JP5498347B2 - Plc/電源ハイブリッド装置および通信機能付き装置 - Google Patents

Plc/電源ハイブリッド装置および通信機能付き装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力線通信(PLC)機能および電源機能を有するPLC/電源ハイブリッド装置と、そのようなPLC/電源ハイブリッド装置を搭載した通信機能付き装置に係る。
パーソナルコンピュータ(PC)等の各種機器においてPLCを行う場合、機器と電力線とを繋ぐ配線に結合するようにPLCモデムが設けられる(特許文献1〜3参照)。
ところで、一般に各種機器は、機器外部から供給される電圧を所望の電圧に変換する電源回路を有している。
特に特許文献3には、電源回路とPLCモデムで部品を共用することによって部品コストを削減することが提案されている。
特開2007−5982号公報 特開2008−227837号公報 特開2006−94308号公報
従来より種々の分野においてコスト削減等の要請があり、PLCに関連する分野においても同様である。特許文献3の提案も一つの方策と考えられるが、本発明は特許文献3の提案とは異なるアプローチによって部品の共用化を図り、コスト、サイズ、消費電力等を削減することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、電圧入力端部に印加された入力電圧を所定電圧値の電圧に変換する電圧変換を行い、前記電圧変換後の電圧を電圧出力端部に出力する電源回路を備え、前記電源回路は、前記電圧入力端部の側の電圧に対してチョッピングを行うスイッチング手段と、前記スイッチング手段のスイッチングを制御することによって前記チョッピングを制御する制御回路とを含み、前記制御回路は、前記電圧変換を行う通常モードと、前記電圧入力端部に通じる電力線を利用した電力線通信(PLC)によってデータ送信を行う送信モードで以て動作し、前記送信モードでは送信データに応じて前記スイッチングを変調する。
また、第2の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第1の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記制御回路は、前記送信モードにおける前記スイッチングを、前記送信データに応じた変調を行いつつも前記通常モードで生成すべき前記所定電圧値が得られる条件で行う。
また、第3の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第1または第2の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記制御回路は、前記スイッチング手段のスイッチング周期を前記通常モードと前記送信モードで異ならせ、前記スイッチング手段のON期間幅を、前記スイッチング周期が短いほど前記ON期間幅を短くするという関係に従って設定する。
また、第4の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第1ないし第3の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記スイッチング手段の接続位置から見て前記電圧出力端部の側に接続されており前記入力電圧に対応する電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器による検出電圧から、他の装置によって前記電力線へ送信されたデータを抽出する受信データ抽出処理を行うPLC処理回路とをさらに備え、前記PLC処理回路は、前記電圧入力端部と前記電圧検出器との間の回路構成について予め与えられた情報に基づいて、前記検出電圧から前記入力電圧を推定する入力電圧推定処理を行い、前記入力電圧推定処理による推定電圧に対して前記受信データ抽出処理を行う。
また、第5の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第4の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記制御回路は、前記電圧検出器による前記検出電圧に基づいて前記スイッチングをフィードバック制御する。
また、第6の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第1ないし第3の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記スイッチング手段の接続位置から見て前記電圧出力端部の側に接続されており前記入力電圧に対応する電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器による検出電圧から、他の装置によって前記電力線へ送信されたデータを抽出する受信データ抽出処理を行うPLC処理回路とをさらに備え、前記制御回路は、前記電圧検出器による前記検出電圧に基づいて前記スイッチングをフィードバック制御する。
また、第7の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第5または第6の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記制御回路は、前記電圧検出器と前記電圧出力端部との間の回路構成について予め与えられた情報に基づいて、前記検出電圧から前記電圧変換後の電圧を推定する出力電圧推定処理を行い、前記出力電圧推定処理による推定電圧に基づいて前記スイッチングをフィードバック制御する。
また、第8の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第4ないし第7の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記電源回路がトランスを含んだAC入力/絶縁型の電源回路であり、前記電圧検出器が前記トランスの二次側に通じるように接続されている。
また、第9の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第4ないし第8の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記PLC処理回路は、前記スイッチング手段のON期間における前記検出電圧に対して前記受信データ抽出処理を行う。
また、第10の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第1ないし第3の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記スイッチング手段の接続位置から見て前記電圧出力端部の側に接続されており前記入力電圧に対応する電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器による検出電圧から、他の装置によって前記電力線へ送信されたデータを抽出する受信データ抽出処理を行うPLC処理回路とをさらに備え、前記PLC処理回路は、前記スイッチング手段のON期間における前記検出電圧に対して前記受信データ抽出処理を行う。
また、第11の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第4ないし第10の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記電圧検出器へ入力される電圧の所定の特性を強調する特性強調回路をさらに備え、前記特性強調回路は、前記スイッチング手段のON状態とOFF状態で、強調する特性を異ならせる。
また、第12の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第1ないし第11の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記制御回路は、前記送信モードにおける前記スイッチングをチャープ信号に従って変調する。
また、第13の態様に係るPLC/電源ハイブリッド装置は、上記の第1ないし第12の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置であって、前記通常モードでのスイッチング周波数が、前記送信モードでのスイッチング周波数に比べて高い。
また、第14の態様に係る通信機能付き装置は、上記の第1ないし第13の態様のうちのいずれか1つに係るPLC/電源ハイブリッド装置と、前記PLC/電源ハイブリッド装置を介して前記PLCを行う本体回路とを備える。
上記の第1の態様によれば、電源回路のスイッチング手段および制御回路(以下、まとめて「スイッチング回路」とも称する)を利用してPLCを行うことが可能である。すなわち、当該スイッチング回路を電源回路とPLCのための回路(PLC回路)とで共用している。このため、PLC回路用のスイッチング回路(いわゆるラインドライバ)が不要である。したがって、電源回路とPLC回路とで別々にスイッチング回路を有する構成に比べて、コスト、サイズ、消費電力等を削減することができる。
上記の第2の態様によれば、送信モードであっても通常モードでの所定電圧値を確保できる。このため、動作モードに関係なく安定した電圧を生成することができ、高い信頼性に貢献する。
上記の第3の態様によれば、動作モードに関係なく安定した電圧を生成可能な構成の一例を提供することができる。
上記の第4の態様によれば、電圧検出器と電圧入力端部との間に回路が介在する場合であっても、受信データ抽出処理の精度、すなわちデータ受信の信頼性を確保することができる。換言すれば、電圧検出器の接続位置の自由度を高くすることができる。
上記の第5および第6の態様によれば、制御回路とPLC処理回路で電圧検出器を共用することができる。したがって、制御回路とPLC回路で別々に電圧検出器を有する構成に比べて、コスト、サイズ、消費電力等を削減することができる。
上記の第7の態様によれば、電圧検出器と電圧出力端部との間に回路が介在する場合であっても、トランジスタのフィードバック制御の精度、すなわち電圧変換の信頼性を確保することができる。換言すれば、電圧検出器の接続位置の自由度を高くすることができる。
上記の第8の態様に関し、一般にはAC入力/絶縁型の電源回路に対しては電源回路用トランスの一次側にPLC受信用の結合トランスが設けられるのに対し、当該第8の態様に係るトランスが電源回路用トランスとPLC受信用結合トランスとを兼ねる。このため、一般的にPLC受信専用に設けられる結合トランスが不要である。したがって、電源回路とPLC回路とで別々にトランスを有する一般的な構成に比べて、コスト、サイズ等を削減することができる。
上記の第9および第10の態様によれば、電力線からのデータ受信をより確実に行うことができる。これは、スイッチング手段がOFF状態では電圧検出器が電力線に通じていないので、かかるOFF期間の検出電圧を用いて受信データ抽出処理を行っても無効なデータしか得られないからである。
上記の第11の態様によれば、電圧検出器のダイナミックレンジを効率よく利用することが可能になる。
上記の第12の態様によれば、チャープ信号に対応した信号が電力線へ出力されるので、耐雑音性に優れた通信を行うことができる。
上記の第13の態様によれば、電力線の電圧変動が均質化されるので、送信データの検出容易化に繋がる。
上記の第14の態様によれば、通信機能付き装置において上記の各種効果を享受することができる。
第1の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の利用形態を例示するブロック図である。 第1の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の構成を例示するブロック図である。 第1の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の動作を例示する波形図である。 第2の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の構成を例示するブロック図である。 第2の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の動作を例示する波形図である。 第3の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の構成を例示するブロック図である。 第4の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の構成を例示するブロック図である。 第5の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の構成を例示するブロック図である。 第6の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の構成を例示するブロック図である。 第7の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の構成を例示するブロック図である。 第8の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置の動作を例示する波形図である。
<第1の実施の形態>
<PLC/電源ハイブリッド装置の利用形態>
電力線通信(PLC)機能および電源機能を有するPLC/電源ハイブリッド装置(以下「ハイブリッド装置」と称する場合もある)の構成例を説明する前に、図1のブロック図を参照して、その利用形態を例示する。
図1の例によれば、ハイブリッド装置1は、電力線5と本体回路2とに接続されて使用される。かかる利用形態において、ハイブリッド装置1は、電力線5からの供給電圧を所定の電圧値に変換し変換後の電圧を本体回路2へ供給する電源機能と、本体回路2が電力線5を利用したPLCを行う際の通信機能とを実現する。本体回路2は例えばパーソナルコンピュータ(PC)、各種家電機器、各種電池等に相当する。
図1の例では、ハイブリッド装置1と本体回路2とを含んで通信機能付き装置3が構成され、複数の通信機能付き装置3が電力線5に接続されて通信システムを構成している。通信機能付き装置3によれば、ハイブリッド装置1が奏する後述の各種効果を享受することができる。
ここで、ハイブリッド装置1は、本体回路2と同じ筐体に収容されてもよいし、あるいは、本体回路2とは別個の筐体に収容されてもよい。
また、ハイブリッド装置1は、特定の本体回路2と組み合わされた形態で以て(すなわち通信機能付き装置3の態様で以て)提供されてもよいし、あるいは、ハイブリッド装置1単体で以て(すなわち種々の本体回路2と後発的に組み合わせ可能な態様で以て)提供されてもよい。
<PLC/電源ハイブリッド装置の構成>
<電源機能の構成>
図2はハイブリッド装置1の構成を例示するブロック図である。図2に示すように、ハイブリッド装置1は上記電源機能を実現する電源回路10を含んでいる。図2に例示の電源回路10は、DC/DCコンバータであり、非絶縁型、スイッチング型および降圧型に分類される。電源回路10は、図2の例によれば、電圧入力端部20と、スイッチング回路30と、ダイオード40と、インダクタ50と、コンデンサ60と、電圧検出器70と、電圧出力端部80とを含んでいる。
電圧入力端部20は、電力線5(図1参照)から電圧、換言すれば電力が供給される側の部分であり、図1の例に従えばハイブリッド装置1の外部に在る電力線5に接続される外部接続端部にあたる。図2には、電圧入力端部20が入力端子21,22を含み、端子21が接地電位GNDに設定され、端子21,22間に電圧Vin(ここではDC電圧)が印加される場合を例示している。
電圧入力端部20に印加された入力電圧Vinが、電源回路10による電圧変換によって、所定の電圧値を有する電圧Voutに変換される。
スイッチング回路30は、図2の例では、スイッチング手段31と、制御回路32とを含んでいる。
スイッチング手段31は、電圧入力端部20の側の電圧(図2の構成例では電圧入力端部20に印加される入力電圧Vin)に対してチョッピングを行うための手段である。図2の例ではスイッチング手段31はバイポーラトランジスタによって具現化されている。このため、スイッチング手段31を、バイポーラトランジスタ31またはトランジスタ31とも称することにする。トランジスタ31は、コレクタが入力端子22に接続され、エミッタがダイオード40およびインダクタ50に接続され、ベースが制御回路32に接続されている。
ここで、スイッチング手段31としてMOSFET等の各種スイッチング素子や、スイッチングを実現可能な各種回路を用いることも可能である。スイッチング手段31は、一般化すれば、一端(トランジスタ31ではコレクタが対応する)と、他端(トランジスタ31ではエミッタが対応する)と、上記の一端と他端との間の導通/非導通状態、換言すればON/OFF状態を制御するための制御信号が入力される制御端(トランジスタ31ではベースが対応する)と有している。制御端への入力信号で以て上記の一端と他端との間の導通/非導通状態が切り替えられることにより、上記一端に印加された電圧がチョッピングされて、上記他端に現れる。
制御回路32は、スイッチング手段31のスイッチングを制御する。制御回路32は、トランジスタ31のベースに接続されており、パルス状の制御信号をベースへ印加することによってトランジスタ31のON/OFF状態を制御する。これにより、スイッチング手段31による電圧Vinのチョッピングが実行される。
なお、説明を簡単にするために、上記パルス状の制御信号のHighレベル(Hレベル)によって、トランジスタ31が導通状態になり、当該導通状態をトランジスタ31のON状態と称することにする。すなわち、パルス状の制御信号のHレベルと、トランジスタ31の導通状態と、トランジスタ31のON状態とが互いに対応するものとする。この場合、パルス状の制御信号のLowレベル(Lレベル)と、トランジスタ31の非導通状態と、トランジスタ31のOFF状態とが互いに対応する。
制御回路32は例えば制御信号のHレベルの周期、期間幅等を調整可能に構成されており、これによりトランジスタ31のスイッチング周期(換言すればスイッチング周波数)、ON期間幅(すなわちON状態が持続する期間の時間長さ)等が制御される。これにより、トランジスタ31によるチョッピングの具体的形態が制御される。
ダイオード40は、カソードがトランジスタ31のエミッタに接続され、アノードが入力端子21に接続されている。ダイオード40は、いわゆる環流ダイオードである。インダクタ50は、一端がダイオード40のカソードに接続され、他端がコンデンサ60の一端に接続されている。コンデンサ60の他端は、ダイオード40のアノードに接続されている。コンデンサ60の上記両端間の電圧が、電圧変換された所望の電圧Voutになる。
電圧検出器70は、ここでは、電圧変換後の電圧Voutを検出するために利用される。電圧検出器70として例えばA/D(Analog/Digital)コンバータを採用可能であり、このため電圧検出器70をA/Dコンバータ70とも称することにする。
A/Dコンバータ70は、図2の例では、一方の入力端がコンデンサ60の上記一端に接続され、他方の入力端がコンデンサ60の上記他端に接続され、出力端が制御回路32に接続されている。これにより、コンデンサ60の両端間の電圧(すなわち電圧変換後の電圧)Voutが検出され、その検出電圧値がA/D変換されて制御回路32へ与えられる。
電圧出力端部80は、入力電圧Vinから生成された変換電圧Voutを取り出すための部分である。図2には、電圧出力端部80が出力端子81,82を含み、端子81がA/Dコンバータ70の上記他方の入力端に接続され、端子82がA/Dコンバータ70の上記一方の入力端に接続されている場合を例示している。これによれば、端子81が接地電位GNDに設定され、端子81,82間に電圧Voutが現れる。電圧出力端80は、図1の例では、ハイブリッド装置1の外部に在る本体回路2に接続される外部接続端部にあたる。
<PLC機能の構成>
図2に示すように、ハイブリッド装置1はさらに、データ入力端部91と、データ出力端部92と、電圧検出器100と、PLC処理回路110とを含んでおり、これらはPLC機能に関連する。なお、後述の説明から明らかとなるが、ハイブリッド装置1におけるPLC機能は、さらに上記のスイッチング回路30を利用して実現される。つまり、スイッチング回路30は電源機能とPLC機能で共用される。
データ入力端部91は電力線5(図1参照)へ送信するデータDtが入力される部分である。図1の例に従えば、データ入力端部91は本体回路2に接続される外部接続端部にあたり、本体回路2からデータ入力端部91へ送信データDtが与えられる。
データ出力端部92は電力線5(図1参照)から受信したデータDrを取り出すための部分である。図1の例に従えば、データ出力端部92は本体回路2に接続される外部接続端部にあたり、データ出力端部92を介して本体回路2へ受信データDrが与えられる。
なお、図2にはデータ入力端部91が1つの端子で構成される場合を例示しているが、複数の端子によってデータ入力端部91を構成することも可能である。データ出力端部92についても同様である。
電圧検出器100は、ここでは、電圧入力端部20に印加された入力電圧Vinを検出するために利用される。電圧検出器100として例えばA/Dコンバータを採用可能であり、このため電圧検出器100をA/Dコンバータ100とも称することにする。
A/Dコンバータ100は、図2の例では、一方の入力端が入力端子22に接続され、他方の入力端が入力端子21に接続され、出力端はPLC処理回路110に接続されている。これにより、(トランジスタ31によってチョッピングされる前の)入力電圧Vinの電圧値が検出され、その検出電圧値がA/D変換されてPLC処理回路110へ入力される。
PLC処理回路110は、データ入力端部91と、データ出力端部92と、制御回路32と、A/Dコンバータ100の出力端とに接続されている。
PLC処理回路110は、PLCに関する各種処理(送信処理と受信処理に大別される)を行う。
送信処理においてPLC処理回路110は、例えば、データ入力端部91へ入力された送信データDtに対して所定の送信ベースバンド処理を施すことによってベースバンド信号を生成する。
上記送信ベースバンド処理として例えば、制御に関する情報(例えば誤り制御の情報)を付加する処理、データを所定サイズに分割する処理等が挙げられる。送信処理の内容は、ハイブリッド装置1に採用されるプロトコルに応じて規定される。
PLC処理回路110は生成したベースバンド信号を制御回路32へ出力し、制御回路32がベースバンド信号に応じて(従って送信データDtに応じて)トランジスタ31を制御することにより、送信データDtが電力線5(図1参照)へ送信される(後述する)。
なお、PLC処理回路110を経由せずに送信データDtをそのままベースバンド信号にすることも可能であるが、PLC処理回路110において各種データ加工を施すことによって、通信の信頼性が向上する。
他方、受信処理においてPLC処理回路110は、例えば、A/Dコンバータ100の出力信号(すなわち入力電圧Vinの検出電圧)に対して所定の受信ベースバンド処理を施すことによって、他の装置によって電力線5(図1参照)へ送信されたデータを抽出する(受信データ抽出処理)。
上記受信ベースバンド処理として例えば、A/Dコンバータ100の出力信号からベースバンド信号を抽出する処理、ベースバンド信号に付加されている制御に関する情報(例えば誤り制御の情報)に応じた処理、分割送信されたデータの復元処理、受信したデータが当該ハイブリッド装置1宛のデータであるかの判断処理等が挙げられる。受信処理の内容は、ハイブリッド装置1に採用されるプロトコルに応じて規定される。
<PLC/電源ハイブリッド装置の動作>
図3はハイブリッド装置1の動作を例示する波形図である。図3に示すようにハイブリッド装置1の動作は通常モードと送信モードに大別される。
<通常モード>
通常モードにおいて、ハイブリッド装置1は概略、次のように動作する。すなわち、入力電圧Vinが、トランジスタ31によってチョッピングされ、インダクタ50とコンデンサ60とによるLCフィルタによって平滑化され、これにより出力電圧Voutになる。なお、これから分かるように、出力電圧Voutは、入力電圧Vinを起源とし、入力電圧Vinに対応する電圧である。
出力電圧Voutの電圧値は入力電圧Vinのチョッピングの設定によって、換言すればトランジスタ31の制御信号の周期、パルス幅等によって制御可能である。
そこで、制御回路32は、通常モードでは、A/Dコンバータ70による出力電圧Voutの検出値と、出力電圧Voutについて予め与えられた設定値との誤差が小さくなるように、トランジスタ31の制御信号のパルス形状を制御する(フィードバック制御)。通常モードでは、パルス周期を一定にしてパルスのON期間幅(換言すればパルスのデューティ比(=ON期間幅/パルス周期))を制御する、いわゆるパルス幅変調(Pulse Width Modulation;PWM)が採用される場合を例示する。
このように通常モードにおいて制御回路32は、トランジスタ31による入力電圧Vinのチョッピングを制御して、所望電圧値を得るための電圧変換を行う。
なお、上記フィードバック制御に関し、電圧検出器70としてコンパレータを利用することも可能である。具体的には、コンパレータが、変換後電圧Voutを検出し、当該検出電圧値と電圧Voutの設定値とを比較し、その比較結果に関する信号を制御回路32へ送信するようにしてもよい。つまり、出力電圧Voutの検出値と設定値との比較を制御回路32ではなくコンパレータに行わせてもよい。
<送信モード>
送信モードにおいて、ハイブリッド装置1は概略、次のように動作して、電圧入力端部20に通じる電力線5を利用したPLCによってデータ送信を行う。すなわち、トランジスタ31のスイッチングに呼応して電力線5の電圧Vinにノイズが発生する現象を利用する(図3参照)。具体的には、制御回路32が、PLC処理回路110から供給される上記の送信ベースバンド信号に応じてトランジスタ31のスイッチングを変調することによって、送信ベースバンド信号に応じた(従って送信データDtに応じた)意図的なノイズを電力線5上に発生させる。このような意図的なノイズによって、電力線5上に送信データDtが送出すること可能である。
ここでは、スイッチング変調は、通常モードとは異なるスイッチング周期を用い、かつ、データ“0”とデータ“1”で異なるスイッチング周期を用いることによって行う場合を例示する。例えば、図3に示すように、通常モードでのスイッチング周期に比べてデータ“0”に対応するスイッチング周期の方が短く設定され、データ“0”に対応するスイッチング周期に比べてデータ“1”に対応するスイッチング周期の方が短く設定される。スイッチング周期に同期して電力線5上にノイズが発生するので、データ“0”,“1”を電力線5上へ送出可能である。これにより送信ベースバンド信号を電力線5上へ送出可能である。
<受信動作>
ハイブリッド装置1による受信動作は通常モードで行われる。このため、通常モードを受信モード、受信待機モード等と称してもよい。
ハイブリッド装置1は概略、次のように動作して、電圧入力端部20に通じる電力線5を利用したPLCによってデータ受信を行う。すなわち、A/Dコンバータ100が上記通常モード中に検出した上記電圧Vinに対して、PLC処理回路110が上記受信データ抽出処理を行う。これにより、他のハイブリッド装置1によって電力線5へ送出された送信データが、電力線5から受信される。
特に、受信データ抽出処理(換言すれば受信ベースバンド処理)には、上記の送信動作に対応した処理が含まれる。すなわち、A/Dコンバータ100の出力信号からベースバンド信号を抽出する処理は、A/Dコンバータ100による検出電圧から、データ“0”および“1”に対応するノイズ周期を捕捉する処理を含んでいる。
<効果等>
ハイブリッド装置1によれば、電源回路10のスイッチング回路30を利用してPLCを行うことが可能である。すなわち、スイッチング回路30を電源回路10とPLC用の回路(PLC回路)とで共用している。このため、PLC回路用のスイッチング回路(いわゆるラインドライバ)が不要である。したがって、電源回路10とPLC回路とで別々にスイッチング回路を有する構成に比べて、コスト、サイズ、消費電力等を削減することができる。
ここで上記のように送信モードでは、電力線5上に、送信データに応じたノイズを発生させることを目的として、トランジスタ31をスイッチングする。しかし、かかるスイッチングによっても、入力電圧Vinはチョッピングされて後段へ送られる。このため、単にデータ送信のためだけにトランジスタ31をスイッチングすることも可能であるが、送信モードでのスイッチングを適切に制御すれば、送信モードにおいても出力電圧Voutについて通常モードでの所定電圧値を確保することが可能である。
つまり、制御回路32が、送信モードにおけるトランジスタ31のスイッチングを、送信データに応じた変調を行いつつも通常モードで生成すべき所定電圧値が得られる条件で行うことにより、動作モードに関係なく安定した電圧Voutを生成することができる。その結果、高い信頼性に貢献する。
具体的には、トランジスタ31のON期間幅を、スイッチング周期が短いほどON期間幅を短くするという関係に従って設定することにより、上記条件を満たすことが可能である。
なお、スイッチング周期に関して、図3の例とは逆に、データ“0”に対応するスイッチング周期を、データ“1”に対応するスイッチング周期に比べて短く設定してもよい。
また、通常モードでのスイッチング周期を、送信モードでのスイッチング周期(すなわちデータ“0”および“1”に対応するスイッチング周期)に比べて短く設定してもよい。スイッチング周期が短いほど(すなわちスイッチング周波数が高いほど)、ノイズの発生間隔が短くなるので、電力線5の電圧変動(換言すればノイズ)が却って均質化する場合がある。この場合、均質化された電圧に送信データに対応したノイズが重畳することにより、送信データの検出容易化に繋がる。
<第2の実施の形態>
図4は第2の実施の形態に係るPLC/電源ハイブリッド装置1Bの構成を例示するブロック図である。なお、ハイブリッド装置1Bも本体回路2(図1参照)と組み合わせ可能である。
ハイブリッド装置1Bは、上記ハイブリッド装置1(図2参照)と類似の構成を有しているが、次の点が異なる。すなわち、ハイブリッド装置1Bは、上記ハイブリッド装置1からA/Dコンバータ100が削除され、A/Dコンバータ70の出力が制御回路32だけでなくPLC処理回路110にも供給される構成を有している。また、ハイブリッド装置1Bは、制御回路32から出力される制御信号がトランジスタ31だけでなくPLC処理回路110にも与えられる構成を有している。ハイブリッド装置1Bのその他の構成は基本的に上記ハイブリッド装置1と同じである。
かかる構成によれば、A/Dコンバータ70による検出電圧は、制御回路32においてトランジスタ31のフィードバック制御に利用されるとともに、PLC処理回路110において受信データ抽出処理に利用される。
このように制御回路32とPLC処理回路110でA/Dコンバータ70を共用しているので、制御回路32とPLC回路で別々に電圧検出器70,100を有する上記ハイブリッド装置1(図2参照)に比べて、コスト、サイズ、消費電力等を削減することができる。
ここで、受信動作に関して、PLC処理回路110は、A/Dコンバータ70による検出電圧のうちでトランジスタ31のON期間の部分に対して受信データ抽出処理を行う。
これは、A/Dコンバータ70がトランジスタ31の接続位置から見て電圧出力端部80の側に接続されているので、トランジスタ31がOFF状態の場合、A/Dコンバータ70が電力線5に通じていないからである。つまり、トランジスタ31のOFF期間に検出された電圧を用いて受信データ抽出処理を行っても、無効なデータしか得られないからである。このため、上記のようにトランジスタ31のON期間に検出された電圧に対して受信データ抽出処理を行うことにより、電力線5からのデータ受信をより確実に行うことができる。
かかる点に鑑み、PLC処理回路110は、トランジスタ31の制御信号を処理回路32から取得し、当該制御信号に同期して、A/Dコンバータ70による検出電圧のうちでトランジスタ31のON期間の部分(すなわちA/Dコンバータ70の出力のうちで有効部分)を選択する。
あるいは、A/Dコンバータ70の出力動作または動作全体をトランジスタ31の制御信号に同期させる構成を採用してもよい(図4中の一点鎖線矢印を参照)。
図5にハイブリッド装置1Bの動作に係る波形図を例示する。図5には、通常モードでのスイッチング周波数(換言すればスイッチング周期)が、送信モードでのスイッチング周波数よりも高い場合を例示している。
図5に示すように、受信側のハイブリッド装置1Bでは、A/Dコンバータ70による検出電圧のうちで有効な部分が、トランジスタ31のON期間に同期して、離散的に得られる。かかる離散的な情報であっても、電力線5上へ送信されたデータに対応するノイズの存在およびその周期は検出可能である(図5において破線円で囲んだ箇所を参照)。
ところで、A/Dコンバータ70は、トランジスタ31の接続位置から見て電圧出力端部80の側に接続されており、A/Dコンバータ100(図2参照)とは異なり、回路上、電圧入力端部20から離れた位置に接続されている。このため、A/Dコンバータ70による検出電圧によれば、上記ハイブリッド装置1(図2参照)と同様の精度で受信データ抽出処理を行うは難しい場合がある。
そのような場合、PLC処理回路110が、A/Dコンバータ70による検出電圧(入力電圧Vinを起源とし、入力電圧Vinに対応する)から入力電圧Vinを推定し、当該推定電圧に対して受信データ抽出処理を行えばよい。かかる入力電圧Vinの推定は、電圧入力端部20とA/Dコンバータ70との間の回路構成の情報に基づいて行うことが可能である。回路構成の情報は例えば、当該回路構成を数式化することによって、あるいは、当該回路構成について入出力値の対応関係を求めてデータベース化することによって、PLC処理回路110に与えることが可能である。なお、回路構成の情報に係る数式、データベース等は、ハードウェア(例えばデジタルフィルタ)によって提供してもよいし、ソフトウェア(換言すればプログラム処理)によって提供されてもよい。
入力電圧推定処理を利用することにより、電圧入力端部20とA/Dコンバータ70との間に回路が介在する場合であっても、受信データ抽出処理の精度、すなわちデータ受信の信頼性を確保することができる。換言すれば、データ受信に利用するA/Dコンバータの接続位置の自由度を高くすることができる。
なお、ハイブリッド装置1Bのうちで上記ハイブリッド装置1と同じ構成または同じ動作によれば、上記ハイブリッド装置1と同様の効果が得られる。
<第3の実施の形態>
図6は第3の実施の形態に係るPLC/電源ハイブリッド装置1Cの構成を例示するブロック図である。なお、ハイブリッド装置1Cも本体回路2(図1参照)と組み合わせ可能である。
図6に示すように、ハイブリッド装置1Cは電源回路10Cを含んでいる。図6に例示の電源回路10Cは、AC/DCコンバータであり、絶縁型、スイッチング型および降圧型に分類される。電源回路10Cは、図6の例によれば、上記電源回路10(図2参照)に対して、整流回路150と、トランス160と、ダイオード170とを追加した構成を有している。なお、上記のように電源回路10CはAC/DCコンバータであるため、電圧入力端部20にAC電圧Vinが印加され、電圧出力端部80にDC電圧Voutが提供される。
整流回路150は、図6の例では、ブリッジ型の全波整流回路である。但し、整流回路150の構成はこの例に限定されるものではない。図6の例によれば、整流回路150は、一方の入力端が電圧入力端子21に接続され、他方の入力端が電圧入力端子22に接続され、一方の出力端がトランス160の一次側巻線の一方端に接続され、他方の出力端がトランジスタ31のエミッタに接続されている。
トランス160は、一次側巻線の一方端が上記のように整流回路150の一方の出力端に接続され、一次側巻線の他方端がトランジスタ31のコレクタに接続されている。また、トランス160は、二次側巻線の一方端がダイオード170のアノードに接続され、二次側巻線の他方端がダイオード40のアノードに接続されている。
ダイオード170は、アノードが上記のようにトランス160の二次側巻線の一方端に接続され、カソードがダイオード40のカソードに接続されている。
ダイオード40から電圧出力端部80までの構成は上記電源回路10(図2参照)と同様である。
なお、ハイブリッド装置1Cにおいてもトランジスタ31は電圧入力端部20の側の電圧に対してチョッピングを行うが、電圧入力端部20に印加され整流回路150を経た電圧に対してチョッピングが行われる。
さらに、図6に例示のハイブリッド装置1Cは、ハイブリッド装置1(図2参照)と同様にA/Dコンバータ100およびPLC処理回路110を含んでいるとともに、結合トランス180を含んでいる。
結合トランス180は、電圧入力端部20とA/Dコンバータ100の入力端とに接続されており、いわゆる絶縁トランスとして働く。
このようにハイブリッド装置1Cは、上記ハイブリッド装置1(図2参照)の構成をAC/DCコンバータ(すなわち電源回路10C)に応用した例にあたる。ハイブリッド装置1Cの制御回路32、PLC処理回路110等が上記ハイブリッド装置1のそれらと同様に動作することにより、上記ハイブリッド装置1と同様の効果が得られる。
<第4の実施の形態>
図7は第4の実施の形態に係るPLC/電源ハイブリッド装置1Dの構成を例示するブロック図である。なお、ハイブリッド装置1Dも本体回路2(図1参照)と組み合わせ可能である。
ハイブリッド装置1Dは、上記ハイブリッド装置1C(図6参照)と類似の構成を有しているが、次の点が異なる。すなわち、ハイブリッド装置1Dは、上記ハイブリッド装置1Cから結合トランス180が削除された構成を有している。
また、ハイブリッド装置1Dでは、A/Dコンバータ100がトランス160の二次側に通じるように設けられている。より具体的には、ハイブリッド装置1Dでは、A/Dコンバータ100の一方の入力端がトランス160の二次側巻線の一方端に接続され、A/Dコンバータ100の他方の入力端がトランス160の二次側巻線の他方端に接続されている。
また、ハイブリッド装置1Dは、上記ハイブリッド装置1B(図4参照)と同様に、制御回路32から出力される制御信号がトランジスタ31だけでなくPLC処理回路110にも与えられる構成を有している。
ハイブリッド装置1Dのその他の構成は基本的に上記ハイブリッド装置1Cと同じである。
上記ハイブリッド装置1C(図6参照)ではAC入力/絶縁型の電源回路10Cに対して電源回路用トランス160の一次側にPLC受信用の結合トランス180(図6参照)が設けられている。これに対し、本ハイブリッド装置1Dでは、A/Dコンバータ100が電源回路用トランス160の二次側に通じるように設けられており、これにより電源回路用トランス160がPLC受信用結合トランス180を兼ねている。このため、PLC受信専用の結合トランス180が不要である。したがって、上記ハイブリッド装置1Cに比べて、コスト、サイズ等を削減することができる。
ところで、A/Dコンバータ100はトランジスタ31の接続位置から見て電圧出力端部80の側に接続されており、かかる構成は上記ハイブリッド装置1B(図4参照)と同様である。
このため、PLC処理回路110は、A/Dコンバータ100による検出電圧から入力電圧Vinを推定し(入力電圧推定処理)、当該推定電圧に対して受信データ抽出処理を行ってもよい。
また、受信動作に関して、PLC処理回路110は、A/Dコンバータ100による検出電圧のうちでトランジスタ31のON期間の部分に対して受信データ抽出処理を行うのが好ましい。
なお、ハイブリッド装置1Dのうちで上記ハイブリッド装置1,1B,1Cと同じ構成または同じ動作によれば、上記ハイブリッド装置1,1B,1Cと同様の効果が得られる。
<第5の実施の形態>
図8は第5の実施の形態に係るPLC/電源ハイブリッド装置1Eの構成を例示するブロック図である。なお、ハイブリッド装置1Eも本体回路2(図1参照)と組み合わせ可能である。
ハイブリッド装置1Eは、上記ハイブリッド装置1D(図7参照)と類似の構成を有しているが、次の点が異なる。すなわち、ハイブリッド装置1Eは、上記ハイブリッド装置1DからA/Dコンバータ100が削除され、A/Dコンバータ70の出力が制御回路32だけでなくPLC処理回路110にも供給される構成を有している。ハイブリッド装置1Eのその他の構成は基本的に上記ハイブリッド装置1Dと同じである。
ハイブリッド装置1Eは、上記ハイブリッド装置1B(図4参照)と同様に、制御回路32とPLC処理回路110でA/Dコンバータ70を共用している。したがって、上記ハイブリッド装置1Bと同様の効果が得られる。
なお、ハイブリッド装置1Eのうちで上記ハイブリッド装置1,1B〜1Dと同じ構成または同じ動作によれば、上記ハイブリッド装置1,1B〜1Dと同様の効果が得られる。
<第6の実施の形態>
図9は第6の実施の形態に係るPLC/電源ハイブリッド装置1Fの構成を例示するブロック図である。なお、ハイブリッド装置1Fも本体回路2(図1参照)と組み合わせ可能である。
ハイブリッド装置1Fは、上記ハイブリッド装置1D(図7参照)と類似の構成を有しているが、次の点が異なる。すなわち、ハイブリッド装置1Fは、上記電源回路10C(図7参照)の代わりに、上記電源回路10CからA/Dコンバータ70が削除された電源回路10Fを有している。また、ハイブリッド装置1Fは、A/Dコンバータ100の出力がPLC処理回路110だけでなく制御回路32にも供給される構成を有している。ハイブリッド装置1Fのその他の構成は基本的に上記ハイブリッド装置1Dと同じである。
ハイブリッド装置1Fは、A/Dコンバータを共用する構成である点において上記ハイブリッド装置1E(図8参照)と同様であるが、共用するA/DコンバータがA/Dコンバータ100である点において上記ハイブリッド装置1Eとは異なる。つまり、ハイブリッド装置1FではA/Dコンバータ100が制御回路32とPLC処理回路110で共用されている。A/Dコンバータ100の共用によっても、上記ハイブリッド装置1Eと同様に、コスト、サイズ、消費電力等の削減効果が得られる。
ところで、A/Dコンバータ100は、トランジスタ31の接続位置から見て電圧出力端部80の側に接続されている点においてA/Dコンバータ70(図8参照)と共通するが、A/Dコンバータ70とは異なり回路上、電圧出力端部80から離れた位置に接続されている。このため、A/Dコンバータ100による検出電圧を用いてトランジスタ31をフィードバック制御すると、上記ハイブリッド装置1E(図8参照)と同様の精度が得られない場合がある。
そのような場合、制御回路32が、A/Dコンバータ100による検出電圧(入力電圧Vinを起源とし、入力電圧Vinに対応する)から出力電圧Voutを推定し、当該推定電圧に基づいてトランジスタ31をフィードバック制御すればよい。かかる出力電圧Voutの推定は、A/Dコンバータ100と電圧出力端部80との間の回路構成の情報に基づいて行うことが可能である。回路構成の情報は例えば、上記ハイブリッド装置1B(図5参照)における入力電圧Vinの推定処理と同様の手法によって、PLC処理回路に与えることが可能である。
出力電圧推定処理を利用することにより、A/Dコンバータ100と電圧出力端部80との間に回路が介在する場合であっても、トランジスタ31のフィードバック制御の精度、すなわち電圧変換の信頼性を確保することができる。換言すれば、トランジスタ31のフィードバック制御に利用するA/Dコンバータの接続位置の自由度を高くすることができる。
なお、ハイブリッド装置1Fのうちで上記ハイブリッド装置1,1B〜1Eと同じ構成または同じ動作によれば、上記ハイブリッド装置1,1B〜1Eと同様の効果が得られる。
<第7の実施の形態>
図10は第7の実施の形態に係るPLC/電源ハイブリッド装置1Gの構成を例示するブロック図である。なお、ハイブリッド装置1Gも本体回路2(図1参照)と組み合わせ可能である。
ハイブリッド装置1Gは、上記電源回路10C(図8参照)の代わりに、上記電源回路10Cに特性強調回路200を追加した電源回路10Gを有している。ハイブリッド装置1Gのその他の構成は基本的に上記ハイブリッド装置1Eと同じである。
特性強調回路200は、入力された電圧の所定の特性を強調し、強調後の電圧を出力する。図10の例では、特性強調回路200は、A/Dコンバータ70の入力段に設けられており、A/Dコンバータ70へ入力される電圧(ここでは出力電圧Vout)の所定の特性を強調する。
特性強調回路200によって強調する特性として、ここでは、周波数と電圧値を例示する。より具体的には、特性強調回路200は、バンドパスフィルタ(BPF)の機能とアンプ(AMP)の機能とを有している。これにより、A/Dコンバータ70へ入力される電圧は、特定の周波数帯域が抽出されるとともに、電圧値が増大される。
しかも、特性強調回路200には制御回路32からトランジスタ31の制御信号が入力されており、特性強調回路200はトランジスタ31のON状態とOFF状態に応じて、強調する特性を変更可能に構成されている。
より具体的には、トランジスタ31がON状態の場合には、A/Dコンバータ70の出力がPLC処理回路110での処理に適するように、すなわち受信データ抽出処理に適した周波数および電圧値の信号がPLC処理回路110へ供給されるように、BPFおよびAMPの性能を設定する。
他方、トランジスタ31がOFF状態の場合には、A/Dコンバータ70の出力が制御回路32での処理に適するように、すなわち出力電圧Voutの設定値との比較処理に適した周波数および電圧値の信号が制御回路32へ供給されるように、BPFおよびAMPの性能を設定する。
特性強調回路200の採用により、A/Dコンバータ70のダイナミックレンジを効率よく利用することが可能になる。
ここでは特性強調回路200が上記ハイブリッド装置1Eに適用された場合を例示したが、特性強調回路200は上記ハイブリッド装置1B,1Fにも適用可能である。
なお、ハイブリッド装置1Gのうちで上記ハイブリッド装置1,1B〜1Fと同じ構成または同じ動作によれば、上記ハイブリッド装置1,1B〜1Fと同様の効果が得られる。
<第8の実施の形態>
図11は第8の実施の形態について、PLC/電源ハイブリッド装置1(図2参照)の動作を例示する波形図である。ここではハイブリッド装置1について説明するが、以下の説明は他のハイブリッド装置1B等についても当てはまる。
図11には、データ“0”および“1”の送信に関して、トランジスタ31の制御信号および電力線5(図1参照)の電圧の波形を模式的に例示している。図11の例によれば、トランジスタ31の制御信号に、いわゆるチャープ波形が採用されている。
チャープ波形は、周波数(換言すれば周期)が時間経過とともに一次関数的に変化する波形である。なお、周波数変化における時間係数はチャープ率と称される。図11には周波数が時間経過とともに増加する場合(いわゆるアップチャープ)が例示されているが、周波数が時間経過とともに減少する場合(いわゆるダウンチャープ)を採用することも可能である。
また、データ“0”とデータ“1”で異なる周波数変化率が割り当てられている。図11の例では、データ“0”に対応付けられたチャープ波形の方が、データ“1”に対応付けられたチャープ波形に比べて、周波数の増加率、換言すればチャープ率が低く設定されている。なお、チャープ率を、かかる例とは逆に設定することも可能である。
制御回路32が、トランジスタ31のスイッチングをチャープ信号によって制御し、チャープ信号の周波数変化を送信データに応じて変調することにより、当該チャープ信号に対応した信号(上記のようにトランジスタ31のスイッチングに伴うノイズによって形成される)が電力線5へ出力される。これに対し、電力線5上の信号の周波数変化、換言すれば周期変化を検出することにより、データ受信を行うことが可能である。
一般にチャープ信号によれば耐雑音性に優れた通信を行うことが可能であるので、ハイブリッド装置1においてもそのような効果を得ることができる。
<変形例>
なお、上記では電源回路10(図2参照)等が降圧型である場合を例示したが、昇圧型または昇降圧型の電源回路を採用することも可能である。
1,1B〜1G PLC/電源ハイブリッド装置
2 本体回路
3 通信機能付き装置
5 電力線
10,10C,10F,10G 電源回路
20 電圧入力端部
31 スイッチング手段
32 制御回路
70,100 電圧検出器
80 電圧出力端部
110 PLC処理回路
160 トランス
200 特性強調回路

Claims (14)

  1. 電圧入力端部に印加された入力電圧を所定電圧値の電圧に変換する電圧変換を行い、前記電圧変換後の電圧を電圧出力端部に出力する電源回路
    を備え、
    前記電源回路は、
    前記電圧入力端部の側の電圧に対してチョッピングを行うスイッチング手段と、
    前記スイッチング手段のスイッチングを制御することによって前記チョッピングを制御する制御回路と
    を含み、
    前記制御回路は、
    前記電圧変換を行う通常モードと、前記電圧入力端部に通じる電力線を利用した電力線通信(PLC)によってデータ送信を行う送信モードで以て動作し、
    前記送信モードでは送信データに応じて前記スイッチングを変調する、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  2. 請求項1に記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記制御回路は、前記送信モードにおける前記スイッチングを、前記送信データに応じた変調を行いつつも前記通常モードで生成すべき前記所定電圧値が得られる条件で行う、PLC/電源ハイブリッド装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング手段のスイッチング周期を前記通常モードと前記送信モードで異ならせ、
    前記スイッチング手段のON期間幅を、前記スイッチング周期が短いほど前記ON期間幅を短くするという関係に従って設定する、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記スイッチング手段の接続位置から見て前記電圧出力端部の側に接続されており前記入力電圧に対応する電圧を検出する電圧検出器と、
    前記電圧検出器による検出電圧から、他の装置によって前記電力線へ送信されたデータを抽出する受信データ抽出処理を行うPLC処理回路と
    をさらに備え、
    前記PLC処理回路は、
    前記電圧入力端部と前記電圧検出器との間の回路構成について予め与えられた情報に基づいて、前記検出電圧から前記入力電圧を推定する入力電圧推定処理を行い、
    前記入力電圧推定処理による推定電圧に対して前記受信データ抽出処理を行う、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  5. 請求項4に記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記制御回路は、前記電圧検出器による前記検出電圧に基づいて前記スイッチングをフィードバック制御する、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記スイッチング手段の接続位置から見て前記電圧出力端部の側に接続されており前記入力電圧に対応する電圧を検出する電圧検出器と、
    前記電圧検出器による検出電圧から、他の装置によって前記電力線へ送信されたデータを抽出する受信データ抽出処理を行うPLC処理回路と
    をさらに備え、
    前記制御回路は、前記電圧検出器による前記検出電圧に基づいて前記スイッチングをフィードバック制御する、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記制御回路は、
    前記電圧検出器と前記電圧出力端部との間の回路構成について予め与えられた情報に基づいて、前記検出電圧から前記電圧変換後の電圧を推定する出力電圧推定処理を行い、
    前記出力電圧推定処理による推定電圧に基づいて前記スイッチングをフィードバック制御する、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  8. 請求項4ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記電源回路がトランスを含んだAC入力/絶縁型の電源回路であり、
    前記電圧検出器が前記トランスの二次側に通じるように接続されている、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  9. 請求項4ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記PLC処理回路は、前記スイッチング手段のON期間における前記検出電圧に対して前記受信データ抽出処理を行う、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  10. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記スイッチング手段の接続位置から見て前記電圧出力端部の側に接続されており前記入力電圧に対応する電圧を検出する電圧検出器と、
    前記電圧検出器による検出電圧から、他の装置によって前記電力線へ送信されたデータを抽出する受信データ抽出処理を行うPLC処理回路と
    をさらに備え、
    前記PLC処理回路は、前記スイッチング手段のON期間における前記検出電圧に対して前記受信データ抽出処理を行う、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  11. 請求項4ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記電圧検出器へ入力される電圧の所定の特性を強調する特性強調回路
    をさらに備え、
    前記特性強調回路は、前記スイッチング手段のON状態とOFF状態で、強調する特性を異ならせる、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記制御回路は、前記送信モードにおける前記スイッチングをチャープ信号に従って変調する、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置であって、
    前記通常モードでのスイッチング周波数が、前記送信モードでのスイッチング周波数に比べて高い、
    PLC/電源ハイブリッド装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のうちのいずれか1つに記載のPLC/電源ハイブリッド装置と、
    前記PLC/電源ハイブリッド装置を介して前記PLCを行う本体回路と
    を備える、通信機能付き装置。
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