の端部との間の回転振幅を徐々に制限し、前記対の一方の前記停止手段および補足的停止手段がもう一方の対よりも先に当接して協働するようにし、これによって、いくつかの前記巻きを連続的に作動停止にするまたは作動再開させることによって、生じる前記ヒゲゼンマイの剛性を徐々に修正することを特徴とする、
ヒゲゼンマイに関する。
本発明は、少なくとも1つのこの種のヒゲゼンマイを備え、軸周りに回転するテンプを備え、このテンプに前記ヒゲゼンマイの前記第1の端部または第2の端部が固定される、時計用のゼンマイ式テンプであって、前記テンプの回転振幅が360°未満であることを特徴とする、ゼンマイ式テンプにも関する。
本発明は、少なくとも1つのこの種のゼンマイ式テンプ、および前記ヒゲゼンマイの端部の一方を留めるヒゲ持ちを担持するプレートを有する時計のムーブメントにも関する。
本発明は、少なくとも1つのこの種のムーブメント、および/または少なくとも1つのこの種のゼンマイ式テンプを有する時計にも関する。
本発明のその他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、以下の詳細説明を読むことで明らかになるであろう。
回転軸周りに振動し、ヒゲゼンマイの外端をヒゲ持ちに留め、テンプに固定されているコレットにヒゲゼンマイの底端を留めるように考案した、本発明によるトリップ防止式ヒゲゼンマイの概略図である。前記ヒゲゼンマイは、隣接する巻きにわたって5点型に互い違いに配置された停止部材を有し、この停止部材は、衝撃または過剰な振幅が起こった場合に互いに妨害し合い、隣接する巻きの2セットはこのように構成されるが、角度が最大である内側寄りの第1のセットと、角度がこれよりも小さい外側寄りの第2のセットとの間で制限される角度は異なる。 ヒゲゼンマイの回転角によるトルクを示すグラフである。 本発明によるヒゲゼンマイを備えるゼンマイ式テンプを有するムーブメントを備える時計、特に腕時計のブロック図である。
本発明は、時計機構の分野に関し、さらに詳細には、腕時計用の調節部材に関する。
ヒゲゼンマイ、特にゼンマイ式テンプ機構を備える、あらゆる振動機構またはエネルギー貯蔵機構の安全性を改善することが、本発明の目的である。
基本原理は、ある事態が発生し、正常動作とは異なる使用状態になった際に生じるゼンマイの剛性を、特に強い加速または衝撃が起きた場合に変更することである。
ヒゲゼンマイの剛性の修正に他の用途があってもよく、脱進機構のトリップ防止装置に係る本発明の好適な用途に関する本明細書は、何ら制限的なものではない。
腕時計の機構内にあるテンプの回転角を、特に振幅が360°を上回った場合に、特定の角度に制限することを、ゼンマイ式テンプに適用することが本発明の目的である。角度移動範囲の制限は、テンプの慣性を修正することなく両回転方向で達成される。前記装置は、ゼンマイ式テンプが正常に動いている間は一切の衝撃を起こさないため、ゼンマイ式テンプは、(トリップ防止装置に対する)角度移動範囲が正常である間は「自由」であると言われている。
提供する装置の原理は、ヒゲゼンマイの立体形状を一時的に修正することを利用するものである。テンプの回転によってヒゲゼンマイが伸張または収縮する間、巻きどうしの間には、相対的な角度のある動きおよび径方向の動きが起こる。2つの停止部材で形成した制限用停止部材、および移動ロックアームは、ヒゲゼンマイの2つの連続する巻きに設置される。特定の回転角が最大の場合、停止部材は、2巻き間の相対的な角度移動範囲を制限するように巻きに設置される。停止部材が回転方向に応じてロックアームの移動をロックすると、ヒゲゼンマイは有効な巻きを喪失し、これによってヒゲゼンマイの剛性を修正する。このように、この停止装置は、2巻き間の相対的な角度のある動きを利用するものである。
停止部材とロックアームとの間の距離は、非対称であってよい。
このように、本発明による装置は、ヒゲゼンマイの回転角、および巻きの動きに応じて、有効な巻き数を制限する。そのため、ヒゲゼンマイの剛性は、回転角に応じて、この停止部材装置を少なくとも1対の巻きに追加し、最大で全巻きに追加する結果、一時的に修正できる。そのため、回転振幅に応じた剛性は、ヒゲゼンマイに配設される停止部材装置の配設および数によって定義することができる。本発明は、ヒゲゼンマイに生じる剛性を徐々に修正することによって、回転角を徐々に制限しようとするものである。
本発明によれば、複数対の巻きは、このように適応される。ヒゲゼンマイは、隣接する巻きに5点型に互い違いになる構成で配設される停止部材を有し、この停止部材は、衝撃または過剰な振幅が起こった場合に互いに妨害し合い、少なくとも2対の隣接する巻きはこのように構成されるが、角度がより大きい内側寄りの第1のセットと、角度がより小さい外側寄りの第2のセットとの間で制限される角度は異なる。
有利だが非制限的な実施形態では、ヒゲゼンマイの重心が確実に均衡を保つようにする。停止部材の立体形状、配設、位置および数は、詳細な設計を必要とし、本明細書は、単に原理を要約しているだけである。
この種のヒゲゼンマイの製造は、平坦度の高い自由な設計が可能であるマイクロ製造方法を利用するものである。シリコン技術を利用してこの種のヒゲゼンマイを作製することができる。本発明は、この技術に制限されず、「LIGA」方法および現在時計の構成部品、特に脱進機構に使用されているその他のマイクロ製造方法を使用してもよい。
このように、本発明は、特に、第1の端部3と第2の端部4との間を巻いた少なくとも1つのストランド2を備える、時計のトリップ防止式ヒゲゼンマイ1に関する。このヒゲゼンマイ1は、少なくとも2対の巻き50を有する。各々の対50は、互いにじかに隣接する第1の巻き51および第2の巻き52で形成され、第1の巻きは停止手段11、第2の巻きは補足的停止手段12をそれぞれ備え、両停止手段は、5点型に互い違いに配置される。
各々の対50に対し、停止手段11および補足的停止手段12が共に、それぞれの特定の最大角度移動範囲CAを決定することがわかる。
停止手段11および補足的停止手段12は共に、両手段が属する対50に対し、第1の巻き51および第2の巻き52が局所的に接合している間の最大角度移動範囲CAを決定する。この局所的な接合は、ヒゲゼンマイ1が収縮または伸張する際に所望の値を上回って加速している間、またはヒゲゼンマイ1が回転している間の振幅が過剰であるときに、停止手段11が補足的停止手段12と当接して協働することで起こり、これによってヒゲゼンマイ1の有効な巻き数を制限する。
本発明によれば、これらの巻きの対50のうちの少なくとも2対において、停止手段11および補足的停止手段12はそれぞれ、異なる最大角度移動範囲の値CAを決定するように構成されて、ヒゲゼンマイ1が前記所望の値を上回って角度をなしてまたは径方向に加速している間、ヒゲゼンマイ1の第1の端部3と第2の端部4との間の回転振幅を徐々に制限し、対50のうちの一方の前記停止手段11および補足的停止手段12がもう一方の対よりも先に当接して協働するようにし、これによって、いくつかの巻き5を連続的に作動停止にするまたは作動再開させることによって、生じるヒゲゼンマイ1の剛性を徐々に修正する。
図2の曲線は、回転角に応じたトルクの変化を示す。停止時および接合時の構成に相当する各点では、傾斜が中断していることがわかり、これについては以下に説明する。
図1および図3に示した好適かつ非限定的な変形例では、各々の対50において、対50の2巻きのうちの一方に位置する停止手段11は、2つの制限用停止部材13、14を備え、この部材の軌道は、同じ対50の2巻きのうちのもう一方に位置して補足的停止手段12に備わる少なくとも1つの補足的制限用停止部材15と妨害し合う。端部の停止位置でのこの妨害は、第1の巻き51の第2の巻き52に対する角度移動範囲CAを制限する間隔を決定する。この制限によって、ヒゲゼンマイ1の有効な巻き数を一時的に制限することができ、このとき前記少なくとも1つの補足的制限用停止部材15は、この2つの制限用停止部材13、14のうちの1つと当接している。
特定の変形例では、図1に見られるように、同じ対50のうち2つの対面する巻きに構成される制限用停止部材に加えて、1つの巻き、例えば第1の巻き51、または第2の巻き52はそれぞれ、第1の巻き51の第2の巻き52に対する径方向の動きを制限する少なくとも1つの径方向停止部材6を備える。この特定の接合は、巻きどうしの間の相対的な径方向の動きに基づくものである。しかしながら、この接合は、ヒゲゼンマイの収縮に限定され、よってテンプの単一の回転方向に限定される。
これと同じ特定の変形例では、有利には、少なくとも1つの径方向停止部材6は、摩擦面61を有し、この摩擦面は、第2の巻き52または第1の巻き51それぞれに備わる補足的摩擦面62と協働するように構成される。
対50の制限用停止部材および径方向停止部材6を組み合わせるさらにもう1つの変形例では、この少なくとも1つの径方向停止部材6を有するのは、停止手段11または補足的停止手段12である。
本発明は、少なくとも1つのこの種のヒゲゼンマイ1を備え、軸D周りに回転するテンプを有し、このテンプにヒゲゼンマイ1の第1の端部3または第2の端部4を固定するテンプ7を備える、時計ゼンマイ式テンプ10も有する。このテンプ7の回転振幅は、360°未満であることが好ましい。
本発明は、この種のゼンマイ式テンプ10およびヒゲゼンマイ1の端部3、4の一方を留めるヒゲ持ち9を担持するプレート8を備える、時計のムーブメント20にも関する。
本発明は、少なくとも1つのこのようなムーブメント20、および/または少なくとも1つのこのようなゼンマイ式テンプ10を組み入れた時計30にも関する。
本装置は、テンプの移動を両方向で制限するという利点を有する。この制限は、ヒゲゼンマイの剛性を修正することによって達成される。この剛性の修正は、ヒゲゼンマイに組み入れた停止面の数および配設を選択することを通して適応させてよい。
ゼンマイ式テンプ装置の慣性は、ヒゲゼンマイの慣性を修正することによってのみ修正される。本トリップ防止装置は、ゼンマイ式テンプの正常の振動を妨害するものではなく、回転振幅が超過したときに、ゼンマイ式テンプの動作に作用するだけである。

Claims (8)

  1. 時計用のトリップ防止式ヒゲゼンマイであって、第1の端部(3)と第2の端部(4)との間を巻いた少なくとも1つのストランド(2)を備え、少なくとも2対(50)の巻きであって、各々の対が互いにじかに隣接する第1の巻き(51)および第2の巻き(52)で形成される2対の巻きを備え、前記第1の巻きが停止手段(11)、前記第2の巻きが補足的停止手段(12)をそれぞれ備え、前記停止手段は、5点型に互い違いに配置され、前記ヒゲゼンマイ(1)が収縮または伸張する際に所望の値を上回って加速する場合に、前記停止手段(11)が前記補足的停止手段(12)と当接して協働することによって前記第1の巻き(51)および前記第2の巻き(52)が局所的に接合する間、前記手段が共に、各々の前記対(50)に対して、それぞれの最大角度移動範囲(CA)を決定し、前記ヒゲゼンマイ(1)の有効な巻き数を制限する、ヒゲゼンマイにおいて、
    少なくとも2つの前記巻きの対(50)において、前記停止手段(11)および前記補足的停止手段(12)はそれぞれ、異なる最大角度移動範囲の値(CA)を決定するように構成されて、前記ヒゲゼンマイ(1)が前記所望の値を上回って角度をなしてまたは径方向に加速している間、前記ヒゲゼンマイ(1)の前記第1の端部(3)と第2の端部(4)との間の回転振幅を徐々に制限し、前記対(50)のうちの一方の前記停止手段(11)および前記補足的停止手段(12)が前記もう一方の対よりも先に当接して協働するようにし、これによって、前記ヒゲゼンマイのいくつかの前記巻き(5)を連続的に作動停止にするまたは作動再開させることによって、生じる前記ヒゲゼンマイ(1)の剛性を徐々に修正することを特徴とする、
    ヒゲゼンマイ(1)。
  2. 各々の前記対(50)において、前記停止手段(11)は、2つの制限用停止部材(13、14)を有し、前記部材の軌道は、前記補足的停止手段(12)に備わる少なくとも1つの補足的制限用停止部材(15)と妨害し合って、前記第1の巻き(51)の前記第2の巻き(52)に対する前記角度移動範囲(CA)を制限する間隔を決定し、前記少なくとも1つの補足的制限用停止部材(15)が前記2つの制限用停止部材(13、14)のうちの1つと当接している際に、前記ヒゲゼンマイ(1)の有効な巻き数を制限することを特徴とする、請求項1に記載の時計のヒゲゼンマイ(1)。
  3. 前記第1の巻き(51)または前記第2の巻き(52)はそれぞれ、前記第1の巻き(51)の前記第2の巻き(52)に対する径方向の動きを制限する少なくとも1つの径方向停止部材(6)を有することを特徴とする、請求項2に記載の時計のヒゲゼンマイ(1)。
  4. 前記少なくとも1つの径方向停止部材(6)は、摩擦面(61)を有し、該摩擦面は、前記第2の巻き(52)または前記第1の巻き(51)にそれぞれ備わる補足的摩擦面(62)と協働するように構成されることを特徴とする、請求項3に記載の時計のヒゲゼンマイ(1)。
  5. 前記停止手段(11)または前記補足的停止手段(12)は、前記少なくとも1つの径方向停止部材(6)を有することを特徴とする、請求項3に記載の時計のヒゲゼンマイ(1)。
  6. 請求項1に記載の少なくとも1つのヒゲゼンマイ(1)を備え、軸(D)周りに回転するテンプ(7)を備え、該テンプに前記ヒゲゼンマイ(1)の前記第1の端部(3)または第2の端部(4)が留められる、時計のゼンマイ式テンプであって、前記テンプ(7)の回転振幅は、360°未満であることを特徴とする、時計のゼンマイ式テンプ(10)。
  7. 請求項6に記載の前記ゼンマイ式テンプ(10)および前記ヒゲゼンマイ(1)の前記端部(3;4)のうちの一方を留めるヒゲ持ち(9)を担持するプレート(8)を備える、時計のムーブメント(20)。
  8. 請求項7に記載の少なくとも1つのムーブメント(20)、および/または請求項6に記載の少なくとも1つのゼンマイ式テンプ(10)を有する、時計(30)。
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