JP5503092B1 - 回転補助機構及びこれを備えた回転動力機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力源からの駆動力が回転軸を介して伝達されて回転駆動する装置において、その回転軸に弾みを付けて、その回転を補助して利便性を向上させる。
【解決手段】異極同士を対向配置させた一対の磁性体112,112を有する吸引部110と、後輪13の回転により一対の磁性体112,112間の距離を所定の周期で変化させる磁性体駆動部120と、一対の磁性体112,112それぞれの対向面112a,112aの磁極に対して同極となる一対の磁性面133,133を有する遮蔽部130と、所定の周期に合わせて一対の磁性体112,112間の距離が短縮されるタイミングで、遮蔽部130を一対の磁性体112,112間に進入させるとともに、一対の磁性体112,112間の距離が伸長されるタイミングで、遮蔽部130を一対の磁性体112,112間から退出させる遮蔽駆動部140とを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、動力源からの回転駆動力が伝達されて動作する装置に広く適用可能な回転補助機構及びこれを備えた回転動力機構に係り、さらにこれら回転補助機構及び回転動力機構を備える自転車、扇風機、ベルトコンベア、エスカレータ、混練装置、サインポールに関する。
従来、自転車、自動車、扇風機、ベルトコンベア、エスカレータ、混練装置など、回転軸を回転させて駆動する装置が利用されている。例えば、自転車は、利用者が回転駆動源であるペダルを漕ぐことで、チェーンを介して前輪及び後輪にその回転駆動力を伝達させることで推進力を得て地上を走行させている。このような自転車には、回転駆動源である電動モーター及びバッテリーを搭載して、発進時や坂道を登る際にペダルを漕ぐ労力を軽減させるようにした、いわゆるアシスト自転車が知られている。このアシスト自転車は、人力によるペダル踏力を検出手段(トルクセンサ等)により検出して、その信号を制御装置に入力し、この制御装置がペダル踏力に合わせて電動モーターを作動させるものである(例えば、特許文献1)。
また、回転駆動する装置の一例としては、動力源である電動モーターの回転軸に、複数枚の羽根板を有するファンを連結させた扇風機がある。この扇風機では、電動モーターの駆動力がファンに伝達されてファンが回転することで気流を発生させている(例えば、特許文献2)。
特開平09−123981号公報 特開2010−024888号公報
しかしながら、上述した回転駆動する装置では、一般的に回転軸に動力源を直結して、駆動力を直接的に伝える機構であるため、動力源が停止すれば、伝達される駆動力は消失される。そのことから、従前では、装置を連続して動作させるためには、動力源に一定以上の電力をコンスタントに供給する必要がある。
例えば、アシスト自転車に搭載された駆動モーターは、車輪が回転させている間、モーターを駆動させ続ける必要があるため、電力消費量が多くなるという問題もあり、充電切れが頻発していた。このような充電切れしたアシスト自転車は、バッテリー及びモーターによって自転車全体の重量が重くなっているため、却って運転者の負担が増大することもある。また、扇風機においても、ファンが回転させている間、モーターを駆動させ続けるため、電力消費量が多くなるという問題もあった。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、動力源からの駆動力が回転軸を介して伝達されて回転駆動する装置において、その回転軸に弾みを付けて、その回転を補助して利便性を向上させることができる回転補助機構及び、回転補助機構を備える回転動力機構、及び、回転動力機構を備える扇風機、ベルトコンベア、エスカレータ、混練装置、サインポールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、回転軸の回転に弾みを付ける回転補助機構であって、異極同士を対向配置させた一対の磁性体を有する吸引部と、回転軸の回転により一対の磁性体間の距離を所定の周期で変化させる磁性体駆動部と、対向配置された一対の磁性体間に進退可能に配置された遮蔽部と、所定の周期に合わせて、一対の磁性体間の距離が短縮されるタイミングで、遮蔽部を一対の磁性体間に進入させるとともに、一対の磁性体間の距離が伸長されるタイミングで、遮蔽部を一対の磁性体間から退出させる遮蔽駆動部とを備え、遮蔽部は、一対の磁性体それぞれの対向面の磁極に対して同極となる一対の磁性面を有することを特徴とする。
このような発明によれば、遮蔽部は一対の磁性体それぞれの対向面の磁極に対して同極となる一対の磁性面を有しているので、遮蔽駆動部によって、一対の磁性体間の距離が短縮されるタイミングで遮蔽部を一対の磁性体間に進入させられることで磁力の反発力が生じ、一対の磁性体間の距離が伸長されるタイミングで遮蔽部を一対の磁性体間から退出させられることで、異極同士が対向配置された一対の磁性体には吸引力が生じる。この結果、磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせることができるので、回転軸の回転に弾みを付けることができる。その結果、例えば、自転車に回転補助機構を備えることで、電動モーター等を搭載しなくても、一時的には労力をかけずにペダルを漕ぐことができるまた、電動モーターを搭載している自転車や扇風機に回転補助機構を装着させた場合には、電動モーターの回転軸の回転に弾みを付けることができるため、一時的には使用する消費電力を低減させることができる
上記発明において、吸引部は、一対の磁性体をそれぞれ支持するとともに、相互間の距離が伸縮されるように、相対的に揺動される一対のアーム部を有し、 磁性体駆動部は、回転軸とともに回転する回転体と、回転体表面にガイド溝が刻設された平面溝カムと、各アーム部から回転体に向けてそれぞれ突設され、ガイド溝にガイドされて、アーム部間の距離を伸縮させる一対の連結ピンとを有し、遮蔽部は、偏心された回転軸を中心として回転され、その表裏に一対の磁性面が配置された偏心回転板を有し、遮蔽駆動部は、回転体の回転力を偏芯回転板の回転に変換するギア部を有し、遮蔽駆動部は、所定の周期に合わせて、一対のアーム間の距離が短縮されるタイミングで、偏心回転板の磁性面を一対の磁性体間に進入させるとともに、一対のアーム間の距離が伸長されるタイミングで、偏心回転板の磁性面を一対の磁性体間から退出させるように、偏心回転板を回転させることが好ましい。
この場合には、偏心回転板は表裏に一対の磁性体それぞれの対向面の磁極に対して同極となる一対の磁性面を有しているので、回転軸の回転に合わせて、アーム間の距離が短縮されるタイミングで偏心回転板を一対の磁性体間に進入させられることで磁力の反発力が生じ、一対の磁性体間の距離が伸長されるタイミングで偏心回転板を一対の磁性体間から退出させられることで、異極同士が対向配置された一対の磁性体には吸引力が生じる。このように本発明によれば、磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて、回転軸の回転に弾みを付けることができるため、その回転を補助して利便性を向上させることができる。
上記発明において、吸引部は、回転軸の回転により回転され、その外側面に磁性体が複数配置された円筒状の内輪部と、回転軸の回転からは切離されて内輪の外側に嵌装され、その内側面に磁性体が複数配置された円筒状の外輪部とを有し、磁性体駆動部は、回転軸の回転により、内輪部を、外輪部に対して回転させ、遮蔽部は、内輪部の外側面と、外輪部の内側面との間に進退され、その表裏に磁性面が配置された複数の突出片を有し、遮蔽駆動部は、回転体の回転力を、突出片の前後運動に変換する円筒溝カムを有し、遮蔽駆動部は、所定の周期に合わせて、内輪部側の磁性体に対して、外輪部側の異極の磁性体が接近するタイミングで、突出片の磁性面を、内輪部側の磁性体と外輪部側の磁性体との間に進入させるとともに、内輪部側の磁性体に対して、外輪部側の同極の磁性体が接近するタイミングで、突出片の磁性面を、内輪部側の磁性体と外輪部側の磁性体との間から退出させることが好ましい。
この場合、遮蔽部は、その表裏に磁性面が配置された複数の突出片を備えているので、回転軸の回転に合わせて内輪部側の磁性体に対して、外輪部側の異極の磁性体が接近するタイミングで、突出片の磁性面を、内輪部側の磁性体と外輪部側の磁性体との間に進入させることで磁力の反発力が生じさせる。また、内輪部側の磁性体に対して、外輪部側の同極の磁性体が接近するタイミングで、突出片の磁性面を、内輪部側の磁性体と外輪部側の磁性体との間から退出させることで、異極同士が対向配置された一対の磁性体には吸引力が生じる。この結果、磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせることができるので、回転軸の回転に弾みを付けることができるため、その回転を補助して利便性を向上させることができる。特に、本発明によれば、吸引部として、円筒状の側面に磁性体を多数配置させているので、より磁性体による吸引力及び反発力を発生させて、より回転軸の回転に弾みを付けることができる。
上記のような回転補助機構は、回転軸を回転させる回転駆動力を発生させる動力源と組み合わせることにより、他の発明である回転動力機構とすることができ、この回転動力機構は、さらに他の発明である扇風機、ベルトコンベア、エスカレータ、サインポール或いは混練装置等に用いることができる。特に、この回転動力機構では、回転補助機構の磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、動力源における回転駆動力の発生を断続的に入切する。
詳述すると、扇風機の発明は、上記いずれかに記載の回転補助機構を有するとともに、複数枚の羽根板を有するファンと、ファンを回転駆動させる動力源としての電動機とを備える扇風機であって、電動機から発生したトルクをファンに伝達する連結部として、回転軸を備えることを特徴とする。
このような本発明の扇風機によれば、電動機から発生した駆動力をファンに伝達させる連結部として、上記の回転補助機構の回転軸を備えているため、この回転軸に駆動力が伝達された際、回転補助機構の磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸の回転に弾みを付け、ファンから送風される風量を一時的には増加させることができる。また、回転軸の回転に弾みを付けることができるため、磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、動力源における回転駆動力の発生を断続的に入切することにより、一時的には消費電力を低減させることができる。
また、本発明によれば、磁性体による吸引力と反発力とによって、回転軸の回転動作に変化をもたせることができ、例えば、動作に「ゆらぎ」などの不規則性を加えることができる。この結果、本実施形態によれば、送風される風に強弱をもたせることができる。
また、上記ベルトコンベアの発明は、上記いずれかに記載の回転補助機構を有するとともに、一対のローラ間に掛け渡された無端状の搬送ベルトと、ローラを回転駆動させて、搬送ベルトを無端移動させる動力源としての電動機とを備えるベルトコンベアであって、電動機から発生した駆動力をローラに伝達する連結部として、回転軸を備えることを特徴とする。
このような本発明のベルトコンベアによれば、電動機から発生した駆動力を各装置のローラに伝達させる連結部として、上記の回転補助機構の回転軸を備えているため、この回転軸に駆動力が伝達された際、回転補助機構の磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸の回転に弾みを付けてローラを回転させることができる。その結果磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、動力源における回転駆動力の発生を断続的に入切することにより、一時的には消費電力を低減させることができる。
また、上記エスカレータの発明は、上記いずれかに記載の回転補助機構を有するとともに、一対のスプロケット間に掛け回され、当該一対のスプロケット間を循環移動する循環手段と、スプロケットを回転駆動させて、循環手段を無端移動させる動力源としての電動機と、循環手段に沿って無端状に配置され、各々が循環手段に連結されて当該循環手段に伴って循環移動するとともに、上部に乗客を乗せる踏面を有する複数の踏板とを備えるエスカレータであって、電動機から発生した駆動力をスプロケットに伝達する連結部として、回転軸を備えることを特徴とする。
これらのような本発明のエスカレータによれば、電動機から発生した駆動力を各装置のスプロケットに伝達させる連結部として、上記の回転補助機構の回転軸を備えているため、この回転軸に駆動力が伝達された際、回転補助機構の磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸の回転に弾みを付けてスプロケットを回転させることができる。その結果磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、動力源における回転駆動力の発生を断続的に入切することにより、一時的には消費電力を低減させることができる。
また、上記混練装置の発明は、上記いずれかに記載の回転補助機構を有するとともに、被混練材料が供給されるケーシングと、ケーシング内部に配置される撹拌手段と、撹拌手段を回転駆動する電動機とを備える混練装置であって、電動機から発生した駆動力を撹拌手段に伝達する連結部として、回転軸を備えることを特徴とする。このような本発明の混練装置では、電動機から発生した駆動力を撹拌手段に伝達させる連結部として、上記の回転補助機構の回転軸を備えているため、この回転軸に駆動力が伝達された際、回転補助機構によって磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸の回転に弾みを付けることができ、その結果、撹拌手段を回転させて撹拌動力を増加させることができる。また、回転軸の回転に弾みを付けることができるため磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、動力源における回転駆動力の発生を断続的に入切することにより、一時的には消費電力を低減させることができる。また、本発明によれば、磁性体による吸引力と反発力とによって、回転軸の回転動作に変化をもたせることができ、例えば、動作に「ゆらぎ」などの不規則性を加えることができる。この結果、混練装置では、被混練材料の撹拌に強弱をもたせることができる。
【0023】
また、上記サインポールの発明は、上記いずれかに記載の回転補助機構を有するとともに、透明な外筒と、外筒に対して回転自在に軸支され、該外筒内で回転する回転筒と、回転筒を回転駆動させる動力源としての電動機とを備えるサインポールであって、電動機から発生した駆動力を回転筒に伝達する連結部として、回転軸を備えることを特徴とする。このような本発明のサインポールでは、電動機から発生した駆動力を撹拌手段に伝達させる連結部として、上記の回転補助機構の回転軸を備えているため、この回転軸に駆動力が伝達された際、回転補助機構によって磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸の回転に弾みを付けることができるため、磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、動力源における回転駆動力の発生を断続的に入切することにより、一時的には消費電力を低減させることができる。また、本発明によれば、磁性体による吸引力と反発力とによって、回転軸の回転動作に変化をもたせることができ、例えば、動作に「ゆらぎ」などの不規則性を加えることができる。この結果、サインポールでは、回転筒の動きにデザイン性をもたせることができる。
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、動力源からの駆動力が回転軸を介して伝達されて回転駆動する装置において、その回転軸に弾みを付けて、その回転を補助して利便性を向上させることができる。
第1実施形態に係る自転車の全体構成を示す概念図である。 第1実施形態に係る回転補助機構の構成を示す側面図である。 第1実施形態に係る回転補助機構の構成を示す上面図である。 第1実施形態に係る回転補助機構の構成を示す正面図である。 第1実施形態に係る回転補助機構の動作を模式的に示したブロック図である。 (a)及び(b)は、第1実施形態に係る回転補助機構の動作を模式的に示した説明図である。 (a)及び(b)は、第1実施形態に係る回転補助機構が動作した状態の前後を示す斜視図である。 第2実施形態に係る回転補助機構の構成を分解した状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る回転補助機構の構成を分解した状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る回転補助機構の構成を示す側面図である。 第2実施形態に係る回転補助機構の構成を示す上面図である。 第2実施形態に係る回転補助機構の構成を示す正面図である。 第2実施形態に係る回転補助機構が動作した状態の前後を示す斜視図である。 第2実施形態に係る対向する磁性体の位置関係を示す説明図である。 変更例に係る溝カムを示す説明図である。 (a)及び(b)は、第3実施形態に係る扇風機の全体構成を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、第3実施形態に係る扇風機の回転補助機構を示す斜視図である。 第4実施形態に係るエスカレータを示す模式図である。 第5実施形態に係るベルトコンベアを示す模式図である。 第6実施形態に係る混練装置を示す模式図である。 第7実施形態に係るサインポールを示す模式図である。
[第1実施形態]
以下に添付図面を参照して、本発明に係る回転補助機構の第1実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態では、本発明の回転補助機構を自転車10の車輪に適用した場合を例に説明するが、本発明は、自転車や自動車の車輪、水車、風車、もしくは、扇風機、ベルトコンベア、エスカレータ、混練装置など発電機を備える各装置など回転駆動する装置であれば、全てに適用することができる。
(自転車の全体構成)
図1は、第1実施形態に係る自転車10の全体構成を示す概念図である。本実施形態において、自転車10の車体フレーム1は、車体前方に位置するヘッドチューブ2と、ヘッドチューブ2から後下がりに延びるダウンチューブ3と、ダウンチューブ3に連結されて後方に延びるリヤフォーク4と、ダウンチューブ3の最下端から上方に立ち上がるシートポスト5とを備える。
ヘッドチューブ2には、フロントフォーク6が回動自在に支持される。また、フロントフォーク6の下端にはハブ22が設けられ、ハブ22を介して前輪7全体が車軸に軸支されている。また、フロントフォーク6の上端にはハンドル8が取り付けられる。なお、ハンドル8には、図示しない前輪及び後輪用のブレーキレバーが設けられており、ブレーキレバーから引き出されるケーブルは、それぞれ、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキに連結される。
ダウンチューブ3とシートポスト5との交差部には、車体の左右に延びるクランク軸14が支持され、クランク軸14には、クランク17を介してペダル18が結合される。クランク軸14には駆動スプロケット19が連結され、ペダル18に加えられた踏力は駆動スプロケット19に伝達される。 駆動スプロケット19と後輪13の車軸21に設けられた従動スプロケット20間にはチェーン11が掛け渡される。
シートポスト5には、上端にシート15を備えた支持軸16が、シート15の高さを調整可能に装着される。また、シートポスト5の上端に連結される左右一対のステー12は後下がりに延び、下端近傍でリヤフォーク4と結合される。リヤフォーク4とステー12とが交差して結合された後端部9には、車体の左右水平に延びる車軸21が設けられ、この車軸21を介して後方の後輪13が支持される。そして、後端部9に支持されて後輪13の回転軸である車軸21と同軸上に、本実施形態に係る回転補助機構100が設けられる。
(回転補助機構)
次いで、回転補助機構100の構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る回転補助機構100の構成を示す側面図であり、図3は、その上面図であり、図4は、正面図である。
図2〜図4に示すように、回転補助機構100は、車軸21及び後輪13の回転に弾みを付ける機構であって、磁石の吸引力を利用して車軸21及び後輪13に回転力を付与する吸引部110と、吸引部110を駆動させる磁性体駆動部120と、吸引部110の吸引力に強弱を付けるための遮蔽部130と、遮蔽部130を周期的に駆動させる遮蔽駆動部140とを備えている。
吸引部110は、異極同士を対向配置させた一対の磁性体112,112を有する駆動部であり、本実施形態では、一対の磁性体112,112をそれぞれ支持するとともに、これら磁性体112,112相互間の距離が垂直方向に伸縮されるように、相対的に揺動される上下一対のアーム部111,111を有している。
このアーム部111,111は、上下一対で略コの字形をなしており、それぞれのアーム部111,111は、リヤフォーク4の後端部9に固定された回動軸115によって、回動可能に軸支されている。そして、アーム部111,111は、回動軸115を中心として回動することにより、上下に開閉するようになっている。また、アーム部111,111の間には弾性体113が連結されており、この弾性体113が介在されることにより、アーム部111,111間を一定の距離に保つように付勢されている。
磁性体駆動部120は、車軸21及び後輪13の回転により一対の磁性体112,112間の距離を所定の周期で変化させる駆動機構であり、具体的には、後輪13の車軸21とともに回転する回転体121と、この回転体121の回転力を伝達する平面溝カム122とを備えている。この回転体121は、円盤状の歯車であり、後輪13の回転面と平行な平面内において、車軸21を中心として回転する。
また、回転体121の外側表面にガイド溝122aが刻設され、このガイド溝122aとアーム部111側の連結ピン123とから平面溝カム122が構成されている。このガイド溝122aは、サインカーブを無端状に接続して環状をなしており、回転の中心である車軸21からガイド溝122aまでの距離が、中心角度に応じて変化するようになっており、ガイド溝122a上の点であって車軸21を挟んだ対称位置にある2点は中心角度に応じて近づいたり離れたりして、その2点間距離が伸縮されるようになっている。
そして、各アーム部111,111には、回転体121側に向けてそれぞれ突設された一対の連結ピン123,123が設けられている。この連結ピン123は、平面溝カム122を構成する従動節であり、ガイド溝122a内に差し込まれて無端状のサインカーブに沿ってガイドされ、アーム部111間の距離を伸縮させる。すなわち、この連結ピン123,123は、上述したガイド溝122a上において、車軸21を挟んだ対称位置にある2点に対応した位置に差し込まれており、回転体121の回転に応じて、連結ピン123,123がガイド溝122aにガイドされ、これによりアーム部111,111が回動軸115を中心に上下に揺動され、一対の磁性体112,112間の距離が所定の周期で変化されることとなる。
遮蔽部130は、対向配置された一対の磁性体112,112間に、偏心回転板132を進退可能に配置した構造であり、偏心回転板132は、磁性体112,112それぞれの対向面112a,112aの磁極に対して同極となる一対の磁性面133,133を、その表裏に有している。そして、偏心回転板132は、楕円形状の板部材状において偏心された回転軸131を中心として回転され、その回転により、偏心回転板132の表裏に配置された一対の磁性面133,133が、磁性体112,112間に進入及び退出されるようになっている。
遮蔽駆動部140は、所定の周期に合わせて、一対の磁性体112,112間の距離が短縮されるタイミングで、遮蔽部130を一対の磁性体112,112間に進入させるとともに、一対の磁性体112,112間の距離が伸長されるタイミングで、遮蔽部130を一対の磁性体112,112間から退出させる駆動機構である。
具体的に、遮蔽駆動部140は、回転体121の回転力を偏心回転板132の回転に変換するギア部141〜144を有している。すなわち、遮蔽駆動部140は、後輪13と供に回転する回転体121の外周に刻設された歯車に接触する歯車141と、シャフト142を介して歯車141と連結された傘歯車143と、この傘歯車143と直交する回転面となるように配置された傘歯車144と、傘歯車144の回転力を偏心回転板132に伝達する回転軸131とから構成される。
そして、遮蔽駆動部140では、後輪13の回転力を、回転体121を介して歯車141及びシャフト142を介して歯車141に伝達し、この歯車141と連結された傘歯車143及び傘歯車144を介して、後輪13の回転面と直交する平面内における回転に変換し、傘歯車144を回転軸131に伝達して偏心回転板132を回転させる。これにより、後輪13の回転に従った所定の周期に合わせて、一対のアーム部111,111間の距離が短縮されるタイミングで、偏心回転板132の磁性面133を一対の磁性体112,112間に進入させるとともに、一対のアーム部111,111間の距離が伸長されるタイミングで、偏心回転板132の磁性面133を一対の磁性体112,112間から退出させるように、偏心回転板132を回転させる。
(回転補助機構の動作)
このような構成の回転補助機構100の動作について、以下に説明する。図5は、回転補助機構100の動作を模式的に示したブロック図であり、図6(a)及び(b)は、回転補助機構100の動作を模式的に示した説明図である。図7(a)及び(b)は、回転補助機構100が動作した状態の前後を示す斜視図である。
先ず、自転車10のペダル18を漕ぐことにより自転車10の後輪13が回転する。この後輪13の回転は、遮蔽駆動部140及び磁性体駆動部120に伝達される。磁性体駆動部120側では、後輪13の回転により一対の磁性体112,112間の距離を所定の周期で変化させる。具体的には、先ず、後輪13が回転すると、後輪13の車軸21と連結されている回転体121も回転するようになる。この回転力により、ガイド溝122aとアーム部111側の連結ピン123とから構成される平面溝カム122が駆動され、ガイド溝122aに差し込まれた連結ピン123が、回転体121の回転角度に応じて近づいたり離れたりして、その2点間距離が伸縮されるようになっている。
詳述すると、この回転体121には、ガイド溝122aが刻設されており、このガイド溝122aに一対の連結ピン123,123が、車軸21を挟んだ対称位置にある2点に対応した位置に差し込まれて、平面溝カム122を構成している。この平面溝カム122の機構により、回転体121が回転するとガイド溝122aも回転され、このガイド溝122aに差し込まれた一対の連結ピン123,123が、ガイド溝122aの形状(環状のサインカーブ)にガイドされて、中心角度に応じて近づき、その2点間距離が伸縮される。そして、各アーム部111,111は、一対の連結ピン123,123による伸縮によって、回動軸115を中心に上下に開閉し、一対の磁性体112,112間の距離が所定の周期で変化する。
一方、遮蔽駆動部140側では、後輪13の回転に合わせて、遮蔽部130の偏心回転板132を一対の磁性体112,112間に進退出させる。初めに、後輪13の回転によって生じる回転力は、偏心回転板132に伝達される。具体的に、後輪13が回転すると、後輪13の車軸21と連結されている回転体121も車軸21を中心として回転する。そして、この回転体121による回転力は、後輪13の回転力を、回転体121を介して歯車141及びシャフト142を介して歯車141に伝達し、この歯車141と連結された傘歯車143及び傘歯車144を介して、後輪13の回転面と直交する平面内における回転に変換し、傘歯車144の回転力を回転軸131に伝達して偏心回転板132を回転させる。
この際、偏心回転板132は、一対のアーム部111,111間の距離が短縮されるタイミングでは、偏心回転板132の磁性面133を一対の磁性体112,112間に進入するように回転する。このとき、一対の磁性体112,112と対面する偏心回転板132の磁性面133,133は、それぞれ、同極となるので、磁力の反発力が生じて、図7(a)に示すように、一対のアーム部111,111間の距離が伸長されることとなる。
一対のアーム部111,111間が離れると、一対の連結ピン123,123についても、ガイド溝にガイドされて、中心角度に応じて遠のき、その2点間距離も伸長される。このように、一対のアーム部111,111間の距離が伸長されるタイミングとなると、偏心回転板132は、偏心回転板132の磁性面133を一対の磁性体112,112間から退出するように回転させられる。これにより、磁石の反発力は解消されるとともに、異極同士が対向配置された磁性体112,112によって吸引力が生じ、一対のアーム部111,111は引き合うこととなる。そして、この動作が連続で行われる。
なお、一対のアーム部111,111間には、弾性体113を備えているので、弾性体の付勢力によっても、一対のアーム部111,111の2距離間は伸縮させるようになっている。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、偏心回転板132は表裏に一対の磁性体112,112それぞれの対向面の磁極に対して同極となる一対の磁性面133,133を有しているので、後輪13の回転に合わせて、アーム111,111間の距離が短縮されるタイミングで偏心回転板132を一対の磁性体112,112間に進入させることで磁力の反発力が生じる。また、一対の磁性体112,112間の距離が伸長されるタイミングで偏心回転板132を一対の磁性体112,112間から退出させることで、異極同士が対向配置された一対の磁性体112,112には吸引力が生じる。この結果、磁性体112,112による吸引力と反発力とを連続的に生じさせることができるので、後輪13の回転に弾みを付けることができ、一時的にはペダルを漕ぐ労力を軽減させることができる
また、本実施形態によれば、弾性体113の付勢力によっても、一対のアーム部111,111の距離間は伸縮させるようになっているので、一対のアーム部111,111の距離間が適度に保つことができる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、吸引部110として、一対のアーム部111,111を用い、2つの磁性体による吸引力及び反発力によって車輪の回転に弾みを付ける構成としたが、本実施形態では、吸引部210として、円筒状の側面に磁性体を多数配置させ、磁性体による吸引力及び反発力を発生させることを要旨とする。
図8及び図9は、第2実施形態に係る回転補助機構200の構成を分解した状態を示す斜視図であり、図10は、第2実施形態に係る回転補助機構の構成を示す側面図であり、図11は、その上面図であり、図12は、その正面図である。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
図8及び図9に示すように、回転補助機構100は、車軸21及び後輪13の回転に弾みを付ける機構であって、磁石の吸引力を利用して車軸21を介して後輪13に回転力を付与する吸引部210と、吸引部210を駆動させる磁性体駆動部としての車軸21及び係止部250と、吸引部210の吸引力に強弱を付けるための遮蔽部230と、遮蔽部230を周期的に駆動させる遮蔽駆動部240とを備えている。本実施形態においても、磁性体駆動部及び遮蔽駆動部240の動力源は、後輪13の回転軸である車軸21であり、車軸21の回転力は、磁性体駆動部に対しては係止部250を介して内輪部210aに伝達され、遮蔽駆動部240に対しては回転体242に直接伝達される。
吸引部210は、異極同士を対向配置させた一対の磁性体213,215を有する駆動部であり、本実施形態では、外側面に磁性体213が複数配置された円筒状の内輪部210aと、内輪の外側に嵌装され、その内側面に磁性体215が複数配置された円筒状の外輪部210bとを有している。
内輪部210aは、円盤状のホイール部212を基体とし、このホイール部212の中央に中心孔211を有しており、ホイール部212は、中心孔211に挿通される車軸21に固着され、車軸21とともに回転可能となっている。詳述すると、ホイール部212の外側面には係止部250と同形状の凹部252が形成されており、車軸21に螺合された係止部250が凹部252に嵌合され、ホイール部212と係止部250が一体化されて、車軸21の回転力がホイール部212に伝達されるようになっている。そして、内輪部210aは、ホイール部212を、後輪13の回転によって車軸21を中心として回転させることにより、外側面に配置させた磁性体213を外輪部210bに対して相対移動させる。
一方、外輪部210bは、有底の円筒状をなすハウジング部218を備え、このハウジング部218は、底面部の中央に、車軸21が挿通される中心孔217を有し、後輪13の回転からは切離された構造となっている。具体的に、外輪部210bのハウジング部218は、自転車の後端部9に固定されたフレーム部材214,214が両側部に連結されて、自転車の本体に対して固定され、車軸21は中心孔217内で空転し、後輪13の回転は伝達されないようになっている。また、外輪部210bは、内輪部210aを収容するように、外側に開口部分を有した中空となっており、ハウジング部218の内側面には、多数の磁性体215が環状に配列されており、ハウジング部218底面の周縁には、その磁性体215の配列に対応させて多数の遮蔽孔216が環状に配列されている。そして、ハウジング部218は、フレーム部材214によって、自転車の車体に固定されている。
磁性体駆動部は、本実施形態では、車軸21及び係止部250により構成され、後輪13の回転により一対の磁性体213,215間の距離を所定の周期で変化させる駆動機構である。具体的には、後輪13の車軸21とともに係止部250が回転し、その係止部250により回転されるホイール部212を備えている。この回転体であるホイール部212は、車軸21と連結された円柱状の部材であり、上述したように、内輪部210aを軸支している。そして、後輪13の回転によってホイール部212が回転されることで内輪部210aを、外輪部210bに対して回転させるようになっている。なお、ハウジング部218とホイール部212は近接しているが、ベアリングやその他の滑動機構(図示せず)によって相互に縁切りされており、ホイール部212の回転力が、ハウジング部218に伝達されないようになっている。
遮蔽部230は、内輪部210aの外側面と、外輪部210bの内側面との間に突出片231を進退可能に配置した構造であり、円盤形状に複数の突出片231が遮蔽孔216に向かって突出している。この突出片231は、その表裏に磁性面234が配置されている。なお、この表裏の磁性面234は、各々異なる極性を外方に向けて配置されている。
遮蔽駆動部240は、所定の周期に合わせて、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の異極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間に進入させるとともに、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の同極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間から退出させる駆動機構である。具体的に、遮蔽駆動部240は、円柱形状をなした回転体242と、4本の連結ピン241とで構成されている。
回転体242は、車軸21に連結された筒状の部材であり、機構を保護する円盤状のフランジ240aを有しており、車軸21に固着され、車軸21に追従して回転するようになっている。また、回転体242の外周面には、ガイド溝243が刻設され、回転体242の回転力を、遮蔽部230の前後運動に変換する円筒溝カムが構成されている。具体的に、このガイド溝243は、サインカーブを無端状の輪にした形状をなしており、外輪部210bまでの距離が、車軸21上の位置によって変化するようになっている。そして、ガイド溝243上の点であって車軸21を挟んだ対称位置にある4点は車軸21上の位置に応じて、外輪部210bまでの距離が伸縮されるようになっている。
また、4本の連結ピン241は、遮蔽部230の基台233から突出される棒状の部材であり、本実施形態では、突出片231が突出される面とは反対側の面から突出している。基台233は、円盤状の板部材であり、中央に車軸21が挿通される中心孔232が表裏に貫通して形成され、連結ピン241を通じて回転体242に軸支されている。この中心孔232は、車軸21の直径よりも大きめの内径を有しており、この中心孔232内において車軸21が空転され、車軸21の回転は基台233側に伝達されず、車軸21の軸方向にのみ前後に、連結ピン241及び突出片231とともに摺動されるようになっている。
そして、4本の連結ピン241は、上述したガイド溝243上において、車軸21を中心とした同心円状の4点に対応した位置に差し込まれており、回転体242の回転に応じて、連結ピン241がガイド溝243にガイドされ、これにより遮蔽部230を外輪部210bに対して近づけたり遠ざけたりして、所定の周期で突出片231を、一対の磁性体213,215との間から進退させるようになっている。
具体的には、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の異極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間に進入させるとともに、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の同極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間から退出させるようになっている。
(回転補助機構の動作)
このような構成の回転補助機構200の動作について、以下に説明する。図13は、第2実施形態に係る回転補助機構が動作した状態の前後を示す斜視図であり、図14は、第2実施形態に係る対向する磁性体の位置関係を示す説明図である。
先ず、自転車10のペダル18を漕ぐことにより自転車10の後輪13が回転する。この後輪13の回転は、遮蔽駆動部240及び磁性体駆動部220に伝達される。吸引部210では、後輪13が回転すると、後輪13の車軸21と連結されているホイール部212も車軸21を中心として回転する。このホイール部221は、ナットなどの係止部250によって車軸21に固着されており、ホイール部212による回転によって、外側面に配置させた磁性体213を外輪部210bに対して相対移動させる。このとき、外輪部210b側のハウジング部218と、内輪部210a側のホイール部212とは相互に縁切りされており、ホイール部212の回転力がハウジング部218側に伝達されないようになっている。
一方、遮蔽駆動部240は、この回転に合わせて、回転体242の回転力を、突出片231の前後運動に変換する。具体的に、遮蔽駆動部240は、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の異極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間に進入させる。
この突出片231の進入運動は、先ず、後輪13の回転に合わせて車軸21に軸支された回転体242を回転させる。回転体242にはガイド溝243が刻設され、このガイド溝243に4本の連結ピン241が車軸21を挟んだ対称位置にある2点に対応した位置に差し込まれているため、回転体242が回転すると、図13(a)に示すように、このガイド溝243に差し込まれた4本の連結ピン241は、ガイド溝243にガイドされて、外輪部210bまでの距離が伸縮される。
そして、外輪部210bまでの距離が近づくと、4本の連結ピン241に連結された基台233も、外輪部210b側へ移動する。そうすると、図13(b)に示すように、遮蔽部230の突出片231は、遮蔽孔216に挿通され、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との間に進出する。
この際、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との位置関係は、図14(b)に示すように、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の異極の磁性体215が接近するような配置となっている。
そのため、このタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間に進入させると、図14(b)に示すように、磁性体213及び磁性体215と対面する、突出片231の磁性面234は、同極となるので磁力の反発力が生じる。
一方、遮蔽駆動部240は、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の同極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間から退出させる。
この突出片231の退出運動は、回転体242が回転すると、図13(a)に示すように、このガイド溝243に差し込まれた4本の連結ピン241は、ガイド溝243にガイドされて、外輪部210bまでの距離が伸長される。そして、外輪部210bまでの距離が遠のくと、4本の連結ピン241に連結された遮蔽部230についても、外輪部210b側への距離は遠くなる。そうすると、図13(a)に示すように、遮蔽部230の突出片231は、遮蔽孔216から抜け出され、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との間から退出する。この際、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との位置関係は、図14(a)に示すように、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の同極の磁性体215が接近するような配置となっている。
そのため、このタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間から退出させると、図14(a)に示すように、同極の磁性体213及び磁性体215とが対面することとなり、磁力の反発力が生じる。そして、この動作が連続で行われる。
(作用効果)
このような本実施形態によれば、遮蔽部230は、その表裏に磁性面234が配置された複数の突出片231を備えているので、後輪13の回転に合わせて内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の異極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間に進入させることで磁力の反発力が生じさせる。また、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の同極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間から退出させることで、異極同士が対向配置された一対の磁性体213,215には吸引力が生じる。
この結果、磁性体213,215による吸引力と反発力とを連続的に生じさせることができるので、後輪13の回転に弾みを付けることができ、一時的にはペダルを漕ぐ労力を軽減させることができる特に、本実施形態によれば、吸引部210として、円筒状の側面に磁性体213,215を多数配置させているので、より強力に磁性体による吸引力及び反発力が発生される。
[第3実施形態]
次いで、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、上述した回転補助機構を含むとともに、回転駆動力を発生させる動力源を備えた回転動力機構であって、第2実施形態に係る回転補助機構を、動力源である電動機により駆動される扇風機に適用した場合を例に説明する。図16(a)及び(b)は、扇風機の全体構成を示す斜視図であり、図17(a)及び(b)は、扇風機の回転補助機構を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施形態において、上述した各実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
図16(a)及び(b)に示すように、回転補助機構200aを備える扇風機30は、床面等の載置面に載置するための基台34と、該基台34に立設される支柱33と、内部に、動力源であるモーター37と回転補助機構200aを備えるモーター収納部35と、モーター37の回転軸21aに装着されるファン32と、該ファン32を取り囲むように、モーター収納部35に装着されるガード31とで構成される。
基台34は、扇風機30の転倒を防止するために、上下に薄い板状に形成されている。基台34の上面には、操作キー等を備えた操作部34aが配設されている。また、基台34には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部が内蔵されており、制御部は、操作部34aの操作に基づいて、扇風機の運転(モーター37の駆動等)を制御する。なお、操作部34aは基台34から取り外し可能な、いわゆるリモコン形式であってもよい。
支柱33は、基台34の上面から上方へ立設され、上下方向に伸縮自在に構成されている。また、図示していないが、支柱33には、ファン32を任意の方向に首振り運動させるための首振り機能を備えている。そして、この支柱33の上端に、モーター収納部35が配設されている。
モーター収納部35は、内部にモーター37と、本発明に係る回転補助機構200aとを収納する内部中空の筒状部材であり、プラスチック等の合成樹脂、金属部材等から形成されている。モーター収納部35の前面からは、図17(a)及び(b)に示すように、内部に配置されたモーター37の回転軸21a(図8で示した回転軸21に相当。)が突出されており、この回転軸21aがモーター37から発生した駆動力をファン32に伝達する連結部として機能を有している。また、モーター収納部35のガード31側には、ガード31の連結部分31cと嵌合される嵌合部材が形成されている。
ガード31は、プラスチック等の合成樹脂、金属部材等により籠状に形成されており、モーター収納部35の嵌合部に連結部分31cが嵌合してファン32の後側を覆う後部ファンガード31aと、該後部ファンガード31aに係合され、ファン32の前面を覆う前部ファンガード31bとで構成されている。ファン32は、回転軸21aの軸上に設けられ、回転軸21aに軸支される基部32bと、基部32bの側部から周方向に延びた複数の羽根板32aとから形成されており、回転軸21aの回転によって複数の羽根板32aが回転して気流を発生させている。
次いで、モーター収納部35内部に収納されるモーター37及び回転補助機構200aについて説明する。図17(a)及び(b)に示すように、本実施形態では、ファン32とモーター37との間に回転補助機構200aが配置されるようになっている。
モーター37は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する一般的な電動機であって、基台34から延設される電源コード37a等を介して、商用電源から電力が供給されることで、回転軸21aを回転させて、ファン32を回転駆動させる。また、モーター37は、基台34内の操作部34aと電気的に接続されており、操作部34aからの信号に応じて駆動を開始又は停止したり、回転力を変化させている。なお、本実施形態において、モーター37は、図17に示すように、支柱33から延設された支持板36aによって支持されるようになっている。
回転補助機構200aは、モーター37の回転軸21a上に設けられ、ファン32の回転に弾みを付ける機構である。本実施形態においては、図8で示したように、磁石の吸引力を利用してファン32に回転力を付与する吸引部210と、吸引部210を駆動させる磁性体駆動部としての回転軸21a(図8における回転軸21)と、吸引部210の吸引力に強弱を付けるための遮蔽部230と、遮蔽部230を周期的に駆動させる遮蔽駆動部240とを備えている。
本実施形態では、モーター37から延びた回転軸21aが、内輪部210aの中心孔211、外輪部210bの中心孔217、遮蔽部230の中心孔232、遮蔽駆動部240の中心孔をそれぞれ貫通しており、内輪部210aのホイール部212と、遮蔽駆動部240の回転体242とは、回転軸21aに連結されており、回転軸21aの回転力が直接伝達されるようになっている。一方、外輪部210bは、支柱33の正面から突出した支持板36bによって支持され、回転軸21aは中心孔217内で空転し、回転軸21aの回転力は伝達されないようになっている。
そして、本実施形態では、吸引部210がモーター37側に配置され、遮蔽駆動部240がファン32側となるように配置されている。なお、回転補助機構200aの他の構成は、上述した第2実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
このような構成を有する回転補助機構200aは、モーター37が回転軸21aを回転させると、モーター37の回転軸21aと連結されているホイール部212も回転軸21aを中心として回転する。このホイール部221は、回転軸21aに固着されており、ホイール部212による回転によって、外側面に配置させた磁性体213を外輪部210bに対して相対移動させる。このとき、外輪部210b側のハウジング部218と、内輪部210a側のホイール部212とは相互に縁切りされており、ホイール部212の回転力がハウジング部218側に伝達されないようになっている。
一方、遮蔽駆動部240は、この回転に合わせて、回転体242の回転力を、突出片231の前後運動に変換する。具体的に、遮蔽駆動部240は、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の異極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間に進入させる。
この突出片231の進入運動は、先ず、モーター37の回転に合わせて回転軸21aに軸支された回転体242を回転させる。回転体242にはガイド溝243が刻設され、このガイド溝243に4本の連結ピン241が回転軸21aを挟んだ対称位置にある2点に対応した位置に差し込まれているため、回転体242が回転すると、図17(a)及び(b)に示すように、このガイド溝243に差し込まれた4本の連結ピン241は、ガイド溝243にガイドされて、外輪部210bまでの距離が伸縮される。
そして、図17(b)に示すように、外輪部210bまでの距離が近づくと、4本の連結ピン241に連結された基台233も、外輪部210b側へ移動する。そうすると、図17(b)に示すように、遮蔽部230の突出片231は、遮蔽孔216に挿通され、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との間に進出する。
この際、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との位置関係は、図14(b)に示すように、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の異極の磁性体215が接近するような配置となっている。
そのため、このタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間に進入させると、図14(b)に示すように、磁性体213及び磁性体215と対面する、突出片231の磁性面234は、同極となるので磁力の反発力が生じる。
一方、遮蔽駆動部240は、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の同極の磁性体215が接近するタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間から退出させる。
この突出片231の退出運動は、回転体242が回転すると、図17(a)に示すように、このガイド溝243に差し込まれた4本の連結ピン241は、ガイド溝243にガイドされて、外輪部210bまでの距離が伸長される。
そして、外輪部210bまでの距離が遠のくと、4本の連結ピン241に連結された遮蔽部230についても、外輪部210b側への距離は遠くなる。そうすると、図17(a)に示すように、遮蔽部230の突出片231は、遮蔽孔216から抜け出され、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との間から退出する。
この際、内輪部210a側の磁性体213と、外輪部210b側の磁性体215との位置関係は、図14(a)に示すように、内輪部210a側の磁性体213に対して、外輪部210b側の同極の磁性体215が接近するような配置となっている。
そのため、このタイミングで、突出片231の磁性面234を、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の磁性体215との間から退出させると、図14(a)に示すように、同極の磁性体213及び磁性体215とが対面することとなり、磁力の反発力が生じる。その後、このような動作が連続で行われる。
このように電源を入れて電力が導入されると回転補助機構200aにおいても、磁力の吸引力及び反発力によって回転軸21aに弾みが付けられて回転軸21aに軸支されたファン32も同様に回転に弾みが付けられる。これにより、電源が切られても回転補助機構200aの働きによりファン32の回転は継続される。ここで、ファン32の回転は徐々に弱まり、やがて停止するが、停止する前に再度電源を入れて回転補助機構200aを作動させることで、再度ファン32を回転させ、その後、ある程度回転が回復したら電源は切る。このような動作を繰り返すことで、一時的にはファン32の回転力を維持しつつ、一時的には使用電力を節約させることができる。
この際、本実施形態では、回転軸21a及びファン32の回転力が殆ど弱まり停止する前に電源を入れるようにして、ファン32を一定の速度で回転するようになっている。この制御は、例えば、制御部によって一定間隔で電源のオン/オフを制御するようにしてもよく、また、例えば、回転力を検知するセンサーを内部に設け、そのセンサーからの信号に応じて、ファン32の回転数が維持されるように制御部で制御してもよい。
(作用・効果)
このような第3実施形態によれば、ファン32とモータ37との間に回転補助機構200aを備えるとともに、モーター37から発生した駆動力をファン32に伝達させる連結部として、回転軸21aを備えているため、この回転軸21aに駆動力が伝達された際、回転補助機構200aは作動して、磁性体による吸引力と反発力とが連続的に生じ、ファン32の回転に弾みを付けることができる。これにより、扇風機30の電源が切られても回転補助機構200aの働きにより、一時的にはファン32の回転力を維持することができ、一時的には消費電力を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、磁性体213,215による吸引力と反発力とによって、回転軸21aの回転動作に変化をもたせることができ、例えば、動作に「ゆらぎ」などの不規則性を加えることができる。この結果、本実施形態によれば、送風される風に強弱をもたせることができる。
[第4実施形態]
次いで、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、第3実施形態で説明した回転動力機構をエスカレータに適用した場合について説明する。図18(a)は、第4実施形態に係るエスカレータ40を側面より示す模式図であり、同図(b)は、第4実施形態に係るドライブユニットを上部より示す模式図である。
本実施形態に係るエスカレータ40は、図18(a)に示すように、移動手摺46と、踏板48と、ステップチェーン42と、上部スプロケット45を含んだドライブユニット41と、下部スプロケット43と、制御部44を含んで構成される。
移動手摺46は、エスカレータ40を利用する乗客が手を添え又は掴まる部分である。移動手摺46は長手方向の両端部を接合して無端状となっている。ステップチェーン42は、上部スプロケット45と下部スプロケット43との間に巻き掛けて取り付けられる無端状のチェーンであって、ドライブユニット41からの駆動力によって循環駆動される。
下部スプロケット43は、下方側の乗降口部49aに設けられる歯車であり、上部スプロケット45と協働してステップチェーン42を循環駆動させる。踏板48は、乗客が一人又は二人乗れる程度の大きさを有し、ステップチェーン42に沿って無端状に配置され、各々がステップチェーン42に連結されてステップチェーン42に伴って循環移動するとともに、上部に乗客を乗せる踏面を有するステップ部材である。この踏板48は、エスカレータ40が運転状態のときは、複数の踏板48の踏板面が水平な状態を保ちつつ循環駆動される。また、踏板48にはスリップ防止のための溝が複数設けられている。
制御部44は、マイクロコンピュータ等で構成された演算処理装置である。本実施形態において、制御部44は、ドライブユニット41に対して運転指令を与えて、エスカレータ40の踏板48を所定の速度範囲内で移動させるように運転し、或いは踏板48の移動を停止させる機能を有する。また、制御部44は、エスカレータ40を踏板48の移動方向が上方側から下方側に移動する方向となる降りエスカレータ、或いは踏板48の移動方向が下方側から上方側に移動する方向となる昇りエスカレータとなるように制御する。また、制御部44は、踏板48の移動速度が指令した所定の速度範囲内の速度に入っているか否か、及び踏板48の移動方向が指令した方向と一致しているか否かを判断する機能を有する。なお、本実施形態におけるエスカレータ40には、図示していないが、ブレーキ機能、減速機能、自走防止機能等についても備えているものとする。
ドライブユニット41は、図18(b)に示すように、上部スプロケット45と、モーター37bと、上部スプロケット45とモーター37bとを連結する連結部47とを有している。
上部スプロケット45は、上方側の乗降口部49bに設けられる駆動歯車であり、モーター37bからの回転駆動が連結部47を介して伝達されることで回転し、下部スプロケット43と協働してステップチェーン42を循環駆動する。
モーター37bは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する一般的な電動機であって、図示しない電源から電力が供給されることで、外部に突出した回転軸21bを回転駆動させる装置である。
そして、本実施形態においては、モーター37bの回転軸21bが上部スプロケット45の中心軸と連結されており、上部スプロケット45とモーター37bとを連結する連結部47として機能している。そして、この回転軸21bに回転補助機構200bが設けられている。
本実施形態の回転補助機構200bは、上述した第3実施形態と同様な構成となっている。すなわち、回転補助機構200bは、磁石の吸引力を利用してファン32に回転力を付与する吸引部210と、吸引部210を駆動させる磁性体駆動部としての回転軸21aと、吸引部210の吸引力に強弱を付けるための遮蔽部230と、遮蔽部230を周期的に駆動させる遮蔽駆動部240とを備えている。
そして、モーター37bから延びた回転軸21bが、内輪部210aの中心孔211、外輪部210bの中心孔217、遮蔽部230の中心孔232、遮蔽駆動部240の中心孔をそれぞれ貫通しており、内輪部210aのホイール部212と、遮蔽駆動部240の回転体242とは、回転軸21bに連結されており、回転軸21bの回転力が直接伝達されるようになっている。一方、外輪部210bは、図示しない支持部材によって支持され、回転軸21bは中心孔217内で空転し、回転軸21bの回転力は伝達されないようになっている。
また、本実施形態では、吸引部210はモーター37b側に配置され、遮蔽駆動部240は上部スプロケット45側となるように配置されている。なお、回転補助機構200bの他の構成、及び動作は、上述した第2実施形態及び第3実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
このようなエスカレータ40では、モーター37bに電源が入れられて回転すると、回転補助機構200bによって、回転軸21bに弾みが付けられ、その弾みが付いた回転力は上部スプロケット45に伝達される。そして、上部スプロケット45は、下部スプロケット43と協働してステップチェーン42を循環駆動することで、エスカレータ40全体が駆動するようになっている。その後は、電源のオン/オフを繰り返すことで、上部スプロケット45の回転数を一定に維持させつつ駆動させる。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、モータ37bと上部スプロケット45との間に回転補助機構200bを設けるとともに、モーター37bから発生した駆動力を上部スプロケット45に伝達させる連結部47として、回転軸21bを備えているため、この回転軸21bに駆動力が伝達された際、回転補助機構200bの磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸21bの回転に弾みを付けて上部スプロケット45を回転させることができる。そして、上述した第3実施形態ど同じ仕組みで、一時的には消費電力を低減させることができる。
[第5実施形態]
次いで、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、上述した第3実施形態で説明した回転動力機構をベルトコンベアに適用した場合を例に説明する。図19は、第4実施形態に係るベルトコンベアを示す模式図である。
本実施形態に係るベルトコンベア50は、駆動ローラ51及び従動ローラ52と、一対のローラ51,52に無端状に巻き掛けられた搬送ベルト53とを備えており、駆動ローラ51及び従動ローラ52及び搬送ベルト53がコンベアフレーム54により支持されている。
コンベアフレーム54は、丸形鋼管、L形鋼、H形鋼等の複数の骨組材を組み合わせた骨組構造体として構成されるものである。コンベアフレーム54は、これを構成する骨組材として、搬送ベルト53の左右両側においてその搬送ベルト53の走行方向に沿って配設された弦材54aと、左右の弦材54a間に架設された横繋ぎ材とを少なくとも有している。また、コンベアフレーム54は、上方に位置する搬送ベルト53を下方から支持する支持板54bが弦材54aに支持されて有するとともに、コンベアフレーム54自体は、床面から立設された柱材55により支持されている。
そして、本実施形態においては、一方の駆動ローラ51にモーター37cが連結部56を介して連結されており、モーター37cからの回転駆動が連結部56を介して駆動ローラ51に伝達されることで搬送ベルト53を循環駆動させている。
モーター37cは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する一般的な電動機であって、図示しない電源から電力が供給されることで、外部に突出した回転軸21cを回転駆動させている。また、このモーター37cには、図示していないCPU等である制御部が電気的に接続されており、モーター37の駆動開始、停止や、回転数などが制御されている。
そして、本実施形態においては、上述したエスカーレーター40と同様に、モーター37cの回転軸21cがローラ51の中心軸上に延設されて、駆動ローラ51と連結されており、回転軸21cが駆動ローラ51とモーター37cとを連結する連結部56として機能している。そして、この回転軸21cに回転補助機構200cが設けられている。
本実施形態の回転補助機構200cは、上述した第2及び第3実施形態と同様な構成となっている。すなわち、回転補助機構200cは、磁石の吸引力を利用してファン32に回転力を付与する吸引部210と、吸引部210を駆動させる磁性体駆動部としての回転軸21aと、吸引部210の吸引力に強弱を付けるための遮蔽部230と、遮蔽部230を周期的に駆動させる遮蔽駆動部240とを備えている。
そして、モーター37cから延びた回転軸21cが、内輪部210aの中心孔211、外輪部210bの中心孔217、遮蔽部230の中心孔232、遮蔽駆動部240の中心孔をそれぞれ貫通しており、内輪部210aのホイール部212と、遮蔽駆動部240の回転体242とは、回転軸21cに連結されており、回転軸21cの回転力が直接伝達されるようになっている。一方、外輪部210bは、図示しない支持部材によって支持され、回転軸21cは中心孔217内で空転し、回転軸21cの回転力は伝達されないようになっている。
そして、本実施形態では、吸引部210がモーター37c側に配置され、遮蔽駆動部240がローラ51側となるように配置されている。なお、回転補助機構200cの他の構成、及び動作は、上述した第2実施形態及び第3実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
このようなベルトコンベア50では、モーター37cに電源が入れられて回転すると、回転補助機構200cによって、回転軸21cに弾みが付けられ、その弾みが付いた回転力は駆動ローラ51に伝達される。そして、駆動ローラ51は、従動ローラ52と協働して搬送ベルト53を循環駆動することで、ベルトコンベア50全体が駆動するようになっている。その後は、電源のオン/オフを繰り返すことで、ベルトコンベア50の回転数を一定に維持させつつ駆動させる。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、モーター37cから発生した駆動力を駆動ローラ51に伝達させる連結部として、回転軸21cを備えているため、この回転軸21cに駆動力が伝達された際、回転補助機構200cの磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸21cの回転に弾みを付けて駆動ローラ51を回転させることができる。そして、上述した第3実施形態ど同じ仕組みで、一時的には消費電力を低減させることができる。
[第6実施形態]
次いで、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、上述した第3実施形態で説明した回転動力機構を、被混練材料を撹拌する混練装置に適用した場合を例に説明する。図20は、第6実施形態に係る混練装置を示す模式図である。
本実施形態に係る混練装置60は、被混練材料を内部に収納するハウジング61と、ハウジング61内に回転可能に支持されてその外周にパドルやスクリュ等の撹拌手段63が形成されたシャフト62と、シャフト62に駆動力を伝達するモーター37dとを備えている。
本実施形態において、ハウジング61は上面が開口し、有底の容器であり、ハウジング61を形成する素材としては、金属部材、合成樹脂、木材など種々選択可能である。シャフト62は、ハウジング61の上部開口からハウジング61内に延設されており、ハウジング61内に位置する部分に撹拌手段63が形成されている。一方、シャフト62の上部には連結部64を介してモーター37dが連結されており、モーター37dからの回転駆動が連結部64を介してシャフト62に伝達されることで撹拌手段63を回転させて、ハウジング内の被混練材料を混ぜ合わすようになっている。
本実施形態においては、モーター37dの回転軸21dがシャフト62と連結されており、この回転軸21dがシャフト62とモーター37dとを連結する連結部64として機能している。そして、この回転軸21dに回転補助機構200dが設けられている。モーター37dには、図示していないCPU等である制御部が電気的に接続されており、モーター37の駆動開始、停止や、回転数などが制御されている。
本実施形態の回転補助機構200dは、上述した第2実施形態及び第3実施形態と同様な構成となっている。すなわち、回転補助機構200dは、磁石の吸引力を利用してファン32に回転力を付与する吸引部210と、吸引部210を駆動させる磁性体駆動部としての回転軸21aと、吸引部210の吸引力に強弱を付けるための遮蔽部230と、遮蔽部230を周期的に駆動させる遮蔽駆動部240とを備えている。
そして、モーター37dから延びた回転軸21dが、内輪部210aの中心孔211、外輪部210bの中心孔217、遮蔽部230の中心孔232、遮蔽駆動部240の中心孔をそれぞれ貫通しており、内輪部210aのホイール部212と、遮蔽駆動部240の回転体242とは、回転軸21dに連結されており、回転軸21dの回転力が直接伝達されるようになっている。一方、外輪部210bは、図示しない支持部材によって支持され、回転軸21dは中心孔217内で空転し、回転軸21dの回転力は伝達されないようになっている。
また、本実施形態では、吸引部210はモーター37d側に配置され、遮蔽駆動部240はシャフト62側となるように配置されている。なお、回転補助機構200dの他の構成、及び動作は、上述した第2実施形態及び第3実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
このような混練装置60では、モーター37dに電源が入れられて回転すると、回転補助機構200dによって、回転軸21dに弾みが付けられ、その弾みが付いた回転力はシャフト62に伝達される。そして、シャフト62が回転することで、撹拌手段63が回転してハウジング61内の被混練材料を混ぜ合わせるようになっている。その後は、電源のオン/オフを繰り返すことで、シャフト62の回転数を一定に維持させつつ駆動させる。
(作用・効果)
このような本実施形態では、モーター37dから発生した駆動力を撹拌手段63に伝達させる連結部64として、回転軸21dを備えているため、この回転軸21dに駆動力が伝達された際、回転補助機構200dによって磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じさせて回転軸21dの回転に弾みを付けることができる。そして、上述した第3実施形態ど同じ仕組みで、一時的には消費電力を低減させることができる。
なお、本実施形態において、被混練材料としては、粉末、液体など種々の素材を用いることができる。また、混練装置60のサイズ及び形状としては、本実施形態に限定されるものではなく、種々変更可能である。
[第7実施形態]
次いで、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態では、上述した第3実施形態で説明した回転動力機構を、例えば、理美容院などの店舗の入口先に取付けられ、外周に例えば、赤、青、白の縞模様が形成された回転筒を回転させることにより、理美容院が存在することをアピールするためのサインポールに適用した場合を例に説明する。図21は、第7実施形態に係る混練装置を示す模式図である。
本実施形態に係る回転補助機構200aを備えるサインポール70は、床面等の載置面に載置するための基台72と、基台72上部に立設された透明な外筒71と、基台72に対して回転自在に軸支され、該外筒71内で回転する回転筒73とから構成される。
外筒71は、例えば、アクリル系樹脂等の透明な筒部材であり、防水性を有している。回転筒73は、プラスチックなどで形成された筒部材であり、外周面に赤、青、白の縞模様が形成されている。この回転筒73は、半透明の部材で形成され、その内側には照明灯が設けられており、照明灯が点灯することで、照明灯の光が回転筒73を透過して外部を照らすようになっている。なお、回転筒73は、長方形や正方形など方形断面の部材を用いても良い。
基台72は、転倒を防止するために板状の台が形成され、その上部に外筒71を固定するとともに、内部に動力源であるモーター37eと回転補助機構200eとを収納する収納部72aが形成されている。
モータ37eは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する一般的な電動機であって、収納部72aに固定され、外部から延設される電源コード等(図示せず)を介して、商用電源から電力が供給されることで、回転軸21eを回転させて回転筒73を回転駆動させる。また、モーター37eは、基台72内に設置された制御回路からの信号に応じて駆動を開始又は停止する。なお、本実施形態において、モーター37eは、図21に示すように、基台72によって支持されるようになっている。
回転補助機構200eは、モータ37eと回転筒73との間に配置され、回転筒73の回転に弾みを付ける機構である。本実施形態の回転補助機構200eは、上述した第2実施形態及び第3実施形態と同様な構成となっている。すなわち、回転補助機構200eは、モーター37eの回転軸21e上に設けられており、磁石の吸引力を利用して回転筒73に回転力を付与する吸引部210と、吸引部210を駆動させる磁性体駆動部としての回転軸21aと、吸引部210の吸引力に強弱を付けるための遮蔽部230と、遮蔽部230を周期的に駆動させる遮蔽駆動部240とを備えている。
そして、モーター37eから延びた回転軸21eが、内輪部210aの中心孔211、外輪部210bの中心孔217、遮蔽部230の中心孔232、遮蔽駆動部240の中心孔をそれぞれ貫通しており、内輪部210aのホイール部212と、遮蔽駆動部240の回転体242とは、回転軸21eに連結されており、回転軸21eの回転力が直接伝達されるようになっている。一方、外輪部210bは、基台72によって支持され、回転軸21eは中心孔217内で空転し、回転軸21eの回転力は伝達されないようになっている。
また、本実施形態では、吸引部210は、モーター37e側に配置され、遮蔽駆動部240はシャフト62側となるように配置されている。なお、回転補助機構200eの他の構成、及び動作は、上述した各実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
このようなサインポール70では、モーター37eに電源が入れられて回転すると、回転補助機構200eによって、回転軸21eに弾みが付けられ、その弾みが付いた回転力は回転筒73に伝達される。その後、そして、回転筒73が回転することで、外周表面の赤、青、白の縞模様が上昇する(または下降する)ような感じを看者に与える。その後は、電源のオン/オフを繰り返すことで、回転筒73の回転を維持させる。
(作用・効果)
このような本実施形態では、モータ37eと回転筒73との間に回転補助機構200eを備えるとともに、モーター37eから発生した駆動力を回転筒73に伝達させる連結部として、回転軸21eを備えているため、この回転軸21eに駆動力が伝達された際、回転補助機構200eが作動して、磁性体による吸引力と反発力とを連続的に生じ、回転筒73の回転に弾みを付けることができる。そして、上述した第3実施形態ど同じ仕組みで、一時的には消費電力を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、磁性体213,215による吸引力と反発力とによって、回転筒73の回転動作に変化をもたせることができ、例えば、動作に「ゆらぎ」などの不規則性を加えることができる。この結果、本実施形態によれば、赤、青、白の縞模様の上昇動作、又は下降動作に不規則性の変化をもたせることができ、デザイン性を持たせることができる。
[第8実施形態]
次いで、本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態では、上述した第3〜第7実施形態に示した回転補助機構において、磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、駆動力発生部における回転駆動力の発生を断続的に入切させる制御部を設けたことを要旨とする。具体的には、上述した第3〜第7実施形態における制御部によって、各回転補助機構の磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、モーター37〜37eへの電流を断続的に入切させ、回転補助機構の遮蔽駆動部140,240の動作と同期させることを要旨とする。
例えば、第2実施形態の遮蔽駆動部240では、内輪部210a側の磁性体213と外輪部210b側の異極の磁性体215が吸引力により接近するタイミングで、モーター37〜37eに電流を流して回転駆動させて、突出片231を内輪部210aの磁性体213と外輪部210bの磁性体215との間に進入させる。一方、突出片231が内輪部210aの磁性体213と外輪部210bの磁性体215との間に進入し、磁性体に反発力が生じたタイミングでモーター37〜37eへの電流を切り、磁性体による反発力及び回転運動の慣性力により動作を継続させる。
また、例えば、第1実施形態の遮蔽駆動部140では、一対の磁性体112,112間に吸引力が生じて偏心回転板132が一対の磁性体112,112間に進入するタイミングでモーター37〜37eに電流を流して回転駆動させる。一方、偏心回転板132が一対の磁性体112,112間に進出して、反発力が生じたタイミングでモーター37〜37eへの電流を切り、磁性体による反発力及び回転運動の慣性力により動作を継続させる。
このような本実施形態によれば、遮蔽駆動部140,240の動作と同期して、モーター37〜37eの駆動を断続的に入切しているので、駆動モーターに使用される電力を一時的には低減させることができる。
なお、この上述した例では、磁性体同士に吸引力が生じた際にモーター37〜37eを駆動させ、反発力が生じた際にモーター37〜37eへの電力の供給を切るようにしたが、本発明はこれに限定するものではなく、遮蔽駆動部140,240の動作と同期するように、モーター37〜37eの回転駆動を断続的に入切させればよく、反発力が発生した際にモーター37〜37eを駆動させ、吸引力が発生した際にモーター37〜37eへの電力の供給を断ってもよい。
また、本実施形態では、モーター37〜37eの回転駆動の制御として、制御部により、モーター37〜37eに供給される電流をオン/オフするように電子制御したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、モーター37〜37e内に設けられた整流子及びブラシ等(図示せず)によって、コイルに流れる電流を断続的に供給するようにしてもよい。
[変更例]
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。例えば、図15(a)及び(b)に示すように、連結ピンが差し込まれる平面溝カムや円筒溝カムの形状を変更することができる。具体的には、第1実施形態及び第2実施形態では単純なコサインカーブであった溝カムを図15(a)及び(b)に示すように、変則的な波形が連続する形状の溝カム300又は310とする。この形状は、一対の磁性体を引き離すタイミングではコサインカーブとなり、磁性体が引き合うタイミングでは、溝の幅が広くなっている。すなわち、連結ピンが磁性体の反発力によって移動するガイド溝302,312よりも、連結ピンが磁性体の吸引力によって移動するガイド溝301,311の幅を広くするように構成する。この場合には、溝の幅が広いことで、利用者がペダルを漕ぐ動作に追従することができ、車輪の回転速度の変化によるカムの抵抗を吸収することができる。
また、上述した第3〜第6実施形態では、本発明に係る回転補助機構をモーター37〜37eを用いた各装置に適用した場合を例に説明したが、本発明は、これに限定するものではなく、例えば、アシスト自転車、自動車、電車の他、ドリル等の電動工具、ドライヤー、CD又はDVDの再生装置などの家電機器など、各種電動モーターを用いた装置であれば適用可能である。また、上述した第3〜第6実施形態では、第2実施形態の回転補助機構を適用した場合を例に説明したが、第1実施形態に係る回転補助機構を適用してもよい。
1…車体フレーム
2…ヘッドチューブ
3…ダウンチューブ
4…リヤフォーク
5…シートポスト
6…フロントフォーク
7…前輪
8…ハンドル
9…後端部
10…自転車
11…チェーン
12…ステー
13…後輪
14…クランク軸
15…シート
16…支持軸
17…クランク
18…ペダル
19…駆動スプロケット
20…従動スプロケット
21,21a〜21e…車軸
22…ハブ
37,37b〜37e…モーター
40…エスカレータ
41…ドライブユニット
42…ステップチェーン
43…下部スプロケット
44…制御部
45…上部スプロケット
46…移動手摺
47…連結部
48…踏板
49a…乗降口部
49b…乗降口部
50…ベルトコンベア
51…ローラ
51…駆動ローラ
52…従動ローラ
53…搬送ベルト
54…コンベアフレーム
54a…弦材
54b…支持板
55…柱材
56…連結部
60…混練装置
61…ハウジング
62…シャフト
63…撹拌手段
64…連結部
70…サインポール
71…外筒
72…基台
72a…収納部
73…回転筒
100…回転補助機構
110…吸引部
111,111…アーム部
112,112…磁性体
112a,112a…対向面
113…弾性体
115…回動軸
120…磁性体駆動部
121…回転体
122…平面溝カム
122a…ガイド溝
123,123…連結ピン
130…遮蔽部
131…回転軸
132…偏心回転板
133,133…磁性面
140…遮蔽駆動部
141…歯車
141〜144…ギア部
142…シャフト
143,144…傘歯車
200,200a〜200e…回転補助機構
210…吸引部
210a…内輪部
210b…外輪部
211…中心孔
212…ホイール部
213,215…磁性体
214…フレーム部材
215…磁性体
216…遮蔽孔
218…ハウジング部
220…磁性体駆動部
221…ホイール部
230…遮蔽部
231…突出片
217,232…中心孔
233…基台
234…磁性面
240…遮蔽駆動部
240a…フランジ
241…連結ピン
242…回転体
243…ガイド溝
250…係止部
252…凹部
300,310…溝カム
301,311,302,312…ガイド溝

Claims (10)

  1. 回転軸の回転に弾みを付ける回転補助機構であって、
    異極同士を対向配置させた一対の磁性体を有する吸引部と、
    前記回転軸の回転により前記一対の磁性体間の距離を所定の周期で変化させる磁性体駆動部と、
    対向配置された前記一対の磁性体間に進退可能に配置された遮蔽部と、
    前記所定の周期に合わせて、前記一対の磁性体間の距離が短縮されるタイミングで、前記遮蔽部を前記一対の磁性体間に進入させるとともに、前記一対の磁性体間の距離が伸長されるタイミングで、前記遮蔽部を前記一対の磁性体間から退出させる遮蔽駆動部と、
    を備え、
    前記遮蔽部は、前記一対の磁性体それぞれの対向面の磁極に対して同極となる一対の磁性面を有する
    ことを特徴とする回転補助機構。
  2. 前記吸引部は、前記一対の磁性体をそれぞれ支持するとともに、相互間の距離が伸縮されるように、相対的に揺動される一対のアーム部を有し、
    前記磁性体駆動部は、
    前記回転軸とともに回転する回転体と、
    前記回転体表面にガイド溝が刻設された平面溝カムと、
    前記各アーム部から前記回転体に向けてそれぞれ突設され、前記ガイド溝にガイドされて、前記アーム部間の距離を伸縮させる一対の連結ピンと、
    を有し、
    前記遮蔽部は、偏心された回転軸を中心として回転され、その表裏に前記一対の磁性面が配置された偏心回転板を有し、
    前記遮蔽駆動部は、前記回転体の回転力を前記偏芯回転板の回転に変換するギア部を有し、
    前記遮蔽駆動部は、前記所定の周期に合わせて、前記一対のアーム間の距離が短縮されるタイミングで、前記偏心回転板の磁性面を前記一対の磁性体間に進入させるとともに、前記一対のアーム間の距離が伸長されるタイミングで、前記偏心回転板の磁性面を前記一対の磁性体間から退出させるように、前記偏心回転板を回転させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転補助機構。
  3. 前記吸引部は、
    前記回転軸の回転により回転され、その外側面に前記磁性体が複数配置された円筒状の内輪部と、
    前記回転軸の回転からは切離されて前記内輪の外側に嵌装され、その内側面に前記磁性体が複数配置された円筒状の外輪部と
    を有し、
    前記磁性体駆動部は、前記回転軸とともに回転する回転体を有し、当該回転軸の回転により、前記内輪部を、前記外輪部に対して回転させ、
    前記遮蔽部は、前記内輪部の外側面と、前記外輪部の内側面との間に進退され、その表裏に前記磁性面が配置された複数の突出片を有し、
    前記遮蔽駆動部は、前記回転体の回転力を、前記突出片の前後運動に変換する円筒溝カムを有し、
    前記遮蔽駆動部は、所定の周期に合わせて、前記内輪部側の磁性体に対して、前記外輪部側の異極の磁性体が接近するタイミングで、前記突出片の磁性面を、前記内輪部側の磁性体と外輪部側の磁性体との間に進入させるとともに、前記内輪部側の磁性体に対して、前記外輪部側の同極の磁性体が接近するタイミングで、前記突出片の磁性面を、前記内輪部側の磁性体と外輪部側の磁性体との間から退出させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転補助機構。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の回転補助機構を有するとともに、
    車体フレームに車軸を支持させて、前記車軸に伝達された駆動力により車輪を回転駆動させる自転車であって、
    前記車軸が前記回転軸に連結されていることを特徴とする自転車。
  5. 回転軸を回転させる回転駆動力を発生させる動力源と、
    前記回転軸の回転に弾みを付ける回転補助機構と
    を含む回転動力機構であって、前記回転補助機構は、
    異極同士を対向配置させた一対の磁性体を有する吸引部と、
    前記回転軸の回転により前記一対の磁性体間の距離を所定の周期で変化させる磁性体駆動部と、
    対向配置された前記一対の磁性体間に進退可能に配置された遮蔽部と、
    前記所定の周期に合わせて、前記一対の磁性体間の距離が短縮されるタイミングで、前記遮蔽部を前記一対の磁性体間に進入させるとともに、前記一対の磁性体間の距離が伸長されるタイミングで、前記遮蔽部を前記一対の磁性体間から退出させる遮蔽駆動部と、
    前記回転補助機構の前記磁性体に吸引力又は反発力が生じるタイミングに合わせて、前記動力源における前記回転駆動力の発生を断続的に入切させる制御部と
    を備え、
    前記遮蔽部は、前記一対の磁性体それぞれの対向面の磁極に対して同極となる一対の磁性面を有する
    ことを特徴とする回転動力機構。
  6. 請求項5に記載の回転動力機構を有するとともに、
    複数枚の羽根板を有するファンと、
    前記ファンを回転駆動させる前記動力源としての電動機と
    を備える扇風機であって、
    前記電動機から発生した駆動力を前記ファンに伝達する連結部として、前記回転軸を備える
    ことを特徴とする扇風機。
  7. 請求項5に記載の回転動力機構を有するとともに、
    一対のローラ間に掛け渡された無端状の搬送ベルトと、
    前記ローラを回転駆動させて、前記搬送ベルトを無端移動させる前記動力源としての電動機と
    を備えるベルトコンベアであって、
    前記電動機から発生した駆動力を前記ローラに伝達する連結部として、前記回転軸を備える
    ことを特徴とするベルトコンベア。
  8. 請求項5に記載の回転動力機構を有するとともに、
    一対のスプロケット間に掛け回され、当該一対のスプロケット間を循環移動する循環手段と、
    前記ローラを回転駆動させて、前記循環手段を無端移動させる前記動力源としての電動機と、
    前記循環手段に沿って無端状に配置され、各々が前記循環手段に連結されて当該循環手段に伴って循環移動するとともに、上部に乗客を乗せる踏面を有する複数の踏板と、
    を備えるエスカレータであって、
    前記電動機から発生した駆動力を前記スプロケットに伝達する連結部として、前記回転軸を備える
    ことを特徴とするエスカレータ。
  9. 請求項5に記載の回転動力機構を有するとともに、
    被混練材料が供給されるケーシングと、
    前記ケーシング内部に配置される撹拌手段と、
    前記撹拌手段を回転駆動する前記動力源としての電動機と
    を備える混練装置であって、
    前記電動機から発生した駆動力を前記撹拌手段に伝達する連結部として、前記回転軸を備える
    ことを特徴とする混練装置。
  10. 請求項5に記載の回転動力機構を有するとともに、
    透明な外筒と、
    前記外筒に対して回転自在に軸支され、該外筒内で回転する回転筒と、
    前記回転筒を回転駆動させる前記動力源としての電動機と
    を備えるサインポールであって、
    前記電動機から発生した駆動力を前記回転筒に伝達する連結部として、前記回転軸を備える
    ことを特徴とするサインポール。
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