JP5500293B2 - 近距離無線通信装置 - Google Patents

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本発明は、音データに係るストリーミング状態を通知する機能を有する音データ転送プロトコルと音データに係るプレイステータスを通知する機能を有する制御データ転送プロトコルとを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能な接続手段を備えた近距離無線通信装置に関する。
近距離無線通信機能を有する近距離無線通信装置に搭載されている近距離無線通信モジュールでは、音データの転送を規定する音データ転送プロトコルと音データの制御に係る制御データの転送を規定する制御データ転送プロトコルとを近距離無線通信回線を通じて通信相手装置の近距離無線通信モジュールとの間で接続し、通信相手装置の近距離無線通信モジュールから送信された音データ(ストリーミングデータ)を受信する機能を有している。例えば特許文献1には、Bluetooth(登録商標)の通信規格により、音データ転送プロトコルとしてA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)が規定されており、制御データ転送プロトコルとしてAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)が規定されていることが開示されている。
特開2008−278238公報
A2DPは音データに係るストリーミング状態(出力中、停止中の何れか)を通知する機能を有し、AVRCPは音データに係るプレイステータス(再生中、早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中の何れか)を通知する機能を有する。これらストリーミング状態をA2DPにより通知する機能及びプレイステータスをAVRCPにより通知する機能により、例えばストリーミング状態が出力中であり且つプレイステータスが再生中であることを特定することが可能である。しかしながら、通信相手装置の仕様によっては、通信相手装置の状態を正常に特定し得ない組み合わせでストリーミング状態とプレイステータスとを通知する場合が想定される。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信相手装置から音データ転送プロトコルにより通知されたストリーミング状態と制御データ転送プロトコルにより通知されたプレイステータスとに基づいて通信相手装置の状態を精度良く特定することができる近距離無線通信装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、接続手段は、音データに係るストリーミング状態を通知する機能を有する音データ転送プロトコルと音データに係るプレイステータスを通知する機能を有する制御データ転送プロトコルとを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能である。制御手段は、通信相手側接続手段から音データ転送プロトコルにより通知されたストリーミング状態と通信相手側接続手段から制御データ転送プロトコルにより通知されたプレイステータスとに基づいて通信相手装置の状態を特定する。
ここで、制御手段は、通信相手側接続手段から音データ転送プロトコルにより通知されたストリーミング状態が、当該音データ転送プロトコルのチャネルが開放中であることを示す出力中であると判定すると、通信相手装置の状態を通信相手側接続手段から制御データ転送プロトコルにより通知されたプレイステータスにより示される内容を特する。
これにより、ストリーミング状態が出力中であり、即ち、音データ転送プロトコルのチャネルが開放中であれば、音データが転送可能な状態であることから、通信相手装置の状態をプレイステータスにより示される内容(再生中、早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中の何れか)を特定することで、通信相手装置の状態を精度良く特定することができる。又、制御手段は、ユーザ操作を操作入力手段により入力し、その時点で特定している通信相手装置の状態と当該入力したユーザ操作とが合致していないと判定すると、その入力したユーザ操作に対応する操作信号を接続手段から通信相手側接続手段へ送信させ、その時点で特定している通信相手装置の状態と当該入力したユーザ操作とが合致していると判定すると、その入力したユーザ操作に対応する操作信号を接続手段から通信相手側接続手段へ送信させない。これにより、通信相手装置の仕様によっては、操作信号を受信すると、その操作信号により特定されるユーザ操作と、その時点での状態とが合致していると、その時点での状態を継続することなく別の状態へと遷移してしまう場合もあるが、通信相手装置の状態とユーザ操作とが合致していると判定すると、その入力したユーザ操作に対応する操作信号を送信させないことで、その時点(通信相手装置の状態とユーザ操作とが合致していると判定した時点)での状態を別の状態へと遷移させてしまうことなく継続させることができ、ユーザの意図に反して通信相手装置の状態が遷移することを抑制することができる。又、通信相手装置の状態とユーザ操作とが合致していないと判定すると、その入力したユーザ操作に対応する操作信号を送信させることで、ユーザの意図にしたがって通信相手装置の状態を遷移させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、制御手段は、通信相手装置の状態を再生中と特定している状態でユーザによる再生操作を操作入力手段により入力したと判定すると、再生操作信号を接続手段から通信相手側接続手段へ送信させない
これにより、通信相手装置の状態を再生中と特定している状態でユーザによる再生操作が行われたとしても、再生操作信号を送信させないことで、通信相手装置の状態を再生中のままで継続させることができる
請求項3に記載した発明によれば、制御手段は、通信相手装置の状態を早送り中と特定している状態でユーザによる早送り操作を操作入力手段により入力したと判定すると、早送り操作信号を接続手段から通信相手側接続手段へ送信させない
これにより、通信相手装置の状態を早送り中と特定している状態でユーザによる早送り操作が行われたとしても、早送り操作信号を送信させないことで、通信相手装置の状態を早送り中のままで継続させることができる
請求項4に記載した発明によれば、制御手段は、通信相手装置の状態を巻戻し中と特定している状態でユーザによる巻戻し操作を操作入力手段により入力したと判定すると、巻戻し操作信号を接続手段から通信相手側接続手段へ送信させない。
これにより、通信相手装置の状態を巻戻し中と特定している状態でユーザによる巻戻し操作が行われたとしても、巻戻し操作信号を送信させないことで、通信相手装置の状態を巻戻し中のままで継続させることができる
請求項5に記載した発明によれば、制御手段は、通信相手装置の状態を一時停止中と特定している状態でユーザによる一時停止操作を操作入力手段により入力したと判定すると、一時停止操作信号を接続手段から通信相手側接続手段へ送信させない
これにより、通信相手装置の状態を一時停止中と特定している状態でユーザによる一時停止操作が行われたとしても、一時停止操作信号を送信させないことで、通信相手装置の状態を一時停止中のままで継続させることができ
請求項6に記載した発明によれば、制御手段は、通信相手装置の状態を停止中と特定している状態でユーザによる停止操作を操作入力手段により入力したと判定すると、停止操作信号を接続手段から通信相手側接続手段へ送信させない
これにより、通信相手装置の状態を停止中と特定している状態でユーザによる停止操作が行われたとしても、停止操作信号を送信させないことで、通信相手装置の状態を停止中のままで継続させることができる
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 車載装置が実行する処理を示すフローチャート 図2相当図 図2相当図 図2相当図 図2相当図 ストリーミング状態及びプレイステータスに基づいて携帯電話機の状態を特定する態様を示す図 シーケンス図 図8相当図 図8相当図 図8相当図 図8相当図 再生時間の遷移を示す図
以下、本発明をBluetooth(登録商標)(以下、BTと称する)通信機能を有するBT対応の車載装置(以下、単に車載装置と称する)に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。尚、ここでは、車載装置が搭載されている車両の車室内に、BT通信機能を有するBT対応の携帯電話機(以下、単に携帯電話機と称する)が車室内に持込まれ、車載装置と携帯電話機とがBT通信可能な状態にある場合を説明する。
BT通信システム1は、車両に搭載されている車載装置2(本発明でいう近距離無線通信装置に相当)と、車室内に持込まれた携帯電話機3(本発明でいう通信相手装置に相当)とから構成される。車載装置2は、制御部4(本発明でいう制御手段に相当)と、BTモジュール5(本発明でいう接続手段に相当)と、USB(Universal Serial Bus)モジュール6と、記憶部7と、音声処理部8と、表示制御部9と、操作入力部10(本発明でいう操作入力手段に相当)と、信号入力部11等を備えて構成されている。制御部4と、USBモジュール6と、記憶部7と、音声処理部8と、表示制御部9と、操作入力部10と、信号入力部11とは、制御基板12に物理的に実装されており、BTモジュール5は、制御基板12とは別部材であるBTモジュール基板13に物理的に実装されている。制御部4とBTモジュール5とはUSB接続されている。
制御部4は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM、及びI/Oバス等を有し、車載装置2の通信動作やデータ管理動作等の動作全般を制御する。BTモジュール5は、後述する携帯電話機3のBTモジュールとの間でBT通信回線(本発明でいう近距離無線通信回線に相当)を接続し、BT通信回線を通じてBT通信を実行する機能を有する。BTモジュール5は、BTの通信規格で規定されている複数のプロファイルとして、ハンズフリー通話を規定するHFP(Hands Free Profile)、音データの転送を規定するA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)(本発明でいう音データ転送プロトコルに相当)、音データの制御に係る制御データの転送を規定するAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)(本発明でいう制御データ転送プロトコルに相当)、仮想シリアルポート化したデータ通信を規定するSPP(Serial Port Profile)、インターネットへのダイヤルアップ接続を規定するDUN(Dial-up Networking Profile)、電子メールデータの転送を規定するMAP(Message Access Profile)、電話帳データの転送を規定するPBAP(Phone Book Access Profile)、同じく電話帳データの転送を規定するOPP(Object Push Profile)等を同時接続(所謂マルチ接続)可能に構成されている。これらHFP、A2DP、AVRCP、SPP、DUN、MAP、PBAP、OPP等は機能毎に定義されたデータ通信プロトコルを意味している。
USBモジュール6は、USB接続ケーブル14の接続端子14aを着脱可能な接続端子6aを有し、USB接続ケーブル14の一方の接続端子14aが接続端子6aに接続され、且つUSB接続ケーブル14の他方の接続端子14bが後述する携帯電話機3のUSBモジュールの接続端子に接続されている状態で、USB通信回線を携帯電話機3のUSBモジュールとの間で接続し、USB通信回線を通じてUSB通信を実行する機能を有する。
記憶部7は、各種データを記憶する記憶領域を有して構成されている。この場合、BTモジュール5が携帯電話機3のBTモジュールとの間でMAPを接続すれば、携帯電話機3からBTモジュール5へ転送された電子メールデータ(電子メールの発信先を特定可能な差出人情報、電子メールが携帯電話機3へ受信された日時を特定可能な受信日時情報、電子メールの種別を特定可能な種別情報、例えば差出人が入力した電子メールの件名を特定可能な件名情報等)が記憶部7に記憶される。又、BTモジュール5が携帯電話機3のBTモジュールとの間でPBAPを接続すれば、携帯電話機3からBTモジュール5へ転送された電話帳データ、車載装置2からの発信動作又は当該車載装置2との間でHFPを接続している携帯電話機3からの発信動作に係る発信時刻と発信電話番号との対応を表す発信履歴データ、車載装置2との間でHFPを接続している携帯電話機3の着信動作に係る着信時刻と着信電話番号との対応を表す着信履歴データ等が記憶部7に記憶される。
音声処理部8には車室内にあって例えばハンドルの近傍等のユーザが発した音声を集音し易い部位に配置されているマイクロホン15が接続されていると共に、車載装置2の外部に配置されているオーディオアンプ16が接続されており、オーディオアンプ16にはスピーカ17a、17bが接続されている。
音声処理部8は、BTモジュール5と後述する携帯電話機3のBTモジュールとが両者の間でHFPを接続している状態では、ユーザが発した音声をマイクロホン15から送話音声データとして入力すると、その入力した送話音声データを音声処理してBTモジュール5へ出力し、BTモジュール5から受話音声データを入力すると、その入力した受話音声データをオーディオアンプ16へ出力する。
又、音声処理部8は、BTモジュール5と後述する携帯電話機3のBTモジュールとが両者の間でA2DP及びAVRCPを接続している状態では、携帯電話機3のBTモジュールからA2DP及びAVRCPによりBTモジュール5へ転送された音データをオーディオアンプ16へ出力する。又、音声処理部8は、USBモジュール6と後述する携帯電話機3のUSBモジュールとが両者の間でUSB通信を実行可能な状態では、携帯電話機3のUSBモジュールからUSB通信回線によりUSBモジュール6へ転送された音データをオーディオアンプ16へ出力する。
オーディオアンプ16は、音声処理部8から受話音声データや音データを入力すると、その入力した受話音声データや音データを増幅してスピーカ17a、17bから出力させる。又、オーディオアンプ16にはチューナーデッキ18も接続されており、オーディオアンプ16は、チューナーデッキ18が例えば音楽用記録媒体から再生した音データを当該チューナーデッキ18から入力すると、その入力した音データをも増幅してスピーカ17a、17bから出力させる。
ディスプレイ装置19は、各種表示画面を表示する表示装置20(本発明でいう再生時間通知手段に相当)と、表示画面上にタッチスイッチを形成する操作装置21とを備えて構成されている。表示制御部9は、制御部4から表示指令信号を入力すると、その入力した表示指令信号に基づいてディスプレイ装置19における表示装置20の表示動作を制御する。操作入力部10は、ユーザが表示画面上に形成されているタッチスイッチ(タッチキー、タッチ釦)を操作したことに応じて操作装置21から操作検出信号を入力すると、その入力した操作検出信号を制御部4へ出力し、制御部4は、操作入力部10から入力した操作検出信号を解析してユーザの操作を特定する。
この場合、音楽再生に係る音楽再生画面が表示装置20に表示されている場合であれば、音楽再生に関連する各種タッチスイッチとして再生(PLAY)スイッチ、早送り(FWD)スイッチ、巻戻し(REW)スイッチ、一時停止(PAUSE)スイッチ、停止(STOP)スイッチ等が音楽再生画面上に形成される。制御部4は、操作装置21から操作検出信号を入力し、ユーザが音楽再生画面上に形成されている何れかのスイッチを操作したと判定すると、その操作入力部10から入力した操作検出信号を解析してユーザの操作が再生操作、早送り操作、巻戻し操作、一時停止操作、停止操作の何れであるかを特定する(判断する)。
信号入力部11は、車両に搭載されているACC(アクセサリ)スイッチに接続されており、ACCスイッチから出力されたACC信号を入力すると、その入力したACC信号を制御部4へ出力し、制御部4は、信号入力部11から入力したACC信号のオンオフに基づいて装置電源をオンオフする。即ち、制御部4は、ACC信号がオフからオンに遷移したタイミングで装置電源をオンし(車載装置2を起動し)、ACC信号がオンからオフに遷移したタイミングで装置電源をオフする(車載装置2を停止する)。
携帯電話機3は、制御部22と、電話通信部23と、BTモジュール24(本発明でいう通信相手側接続手段に相当)と、USBモジュール25と、キー入力部26と、記憶部27と、表示部28と、マイクロホン29と、スピーカ30と、電力供給部31等を備えて構成されている。
制御部22は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM、及びI/Oバス等を有し、携帯電話機3の通信動作やデータ管理動作等の動作全般を制御する。電話通信部23は、通信網33との間で電話通信を実行する。尚、通信網33は携帯電話基地局や基地局制御装置等の周知の携帯電話通信サービスを提供する設備を含むものである。BTモジュール24は、前述した車載装置2のBTモジュール5との間でBT通信回線を接続し、BT通信回線を通じてBT通信を実行する機能を有し、BTの通信規格で規定されている複数のプロファイルとして、HFP、A2DP、AVRCP、SPP、DUN、MAP、PBAP、OPP等を同時接続可能に構成されている。
USBモジュール25は、USB接続ケーブル14の接続端子14bを着脱可能な接続端子25aを有し、USB接続ケーブル14の一方の接続端子14aが車載装置2のUSBモジュール6の接続端子6aに接続され、且つUSB接続ケーブル14の他方の接続端子14bが接続端子25aに接続されている状態で、USB通信回線を車載装置2のUSBモジュール6との間で接続し、USB通信回線を通じてUSB通信を実行する機能を有する。
キー入力部26は、ユーザが操作可能な各種キーを備え、ユーザがキーを操作したことに応じて操作検出信号を制御部22へ出力し、制御部22は、キー入力部26から入力した操作検出信号を解析してユーザの操作を特定する。記憶部27は、各種データを記憶する記憶領域を有して構成されている。表示部28は、制御部22から表示指令信号を入力すると、その入力した表示指令信号に基づいて各種表示画面を表示する。又、制御部22は、ユーザが発した音声をマイクロホン29から送話音声データとして入力すると、その入力した送話音声データを音声処理し、電話通信部23から受話音声データを入力すると、その入力した受話音声データをスピーカ30から音声として出力させる。電力供給部31は、本体に対して着脱可能なバッテリ32から放電される電力を動作電力として各機能ブロックへ供給する。
上記した構成では、携帯電話機3において、制御部22は、記憶部27に記憶(登録)されている音データ(音楽データ)の音楽再生に関する機能として、音データを再生する機能、音データを早送りする機能、音データを巻戻しする機能、音データを一時停止する機能、音データを停止する機能等を有する。又、BTモジュール5とBTモジュール24との間で接続されるA2DPは、音データに係るストリーミング状態を通知する機能を有する。BTモジュール24からBTモジュール5へ音データが送信される場合であれば、BTモジュール24からBTモジュール5へ通知されるストリーミング状態は、出力中、停止中の何れかであり、A2DPのチャネルが開放(オープン)している状態、即ち、音データを転送可能な状態では出力中が通知され、A2DPのチャネルが閉鎖(クローズ)している状態、即ち、音データを転送不可能な状態では停止中が通知される。
又、BTモジュール5とBTモジュール24との間で接続されるAVRCPは、音データに係るプレイステータスを通知する機能を有する。BTモジュール24からBTモジュール5へ音データが送信される場合であれば、BTモジュール24からBTモジュール5へ通知されるプレイステータスは、再生中(PLAY)、早送り中(FWD)、巻戻し中(REW)、一時停止中(PAUSE)、停止中(STOP)の何れかである。
車載装置2において、制御部4は、BTモジュール5とBTモジュール24との間でA2DP及びAVRCPが接続されている状態で、ユーザが音楽再生に関連する操作(上記した再生操作、早送り操作、巻戻し操作、一時停止操作、停止操作の何れか)を操作装置21にて行ったと判定すると、その操作した内容を特定可能な操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させる。
携帯電話機3において、制御部22は、BTモジュール24から送信された操作信号をBTモジュール5により受信したと判定すると、その受信した操作信号により特定される操作に対応する機能(上記した音データを再生する機能、音データを早送りする機能、音データを巻戻しする機能、音データを一時停止する機能、音データを停止する機能等)を実行し、上記したようにストリーミング状態をBTモジュール24からBTモジュール5へA2DPにより通知し、プレイステータスをBTモジュール24からBTモジュール5へAVRCPにより通知する。
制御部4は、このようにしてBTモジュール24からBTモジュール5へストリーミング状態がA2DPにより通知され、プレイステータスがAVRCPにより通知されることで、BTモジュール24からBTモジュール5へ通知されたストリーミング状態とプレイステータスとに基づいて携帯電話機3の状態を再生中、早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中の何れかとして特定する。
次に、上記した構成の作用について、図2乃至図13を参照して説明する。図2乃至図6は車載装置2の制御部4が実行する処理をフローチャートにより示している。
車載装置2において、制御部4は、車載装置2の装置電源がオン(ACCスイッチがオン)している状態ではメイン処理を実行し、メイン処理におけるサブ処理としてユーザ操作入力判定処理、再生時間表示処理を実行する。以下、これら各処理について順次説明する。
(1)メイン処理(図2参照)
制御部4は、車載装置2の装置電源がオンしたと判定すると、メイン処理を開始し、ユーザ操作入力判定処理、再生時間表示処理を装置電源がオフしたと判定するまで所定周期で定期的に実行する(ステップS1乃至S3)。
(2)ユーザ操作入力判定処理(図3乃至図5参照)
制御部4は、メイン処理からユーザ操作入力判定処理へ移行し、ユーザ操作入力判定処理を開始すると、ユーザが音楽再生に関連する操作(再生操作、早送り操作、巻戻し操作、一時停止操作、停止操作の何れか)を操作装置21にて行ったか否かを判定する(ステップS11)。制御部4は、操作入力部10から操作検出信号を入力し、ユーザが音楽再生に関連する操作を操作装置21にて行ったと判定すると(ステップS11にて「YES」)、その操作した内容を特定可能な操作信号(操作コマンド)の送信条件が成立している(送信許可する)か否かを判定する(ステップS12)。
ここで、制御部4は、ユーザが行った音楽再生に関連する操作と、その時点で特定している携帯電話機3の状態とが対応していない(合致していない)と判定すると、操作信号の送信条件が成立していると判定し(ステップS12にて「YES」)、操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させる(ステップS13)。一方、制御部4は、ユーザが行った音楽再生に関連する操作と、その時点で特定している携帯電話機3の状態とが対応している(合致している)と判定すると、操作信号の送信条件が成立していない(送信拒否する)と判定し(ステップS12にて「NO」)、操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させることなく、ユーザ操作入力判定処理を終了してメイン処理へリターンする。
即ち、制御部4は、ユーザが再生操作を操作装置21にて行った場合に、携帯電話機3の状態を再生中以外(早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中の何れか)と特定していれば、再生操作信号(再生コマンド)の送信条件が成立していると判定し、再生操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させるが、一方、携帯電話機3の状態を再生中と特定していれば、再生操作信号の送信条件が成立していないと判定し、再生操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させない。
これと同様にして、制御部4は、ユーザが早送り操作を操作装置21にて行った場合に、携帯電話機3の状態を早送り中以外と特定していれば、早送り操作信号(早送りコマンド)をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させるが、一方、携帯電話機3の状態を早送り中と特定していれば、早送り操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させない。又、制御部4は、ユーザが巻戻し操作を操作装置21にて行った場合に、携帯電話機3の状態を巻戻し中以外と特定していれば、巻戻し操作信号(巻戻しコマンド)をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させるが、一方、携帯電話機3の状態を巻戻し中と特定していれば、巻戻し操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させない。
又、制御部4は、ユーザが一時停止操作を操作装置21にて行った場合に、携帯電話機3の状態を一時停止中以外と特定していれば、一時停止操作信号(一時停止コマンド)をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させるが、一方、携帯電話機3の状態を一時停止中と特定していれば、一時停止操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させない。更に、制御部4は、ユーザが停止操作を操作装置21にて行った場合であれば、携帯電話機3の状態を停止中以外と特定していれば、停止操作信号(停止コマンド)をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させるが、一方、携帯電話機3の状態を停止中と特定していれば、停止操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させない。
制御部4は、操作信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させた後に、第1規定時間を計時する第1タイマによる計時を開始し(ステップS14)、BTモジュール24からBTモジュール5へストリーミング状態がA2DPにより通知されることを第1規定時間にわたって待機する(ステップS15、S16)。第1規定時間は例えば車載装置2を製造する製造メーカにより設定される時間であり、携帯電話機3が正常動作している状態で操作信号を受信してからストリーミング状態を通知するまでに要する時間よりも僅かに長い時間である。
携帯電話機3において、制御部22は、このようにしてBTモジュール5から送信された操作信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、その受信した操作信号により特定される操作に対応する機能を実行し、ストリーミング状態をBTモジュール24からBTモジュール5へA2DPにより通知し、プレイステータスをBTモジュール24からBTモジュール5へAVRCPにより通知する。
即ち、制御部22は、BTモジュール5から送信された再生操作信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、携帯電話機3の状態を再生中へと遷移させて音データの再生を開始し、ストリーミング状態を出力中として通知し、プレイステータスを再生中として通知する。又、制御部22は、BTモジュール5から送信された早送り操作信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、携帯電話機3の状態を早送り中へと遷移させて音データの早送りを開始し、ストリーミング状態を出力中として通知し、プレイステータスを早送り中として通知する。又、制御部22は、BTモジュール5から送信された巻戻し操作信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、携帯電話機3の状態を巻戻し中へと遷移させて音データの巻戻しを開始し、ストリーミング状態を出力中として通知し、プレイステータスを巻戻し中として通知する。
又、制御部22は、BTモジュール5から送信された一時停止操作信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、携帯電話機3の状態を一時停止中へと遷移させて音データの一時停止を開始し、ストリーミング状態を出力中として通知し、プレイステータスを一時停止中として通知する。更に、制御部22は、BTモジュール5から送信された停止操作信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、携帯電話機3の状態を停止中へと遷移させて音データの停止を開始し、ストリーミング状態を出力中として通知し、プレイステータスを停止中として通知する。
制御部4は、第1タイマによる第1規定時間の計時が満了する(タイムアップする)よりも先に、BTモジュール24からBTモジュール5へストリーミング状態がA2DPにより通知されたと判定すると(ステップS15にて「YES」)、第1タイマによる計時を終了し(ステップS17)、そのBTモジュール24からBTモジュール5へ通知されたストリーミング状態を特定し(ステップS18)、第2規定時間を計時する第2タイマによる計時を開始し(ステップS19)、BTモジュール24からBTモジュール5へプレイステータスがAVRCPにより通知されることを第2規定時間(本発明でいう所定時間に相当)にわたって待機する(ステップS20、S21)。第2規定時間も上記した第1規定時間と同様に例えば車載装置2を製造する製造メーカにより設定される時間であり、携帯電話機3が正常動作している状態でストリーミング状態を通知してからプレイステータスを通知するまでに要する時間よりも僅かに長い時間である。
一方、制御部4は、BTモジュール24からBTモジュール5へストリーミング状態がA2DPにより通知されるよりも先に、第1タイマによる第1規定時間の計時が満了したと判定すると(ステップS16にて「YES」)、ユーザ操作入力判定処理を終了してメイン処理へリターンする。尚、この場合、制御部4は、表示指令信号を表示制御部9へ出力し、携帯電話機3からストリーミング状態が通知されなかったことを示すストリーミング状態非通知画面(図示せず)を表示装置20に表示させ、携帯電話機3からストリーミング状態が通知されなかった、即ち、通信相手である携帯電話機3が何らかの事情によりストリーミング状態を通知しなかったことをユーザに対して通知しても良い。
制御部4は、第2タイマによる第2規定時間の計時が満了する(タイムアップする)よりも先に、BTモジュール24からBTモジュール5へプレイステータスがAVRCPにより通知されたと判定すると(ステップS20にて「YES」)、第2タイマによる計時を終了し(ステップS22)、そのBTモジュール24からBTモジュール5へ通知されたプレイステータスを特定する(ステップS23)。
一方、制御部4は、BTモジュール24からBTモジュール5へプレイステータスがAVRCPにより通知されるよりも先に、第2タイマによる第2規定時間の計時が満了したと判定すると(ステップS21にて「YES」)、この場合は、ユーザ操作入力判定処理を終了してメイン処理へリターンすることなく、プレイステータス要求信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させ(ステップS24)、第3規定時間を計時する第3タイマによる計時を開始し(ステップS25)、BTモジュール24からBTモジュール5へプレイステータスがAVRCPにより通知されることを第3規定時間にわたって再度待機する(ステップS26、S27)。第3規定時間も上記した第1規定時間や第2規定時間と同様に例えば車載装置2を製造する製造メーカにより設定される時間であり、携帯電話機3が正常動作している状態でプレイステータス要求信号を受信してからプレイステータスを通知するまでに要する時間よりも僅かに長い時間である。
携帯電話機3において、制御部22は、このようにしてBTモジュール5から送信されたプレイステータス要求信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、プレイステータスをBTモジュール24からBTモジュール5へAVRCPにより通知する。
制御部4は、第3タイマによる第3規定時間の計時が満了する(タイムアップする)よりも先に、BTモジュール24からBTモジュール5へプレイステータスがAVRCPにより通知されたと判定すると(ステップS26にて「YES」)、第3タイマによる計時を終了し(ステップS28)、そのBTモジュール24からBTモジュール5へ通知されたプレイステータスを特定する(ステップS23)。
一方、制御部4は、BTモジュール24からBTモジュール5へプレイステータスがAVRCPにより通知されるよりも先に、第3タイマによる第3規定時間の計時が満了したと判定すると(ステップS27にて「YES」)、ユーザ操作入力判定処理を終了してメイン処理へリターンする。尚、この場合、制御部4は、表示指令信号を表示制御部9へ出力し、携帯電話機3からプレイステータスが通知されなかったことを示すプレイステータス非通知画面(図示せず)を表示装置20に表示させ、携帯電話機3からプレイステータスが通知されなかった、即ち、通信相手である携帯電話機3が何らかの事情によりプレイステータスを通知しなかったことをユーザに対して通知しても良い。
制御部4は、BTモジュール24からBTモジュール5へ通知されたストリーミング状態を特定し、BTモジュール24からBTモジュール5へ通知されたプレイステータスを特定すると、その特定したストリーミング状態が出力中であるか停止中であるかを判定する(ステップS29)。制御部4は、その特定したストリーミング状態が出力中であると判定すると、ストリーミング状態出力中判定処理へ移行し(ステップS30)、ストリーミング状態出力中判定処理を終了すると、ユーザ操作入力判定処理を終了してメイン処理へリターンする。一方、制御部4は、その特定したストリーミング状態が停止中であると判定すると、ストリーミング状態停止中判定処理へ移行し(ステップS31)、ストリーミング状態停止中判定処理を終了すると、ユーザ操作入力判定処理を終了してメイン処理へリターンする。
制御部4は、ユーザ操作入力判定処理からストリーミング状態出力中判定処理へ移行し、ストリーミング状態出力中判定処理を開始すると、ユーザ操作入力判定処理にて特定したプレイステータスが再生中、早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中の何れであるかを判定する(ステップS41乃至S45)。
制御部4は、プレイステータスが再生中であると判定すると(ステップS41にて「YES」)、携帯電話機3の状態を再生中と特定し(ステップS46)、ストリーミング状態出力中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。又、制御部4は、プレイステータスが早送り中であると判定すると(ステップS42にて「YES」)、携帯電話機3の状態を早送り中と特定し(ステップS47)、ストリーミング状態出力中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。又、制御部4はプレイステータスが巻戻し中であると判定すると(ステップS43にて「YES」)、携帯電話機3の状態を巻戻し中と特定し(ステップS48)、ストリーミング状態出力中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。
又、制御部4は、プレイステータスが一時停止中であると判定すると(ステップS44にて「YES」)、携帯電話機3の状態を一時停止中と特定し(ステップS49)、ストリーミング状態出力中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。更に、制御部4は、プレイステータスが停止中であると判定すると(ステップS45にて「YES」)、携帯電話機3の状態を停止中と特定し(ステップS50)、ストリーミング状態出力中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。
一方、制御部4は、ユーザ操作入力判定処理からストリーミング状態停止中判定処理へ移行し、ストリーミング状態停止中判定処理を開始すると、ユーザ操作入力判定処理にて特定したプレイステータスが再生中、早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中の何れであるかを判定する(ステップS51乃至S55)。
制御部4は、プレイステータスが再生中であると判定すると(ステップS51にて「YES」)、プレイステータスが早送り中であると判定すると(ステップS52にて「YES」)、又はプレイステータスが巻戻し中であると判定すると(ステップS53にて「YES」)、携帯電話機3の状態を一時停止中又は停止中と特定し(ステップS56)、ストリーミング状態停止中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。
又、制御部4は、プレイステータスが一時停止中であると判定すると(ステップS54にて「YES」)、携帯電話機3の状態を一時停止中と特定し(ステップS57)、ストリーミング状態停止中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。更に、制御部4は、プレイステータスが停止中であると判定すると(ステップS55にて「YES」)、携帯電話機3の状態を停止中と特定し(ステップS58)、ストリーミング状態停止中判定処理を終了してユーザ操作入力判定処理へリターンする。
即ち、制御部4は、上記した一連の処理を実行することで、図7に示すように、BTモジュール24から通知されたストリーミング状態が出力中であると判定すると、A2DPのチャネルが開放中であり、音データが転送可能な状態であることから、携帯電話機3の状態をプレイステータスにより示される内容を優先して特定する。一方、制御部4は、BTモジュール24から通知されたストリーミング状態が停止中であると判定すると、A2DPのチャネルが閉鎖中であり、音データが転送不可能な状態であることから、携帯電話機3の状態をプレイステータスにより示される内容に応じて一時停止中又は停止中と特定する。制御部4は、BTモジュール24から通知されたストリーミング状態が停止中であり、BTモジュール24から通知されたプレイステータスが再生中、早送り中又は巻戻し中であれば、携帯電話機3の状態を再生中、早送り中又は巻戻し中と特定することなく、携帯電話機3の状態を一時停止中又は停止中と特定する。
又、制御部4は、上記した一連の処理を実行することで、図8乃至図10に示すように、例えば携帯電話機3の状態を再生中以外と特定中にユーザによる再生操作が行われると、再生操作信号の送信許可と判定し、再生操作信号を送信させるが(図8及び図9参照)、一方、携帯電話機3の状態を再生中と特定中にユーザによる再生操作が行われると、再生操作信号の送信拒否と判定し、再生操作信号を送信させない(図10参照)。即ち、携帯電話機3の仕様によっては、再生中に車載装置2から再生操作信号を受信すると、再生中から一時停止中又は停止中へと遷移する場合があるが、ユーザが再生操作を行ったにも拘らず携帯電話機3が再生中から一時停止中又は停止中へと遷移することはユーザの意図に反する挙動であることから、携帯電話機3の状態を再生中と特定中にユーザによる再生操作が行われたとしても再生操作信号を送信しないことで、ユーザの意図に反して携帯電話機3の状態が再生中から一時停止中又は停止中へと遷移してしまうことを未然に回避し、携帯電話機3の状態を再生中のままで継続する。
尚、携帯電話機3の状態を再生中と特定中である場合に限らず、携帯電話機3の状態を早送り中、巻戻し中、一時停止中又は停止中と特定中である場合も同様である。即ち、携帯電話機3の状態を早送り中と特定中にユーザによる早送り操作が行われたとしても早送り操作信号を送信しないことで、ユーザの意図に反して携帯電話機3の状態が早送り中から早送り中以外へと遷移してしまうことを未然に回避し、携帯電話機3の状態を早送り中のままで継続する。又、携帯電話機3の状態を巻戻し中と特定中にユーザによる巻戻し操作が行われたとしても巻戻し操作信号を送信しないことで、ユーザの意図に反して携帯電話機3の状態が巻戻し中から巻戻し中以外へと遷移してしまうことを未然に回避し、携帯電話機3の状態を巻戻し中のままで継続する。
又、携帯電話機3の状態を一時停止中と特定中にユーザによる一時停止操作が行われたとしても一時停止操作信号を送信しないことで、ユーザの意図に反して携帯電話機3の状態が一時停止中から一時停止中以外へと遷移してしまうことを未然に回避し、携帯電話機3の状態を一時停止中のままで継続する。更に、携帯電話機3の状態を停止中と特定中にユーザによる停止操作が行われたとしても停止操作信号を送信しないことで、ユーザの意図に反して携帯電話機3の状態が停止中から停止中以外へと遷移してしまうことを未然に回避し、携帯電話機3の状態を停止中のままで継続する。
ところで、以上は、制御部4は、プレイステータス要求信号を1回だけ送信させる場合を説明したが、プレイステータス要求信号を送信させた回数をカウントし、プレイステータス要求信号を所定回数に到達するまで複数回送信させても良い。又、制御部4は、プレイステータス要求信号を所定回数送信させたにも拘らずプレイステータスが通知されなかったと判定した場合に、携帯電話機3からプレイステータスが通知されなかった、即ち、通信相手である携帯電話機3が何らかの事情によりプレイステータスを通知しなかったことをユーザに対して通知しても良い。
(3)再生時間表示処理(図6参照)
制御部4は、メイン処理から再生時間表示処理へ移行し、再生時間表示処理を開始すると、携帯電話機3の状態を再生中と特定中であるか否かを判定する(ステップS61)。制御部4は、携帯電話機3の状態を再生中と特定中であると判定すると(ステップS61にて「YES」)、予め設定されている再生時間要求信号の送信タイミングであるか否かを判定する(ステップS62)。再生時間要求信号の送信タイミングは例えば車載装置2を製造する製造メーカにより設定されるタイミングである。
制御部4は、再生時間要求信号の送信タイミングであると判定すると(ステップS62にて「YES」)、再生時間要求信号をBTモジュール5からBTモジュール24へ送信させ(ステップS63)、BTモジュール24からBTモジュール5への再生時間応答信号の受信を待機する(ステップS64)。
携帯電話機3において、制御部22は、このようにしてBTモジュール5から送信された再生時間要求信号をBTモジュール24により受信したと判定すると、再生を開始してからの経過時間(例えば秒単位)を特定可能な再生時間応答信号をBTモジュール24からBTモジュール5へ送信させる。
制御部4は、BTモジュール24から送信された再生時間応答信号をBTモジュール5により受信したと判定すると(ステップS64にて「YES」)、再生時間応答信号により特定される再生時間を特定し(ステップS65)、表示指令信号を表示制御部9へ出力し、その特定した再生時間を表示装置20に表示させ(ステップS66)、再生時間表示処理を終了してメイン処理へリターンする。
一方、制御部4は、再生時間要求信号の送信タイミングでないと判定すると(ステップS62にて「NO」)、予め設定されている再生時間の更新タイミングであるか否かを判定する(ステップS67)。再生時間の更新タイミングは上記した再生時間要求信号の送信タイミングと同様に例えば車載装置2を製造する製造メーカにより設定されるタイミングである。尚、再生時間の更新タイミングの周期は再生時間要求信号の送信タイミングの周期よりも長く設定される。
制御部4は、再生時間の更新タイミングであると判定すると(ステップS67にて「YES」)、再生時間を更新し、即ち、自身が有している内部カウンタを作動してカウントアップし(ステップS68)、表示指令信号を表示制御部9へ出力し、その更新した再生時間を表示装置20に表示させ(ステップS69)。再生時間表示処理を終了してメイン処理へリターンする。
制御部4は、上記した一連の処理を実行することで、図11及び図12に示すように、携帯電話機3の状態を再生中と特定中であれば、再生時間要求信号の送信タイミングになると、再生時間要求信号を送信させ、再生時間応答信号を受信すると、その受信した再生時間応答信号に基づいて再生時間を特定し、その特定した再生時間を表示させ、一方、再生時間の更新タイミングになると、再生時間を更新し、その更新した再生時間を表示させる。
制御部4は、このように携帯電話機3の状態が再生中であることを条件として再生時間要求信号を送信させることで、図13(a)に示すように、適切な再生時間を表示させることができる。即ち、制御部4は、携帯電話機3の状態が停止中である場合にも再生中である場合と同様にして再生時間要求信号を送信させてしまうと、図13(b)に示すように、携帯電話機3から再生時間応答信号を受信する毎に再生時間を「0」として特定してしまい、不適切な再生時間を表示させることになるが、本実施形態のように、携帯電話機3の状態が再生中以外であるときには再生時間要求信号を送信させることなく、携帯電話機3の状態が再生中であることを条件として再生時間要求信号を送信させることで、上記した不具合の発生を未然に回避することができる。
以上に説明したように本実施形態によれば、車載装置2において、携帯電話機3から通知されたストリーミング状態が出力中であり、A2DPのチャネルが開放中であれば、携帯電話機3の状態をプレイステータスにより示される内容(再生中、早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中の何れか)を優先して特定し、一方、携帯電話機3から通知されたストリーミング状態が停止中であり、A2DPのチャネルが閉鎖中であれば、携帯電話機3の状態をプレイステータスにより示される内容に応じて一時停止中又は停止中と特定する(再生中、早送り中、巻戻し中と特定しない)ようにしたので、携帯電話機3の状態を精度良く特定することができる。その結果、例えば車載装置2にて再生中であるとユーザに対して通知されているにも拘らずに音データが出力されないというような不一致の発生を抑制することができる。
又、携帯電話機3の仕様によってはストリーミング状態を通知した直後にプレイステータスを通知しない機種もあるが、携帯電話機3からストリーミング状態が通知されてからプレイステータスが通知されることなく第2規定時間が経過すると、プレイステータス要求信号を送信させるようにしたので、上記した仕様の機種であっても、プレイステータスを取得することができる。
又、例えば携帯電話機3の状態を再生中と特定中にユーザによる再生操作を入力すると、再生操作信号を携帯電話機3へ送信させないようにしたので、携帯電話機3の状態を再生中のままで継続させることができる。同様に、携帯電話機の状態を早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中と特定している状態でユーザによる早送り操作、巻戻し操作、一時停止操作、停止操作が行われたとしても、早送り操作信号、巻戻し操作信号、一時停止操作信号、停止操作信号を送信させないことで、通信相手装置の状態を早送り中、巻戻し中、一時停止中、停止中のままで継続させることができる。
又、携帯電話機3の状態を再生中と特定中あることを条件として、再生時間要求信号を携帯電話機3へ送信させるようにしたので、携帯電話機3から送信された再生時間応答信号を受信することで、再生を開始してからの経過時間を示す再生時間をユーザに対して通知することができる。又、携帯電話機3の状態を精度良く特定することで、携帯電話機3が実際には一時停止中又は停止中であるにも拘らず再生時間要求信号を送信してしまうことを未然に回避することができ、再生時間要求信号を無用に送信してしまうことを未然に回避することができ、省電力化を図ることができ、しかも、適切な再生時間をユーザに対して通知することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
近距離無線通信装置は、車載装置2に限らず、BTモジュール5と同等の機能を有するBTモジュールを備える構成であれば、周知のナビゲーション機能を有するナビゲーション装置等であっても良く、又、車両に搭載されない装置であっても良い。又、近距離無線通信装置のデータ通信相手である通信相手装置は、携帯電話機3に限らず、BTモジュール24と同等の機能を有するBTモジュールを備える構成であれば、携帯情報端末等であっても良く、又、ユーザが携帯不可能な固定端末であっても良い。
図面中、2は車載装置(近距離無線通信装置)、3は携帯電話機(通信相手装置)、4は制御部(制御手段)、5はBTモジュール(接続手段)、10は操作入力部(操作入力手段)、20は表示装置(再生時間通知手段)、24はBTモジュール(通信相手側接続手段)である。

Claims (6)

  1. 音データに係るストリーミング状態を通知する機能を有する音データ転送プロトコルと音データに係るプレイステータスを通知する機能を有する制御データ転送プロトコルとを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能な接続手段と、
    前記通信相手側接続手段から音データ転送プロトコルにより通知されたストリーミング状態と前記通信相手側接続手段から制御データ転送プロトコルにより通知されたプレイステータスとに基づいて通信相手装置の状態を特定する制御手段と、
    ユーザ操作を入力する操作入力手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記通信相手側接続手段から音データ転送プロトコルにより通知されたストリーミング状態が、当該音データ転送プロトコルのチャネルが開放中であることを示す出力中であると判定した場合には、通信相手装置の状態を前記通信相手側接続手段から制御データ転送プロトコルにより通知されたプレイステータスにより示される内容を特定し、ユーザ操作を前記操作入力手段により入力した時点で特定している通信相手装置の状態と当該入力したユーザ操作とが合致していないと判定した場合には、その入力したユーザ操作に対応する操作信号を前記接続手段から前記通信相手側接続手段へ送信させ、ユーザ操作を前記操作入力手段により入力した時点で特定している通信相手装置の状態と当該入力したユーザ操作とが合致していると判定した場合には、その入力したユーザ操作に対応する操作信号を前記接続手段から前記通信相手側接続手段へ送信させないことを特徴とする近距離無線通信装置。
  2. 請求項1に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、通信相手装置の状態を再生中と特定している状態でユーザによる再生操作を前記操作入力手段により入力したと判定した場合には、再生操作信号を前記接続手段から前記通信相手側接続手段へ送信させないことを特徴とする近距離無線通信装置。
  3. 請求項1に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、通信相手装置の状態を早送り中と特定している状態でユーザによる早送り操作を前記操作入力手段により入力したと判定した場合には、早送り操作信号を前記接続手段から前記通信相手側接続手段へ送信させないことを特徴とする近距離無線通信装置。
  4. 請求項1に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、通信相手装置の状態を巻戻し中と特定している状態でユーザによる巻戻し操作を前記操作入力手段により入力したと判定した場合には、巻戻し操作信号を前記接続手段から前記通信相手側接続手段へ送信させないことを特徴とする近距離無線通信装置。
  5. 請求項1に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、通信相手装置の状態を一時停止中と特定している状態でユーザによる一時停止操作を前記操作入力手段により入力したと判定した場合には、一時停止操作信号を前記接続手段から前記通信相手側接続手段へ送信させないことを特徴とする近距離無線通信装置。
  6. 請求項1に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、通信相手装置の状態を停止中と特定している状態でユーザによる停止操作を前記操作入力手段により入力したと判定した場合には、停止操作信号を前記接続手段から前記通信相手側接続手段へ送信させないことを特徴とする近距離無線通信装置。
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