JP5499961B2 - 素子の半田付け方法 - Google Patents

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Description

この発明は、モータのインバータに使用されるパワーモジュールに係り、詳しくは、パワーモジュールを構成する電極に素子を半田付けするための素子の半田付け方法に関する。
従来、この種の技術として、例えば、図24,25,26に示すように、横長な電極41の上を治具(図24において便宜上2点鎖線で示す。)42により覆い、電極41の長手方向に沿うように治具42に設けられた複数の開口42aのそれぞれを通じて電極41の上に半田44を介して素子43を載置し、熱処理により各素子43を電極41の上に半田付けする方法が知られている。図24は、上記方法における電極41と治具42及び素子43との関係を平面図により示し、図25は、同関係を図24のC−C線断面図により示す。図26は、図25の断面図を拡大して示す。一般に、電極41は銅系の金属より形成され、「16〜17(ppm/K)」程度の線膨張係数を有する。治具42は、カーボンより形成され、電極41よりも小さい「4〜8(ppm/K)」程度の線膨張係数を有する。従って、半田44の溶融後に半田44が凝固点を経て室温に冷えるまでの間には、治具42よりも電極41の方が、熱収縮による寸法縮小量が大きい。このときの寸法変化の違いによって、治具42と電極41及び素子43との間で「囓り合い」が生じることがある。
ここで、図26において、室温での電極41、素子43及び治具42の形状を実線により示し、半田凝固点での電極41、素子43及び治具42の形状を2点鎖線により示す。図26は、治具42における開口42aの周縁にて、隣接する素子43に「囓り合い」が生じる状態を示す。この「囓り合い」は、治具42において、開口42aの周縁と素子43との間にある程度の隙間を設けても、半田温度が凝固点を通過する瞬間に、素子43が開口42aの中のどこに位置するかにより偶発的に発生する避けられない問題である。このときの囓り力が過大になると、半田付け後に治具42と電極41が分離できなくなったり、治具42と干渉した素子43が損傷したりするおそれがある。
一方、図27,28,29,30に示すように、電極41,49に半田付けされた複数の素子43の上にリードフレーム46,50を半田付けするときには、電極41,49を治具47,51の上にて位置決めすると共に、リードフレーム46,50をピン48を介して治具47,51に位置決めしながら、リードフレーム46,50を素子43に半田付けする方法が採用されている。図27は、横長な一体タイプの電極41に複数の素子43が半田付けされ、それら素子43に対してリードフレーム46を半田付けする状態を平面図により示す。図27において破線楕円で囲む部分は、後工程の樹脂封止後に切断されることとなる。図28は、同じく半田付け状態を図27のD−D線断面図により示す。図29は、分割された複数の電極49のそれぞれに素子43が半田付けされ、それら素子43に対してリードフレーム50を半田付けする状態を平面図により示す。図29において破線楕円で囲む部分も、後工程の樹脂封止後に切断されることとなる。図30は、同じく半田付け状態を図29のE−E線断面図により示す。これらの場合も、電極42,49とリードフレーム46,50とに対し、治具47,51の「囓り合い」が生じるような状況になり得る。
ここで、下記の特許文献1には、治具と電極と素子との間の「囓り合い」を回避するために、分割された複数の治具を使用して複数の素子を電極に半田付けする技術が記載されている。すなわち、この技術では、相対的に横長の金属製フレーム(電極)の上面の所定箇所に半田を介して複数の電子部品(素子)を載置する。その後、熱処理により各素子を電極に半田付けするに際して、電極と各素子の相対位置を規制する治具を使用する。ここで、各素子は、治具によって外周が取り囲まれることで電極に対する相対位置が規制される。また、治具は、電極よりも相対的に熱膨張の小さい素材から形成され、電極において素子の位置規制が不要な箇所にて分割される。そして、分割された複数の治具は、電極の長手方向に沿って並べられて電極に係止され、電極の長手方向にのみ移動を規制するガイド機構が設けられる。
一方、下記の特許文献2には、半田付けの際の加熱と冷却に起因した電極の反り(変形)を低減するために、電極に開口(切欠き)を設けることが記載される。すなわち、基板(電極)の上面に素子を半田付けすることで構成される電子部品は、電極の下面に開口(切欠き)が設けられる。この切欠きは、電極が加熱される際により大きな反りが発生する方向に交差する方向に設けられる。
実用新案登録第3106374号公報 特開2002−289979号公報
ところが、特許文献1に記載の技術では、治具を複数に分割することで、治具と電極と素子との間の「囓り合い」を低減できるものの、単体の電極が横長な形状を有するので、その電極が熱の出入りにより膨張、収縮する際には、その長手方向の部位によって変形の程度が異なることとなる。このため、電極の部位によっては、治具と電極と素子との間で「囓り合い」が生じるおそれがあった。ここで、電極の変形を抑えるために、特許文献2に記載の技術を採用することが考えられる。しかし、この場合は、電極の下面に設けられる開口と、分割された複数の治具との配置の関係が問題となる。これらをどのような関係で配置するかは、「囓り合い」の抑止効果を高める上で問題となる。
一方、電極と素子等を半田付けした後、それらを樹脂モールドすることが考えられる。この場合、樹脂の流動性や、電極と樹脂との密着性を改善することが望まれる。その意味で、電極にどのように開口(切欠き)等を設けるかが問題となる。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、素子を電極に半田付けする際における治具と電極と素子との間の「囓り合い」の抑止効果を高めると共に、半田付けした後に電極と素子を樹脂モールドするときの樹脂の流動性向上と、電極と樹脂との密着性向上を図ることを可能とした素子の半田付け方法及びパワーモジュールを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、横長な電極の上を治具により覆い、電極の長手方向に沿うように治具に設けられた複数の開口のそれぞれを通じて電極の上に半田を介して素子を載置し、熱処理により各素子を電極の上に半田付けする素子の半田付け方法において、電極は、その長手方向と交差する方向に、幅方向両端から内方に向けて延びる切欠きにより複数の部分に区分されており、治具は、電極の複数の部分に合わせて、複数の治具片に分割して構成され、各治具片には開口が少なくとも一つ設けられており、複数の治具片を互いに所定の隙間を介して電極の各部分の上に配置すると共に、隣り合う治具片の境界を切欠きに沿って配置し、電極の各部分に対して各治具片を位置決めし、その後、各治具片の開口を通じて電極の各部分の上に半田を介して素子を載置し、その後、熱処理により各素子を電極の各部分の上に半田付けすることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、横長な電極が、その長手方向と交差する方向に、幅方向両端から内方に向けて延びる切欠きにより複数の部分に区分される。また、治具は、電極の複数の部分に合わせて、複数の治具片に分割して構成され、各治具片には開口が少なくとも一つ設けられる。そして、複数の治具片を互いに所定の隙間を介して電極の各部分の上に配置すると共に、隣り合う治具片の境界を切欠きに沿って配置し、電極の各部分に対して各治具片を位置決めする。その後、各治具片の開口を通じて電極の各部分の上に半田を介して素子を載置する。その後、熱処理により各素子を電極の各部分の上に半田付けするようにしている。従って、治具が、複数の治具片に分割して構成されるので、熱処理による治具の寸法変化が各治具片毎に生じると共に、その寸法変化が比較的少なくなる。また、電極が切欠きを介して複数の部分に区分され、それらの部分の上に、複数の治具片が互いに所定の隙間を介して配置されると共に、隣り合う治具片の境界が切欠きに沿って配置される。従って、熱処理による電極の寸法変化も、各部分毎に生じることとなり、その寸法変化も比較的少なくなる。更に、素子を半田付けした後に、治具を除去し、電極等を樹脂モールドすることにより、電極の切欠きにも樹脂が流入する。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、電極の各部分は、少なくとも一つの角を含み、各治具片は、角に整合する鉤形の脚部を含み、電極の各部分の上に各治具片を配置すると共に、脚部が角の外側を囲むように脚部を角に整合させることにより、電極の各部分に対して各治具片を位置決めすることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、各治具片の脚部を各部分の角の外側を囲むように各角に整合させるだけで、電極の各部分に対して各治具片が位置決めされる。従って、各治具片を位置決めするために、別途の構成を要しない。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、電極の各部分と各治具片は、それらの対向面に、凹凸の関係で係合する係合手段を備え、電極の各部分の上に各治具片を配置して係合手段を係合させることにより、電極の各部分に対して各治具片を位置決めすることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、各治具片を電極の各部分の上に配置して係合手段を係合させるだけで、電極の各部分に対して各治具片が位置決めされる。従って、各治具片の位置決めのために別途の構成を要しない。
請求項1に記載の発明によれば、素子を電極に半田付けをするときに、治具と電極と素子との間の「囓り合い」の抑止効果を高めることができる。また、半田付けした後に電極と素子を樹脂モールドするときに、樹脂の流動性向上と、電極と樹脂との密着性向上とを図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、治具の構成と位置決めのための操作を簡略化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、治具の構成と位置決めのための操作を簡略化することができる。
第1実施形態に係り、半田付け方法における電極と治具及び素子との関係を示す平面図。 同実施形態に係り、同じく電極と治具及び素子との関係を示す図1のA−A線断面図。 同実施形態に係り、各脚部を含む各治具片と、電極及び素子との関係を示す平面図。 同実施形態に係り、電極と治具及び素子との関係につき図2を拡大して示す断面図。 同実施形態に係り、樹脂モールドされた電極及び素子の状態を一部破断して示す平面図。 従来例に係り、樹脂モールドされた電極及び素子の状態を示す図5に準ずる平面図。 第2実施形態に係り、半田付け方法における電極と治具及び素子との関係を示す平面図。 同実施形態に係り、同じく電極と治具及び素子等との関係を分解して示す図7のB−B線断面図。 同実施形態に係り、同じく電極と治具及び素子等との関係を示す図7のB−B線断面図。 第3実施形態に係り、半田付け方法における電極、素子及びリードフレームと治具との関係を示す平面図。 同実施形態に係り、応力緩和構造の一例を示す斜視図。 同実施形態に係り、応力緩和構造の変形例を示す斜視図。 第4実施形態に係り、半田付け方法における電極、素子及びリードフレームと治具との関係を示す平面図。 第5実施形態に係り、リードフレームを示す平面図。 第6実施形態に係り、半田付け方法における電極、素子及びリードフレームと治具との関係を示す平面図。 同実施形態に係り、各電極片と、治具にて各電極片を位置決めする構成との関係を示す平面図。 第7実施形態に係り、半田付け方法における電極、素子及びリードフレームと治具との関係を示す平面図。 同実施形態に係り、各電極片と、治具にて各電極片を位置決めする構成との関係を示す平面図。 別の実施形態に係り、各脚部を含む各治具片と、電極及び素子との関係を示す平面図。 別の実施形態に係り、各脚部を含む各治具片と、電極及び素子との関係を示す平面図。 別の実施形態に係り、応力緩和構造を示す平面図。 別の実施形態に係り、応力緩和構造を示す平面図。 別の実施形態に係り、応力緩和構造を示す平面図。 従来例に係り、半田付け方法における電極と治具及び素子との関係を示す平面図。 従来例に係り、半田付け方法における電極と治具及び素子との関係を示す図24のC−C線断面図。 従来例に係り、図25を拡大して示す断面図。 従来例に係り、電極に複数の素子が半田付けされ、それら素子に対してリードフレームを半田付けする状態を示す平面図。 従来例に係り、同じく半田付け状態を示す図27のD−D線断面図。 従来例に係り、電極に複数の素子が半田付けされ、それら素子に対してリードフレームを半田付けする状態を示す平面図。 従来例に係り、同じく半田付け状態を示す図29のE−E線断面図。
<第1実施形態>
以下、本発明における素子の半田付け方法を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態の半田付け方法における電極1と治具2(同図において便宜上2点鎖線で示す。)及び素子3との関係を平面図により示す。図2に、同じく電極1と治具2及び素子3との関係を図1のA−A線断面図により示す。
図1,2に示すように、この実施形態の半田付け方法は、基本的には、横長な電極1の上を治具2により覆う。この治具2には、電極1の長手方向に沿うように複数の開口2aが設けられる。そして、治具2に設けられた複数の開口2aのそれぞれを通じて、電極1の上に半田4(図2参照)を介して素子3を載置する。その後、それら部材1〜4の全体を熱処理により加熱、冷却することにより、各素子3を電極1の上に半田付けする。
ここで、電極1は、その長手方向と交差する方向に延びる4つの切欠き1aにより3つの部分1A,1B,1Cに区分される。この実施形態では、図1に示すように、電極1の長手方向と直交する方向(電極1の幅方向)に、一列をなす2つの切欠き1aが、電極1の長手方向に沿って2列形成される。これら2列の切欠き1aにより、一つの電極1が3つの部分1A〜1Cに区分される。
また、治具2は、電極1の3つの部分1A〜1Cに合わせて、3つの治具片2A,2B,2Cに分割して構成される。各治具片2A〜2Cは、平面視で四角形状をなし、それぞれ2つの開口2aが設けられる。また、各治具片2A〜2Cの四隅には、鉤形をなす脚部2b(図2参照)が設けられる。図3に、各脚部2b(同図において断面により示す。)を含む各治具片2A〜2Cと、電極1及び素子3との関係を平面図により示す。図3に示すように、電極1の各部分1A〜1Cは、それぞれ4つの角1bを含む。各治具片2A〜2Cの脚部2bは、各部分1A〜1Cの角1bに整合するように配置される。この状態では、各脚部2bが、電極1の各部分1A〜1Cの角1bの外側を囲む。これにより、電極1の各部分1A〜1Cに対して各治具片2A〜2Cを位置決めすることができる。
より詳細には、この半田付け方法は、上記のように構成した電極1と治具2を使うことにより、図1,2において、電極1の各部分1A〜1Cに対して各治具片2A〜2Cを位置決めする。その後、各治具片2A〜2Cの開口2aを通じて電極1の各部分1A〜1Cの上に半田4を介して素子3を載置する。その後、熱処理により各素子3を電極1の各部分1A〜1Cの上に半田付けするようにしている。
以上説明したこの実施形態の半田付け方法によれば、横長な電極1が、その長手方向と交差する方向に延びる切欠き1aにより3つの部分1A〜1Cに区分される。また、治具2は、電極1の3つの部分1A〜1Cに合わせて、3つの治具片2A〜2Cに分割して構成され、各治具片2A〜Cには、それぞれ2つの開口2aが設けられる。
そして、この実施形態では、治具2が3つの治具片2A〜2Cに分割して構成されるので、熱処理による治具2の寸法変化が各治具片2A〜2C毎に生じ、その寸法変化が比較的少なくなる。また、電極1が切欠き1aを介して3つの部分1A〜1Cに区分され、それらの部分1A〜1Cの上に、3つの治具片2A〜2Cが互いに所定の隙間5を介して配置されると共に、隣り合う治具片2A〜2Cの境界(隙間5)が切欠き1aに沿って配置される。従って、熱処理による電極1の寸法変化も、各部分1A〜1C毎に生じることとなり、その寸法変化も比較的少なくなる。このため、電極1及び素子3の熱収縮に伴い各治具片2A〜2Cが変位するだけとなり、隣り合う治具片2A〜2Cは互いに接触することがない。この結果、素子3を電極1に半田付けをするときに、治具2と電極1と素子3との間の「囓り合い」の抑止効果を高めることができる。
また、従来技術では、図26に示すように、治具42と素子43との間に「囓り合い」が生じた。これに対し、この実施形態では、図1に示すように、電極1の長手方向における治具2(治具片2A〜2C)と素子3との間の「囓り合い」は、治具2が各治具片2A〜2Cに分離独立しているので発生せず、従来技術のような「囓り合い」の発生の心配がない。また、この実施形態では、電極1の長手方向と直交する方向に各組の2つの素子3が並んで配置されているが、それらの素子3の間隔は小さく、各治具片2A〜2Cと素子3との間の「囓り合い」は無視できるほど小さい。
図4に、図2を拡大して断面図により示す。図4において、室温での電極1、素子3及び治具2の形状を実線により示し、半田凝固点での電極1、素子3及び治具2の形状を2点鎖線により示す。図4から、治具2が各治具片2A〜2Cに分離独立して十分な隙間5設けられているので、隣り合う素子3と素子3との間に、治具片2A〜2Cが囓り合うことを防止できることが分かる。
また、この実施形態では、パワーモジュールを製造するために、電極1に素子3等を半田付けした後は、治具2を取り除き、電極1及び素子3等を樹脂モールドするようになっている。このとき、電極1の切欠き1aにも樹脂が流入することとなる。このため、樹脂モールドの際における電極1周りの樹脂流動性を向上させることができる。また、切欠き1aの部分に入った樹脂のアンカー効果により樹脂全体を保持することができ、樹脂と電極1との密着性を向上させることができる。また、切欠き1aの分だけ電極1の面積が減った分だけ全体を軽量化することができる。図5に、この実施形態に係り、樹脂モールドされた電極1及び素子3の状態を一部破断して平面図により示す。図6に、従来例に係り、樹脂モールドされた電極41及び素子43の状態を、図5に準ずる平面図により示す。図5に示す電極1の切欠き1aの部分では、図6に示す従来例と比べ、樹脂21の流路が拡大され、樹脂21の流動抵抗が低下することとなる。この意味で、樹脂21の流動性を向上させることができる。また、図5に示すように、電極1の切欠き1aの部分では、素子3を実装する面方向に対して垂直な面ができる。このため、冷却ストレス時に、電極1と樹脂21との間の線膨張係数差により発生する素子実装面方向に作用する剪断力に対し、電極1と樹脂21との密着力を向上させることができる。更に、比重の大きい電極1の体積が、切欠き1aの分だけ減ることで、全体を軽量化することができる。
また、この実施形態では、各治具片2A〜2Cの脚部2bを、各部分1A〜1Cの角1bの外側を囲むように各角1bに整合させるだけで、各部分1A〜1Cに対して各治具片2A〜2Cが位置決めされる。従って、各治具片2A〜2Cを位置決めするために、別途の構成を要しない。このため、治具2の構成と位置決めのための操作を簡略化することができる。また、各治具片2A〜2Cごとに、その四隅にて電極1の各部分1A〜1Cの角1bに対して位置決めするので、長いスパンで位置決めすることができ、各治具片2A〜2Cの回転方向におけるガタを少なくすることができる。この結果、電極1の各部分1A〜1Cに対して素子3を精度良く位置決めすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明における素子の半田付け方法を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同等の構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
図7に、この実施形態の半田付け方法における電極1と治具(同図において便宜上2点鎖線で示す。)2及び素子3との関係を平面図により示す。図8に、同じく電極1と治具2(治具片2C)及び素子3等との関係を分解して図7のB−B線断面図により示す。図9に、同じく電極1と治具2(治具片2C)及び素子3等との関係を図7のB−B線断面図により示す。
この実施形態では、各治具片2A〜2Cを電極1の各部分1A〜1Cに位置決めするための構成の点で、第1実施形態と異なる。すなわち、電極1の各部分1A〜1Cと各治具片2A〜2Cは、それらの対向面に、凹凸の関係で係合する係合手段11が設けられる。図8,9に示すように、係合手段11は、電極1の各部分1A〜1Cの上面に形成されるピン穴12と、各治具片2A〜2Cの下面に突設されたピン13とにより構成される。図7に示すように、ピン13は、四角形状をなす各治具片2A〜2Cにおける一組の対角の近傍にそれぞれ2本配置される。ピン穴12は、それらピン13の配置に整合するように、電極1の各部分1A〜1Cにそれぞれ2個配置される。そして、図8に示すように、電極1の各部分1A〜1Cの上に各治具片2A〜2Cを配置し、ピン13とピン穴12を整合させる。その後、図9に示すように、ピン13とピン穴12を係合させることにより、電極1の各部分1A〜1Cに対して各治具片2A〜2Cを位置決めするようになっている。
従って、この実施形態では、各治具片2A〜2Cの位置決めのために別途の構成を必要としない。このため、治具2の構成と位置決めのための操作を簡略化することができる。
図9において、室温での電極1、素子3及び治具2(治具片2C)等の形状を実線により示し、半田凝固点での電極1、素子3及び治具2(治具片2C)等の形状を2点鎖線により示す。図9に示すように、素子3と治具2(治具片2C)との間、又は、ピン13と電極1との間で「噛み合い」は生じるが、寸法変形が極めて少ないので、素子3と電極1との半田付けへの影響は少ない。
<第3実施形態>
次に、この実施本発明における素子の半田付け方法を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図10に、この実施形態の半田付け方法における電極1、素子3及びリードフレーム6と治具7(同図において便宜上2点鎖線で示す。)との関係を平面図により示す。この実施形態では、第1及び第2の実施形態とは異なり、電極2に半田付けされた素子3をリードフレーム6に対して半田付けする場合について説明する。図10において、治具7は、電極1の下側に配置される。この状態で、電極1は、治具7に形成された凹部に嵌め込まれることで位置決めされる。リードフレーム6は、治具7上に突設された2つのピン14に係合することで位置決めされる。
横長な電極1上には、2つ一組をなす素子3が、電極1の長手方向に沿って3組配列される。リードフレーム6は、各組の素子3に接合される3本の接合部6a,6b,6cと、それらの接合部6a〜6cの基端部をつなぐ連結部6dと、一端に位置する接合部6cから突出する端子部6eとを含む。リードフレーム6の一つの接合部6aの基端及び端子部6eの先端には、それぞれピン14に係合するピン孔6fが形成される。
この実施形態では、治具7に位置決めされた電極1上の素子3の上に半田を介してリードフレーム6の一部を載置する。その後、それら部材1,3,6の全体を熱処理により加熱、冷却することにより、リードフレーム6を各素子3の上に半田付けするようにしている。
このように半田付けを行う場合、半田凝固点から室温まで温度低下するときには、熱収縮量の差により、治具7とリードフレーム6との間に応力が発生する。また、リードフレーム6と電極1との間に温度差が生じ、それによる両者6,1の間に寸法差が発生して歪みが発生し、リードフレーム6に接合される素子3に応力が発生するおそれがある。
そこで、この実施形態では、図10に複数の2点鎖線四角で示すように、リードフレーム6の複数の部位8A,8B,8C,8Dに、応力緩和構造9(図11,12参照)が設けられる。第1部位8A及び第4部位8Dは、素子3とピン14との間の部位であり、第2及び第3の部位8B,8Cは、隣り合う素子3の組みの間の部位である。
図11に、この実施形態の応力緩和構造9の一例を斜視図により示す。この応力緩和構造9は、リードフレーム6の板材の一部を上方へチャネル状に折り曲げることで構成される。リードフレーム6の板材は、材料平面に垂直な力に対し変形しやすいので、発生した応力に応じて変形する。図11に示す矢印F1は、応力の作用する方向を示す。この応力緩和構造9により、リードフレーム9に作用する応力を緩和し、素子3に加われる応力を低減することができる。この応力緩和の程度は、リードフレーム6における応力緩和構造9の数、応力に垂直な面の長さ、リードフレーム6の板幅を変更することで調整できる。
この実施形態の応力緩和構造9によれば、別途の構成部品を必要としないので、比較的低コストで製作することができる。また、リードフレーム6における通電断面積に変化がないので、リードフレーム6における電流容量を損なうことがない。
図12に、応力緩和構造9の変形例を斜視図により示す。図11に示す応力緩和構造9と異なり、この変形例の応力緩和構造9は、リードフレーム6の板材の一部を上方及び下方へチャネル状に折り曲げることで構成される。図12に示す矢印F1は、応力の作用する方向を示す。この変形例では、図11の応力緩和構造9よりもその効果を増大させることが可能である。
その他の変形例として、図11,12に示す応力緩和構造9のように角形に折り曲げるのではなく、湾曲形に折り曲げた応力緩和構造とすることもできる。要は、応力緩和構造は、リードフレーム6の板材を、応力の垂直方向に一定の高さで形成すればよい。
<第4実施形態>
次に、本発明における素子の半田付け方法を具体化した第4実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図13に、この実施形態の半田付け方法における電極10、素子3及びリードフレーム16と治具7(同図において便宜上2点鎖線で示す。)との関係を平面図により示す。この実施形態では、電極10とリードフレーム16の構成の点で第3実施形態と異なる。すなわち、電極10は、3つに分割された電極片10A,10B,10Cにより構成される。各電極片10A〜10Cの上には、2つ一組をなす素子3が半田付けされる。リードフレーム16は、これら素子3に半田付けされる3本の接合部16a,16b,16cと、それら接合部16a〜16cの基端部をつなぐ連結部16dと、連結部16dの一端及び他端から延びる端子部16e,16fとを含む。各端子部16e,16fの先端には、それぞれピン14に係合するピン孔16gが形成される。
この実施形態では、図13において2点鎖線の四角で示すように、リードフレーム16の複数の部位18A,18B,18C,18Dに、応力緩和構造9(図11,12参照)が設けられる。第1部位18A及び第4部位18Dは、素子3とピン14との間の部位であり、第2及び第3の部位18B,18Cは、隣り合う素子3の間の部位である。この実施形態の応力緩和構造9の構成は、第3実施形態で説明した図11,12に示す応力緩和構造9のそれと同じである。
従って、この実施形態でも、リードフレーム16と素子3との間等の応力緩和につき、第3実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
<第5実施形態>
次に、本発明における素子の半田付け方法を具体化した第5実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図14に、この実施形態のリードフレーム16を平面図により示す。この実施形態の応力緩和構造19は、リードフレーム16の板幅方向に互い違いに形成された2本のスリット19aと、それらのスリット19aの間に形成された細長い1本のビーム19bとにより構成される点で、板材を折り曲げて構成された第3及び第4の実施形態の応力緩和構造9とは構成が異なる。ビーム19bは、図14に矢印F1で示す応力の方向に対し垂直に延び、所定幅を有する。ビーム19bの長さと幅は、予想される応力の大きさに応じて設定される。
従って、この実施形態によれば、リードフレーム16の一部を加工することで応力緩和構造19が構成されるので、別途の部品を設ける必要がなく、曲げ加工の必要もなく、製作コストを抑えることができる。また、リードフレーム16をその板厚方向に変形させないので、応力緩和構造19として体格の増加がなく、小型化及び軽量化を図ることができる。また、応力緩和構造19を加工するために、リードフレーム16を板厚方向に打ち抜くだけで済むので、リードフレーム16の全体への影響がなく、寸法精度を確保することができる。更に、樹脂モールドの際には、スリット19a,19bを通じて樹脂が流動するので、樹脂モールドの成形性を向上させることができる。また、素子とリードフレーム16との半田付けに際して、素子ごとに順に加熱する場合は、スリット19a,19bにより伝熱断面が小さくなり、かつ、ビーム19cに沿って熱が伝わるので、伝熱経路が長くなる。このため、半田ごて等の熱が放熱し難くなり、加熱効率を改善することができ、半田付け性能を向上させることができる。また、ビーム19cは、通電断面が小さいので、過大な電流で溶断することになり、ヒューズとして機能させることもできる。
<第6実施形態>
次に、本発明における素子の半田付け方法を具体化した第6実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図15に、この実施形態の半田付け方法における電極10、素子3及びリードフレーム16と治具7(同図において便宜上2点鎖線で示す。)との関係を平面図により示す。この実施形態では、応力緩和構造20の構成の点で第4実施形態と異なる。すなわち、この実施形態では、リードフレーム16を素子3に半田付けする際に治具7と各電極片10A〜10Cが当たり応力を受ける部分であって、各電極片10A〜10Cの側端縁に、応力緩和構造20が設けられる。この応力緩和構造20は、両端が閉じたスリット20aと、そのスリット20aに隣接する細長なビーム20bとにより構成される。
応力緩和構造20のビーム20bは、図15に矢印F1で示す応力の方向に対して垂直に一定の幅で延びる。図16に、各電極片10A〜10Cと、治具7にて各電極片10A〜10Cを位置決めする構成との関係を平面図により示す。図16に示すように、各電極片10A〜10Cは、治具7に形成された凹部7aに収容される。この凹部7aの内周には、電極片10A〜10Cの側面に接触可能な平面視で半円形状をなす突起7bが形成される。各電極片10A〜10Cは、凹部7aの中にて、側面が各突起7bに接触する形で位置決めされる。
従って、この実施形態によれば、各電極片10A〜10Cの一部を加工することで応力緩和構造20が構成されるので、別途部品を設ける必要がなく、曲げ加工の必要もなく、製作コストを抑えることができる。また、リードフレーム16や電極片10A〜10Cをそれらの板厚方向に変形させないので、応力緩和構造20としては、体格の増加がなく、小型化及び軽量化を図ることができる。また、応力緩和構造20の加工として、電極片10A〜10Cを板厚方向に打ち抜くだけで済むので、リードフレーム16の全体への影響がなく、寸法精度を確保することができる。更に、樹脂モールドの際にスリット20aに樹脂が入ることで、樹脂と電極10A〜10Cとの接着面積を拡大することができ、両者の密着力を向上させることができる。
<第7実施形態>
次に、本発明における素子の半田付け方法を具体化した第7実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図17に、この実施形態の半田付け方法における電極10、素子3及びリードフレーム16と治具7(同図において便宜上2点鎖線で示す。)との関係を平面図により示す。この実施形態の応力緩和構造20は、一端が開放されたスリット20cと、そのスリット20cに隣接する細長なビーム20dとにより構成される点で第6実施形態と異なる。
この応力緩和構造20のビーム20dは、図17に矢印F1で示す応力の方向に対して垂直に一定の幅で延びる。図18に、各電極片10A〜10Cと、治具7にて各電極片10A〜10Cを位置決めする構成との関係を平面図により示す。図18に示すように、この実施形態では、第6実施形態と同様、各電極片10A〜10Cが、凹部7aの中で、側面が各突起7bに接触する形で位置決めされる。従って、この実施形態でも、第6実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもできる。
(1)前記第1実施形態では、電極1の形状と各治具片2A〜2Cの脚部2bの配置の関係を図3に示す状態に構成したが、この配置を図19に示す状態に構成することもできる。すなわち、第1実施形態では、図3に示すように、各治具片2A〜2Cの四隅に鉤形の脚部2bを設け、それら脚部2bを電極1の各部分1A〜1Cの4つの角1bに整合させるようにした。これに対し、図19に示すように、電極1に設けられる切欠き1aを、互い違いに2つ配置し、3つの治具片2A〜2Cのうち両端に位置する治具片2A,2Cの脚部2bをそれぞれ3つとし、中央に位置する治具片2Bの脚部2bを、切欠き1aに合わせて2つとする。
(2)前記第1実施形態では、電極1の形状と各治具片2A〜2Cの脚部2bの配置の関係を図3に示す状態に構成したが、この配置を図20に示す状態に構成することもできる。すなわち、図19に示す状態とは異なり、図20に示すように、電極1に設けられる切欠き1aを、互い違いに4つ配置し、3つの治具片2A〜2Cのうち両端に位置する治具片2A,2Cの脚部2bをそれぞれ3つとし、中央に位置する治具片2Bの脚部2bを、切欠き1aに合わせて2つとする。
(3)前記第5実施形態では、図14に示すように、リードフレーム16の板幅方向に互い違いに2本のスリット19aを形成し、それらのスリット19aの間に細長い1本のビーム19bを形成することにより、応力緩和構造19を構成した。これに対し、図21に一部を平面図に示すように(図中の矢印F1は応力の方向を示す。)、リードフレーム16の板幅方向に互い違いに4本のスリット19aを形成し、それらのスリット19aの間に細長い3本のビーム19bを形成することにより、応力緩和構造19を構成してもよい。この場合、ビーム19bの幅が一定であれば、ビーム19bの合計の長さがビーム19bの弾性力(剛性)を決定することとなる。
(4)同じく前記第5実施形態の応力緩和構造19に対し、図22に一部を平面図に示すように(図中の矢印F1は応力の方向を示す。)、リードフレーム16を、その途中で予め板幅方向にオフセットすると共に、そのオフセットした部分にて、板幅方向に互い違いに2本のスリット19aを形成し、それらのスリット19aの間に細長い1本のビーム19bを形成することにより、応力緩和構造19を構成してもよい。この場合、オフセットの寸法を決定することでビーム19bの長さを調整することができ、ビーム19bの幅が一定であれば、ビーム19bの長さによりビーム19bの弾性力(剛性)を決定することができる。
(5)同じく前記第5実施形態の応力緩和構造19に対し、図23に一部を平面図に示すように(図中の矢印F1は応力の方向を示す。)、リードフレーム16の板幅方向に互い違いに3本のスリット19aを形成し、それらのスリット19aの間に細長い2本のビーム19bを形成すると共に、それらビーム19bの長さをリードフレーム16の板幅よりも大きくすることにより、応力緩和構造19を構成してもよい。この場合、ビーム19bの幅が一定であれば、ビーム19bの長さを調整することで、ビーム19bの弾性力(剛性)を決定することができる。
この発明は、モータのインバータに使用されるパワーモジュールの製造に利用することができる。
1 電極
1a 切欠き
1b 角
1A 部分
1B 部分
1C 部分
2 治具
2a 開口
2b 脚部
2A 治具片
2B 治具片
2C 治具片
3 素子
4 半田
5 隙間
11 係合手段
12 ピン穴
13 ピン

Claims (3)


  1. 横長な電極の上を治具により覆い、前記電極の長手方向に沿うように前記治具に設けられた複数の開口のそれぞれを通じて前記電極の上に半田を介して素子を載置し、熱処理により前記各素子を前記電極の上に半田付けする素子の半田付け方法において、
    前記電極は、その長手方向と交差する方向に、幅方向両端から内方に向けて延びる切欠きにより複数の部分に区分されており、
    前記治具は、前記電極の複数の部分に合わせて、複数の治具片に分割して構成され、前記各治具片には前記開口が少なくとも一つ設けられており、
    前記複数の治具片を互いに所定の隙間を介して前記電極の各部分の上に配置すると共に、隣り合う前記治具片の境界を前記切欠きに沿って配置し、前記電極の各部分に対して前記各治具片を位置決めし、
    その後、前記各治具片の前記開口を通じて前記電極の各部分の上に前記半田を介して前記素子を載置し、
    その後、熱処理により前記各素子を前記電極の各部分の上に半田付けする
    ことを特徴とする素子の半田付け方法。
  2. 前記電極の各部分は、少なくとも一つの角を含み、
    前記各治具片は、前記角に整合する鉤形の脚部を含み、
    前記電極の各部分の上に前記各治具片を配置すると共に、前記脚部が前記角の外側を囲むように前記脚部を前記角に整合させることにより、前記電極の各部分に対して前記各治具片を位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の素子の半田付け方法。
  3. 前記電極の各部分と前記各治具片は、それらの対向面に、凹凸の関係で係合する係合手段を備え、
    前記電極の各部分の上に前記各治具片を配置して前記係合手段を係合させることにより、前記電極の各部分に対して前記各治具片を位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の素子の半田付け方法。
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