JP5497382B2 - 化粧料用容器 - Google Patents

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Description

本発明は化粧料用容器に関し、更に詳しくは、ファンデーション、チークカラー、口紅、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー等の化粧料用のコンパクト容器に関する。
ファンデーション、チークカラー、口紅、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー等のメイクアップ化粧料の多くは、携帯性の観点から、粉体状化粧料が充填固化されてコンパクト容器に収容されている(例えば特許文献1を参照)。
コンパクト容器は、より薄く、より軽いものが望まれており、そのような需要に合わせて研究開発が進められてきている。そのため、化粧料収容部に角度をつけることは、コンパクト容器が厚くなるため今まで行われていなかった。
特開2000−262320号公報
本発明の課題は、化粧料が塗布しやすく、かつ、デザイン性に優れたコンパクト容器を提供することにある。
本発明は、化粧料が収容される化粧料収容部を有するパレットを備えた化粧料用容器であって、前記化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面の角度が容器本体底面に対し5〜45度である、化粧料用容器を提供するものである。
本発明の化粧料用容器は、化粧料が塗布しやすく、かつ、デザイン性に優れる。特に、化粧料収容部を複数有しかつその角度が異なるものは斬新なデザイン感を与え、更に、光輝性粉体を含有する化粧料を収容する場合には、化粧料ごとに異なる光沢感を与えることができる。しかも、かさばらず携帯性に優れる。また、本発明の化粧料用容器は、化粧料収容部が水平に配置されたものに比べて化粧料収容部の表面積が広いため、ユーザーの使い勝手が良い。
本発明の化粧料用容器を構成する容器本体の好ましい一実施態様を示す平面図である。 図1の容器本体のA−A線断面図である。 図1の容器本体のB−B線断面図である。 図1の容器本体の分解斜視図である。 本発明の化粧料用容器を構成する容器本体の別の好ましい一実施態様を示す平面図である。 図5の容器本体のC−C線断面図である。 図5の容器本体のD−D線断面図である。 図5の容器本体の分解斜視図である。
以下、本発明の好ましい一実施態様について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図の説明において同一の要素には同一の符号を付す。図1は、本発明の化粧料用容器を構成する容器本体の好ましい一実施態様を示す平面図であり、図2は、図1の容器本体のA−A線断面図であり、図3は、図1の容器本体のB−B線断面図であり、図4は、図1の容器本体の分解斜視図である。
図1〜4に示すように、本発明の化粧料用容器1は容器本体2と蓋体(図示せず)とからなり、蓋体はヒンジ部21を軸に開閉自在に容器本体に取り付けられる。蓋体は、視認性の観点から透明又は半透明であることが好ましい。容器本体2は、化粧料収容部31,32,33を有するパレット3を備える。パレット3は、容器本体2と一体に成形されていてもよいが、生産性の観点から、容器本体2に嵌め込まれて配置されることが好ましい(図4を参照)。
本発明の化粧料用容器1において、パレット3は、少なくとも2種の化粧料が収容される少なくとも2つの隣接した化粧料収容部31,32,33を有することが好ましいが、これに限定されず化粧料収容部は1つでもよい。複数の化粧料収容部31,32,33は、同一のパレット3上に配置されており、上から見たときに重なることなく隣接して配置されている。
本発明の化粧料用容器1において、化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面の角度(すなわち、化粧料収容部に化粧料が最大限充填された場合における化粧料表面の角度)は、容器本体底面22に対し5〜45度であり、好ましくは10〜30度である。各化粧料収容部において、容器本体底面22に対する角度は同じでも異なっていてもよい。また、隣接した化粧料収容部の間で、各化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面の傾斜方向は同じでも異なっていてもよい。
本実施態様の化粧料用容器では、図2〜4に示すように、化粧料収容部31の内壁上端縁31aで囲まれた平面と、化粧料収容部32の内壁上端縁32aで囲まれた平面と、化粧料収容部33の内壁上端縁33aで囲まれた平面とがそれぞれ異なる方向に傾斜している。そして、表面が台形状の化粧料収容部31及び32は、互いに接する部分を尾根部(最頂部)とし、該尾根に対向する辺が谷部(最低部)となるように配置され、表面が三角形状の化粧料収容部33は、化粧料収容部31及び32と接する頂点が前記尾根部と同じ高さで、該頂点に対向する辺が谷部(最低部)となるように配置されている。
このような構成により、従来品にはない斬新なデザイン感を与えるとともに、化粧料収容部に収容されている化粧料を取りやすくすることができる。また、後述のとおり、光輝性粉体が入った化粧料を収容する場合には、化粧料収容部に収容された化粧料の表面の角度がそれぞれ異なるため、化粧料表面における光の反射の程度が異なり、新鮮な美観を与えることができる。
本発明の化粧料用容器1において、各化粧料収容部31,32,33の底面の傾きは特に限定されず、化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面(すなわち、化粧料収容部に化粧料が最大限充填された場合における化粧料表面)に対して略平行であってもよく、容器本体底面に対して平行であってもよいし、全く異なる角度でもよければ、お椀状や逆に中央が凸となる球面状でもよい。
1つの化粧料収容部には単色の化粧料が収容されていてもよく、1つの化粧料収容部に多色化粧料が収容されていてもよい。互いに色の異なる粉体状化粧料を、仕切りを設けることなく1つの化粧料収容部に収容し、利用者が各自で混色して好みの色でメイクアップを行うことができる。
容器本体2は、パフ、スポンジ、ブラシ、チップ等の化粧具4を収納する化粧具収納部23を有していてもよい。また、容器本体2の全部又は一部が透明又は半透明であってもよい。
本発明の化粧料用容器1は鏡を備えることが好ましい(図示せず)。一般のコンパクト容器では蓋体の裏面に鏡を備えるものが多いが、本発明の化粧料用容器では、上述のとおり視認性の観点から蓋体は透明又は半透明であることが好ましいため、鏡は蓋体以外に設置されることが好ましい。例えば、鏡が、容器本体の裏面に設置されてもよく、また、容器本体から側方に引き出し可能に収納されてもよい。
次に、本発明の化粧料用容器に収容される化粧料について説明する。
本発明の化粧料用容器に収容される化粧料は特に限定されず、携帯性の観点から、粉体化粧料又はペースト状化粧料であることが好ましい。また、油性固形化粧料も好ましい。具体例としては、ファンデーション、チークカラー、口紅、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー等のメイクアップ化粧料が挙げられる。
本発明の化粧料用容器に収容される化粧料は、意匠性の観点から、光輝性粉体を含有することが好ましい。光輝性粉体は、肌に輝きを与え立体感を演出するために用いられる。本発明では、通常化粧料に一般的に用いられる光輝性粉体であれば特に制限されずに使用でき、板状、紡錘状、針状等の形状、多孔質、無孔質等の粒子構造等は問わず使用できる。具体的には、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、群青被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、有機顔料被覆雲母チタン、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆ガラス末(ガラスフレーク)、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、アルミニウムパウダー、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等が挙げられる。市販品としては、メタシャインGGシリーズ、PSシリーズ、NSシリーズ、NBシリーズ、RSシリーズ、RCシリーズ(いずれも商品名、日本板硝子社製)等を用いることができる。光輝性粉体については、特開2007−186437号公報や特許第3702742号公報等の記載を参照することができる。
本発明においては、光輝性粉体を固形粉末化粧料の表面へ付着させることもできる。方法は特に限定されないが、固形粉末化粧料に立体形状を施した後に有機溶媒等を用いてスプレー噴霧する方法が最も均一にかつ簡便に光輝性粉体を付着させることができるため好ましい。このような付着方法は、例えば特開2007−186437号公報等に開示されている。
光輝性粉体の平均粒子径は、1〜500μmが好ましく、より好ましくは20〜100μmである。この範囲であれば美麗な光輝感を十分得ることができる。平均粒子径が20〜100μmの場合、光の正反射を良く生じやすく、肌に輝きを与え立体感を演出する効果がより高くなるため特に好ましい。粉体の粒子径の測定方法としては、例えば、電子顕微鏡による粉体の長さの測定や、コールターカウンター(コールターエレクトロニクス社製)などの市販の粒径測定装置やレーザー回折式粒度分布測定装置(マイクロトラックII、商品名、日機装社製)等の粒度分布測定装置等で求めることができる。
また、本発明の化粧料用容器は、化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面の角度が容器本体底面に対し5〜45度であるという構成により、それ自体で立体的な配置となっている。また、収容される化粧料自体を立体的に成形すると、更に複雑な光輝感を演出することができ、好ましい。
化粧料自体を立体的に形成する場合、立体的な形状の保持性と使用感の観点から、脂肪酸金属塩を含有することが好ましい。使用する脂肪酸金属塩は、特に限定されないが、化粧料の立体性を維持するという観点より、アルキル基の炭素数が多い方が好ましく、特に炭素数8以上のものが好ましく、炭素数12〜22のものがより好ましい。上記脂肪酸金属塩の脂肪酸部分としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸等の不飽和脂肪酸、イソステアリン酸等の分岐状脂肪酸等を好適に使用することができる。更に、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油、パパス油等の天然由来の脂肪酸であってもよい。上記脂肪酸は、その1つを単独で使用してもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
これら脂肪酸の中でもラウリン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩が更に好ましく、なかでも、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩が最も好ましい。上記脂肪酸金属塩の金属は特に限定されず、2価又は3価の金属の金属塩であることが好ましい。具体的には、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等を挙げることができる。なかでも、カルシウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩が好ましい。脂肪酸金属塩の含有量は、成形性及び使用感の観点から、化粧料基材に対して好ましくは0.5〜5質量%であり、より好ましくは1〜3質量%である。
前記化粧料は、本発明の化粧料用容器の化粧料収容部に直接充填してもよい。前記化粧料は、化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面に対して化粧料の表面が略平行となるように、化粧料収容部に収容される。ここで、後述するように化粧料表面に加飾による凹凸が形成される場合には、加飾が施されていない状態の化粧料表面が、化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面に対して平行となるように化粧料収容部に収容される。また、前記化粧料を中皿に充填し、この中皿を化粧料収容部に収容してもよい。この場合、化粧料が充填された中皿は、容器本体底面に対して傾斜するように化粧料収容部に収容される。
化粧料を充填する方法としては、例えば、粉体化粧料又はペースト状化粧料では、加圧成型法(プレス成型法、超音波成型法)、湿式成形法(スラリー法、バック充填法)等を挙げることができ、油性固形化粧料では流し込み成形法等を挙げることができるがこれらに限定されるものではない。
プレス成型法は、粉体成分と油性成分との混合物を化粧料収容部又は中皿に充填して加圧成型することにより固形粉末化粧料を充填する方法である。また、超音波成型法は、液状油と固体油とを加熱混合し、更に粉体を加えた混合物を化粧料収容部又は中皿に充填し、超音波を照射して振動を付与し加圧成型することにより固形粉末化粧料を充填する方法である。超音波成型法については、特開2009−161450号公報や特開2009−161451号公報の記載を参照することができる。
スラリー法は、粉体成分と油性成分を混合分散した後に水やアルコール、揮発性炭化水素油等を加えて流動性を有するスラリーとし、必要によりサンドグラインダー等で分散し、このスラリーを化粧料収容部又は中皿に充填する。必要により圧縮成形し、溶媒を乾燥等により除去することにより固形粉末化粧料を充填する方法である。
バック充填法は、溶剤に化粧料を溶解したスラリー状の化粧料流体を化粧料収容部又は中皿の底面に設けられた充填孔から充填した後に溶剤を除去することにより固形粉末化粧料を充填する方法である。この方法は、化粧料表面がきれいに平らな状態で充填できるため好ましい。溶剤としては、揮発性炭化水素、揮発性シリコーン油、アルコール、水等が挙げられるが、軽質イソパラフィンやイソドデカン等の揮発性炭化水素を用いるのが、立体的に成型された固形粉末化粧料に十分な落下強度を付与できるため好ましい。バック充填法については、特開昭56−127305号公報、特開平5−211916号公報、実開昭61−124205号公報、実開平1−92911号公報等の記載を参照することができる。
流し込み成形法は、油性固形化粧料の成分を加熱して溶解・混合した後、化粧料収容部又は中皿に流し込みそのまま冷却することにより油性固形化粧料を充填する方法である。
また、意匠性の観点から、化粧料収容部に収容された化粧料の表面に加飾が施されていてもよい。加飾方法としては特に限定されず任意の方法を用いることができる。例えば、化粧料収容部に収容された化粧料の表面を加圧成形したり、上記バック充填法にて化粧料流体を充填する際に、化粧料の表面を成型しながら溶剤を除去したりすることで化粧料の表面に加飾を施すことができる。加圧成形による加飾方法については、例えば特開平5−213717号公報、特開平8−154732号公報、特開2002−51830号公報、特開2004−359552号公報、実開平7−20109号公報等の記載を参照することができる。
また、本発明の化粧料用容器を構成する容器本体の別の好ましい一実施態様を図5〜8に示す。図5は、本発明の化粧料用容器を構成する容器本体の別の好ましい一実施態様を示す平面図であり、図6は、図5の容器本体のC−C線断面図であり、図7は、図5の容器本体のD−D線断面図であり、図8は、図5の容器本体の分解斜視図である。
図5〜8に示した容器本体は、アイシャドウ又はアイブロー用容器を構成するものである。本実施態様の化粧料用容器では、表面が長方形状の化粧料収容部51,52,53がパレット5上に一列に配置されており、ヒンジ部側の辺が尾根部(最頂部)、化粧具収納部側の辺が谷部(最低部)となるように配置されており、化粧料収容部の内壁上端縁51a,52a又は53aで囲まれた各平面の傾斜方向が同一である。
上記2つの好ましい実施態様について、以下の成分組成の固形化粧料を充填したところ、使用時に隣の色と混じり合うことなく使用でき、外観の意匠性に優れるとともに携帯にも便利な化粧料用容器を得ることができた。
実施例1
[多色アイシャドウパレットの作製]
図1に示すパレット3の化粧料収容部33、31及び32のそれぞれに、以下の濃色、淡色及び中間色の固形粉末アイシャドウ(A)、(B)及び(C)を充填した。
固形粉末アイシャドウ(A);濃色
(成分) (質量%)
1.ジメチコン(20cs) 5.0
2.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 3.0
3.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
4.シリコーン処理タルク 20.0
5.硫酸バリウム 10.0
6.黒酸化鉄 20.0
7.群青 9.0
8.赤色226号 1.0
9.球状シリカ 3.0
10.コンジョウ被覆雲母チタン 10.0
11.雲母チタン 5.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.シリコーン処理マイカ 残部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成分1〜13の合計 100.0
14.軽質流動イソパラフィン 50.0
(調製方法)
工程A1:上記成分1〜3を混合、80℃で加熱し溶解することで、組成物a1を得た。
工程A2:上記成分4〜13を均一混合することで、組成物a2を得た。
工程A3:前記組成物a2に前記組成物a1を加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材a3を得た。
工程A4:前記化粧料基材a3 100質量部に対し、揮発性溶剤(上記成分14)を50質量部混合し、図1に示すパレット3の化粧料収容部33に充填した後、圧縮成型し、揮発性溶剤を80℃で加熱乾燥により除去することによって固形粉末アイシャドウ(A)を得た。
固形粉末アイシャドウ(B);淡色
(成分) (質量%)
1.メチルフェニルポリシロキサン 5.0
2.オクチルドデカノール 5.0
3.イソノナン酸イソノニル 5.0
4.ラウロイルリジン処理タルク 10.0
5.ステアリン酸アルミニウム 2.0
6.銀被覆ガラスフレーク 10.0
7.酸化チタン被覆合成金雲母 20.0
8.アルミニウム末 5.0
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
10.シリコーン処理マイカ 残部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成分1〜10の合計 100.0
11.軽質流動イソパラフィン 50.0
(調製方法)
工程B1:上記成分1〜3を混合、80℃で加熱し溶解することで、組成物b1を得た。
工程B2:上記成分4〜10を均一混合することで、組成物b2を得た。
工程B3:前記組成物b2に前記組成物b1を加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材b3を得た。
工程B4:前記化粧料基材b3 100質量部に対し、揮発性溶剤(上記成分11)を50質量部混合し、図1に示すパレット3の化粧料収容部31に充填した後、圧縮成型し、揮発性溶剤を80℃で加熱乾燥により除去することによって固形粉末アイシャドウ(B)を得た。
固形粉末アイシャドウ(C);中間色
(成分) (質量%)
1.メチルフェニルポリシロキサン 5.0
2.イソステアリン酸硬化ヒマシ油 5.0
3.ワセリン 2.0
4.シリコーン処理タルク 10.0
5.ステアリン酸亜鉛 2.0
6.シリコーン処理酸化チタン 1.0
7.シリコーン処理黒酸化鉄 0.5
8.シリコーン処理黄酸化鉄 0.3
9.シリコーン処理ベンガラ 0.1
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
11.シリコーン処理マイカ 残部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成分1〜11の合計 100.0
12.軽質流動イソパラフィン 50.0
(調製方法)
工程C1:上記成分1〜3を混合、80℃で加熱し溶解することで、組成物c1を得た。
工程C2:上記成分4〜11を均一混合することで、組成物c2を得た。
工程C3:前記組成物c2に前記組成物c1を加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材c3を得た。
工程C4:前記化粧料基材c3 100質量部に対し、揮発性溶剤(上記成分12)を50質量部混合し、図1に示すパレット3の化粧料収容部32に充填した後、圧縮成型し、揮発性溶剤を80℃で加熱乾燥により除去することによって固形粉末アイシャドウ(C)を得た。
実施例2
[アイシャドウ、フェースカラー、チークカラー混載メイクパレットの作製]
図5に示すパレット5の化粧料収容部52、51及び53のそれぞれに、以下の固形粉末アイシャドウ(D)、固形油性フェースカラー(E)及び固形粉末チークカラー(F)を充填した。
固形粉末アイシャドウ(D)
(成分) (質量%)
1.ジメチコン(20cs) 5.0
2.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 3.0
3.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
4.シリコーン処理タルク 20.0
5.硫酸バリウム 10.0
6.黒酸化鉄 20.0
7.群青 9.0
8.赤色226号 1.0
9.球状シリカ 3.0
10.コンジョウ被覆雲母チタン 10.0
11.雲母チタン 5.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.シリコーン処理マイカ 残部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計 100.0
(調製方法)
工程D1:上記成分1〜3を混合、80℃で加熱し溶解することで、組成物d1を得た。
工程D2:上記成分4〜13を均一混合することで、組成物d2を得た。
工程D3:前記組成物d2に前記組成物d1を加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材d3を得た。
工程D4:前記化粧料基材d3を図5に示すパレット5の化粧料収容部52に充填した後、プレス成型法により固形粉末アイシャドウ(D)を得た。
固形油性フェースカラー(E)
(成分) (質量%)
1.パラフィン 3.0
2.セレシン 5.0
3.マイクロクリスタリンワックス 5.0
4.ポリエチレンワックス 1.0
5.イソノナン酸イソトリデシル 10.0
6.水添ポリイソブテン 10.0
7.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 10.0
8.ヒドロキシステアリン酸オクチル 10.0
9.シリコーンパウダー 5.0
10.雲母チタン 10.0
11.酸化チタン被覆ガラスフレーク 10.0
12.酸化鉄被覆ガラスフレーク 5.0
13.ポリメチルメタクリレート粉末 残部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計 100.0
(調製方法)
工程E1:上記成分1〜8を混合、90℃で加熱し溶解することで、組成物e1を得た。
工程E2:上記成分9〜13を均一混合することで、組成物e2を得た。
工程E3:前記組成物e2に前記組成物e1を加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材e3を得た。
工程E4:前記化粧料基材e3を図5に示すパレット5の化粧料収容部51に充填し、流し込み成形法により固形油性フェースカラー(E)を得た。
固形粉末チークカラー(F)
(成分) (質量%)
1.メチルフェニルポリシロキサン 2.0
2.イソステアリン酸硬化ヒマシ油 2.0
3.ワセリン 1.0
4.シリコーン処理タルク 10.0
5.球状シリカ 3.0
6.ステアリン酸アルミニウム 2.0
7.シリコーン処理酸化チタン 1.0
8.赤色202号 0.5
9.黄色4号アルミニウムレーキ 0.3
10.シリコーン処理ベンガラ 0.3
11.シリコーン処理黄酸化鉄 0.1
12.硫酸バリウム 残部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計 100.0
(調製方法)
工程F1:上記成分1〜3を混合、80℃で加熱し溶解することで、組成物f1を得た。
工程F2:上記成分4〜12を均一混合することで、組成物f2を得た。
工程F3:前記組成物f2に前記組成物f1を加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材f3を得た。
工程F4:前記化粧料基材f3を図5に示すパレット5の化粧料収容部53に充填した後、プレス成型法により固形粉末チークカラー(F)を得た。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されるものではない。例えば、少なくとも2種の化粧料がそれぞれ収容される少なくとも2つの隣接した化粧料収容部を有し、各化粧料収容部の高さが、隣接した化粧料収容部同士の間で互いに異なるものであってもよい。
本発明の化粧料用容器は、ファンデーション、チークカラー、口紅、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー等のメイクアップ化粧料用のコンパクト容器として好適に用いられる。
1 化粧料用容器
2 容器本体
21 ヒンジ部
22 容器本体底面
23 化粧具収納部
3 パレット
31、32、33 化粧料収容部
31a、32a、33a 化粧料収容部の内壁上端縁
4 化粧具
5 パレット
51、52、53 化粧料収容部
51a、52a、53a 化粧料収容部の内壁上端縁

Claims (6)

  1. 化粧料が収容される化粧料収容部を有するパレットを備えた化粧料用容器であって、前記化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面の角度が容器本体底面に対し5〜45度であ前記化粧料収容部の前記内壁上端縁で囲まれた平面に対して化粧料の表面が略平行となるように前記化粧料収容部に収容される、化粧料用容器。
  2. 少なくとも2種の化粧料がそれぞれ収容される少なくとも2つの隣接した前記化粧料収容部を有し、前記化粧料収容部の前記内壁上端縁で囲まれた平面の角度が、隣接した前記化粧料収容部の間で互いに異なる、請求項1に記載の化粧料用容器。
  3. 少なくとも2種の化粧料がそれぞれ収容される少なくとも2つの隣接した前記化粧料収容部を有し、前記化粧料収容部の内壁上端縁で囲まれた平面の傾斜方向が、隣接した前記化粧料収容部の間で互いに異なる、請求項1又は2に記載の化粧料用容器。
  4. 前記化粧料が粉体又はペースト状である、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料用容器。
  5. 前記化粧料が光輝性粉体を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料用容器。
  6. 前記化粧料が、加圧成型法及び/又はバック充填法によって、固形粉末化粧料として前記化粧料収容部に充填される、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料用容器。
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