JP5501390B2 - 荷崩れ防止装置、及び荷崩れ防止装置付き多目的収納庫 - Google Patents

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本発明は、ゴミ袋などを収納する収納庫に備えられる荷崩れ防止装置、及び荷崩れ防止装置付き多目的収納庫に係り、特に、ゴミ袋などの集積物の荷崩れを防止する荷崩れ防止装置、及びこの荷崩れ防止装置が装備された多目的収納庫に関する。
ゴミ袋の一時集積をはじめ、物品の収納、野菜その他の食物を一時的に保管するために収納庫が広く設置されている。例えばゴミ袋の場合、各家庭から出るゴミは決められた基準のビニール袋に詰められて封入され、このゴミ袋を指定された集積場に集積しておくのが一般的である。そして、ゴミ収集車が定期的に集積されたゴミ袋を回収する。しかし、この集積場にゴミ袋を野積みにしておくと、カラスがゴミ袋を破り中身を引っ張り出して食い散らす被害が発生する。そこで、所定の場所にゴミ収納庫を設置し、ゴミ収集車がゴミ袋を回収するまでゴミ袋を保管することが広まっている。このゴミ収納庫として、例えば観音開き式の大型収納庫などが一般に市販されている。
特許文献1には、間口における間口率が高く、通気性、風抜けを良好にし、悪臭の籠もりや突風で倒れる恐れもなく、且つ外から内部の視認性に優れ、ゴミを一時集積するのに好適な多目的耐蝕性収納庫が開示されている。ここでは、ボックス型の本体を成形する正背面板と左右側面板及び天井板と床板と扉板をステンレス材料とし、正背面及び左右側面板の枠内にパンチング加工プレートもしくは金網体から成るステンレス製壁板を張設することで耐蝕性を高めることが記載されている。
また、正面に間口の略2分の1の開口を確保する引き戸式扉板を設け、その上部にローラーを設けてこれを本体上部のレール体に滑走可能に支受させて扉板を吊下すると共に、扉板の下端に対面する床板の敷居部位をフラットに形成し、前記の各面板と天井板・床板を結合する止め具をステンレス材料とした構造にすることで間口における間口率を確保し、通気性、風抜けを良好にし、悪臭の籠もりや突風で倒れる恐れもなく、且つ外から内部の視認性に優れた収納庫とすることが記載されている。
また、特許文献1では、引き戸式扉板を開いた間口における正面板の左右縦桟部の対向内面に沿って縦ガイドレールを設け、その縦ガイドレールに対峙して掛合するレールを有する荷こぼれ防止板を落とし込むようにして左右縦桟部に掛止すると共に、その荷こぼれ防止板の下端を床板の敷居部位から所定の空間を確保して停止できるストッパを設けることが記載されている。
特許文献2には、荷物運搬用箱体の荷崩れ防止支持レ−ルの内部と壁部の内側表面とで形成される空間の底部に水、ダストが溜らないよう構成することによって、荷物運搬用箱体内部の清潔を保持するとともに、内装材やレ−ル自体の腐食を防ぐ荷物運搬用箱体の荷崩れ防止支持レ−ルが開示されている。ここでは、屋根部と前後左右の壁部と床部からなる荷物運搬用箱体であって、左右の壁部の内側に荷崩れ防止支持レ−ルを延設し、この荷崩れ防止支持レ−ルの内側と壁部の内側表面とで形成される空間の底部に水抜き用の孔を透設したことが記載されている。
特開2001−90363号公報 特開平9−40072号公報
例えばゴミ袋などを収納する従来の収納庫は、内部にゴミ袋が投入され積み重ねられると上部のゴミ袋が滑り落ちるという、いわゆる「荷崩れ」が発生する。この荷崩れが発生するとゴミ袋を上部に積み重ねることができず、収納庫の収納量が低下してゴミ袋を効率的に収納できないという問題があった。また、この荷崩れにより上部のゴミ袋が開口部付近に溜り、開口部に設けられた扉板の開閉に支障が生じるという問題があった。
一方、特許文献1に示すような従来のゴミ収納庫の荷崩れ防止装置は、荷こぼれ防止板を縦ガイドレールに沿って落とし込むという機構であり、ゴミ収集車の回収作業の度に荷こぼれ防止板の取り付け、取り外しといった操作を要し、ゴミ袋の回収作業に手間がかかるという課題があった。また、使用していない荷こぼれ防止板を保管するスペースを確保しなければならない、という課題もあった。
本願の目的は、かかる課題を解決し、簡易な機構であり、かつ操作が簡便な収納庫内の荷崩れを防止する荷崩れ防止装置、及びその荷崩れ防止装置が搭載された多目的収納庫を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る荷崩れ防止装置は、正面板、背面板、左側面板、右側面板、天井板、及び床板が箱型に組み立てられ、間口部と前記開口部を開閉する扉板とを備える多目的収納庫に設けられる荷崩れ防止装置において、開口部に隣接する面板の内部側に横方向に設置して固定される固定棒状部と、横方向に伸縮自在に可動する可動棒状部と、が直列に連結される棒状体が、床板から所定の高さまでの開口部を高さ方向に所定の間隔で複数段に並置されて開口部に突出することを特徴とする。
上記構成により、荷崩れ防止装置は、多目的収納庫の開口部が開放されている際に、棒状体が床板から所定の高さまでの開口部を高さ方向に所定の間隔で複数段に並置される。すなわち、多目的収納庫に収納された例えばゴミ袋などの収納物が荷崩れを起こさない程度に開口部の下方に棒状体が横向きの柵を形成する。この荷崩れ防止装置は、開口部に隣接する面板の内部側に横方向に設置して固定される固定棒状部と、横方向に伸縮自在に可動する可動棒状部と、が直列に連結された棒状体であり、指1本の力で荷崩れ防止装置の開閉が可能となる。また、使用していない荷崩れ防止装置自体を保管しておく必要がなく管理が容易である。これにより、荷崩れ防止装置は簡易な機構により開口部に出し入れが可能であり、かつ簡便な操作により棒状体を開口部に突出させることができる。
また、荷崩れ防止装置は、棒状体が、フランジ幅及びウェブ高が異なる複数の溝形鋼が入れ子状に嵌め重ねられた固定棒状部及び可動棒状部から構成され、溝形鋼のウェブに設けられた長孔及び長孔に係合するピンにより、可動棒状部がスライドし長孔の範囲で伸縮自在に可動して停止することが好ましい。これにより、荷崩れ防止装置の棒状体は、複数の溝形鋼から構成されることで簡易な機構となる。また、長孔及び長孔に係合するピンによりスライドさせるという容易な操作により長孔の範囲で可動棒状部を伸縮自在に可動して停止させることができる。
また、荷崩れ防止装置は、棒状体が、固定棒状部と、固定棒状部に連結する第1可動棒状部と、第1可動棒状部に連結する第2可動棒状部とから構成され、第1ピン及び第2ピンが第1可動棒状部に設けられ、第1ピンに係合する第1長孔及び第2ピンに係合する第2長孔は、それぞれ固定棒状部及び第2可動棒状部に設けられることが好ましい。これにより、棒状体は、固定棒状部と、固定棒状部に連結する第1可動棒状部と、第1可動棒状部に連結する第2可動棒状部の3つのパーツにより構成され、簡易な機構でありかつ操作が簡便な装置となる。
また、荷崩れ防止装置は、棒状体の固定棒状部が、開口部の両側の正面板又は背面板の内部側に横方向にそれぞれ固定され、可動棒状部は、固定棒状部のそれぞれに連結して開口部の中央に向かって横方向に伸縮し、開口部の中央で左側及び右側の可動棒状部が棒状体の取手を介して相互に接触し、開口部に突出することが好ましい。これにより、開口部に対して両開き式の荷崩れ防止装置とし、簡易な機構でありかつ操作が簡便な装置とすることができる。
また、荷崩れ防止装置は、固定棒状部が、開口部の中央に向かって斜め上向きに設置されて正面板又は背面板の内部側に固定されることが好ましい。これにより、操作者が意図せずに棒状体が飛び出すという事態を生じさせないことができる。
また、荷崩れ防止装置は、連結する固定棒状部及び可動棒状部、又は連結する可動棒状部相互の長孔及び長孔に係合するピンが、開口部の中央に向かって斜め下向きに傾斜するようにピンの径に対する長孔の大きさが設定されることが好ましい。これにより、固定棒状部が開口部の中央に向かって斜め上向きに設置され、可動棒状部が開口部の中央に向かって横方向に伸ばされた場合であっても可動棒状部が固定棒状部の方向に戻されることなく、容易に開口部に突出させることができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る多目的収納庫は、荷崩れ防止装置を開口部に隣接する正面板又は背面板に備えることを特徴とする。この構成により、多目的収納庫は、簡易な機構でありかつ操作が容易な装置により収納物の荷崩れを防止する付加価値の高い収納庫とすることができる。
また、多目的収納庫は、多目的収納庫内に運搬自在な防災用保管庫を備えることが好ましい。これにより、地震,火災、津波、台風といった自然災害が発生した場合の緊急処置、交通事故や転倒事故などが発生した場合の応急処置、或いは屋外の家庭菜園の道具箱といった多目的な収納庫として活用することができる。
以上のように、本発明に係る荷崩れ防止装置及び荷崩れ防止装置付き多目的収納庫によれば、簡易な機構であり、かつ操作が簡便な収納庫内の荷崩れを防止する荷崩れ防止装置、及びその荷崩れ防止装置が搭載された多目的収納庫を提供することができる。
本発明に係る荷崩れ防止装置付き多目的収納庫の1つの実施形態の概略構成を示す正面図である。 図1の多目的収納庫のA−A断面図である。 図2の多目的収納庫のB−B断面図である。 多目的収納庫の扉板及び荷崩れ防止装置の形式についての実施例を示す説明図である。 本発明に係る荷崩れ防止装置の棒状体の伸縮方法の1つの実施形態の概略構成を図3のC−C断面で示す。 荷崩れ防止装置の棒状体を構成する固定棒状部及び可動棒状部の詳細を示す詳細図である。 荷崩れ防止装置の棒状体に設定されるキャンバーを示す説明図である。
(荷崩れ防止装置付き多目的収納庫)
まず本発明に係る荷崩れ防止装置付き多目的収納庫の実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。図1に、荷崩れ防止装置1を搭載した多目的収納庫10の1つの実施形態を正面図で示す。また、図2に、図1の荷崩れ防止装置1を搭載した多目的収納庫10の横方向の断面A−Aを示す。更に、図3に、図2の荷崩れ防止装置1を搭載した多目的収納庫10の縦方向の断面B−Bを示す。
図1に示すように、本多目的収納庫10は、正面板11、背面板12、左側面板13、右側面板14、天井板15、及び床板16から構成され、これらの面板が箱型に組み立てられる。図2に示すように、正面板11は、開口部17を両側から挟む左正面板18及び右正面板19から構成され、間口として幅(W)を有する。そして、左正面板18と右正面板19との間の間口部17の間口は、図2に幅(E)で示す。この開口部17は、例えばゴミ袋などの収納物を収納庫10へ搬入する際、或いは、例えばゴミ袋などの収納物を収納庫10から搬出する際に使用される。図1及び図2に示すように、この開口部17には、左右に分かれた引き戸式の扉板22が設けられる。そして、この扉板22には扉板取手20が取り付けられ、引き戸式の扉板22の開閉が行われる。この扉板22は、通常は閉められ例えばゴミ袋などの収納物の搬入や搬出の際に開閉される。なお、この扉板取手20は閉められた際に施錠されても良い。
この多目的収納庫10の正面板11、背面板12、左側面板13、右側面板14、天井板15、及び床板16にはステンレス材料が用いられても良い。これにより、期間の経過によっても錆びることなく、塗装の劣化よる汚れを防止でき、清潔かつきれいに収納庫10を使用することができる。そして、これらの面板には、図1に示すように、ステンレス製のパンチング・メタル又はステンレス製の金網製による通気性壁板21が取り付けられても良い。これにより、通気性や風抜けの良い収納庫10となる。また、扉板22を開けなくても外部から収納庫10の内部を視認することができ、ゴミ集積用の収納庫10に適する。また、物品の収納、野菜その他の食物の一時保管庫として好適である。
本多目的収納庫10は、後述する荷崩れ防止装置1を開口部17に隣接する正面板11又は背面板12に備える。この荷崩れ防止装置1は、多目的収納庫10の開口部17が開放されている際に、棒状体2が床板16から所定の高さまでの開口部17を高さ方向に所定の間隔で複数段に並置される。すなわち、多目的収納庫10に収納された例えばゴミ袋などの収納物が荷崩れを起こさない程度に開口部17の下方に棒状体2が横向きの柵を形成する。そして、この棒状体2は、開口部17に隣接する面板の内部側に横方向に設置して固定される固定棒状部3と、横方向に伸縮自在に可動する可動棒状部4と、が直列に連結される。これにより、棒状体2は簡易な機構により開口部17に出し入れが可能であり、かつ簡便な操作により棒状体2を開口部17に突出させることができる。
図4に、多目的収納庫10の扉板22及び荷崩れ防止装置1の形式についての実施例を示す。本実施形態では、多目的収納庫10は正面板11に開口部17が設けられ、そこに左右の引き戸式の扉板22a、及び荷崩れ防止装置1が設けられる。しかし、多目的収納庫10の扉板22及び荷崩れ防止装置1の形式は、この形式に限らない。例えば、図4(a)には、多目的収納庫10の正面板11、及び背面板12にそれぞれ開口部17が設けられ、そこに引き戸式の扉板22及び荷崩れ防止装置1がそれぞれ設けられた実施例を示す。図4(a)では、正面板11側の荷崩れ防止装置1は閉じている場合(閉鎖時)を示し、背面板12側の荷崩れ防止装置1は開いている場合(解放時)を示す。これらの構成により、例えば集合住宅などの敷地内から背面板12の開口部17を使用してゴミ袋を集積し、道路側に面した正面板11の開口部17からゴミ収集車がゴミ袋を収集することができる。このように、敷地条件などから開口部17はいずれの面板に設けられても良く、その開口部17が設けられた面板には扉板22及び荷崩れ防止装置1が設けられる。
また、図4(b)には、片側引き戸式の扉板22a、及び荷崩れ防止装置1の実施例を示す。多目的収納庫10の間口が狭い場合には、扉板22及び荷崩れ防止装置1が両側引き戸式ではなく片側引き戸式であっても良い。この場合には、荷崩れ防止装置1についても片側が伸縮自在に可動する。さらに、図4(c)には、開き戸式の扉板22b、及び荷崩れ防止装置1の実施例を示す。本実施形態では、多目的収納庫10は引き戸式の扉板22a、及び荷崩れ防止装置1が設けられるが、開き戸式の扉板22bであっても良い。このように、多目的収納庫10の扉板22及び荷崩れ防止装置1の形式については様々な形式とすることが可能である。
多目的収納庫10内には、図3に示すように、例えば中桟23などの棚が設けられ、運搬自在な防災用保管庫25が備えられても良い。これにより、本多目的収納庫10を地震、火災、津波、台風といった自然災害が発生した場合の緊急処置、交通事故や転倒事故などが発生した場合の応急処置、或いは屋外の家庭菜園の道具箱といった多目的な収納庫10として活用することができる。
(荷崩れ防止装置)
次に、本発明に係る荷崩れ防止装置1の実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。図5に、本発明に係る荷崩れ防止装置1の棒状体2の伸縮方法について、1つの実施形態の概略構成を図3のC−C断面で示す。図5(a)には、荷崩れ防止装置1の棒状体2の固定棒状部3及び可動棒状部4の連結方法を示し、棒状体2の可動棒状部4が固定棒状部3から延長され、荷崩れ防止装置1の棒状体2として機能する場合(閉鎖時)の構成を示す。また、図5(b)には、棒状体2の可動棒状部4が縮み、固定棒状部3に収納された場合(解放時)の構成を示す。
図1及び図3に示すように、多目的収納庫10に用いられる荷崩れ防止装置1は、固定棒状部3及び可動棒状部4が直列に連結された棒状体2が複数段設置されて構成される。すなわち、棒状体2は、1個の固定棒状部3に複数個の可動棒状部4が連結される。本実施形態では、図5に示すように棒状体2は1個の固定棒状部3に第1可動棒状部4aが連結され、さらに第1可動棒状部4aに第2可動棒状部4bが連結される構成について説明する。固定棒状部3は、開口部17に隣接する面板の内部側に横方向に設置して固定される。すなわち、図2に示すように、固定棒状部3は多目的収納庫10の正面板11の開口部17を挟む左正面板18及び右正面板19を形成する間柱24それぞれ固定される。一方、可動棒状部4は固定棒状部3に連結されて横方向に伸縮自在に可動する。すなわち、可動棒状部4は、固定棒状部3のそれぞれに連結して開口部17の中央に向かって横方向に伸縮し、開口部17の中央で左側及び右側の可動棒状部4が棒状体取手5を介して相互に接触し、開口部17に突出する。
図6に、荷崩れ防止装置1の棒状体2を構成する固定棒状部3、第1可動棒状部4a,第2可動棒状部4bの詳細を示す。棒状体2は、フランジ幅(B)及びウェブ高(D)が異なる複数の溝形鋼8が「入れ子状」に嵌め重ねられた固定棒状部3、第1可動棒状部4a、及び第2可動棒状部4bから構成される。このため、例えば、固定棒状部3はB:35mm、D:100mm、第1可動棒状部4aはB:30mm、D:95mm、第2可動棒状部4bはB:25mm、D:90.5mmといったように異なるサイズが選択されて入れ子状に嵌め重ねられる。なお、図5及び図6での各棒状体2のフランジ幅(B)及びウェブ高(D)は、これらのサイズの違いを分かり易くするためにデフォルメして図示する。
図6に示すように、棒状体2の固定棒状部3及び可動棒状部4には、ピン7及びピン7に係合する長孔6が溝形鋼8のウェブに設けられる。すなわち、第1ピン7a及び第2ピン7bが第1可動棒状部4aに設けられ、第1ピン7aに係合する第1長孔6a及び第2ピン7bに係合する第2長孔6bは、それぞれ固定棒状部3及び第2可動棒状部4に設けられる。このように溝形鋼8のウェブに設けられた長孔6及び長孔6に係合するピン7により、可動棒状部4がスライドして長孔6の範囲で伸縮自在に可動する。すなわち、可動棒状部4は、図5(a)の位置から図5(b)の位置まで移動し、図5(a)及び図5(b)のそれぞれの位置にて停止する。但し、これらのピン7及びピン7に係合する長孔6の位置はこれに限らず、棒状体2の可動棒状部4の設定された可動範囲及び停止位置に従って規定される。
荷崩れ防止装置1は、床板16から所定の高さまでの開口部17において複数段に並置されて開口部17に突出する。すなわち、荷崩れ防止装置1は、多目的な収納庫10の開口部17の全面に設置される必要はなく、床板16から所定の高さまでであって良い。本実施形態では、図1に示すように、開口部17の高さ方向の中間部までである。これは、多目的収納庫10の内部に例えばゴミ袋が投入され積み重ねられると上部のゴミ袋が滑り落ちるという、いわゆる「荷崩れ」を防止するためには開口部17の下段部までで十分に効果が生じることによる。
荷崩れ防止装置1は、開口部17を高さ方向に所定の間隔で複数段に並置される。本実施形態では、図1に示すように隣接する荷崩れ防止装置1はほぼ溝形鋼8の高さ(D)と同様な間隔で並置される。これは、多目的収納庫10に収納される収納物の大きさに間係し、例えばゴミ袋の場合には、ゴミ袋が荷崩れ防止装置1の間からこぼれ落ちない程度の間隔であれば良い。また、図1に示す実施形態では、荷崩れ防止装置1は、4段に並置されているが、これに限らず、例えば3段、5段などであっても良い。このようにして、各段の荷崩れ防止装置1は開口部17に突出して荷崩れを防止する。
図7に、荷崩れ防止装置1の棒状体2に設定されるキャンバーを示す。固定棒状部3は、開口部17の中央に向かって斜め上向きに設置されて正面板11又は背面板12の内部側に固定される。すなわち、図7に示すように、固定棒状部3には、先端部に向かって角度(α)のキャンバーが設定される。このキャンバー角度(α)により、荷崩れ防止装置1の操作者が意図せずに棒状体2の可動棒状部4が開口部17に飛び出すという事態を生じさせないことができる。すなわち、荷崩れ防止装置1は、操作者が棒状体取手5を掴んで引き出さない限り開口部17に飛び出さない。
また、連結する固定棒状部3と可動棒状部4、又は連結する可動棒状部4相互の長孔6及び長孔6に係合するピン7は、開口部17の中央に向かって斜め下向きに傾斜するようにピン7の径に対する長孔6の大きさが設定される。すなわち、棒状体2の連結部において上下方向に遊び角度(β)が設けられ、棒状体2は、自重により先端に向かい下向きに垂れることになる。これにより、固定棒状部3が開口部17の中央に向かって斜め上向きにキャンバー角度(α)を取り、第1可動棒状部4a及び第2可動棒状部4bが開口部17の中央に向かって横方向に伸ばされた場合に、第1可動棒状部4a及び第2可動棒状部4bが固定棒状部3の方向に戻されることなく、簡易に開口部17に突出させることができる。
1 荷崩れ防止装置、2 棒状体、3 固定棒状部、4 可動棒状部,4a 第1可動棒状部,4b 第2可動棒状部、5 棒状体取手、6 長孔,6a 第1長孔,6b 第2長孔、7 ピン,7a 第1ピン,7b 第2ピン、8 溝形鋼、10 (多目的)収納庫、11 正面板、12 背面板、13 左側面板、14 右側面板、15 天井板、16 床板、17 開口部、18 左正面板、19 右正面板、20 扉板取手、21 通気性壁板、22 扉板,22a 引き戸式扉板,22b 開き戸式扉板、23 中桟、24 間柱、25 防災用保管庫、B フランジ幅、D ウェブ高、E 正面板の間口、W 開口部の間口、α 固定棒状部のキャンバー角度、β 棒状体の連結遊び角度。

Claims (8)

  1. 正面板、背面板、左側面板、右側面板、天井板、及び床板が箱型に組み立てられ、間口部と前記開口部を開閉する扉板とを備える多目的収納庫に設けられる荷崩れ防止装置において、
    開口部に隣接する面板の内部側に横方向に設置して固定される固定棒状部と、
    横方向に伸縮自在に可動する可動棒状部と、
    が直列に連結される棒状体が、床板から所定の高さまでの開口部を高さ方向に所定の間隔で複数段に並置されて開口部に突出することを特徴とする荷崩れ防止装置。
  2. 請求項1に記載の荷崩れ防止装置であって、棒状体は、フランジ幅及びウェブ高が異なる複数の溝形鋼が入れ子状に嵌め重ねられた固定棒状部及び可動棒状部から構成され、溝形鋼のウェブに設けられた長孔及び長孔に係合するピンにより、可動棒状部がスライドし長孔の範囲で伸縮自在に可動して停止することを特徴とする荷崩れ防止装置。
  3. 請求項2に記載の荷崩れ防止装置であって、棒状体は、固定棒状部と、固定棒状部に連結する第1可動棒状部と、第1可動棒状部に連結する第2可動棒状部とから構成され、第1ピン及び第2ピンが第1可動棒状部に設けられ、第1ピンに係合する第1長孔及び第2ピンに係合する第2長孔は、それぞれ固定棒状部及び第2可動棒状部に設けられることを特徴とする荷崩れ防止装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の荷崩れ防止装置であって、棒状体の固定棒状部は、開口部の両側の正面板又は背面板の内部側に横方向にそれぞれ固定され、可動棒状部は、固定棒状部のそれぞれに連結して開口部の中央に向かって横方向に伸縮し、開口部の中央で左側及び右側の可動棒状部が棒状体の取手を介して相互に接触し、開口部に突出することを特徴とする荷崩れ防止装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の荷崩れ防止装置であって、固定棒状部は、開口部の中央に向かって斜め上向きに設置されて正面板又は背面板の内部側に固定されることを特徴とする荷崩れ防止装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項に記載の荷崩れ防止装置であって、連結する固定棒状部及び可動棒状部、又は連結する可動棒状部相互の長孔及び長孔に係合するピンは、開口部の中央に向かって斜め下向きに傾斜するようにピンの径に対する長孔の大きさが設定されることを特徴とする荷崩れ防止装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の荷崩れ防止装置を開口部に隣接する正面板又は背面板に備えることを特徴とする多目的収納庫。
  8. 請求項7に記載の多目的収納庫であって、多目的収納庫内に運搬自在な防災用保管庫を備えることを特徴とする多目的収納庫。

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