JP5496826B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
図21は、従来の半導体装置の平面図である。同図に示すように、電源回路等に用いられるレベルシフト用の高耐圧MOSFET200と高耐圧回路部201とは、同一のチップ(シリコン基板)上の分離した領域に形成されている。これら以外の領域には、低電圧回路が形成されている。このレベルシフト用の高耐圧MOSFET200は、入力電圧を高電圧にレベルシフトする。この高電圧は、ワイヤ202を介して高耐圧回路部201に入力され、高耐圧回路部201に形成された高電圧回路は所定の動作を行う。これらのレベルシフト用の高耐圧MOSFET200と高耐圧回路部201とは、低電圧回路との境界部分がリサーフ構造203で形成されているので、この半導体装置は高耐圧を有している。
このような構成のチップでは、レベルシフト用の高耐圧MOSFET200がチップ全体に占める面積の比率が比較的大きい。よって、このことがチップサイズを縮小する際の制約になっていた。
そこで、図22(a),(b)に示すように、レベルシフト用の高耐圧MOSFET210を高耐圧回路部211の一部に形成することで、両者を一体化して小型化するようにした半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。図22(b)に示すように、このレベルシフト用の高耐圧MOSFET210は、半導体基板212に形成されたソース領域213及びドレイン領域214と、ゲート電極215と、を備える。ドレイン領域214は、配線216を介して高耐圧回路部211に接続されている。
特開2007−5823号公報
しかしながら、上述したようなレベルシフト用の高耐圧MOSFET210と高耐圧回路部211とを一体化した半導体装置では、両者の境界領域Xにはp型の半導体基板212のみが存在しており、この半導体基板212が表面に露出している。即ち、この境界領域Xはリサーフ構造で形成されていない。このようなリサーフ構造で形成されていない境界領域Xでは、電位分布が不安定となるので、この境界領域Xを安定的に空乏化させて高耐圧を得ることができない。つまり、この境界領域Xは、従来の半導体装置の中で最も耐圧が低い部分となる。
以上より、従来の半導体装置は、小型化すると安定的に高耐圧を得ることができない問題がある。
そこで、本発明に係る実施例では、小型化できると共に安定的に高耐圧化できる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様に係る実施例に従った半導体装置は、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成された第1導電型の第1領域と、
前記第1領域に隣接して前記半導体基板の表面に形成された本体部と、前記第1領域と前記第1領域の下方の前記半導体基板との間に挟まれた外縁部と、を有する第2導電型の第2領域と、
第1の方向に並んで前記第1領域に形成された第2導電型の第1ソース領域及び第1ドレイン領域と、前記第1ソース領域と前記第1ドレイン領域とで挟まれた前記第1領域上に酸化膜を介して形成された第1ゲート電極と、を有する第1のMOSトランジスタと、
前記第2領域の前記外縁部の上方の前記第1領域に形成され、一端が前記第1の方向に延びて前記第2領域の前記本体部と電気的に接続している、第2導電型の第3領域を有する半導体素子と、を備え、
前記第1のMOSトランジスタと前記半導体素子の前記第3領域とは、前記第1の方向と交差する第2の方向に並んで、前記第1領域で電気的に分離され、
前記第1ドレイン領域は、前記第2領域の前記外縁部の上方の前記第1領域に形成されている
ことを特徴とする半導体装置である。
本発明の一態様に係る実施例に従った半導体装置は、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成された第2導電型の第2領域と、
前記第2領域に形成された第1導電型の第1領域と、
第1の方向に並んで前記第1領域に形成された第2導電型の第1ソース領域及び第1ドレイン領域と、前記第1ソース領域と前記第1ドレイン領域とで挟まれた前記第1領域上に酸化膜を介して形成された第1ゲート電極と、を有する第1のMOSトランジスタと、
前記第1領域に形成され、一端が前記第1の方向に延びて前記第2領域と電気的に接続している、第2導電型の第3領域を有する半導体素子と、を備え、
前記第1領域は、前記半導体基板と電気的に接続して、
前記第1のMOSトランジスタと前記半導体素子の前記第3領域とは、前記第1の方向と交差する第2の方向に並んで、前記第1領域で電気的に分離されている、
ことを特徴とする半導体装置である。
また、前記半導体装置において、
前記半導体素子の部分において、前記第2領域の前記外縁部の先端は、前記第3領域の他端の方向に延びて前記第3領域の前記他端に電気的に接続していても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第2の方向に並んで形成された複数の前記第1のMOSトランジスタを備え、
前記複数の第1のMOSトランジスタは、互いに前記第1領域で電気的に分離されていても良い。
また、前記半導体装置において、
前記半導体基板と、前記第1領域と、前記第1ソース領域とは、低圧側電源に接続されており、
前記第2領域と、前記第1ドレイン領域と、前記第3領域とは、高圧側電源に接続されていても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第1のMOSトランジスタは、前記第1ゲート電極に加えられた電圧を高電圧にレベルシフトするように構成されていても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第1領域の不純物濃度は、前記半導体基板の不純物濃度より高く、
前記第1ソース領域と、前記第1ドレイン領域と、前記第3領域との不純物濃度は、前記第2領域の不純物濃度より高くても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第1ドレイン領域は、前記第1の方向に前記第1ソース領域より長く、
前記第3領域の前記第1の方向の長さは、前記第1ドレイン領域の前記第1の方向の長さと略同じであっても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第2領域の前記外縁部の先端は、前記第1ゲート電極の下方に形成されていても良い。
また、前記半導体装置において、
前記半導体素子は、
前記第1の方向に前記第3領域と並んで、前記第3領域との間に第1導電型の領域を挟んで形成された第2導電型の第4領域と、
前記第3領域と前記第4領域とで挟まれた前記領域上に酸化膜を介して形成された第2ゲート電極と、をさらに有し、第2のMOSトランジスタとして構成されており、
前記第2ゲート電極と前記第4領域とは、電気的に接続されていても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第2ゲート電極と前記第4領域とは、低圧側電源に接続されていても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第2領域の前記外縁部は、前記本体部を囲むように形成されて、
前記第1領域は、前記外縁部に沿って略環状に形成されていても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第2領域に略環状に形成され、底部が前記半導体基板に電気的に接続している第1導電型のコンタクト領域をさらに備え、
前記第2領域は、前記コンタクト領域によって、前記コンタクト領域で囲まれた領域と、前記コンタクト領域の外側の領域と、に電気的に分離されて、
前記第1領域は、前記コンタクト領域に沿って略環状に形成されると共に、前記コンタクト領域によって前記半導体基板と電気的に接続していても良い。
また、前記半導体装置において、
前記第1導電型はp型であり、前記第2導電型はn型であっても良い。
本発明の一態様に係る実施例に従った半導体装置の製造方法は、
第1導電型の半導体基板の表面に、第2導電型の第2領域を形成する第1の工程と、
前記半導体基板の表面と前記第2領域の表面とに、第1導電型の第1領域を、前記第2領域が、前記第1領域に隣接した本体部と、前記第1領域と前記第1領域の下方の前記半導体基板との間に挟まれた外縁部と、を有するように形成する第2の工程と、
第1の方向に並んだ第1ソース領域及び第1ドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成されるように、且つ、前記第1のMOSトランジスタと第3領域とが前記第1の方向と交差する第2の方向に並んで前記第1領域で電気的に分離されるように、前記第2領域の前記外縁部の上方の前記第1領域に第2導電型の前記第1ドレイン領域を形成し、前記第1領域と前記第2領域とにまたがって前記第1の方向に延びる第2導電型の前記第3領域を形成する第3の工程と、
前記半導体基板と、前記第1領域と、前記第2領域と、前記第3領域と、前記第1ドレイン領域との上に、酸化膜を形成する第4の工程と、
前記第1領域の上方の前記酸化膜上に、前記第1のMOSトランジスタの第1ゲート電極を形成する第5の工程と、
前記第5の工程の後、前記第1ソース領域が形成される部分まで前記第1領域を広げる第6の工程と、
前記第6の工程で広げられた前記第1領域の表面に、第2導電型の前記第1ソース領域を形成する第7の工程と、
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法である。
また、前記半導体装置の製造方法において、
前記第3の工程は、
第2導電型の不純物を注入する工程と、
注入された不純物を拡散させる工程と、を含んでも良い。
また、前記半導体装置の製造方法において、
前記第6の工程において、第1導電型の不純物を注入して前記第1領域を広げても良い。
また、前記半導体装置の製造方法において、
前記第2の工程において、前記第1領域の不純物濃度を、前記半導体基板の不純物濃度より高くして、
前記第3の工程において、前記第1ソース領域と前記第3領域との不純物濃度を、前記第2領域の不純物濃度より高くして、
前記第3の工程において、前記第1ドレイン領域の不純物濃度を、前記第2領域の不純物濃度より高くしても良い。
本発明の一態様に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法によれば、第1のMOSトランジスタの第1ドレイン領域および半導体素子の第3領域の部分は、表面導電層としての第1ドレイン領域/第3領域と、第1領域と、第2領域と、半導体基板と、による4層のリサーフ構造で形成されている。その上で、第1のMOSトランジスタと半導体素子の第3領域とが、第2の方向に並んで、第1領域で電気的に分離されるように構成し、これらを一体化している。このような構成により、第1ドレイン領域と、第2領域の本体部との境界領域Iにおいて、表面に露出した第1領域の下方に、第2領域と、半導体基板とが存在するようになる。従って、境界領域Iにおいて、低電圧が加えられる第1領域と半導体基板とに挟まれた第2領域に高電圧が加えられることにより、これらの第1領域と、第2領域と、半導体基板とを、安定的に空乏化できる。
また、第1のMOSトランジスタと、半導体素子の第3領域との境界領域IIは、第1領域と、第2領域と、半導体基板とによる3層のリサーフ構造で形成されている。このような構成により、境界領域Iと同様に、境界領域IIを安定的に空乏化することができるので、安定的に高耐圧を得ることができる。
以上より、従来技術よりも上記境界領域I,IIを安定的に空乏化できるので、この境界領域I,IIで安定的に高耐圧を得ることができる。よって、半導体装置を小型化した上で、安定的に高耐圧化できる。
図1は、本発明の実施例1に係る半導体装置の平面図である。 図2は、本発明の実施例1に係る半導体装置の拡大平面図である。 図3は、本発明の実施例1に係る半導体装置の断面図である。 図4は、本発明の実施例1に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図5は、図4に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図6は、図5に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図7は、図6に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図8は、図7に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図9は、図8に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図10は、図9に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図11は、図10に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図12は、図11に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図13は、図12に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図14は、図13に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図15は、図14に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図16は、図15に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図17は、図16に続く、半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図18は、本発明の実施例2に係る半導体装置の断面図である。 図19は、本発明の実施例3に係る半導体装置の断面図である。 図20は、本発明の実施例4に係る半導体装置の断面図である。 図21は、従来の半導体装置の平面図である。 図22は、従来の他の半導体装置の平面図及び断面図である。
以下、本発明に係る各実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る半導体装置の平面図である。
図1に示す様に、この半導体装置は、レベルシフト用の第1のMOSトランジスタ100と、高耐圧回路部101と、を備える。レベルシフト用の第1のMOSトランジスタ100は、高耐圧回路部101の一部の領域102に形成されている。高耐圧回路部101は、高耐圧リサーフ構造103で形成された領域で囲まれている。高耐圧回路部101の内側の領域110には、所定の高電圧回路が形成されている(図示せず)。高耐圧回路部101の外側の領域120には、所定の低電圧回路が形成されている(図示せず)。
次に、図2,3を参照して、第1のMOSトランジスタ100の周辺の領域102の詳細な構造について説明する。
図2は、本発明の実施例1に係る半導体装置の拡大平面図である。この図2は、図1の領域102を拡大したものである。
図3は、本発明の実施例1に係る半導体装置の断面図である。図3(a)は、図2におけるA−A’線の断面図である。図3(b)は、図2におけるB−B’線の断面図である。図3(c)は、図2におけるC−C’線の断面図である。図3(d)は、図2におけるD−D’線の断面図である。
図2,3に示すように、この半導体装置は、P型(第1導電型)の半導体基板1と、P−型(第1導電型)の拡散領域(第1領域)2a,2bと、N型(第2導電型)の拡散領域(第2領域)3と、N++型の拡散領域(第4領域)4と、N+型の拡散領域(第3領域)5と、N++型の拡散領域(第3領域)6と、N++型の第1ソース領域7と、N+型の第1ドレイン領域8と、N++型の拡散領域(第1ドレイン領域)9と、酸化膜10と、第1ゲート電極11と、層間膜12と、電極13,14と、ソース電極15と、ゲート金属電極16と、ドレイン電極17と、を備える。また、この半導体装置は、レベルシフト用の第1のMOSトランジスタ100と、半導体素子Sと、を備える。
P−型の拡散領域2a,2bは、半導体基板1の表面に形成されている。図3(b)〜(d)に示すように、B−B’断面、C−C’断面およびD−D’断面では、P−型の拡散領域2aと2bは接して、連続した領域として形成されている。一方、図3(a)に示すように、A−A’断面では、P−型の拡散領域2bはP−型の拡散領域2aと分離されている。
N型の拡散領域3は、本体部と外縁部とを有する。本体部は、P−型の拡散領域2bに隣接して半導体基板1の表面に形成されている。外縁部は、P−型の拡散領域2bと、P−型の拡散領域2bの下方の半導体基板1と、の間に挟まれている。
このような構成により、図3(b),(d)のB−B’断面及びD−D’断面では、領域II及び領域IIIは、P−型の拡散領域2b、N型の拡散領域3およびP型の半導体基板1の3層のリサーフ構造で形成されている。
図3(a)のA−A’断面に示すように、半導体素子Sは、N++型の拡散領域4と、N+型の拡散領域5と、を有する。N++型の拡散領域4は、P−型の拡散領域2aの表面に形成されている。N+型の拡散領域5は、N型の拡散領域3の外縁部の上方のP−型の拡散領域2bに形成されている。N++型の拡散領域4は、x方向にN+型の拡散領域5と並んで、N+型の拡散領域5との間にP−型の拡散領域2a及びP型の半導体基板1を挟んで形成されている。N+型の拡散領域5の一端は、x方向に延びてN型の拡散領域3の本体部と電気的に接続している。この半導体素子Sの部分において、N型の拡散領域3の外縁部の先端は、N+型の拡散領域5の他端の方向に延びてN+型の拡散領域5の他端に電気的に接続している。つまり、A−A’断面において、P−型の拡散領域2bは、N型の拡散領域3と、N+型の拡散領域5と、で囲まれている。これにより、この部分はN+型の拡散領域5、P−型の拡散領域2b、N型の拡散領域3及び半導体基板1の4層のリサーフ構造で形成されている。
N型の拡散領域3の本体部上におけるN+型の拡散領域5の表面には、N++型の拡散領域6が形成されている。N++型の拡散領域4は、酸化膜10及び層間膜12を貫通した電極13に接続され、N++型の拡散領域6は、酸化膜10及び層間膜12を貫通した電極14に接続されている。
図3(c)のC−C’断面に示すように、第1のMOSトランジスタ100は、第1ソース領域7と、第1ドレイン領域8,9と、第1ゲート電極11と、を有する。第1ソース領域7及び第1ドレイン領域8,9は、x方向(第1の方向)に並んでP−型の拡散領域2a,2bに形成されている。第1ゲート電極11は、第1ソース領域7と第1ドレイン領域8,9とで挟まれたP−型の拡散領域2a,2b上に、酸化膜10を介して形成されている。第1ドレイン領域8,9は、N型の拡散領域3の外縁部の上方のP−型の拡散領域2bに形成されている。これにより、第1ドレイン領域8,9部分は、第1ドレイン領域8,9、P−型の拡散領域2b、N型の拡散領域3及びP型の半導体基板1の4層のリサーフ構造で形成されている。
N型の拡散領域3の外縁部の先端は、第1ゲート電極11の下方に形成されている。
第1ソース領域7はソース電極15に接続され、第1ドレイン領域8,9はドレイン電極17に接続されている。第1ゲート電極11はゲート金属電極16に接続されている。
第1ドレイン領域8,9は、x方向に第1ソース領域7より長い。また、前述のN+型の拡散領域5のx方向の長さは、第1ドレイン領域8,9のx方向の長さと略同じである。
P−型の拡散領域2a,2bの不純物濃度は、半導体基板1の不純物濃度より高い。
N+型の第1ソース領域7と、N+/N++型の第1ドレイン領域8,9と、N++型の拡散領域4と、N++型の拡散領域5との不純物濃度は、N型の拡散領域3の不純物濃度より高い。
図2に示すように、第1のMOSトランジスタ100と、半導体素子Sの拡散領域4,5とは、x方向と交差するy方向(第2の方向)に並んで、図3(b)に示すように、P−型の拡散領域2a,2bで電気的に分離されている。
また、この半導体装置は、図2に示すように、y方向に並んで形成された2つの第1のMOSトランジスタ100を備える。図3(d)に示すように、2つの第1のMOSトランジスタ100は、互いにP−型の拡散領域2a,2bで電気的に分離されている、
以上の説明と図1,2から分かるように、この半導体装置の全体構造としては、xy面において、高耐圧回路部101の内側の領域110には、N型の拡散領域3が形成されている。また、xy面において、N型の拡散領域3の外縁部は、N型の拡散領域3の本体部を囲むように形成されている。また、xy面において、拡散領域2a,2bは、N型の拡散領域3の外縁部に沿って略環状に形成されている。
半導体基板1と、拡散領域2a,2bと、第1ソース領域7と、拡散領域4は、低圧側電源(図示せず)に接続される。
拡散領域3と、第1ドレイン領域8,9と、拡散領域5,6は、高圧側電源(図示せず)に接続される。
このように電圧が印加されることにより、第1のMOSトランジスタ100は、第1ゲート電極11に加えられた電圧を高電圧にレベルシフトしてドレイン電極17から出力するように構成される。ドレイン電極17から出力された高電圧は、高耐圧回路部101の内側の領域110のN型の拡散領域3に形成された高電圧回路(図示せず)に加えられる。
また、半導体素子Sは、半導体基板1および拡散領域2a,2bをアノードとし、拡散領域3および拡散領域5,6をカソードとするダイオードとして機能する。
また、境界領域Iにおいて、低電圧が加えられるP−型の拡散領域2bと半導体基板1とに挟まれたN型の拡散領域3に高電圧が加えられることにより、これらのP−型の拡散領域2bと、N型の拡散領域3と、半導体基板1とを、安定的に空乏化できる。
また、境界領域II,IIIにおいても、低電圧が加えられるP−型の拡散領域2bと半導体基板1とに挟まれたN型の拡散領域3に高電圧が加えられることにより、これらのP−型の拡散領域2bと、N型の拡散領域3と、半導体基板1とを、安定的に空乏化することができる。
製造方法
次に、上述した半導体装置の製造方法について説明する。
図4から図17は、本発明の実施例1に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。各図(a)は、図2におけるA−A’線の断面図であり、各図(b)は、図2におけるB−B’線の断面図である。各図(c)は、図2におけるC−C’線の断面図であり、各図(d)は、図2におけるD−D’線の断面図である。
まず、図4に示すように、半導体基板1上にSiO膜(シリコン酸化膜)20を形成する。このSiO膜20をマスクとして、例えば、イオン注入法や拡散法等を用いてN型の不純物を半導体基板1に注入し、半導体基板1の表面にN型の拡散領域3を形成する。
次に、図5に示すように、SiO膜20を除去した後、例えば、イオン注入法等を用いてP型の不純物を注入し、半導体基板1の表面と拡散領域3の表面とに、P−型の拡散領域2bを、拡散領域3が、P−型の拡散領域2bに隣接した本体部と、P−型の拡散領域2bとP−型の拡散領域2bの下方の半導体基板1との間に挟まれた外縁部と、を有するように形成する。図5(a)に示すA−A’断面では、P−型の拡散領域2bをN型の拡散領域3の内部に形成する。また、図5(b)〜(d)に示す各断面では、P−型の拡散領域2bを、N型の拡散領域3及び半導体基板1にまたがって形成する。
次に、例えば、イオン注入法等を用いてN型の不純物を注入し、図6(a)に示すA−A’断面において、N++層5aを、P−型の拡散領域2b及びN型の拡散領域3に形成する。N++層5aは、N型の拡散領域3の一部にまたがるようにする。図6(c)に示すC−C’断面では、同様にしてN++層8aをP−型の拡散領域2bに形成する。
次に、N++層5a,8aに注入されたN型の不純物を拡散させる。これにより、図7(a)に示すA−A’断面では、N++層5aは半導体基板1の深さ方向とxy方向に拡散し、x方向及び−x方向でN型の拡散領域3と接したN+型の拡散領域5が形成される。つまり、この断面において、P−型の拡散領域2bは、N型の拡散領域3とN+型の拡散領域5とで囲まれるようになる。図7(c)に示すC−C’断面では、P−型の拡散領域2bにN+型の第1ドレイン領域8が形成される。
つまり、図2,3に示したx方向に並んだ第1ソース領域7及び第1ドレイン領域8を有する第1のMOSトランジスタ100が形成されるように、且つ、第1のMOSトランジスタ100と拡散領域5とがx方向と交差するy方向に並んで拡散領域2bで電気的に分離されるように、拡散領域3の外縁部の上方の拡散領域2bに第1ドレイン領域8を形成すると共に、拡散領域2bと拡散領域3とにまたがってx方向に延びる拡散領域5を形成する。
続いて、例えば、厚さ約7000〜8000ÅのSiOの酸化膜10を半導体基板1と、拡散領域2bと、拡散領域3と、拡散領域5と、第1ドレイン領域8との上に形成する。
次に、図8(a)に示すA−A’断面では、エッチングにより酸化膜10に開口OP1,OP2を形成する。開口OP1は、半導体基板1の表面、N型の拡散領域3の端部およびN+型の拡散領域5の端部が露出するように形成する。開口OP2は、N+型の拡散領域5の表面が露出するように形成する。図8(c)に示すC−C’断面では、エッチングにより酸化膜10に開口OP3,OP4を形成する。開口OP3は、半導体基板1の表面、P−型の拡散領域2bの表面およびN+型の第1ドレイン領域8の端部が露出するように形成する。開口OP4は、N+型の第1ドレイン領域8の表面が露出するように形成する。
次に、図9(a),(c)に示すように、開口OP1〜OP4に、例えば、約300〜1000ÅのSiOの薄い酸化膜を熱酸化により形成する。
次に、図10に示すように、酸化膜10上にポリシリコン11aを堆積する
次に、図11(c)に示すように、ポリシリコン11aをエッチングして、第1ゲート電極11を、P−型の拡散領域2bの表面およびN+型の第1ドレイン領域8の端部の上方の酸化膜10上に形成する。図11(a),(b),(d)に示すように、このエッチングにより第1ゲート電極11以外のポリシリコン11aは除去される。
次に、図12に示すように、例えば、イオン注入法等を用いてP型の不純物を注入し、P−型の拡散領域2aを形成する。図12(a)に示すA−A’断面では、P−型の拡散領域2aを、N型の拡散領域3の端部との間に半導体基板1を挟んで形成する。B−B’断面、C−C’断面およびD−D’断面では、P−型の拡散領域2aの端部はP−型の拡散領域2bの端部に重なるように形成する。つまり、次の工程で第1ソース領域7が形成される部分までP−型の拡散領域を広げる。
次に、図13(a)に示すA−A’断面では、例えば、イオン注入法等を用いてN型の不純物を注入し、P−型の拡散領域2a内に、N++型の拡散領域4を形成する。また、N+型の拡散領域5にN++型の拡散領域6を形成する。同様に、図13(c)に示すC−C’断面では、P−型の拡散領域2a内に、N++型の第1ソース領域7を形成する。また、N+型の第1ドレイン領域8にN++型の拡散領域9を形成する。
次に、図14に示すように、例えば、約8000Åの厚さの層間膜12を酸化膜10及び第1ゲート電極11上に堆積する。層間膜12の材料として、例えば、PSG又はBPSG等を用いることができる。
次に、図15に示すように、エッチングにより、層間膜12にコンタクト用の開口OP5〜OP9を形成する。開口OP5〜OP9は、それぞれ、N++型の拡散領域4、N++型の拡散領域6、N++型の第1ソース領域7、N++型の拡散領域9および第1ゲート電極11上に形成される。
次に、図16に示すように、Al等の金属層21を堆積する。
次に、図17に示すように、金属層21をエッチングして、電極13,14と、ソース電極15と、ゲート金属電極16と、ドレイン電極17とを形成する。
以上の製造工程により、図2,3に示した構造の半導体装置が形成される。
以上で説明した様に、本実施例の半導体装置によれば、レベルシフト用の第1のMOSトランジスタ100におけるN+及びN++型の第1ドレイン領域8,9の部分と、高耐圧回路部101の高耐圧リサーフ構造103で形成された領域を構成する半導体素子SのN+及びN++型の拡散領域5,6の部分とを、表面導電層としてのN+及びN++型の第1ドレイン領域8,9/N+及びN++型の拡散領域5,6と、P−型の拡散領域2bと、N型の拡散領域3と、P型の半導体基板1と、による4層のリサーフ構造で形成している。その上で、第1のMOSトランジスタ100を、高耐圧回路部101の高耐圧リサーフ構造103で形成された領域の一部に形成して、高耐圧回路部101と一体化している。このような構成により、第1のMOSトランジスタ100と、高耐圧回路部101の内部側のN型の拡散領域3との境界領域Iにおいて、表面に露出したP−型の拡散領域2bの下方に、N型の拡散領域3と、半導体基板1とが存在するようになる(図3(c)のC−C’断面図参照)。従って、境界領域Iにおいて、低電圧が加えられるP−型の拡散領域2bと半導体基板1とに挟まれたN型の拡散領域3に高電圧が加えられることにより、これらのP−型の拡散領域2bと、N型の拡散領域3と、半導体基板1とを、安定的に空乏化できる。
また、第1のMOSトランジスタ100と、高耐圧回路部101の高耐圧リサーフ構造103で形成された領域を構成する半導体素子SのN+型の拡散領域5と、の境界領域IIは、P−型の拡散領域2bと、N型の拡散領域3と、半導体基板1とによる3層のリサーフ構造で形成される(図3(b)のB−B’断面図参照)。
さらに、y方向に隣り合う第1のMOSトランジスタ100の間の境界領域IIIも、P−型の拡散領域2bと、N型の拡散領域3と、半導体基板1と、による3層のリサーフ構造で形成される(図3(d)のD−D’断面図参照)。このような構成により、境界領域Iと同様に、これらの境界領域II,IIIを安定的に空乏化することができるので、安定的に高耐圧を得ることができる。
以上より、従来技術よりも上記境界領域I,II,IIIを安定的に空乏化できるので、この境界領域I,II,IIIで安定的に高耐圧を得ることができる。よって、半導体装置を小型化した上で、安定的に高耐圧化できる。
本実施例は、実施例1のN型の拡散領域3をエピタキシャル層により形成したものである。
図18は、本発明の実施例2に係る半導体装置の断面図である。図18(a)〜(d)は、それぞれ、図2,3におけるA−A’断面図、B−B’断面図、C−C’断面図及びD−D’断面図に対応する。
同図に示すように、本実施例の半導体装置は、N型のエピタキシャル層(第2領域)3aと、P+型の拡散領域30と、P型の埋め込み部31と、を備える。その他の構成は、図2,3の実施例1と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
N型のエピタキシャル層3aは、実施例1のN型の拡散領域3の代わりに、半導体基板1の表面の全面に形成されている。実施例1の各構成要素は、このN型のエピタキシャル層3aに形成されている。
N型のエピタキシャル層3aには、拡散領域2aに隣接するようにP+型の拡散領域(コンタクト領域)30が形成されている。P+型の拡散領域30の底部には、半導体基板1と電気的に接続するようにP型の埋め込み部(コンタクト領域)31が埋め込まれている。
拡散領域2a,2bは、P+型の拡散領域30およびP型の埋め込み部31によって半導体基板1と電気的に接続している。
P+型の拡散領域30およびP型の埋め込み部31は、低圧側電源(図示せず)に接続される。
以上の説明と図1から分かるように、この半導体装置の全体構造としては、xy面において、拡散領域30および埋め込み部31は、N型のエピタキシャル層3aに略環状に形成されている。xy面において、N型のエピタキシャル層3aは、拡散領域30および埋め込み部31によって、拡散領域30および埋め込み部31で囲まれた領域と、拡散領域30および埋め込み部31の外側の領域と、に電気的に分離されている。また、xy面において、拡散領域2a,2bは、拡散領域30および埋め込み部31の内周に沿って略環状に形成されている。
高耐圧回路部101の内側の領域110では、N型のエピタキシャル層3aの拡散領域30および埋め込み部31で囲まれた領域に、高電圧回路が形成される。高耐圧回路部101の外側の領域120では、N型のエピタキシャル層3aの拡散領域30および埋め込み部31の外側の領域に、低電圧回路が形成される。
以上で説明した本実施例の半導体装置によれば、実施例1と同様の効果が得られる。
本実施例は、P−型の拡散領域2a,2bを一体的に形成したものである。
図19は、本発明の実施例3に係る半導体装置の断面図である。図19は、図2,3におけるC−C’断面図に対応する。
同図に示すように、本実施例の半導体装置は、一度の不純物の注入により実施例1のP−型の拡散領域2a,2bを一体的に形成したP−型の拡散領域2を備える。この半導体装置は、図示を省略したA−A’断面図、B−B’断面図及びD−D’断面図においても、実施例1のP−型の拡散領域2a,2bを一体的に形成したP−型の拡散領域2を備える。その他の構成は、図2,3の実施例1と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
以上で説明した本実施例の半導体装置によれば、実施例1と同様の効果が得られる。
本実施例は、実施例1の半導体素子Sにゲート電極を形成して、MOSトランジスタ構造としたものである。
図20は、本発明の実施例4に係る半導体装置の断面図である。図19は、図2におけるA−A’断面図に対応する。
同図に示すように、本実施例の半導体装置は、実施例1の構成に加え、第2ゲート電極40を備える。第2ゲート電極40は、N++型の拡散領域4とN+型の拡散領域5,6とで挟まれたP−型の拡散領域2a及び半導体基板1の上方に酸化膜10を介して形成されている。これにより半導体素子Sは、N++型の拡散領域4がソース領域として機能し、N+型の拡散領域5,6がドレイン領域として機能する、第2のMOSトランジスタとして構成されている。第2ゲート電極40は、電極13aによってN++型の拡散領域4に接続されている。電極13aは、低圧側電源(図示せず)に接続される。つまり、この半導体素子Sは、実施例1の半導体素子Sと同様に、ダイオードとして機能する。その他の構成は、図2,3の実施例1と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
以上で説明した本実施例の半導体装置によれば、実施例1と同様の効果が得られる。
なお、以上で説明した第1のMOSトランジスタ100は、1個又は3個以上であっても良い。また、各領域の導電型は以上の説明とは逆でも良い。また、実施例2〜4の少なくとも2つを組み合わせても良い。
1 P型(第1導電型)の半導体基板
2,2a,2b P−型の拡散領域(第1領域)
3 N型(第2導電型)の拡散領域(第2領域)
3a N型のエピタキシャル層(第2領域)
4 N++型の拡散領域(第4領域)
5 N+型の拡散領域(第3領域)
6 N++型の拡散領域(第3領域)
7 N++型の第1ソース領域
8 N+型の第1ドレイン領域
9 N++型の拡散領域(第1ドレイン領域)
10 酸化膜
11 第1ゲート電極
12 層間膜
13,13a,14 電極
15 ソース電極
16 ゲート金属電極
17 ドレイン電極
30 P+型の拡散領域
31 P型の埋め込み部
40 第2ゲート電極
S 半導体素子
100 レベルシフト用の第1のMOSトランジスタ
101 高耐圧回路部
102 高耐圧回路部の一部の領域
103 高耐圧リサーフ構造
110 高耐圧回路部の内側の領域
120 高耐圧回路部の外側の領域
200 レベルシフト用の高耐圧MOSFET
201 高耐圧回路部
202 ワイヤ
203 リサーフ構造
210 レベルシフト用の高耐圧MOSFET
211 高耐圧回路部
212 半導体基板
213 ソース領域
214 ドレイン領域
215 ゲート電極
216 配線

Claims (17)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成された第1導電型の第1領域と、
    前記第1領域に隣接して前記半導体基板の表面に形成された本体部と、前記第1領域と前記第1領域の下方の前記半導体基板との間に挟まれた外縁部と、を有する第2導電型の第2領域と、
    第1の方向に並んで前記第1領域に形成された第2導電型の第1ソース領域及び第1ドレイン領域と、前記第1ソース領域と前記第1ドレイン領域とで挟まれた前記第1領域上に酸化膜を介して形成された第1ゲート電極と、を有する第1のMOSトランジスタと、
    前記第2領域の前記外縁部の上方の前記第1領域に形成され、一端が前記第1の方向に延びて前記第2領域の前記本体部と電気的に接続している、第2導電型の第3領域を有する半導体素子と、を備え、
    前記第1のMOSトランジスタと前記半導体素子の前記第3領域とは、前記第1の方向と交差する第2の方向に並んで、前記第1領域で電気的に分離され、
    前記第1ドレイン領域は、前記第2領域の前記外縁部の上方の前記第1領域に形成され
    前記半導体素子は、
    前記第1の方向に前記第3領域と並んで、前記第3領域との間に第1導電型の領域を挟んで形成された第2導電型の第4領域と、
    前記第3領域と前記第4領域とで挟まれた前記領域上に酸化膜を介して形成された第2ゲート電極と、をさらに有し、第2のMOSトランジスタとして構成されており、
    前記第2ゲート電極と前記第4領域とは、電気的に接続されている、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成された第2導電型の第2領域と、
    前記第2領域に形成された第1導電型の第1領域と、
    第1の方向に並んで前記第1領域に形成された第2導電型の第1ソース領域及び第1ドレイン領域と、前記第1ソース領域と前記第1ドレイン領域とで挟まれた前記第1領域上に酸化膜を介して形成された第1ゲート電極と、を有する第1のMOSトランジスタと、
    前記第1領域に形成され、一端が前記第1の方向に延びて前記第2領域と電気的に接続している、第2導電型の第3領域を有する半導体素子と、を備え、
    前記第1領域は、前記半導体基板と電気的に接続して、
    前記第1のMOSトランジスタと前記半導体素子の前記第3領域とは、前記第1の方向と交差する第2の方向に並んで、前記第1領域で電気的に分離され
    前記半導体素子は、
    前記第1の方向に前記第3領域と並んで、前記第3領域との間に第1導電型の領域を挟んで形成された第2導電型の第4領域と、
    前記第3領域と前記第4領域とで挟まれた前記領域上に酸化膜を介して形成された第2ゲート電極と、をさらに有し、第2のMOSトランジスタとして構成されており、
    前記第2ゲート電極と前記第4領域とは、電気的に接続されている、
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記半導体素子の部分において、前記第2領域の前記外縁部の先端は、前記第3領域の他端の方向に延びて前記第3領域の前記他端に電気的に接続している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の方向に並んで形成された複数の前記第1のMOSトランジスタを備え、
    前記複数の第1のMOSトランジスタは、互いに前記第1領域で電気的に分離されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板と、前記第1領域と、前記第1ソース領域とは、低圧側電源に接続されており、
    前記第2領域と、前記第1ドレイン領域と、前記第3領域とは、高圧側電源に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の半導体装置。
  6. 前記第1のMOSトランジスタは、前記第1ゲート電極に加えられた電圧を高電圧にレベルシフトするように構成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1領域の不純物濃度は、前記半導体基板の不純物濃度より高く、
    前記第1ソース領域と、前記第1ドレイン領域と、前記第3領域との不純物濃度は、前記第2領域の不純物濃度より高い、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の半導体装置。
  8. 前記第1ドレイン領域は、前記第1の方向に前記第1ソース領域より長く、
    前記第3領域の前記第1の方向の長さは、前記第1ドレイン領域の前記第1の方向の長さと略同じである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の半導体装置。
  9. 前記第2領域の前記外縁部の先端は、前記第1ゲート電極の下方に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  10. 前記第2ゲート電極と前記第4領域とは、低圧側電源に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の半導体装置。
  11. 前記第2領域の前記外縁部は、前記本体部を囲むように形成されて、
    前記第1領域は、前記外縁部に沿って略環状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  12. 前記第2領域に略環状に形成され、底部が前記半導体基板に電気的に接続している第1導電型のコンタクト領域をさらに備え、
    前記第2領域は、前記コンタクト領域によって、前記コンタクト領域で囲まれた領域と、前記コンタクト領域の外側の領域と、に電気的に分離されて、
    前記第1領域は、前記コンタクト領域に沿って略環状に形成されると共に、前記コンタクト領域によって前記半導体基板と電気的に接続している
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  13. 前記第1導電型はp型であり、前記第2導電型はn型である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項1の何れかに記載の半導体装置。
  14. 第1導電型の半導体基板の表面に、第2導電型の第2領域を形成する第1の工程と、
    前記半導体基板の表面と前記第2領域の表面とに、第1導電型の第1領域を、前記第2領域が、前記第1領域に隣接した本体部と、前記第1領域と前記第1領域の下方の前記半導体基板との間に挟まれた外縁部と、を有するように形成する第2の工程と、
    第1の方向に並んだ第1ソース領域及び第1ドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成されるように、且つ、前記第1のMOSトランジスタと第3領域とが前記第1の方向と交差する第2の方向に並んで前記第1領域で電気的に分離されるように、前記第2領域の前記外縁部の上方の前記第1領域に第2導電型の前記第1ドレイン領域を形成し、前記第1領域と前記第2領域とにまたがって前記第1の方向に延びる第2導電型の前記第3領域を形成する第3の工程と、
    前記半導体基板と、前記第1領域と、前記第2領域と、前記第3領域と、前記第1ドレイン領域との上に、酸化膜を形成する第4の工程と、
    前記第1領域の上方の前記酸化膜上に、前記第1のMOSトランジスタの第1ゲート電極を形成する第5の工程と、
    前記第5の工程の後、前記第1ソース領域が形成される部分まで前記第1領域を広げる第6の工程と、
    前記第6の工程で広げられた前記第1領域の表面に、第2導電型の前記第1ソース領域を形成する第7の工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 前記第3の工程は、
    第2導電型の不純物を注入する工程と、
    注入された不純物を拡散させる工程と、を含む
    ことを特徴とする請求項1の半導体装置の製造方法。
  16. 前記第6の工程において、第1導電型の不純物を注入して前記第1領域を広げる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項1の半導体装置の製造方法。
  17. 前記第2の工程において、前記第1領域の不純物濃度を、前記半導体基板の不純物濃度より高くして、
    前記第3の工程において、前記第1ソース領域と前記第3領域との不純物濃度を、前記第2領域の不純物濃度より高くして、
    前記第3の工程において、前記第1ドレイン領域の不純物濃度を、前記第2領域の不純物濃度より高くする、
    ことを特徴とする請求項1から請求項1の何れかに記載の半導体装置の製造方法
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