JP5500516B2 - 保冷剤入り首巻タオル用いて首部を保冷する方法 - Google Patents

保冷剤入り首巻タオル用いて首部を保冷する方法 Download PDF

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Description

本発明は、保冷剤入り首巻タオル用いて首部を保冷する方法に関する。詳しくは冷凍した保冷剤と断熱シートを重ねて首巻タオルに入れるか、または冷凍した保冷剤を断熱カバーに入れた後首巻タオルに入れて首部を保冷する方法に関する。
従来、夏場の暑い時期や、風邪などで人体に発熱が生じた時に冷凍保冷剤や含水タオルを用いて首部を保冷して人体を冷やす方法がある。冷凍保冷剤はそのままでは冷えすぎるために、タオルなどで巻いた保冷剤入り首巻タオルとして使用される。含水タオルは水の蒸発潜熱を利用して熱を除去する方法であり、冷凍保冷剤は保冷剤の低い温度により体を冷やす方法である。冷凍保冷剤は人体に用いるため比較的小さなものであり、−5〜−30℃に冷凍した保冷剤が使用される。このような首巻タオルとしては、たとえば、伸縮性断熱シートで構成した衿巻体に保冷剤を入れて使用するもの(特許文献1)や、首巻タオルの内側や外側に断熱シートを貼り付けて保冷時間を長引かせる方法(特許文献2)がある。
実開平2−65911号公報 特開2006−316394号公報
しかしながら、特許文献1の方法では衿巻体が厚くなり使用しにくいという問題やコスト面での問題がある。特許文献2の方法では首巻タオルを使用中保冷剤の温度が早く上昇し首巻タオルの使用時間が十分満足できるものではないという問題がある。また、首巻きタオルは汗を吸って非常に汚れるので度々洗濯する必要があるが、伸縮性断熱シートで構成した衿巻体や断熱シートが付いた首巻きタオルは洗濯しにくいという問題もある。
本発明の目的は、首巻きタオルを洗濯できるようにすると共に、冷凍保冷剤入り首巻タオルを用いて首部を冷やす際に、冷凍保冷剤の使用時間を大幅に長引かせて使用できる首部を冷やす方法を提供することである。
本発明者らは、上記の課題に鑑み、鋭意研究の結果、冷凍した保冷剤と断熱シートを重ねて首巻タオルの中に入れるか、または冷凍した保冷剤を断熱カバーに入れた後、首巻タオルに入れて首部を保冷することにより達成できることを見出し本発明に至った。
請求項1の発明は、保冷剤を入れた首巻タオルを用いて首部を冷やす方法であって、冷凍した保冷剤を断熱カバーに入れた後首巻タオルに入れて使用する首巻タオルを用いて首部を冷やす方法において、該断熱カバーが通気しないアルミニウム層と弾力性のある発泡体シートが積層されたシートであり、該発泡体シートの面が保冷剤に圧接して重ねられ、該断熱カバーは保冷剤が出し入れ可能な扁平状の筒または袋であって、断熱カバーの人体側の片面の一部において断熱カバーの長辺の両方の側部の周縁部を残して開口部が形成され、開口部の数は、1個または2〜10個であり、開口部の合計面積は断熱カバーの片面の面積の10〜90%である首巻タオルを用いて首部を冷やす方法である。
請求項1の発明によれば、断熱シートと保冷剤を重ねて首巻タオルに入れるか、または冷凍した保冷剤(以下単に保冷剤という場合がある)を断熱カバーに入れた後首巻タオルに入れて使用するので、断熱性が非常に良好であり、外部からの熱が入りにくく、保冷剤の冷気が外に出にくい。そのため、冷凍した保冷剤の温度が上昇しにくく首巻タオルを長時間使用することができる。
従来の断熱シートは首巻タオルに付いているので、保冷剤と断熱シートの間に隙間ができて、断熱効果が十分でなかったが、本発明の方法であると保冷剤と断熱シートまたは断熱カバーの間に隙間ができにくく断熱効果が良好となり、冷凍した保冷剤の温度が上昇しにくくなる。また、断熱シートまたは断熱カバーは首巻タオルから出し入れできるので首巻タオルだけを洗濯ができるようになる。
断熱シートがアルミニウム層を含んで形成されているので、アルミニウム層の外からの熱線を反射して輻射熱が保冷剤に伝わるのを防止すると共に、また内部からの冷気が外へ伝達するのを防止することができる。したがって、断熱シートの断熱性が優れており、保冷剤の温度が上昇しにくく、首巻きタオルの使用時間をさらに長引かせることができる。
さらに、断熱シートがアルミニウム層と弾力性のある発泡体シートとの積層シートであるので、アルミニウム層の外からの熱線を反射して輻射熱が保冷剤に伝わるのを防止すると共に、弾力性のある発泡体シートが外からの熱が内部に、また内部からの冷気が外へ伝導するのを防止することができる。したがって、断熱シートの断熱性が非常に優れており、保冷剤の温度が上昇しにくく、首巻きタオルの使用時間をさらに長引かせることができる。 また発泡体シートは、弾力性があるのでこの面が保冷剤に圧接して重ねられると保冷剤の凹凸に対応して発泡体シートの表面が変形して追随する。その結果、発泡体シートが動きにくくなり、首巻タオルを使用中断熱シートが保冷剤から動かず安定して保冷剤の温度上昇が抑制でき、首巻タオルの使用時間を長引かせることができる。
冷凍保冷剤を入れる断熱カバーは片面の一部に開口部を有しているので、冷気は人体側に向けて開口部のみから発散し、開口部以外からは冷気は出ないので効率的に首部を保冷すると共に保冷剤の温度上昇が抑制でき、首巻タオルの使用時間を長引かせることができる。
断熱カバーが筒または袋であるので、両方または一方から保冷剤を出し入れすることができ、保冷剤を入れ替えることができる。また扁平状であるので、保冷剤を断熱カバーに入れた時に隙間が少なく効率的に首部を冷やすことができると共に使用性が良好である。また、断熱カバーを首巻きタオルから取り出すことができるので、汚れた首巻きタオルだけを洗濯することが可能である。
冷凍保冷剤を入れる断熱カバーは片面の一部に開口部を有し、少なくとも断熱カバーの一側部の周縁部を残して開口部が形成されているので、首巻きタオルに断熱カバーを入れる際に周縁部が上にくるようにすれば、保冷剤の上部側面は断熱シートで囲まれており、冷気は開口部のみから発し、開口部以外、特に保冷剤の上部側面からは冷気は出ないので保冷剤の温度が上昇しにくい。
従来は首巻タオルに断熱シートが付けられているので、保冷剤の人体とは反対側の面にある断熱シートと保冷剤の隙間があり、且つ保冷剤の上方向へ冷気が逃げ易く断熱シートを用いても保冷剤の温度が早く下がっていた。断熱カバーを保冷剤の周縁部のある部分が上側になるようにして用いれば、上側から冷気が逃げにくい。したがって、従来の首巻タオルに較べて大幅に使用時間が長引かせることができる。
請求項2の発明は、前記保冷剤が、水不溶性吸水性ポリマー、水溶性ポリマー、水および親水性アルコールを含有するゲル状物、または水不溶性吸水性ポリマーを水不溶性で非吸水性のポリマー被膜で表面被覆した吸水ゲル粒子を、水溶性ポリマー、水および親水性アルコールを含有する水性ゲル中に懸濁したゲル状物が包装部材に充填されているものであることを特徴とする請求項1記載の首巻タオルを用いて首部を冷やす方法である。
請求項2の発明によれば、これらの保冷剤は−5〜−30℃であっても柔軟性を有する。したがって、首部に首巻タオルを巻いたときに保冷剤が首部の湾曲に追随して曲がることができるので、首部と首巻タオルとの隙間が少なく効率的に首部を冷却することができる。また保冷剤の冷気が隙間から逃げるのも少なくなり、保冷剤の温度上昇が抑制でき、首巻タオルの使用時間を長引かせることができる。また、これらの柔軟性のある保冷剤は柔軟性のない保冷剤に比較して構造上保冷材の温度上昇が少ないという効果も有するので、本発明の首巻タオル用保冷剤として好適である。
本発明の首巻タオルを用いて首部を冷やす方法は次の効果を奏する。
(1)冷凍保冷剤入り首巻タオルを用いて首部を冷やす際に、冷凍保冷剤の使用時間を大幅に長引かせて使用できる。
(2)首巻タオルを洗濯できる。
本発明における第一の実施形態を示し、断熱シートと保冷剤の関係を示す平面図である。(a)、(b)、(d)は異なる実施態様の例の平面図である。(c)は(b)におけるX−Y切断面の断面図を示す。(e)は(d)で示されるものが首巻タオルに挿入された概念的平面図である。 本発明における第二の実施形態を示し、断熱カバーシートと保冷剤の関係を示す平面図である。(a)、(b)は異なる実施態様の例の平面図である。(c)は(b)におけるX−Y切断面の断面図を示す。(d)は(b)で示されるものが首巻タオルに挿入された概念的平面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
本発明の第一の態様は、首巻タオルの中に保冷剤と断熱シートを重ねて入れて首巻タオルを使用する方法である。
図1に断熱シートと保冷剤の関係を示す。図1(a)は断熱シートの上に保冷剤を配置した平面図を示す。首巻タオルを首に巻いたときの断熱シートの縦横の幅が保冷剤の側面の縦横のそれぞれの幅よりもやや大きいことがわかる。これにより保冷剤の人体とは反対側の面が完全に断熱シートで覆われるので、背面からの熱線の侵入が防止されると共に保冷剤の冷気がアルミニウム層を含んで形成される断熱シートの反対側に漏れることがなくなる。断熱シートの縦横の大きさが保冷剤のそれよりも大きいので、首巻タオルに入れたときの保冷剤の片面の全面と保冷剤の側面の一部の周縁部が断熱シートで覆われることになる。
図1(b)はそれを示した平面図であり、保冷剤の上辺の周縁部が断熱シートで覆われている様子を示している。首巻タオルを首部に巻いた時の保冷剤の上部側面から冷気が逃げるのを抑制することができる。また上部から熱線が入って保冷剤の温度を上昇させるのを抑制することもできる。図1(c)は図1(b)のX−Yの切断面における断面図を示す。断熱シートは保冷剤の片方の側面の周縁部と反対側の全面を密着して覆っていることがわかる。図1(d)は保冷剤の両方の周縁部が断熱シートで覆われている様子を示している。首巻タオルを首部に巻いた時保冷剤の両方の側面から冷気が逃げるのをさらに抑制することができる。また両方の側面から熱線が入って保冷剤の温度を上昇させるのをさらに抑制することもできる。図1(e)は図1(d)で示される断熱シートを保冷剤と共に用いた首巻タオルを示す。断熱シートは保冷剤に密着するように重ねられている。これらは内部にあるので点線で示されている。
本発明において用いられる断熱シートは断熱性の良好なシートであればよく、たとえば、アルミニウム層や発泡体シートが挙げられる。好ましくは、アルミニウム層を含んで形成されるシートである。
アルミニウム層は、首巻タオルを通して外部から入る熱線を反射して保冷剤に熱が伝わるのを防止すると共に保冷剤の冷気を外に出すことを防止する。そのため保冷剤の温度の上昇が抑制でき、首巻タオルの使用時間を長引かせることができる。
アルミニウム層としては、通気しないアルミニウム層を含むものなら限定はなく、アルミシート、アルミニウム板、アルミ箔またはプラスチックに蒸着したアルミ膜などが挙げられる。アルミニウム層の厚さは特に限定はないが、好ましくは1μm〜3mmである。1μm以上であれば断熱効果が良好であり、3mm以下であれば首巻タオルにセットしたときの使用性が良好である。
また、アルミニウム層にさらに弾力性のある発泡体シートを組み合わせたものが好ましい。アルミニウム層との積層体であるのが特に好ましい。弾力性のある発泡体シートは熱伝導を低下させる性質があり、外からの熱伝導を抑制すると共に保冷剤の冷気が外へ逃げるのを防止する。また弾力性があるのでこの面が保冷剤に圧接して重ねられると保冷剤の凹凸に対応して発泡体シートの表面が変形して追随する。その結果、発泡体シートが動きにくくなり、首巻タオルを使用中断熱シートが保冷剤から動かず安定して保冷剤の温度上昇が抑制でき、首巻タオルの使用時間を長引かせることができる。
弾力性のある発泡体シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどのポリオレフィン、塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−メチルアクリレート共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、シリコンエラストマーなどの発泡体シートが挙げられる。好ましいのは入手し易さからポリオレフィン系であり、より好ましくはポリプロピレン系である。また独立気泡の発泡体シートであるのが熱伝導を抑制して断熱性を高めるので好ましい。厚さは好ましくは1〜5mmであり、発泡倍率は好ましくは10〜40倍であり、見掛け密度は好ましくは0.025〜0.1g/cm3である。
アルミニウム層と発泡体シートの積層体については、アルミニウム層と発泡体シートが接着剤などによりラミネートされるものがよく、これらの1:1の積層体または発泡体シートの両側の面がアルミニウム層で被覆されたような複数の積層体であってもよい。好ましいのは使用性、価格の点から1:1の積層体である。
断熱シートの大きさも特に限定はないが保冷剤、首巻タオルの大きさなどにより決められる。断熱シートの厚さも特に限定はないが、首巻タオルにセットしたときの装着性と保冷時間との兼ね合いで決められる。
保冷剤としては、たとえば高吸水性樹脂、天然ゲル化物質などを含むゲル状物、氷嚢、アイスノン(登録商標)、ヒヤロン(登録商標)など各種熱媒体を用いることができるが、これらの保冷剤は通常−5〜−30℃に冷凍して使用されるが、この温度では凍結して固くなるので、保冷剤の厚さを薄くしたり、小さくしたり工夫して使用する必要がある。好ましいのは上記温度にしても柔軟性を有する保冷剤である。
このような柔軟性を有する保冷剤としては、水不溶性吸水性ポリマー、水溶性ポリマー、水および親水性アルコールを含有するゲル状物が包装部材に充填されているものが挙げられる。
水不溶性吸水性ポリマーとしては、たとえば寒天、ゼラチンなどの天然系の水不溶性吸水性ポリマーや、合成系の吸水性樹脂があげられる。合成系の吸水性樹脂としては、たとえば、デンプンまたはセルロース(a)とカルボキシル基および/またはスルホン酸基を含有する水溶性単量体および/または加水分解により水溶性となる単量体(b)と、架橋剤(c)とを必須成分として重合させ、必要により加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂が挙げられる。上記に例示した吸水性樹脂の製造に用いられる(a)、(b)および(c)の詳細、(a)、(b)および(c)の割合、製造法および吸水性樹脂の具体例は特開昭52−25886号、特公昭53−46199号、特公昭53−46200号および特公昭55−21041号公報に記載されている。
吸水性樹脂のうち、好ましいものは、架橋ポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリルエステル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体および架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコールである。
水溶性ポリマーとしては、たとえばカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、アルギン酸ソーダ、デンプン、プルランおよびアクリルアミド系共重合体などがあげられる。好ましいものは非イオン性およびアニオン性のアクリルアミド系共重合体であり、特に好ましいものはアニオン性のアクリルアミド系共重合体である。
親水性アルコールとしては、親水性ポリエーテル、ジエチレングリコール、グリセリンおよびこれらの併用が使用できる。好ましいものはグリセリン並びにグリセリンと親水性ポリエーテルおよび/またはジエチレングリコールとの併用である。
この保冷材の製法を例示すると、水不溶性吸水性ポリマーと水溶性ポリマーを万能混合機等で粉末の状態で混合する。この粉体混合物に1種または2種以上の親水性アルコール類を加え50〜60℃で充分攪拌しゲル状にする。次いでこのゲル状の生成物中に水、必要に応じ1種または2種以上のアルコールおよび必要によりフィラーやガラス粉末や他の添加剤を配合した溶液を加えた後、万能混合機等で充分混合して再度ゲルにし、耐水性のプラスチック包装用材料に充填し、熱融着、接着剤等で封をすることにより保冷材が得られる。再度ゲル化する際にも親水性アルコールを用いる場合は、1回目のゲル化の際に用いたものとは別の親水性アルコールを用いた方が作業上効率的である。
また、水不溶性吸水性ポリマーを水不溶性で非吸水性のポリマー被膜で表面被覆した吸水ゲル粒子を、水溶性ポリマー、水および親水性アルコールを含有する水性ゲル中に懸濁した保冷剤を使用するのが特に好ましい。この場合、吸水ゲル粒子をさらに、水不溶性で非吸水性のポリマー被膜で表面被覆したものが用いられるが、このような表面被膜を施すと、繰り返し使用回数が増すだけでなく保冷能力が向上し、保冷持続時間をさらに長くすることができる。表面被膜は、水溶性ポリマーで形成した上、この表面を硬化させて使用してもよい。
このポリマー被膜としては、たとえばアラビアゴム、トラガントゴムなどが挙げられる。また該ポリマー被膜に用いることができる表面硬化前の水溶性ポリマーとしては、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。これら水溶性ポリマーにより形成される被膜を硬化せしめる助剤としては高級脂肪酸の石鹸、塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸、またはオレイン酸、酢酸などの有機酸が用いられる。該ポリマー被膜の厚みは通常吸水ゲル表面を薄く被う程度である。水不溶性非吸水性ポリマーを用いる場合の表面被膜の方法を例示すると、水不溶性吸水性ポリマーの吸水ゲルに混合する。水溶性ポリマーを用いる場合の表面被覆および硬化処理の方法を例示すると、これら表面被覆剤の10〜20重量%水溶液を水不溶性吸水性ポリマーの含水ゲル1重量部に対して0.2〜1.5重量部加えて、そのまま上記硬化助剤を10〜20重量%加えて硬化処理を行うことにより、水不溶性非吸水性のポリマー被膜が形成される。
この保冷材(表面被覆型)の製法を例示すると以下の3工程により本ゲル化材が得られる。すなわち、(工程1)水不溶性吸水性ポリマーに水を加えゲル化させた吸水ゲル粒子に、水不溶性非吸水性ポリマーを加え万能混合機等で混合して表面被覆するか、水溶性ポリマーで表面被覆し、次いで硬化助剤を加え万能混合機等で混合する;(工程2)水溶性ポリマー、水およびアルコールを万能混合機等で混合する。;(工程3)工程1および工程2により得られたゲル化物を高粘度混合機等で両者を充分混合する。
これらの柔軟性を有する保冷剤としては、特開平5−320627号、特開平6−122871号公報に記載されているものが使用できる。
上記の柔軟性のある保冷剤を用いると、首部に首巻タオルを巻いたときに保冷剤が首部の湾曲に追随して曲がることができるので、首部と首巻タオルとの隙間が少なく効率的に首部を冷却することができる。また保冷剤の冷気が隙間から逃げるのも少なくなり、保冷剤の温度上昇が抑制でき、首巻タオルの使用時間を長引かせることができる。また、これらの柔軟性のある保冷剤は柔軟性のない保冷剤に比較して構造上保冷材の温度上昇が少ないという効果も有するので、本発明の首巻タオル用保冷剤として好適である。
本発明における保冷剤は包装部材中にゲル状物が充填された形態である。包装部材の形状としては、袋状、箱状、円筒状、ボール状、球状など任意の形でよいが、基体と組み合わされて使用されるので、袋状のものが好ましい。袋状の形状は矩形状、円形状、楕円状などの他、意匠性を有する基体の意匠形状に合わせたものでもよい。好ましいのはコスト面から矩形状である。保冷剤は1個単独で使用してもよいが、2個以上連結したものを用いてもよい。
本発明における保冷剤は、−30〜−5℃の条件で、好ましくは−20〜−15℃の条件で、1〜24時間かけて冷凍させることにより、保冷材として用いることができる。
首巻タオルとしては、保冷剤を入れて使用できるものであれば限定はなく、従来公知のものが使用できる。ポケットのあるものが、保冷剤を出し入れすることができるので好ましい。
保冷剤を首巻タオルに入れる場合は、保冷剤のみを冷凍して断熱シートに組み合わせて首巻タオルに入れてもよいし、断熱シートと保冷剤を組み合わせて冷凍した後首巻タオルにいれてもよい。後者の方が首巻タオルにセットする時間が短く手間が省け、より低温でセットが可能となる。
本発明の第二の形態においては、保冷剤を断熱カバーに入れて首巻タオルにセットして首部を保冷する方法である。
図2に断熱カバーと保冷剤の関係を示す。図2(a)、(b)は断熱カバーに保冷剤を入れた状態の平面図を示す。図2(c)は図2(b)のX−Y軸の切断面の断面図を示す。図2(a)において、断熱カバーの開口部は2個であり、片面の中央部に横長に形成されている。断熱カバーは長方形であり、両側の側面の周縁部が断熱シートで形成されている。開口部の幅よりも大きい幅をもつ保冷剤(点線の表示)が1個入った状態を示す。紙面に向かって左側に保冷剤を出し入れする開口部(出し入れ口)がある。
図2(b)に示す断熱カバーも、長方形状である。片面の中央に同じ大きさの楕円形状の開口部が3個並列している。中に開口部より幅のある保冷剤が1個入っている。図2(c)は図2(b)のX−Y軸の切断面の断面図であり、保冷剤が断熱カバーに入った状態を示す。断熱カバーは扁平状であり、保冷剤とカバーとの間の空間は少ない。冷気が出る開口部が形成されている。図2(d)は断熱カバーが首巻タオルにセットされた状態を示す。保冷剤の上下の両端が断熱カバーのシートで覆われているので、首巻タオルの断熱性が特に優れる。
本発明の断熱カバーは、冷凍保冷剤を中に入れた後首巻きタオルにセットして首部を冷やすものである。断熱シート、保冷剤は第一の形態で用いるものと同じものが使用できる。
断熱カバーを積層シートで作成するときは、アルミニウム層を外側にし、発泡体を内側にして作成すれば、保冷剤を入れても使用中保冷剤が動かず安定して断熱効果を維持することができ、首巻タオルの使用時間をさらに長引かせることができる。また、開口部が形成される面は反対側の面と厚さが異なっていてもよく、より薄く形成してもよい。また開口部が形成される面はアルミニウム層か弾力性のある発泡体シートのみで形成してもよい。
断熱カバーは筒状または袋状に形成されており、保冷剤を両方または片方から出し入れすることができ、温度が上昇して保冷効果がなくなった保冷剤を、冷凍した新たな保冷剤と交換して使用することができる。袋の保冷剤を出し入れする開口部は、「マジックテープ」(クラレ株式会社の登録商標)やチャックなどで開閉自在に構成されているものが好ましい。
また断熱カバーは扁平状に形成されており、冷凍保冷剤を入れても断熱シートとの間に隙間がなく、保冷剤の冷気が断熱カバー内に滞留することがなく効率的に首部を冷やすことができる。
断熱カバーは片面の一部に開口部を有し、その他の部分は断熱シートで覆われているので、開口部のみから冷気が出て首部を冷やすことができる。
片面の開口部は1個でもよいし、複数個、たとえば2〜10個設けてもよい。好ましくは2〜5個である。2〜5個であると保冷剤が断熱カバーからはずれにくく安定して使用することができる。開口部1個の大きさは特に限定はない。大きな開口部が1個であったとしても、保冷剤が外に出ないように開口部の中間の上下を繊維で結んでもよいし、開口部にネットを設けてもよい。開口部の形状は保冷剤の大きさを考慮して決められるが、長方形状、円形状、楕円形状などが挙げられる。片面における開口部の合計面積も保冷温度、保冷時間との兼ね合いで決められるが、片面の面積の10〜90%が好ましく、30〜70%がより好ましい。
断熱カバーの形状は、首巻きタオルの形状に合わせて形成されるのがよい。好ましくは長方形状である。ここで長方形状とは略長方形状を意味し、角が丸みを帯びたもの、幅が変化しているもの、たとえば楕円形状なども含むものとする。大きさも特に限定はないが、首巻きタオル、保冷剤の大きさによって決められる。
周縁部が断熱シートで形成される一側部は長辺の一側部であるのが好ましく、長辺の両方の側部であるのがより好ましい。断熱カバーの一側部の周縁部が断熱シートであると、保冷剤の側部が断熱シートで囲まれており、その箇所からは冷気が出ない。保冷剤の側部、特に上側から冷気が出やすいので断熱カバーの周縁部を上側にすれば冷気の逃げを効率的に防止することができ、保冷剤の温度上昇が抑制でき、首巻タオルの使用時間を長引かせることができる。また、両方の長辺の側部の周縁部が断熱シートであると、保冷剤の端が断熱シートで囲まれているので、両方向から冷気が逃げず、開口部からのみの冷気となり、首部を効率的に冷やすと共に保冷剤の無駄な温度の上昇がなくなり、首巻タオルの使用時間を大幅に長引かせることができる。周縁部の幅は限定はなく保冷剤の幅の大きさによるが、厚い方が冷気がにげにくく、たとえば0.5cm〜3cmが好ましい。
首巻タオルとしては、前記のものと同じものが使用できる。保冷剤を首巻タオルに入れる場合は、冷凍した保冷剤を断熱カバーに入れた後首巻タオルに入れてもよいし、保冷剤を断熱カバーに入れたまま冷凍した後、首巻タオルにいれてもよい。後者の方が保冷剤を首巻タオルにセットする時間が短く手間が省け、より低温でセットが可能となる。
製造例1(柔軟性のある保冷剤用ゲル状物)
吸水性樹脂として製造例1に用いた架橋ポリアクリル酸ナトリウム塩(三洋化成工業社製:サンウエットIM−5000)4部に水200部を加え、万能混合機で充分に混合し、これにポリビニルアルコール15部を熱水200部に溶解した溶液を加え充分に混合し白色の吸水ゲル粒子を得た(工程1)。水溶性ポリマーとしてアクリルアミド・アクリル酸ソーダ高分子量共重合体(30℃における0.3%水溶液粘度が1,800cps)(三洋化成工業社製:サンフロックAH−210P)4部に水200部を加え、万能混合機で充分に混合した。これにグリセリン150部、ジエチレングリコール6部、ポリエチレングリコール(分子量300)6部を加え、万能混合機で十分に混合し白色のゲルを得た(工程2)。工程2で得られたゲルを工程1で得られたゲルに加え、万能混合機で充分混合した(工程3)。このようにしてゲル状物Aを得た。
製造例2(柔軟性がない保冷剤用ゲル状物)
製造例1に用いた架橋ポリアクリル酸ナトリウム塩(三洋化成工業社製:サンウエットIM−5000)10部に水500部を加え、さらにグリセリン160部、ポリエチレングリコール(分子量300)15部を用いて万能混合機で十分に混合して柔軟性がないゲル状物Bを得た。
得られたゲル状物A、Bの保冷時間、初期柔軟性、20回くり返し使用後さらに冷凍した時の柔軟保持性を試験した結果を表1に示す。
(ゲル状物の評価)
(保冷時間)−20℃で12時間冷凍したものを25℃の室内で放置し、10℃になるまでの時間を測定した。サンプルは重量600g、250mm×250mm×10mmのポリエチレン/ナイロン系ラミネート製の袋に詰めたものを使用した。
(初期柔軟性)−20℃で12時間冷凍したものを指で押した時の状態で確認した。○は容易に変形する、△は強く押すと変形する、×は変形しないことを表している。
(柔軟保持性)−20℃で12時間冷凍したサンプルを25℃の温水につけ常温に戻す操作を20回繰り返した後、さらに−20℃で12時間冷凍したものを指で押した時の状態で確認した。判定基準は(2)と同様である。
Figure 0005500516
(保冷剤の作製)
18cm×4.5cmの長方形のポリエチレン/ナイロン系ラミネートフィルムの袋を2個準備し、それぞれの袋に上記ゲル状物A、Bをそれぞれ60gづつ入れて保冷剤A、Bを作製した。
(実施例1)
厚さ0.1mmのアルミシートを22cm×5cmに切り取り断熱シートAを作製した。
(実施例2)
実施例1で用いたものと同じ厚さ0.1mmのアルミシートに厚さ2mmのポリプロピレン系発泡体(独立気泡型、発泡倍率13.6倍)シートとがイソシアネート系接着剤で接着された積層シートを22cm×5cmに切り取り断熱シートBを作製した。
(実施例3)
実施例2で用いられたものと同じポリプロピレン系発泡体シートを22cm×5cmに切り取り断熱シートCを作製した。
(実施例4)
実施例2で用いられたものと同じ積層シートを24cm×11cmに切り取り、二つに折り曲げて二つの重なった辺を接着剤で結合して、一方の短辺が保冷剤を出し入れできるように開口した扁平状の筒を作製した。この筒の片面の中央に4cm×2cmの長方形の開口部を2個形成した。2個の開口部の間隔を3cmとし、これを断熱カバーDとした。
(比較例1)
実施例2の断熱シートBを首巻タオルの外側片面に縫製により取り付けたものを首巻タオルEとした。
(評価)
上記の断熱シート、断熱カバーを入れた首巻タオルを用いて20人の被験者に以下の首部を保冷する試験を行った。
断熱シートのついていない首巻タオル(首巻タオルF)に上記の断熱シートA、B、Cと保冷剤をそれぞれ重ねて入れて首部を保冷する試験を実施例5〜7とした。保冷剤を断熱シートと重ねるときは保冷剤の上部周縁部が1〜2cm程度覆われるようにして入れてもらった。また実施例8として保冷剤を断熱シートBと重ねるとき保冷剤の両方の周縁部が1〜2cm程度覆われるようにして入れてもらう試験を実施例8とした。断熱カバーDに保冷剤を入れた後首巻タオルに入れて首部を保冷する試験を実施例9とした。また、首巻タオルEを用いて首部を保冷する試験を比較例2とし、断熱シートも断熱カバーも用いないで保冷剤のみを首巻タオルに入れて首部を保冷する試験を比較例3とした。
保冷剤としては、上記の保冷剤A、Bを−20℃で5時間冷凍したものを用いた。条件を同じにするために20℃程度の室内で評価してもらった。首巻タオルを首部にまいた時から冷たいと感じなくなるまでの時間を分単位で報告してもらい20人の平均値を出し四捨五入した。その結果を表2に示した。
Figure 0005500516
表2から以下のことがわかる。従来の首巻タオルEに断熱シートを付けたもの(比較例2)は通常の首巻タオルFに保冷剤のみを入れたもの(比較例3)に比較して首巻タオルの使用時間は延びているがまだ不十分であった。断熱シートを用いたものは断熱シートC、A、Bの順に首巻タオルの使用時間は比較例2よりも大きく延びた。断熱カバーを用いたものが首巻タオルの使用時間が最も長かった。
本発明の保冷剤入り首巻タオル用いて首部を保冷する方法は、夏場の暑い時期や、風邪などで人体に発熱が生じた時に首部を保冷して人体を冷やすのに 好適である。
1 保冷剤
2 断熱シート
3 首巻タオル
4 断熱カバー
5 開口部
6 出し入れ口


Claims (2)

  1. 保冷剤を入れた首巻タオルを用いて首部を冷やす方法であって、冷凍した保冷剤を断熱カバーに入れた後首巻タオルに入れて使用する首巻タオルを用いて首部を冷やす方法において、該断熱カバーが通気しないアルミニウム層と弾力性のある発泡体シートが積層されたシートであり、該発泡体シートの面が保冷剤に圧接して重ねられ、該断熱カバーは保冷剤が出し入れ可能な扁平状の筒または袋であって、断熱カバーの人体側の片面の一部において断熱カバーの長辺の両方の側部の周縁部を残して開口部が形成され、開口部の数は、1個または2〜10個であり、開口部の合計面積は断熱カバーの片面の面積の10〜90%である首巻タオルを用いて首部を冷やす方法。
  2. 前記保冷剤が、水不溶性吸水性ポリマー、水溶性ポリマー、水および親水性アルコールを含有するゲル状物、または水不溶性吸水性ポリマーを水不溶性で非吸水性のポリマー被膜で表面被覆した吸水ゲル粒子を、水溶性ポリマー、水および親水性アルコールを含有する水性ゲル中に懸濁したゲル状物が包装部材に充填されているものであることを特徴とする請求項1記載の首巻タオルを用いて首部を冷やす方法。
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