JP5495976B2 - Ofdm信号受信装置 - Google Patents

Ofdm信号受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5495976B2
JP5495976B2 JP2010145412A JP2010145412A JP5495976B2 JP 5495976 B2 JP5495976 B2 JP 5495976B2 JP 2010145412 A JP2010145412 A JP 2010145412A JP 2010145412 A JP2010145412 A JP 2010145412A JP 5495976 B2 JP5495976 B2 JP 5495976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
unit
ofdm
processing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010145412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012010179A (ja
Inventor
誠 田口
一彦 澁谷
善一 成清
研一 村山
啓之 濱住
拓也 蔀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2010145412A priority Critical patent/JP5495976B2/ja
Publication of JP2012010179A publication Critical patent/JP2012010179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5495976B2 publication Critical patent/JP5495976B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、OFDM方式を用いるデジタル放送またはデジタル伝送の信号を受信するOFDM信号受信装置に関し、特に、雑音成分を抑制した遅延プロファイルを求める技術に関する。
図11は、従来のOFDM信号受信装置の構成を示すブロック図である。このOFDM信号受信装置100は、受信アンテナ10、無線部20、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部30、パイロット信号抽出部40、内挿補間処理部60及び伝送路特性(遅延プロファイル)算出部80を備えている。OFDM信号受信装置100は、OFDM信号における所定のキャリア位置に配置されたパイロット信号に基づいて、遅延プロファイルを算出する(特許文献1を参照)。
無線部20は、受信アンテナ10を介してOFDM信号の変調波を受信し、OFDM信号を直交復調して等価ベースバンド信号を生成し、GI(Guard Interval:ガードインターバル)を除去して有効シンボル期間の等価ベースバンド信号を出力する。FFT部30は、無線部20から有効シンボル期間の等価ベースバンド信号を入力し、時間領域の信号をFFTして周波数領域の信号に変換する。パイロット信号抽出部40は、FFT部30から周波数領域の信号を入力し、パイロット信号を抽出してパイロットキャリア位置の伝送路特性を算出する。内挿補間処理部60は、パイロット信号抽出部40からパイロットキャリア位置の伝送路特性を入力し、内挿補間を行う。伝送路特性算出部80は、内挿補間処理部60から内挿補間された伝送路特性を入力し、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)して伝送路特性(遅延プロファイル)を算出する。
このような図11に示したOFDM信号受信装置100の構成を基本にして、受信特性の改善を実現する手法(特許文献2を参照)、妨害波を確実に除去する手法(特許文献3を参照)等が研究開発されている。
一般に、OFDM信号受信装置100が受信するOFDM信号には、パイロット信号が挿入されている。パイロット信号は、振幅及び位相が既知の基準信号であり、受信信号から伝送路特性を算出し、受信信号を等化するために用いられる。特に、SN比が低い受信信号の場合には、雑音成分を抑制するために、複数シンボルに渡って、受信信号から抽出したパイロット信号の伝送路特性に対し加算平均処理を行う。図11に示したOFDM信号受信装置100の例において、内挿補間処理部60と伝送路特性算出部80との間に加算平均処理部を備え、加算平均処理部が、内挿補間処理部60から入力した伝送路特性に対し加算平均処理を行う。
特開2000−115087号公報 特開2010−34934号公報 特開2008−271298号公報
しかしながら、従来のOFDM信号受信装置100による伝送路特性の加算平均処理は、位相が揃っていない状態の複数のOFDMシンボル間にて行われる。これは、OFDM信号送信装置により送信されたOFDM信号が、OFDM信号受信装置100との間の伝送路の影響を受けて、例えば位相が回転したり、振幅が変化したりするからである。つまり、伝送路は時間によって変動し、環境によっても異なるから、OFDM信号受信装置100が受信するOFDM信号は、複数のOFDMシンボル間で位相が揃っていないことになる。OFDM信号受信装置100がこのようなOFDM信号を受信すると、OFDM信号受信装置100の加算平均処理部は、複数のOFDMシンボル間で、位相が揃っていないパイロット信号における伝送路特性の加算平均処理を行うことになる。そして、加算平均処理部の後段に設けた伝送路特性算出部80は、不揃いの位相によって生じる歪みを含む伝送路特性(遅延プロファイル)を算出してしまう。
このように、従来のOFDM信号受信装置100では、複数のOFDMシンボル間における不揃いの位相による歪みが伝送路特性に含まれてしまい、正確な遅延プロファイルを得ることができないという問題があった。また、遅延波が雑音に埋もれている場合には、不揃いの位相が原因となって、雑音レベルを十分に抑制することができず、遅延プロファイルから遅延波を検出することができないという問題があった。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のOFDMシンボル間の信号を用いて加算平均処理を行い、正確な遅延プロファイルを得ることが可能なOFDM信号受信装置を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を行った。その結果、複数のOFDMシンボル間において、パイロットキャリア位置の伝送路特性の位相を揃えた後に、複数のOFDMシンボル間で加算平均処理を行い、遅延プロファイルを算出することを見出した。これにより、不揃いの位相によって生じる歪みが伝送路特性に反映されなくなるから、正確な遅延プロファイルを得ることができる。また、雑音レベルを十分に抑制することができ、受信信号のSN比によっては雑音に埋もれる遅延波を検出することができる。
すなわち、本発明によるOFDM信号受信装置は、OFDM信号を受信し、伝送路特性を算出するOFDM信号受信装置において、前記OFDM信号のRF信号をIF信号に変換し、前記アナログのIF信号をデジタルのIF信号に変換し、前記デジタルのIF信号を直交復調して等価ベースバンド信号を生成し、前記等価ベースバンド信号からGIを除去して有効シンボル期間の等価ベースバンド信号を出力する無線部と、前記無線部により出力された等価ベースバンド信号をFFTし、周波数領域の信号を出力するFFT部と、前記FFT部により出力された周波数領域の信号からパイロット信号を抽出し、パイロットキャリア位置の伝送路特性を算出するパイロット信号抽出部と、前記パイロット信号抽出部により算出されたパイロットキャリア位置の伝送路特性の位相を補正し、OFDMシンボル間の位相を揃える位相補正部と、前記位相補正部によりシンボル間の位相が揃えられた信号に対し、OFDMシンボル方向に内挿補間を行う内挿補間処理部と、前記内挿補間処理部により内挿補間された複数の信号をOFDMシンボル間で加算平均する加算平均処理部と、前記加算平均処理部により加算平均された信号をIFFTし、遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出部とを備え、前記位相補正部が、前記パイロット信号抽出部により算出されたパイロットキャリア位置の伝送路特性におけるIQ直交平面上の信号を、振幅及び位相の信号に変換する振幅・位相変換部と、前記振幅・位相変換部により変換された位相について、隣り合うサブキャリアの位相差と所定値とを比較し、前記所定値よりも位相差が大きい場合に、前記隣り合うサブキャリアのうちのいずれか一方のサブキャリアの位相を補正し、全帯域において位相を連続化する位相連続化処理部と、前記位相連続化処理部により連続化された位相を直線近似し、前記位相の傾きを求め、各サブキャリアの一次傾斜成分を算出する一次傾斜算出部と、帯域中央のサブキャリアの位相が所定のしきい値よりも大きいと判定した場合に前記帯域中央のサブキャリアの位相を位相オフセットに設定し、前記一次傾斜算出部により算出された各サブキャリアの一次傾斜成分及び前記位相オフセットを、前記位相連続化処理部により連続化された位相から除去する傾斜成分除去部と、前記振幅・位相変換部により変換された振幅、及び前記傾斜成分除去部により一次傾斜成分及び位相オフセットが除去された位相の信号を、IQ直交平面上の信号に変換するIQ変換部と、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、遅延プロファイルを算出する際に、位相補正により位相を揃え、その後に複数のOFDMシンボル間で加算平均処理するようにした。これにより、不揃いの位相によって生じる歪みが伝送路特性に反映されなくなるから、正確な遅延プロファイルを得ることが可能となる。
本発明の実施形態によるOFDM信号受信装置の構成を示すブロック図である。 無線部の構成を示すブロック図である。 位相補正部の構成を示すブロック図である。 位相補正部の処理を示すフローチャートである。 振幅・位相変換部により変換された位相の特性(周波数−位相特性)の一例を示す図である。 位相連続化処理部の処理を説明する図である。 位相連続化処理部により連続化された位相の特性(周波数−位相特性)の一例を示す図である。 一次傾斜算出部の処理を説明する図である。 傾斜成分除去部により一次傾斜成分及び位相オフセットが除去された位相の特性(周波数−位相特性)の一例を示す図である。 (a)は、加算平均処理部において、加算平均するシンボル数を1(加算平均処理なし)としたときの遅延プロファイルの例を示す図である。(b)は、加算平均するシンボル数を3としたときの遅延プロファイルの例を示す図である。 従来のOFDM信号受信装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。本発明の実施形態では、日本の地上デジタル放送方式である、ISDB−T方式によるOFDM信号の変調波を信号波として説明するが、本発明は、信号波を、このISDB−T方式によるOFDM信号の変調波に限定するものではない。
〔OFDM信号受信装置の全体構成〕
図1は、本発明の実施形態によるOFDM信号受信装置の構成を示すブロック図である。このOFDM信号受信装置1は、受信アンテナ10、無線部20、FFT部30、パイロット信号抽出部40、位相補正部50、内挿補間処理部60、加算平均処理部70及び伝送路特性(遅延プロファイル)算出部80を備えている。図1において、図11と共通する部分には図11と同一の符号を付してある。
図11に示した従来のOFDM信号受信装置100と、図1に示す本発明の実施形態によるOFDM信号受信装置1とを比較すると、両OFDM信号受信装置1,100は、受信アンテナ10、無線部20、FFT部30、パイロット信号抽出部40、内挿補間処理部60及び伝送路特性算出部80を備えている点で同一である。これに対し、OFDM信号受信装置1は、OFDM信号受信装置100に備えた構成部に加え、さらに、位相補正部50及び加算平均処理部70を備えている点で相違する。OFDM信号受信装置1は、OFDM信号受信装置100と同様に、OFDM信号の変調波を受信し、遅延プロファイルを算出して出力する。
図2は、図1に示す無線部20の構成を示すブロック図である。この無線部20は、RF(Radio Frequency:無線周波数)チューナ部21、A/D(Analog/Digital)変換部22、直交復調部23及びGI除去部24を備えている。無線部20は、図11に示した従来のOFDM信号受信装置100の無線部20と同様に、有効シンボル期間の等価ベースバンド信号を生成して出力する。尚、図2において、シンボルタイミングに同期した信号を出力するためのシンボル同期部、及び、周波数ずれを補正するための周波数同期部等は本発明と直接関連しないため、これらの記載及び説明は省略する。
RFチューナ部21は、受信アンテナ10を介して、RF帯の信号(RF信号)を受信し、RF信号を中間周波数(IF:Intermediate Frequency)帯の信号(IF信号)に変換する。A/D変換部22は、RFチューナ部21により変換されたIF信号を入力し、アナログのIF信号をデジタルのIF信号に変換する。
直交復調部23は、A/D変換部22により変換されたデジタルのIF信号を入力し、IF信号を直交復調して等価ベースバンド信号を出力する。GI除去部24は、直交復調部23から等価ベースバンド信号を入力し、等価ベースバンド信号の1OFDMシンボル期間からGI期間を除去し、有効シンボル期間の等価ベースバンド信号を出力する。無線部20により出力された有効シンボル期間の等価ベースバンド信号は、FFT部30へ入力される。
図1に戻って、FFT部30は、無線部20から有効シンボル期間の等価ベースバンド信号を入力し、有効シンボル期間の等価ベースバンド信号をFFTし、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。
パイロット信号抽出部40は、FFT部30から周波数領域の信号を入力し、全帯域の信号からパイロット信号のみを抽出し、パイロットキャリア位置の伝送路特性を算出する。具体的には、パイロット信号のキャリア配置及びパイロット信号の変調内容は既知であるから、パイロット信号抽出部40は、入力した全帯域の信号からパイロット信号のみを抽出することができる。パイロット信号抽出部40は、この抽出したパイロット信号を、そのパイロットキャリア位置の変調内容で除算し、パイロットキャリア位置の伝送路特性を算出する。つまり、パイロット信号抽出部40は、パイロット信号を抽出し、パイロットキャリア位置の伝送路特性を算出して出力すると共に、パイロットキャリア位置以外のサブキャリア番号の信号には「0」を設定して出力する。
位相補正部50は、パイロット信号抽出部40からパイロットキャリア位置の伝送路特性を入力し、帯域中央のパイロットキャリア(の伝送路特性)または帯域中央に最近傍のパイロットキャリア(の伝送路特性)を基準にして位相補正を行い、OFDMシンボル間でパイロットキャリア位置の伝送路特性の位相を揃える(位相を一致させる)。位相補正部50による位相補正処理の詳細については後述する。図11に示した従来のOFDM信号受信装置100と、図1に示すOFDM信号受信装置1とを比較すると、従来のOFDM信号受信装置100は位相補正部50を備えておらず、後段の内挿補間処理部60がパイロット信号抽出部40からのパイロットキャリア位置の伝送路特性を直接入力してOFDMシンボル方向に内挿補間するのに対し、このOFDM信号受信装置1は、位相補正部50を備えており、位相補正部50がパイロット信号抽出部40からのパイロットキャリア位置の伝送路特性を入力して位相補正を行う点で相違する。
内挿補間処理部60は、位相補正部50から位相補正されたパイロットキャリア位置の伝送路特性を入力し、0次ホールドまたは線形補間等の手法を用いてOFDMシンボル方向に内挿補間を行う。ISDB−T方式のOFDM波の場合、パイロット信号(SP(Scattered Pilot:スキャッタードパイロット)信号)は12キャリア毎に配置されている。このままの配置で遅延プロファイルを算出すると、到来遅延時間の長いマルチパスを観測することができない。そこで、OFDMシンボル方向に内挿補間することにより、SP信号は3キャリア毎に配置されることになり、観測可能なマルチパスの到来遅延時間を、4倍に増大させることができる。このため、所定間隔でパイロット信号が配置されたOFDM波の場合、パイロット信号(パイロットキャリア位置の伝送路特性)に内挿補間を行うことが一般的である。
加算平均処理部70は、内挿補間処理部60によりOFDMシンボル方向に内挿補間された信号(パイロットキャリア位置等の伝送路特性)を入力し、同一のサブキャリア番号の信号に対し、複数のOFDMシンボル間で加算平均処理を行う。すなわち、OFDMシンボル方向の信号にて加算平均処理を行う。加算平均処理部70による加算平均処理の詳細については後述する。
伝送路特性算出部80は、加算平均処理部70により加算平均処理された信号(パイロットキャリア位置等の加算平均処理された伝送路特性)を入力し、この信号をIFFTして伝送路特性(遅延プロファイル)を求め、出力する。
〔位相補正部〕
次に、図1に示したOFDM信号受信装置1の位相補正部50について詳細に説明する。図3は、位相補正部50の構成を示すブロック図であり、図4は、位相補正部50の処理を示すフローチャートである。前述のとおり、位相補正部50は、入力したパイロットキャリア位置の伝送路特性に対し、帯域中央のパイロットキャリア(の伝送路特性)または帯域中央に最近傍のパイロットキャリア(の伝送路特性)を基準にして位相補正を行い、OFDMシンボル間でパイロットキャリア位置の伝送路特性の位相を揃える。この位相補正部50は、振幅・位相変換部51、位相連続化処理部52、一次傾斜算出部53、傾斜成分除去部54及びIQ(I:In−Phase(同相)、Q:Quadrature−Phase(直交位相))変換部55を備えている。パイロット信号抽出部40から出力されたパイロット信号について、シンボル番号i、サブキャリア番号kとしたパイロット信号の実部をf(i,k)、虚部をf(i,k)とする。
位相補正部50の振幅・位相変換部51は、パイロット信号抽出部40からパイロットキャリア位置の伝送路特性を入力し、この伝送路特性のIQ信号を、振幅及び位相に変換する。すなわち、直交座標系の信号を極座標系の信号に形式変換(座標変換)する。具体的には、振幅・位相変換部51は、以下の式により、伝送路特性のIQ信号におけるIQ直交平面上の実部f(i,k)及び虚部f(i,k)を、サブキャリア番号kにおける信号の振幅Amp(k)及び位相θ(k)に形式変換する(ステップS401)。
Figure 0005495976
Figure 0005495976
図5は、振幅・位相変換部51により変換された位相の特性(周波数−位相特性)の一例を示す図である。横軸はサブキャリア番号kにおける周波数を示し、縦軸は前記式(2)により算出された位相θ(k)[rad]を示している。図5によれば、周波数−位相特性には不連続部分が存在することがわかる。これは、伝送路による位相回転、OFDM信号送信装置及びOFDM信号受信装置におけるクロックの誤差に伴って、前記式(2)により算出された位相θ(k)が、tan−1関数によって−π〜+π[rad]の範囲内の値となるからである。つまり、図5の周波数−位相特性は、位相0のパイロット信号が伝送路の影響を受けて、−π〜+π[rad]の範囲内で−π付近と+π付近との間で位相が変化していることを示している。
図3及び図4に戻って、位相連続化処理部52は、振幅・位相変換部51からサブキャリア番号kにおけるパイロットキャリア位置の振幅Amp(k)及び位相θ(k)を入力し、図5に示した周波数−位相特性における不連続部分を除去する処理を行う。具体的には、位相連続化処理部52は、帯域中央のサブキャリアまたは帯域中央に最近傍のサブキャリア(図5において、縦の点線位置のサブキャリア)を基点として、サブキャリア番号が小さい方へ向けてまたは大きい方へ向けて処理を進め、基点となったサブキャリアの位相に近くなるように、位相θ(k)を連続化する(ステップS402)。
具体的には、位相連続化処理部52は、基点となったサブキャリアからサブキャリア番号の小さい方へ向けてまたは大きい方へ向けて、隣り合うサブキャリア番号のサンプルの位相差と、所定のしきい値(例えば、0.8π[rad])とを比較し、位相差が所定のしきい値以下であると判定した場合、位相θ(k)を補正しない。そして、位相連続化処理部52は、位相差が所定のしきい値よりも大きいと判定した場合、隣り合うサブキャリアのうち中央から遠いサブキャリアの位相θ(k)に対し、基点となったサブキャリアの位相に近くなるように+2πまたは−2πを加算し、位相θ(k)を補正する。このようにして、位相の連続化を図る。
図6は、位相連続化処理部52の処理を説明する図である。位相連続化処理部52は、帯域中央のサブキャリア(または、帯域中央の最近傍のサブキャリア)を基点にして、サブキャリア番号が小さい方へ向けて処理を行う場合、帯域中央のサンプルからサブキャリア番号k0のサンプルまでの間は、隣り合うサンプルの位相差が所定のしきい値以下であると判定し、位相θ(k)を補正しない。そして、位相連続化処理部52は、位相θ(k1)について、隣り合うサンプルの位相差|θ(k1)−θ(k0)|が所定のしきい値以下であると判定し、位相θ(k1)を補正しない。また、位相θ(k2)について、隣り合うサンプルの位相差|θ(k2)−θ(k1)|が所定のしきい値よりも大きいと判定し、位相θ(k2)から2πを減算して新たなθ(k2)に補正する。
そして、位相θ(k3)について、隣り合うサンプルの位相差|θ(k3)−θ(k2)|を求め、しきい値と比較・判定するが、ここで使用するθ(k2)は、前記位相補正されたθ(k2)とする。位相補正前のθ(k2)では、位相差がしきい値以下であると判定するが、位相補正後のθ(k2)を使用すると、しきい値判定により、θ(k3)が基点の位相よりも離れていると判定し、位相θ(k3)から2πを減算して新たなθ(k3)に補正する。また、位相θ(k4)についても同様に、隣り合うサンプルの位相差|θ(k4)−θ(k3)|を求める際に、位相補正後のθ(k3)を使用し、所定のしきい値以下であると判定し、位相θ(k4)を補正しない。また、位相θ(k5)について、隣り合うサンプルの位相差|θ(k5)−θ(k4)|のθ(k4)は位相補正後のθ(k4)を使用することで、所定のしきい値よりも大きいと判定し、位相θ(k5)から2πを減算して新たなθ(k5)に補正する。このように、位相連続化処理部52は、サブキャリアの位相θ(k)を、基点の位相に近くなるように補正することにより、位相θ(k)の連続化を図る。
図7は、位相連続化処理部52により連続化された位相の特性(周波数−位相特性)の一例を示す図である。図7から、位相連続化処理部52によって、図5に示した不連続の周波数−位相特性が、連続した周波数−位相特性に補正されたことがわかる。
図3及び図4に戻って、一次傾斜算出部53は、位相連続化処理部52から、サブキャリア番号kにおけるパイロットキャリア位置の振幅Amp(k)及び連続化された位相θ(k)を入力し、連続化された位相θ(k)における周波数−位相特性の一次傾斜成分を、最小自乗法等の直線近似により算出する(ステップS403)。
図8は、一次傾斜算出部53の処理を説明する図である。一次傾斜算出部53は、連続化された位相θ(k)に対して最小自乗法等の直線近似を行い、帯域中央のサブキャリアまたは帯域中央に最近傍のサブキャリアの位相θ(kc)点を通る直線lの傾きaを算出する。そして、一次傾斜算出部53は、サブキャリア番号kの一次傾斜成分を以下の式により算出する。kcとは、帯域中央のキャリア番号である。
サブキャリア番号kの一次傾斜成分=a×(k−kc)
図3及び図4に戻って、傾斜成分除去部54は、一次傾斜算出部53から、サブキャリア番号kにおける一次傾斜成分、並びに、サブキャリア番号kにおけるパイロット信号の振幅Amp(k)及び連続化された位相θ(k)を入力し、連続化された位相θ(k)の周波数−位相特性から一次傾斜成分を減算し、一次傾斜成分を除去した位相θ’(k)を生成する(ステップS404)。尚、傾斜成分除去部54は、帯域中央のサブキャリアまたは帯域中央の最近傍のサブキャリアにおける位相θ(kc)が所定のしきい値よりも大きい場合、位相オフセットが付いていると判定し、全帯域(全サブキャリア)において位相θ(k)からその位相オフセット量θ(kc)を減算し、位相オフセットを除去する(ステップS404)。
図9は、傾斜成分除去部54により一次傾斜成分及び位相オフセットが除去された位相の特性(周波数−位相特性)の一例を示す図である。図9から、周波数−位相特性は、0付近の位相を有する特性になっていることがわかる。これにより、傾斜成分除去部54において、周波数−位相特性から一次傾斜成分及び位相オフセットが除去された周波数−位相特性を得ることができる。
図3及び図4に戻って、IQ変換部55は、傾斜成分除去部54から、サブキャリア番号kにおけるパイロット信号の振幅Amp(k)、及び、一次傾斜成分及び位相オフセットが除去された位相θ’(k)を入力し、サブキャリア番号kにおける振幅・位相形式の信号を、IQ直交平面上の信号形式に変換する(ステップS405)。すなわち、極座標系の信号を直交座標系の信号に形式変換(座標変換)する。具体的には、IQ変換部55は、IQ変換後のパイロットキャリア位置の実部(IQ直交平面上の実部)をf’(i,k)、虚部をf’(i,k)とすると、以下の式により形式変換する。
Figure 0005495976
Figure 0005495976
このように、位相補正部50は、IQ直交平面上の信号から振幅及び位相を求め、周波数−位相特性の不連続部分を検出して連続化し、連続化した周波数−位相特性の一次傾斜成分を算出し、一次傾斜成分及び位相オフセットを除去することで、位相を補正するようにした。そして、位相補正部50は、パイロットキャリア位置における伝送路特性の振幅、及び連続化して一次傾斜成分及びオフセットを除去した位相の信号を、IQ直交平面上の信号に変換するようにした。これにより、パイロットキャリア位置における伝送路特性の位相は0付近の位相となるから、OFDMシンボル間で位相を揃えることができる。
〔加算平均処理部〕
次に、図1に示したOFDM信号受信装置1の加算平均処理部70について詳細に説明する。前述のとおり、加算平均処理部70は、OFDMシンボル方向に内挿補間された信号(パイロットキャリア位置等の伝送路特性)を入力し、同一のサブキャリア番号の信号に対し、複数のOFDMシンボル間でOFDMシンボル方向に加算平均処理を行う。
加算平均処理部70は、位相補正及び内挿補間された信号に対し、サブキャリア毎に複数のOFDMシンボル分を加算して平均値を算出する処理を行う。具体的には、加算平均処理部70は、位相補正及び内挿補間された信号の実部をf’(i,k)、虚部をf’(i,k)、加算平均対象のOFDMシンボル数をN、加算平均処理後の信号の実部をF(i,k)、虚部をF(i,k)とすると、以下の式により、加算平均処理後の信号を生成する。
Figure 0005495976
Figure 0005495976
このように、加算平均処理部70は、加算平均処理後の信号を生成して伝送路特性算出部80に出力し、伝送路特性算出部80に、加算平均処理後の信号である伝送路特性をIFFTさせて遅延プロファイルを算出させるようにした。つまり、遅延プロファイルの基礎となる信号は、加算平均処理部70において、OFDMシンボル間で位相が揃った信号にて加算平均処理して生成され、遅延プロファイルは、伝送路特性算出部80において、この加算平均処理された信号に基づいて算出される。これにより、加算平均処理された信号は、ODFMシンボル間で位相が不揃いであることに伴う歪みを含むことがなく、遅延プロファイルもこのような歪みを含むことがない。したがって、伝送路特性算出部80は、正確な遅延プロファイルを算出することができる。
図10(a)は、加算平均処理部70において加算平均するシンボル数を1としたときの(加算平均処理を行わないときの)遅延プロファイルの例を示す図であり、図10(b)は、加算平均するシンボル数を3としたときの遅延プロファイルの例を示す図である。図10(a)(b)において、横軸は主波に対する遅延時間[μsec]、縦軸は主波に対する相対電力[dB]を示している。
図10(a)(b)によれば、(b)の方が(a)よりも雑音レベルの相対電力が小さくなっていることがわかる。つまり、加算平均処理を行う場合の方が加算平均処理を行わない場合よりも、雑音レベルが低減していることがわかる。例えば、図10(a)において、加算平均処理を行わない場合、遅延時間10μsec付近の約−30dBの信号(矢印にて指示)は雑音であるか、またはマルチパスによる遅延波であるかを判別することができない。これに対し、図10(b)において、加算平均処理を行う場合は、遅延プロファイルの雑音レベルが十分に抑制されるから、この遅延時間10μsec付近の約−30dBの信号はマルチパスによる遅延波であると判別することができる。つまり、受信信号のSN比によっては雑音に埋もれてしまうマルチパスの遅延波を検出することが可能となる。
以上のように、本発明の実施形態によるOFDM信号受信装置1によれば、位相補正部50が、IQ直交平面上のパイロットキャリア位置の伝送路特性の振幅及び位相を求め、周波数−位相特性の不連続部分を検出して連続化し、連続化した周波数−位相特性の一次傾斜成分を算出し、一次傾斜成分及び位相オフセットを除去することで位相を補正するようにした。そして、位相補正部50が、パイロットキャリア位置の伝送路特性の振幅、及び、連続化して一次傾斜成分及び位相オフセットを除去した位相による振幅・位相形式の信号を、IQ直交平面上の信号に変換するようにした。これにより、パイロットキャリア位置の伝送路特性の信号は0付近の位相を有する信号となるから、OFDMシンボル間で位相を揃えることができる。
そして、本発明の実施形態によるOFDM信号受信装置1によれば、加算平均処理部70が、OFDMシンボル間で位相が揃った信号を加算平均処理し、新たな信号を生成し、伝送路特性算出部80は、この新たな信号をIFFTして遅延プロファイルを算出するようにした。これにより、遅延プロファイルは、OFDMシンボル間で位相が揃った信号が加算平均処理され、この加算平均処理された信号から算出されるから、ODFMシンボル間で位相が不揃いであることに伴う歪みを含むことがない。したがって、正確な遅延プロファイルを得ることができる。また、雑音レベルを十分に抑制し、受信信号のSN比によっては雑音に埋もれてしまうマルチパスの遅延波を検出することが可能となる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、本発明を、図1に示したOFDM信号受信装置1を例に挙げて説明したが、本発明は、伝送路特性を測定する測定装置にも適用がある。
1,100 OFDM信号受信装置
10 受信アンテナ
20 無線部
21 RFチューナ部
22 A/D変換部
23 直交復調部
24 GI除去部
30 FFT部
40 パイロット信号抽出部
50 位相補正部
51 振幅・位相変換部
52 位相連続化処理部
53 一次傾斜算出部
54 傾斜成分除去部
55 IQ変換部
60 内挿補間処理部
70 加算平均処理部
80 伝送路特性算出部

Claims (1)

  1. OFDM信号を受信し、伝送路特性を算出するOFDM信号受信装置において、
    前記OFDM信号のRF信号をIF信号に変換し、前記アナログのIF信号をデジタルのIF信号に変換し、前記デジタルのIF信号を直交復調して等価ベースバンド信号を生成し、前記等価ベースバンド信号からGIを除去して有効シンボル期間の等価ベースバンド信号を出力する無線部と、
    前記無線部により出力された等価ベースバンド信号をFFTし、周波数領域の信号を出力するFFT部と、
    前記FFT部により出力された周波数領域の信号からパイロット信号を抽出し、パイロットキャリア位置の伝送路特性を算出するパイロット信号抽出部と、
    前記パイロット信号抽出部により算出されたパイロットキャリア位置の伝送路特性の位相を補正し、OFDMシンボル間の位相を揃える位相補正部と、
    前記位相補正部によりシンボル間の位相が揃えられた信号に対し、OFDMシンボル方向に内挿補間を行う内挿補間処理部と、
    前記内挿補間処理部により内挿補間された複数の信号をOFDMシンボル間で加算平均する加算平均処理部と、
    前記加算平均処理部により加算平均された信号をIFFTし、遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出部と、を備え
    前記位相補正部は、
    前記パイロット信号抽出部により算出されたパイロットキャリア位置の伝送路特性におけるIQ直交平面上の信号を、振幅及び位相の信号に変換する振幅・位相変換部と、
    前記振幅・位相変換部により変換された位相について、隣り合うサブキャリアの位相差と所定値とを比較し、前記所定値よりも位相差が大きい場合に、前記隣り合うサブキャリアのうちのいずれか一方のサブキャリアの位相を補正し、全帯域において位相を連続化する位相連続化処理部と、
    前記位相連続化処理部により連続化された位相を直線近似し、前記位相の傾きを求め、各サブキャリアの一次傾斜成分を算出する一次傾斜算出部と、
    帯域中央のサブキャリアの位相が所定のしきい値よりも大きいと判定した場合に前記帯域中央のサブキャリアの位相を位相オフセットに設定し、前記一次傾斜算出部により算出された各サブキャリアの一次傾斜成分及び前記位相オフセットを、前記位相連続化処理部により連続化された位相から除去する傾斜成分除去部と、
    前記振幅・位相変換部により変換された振幅、及び前記傾斜成分除去部により一次傾斜成分及び位相オフセットが除去された位相の信号を、IQ直交平面上の信号に変換するIQ変換部と、を備えたことを特徴とするOFDM信号受信装置。
JP2010145412A 2010-06-25 2010-06-25 Ofdm信号受信装置 Expired - Fee Related JP5495976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010145412A JP5495976B2 (ja) 2010-06-25 2010-06-25 Ofdm信号受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010145412A JP5495976B2 (ja) 2010-06-25 2010-06-25 Ofdm信号受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012010179A JP2012010179A (ja) 2012-01-12
JP5495976B2 true JP5495976B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=45540205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010145412A Expired - Fee Related JP5495976B2 (ja) 2010-06-25 2010-06-25 Ofdm信号受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5495976B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018066766A1 (ko) * 2016-10-04 2018-04-12 한국산업기술대학교산학협력단 통신 시스템에서의 채널 추정 방법 및 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019064368A1 (ja) * 2017-09-27 2019-04-04 マークデバイシス株式会社 位相分析回路

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3851017B2 (ja) * 1999-04-06 2006-11-29 日本放送協会 Ofdm復調装置
JP4523294B2 (ja) * 2003-02-10 2010-08-11 三菱電機株式会社 通信装置
JP4295012B2 (ja) * 2003-05-29 2009-07-15 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路及び復調装置
JP2007258794A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Hitachi Kokusai Electric Inc Ofdm受信機における雑音低減方法及びその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018066766A1 (ko) * 2016-10-04 2018-04-12 한국산업기술대학교산학협력단 통신 시스템에서의 채널 추정 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012010179A (ja) 2012-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4161054B2 (ja) デジタル信号復調装置
US7751351B2 (en) Disturbing signal detecting device for detecting a disturbing signal and OFDM receiver using the same
JP6118616B2 (ja) 受信機および同期補正方法
JP4584756B2 (ja) パイロット信号検出装置及び方法
EP1335552A1 (en) Channel estimation in multicarrier systems
JP4279027B2 (ja) Ofdm復調方法及び半導体集積回路
JP4833144B2 (ja) マルチパス到来方向測定装置
JP5495976B2 (ja) Ofdm信号受信装置
JP2006042025A (ja) Ofdm信号復調回路及びofdm信号復調方法
US9059887B2 (en) Receiving device and receiving method for determining doppler frequency from pilot signals using OFDM
JP5871841B2 (ja) キャリア周波数オフセット補正方法及び装置
JP2013106112A (ja) 妨害波検出回路、受信装置および妨害波検出方法
JP4520825B2 (ja) ガードインターバル検出装置およびガードインターバル検出方法、並びに、周波数オフセット検出装置
US8289834B2 (en) OFDM signal receiving system
JP5556409B2 (ja) 無線受信装置およびその伝搬路推定方法
JP5275304B2 (ja) Ofdm受信装置
JP2011250346A (ja) ドップラ周波数補正装置および方法
JP6163052B2 (ja) Ofdm波測定装置及びプログラム
JP6150685B2 (ja) Ofdm波測定装置及びプログラム
US20120044832A1 (en) Communication device and a delay amount detection method
JP2010087749A (ja) 受信装置、受信方法、およびプログラム
JP2010258580A (ja) 受信装置およびノイズ除去方法
JP5068230B2 (ja) Ofdmデジタル信号等化装置、等化方法及び中継装置
JP2008187652A (ja) 受信装置及び通信方法
JP2010245817A (ja) 受信装置及び受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5495976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees