JP5501600B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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Description
(1)媒体のかざしかたが不適切な場合。
(2)携帯電話機内のアプリケーションでICカードのサービスを利用しないように設定されている場合(サービスがロックされている場合)。
(3)自動取引装置でサポートしていない媒体である場合。
上記のような場合、顧客は自動取引装置の読み取り作業が行われているものと考え、自動取引装置側は、媒体のかざし待ちの状態となる。その結果、自動取引装置を利用する顧客は、一定時間経過して自動取引装置が媒体との通信が行えなかったことをメッセージ等で通知するまで、媒体のアクセスができなかったことを知ることができなかった。
自動取引装置11は、タッチパネルスイッチ等を有する表示部(表示手段)12と、非接触ICカードまたはICカード機能付き携帯電話機が置かれる読み取り部13と、読み取り部13を開閉するシャッタ14と、非接触ICカード(または携帯電話機)の読み取り及び書き込みを行うICカードリーダ/ライタ15と、非接触ICカード(または携帯電話機)を検出する媒体検知センサ(媒体検出センサ)16と、顧客の存在を検出する顧客検知センサ(顧客検出センサ)17とを備える。
顧客検知センサ17は、自動取引装置11の操作部の前に人間が立っているか否かを検出するためのセンサである。
第2の実施の形態の自動取引装置21の構成は、基本的には第1の実施の形態と同じであり、読み取り部22は、表示部(表示手段)12の左側もしくは右側に設置される。異なる点は、読み取り部22を開閉するシャッタが無く、読み取り部22には、非接触ICカードの置く位置を制限するためのガイド24a、24bが設けられていることである。
また、読み取り部22には、2個の媒体検出センサ16a、16bが配置されている。この媒体検出センサ16a、16bにより、第1の実施の形態と同様に非接触ICカードまたはICカード機能付き携帯電話機が、読み取り部22に置かれているか、かざされているかを検知する。
顧客が、表示部12の特定のキーを操作して電子マネーをチャージするサービスを選択すると、制御部は、媒体31を読み取り部に置くか、かざすように誘導するメッセージを表示部12に表示すると共に、ICカードリーダ/ライタ15にICカードの読み取りを指示する(S12)。
ICカードリーダ/ライタ15は、媒体31と通信を開始するための信号を送信する(図3、(1))。
自動取引装置11は、ICカードリーダ/ライタ15から取得した情報から媒体31がサービス対象の媒体であると判定したなら、ICカードリーダ/ライタ15に対して読み取りを指示する(図3、(6))。
自動取引装置11の制御部は、媒体31の電子マネー情報を取得したなら、表示部12に非接触IC残額確認画面を表示する(S13)。この非接触IC残額確認画面には、電子マネーの残額と、チャージ可能金額が表示される。
ッシュカード挿入画面には、キャッシュカードの挿入を促すメッセージが表示される。
顧客によりキャッシュカードが挿入されたことを検出したなら、表示部12に暗証番号入力画面を表示する(S15)。暗証番号入力画面には、顧客に暗証番号の入力を促す、「暗証番号をご入力下さい」というメッセージが表示される。
顧客によりチャージ金額が入力されたなら、口座情報と暗証番号と引き出し依頼要求をホストコンピュータ33に送信する(S17)。
媒体31への書き込みが完了したなら、制御部は、表示部12にキャッシュカード返却画面を表示する(S19)。
顧客がキャッシュカードを受け取ったことを検出したなら、表示部12に手続終了メッセージ、例えば、「ありがとうございました」というメッセージを表示する(S20)。
自動取引装置11の制御部は、表示部12に顧客が取引を選択するように種別選択画面を表示する(S21)。
ステップS27において、かざし待ちタイマの計測時間が、かざし待ち時間の上限値以上と判定されたときには(S27、NO)、かざし待ち時間内に媒体と通信することができなかった場合であるので、ステップS28に進み、顧客に取引操作を再度行ってもらうために、「最初からお取引を実施して下さい」というメッセージを表示部12に表示する。
顧客検知センサ17が、顧客が自動取引装置11の前にいることを検出している場合には(S31、検知)、ステップS32に進み、サービス対象外の媒体である可能性があることを顧客に知らせるメッセージを表示する。
次に、媒体のかざし検出の開始をICカードリーダ/ライタ15に指示する(S41)。ICカードリーダ/ライタ15において、媒体が検出されたなら、次に、認証処理を実行し(S42)、媒体に記録されている電子マネー情報を読み取る(S43)。電子マネー情報には、電子マネーの金額の他に、サービス種類を示す情報、カードタイプが携帯電話機か非接触ICカードかを示す情報が含まれる。
キャッシュカード挿入画面が表示された状態で、顧客がキャッシュカードを挿入すると、キャッシュカードの読み取りを行う(S44)。
次に、ステップS45において、ICカードリーダ/ライタ15に、指定された金額の電子マネーの書き込みを指示する。ICカードリーダ/ライタ15は、媒体に対して電子マネーの書き込みを行い、その結果を制御部に通知する。
リトライ回数が媒体の再かざし実施回数の上限値以上の場合には(S49、NO)、すなわち、電子マネーをチャージする際に媒体に対する書き込みエラーが発生し、書き込みのリトライ回数が再かざし実施回数の上限値以上となったときには、自動取引装置11の動作を休止させる。これは、例えば、電子マネーのチャージが失敗したときには、チャージ金額を支払い元の口座に戻す作業が必要となることから、自動取引装置11を一旦休止させて保守係が必要な作業を行うためである。
プS52において、媒体を検出できた場合には(S52、YES)、つまり媒体と通信を再度確立できた場合には、ステップS18(図5の2)に戻る。
ーが発生した場合に、使用されている媒体が携帯電話機のときには、非接触ICカードの機能を実現するアプリケーションのロックの有無の確認を依頼するメッセージを表示させる。これにより再かざし待ち時間の上限値、あるいはリトライ回数の上限値に達する前に、顧客が適切な対応を取れるように誘導することができる。また、使用されている媒体が非接触ICカードのときにも、非接触ICカードの置き位置又はかざし位置の修正を促すメッセージを表示させることで、再かざし待ち時間の上限値、あるいはリトライ回数の上限値に達する前に、顧客が適切な対応を取れるように誘導することができる。
ステップS61において、顧客検知センサ17が顧客を検出しているときには(S61、YES)、ステップS62に進む。ステップS62においては、再かざし待ち時間の上限値、あるいは再かざし実施回数の上限値以上繰り返しても、媒体と通信できないときには、サービス対象外の媒体が使用されている可能性があるので、「サービスが異なっている可能性がございます。カード/携帯をご確認願います」とのメッセージを表示部12に表示する。このメッセージを見て、顧客は、電子マネーをチャージしようとしている非接触ICカードまたは携帯電話機がサービス対象外であることを気づくことができる。
そして、ステップS66において、キャッシュカードを返却し、レシートを発行する。最後に、「ありがとうございました」という、メッセージを表示する(S67)。
12 表示部
13、22 読み取り部
14 シャッタ
15 ICカードリーダ/ライタ
16、16a〜16e 媒体検知センサ
17 顧客検知センサ
Claims (4)
- 顧客に対するメッセージを表示する表示手段と、
非接触ICカードまたは非接触ICカード機能を有する携帯電話機に対する読み取り及
び書き込みを行うICカードリーダ/ライタと、
前記ICカードリーダ/ライタが前記携帯電話機と通信を行うことができない場合に、顧客に対して前記携帯電話機のICカード機能をサポートするアプリケーションプログラムがロックされていないかどうかの確認を促すメッセージを前記表示手段に表示させる制御手段とを備える
自動取引装置。 - 前記制御手段は、前記携帯電話機に対する書き込みのリトライ回数の上限値を予め記憶しておき、前記携帯電話機との通信が確立した後、前記携帯電話機に対する書き込みエラーが発生した場合に、リトライ回数が前記リトライ回数の上限値に達する前に、顧客に対して前記携帯電話機の置き位置またはかざし位置の修正を促すメッセージを前記表示手段に表示させる請求項1記載の自動取引装置。
- 前記非接触ICカードまたは前記携帯電話機が所定の位置に存在するか否かを検出するとともに、媒体が前記非接触ICカードと前記携帯電話機のいずれであるかを検出する媒体検出センサを備え、
前記制御手段は、前記携帯電話機に対する書き込みのリトライ回数の上限値を予め記憶しておき、前記携帯電話機に対する電子マネーの書き込みエラーが発生し、かつ前記媒体検出センサで前記携帯電話機が存在することが検出されている場合には、リトライ回数が前記リトライ回数の上限値に達する前に、顧客に対して前記携帯電話機の置き位置またはかざし位置の修正を促すメッセージを前記表示手段に表示させる請求項1記載の自動取引装置。 - 顧客が前記自動取引装置の前にいるか否かを検出する顧客検出センサを有し、
前記制御手段は、前記携帯電話機に対する書き込みのリトライ回数の上限値を予め記憶しておき、リトライ回数が前記リトライ回数の上限値に達した後、前記顧客検出センサにより顧客がいることが検出された場合には、前記携帯電話機がサービス対象外の可能性があることを知らせるメッセージを前記表示手段に表示させる請求項1に記載の自動取引装置。
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