JP5497545B2 - 節水器具 - Google Patents
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Description
図1−図3に示すように、本発明が適用された節水器具1は、水道の蛇口2の給水口3に取り付けられるケーシング11と、蛇口2の給水口3より給水される吐水量を絞る絞り部材21と、水を吐出するノズル部材31と、ケーシング11内に配設されて蛇口2とケーシング11との間の水漏れを防止する水密用のパッキン51とを備えている。
ケーシング11は、図1−図4に示すように、筒状に形成され、一端が、蛇口等の給水口3に取り付けられる取付開口部12となっており、他端が、水を吐出する側として構成される吐水側開口部13となっている。取付開口部12の内周面には、ねじ溝12aが形成されており、蛇口2のねじ部に締め付けることによって、ケーシング11が蛇口等に取り付くようになっている。勿論、ねじ溝12aの形成部位は、取付開口部12の内周面に限らず、例えば外周面であっても良く、また、給水口3に対してケーシング11を取り付ける手段は、ねじ溝に限定されるものでもない。
絞り部材21は、図1−図3及び図5に示すように、略椀形をなし、外側の湾曲面の頂部に、突出部22が形成されている。この突出部22には、中央部に、厚さ方向に貫通した通水孔23が形成されている。この通水孔23は、下流側に向かって凸状に形成された略円錐状の発条底部23aを有し、この発条底部23aには、上流側から下流側に向かって貫通した複数の第一の孔部24が穿孔されている。複数の第一の孔部24は、同じ大きさの孔で等間隔に穿孔され、ここでは四つ等間隔に四角形の頂部位置の配位で設けられている。なお、第一の孔部24は、この例に特に限定されるものではなく、例えば各孔部の水量が均等になるように構成されていれば、数や形状や大きさは特に限定されるものではない。通水孔23は、複数の第一の孔部24によって構成することで、蛇口2の給水口3から供給される水の流量を調節可能に制限するようにしている。
ノズル部材31は、図1−図3及び図6に示すように、略円柱状をなし、外周面が絞り部材21の湾曲面と同じ曲率で湾曲するように形成されている。このノズル部材31には、厚さ方向に貫通した多数の吐水孔32が形成されている。吐水孔32は、例えば直径が1mm弱の大きさとなっている。そして、ノズル部材31の底面が吐水面31aとなっており、平坦に形成されている。具体的に、ノズル部材31には、複数の吐水孔32で構成される環状の外周吐水孔列32aと内周吐水孔列32bとが同心円状に形成されている。外周吐水孔列32aは、常時吐水される部分となり、内周吐水孔列32bは、絞り部材21の閉塞突起25によって選択的に閉塞される。
水量調節体41は、図1−図3及び図8に示すように、流路が形成される流路形成部42とノズル部材31の取付孔34に挿嵌される嵌合部43とを有し、流路形成部42が嵌合部43に対して拡径する形状となっている。流路形成部42には、絞り部材21の通水孔23にある第一の孔部24に対応する第二の孔部44が複数形成されている。複数の第二の孔部44は、第一の孔部24の数に対応しており、同じ大きさの孔が等間隔に、ここでは四つ等間隔に四角形の頂部位置の配位で設けられている。第二の孔部44のそれぞれは、上面と側面を開口する略L字状の流路によって形成され、上面に、入口44aが形成され、側面に、出口44bが形成されている。第二の孔部44は、この例に特に限定されるものではなく、例えば各孔部の水流が安定になるように構成されていれば、数や形状や大きさは特に限定されるものではない。
パッキン51は、例えばゴムパッキンであり、図1−図3及び図10に示すように、円筒部52と拡径部53とが中心軸線を一致させて一体に形成されている。拡径部53の湾曲面は、絞り部材21の外側の湾曲面の曲率及びノズル部材31の外周面の曲率に対応した球面座面となっている。拡径部53の先端部は、ケーシング11に挿入された際、ケーシング11の吐水側開口部13の近傍に形成された段部14に係合する。また、円筒部52の先端部の外周面には、係合段部56が形成されている。この係合段部56は、例えば蛇口2の先端が係合される。かくして、パッキン51は、吐水側開口部13側に位置する先端部が段部14に係合し、係合段部56に蛇口2が係合圧接されることで、蛇口2とケーシング11との間の水漏れを防止する。
以上のように構成された節水器具1は、次のように組み立てられる。先ず、ノズル部材31の取付孔34には、図9に示すように、絞り部材21の第一の孔部24と水量調節体41の第二の孔部44の入口44aとの重なり度合いを調節して、水量調節体41が取り付けられる。次いで、ノズル部材31は、絞り部材21が組み合わされ、組立体54とされる。
以上のような節水器具1は、蛇口2の給水口3から水が供給されると、水が絞り部材21の通水孔23より第一の孔部24と水量調節体41の第二の孔部44を通って絞り部材21とノズル部材31との間の空間部46に供給される。空間部46には、絞り部材21等で吐水量が絞られて供給されることになる。そして、水流は、第二の孔部44で水流の方向が曲げられ、また、空間部46で、第二の孔部44の出口44bから流出する水流が互いに衝合することで、水圧が減圧される。この後、減圧された水は、ノズル部材31の吐水孔32から吐水される。
以上のような節水器具1では、図2及び図3に示すように、ノズル部材31を絞り部材21に組み合わせてなる組立体54は、上半球に下半球の一部を足した完全なる半球体よりやや大きいものとなる。すなわち、この組立体54は、この組立体54を含む球体の最大直径R1を含む半球体となり、吐水面31aの直径R2が最大直径R1よりやや小さくなる形状となっている。そして、組立体54は、絞り部材21の外面とノズル部材31の外面とで連続的な略半球面状の外表面を構成する。
節水器具1では、ノズル部材31を絞り部材21に対して回転させることで、節水の程度を調節することができる。具体的に、この節水器具1において、外周吐水孔列32aからは、常時吐水され、吐水される水流が常に太く見えるようにしている。これに対して、内周吐水孔列32bでは、絞り部材21の閉塞突起25によって、ノズル部材31の吐水孔32が選択的に閉塞される。具体的に、図7(A)及び図11(A)−(C)に示すように、閉塞突起25が吐水孔32と連続した第一の係合凹部35に係合しているときには、吐水孔32は閉塞され、内周吐水孔列32bからは吐水されない状態となる(節水位置)。一方、図7(B)及び図12(A)−(C)に示すように、閉塞突起25が吐水孔32,32の間の第二の係合凹部36に係合しているときには、吐水孔32は開放され、内周吐水孔列32bからも吐水される状態となる(準節水位置)。すなわち、ノズル部材31が準節水位置にあるとき、吐水面31aからの流線は、二重となり、節水位置にあるとき、流線は一重となる。
節水器具1では、水量調節体41を回転することによって、吐水量を調節することができる。絞り部材21の第一の孔部24と水量調節体41の第二の孔部44の入口44aとが最も重なっているときは、最も絞りが開いた状態であり、吐水量も最も多くなる。そして、図9(A)、図9(B)に示すように、第一の孔部24と第二の孔部44の入口44aとの重なり度合いが小さくなると、その分、流路が小さくなり、吐水量が絞られることになる。図9(C)は、第一の孔部24と第二の孔部44の入口44aとが最もずれ、最も吐水量が絞られた状態となる。更に水量調節体41を絞り部材21に対して相対回転させると図9(D)に示すように再び開口量が大きくなり図9(B)と同等程度の開口量となり、回転に合わせて順次開口量が段階的乃至連続的に変化するようになっている。
以上のような節水器具1によれば、ケーシング11内に、絞り部材21とノズル部材31が設けられることで、吐水量を絞り節水することができる。具体的に、絞り部材によって絞られた水流が、更にノズル部材31によって適度な吐水量と水勢に調節されて吐出孔列32a,32bから吐水されるので、使用感の良好な節水を行うことができる。更に、水量調節体41によって、外部からの簡単な操作で吐出孔列32a,32bに供給される吐水量を調節することもでき、これにより、水圧や吐水量の微調整を行うことが可能となる。
なお、以上、本発明が適用された節水器具1について説明したが、節水器具1は、本発明の一例であり、節水器具1は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形しても良い。
Claims (8)
- 給水口に取り付け得る取付開口部と、吐水側として開口した吐水側開口部と、を有してなる略筒状のケーシングと、
上記ケーシング内において、上記給水口より給水される水流を絞る通水孔が形成された絞り部材と、
上記通水孔と繋がる複数の吐水孔が貫穿され、上記吐水側開口部に臨む吐水面を有し、上記絞り部材と組み合わされて組立体を構成するノズル部材と、
上記ケーシング内に配設され、上記組立体との水密性と上記給水口との水密性を確保するパッキンとを備え、
上記絞り部材と上記ノズル部材とを含んで構成される上記組立体の外表面が、略半球面状をなし、
上記パッキンの上記組立体の略半球面状の外表面と接する面が、上記組立体の略半球面状の外表面に対応する略球面状の座面をなし、
上記吐水側開口部の上記組立体と当接する内周部が、上記組立体の最大外径より小さい内径部を有し、
上記組立体は、上記パッキンの略球面状の座面に対して摺動可能に配設され、上記吐水面の角度を可変とすることを特徴とする節水器具。 - 上記吐水側開口部の上記組立体と当接する内周部は、上記組立体の略半球面状の外表面に対応する略球面状の座面をなすことを特徴とする請求項1に記載の節水器具。
- 上記絞り部材は、上記通水孔の入り口が凸設された突出部となっており、
上記突出部が上記パッキンの内周壁に突き当たることで、上記組立体の可動範囲が規制されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の節水器具。 - 上記絞り部材と上記ノズル部材との組立体は、球体の最大直径部分を含むと共に上記吐水側開口部側に上記最大直径以下の直径の面を有する略半球状をなし、
上記最大直径以下の直径の面が上記吐水面となっていることを特徴とする請求項1−請求項3の何れかに記載の節水器具。 - 上記ノズル部材は、上記複数の吐水孔によって形成された環状の吐水孔列が形成されており、
上記絞り部材は、上記複数の吐水孔の内の何れかの吐水孔を選択的に閉塞する閉塞突起を有し、
上記ノズル部材は、上記絞り部材に対して回転可能であり、
上記ノズル部材は、回転することによって、すべての吐水孔を開放する準節水位置と上記吐水孔の何れかを上記閉塞突起で閉塞する節水位置とに切り替わることを特徴とする請求項1−請求項4の何れかに記載の節水器具。 - 上記ノズル部材は、上記環状の吐水孔列が同心円をなすように複数形成され、
回転することによって、上記何れかの環状の吐水孔列が上記絞り部材の閉塞突起によって閉塞され節水位置となることを特徴とする請求項5に記載の節水器具。 - 上記ノズル部材には、上記絞り部材の通水孔の開口量を調節して吐水量を調節する水量調節体が取り付けられていることを特徴とする請求項1−請求項6の何れかに記載の節水器具。
- 上記絞り部材の通水孔には、第一の孔部が複数穿孔され、
上記水量調節体には、第二の孔部が形成され、
上記水量調節体は、上記ノズル部材に対して回転することで、上記第一の孔部と上記第二の孔部とのずれ量が変わり吐水量を調節することを特徴とする請求項7に記載の節水器具。
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