JP5503416B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、電流を素子に流すことにより電気的特性が変化する物質を利用して、情報の記憶及び情報の電気的書き換えを行う不揮発性半導体記憶装置に適用して有効な技術に関するものである。
不揮発性半導体記憶装置の低コスト化は、これまで、2次元に配置されたメモリセルを微細化して不揮発性メモリの大容量化を実現することにより進められてきた。しかし、メモリセルの微細化により、メモリセルを構成するトランジスタの特性ばらつきが大きくなること、また、配線抵抗が増大することなどから、メモリセルの微細化が技術的に困難となってきている。このため、例えばメモリセルの微細化以外の手法、例えばメモリセルを2次元に配置したセルアレイを積層する、あるいはメモリセルを直列に3次元に配置するなどの手法により、不揮発性メモリの大容量化を実現する検討が行われている。
例えば、特開2009−267219号公報(特許文献1)には、選択素子であるダイオードと、抵抗変化型の記憶素子とで構成されるメモリセルを有するメモリブロックを積層させて、高集積な不揮発性メモリを実現する技術が開示されている。
また、特開2008−160004号公報(特許文献2)には、相変化素子とトランジスタとから構成されるメモリセルが半導体基板上に多層形成された相変化メモリが開示されている。
特開2009−267219号公報 特開2008−160004号公報
上記特許文献1に記載された不揮発性メモリでは、メモリセルを2次元に配置したセルアレイを積層することにより、大容量化を実現している。しかし、2次元に配置されたセルアレイを単純に積層した場合でも、各層の形成に必要な製造プロセスは変わらないため、不揮発性メモリの大容量化を実現できたとしても、製造コストを低減することが難しい。
また、上記特許文献1及び2に記載された不揮発性メモリ(相変化メモリ)では、メモリセルを直列に3次元に配置することにより、大容量化を実現している。しかし、メモリセルを3次元に直列接続した場合でも、不揮発性メモリの容量と層数とは比例関係にあるため、不揮発性メモリの大容量化を実現するには層数を多くする必要があり、製造コストを低減することが難しい。
本発明の目的は、大容量で、かつ低コストの不揮発性メモリを有する不揮発性半導体記憶装置を実現することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの一実施の形態を簡単に説明すれば、次のとおりである。
この実施の形態は、周辺回路を含む基板上に、トランジスタと記録材料とが並列に接続されたメモリセルを、基板の厚さ方向に直列に複数接続した鎖状のメモリセル群と、その鎖状のメモリセル群の選択素子として機能するダイオードとを直列に接続することにより構成されるチェインセルにおいて、互いに抵抗値の異なる2つ以上の相変化材料を同心円状に重ねて記録材料を形成する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
大容量で、かつ低コストの不揮発性メモリを有する不揮発性半導体記憶装置を実現することのできる技術を提供することができる。
本発明の実施の形態1による不揮発性メモリの要部立体模式図である。 本発明の実施の形態1による不揮発性メモリを構成するチェインセルアレイの要部立体図である。 本発明の実施の形態1による不揮発性メモリを構成するチェインセルの一例の要部断面図である。 図3に記載されたチェインセルを構成する複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの要部断面図である。 図3に記載されたチェインセルを構成する複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの回路図である。 図5に記載されたメモリセルの記憶状態と合成抵抗との関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1によるメモリセルの書き換え動作シーケンスの一例(第1例)を示す工程図である。 本発明の実施の形態1によるメモリセルの書き換え動作シーケンスの他の例(第2例)を示す工程図である。 本発明の実施の形態1によるメモリセルの記憶状態と合成抵抗との関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1によるメモリモジュールの構成図である。 本発明の実施の形態1による記憶方法を実現するための制御信号の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1によるチェインセルアレイの具体的な構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1によるメモリモジュールにおける書き換え動作シーケンスの一例を示す動作タイミング図である。 本発明の実施の形態2による不揮発性メモリを構成するチェインセルの他の例の要部断面図である。 図14に記載されたチェインセルを構成する複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの回路図である。 図15に記載されたメモリセルの記憶状態と合成抵抗との関係の一例を示す図である。
以下の実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値及び範囲についても同様である。
また、以下の実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。また、以下の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1による不揮発性メモリの構造の一例を図1〜図6を用いて説明する。図1は不揮発性メモリの要部立体模式図、図2は不揮発性メモリを構成するチェインセルアレイの要部立体図、図3は不揮発性メモリを構成するチェインセルの一例の要部断面図、図4は図3に記載されたチェインセルを構成する複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの要部断面図、図5は図3に記載されたチェインセルを構成する複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの回路図、図6は図5に記載されたメモリセルの記憶状態と合成抵抗との関係の一例を示す図である。
本実施の形態1による不揮発性メモリでは、周辺回路を含む基板上に、トランジスタと記録材料とが並列に接続されたメモリセルを、基板の厚さ方向(基板の主面に垂直な方向)に直列に複数接続した鎖状のメモリセル群と、その鎖状のメモリセル群の選択素子として機能するダイオードとを直列に接続した構造(以下、チェインセルと記す)を2次元に配列することにより、メモリアレイ(以下、チェインセルアレイと記す)を構成している。
図1に示すように、不揮発性メモリは、金属配線からなるワード線(第1選択線)2、ワード線2とワードドライバとを接続するワード線コンタクトWLC、p型不純物がドープされたポリシリコン層(第2半導体層)4pと低濃度の不純物(ポリシリコン層4p,6pよりも低濃度の不純物)がドープされたポリシリコン層5pとn型不純物がドープされたポリシリコン層(第3半導体層)6pとを積層してなるポリシリコンダイオードPD、ゲートポリシリコン層(第1半導体層)21p,22p,23p,24p、ゲートポリシリコン層21p,22p,23p,24pに給電するための金属配線GL1,GL2,GL3,GL4、ゲートポリシリコン層21p,22p,23p,24pと金属配線GL1,GL2,GL3,GL4とをそれぞれ接続するコンタクトGC1,GC2,GC3,GC4、金属配線GL1,GL2,GL3,GL4と配線セレクタとを接続するコンタクトGLC1,GLC2,GLC3,GLC4、金属配線からなるビット線(第2選択線)3、ビット線3とビット線選択回路とを接続するビット線コンタクトBLC、ワード線2とゲートポリシリコン層21pとの間の絶縁膜(ゲート間絶縁膜)11、ゲートポリシリコン層21pとゲートポリシリコン層22pとの間の絶縁膜(ゲート間絶縁膜)12、ゲートポリシリコン層22pとゲートポリシリコン層23pとの間の絶縁膜(ゲート間絶縁膜)13、ゲートポリシリコン層23pとゲートポリシリコン層24pとの間の絶縁膜(ゲート間絶縁膜)14、及びゲートポリシリコン層24pとビット線3との間の絶縁膜(ゲート間絶縁膜)15から構成される。
図2に、不揮発性メモリを構成するチェインセルアレイ(前述の図1に符号CAで示すチェインセルアレイの部分)の要部立体図を示す。
複数のワード線2の上にポリシリコンダイオードPDがワード線2の延在方向に周期的に形成されている。ビット線3とポリシリコンダイオードPDとの間には、ゲートポリシリコン層21p,22p,23p,24pと絶縁膜11,12,13,14,15とが交互に積層された積層体を貫く孔(接続孔)10が形成され、その孔10の内部にはゲート絶縁膜9、チャネルポリシリコン層(チャネル層)8p、及び記録材料7が埋め込まれている。すなわち、孔10の内部に記録材料7が形成されており、孔10の側面及び底面と記録材料7との間にチャネルポリシリコン層8pが形成され、孔10の側面とチャネルポリシリコン層8pとの間に、絶縁膜11,12,13,14,15及びゲートポリシリコン層21p,22p,23p,24pに接してゲート絶縁膜9が形成されている。また、その孔10はワード線2とビット線3とが交差する領域に形成され、後に説明するように、記録材料7は複数の層により構成されている。
ここでは、積層体を構成するゲートポリシリコン層の層数(N層(N≧1))を4層(ゲートポリシリコン層21p,22p,23p,24p)、絶縁膜の層数((N+1)層)を5層(絶縁膜11,12,13,14,15)としたが、これに限定されるものではない。
図3に、チェインセルアレイCAを構成するチェインセルの要部断面図を示す。図3には、前述の図2のワード線2の延在する方向に沿って基板の主面に垂直な方向に切断された1つのチェインセルの要部断面図を示している。
記録材料7は複数の相変化材料で形成されている。ここでは、記録材料7は、同心円状に重なった互いに分離された3つの層(相変化材料7a,7b,7c)により構成されている。すなわち、相変化材料7aを真ん中(中心部)とし、相変化材料7aの周囲に相変化材料7bが配置され、さらに相変化材料7bの周囲(最外周部)に相変化材料7cが配置されている。相変化材料7a,7b,7cには同じ相変化材料、例えばGeSbTeを用いてもよく、また2種または3種の互いに異なる相変化材料を用いてもよく、どちらの場合であっても多値記録が可能である。
図4に、チェインセルを構成するメモリセルの要部断面図を示す。図4には、基板の主面に平行な方向に切断された1つのメモリセルの要部断面図(前述の図3のA−A′線に沿って切断された1つのメモリセルの要部断面図)を示している。
基板の主面に平行な方向に切断された各相変化材料7a,7b,7cの断面積は、互いに異なる抵抗値を実現するために、中心部に配置された相変化材料7aの断面積が最も小さく、最外周部に配置された相変化材料7cの断面積が最も大きくなるように設計される。すなわち、各相変化材料7a,7b,7cの断面積は、相変化材料7cの断面積>相変化材料7bの断面積>相変化材料7aの断面積の関係を有している。しかし、各相変化材料7a,7b,7cの断面積は上記関係に限定されず、各相変化材料7a,7b,7cの断面積は全て同じ断面積とすることもできる。その場合は互いに異なる抵抗値を実現するために、各相変化材料7a,7b,7cには、互いに異なる材料が用いられる。
また、図示はしないが、誤書込みを防止するために、相変化材料7aと相変化材料7bとの間及び相変化材料7bと相変化材料7cとの間に拡散防止膜を配置してよい。拡散防止膜は読み出しの際に抵抗として検出されるため、ゲート方向(基板の主面に平行な方向)の抵抗は十分低い必要があり、かつ接続孔方向(基板の主面に垂直な方向)の抵抗はリークパスとならないように十分高い必要がある。そのため、拡散防止膜の膜厚は薄い方が望ましい。拡散防止膜の材料は、例えば原子層成長法により形成することが可能である酸化物、窒化物、または酸窒化物が望ましい。
図5に、チェインセルを構成する複数のメモリセルの等価回路図(前述の図3の等価回路図)を示す。ここで、相変化材料7a,7b,7cはそれぞれ相変化素子PCD1,PCD2,PCD3に対応する。メモリセルMC1,MC2,MC3,MC4は、選択トランジスタSTRと複数の相変化素子PCD3、PCD2、PCD1が並列に接続されることで構成される。選択トランジスタSTRのゲート電極GED2は、例えば前述の図3のゲートポリシリコン層22pに対応する。
上記構成において、ゲート電極GED2が、選択トランジスタSTRが導通状態になる程度の電圧で、かつ上下のメモリセルに電位差がある時、相変化素子PCD3,PCD2,PCD1に殆ど電流が流れず、メモリセルMC2を非選択状態とするためには、相変化素子PCD3,PCD2,PCD1の抵抗は、その相状態にかかわらず、選択トランジスタSTRの抵抗より高い必要がある。また、ゲート電極GED2が、選択トランジスタSTRがカットオフされる程度の電圧で、かつ上下のメモリセルに電位差がある時、相変化素子PCD3,PCD2,PCD1に電流が流れ、メモリセルMC2を選択状態とするためには、相変化素子PCD3,PCD2,PCD1の抵抗は、その相状態にかかわらず、選択トランジスタSTRの抵抗より低い必要がある。メモリセルMC2の選択状態において、書き換え動作では、適切なジュール加熱を行うことにより、複数の相変化素子PCD3,PCD2,PCD1の抵抗値をそれぞれ制御する。読出し動作では、複数の相変化素子PCD3,PCD2,PCD1の合成抵抗値を電流値で分別する。
図6に、記憶情報0〜5と相変化素子PCD3,PCD2,PCD1の抵抗値及び合成抵抗の相対値との関係を説明する図を示す。
図6に示す対応関係の特徴は、6つの記憶情報0〜5に応じて所望の合成抵抗を実現できるように、相変化素子PCD3,PCD2,PCD1の抵抗値の組合せが規定されている点にある。例えば、情報0を記憶する際は、3つの相変化素子PCD3,PCD2,PCD1は低抵抗状態(‘L’と表記:第1の状態)であり、合成抵抗R0は最も低い。図6では、この状態を‘000’で表わす。別の例として、情報1を記憶する際は、状態‘001’を実現するために、3つの相変化素子PCD3,PCD2,PCD1のうち、相変化素子PCD3のみを高抵抗状態(‘H’と表記:第2の状態)に制御して、合成抵抗R0よりも高い合成抵抗R1を得る。さらに別の例として、情報5を記憶する際は、状態‘101’を実現するために、3つの相変化素子PCD3,PCD2,PCD1の全てを高抵抗状態に制御して、最も高い合成抵抗R5を得る。
次に、本実施の形態1によるメモリセルの書き換え動作シーケンスの第1例及び第2例について、それぞれ図7及び図8を用いて説明する。
前述の図5に示したメモリセルの書き換え動作シーケンスの第1例を、図7に示す工程図を用いて説明する。
この動作シーケンスは、3つの動作モードで構成されている。第1のモードは、ステップ1における消去動作である。ここでは、前値、すなわち古い情報を強制的に情報0(状態‘000’)に書き換える。
第2のモードは、ステップ2〜ステップ4の追記型書込み動作モードである。ここでは、相変化素子PCD3,PCD2,PCD1を1つずつ高抵抗状態に変えていく。すなわち、情報1〜情報5(状態‘001’〜 状態‘101’)の何れかを書込む場合は、ステップ2で、相変化素子PCD3を高抵抗状態とする。この時、情報1(状態‘001’)が書込まれた状態となる。次に、情報2〜情報5(状態‘010’〜状態‘101’)の何れかを書込む場合は、ステップ3において、新たに相変化素子PCD2を高抵抗状態とする。この時、情報2(状態‘010’)が書込まれた状態となる。続いて、情報3〜情報5(状態‘011’〜状態‘101’)の何れかを書込む場合は、相変化素子PCD1を高抵抗状態とする。この時、ステップ4において情報5(状態‘101’)が書込まれた状態となる。
第3のモードは、ステップ5〜ステップ6の情報対応型書込み動作モードである。ここでは、相変化素子PCD3、PCD2、PCD1を適宜、低抵抗状態に変える。すなわち、情報3(状態‘011’)を書込む場合は、ステップ5において、相変化素子PCD3及びPCD2を低抵抗状態とする。一方、情報4(状態‘100’)を書込む場合は、ステップ6において、相変化素子PCD3のみを低抵抗状態とする。
以上の動作シーケンスにより、所望の相変化素子の抵抗値を制御することができて、前述の図6を用いて説明した情報記憶が可能となる。
前述の図5に示したメモリセルの書き換え動作シーケンスの第2例を、図8に示す工程図を用いて説明する。前述の図7に示した動作シーケンスと図8に示した動作シーケンスとの相違点は、ステップ2〜ステップ4の第2のモードにある。すなわち、前述の図7に示した動作シーケンスの第2のモードでは、追記型書込み動作を行う。これに対して、図8に示した動作シーケンスでは、情報対応型書込み動作において高抵抗状態を実現する。
ステップ1における消去動作は同じである。ただし、情報1(状態‘001’)を書込む場合にのみ、ステップ2において、相変化素子PCD3を高抵抗状態とし、情報2(状態‘010’)を書込む場合にのみ、ステップ3において、2つの相変化素子PCD3、PCD2を高抵抗状態とする。また、情報3〜情報5(状態‘011’〜状態‘101’)の何れかを書込む場合に、3つの相変化素子PCD3,PCD2,PCD1を高抵抗状態とする。この時、ステップ4において情報5(状態‘101’)が書込まれた状態となる。続く、ステップ5、ステップ6における書込みは前述の図7に示した動作シーケンスと同じであるが、図8に示した動作シーケンスでは、第2のモードにおいて、情報対応型書込み動作が実行されるので、高抵抗化したい素子のみジュール加熱することができる。高抵抗化した素子には、追加の熱負荷が掛ることがないので、一旦書込んだ情報が消失する恐れ、いわゆる、熱ディスターブが緩和されるため、安定な書き換え動作を実現することが可能となる。
次に、メモリセルを用いたメモリモジュールの回路構成及びメモリモジュールの動作について図9〜図13を用いて説明する。図9はメモリセルの記憶状態と合成抵抗との関係の一例を示す図、図10はメモリモジュールの構成図、図11は記憶方法を実現するための制御信号の一例を示す図、図12はチェインセルアレイの具体的な構成の一例を示す回路図、図13はメモリモジュールにおける書き換え動作シーケンスの一例を示す動作タイミング図である。
図9に示す対応関係の特徴は、メモリセルを2つ用いて、5ビットの情報を記憶する点にある。すなわち、6つの状態をとり得るメモリセルを2つ用いることによって、36(=6の2乗)個の状態‘000000’〜‘100011’を記憶することが可能である。本実施の形態1では、36個の状態のうち、32個の状態‘000000’〜‘011111’を利用して、情報0〜31に相当する5ビット情報を記憶する。
図10は、本実施の形態1によるメモリモジュールの構成図である。本実施の形態1によるメモリモジュールは、データレジスタDREG、符号化回路ENCOD、書込み符号レジスタCWREG、書込み符号フラグ選択回路CWMUX0,CWMUX1、復号回路DECOD、読出し符号レジスタCRREG、読出し符号フラグ選択回路CRMUX0,CRMUX1、及びチェインセルアレイ回路(メモリセルアレイ回路)MACKTによって構成されている。以下では、前述の図8に示した書き換え動作シーケンスを前提に、メモリモジュールの回路構成と動作を説明する。
データレジスタDREGは、メモリモジュールの外部入出力線IO0〜IO4と内部データ線D0〜D4との間で、5ビット幅の読書き情報の授受と一時記憶を行う。
符号化回路ENCOD、書込み符号レジスタCWREG、及び書込み符号フラグ選択回路CWMUX0,CWMUX1は、書き換え動作を実現するための回路ブロックである。
符号化回路ENCODは受信した書込み情報を基に、2つのメモリセルの状態に応じた書込み符号基準フラグ信号DCW01〜DCW05及びDCW11〜DCW15(以下、DCWj1〜DCWj5(j=0,1)と記す)を発生する。ここで、書込み符号基準フラグ信号DCW01〜DCW05は一方のメモリセルに用いられ、書込み符号基準フラグ信号DCW11〜DCW15は他方のメモリセルに用いられる。メモリセルの状態と書込み符号基準フラグ信号DCWj1〜DCWj5(j=0,1)の論理値との関係は、図11のように定義する。
書込み符号レジスタCWREGは、書込み符号基準フラグ信号DCWj1〜DCWj5(j=0,1)を一時的に記憶する。その出力である書込み符号フラグ信号CW01〜CW05及びCW11〜CW15(以下、CWj1〜CWj5(j=0,1)と記す)は、書込み符号基準フラグ信号DCWj1〜DCWj5(j=0,1)と同じ論理値である。
書込み符号フラグ選択回路CWMUX0,CWMUX1は、書込み符号フラグ選択信号CWSEL1〜CWSEL5に応じて書込み符号フラグ信号CWj1〜CWj5(j=0,1)からそれぞれ一本を選択して、入力情報線(書込みデータ線、入力データ線)DI0,DI1に接続する。入力情報線DI0,DI1は、チェインセルアレイ回路MACKTに接続される。
読出し符号フラグ選択回路CRMUX0,CRMUX1、読出し符号レジスタCRREG、及び復号回路DECODは、読出し動作を実現するための回路ブロックである。
読出し符号フラグ選択回路CRMUX0,CRMUX1は、読出し符号フラグ選択信号CRSEL1〜CRSEL5に応じて、読出し符号フラグ信号CR01〜CR05及びCR11〜CR15(以下、CRj1〜CRj5(j=0,1)と記す)からそれぞれ一本を選択して、出力情報線(読出しデータ線)DO0,DO1に接続する。出力情報線DO0,DO1は、チェインセルアレイ回路MACKTに接続される。
読出し符号レジスタCRREGは、読出し符号フラグ信号CRj1〜CRj5(j=0,1)を一時的に記憶する。その出力である読出し符号基準フラグ信号DCR01〜DCR05及びDCR11〜DCR15(以下、DCRj1〜DCRj5(j=0,1)と記す)は、読出し符号フラグ信号CRj1〜CRj5(j=0,1)と同じ論理値である。ここで、読出し符号基準フラグ信号DCRj1〜DCRj5(j=0,1)は、書込み符号基準フラグ信号DCWj1〜DCWj5(j=0,1)と双対をなすものである。読出し符号基準フラグ信号DCRj1〜DCRj5(j=0,1)とメモリセルの記憶状態との対応は、前述の図11に示した対応表に準じる。
復号回路DECODは、読出し符号基準フラグ信号DCRj1〜DCRj5(j=0,1)を基に、2つのメモリセルの状態に応じた5ビットのバイナリ情報を発生する。この5ビットのバイナリ情報は、内部データ線D0〜D4からデータレジスタDREGを介して、モジュールの外部入出力線IO0〜IO4に出力される。
図12は、前述の図10に示したチェインセルアレイ回路MACKTの具体的な構成の一例を示す回路図である。チェインセルアレイ回路MACKTは、チェインセルアレイCA、ワードドライバWD、ゲートドライバGD、ビット線選択回路BSLC0,BSLC1、書込み回路WC0,WC1、及び読出し回路RC0,RC1によって構成される。
チェインセルアレイCAは、m本のワード線WL0〜WL(m−1)とn本のビット線BL0〜BL(n−1)との交点にm×n個の相変化型チェインセルPCHC00〜PCHC(m−1)(n−1)が行列状に配置された構成である。図12では、簡単のために、8個の相変化型チェインセルPCHC00,PCHC10,PCHC20,PCHC30,PCHC01,PCHC11,PCHC21,PCHC31が示されている。ここで、ワード線WL0〜WL(m−1)は、ワードドライバWDにて駆動される。また、ビット線BL0〜BL(n−1)のうち、偶数番目のビット線はビット線選択回路BSLC0を介してデータ線DL0に接続される。さらに、奇数番目のビット線はビット線選択回路BSLC1を介してデータ線DL1に接続される。
相変化型チェインセルPCHC00〜PCHC(m−1)(n−1)の各々は、例えば前述の図3に示したチェインセルが対応するワード線とビット線との間に直列接続された構造である。図12では、チェインセルに含まれる複数の直列接続されたメモリセルのうちk番目のメモリセルMCkが示されている。メモリセルMCkの選択トランジスタのゲート電極GEDkは、共通のゲート線GLkに接続される。ゲート線GLkは、ゲートドライバGDにて駆動される。また、メモリセルMCkは、上層のメモリセルUMCと下層のメモリセルBMCとに直列に接続される。ただし、最上層のメモリセルは、ビット線と下層のメモリセルBMCとに直列に接続され、最下層のメモリセルは、上層のメモリセルUMCとポリシリコンダイオードPDとに直列接続される。ここでは、上層のメモリセルUMCと下層のメモリセルBMCとに直列接続されたメモリセルMCkのみを示している。
書込み回路WC0,WC1は書き換え動作において、書込み起動信号WEで活性化されて、書込みデータ線DI0,DI1を介して入力された書込み符号フラグ信号に応じた電流パルスをデータ線DL0,DL1にそれぞれ発生する。読出し回路RC0,RC1は読出し動作において、読出し起動信号REで活性化されて、参照信号REFを基準にしてデータ線DL0,DL1に読み出された微小信号を増幅して、対応する電圧信号を読出しデータ線DO0,DO1に出力する。
次に、メモリモジュールの書き換え動作について、図13を用いて説明する。図13はメモリモジュールにおける書き換え動作シーケンスの一例を示す動作タイミング図である。ここでは、前述の図12に示したチェインセルPCHC00のメモリセルMCk(メモリセルMC00)とPCHC10のメモリセルMCk(メモリセルMC10)に、前述の図9に示した情報10(状態‘001010’)を書込むものと仮定する。
まず初めに、外部入出力線IO0〜IO4に入力された書込み情報DATAはデータレジスタDREGに取り込まれた後、書込み符号フラグ信号CWj1〜CWj5(j=0,1)に符号化されて、書込み符号レジスタCWREGに一時的に記憶される。これらの基準フラグ信号のうち、論理値‘1’の信号が、書込み符号フラグ選択信号CWSEL1〜CWSEL5に同期されて、パルス信号として入力データ線DI0,DI1に出力される。今、情報10(状態‘001010’)を書込むので、チェインセルPCHC00内のメモリセルMCkを状態‘100’とするために、前述の図11の対応表に従って入力データ線DI0には、書込み符号フラグ選択信号CWSEL3,CWSEL5に同期したパルス信号が出力される。また、チェインセルPCHC10内のメモリセルMCkを状態‘001’とするために、前述の図11の対応表に従って入力データ線DI1には、書込み符号フラグ選択信号CWSEL1に同期したパルス信号が出力される。
続いて、書込み起動信号WEが活性化されると、入力データ線DI0,DI1のパルス信号に応じた電流パルスが、データ線DL0,DL1を介してビット線BL0,BL1に入力される。ここで、ビット線BL2〜BL(n−1)は非活性状態に保たれる。
以下、前述の図8の動作シーケンスに従って説明する。ステップ1において、チェインセルPCHC00内のメモリセルMCkにおける相変化素子PCD3,PCD2,PCD1、及びチェインセルPCHC10内のメモリセルMCkにおける相変化素子PCD3,PCD2,PCD1を低抵抗化するために、振幅ISET1、パルス幅TSのセット電流パルスが、ビット線BL0,BL1に入力される。次に、ステップ2において、入力データ線DI1のパルス信号に応じて、チェインセルPCHC10内のメモリセルMCkにおける相変化素子PCD3を高抵抗状態とするために、振幅IRST1(>ISET1)、パルス幅TR(<TS)のリセット電流パルスが、ビット線BL1に入力される。ステップ3では、ビット線BL0,BL1共に、非活性状態に保たれる。次に、ステップ4において、チェインセルPCHC00内のメモリセルMCkにおける相変化素子PCD3,PCD2,PCD1を高抵抗状態とするために、振幅IRST3(>IRST2>IRST1)、パルス幅TRのリセット電流パルスが、ビット線BL0に入力される。ステップ5では、ビット線BL0,BL1共に、非活性状態に保たれる。次に、ステップ6において、チェインセルPCHC00内のメモリセルMCkにおける相変化素子PCD3を低抵抗状態にするために、振幅ISET3(<ISET1<ISET2)、パルス幅TSのセット電流パルスがビット線BL0に入力される。
このように、本実施の形態1によれば、周辺回路を含む基板上に、トランジスタと記録材料とが並列に接続されたメモリセルを、基板の厚さ方向(基板の主面に垂直な方向)に直列に複数接続した鎖状のメモリセル群と、その鎖状のメモリセル群の選択素子として機能するダイオードとを直列に接続することにより構成されるチェインセルにおいて、互いに抵抗値の異なる2つ以上の相変化材料を同心円状に重ねて記録材料を形成することにより、4値以上の多値記録を可能とすることができる。これにより、チェインセルにおけるメモリセルの直列数を増やすことなく、情報量を増やすことができるので、大容量で、かつ低コストの不揮発性メモリを形成することができる。
(実施の形態2)
前述の図3〜図6を用いて説明した不揮発性メモリでは、互いに分離された3つの層(相変化材料7a,7b,7c)により構成された記録材料7を有するメモリセルを例示したが、記録材料7は3つの層に限定されるものではなく、互いに分離された2つ以上の層により構成された記録材料7を有するメモリセルであればよい。互いに分離された2つ以上の層により構成された記録材料7を有するメモリセルにおいて多値を実現することができる。
次に、本実施の形態2による不揮発性メモリの構造の他の例を図14〜図16を用いて説明する。図14は不揮発性メモリを構成するチェインセルの他の例の要部断面図、図15は図14に記載されたチェインセルを構成する複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの回路図、図16は図15に記載されたメモリセルの記憶状態と合成抵抗との関係の一例を示す図である。ここでは、互いに分離された2つの層により構成された記録材料7を有するメモリセルについて説明する。なお、不揮発性メモリの構造及び不揮発性メモリを構成するチェインセルアレイの構造は、それぞれ前述の図1及び図2を用いて説明した構造と同様であるので、ここでの説明は省略する。
図14に、チェインセルアレイCAを構成するチェインセルの他の例の要部断面図を示す。図14には、前述の図2のワード線2の延在する方向に沿って基板の主面に垂直な方向に切断された1つのチェインセルの要部断面図を示している。
記録材料7は、互いに分離された2つの層(相変化材料7d,7e)により構成されている。相変化材料7dを真ん中(中心部)とし、相変化材料7dの周囲に相変化材料7eが配置されている。相変化材料7d,7eには同じ相変化材料、例えばGeSbTeを用いてもよく、また2種の互いに異なる相変化材料を用いてもよく、どちらの場合であっても多値記録が可能である。
また、基板の主面に平行な方向に切断された各相変化材料7d,7eの断面積は、互いに異なる抵抗値を実現するために、中心部に配置された相変化材料7dの断面積は、相変化材料7dの周囲に配置された相変化材料7eの断面積よりも小さくなるように設定される。すなわち、各相変化材料7d,7eの断面積は、相変化材料7eの断面積>相変化材料7dの断面積の関係を有している。また、図示はしないが、相変化材料7dと相変化材料7eとの間に、誤書込みを防止するために、拡散防止膜を配置してもよい。
図15に、チェインセルを構成する複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの等価回路図(前述の図14の点線で囲んだ1つのメモリセルMC2の等価回路図)を示す。ここで、相変化素子PCD4は相変化材料7dに対応し、相変化素子PCD5は相変化材料7eに対応する。
図16に、記憶情報0〜3と相変化素子PCD4,PCD5の抵抗値及び合成抵抗の相対値との関係を説明する図を示す。
図16に示す対応関係の特徴は、4つの記憶情報0〜3に応じて所望の合成抵抗を実現できるように、相変化素子PCD4,PCD5の抵抗値の組合せが規定されている点にある。例えば、情報0を記憶する際は、2つの相変化素子PCD4,PCD5は低抵抗状態(‘L’と表記:第1の状態)であり、合成抵抗R0は最も低い。図16では、この状態を‘00’で表わす。別の例として、情報1を記憶する際は、状態‘01’を実現するために、2つの相変化素子PCD4,PCD5のうち、相変化素子PCD5のみを高抵抗状態(‘H’と表記:第2の状態)に制御して、合成抵抗R0よりも高い合成抵抗R1を得る。また別の例として、情報2を記憶する際は、状態‘10’を実現するために、2つの相変化素子PCD4,PCD5のうち、相変化素子PCD4のみを高抵抗状態に制御して、合成抵抗R1よりも高い合成抵抗R2を得る。また別の例として、情報3を記憶する際は、状態‘11’を実現するために、2つの相変化素子PCD4,PCD5を高抵抗状態に制御して、最も高い合成抵抗R3を得る。
このように、本実施の形態2によれば、互いに抵抗値の異なる2つの相変化材料を同心円状に重ねて記録材料を形成することによっても、多値記録を可能とすることができて、前述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば実施の形態1及び実施の形態2では、ワード線にp型不純物がドープされたポリシリコン層が接する構造のダイオードについて説明したが、ワード線にn型不純物がドープされたポリシリコン層が接する構造のダイオード、すなわち、極性が逆のダイオードを用いることができる。また、ダイオードの構造もpin構造に限定されない。
また、実施の形態1では、記録材料が3つの相変化材料により構成されたメモリセルについて、実施の形態2では、記録材料が2つの相変化材料により構成されたメモリセルについて、それぞれ説明したが、互いに分離された2つ以上の相変化材料で構成すれば、多値化が可能であるため、記録材料を構成する相変化材料の数は2つ、または3つに限定されず、4つ以上であってもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2において、記録材料は抵抗変化型の材料であればよく、例えばニッケルオキサイドまたはチタンオキサイドでもよい。
本発明は、相変化材料を記録材料として用いる不揮発性メモリを有する不揮発性記憶装置に適用することができる。
2 ワード線(第1選択線)
3 ビット線(第2選択線)
4p p型不純物がドープされたポリシリコン層(第2半導体層)
5p 低濃度の不純物がドープされたポリシリコン層
6p n型不純物がドープされたポリシリコン層(第3半導体層)
7 記録材料
7a,7b,7c,7d,7e 相変化材料
8p チャネルポリシリコン層(チャネル層)
9 ゲート絶縁膜
10 孔(接続孔)
11,12,13,14,15 絶縁膜(ゲート間絶縁膜)
21p,22p,23p,24p ゲートポリシリコン層(第1半導体層)
BL0〜BL(n−1) ビット線
BLC ビット線コンタクト
BMC 下層のメモリセル
BSLC0,BSLC1 ビット線選択回路
CA チェインセルアレイ
CR01〜CR05,CR11〜CR15 読出し符号フラグ信号
CRMUX0,CRMUX1 読出し符号フラグ選択回路
CRREG 読出し符号レジスタ
CRSEL1〜CRSEL5 読出し符号フラグ選択信号
CW01〜CW05,CW11〜CW15 書込み符号フラグ信号
CWMUX0,CWMUX1 書込み符号フラグ選択回路
CWREG 書込み符号レジスタ
CWSEL1〜CWSEL5 書込み符号フラグ選択信号
D0〜D4 内部データ線
DATA 外部入出力線に入力された書込み情報
DCR01〜DCR05,DCR11〜DCR15 読出し符号基準フラグ信号
DCW01〜DCW05,DCW11〜DCW15 書込み符号基準フラグ信号
DECOD 復号回路
DI0,DI1 入力情報線(書込みデータ線、入力データ線)
DL0,DL1 データ線
DO0,DO1 出力情報線(読出しデータ線)
DREG データレジスタ
ENCOD 符号化回路
GC1,GC2,GC3,GC4 コンタクト
GD ゲートドライバ
GED1,GED2,GED3,GED4,GEDk ゲート電極
GL1,GL2,GL3,GL4 金属配線
GLC1,GLC2,GLC3,GLC4 コンタクト
GLk ゲート線
IO0〜IO4 外部入出力線
ISET1,ISET2,ISET3,IRST1,IRST2,IRST3 振幅
MACKT チェインセルアレイ回路(メモリセルアレイ回路)
MC1,MC2,MC3,MC4,MCk,MC00,MC10 メモリセル
PCD1,PCD2,PCD3,PCD4,PCD5 相変化素子
PCHC00,PCHC10,PCHC20,PCHC30 チェインセル
PCHC01,PCHC11,PCHC21,PCHC31 チェインセル
PD ポリシリコンダイオード
RC0,RC1 読出し回路
RE 読出し起動信号
REF 参照信号
STR 選択トランジスタ
TR,TS パルス幅
UMC 上層のメモリセル
WC0,WC1 書込み回路
WD ワードドライバ
WE 書込み起動信号
WL0〜WL(m−1) ワード線
WLC ワード線コンタクト

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板の主面上に形成された第1選択線と、
    前記基板の厚さ方向に(N+1)層(N≧1)のゲート間絶縁膜とN層(N≧1)の第1半導体層とがそれぞれ交互に積層されて、前記第1選択線の上方に形成された積層体と、
    前記積層体を貫く孔と、
    前記第1選択線と交差する方向に延在し、前記積層体の上方に設けられた第2選択線と、
    前記孔の内部に形成された記録材料と、
    前記孔の側面及び底面と前記記録材料との間に形成されたチャネル層と、
    前記孔の側面と前記チャネル層との間に形成され、前記(N+1)層の前記ゲート間絶縁膜及び前記N層の前記第1半導体層に接して形成されたゲート絶縁膜と、
    を有し、
    前記記録材料は、前記第1選択線と前記第2選択線が交差する領域に設けられ、同心円状に重ねて配置され、互いに分離された2つ以上の相変化材料からなることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    第1導電型の第2半導体層と前記第1導電型と異なる第2導電型の第3半導体層とを積層したダイオードが、前記第1選択線と前記第2選択線とが交差する領域に設けられ、
    前記ダイオードの上面は、前記孔の底面に位置する前記チャネル層と接続し、
    前記ダイオードの下面は、前記第1選択線と接続していることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    隣接する前記相変化材料の間に拡散防止膜が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記2つ以上の相変化材料は、全て同じ材料からなることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記2つ以上の相変化材料は、2種類以上の材料からなることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記基板の主面に平行な方向に切断された前記記録材料の断面において、前記2つ以上の相変化材料のそれぞれの断面積が互いに異なることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 複数の第1選択線と、
    複数の第2選択線と、
    前記複数の第1選択線と直交する前記複数の第2選択線との交点に配置された複数のメモリセルとを有し、
    前記複数のメモリセルは、トランジスタと記憶素子から構成され、
    前記記憶素子は、同心円状に重ねられた互いに抵抗値の異なる2つ以上の相変化材料から構成され、
    前記トランジスタと前記記憶素子とが並列接続された半導体素子において、
    前記半導体素子で多ビットの情報を記録することを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項7記載の半導体記憶装置において、
    情報の書込みを行う前に、前記2つ以上の相変化材料の全てを第1の状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項8記載の半導体記憶装置において、
    前記2つ以上の相変化材料が前記第1の状態以外となる情報の書込みを行う際に、まず1つ以上の相変化材料を第2の状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項8記載の半導体記憶装置において、
    前記2つ以上の相変化材料の全てを第2の状態にした後、1つ以上の相変化材料を前記第1の状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。
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