JP5495739B2 - イオン電流検出装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の燃焼により発生するイオン電流を、素早いタイミングで正確に検出できるイオン電流検出装置に関する。
自動車エンジンなどの内燃機関では、燃焼室に導入した空気及び燃料の混合気を、点火プラグの点火放電により燃焼させることでエネルギーを発生させている。このような内燃機関では、燃焼時、燃焼室内の分子がイオン化するので、適当なタイミングで点火プラグにバイアス電圧を加えると、イオン電流を取得することが可能となる。
そして、取得したイオン電流にノック信号が重畳しているか否かによってノッキング発生の有無を把握することが可能となる。イオン電流検出装置としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載の回路構成が知られている。
図6は、特許文献1の回路構成を図示したものであり、このイオン電流検出装置では、スイッチング素子QのOFF遷移時に、点火コイルの二次コイルL2に図示の向きの高電圧が発生して、点火プラグPGが負方向に点火放電する(マイナス放電)。また、このOFF遷移時には、点火プラグPGの放電電流が、二次コイルL2→ツェナーダイオードZD11及びコンデンサC11→ダイオードD22の経路で流れて、コンデンサC11が充電される。そして、この点火放電電流が収束した後に、コンデンサC11の両端電圧をバイアス電源として、破線の向きにイオン電流iが流れ、OPアンプ30からイオン電流iに対応する検出信号Rf*iが出力される。
特開2006−077763号公報 特開2002−180949号公報
しかしながら、図6の回路構成では、点火プラグPGのコロナ放電によるノイズや、波形ダレによってイオン電流の検出性能が悪化することがあった。図8(b)は、コロナ放電が生じた場合の検出信号を示しており、本来のイオン電流と区別できないため、失火状態であっても燃焼状態であると誤認してしまうおそれがある。
一方、図8(d)は、波形ダレの状態を示している。このような現象は、点火プラグPGの碍子表面に帯電した電荷が緩やかに放電することで生じると解されるが、この場合にも、本来のイオン電流との区別が困難となり、失火状態を見逃すおそれがある。
ここで、マイナス放電に代えて、プラス放電を実現する図7のような回路構成も知られている(特許文献2参照)。図7に示す回路では、スイッチング素子QのOFF遷移時に、点火コイルの二次コイルL2に図示の向きの高電圧が発生して、点火プラグPGが正方向に点火放電している。
そして、このOFF遷移時には、一次コイルL1→ダイオードD11→ツェナーダイオードZD11及びコンデンサC11→ダイオードD22の経路でコンデンサC11が充電される。そして、その後、点火プラグPGの両端電圧が降下すると、コンデンサC11の両端電圧をバイアス電源として、破線の向きにイオン電流iが流れ、OPアンプ30から検出信号Rf*iが出力される。この回路構成では、点火プラグPGの充電電荷とバイアス用のコンデンサC11の充電電荷が逆方向であるので波形ダレが生じず、また、コロナ放電の影響も受けない点で優れている。
しかしながら、図7の回路構成では、点火プラグPGの両端電圧があるレベルまで降下しないとイオン電流が流れないので、イオン電流の検出タイミングが遅れるという問題がある。また、逆方向電流や逆方向放電を阻止するためのダイオードD21,D20が不可欠であり、その分だけ製造コストを上がるという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ノイズが重畳していない正確なイオン電流を、素早いタイミングから検出できるイオン電流検出装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るイオン電流検出装置は、一次コイルと二次コイルが電磁結合されてなる点火コイル(1)と、前記一次コイルの電流をON/OFF制御するスイッチング素子(2)と、前記スイッチング素子のOFF動作時に前記二次コイルに誘起される高電圧に基づいてグランドに向けて放電する点火プラグ(PG)と、第1コンデンサ(C1)及び第1ツェナーダイオード(ZD1)の並列回路を有し、前記点火プラグの放電時に、前記高電圧に基づいて前記第1ツェナーダイオード(ZD1)の降伏電圧に対応するレベルに第1コンデンサ(C1)が充電されるよう構成されたバイアス回路(3)と、第1コンデンサ(C1)の放電電流を検出する電流検出回路(4)と、を有して構成され、前記並列回路とグランドとの間に第1ダイオード(D1)を配置すると共に、第1ダイオードと前記並列回路との接続点と二次コイル(L2)との間に第1抵抗素子(R1)を配置し、点火放電を終えた前記点火プラグから、第1抵抗素子(R1)を経由して、第1ダイオード(D1)にバイパスされることなく、第1コンデンサ(C1)に電流が流れ込むよう構成されている。
本発明において、ツェナーダイオード、コンデンサ、ダイオードなどの名称は、同等の機能を発揮する電子素子の総称として使用しており、現実に流通している具体的な電子素子そのものを意味しない。したがって、カソード(cathode)端子は、一般的に、電流の流出端子を意味し、アノード(Anode)端子についても、一般的に電流の流入端子を意味するに過ぎない。
本発明の電流検出回路は、好ましくは、反転入力端子と出力端子間に帰還抵抗(R3)を配置したOPアンプで構成され、OPアンプの非反転入力端子と前記並列回路との間に、第2抵抗素子(R2)を配置すると共に、非反転入力端子と前記並列回路との間に、第2ツェナーダイオード(ZD2)を配置し、第1コンデンサ(C1)の放電電流が、前記帰還抵抗と第2抵抗素子に流れるよう構成されるべきである。この場合、第抵抗素子(R1)と第2抵抗素子(R2)とは、その抵抗値がR1<R2に設定されていると更に好ましい。
また、前記並列回路と二次コイルの低圧側端子との間に、点火プラグの点火放電電流が流れる向きに第2ダイオード(D2)が接続されているのが好ましい。好ましくは、第2抵抗素子(R2)にはバイパスコンデンサ(C2)が並列接続されるべきである。
第2ツェナーダイオードは、降伏電圧が10V以下に設定され、そのアノード端子がグランドに接続されているのが好ましく、第1ツェナーダイオードの降伏電圧は、250〜350Vに設定されているのが好ましい。
上記した本発明のイオン電流検出装置によれば、ノイズの重畳していない正確なイオン電流を、素早いタイミングから検出することができる。
実施例に係るイオン電流検出装置を示す回路図である。 点火放電時の動作を説明する図面である。 残留電荷の放電動作を説明する図面である。 イオン電流の検出動作を説明する図面である。 スイッチング素子のON遷移時の動作を説明する図面である。 従来技術を説明する回路図である。 別の従来技術を説明する回路図である。 従来技術の問題点を説明する波形図である。
以下、図1の回路図を参照しつつ、実施例に係るイオン電流検出装置について説明する。図示の通り、このイオン電流検出装置は、一次コイルL1と二次コイルL2が電磁結合された点火コイル1と、一次コイルL1の電流をON/OFF制御するスイッチング素子2と、コンデンサC1及びツェナーダイオードZD1を中心とするバイアス回路3と、バイアス回路3及び二次コイルL2に直列接続された点火プラグPGと、OPアンプAMPによる電流検出回路4とを中心に構成されている。
スイッチング素子2は、具体的にはIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタInsulated Gate Bipolar Transistor)で構成されている。そして、IGBTのゲート端子Gには、点火パルスSGが供給され、コレクタ端子Cは一次コイルL1を経由してバッテリ電源VBに接続され、エミッタ端子Eはグランドに接続されている。また、IGBTのコレクタ端子Cとエミッタ端子Eには、ツェナーダイオードZDのカソード端子Cとアノード端子Aが接続されている。
点火コイル1を構成する一次コイルL1と二次コイルL2は、コイル巻線が逆相に巻かれ、スイッチング素子2がOFF遷移して一次コイルL1の電流が遮断されると、二次コイルL2に、図示の向きの高電圧が発生するよう構成されている。その結果、点火プラグPGは、グランドに向けて点火放電するプラス放電が実現される。
バイアス回路3は、ツェナーダイオードZD1及びコンデンサC1の並列回路と、この並列回路とグランド間に接続されるダイオードD1と、前記並列回路と二次コイルL2の低圧端子との間に接続されるダイオードD2と、二次コイルL2の低圧端子とダイオードD1との間に接続される抵抗R1とで構成されている。
図示の通り、ダイオードD1のアノード端子はグランドに接続され、ダイオードD1とツェナーダイオードZD1のカソード端子が互いに接続されている。また、ダイオードD2とツェナーダイオードZD1のアノード端子は互いに接続され、ダイオードD2のカソード端子は、二次コイルL2の低圧側端子に接続されている。
このバイアス回路3において、ツェナーダイオードZD1は、コンデンサC1に充電されるバイアス電圧値を決定する素子であり、その降伏電圧Vz1としては、例えば、250〜350V程度が選択され、この実施例ではVz1=270Vとしている。そのため、コンデンサC1は、イオン電流検出時に、約270Vのバイアス電源として機能する。コンデンサC1は、そのコストや設置スペースなども考慮した上で、バイアス電源として適切に機能するよう0.005〜0.035μF程度のキャパシタンス値が選択され、実施例では、0.015μFに設定されている。
次に、電流検出回路4は、OPアンプAMPと、入力抵抗R2及びコンデンサC2の並列回路と、検出抵抗R3と、ツェナーダイオードZD2とを有して構成されている。ここで、コンデンサC2は、高周波成分に対する合成インピーダンスを抑制するバイパスコンデンサとして機能する。また、ツェナーダイオードZD2は、OPアンプAMPなどの保護機能を発揮するべく、その降伏電圧が7.5V程度に設定されている。
OPアンプAMPは、単一電源で動作しており、非反転入力端子がグランドに接続されている。そして、OPアンプAMPの出力端子から、イオン電流の検出信号Voutが出力される。
図示の通り、ツェナーダイオードZD2のカソード端子は、OPアンプAMPの反転入力端子に接続され、アノード端子はグランドに接続されている。また、入力抵抗R2及びコンデンサC2の並列回路の一方側は、OPアンプAMPの反転入力端子に接続され、他方側は、コンデンサC1と、ツェナーダイオードZD1及びダイオードD2のアノード端子に接続されている。
また、OPアンプAMPの反転入力端子と出力端子の間に、検出抵抗R3が接続され、検出抵抗R3→入力抵抗R2の経路で検出電流iが流れるよう構成されている。そのため、OPアンプAMPの出力端子からは、R3*iの正レベルの検出信号Voutが出力される。
以上の構成からなるイオン電流検出装置は、スイッチング素子2に供給される点火パルスSGに制御されて動作する。図1に示す通り、点火パルスSGは、タイミングt0でHレベルに立上り、タイミングt1でLレベルに立下がる。そして、点火パルスSGのHレベル期間だけ一次コイルL1に電流が流れ、その間に点火コイル1に磁気エネルギーが蓄積される。その後、タイミングt1で、一次コイルL1の電流が遮断されると、二次コイルL2に高レベルの誘起電圧が発生して、点火プラグPGが点火放電する。
図2(a)は、この点火放電時の電流経路を図示したものである。すなわち、タイミングt1に、二次コイルL2に誘起電圧が発生して、ダイオードD1→ツェナーダイオードZD1→ダイオードD2の第1経路(a)と、ダイオードD1→コンデンサC1→ダイオードD2の第2経路(b)と、ダイオードD1→抵抗R1の第3経路(c)と、検出抵抗R3やツェナーダイオードZD2→抵抗R2及びコンデンサC2の並列回路→ダイオードD2の第4経路(d)とを経由して、点火プラグPGの点火放電電流が流れる。なお、以下の説明では、各経路(a)〜(c)の電流をI〜Iとする。
この放電動作時の等価回路は、図2(b)に示す通りであり、ダイオードD2、ダイオードD1、及びツェナーダイオードZD2の順方向電圧降下を何れも無視すると、コンデンサC1、抵抗R1、及び抵抗R2が、ツェナーダイオードZD1に並列接続された回路構成となる。
ここで、一次コイルL1の通電中に点火コイル1に蓄積されたエネルギーを効果的に使用して、コンデンサC1に十分な充電電流を流すには、充電電流のバイパス路を形成する抵抗R1や抵抗R2の抵抗値を高く設定するのが望ましい。一方、イオン電流検出時には、図4に示す経路でイオン電流が流れるので、抵抗R1や抵抗R2の抵抗値をあまり高く設定すると、イオン電流のレベルが低下して、ノック信号を識別できない。そのため、抵抗R1及び抵抗R2の抵抗値を最適に設定する必要がある。
ここで、コンデンサC1の充電電荷をQとし、第2経路の電流を便宜上一定値Iとし、点火放電電流I(=I+I+I+I)による点火放電時間をTとすると、I=Q/T=C1×Vz1/Tの関係式が成立する。なお、Vz1は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧であり、この実施例では270Vとなっている。
また、第3経路と第4経路の並列合成抵抗R0と、点火プラグPGの点火放電電流Iと、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧Vzと、点火放電時間Tとの間には、R0=Vz/(I−C1×Vz/T−I)の関係式が成立する。ここで、第1経路の電流Iは、ツェナーダイオードZD1の特性から規定され、点火放電電流Iや放電時間Tは、他の設計パラメータから規定されるので、これらを総合評価すると、好ましい並列合成抵抗R0は、35KΩ〜100KΩとなる。
そして、点火プラグPGの残留電荷の放電時の動作(図3参照)や、スイッチング素子のON遷移時の動作(図5参照)を考慮すると、抵抗R1の両端電圧が低い方が好ましい。そこで、この点も考慮して、この実施例では、R1=62KΩ、R2=200KΩとしている。この場合のR1とR2の並列合成抵抗R0は、47KΩ程度であり、点火放電時におけるコンデンサC1の充電電流Iが、それほどバイパスされることはなく、コンデンサC1は270Vレベルまで素早く充電される。また、イオン電流検出時の直列合成抵抗R1+R2が262KΩであり、イオン電流やノック信号の検出性能に悪影響を与えることもない。
また、抵抗R2にはバイパスコンデンサC2が接続されているので高周波信号に対するインピーダンスは抑制される。なお、コンデンサC2のキャパシタンス値は、抵抗R2の抵抗値(200KΩ)やイオン信号など周波数との関係で100pFに設定されている。
以下、点火放電後の動作について、図3〜図5に基づいて確認的に説明する。図2(a)に示す経路による点火放電動作が終了すると、その後は、図3に示す動作が開始される。すなわち、図3に示すように、点火プラグPG→二次コイルL2→抵抗R1→コンデンサC1→抵抗R2→ツェナーダイオードZD2→グランドなどの経路で電流が流れて、点火プラグPGの両端電圧が急激に低下する。このとき、コンデンサC1のバイアス電圧は、残留電荷の放電動作に起因して増加傾向となる。
このようにして、点火プラグPGの両端電圧は素早く降下して残留エネルギーが放電されるが、点火プラグPGの両端電圧が所定レベルまで降下すると、その後は、図4に示す経路でイオン電流が流れる。すなわち、図4に示すように、入力抵抗R2→コンデンサC1→抵抗R1→二次コイルL2→点火プラグPGの経路でイオン電流iが流れ、OPアンプAMPからはイオン電流iに、ほぼ比例する検出電圧Vout=i*R3が得られる。
このように、この実施例では、プラス放電を実現するものの、イオン電流を迅速に検出することができる。また、図8(d)に示すような波形ダレが生じず、且つ、コロナ放電の影響も受けない。なお、これらの効果は、実験的に実証されている。
最後に、図5に基づいてタイミングt0の動作を確認する。スイッチング素子2のON遷移時には、図5の経路で電流が流れる。すなわち、二次コイルL2に発生する図示の向きの誘起電圧に基づいて、二次コイルL2→抵抗R1→コンデンサC1→抵抗R2の経路で電流が流れる。そして、この実施例では、抵抗R1と抵抗R2の並列合成抵抗R0を35KΩ〜100KΩの範囲において、抵抗R1<<抵抗R2の抵抗値に設定しているので、その分だけ、抵抗R1の低圧側端子の電位が増加する。しかし、抵抗R2→抵抗R3の電流経路とは別に、抵抗R2→ツェナーダイオードZD2のバイパス経路でも電流が流れるので、ダイオードD1に大電圧が加わることがなく、また、OPアンプも保護される。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、具体的な回路構成は、何ら本発明を限定するものではない。例えば、実施例のようにC2を抵抗R2に並列すると共に、抵抗R1にもバイパスコンデンサを並列接続しても良い。
また、各回路素子の設計値は、一例を示したに過ぎず、点火コイル1の性能や点火パルスの最低パルス幅などに基づいて、適宜に変更される。
L1 一次コイル
L2 二次コイル
1 点火コイル
2 スイッチング素子
3 バイアス回路
4 電流検出回路
PG 点火プラグ
C1 第1コンデンサ
ZD1 第1ツェナーダイオード
R1 抵抗素子

Claims (7)

  1. 一次コイルと二次コイルが電磁結合されてなる点火コイル(1)と、
    前記一次コイルの電流をON/OFF制御するスイッチング素子(2)と、
    前記スイッチング素子のOFF動作時に前記二次コイルに誘起される高電圧に基づいてグランドに向けて放電する点火プラグ(PG)と、
    第1コンデンサ(C1)及び第1ツェナーダイオード(ZD1)の並列回路を有し、前記点火プラグの放電時に、前記高電圧に基づいて前記第1ツェナーダイオード(ZD1)の降伏電圧に対応するレベルに第1コンデンサ(C1)が充電されるよう構成されたバイアス回路(3)と、
    第1コンデンサ(C1)の放電電流を検出する電流検出回路(4)と、を有して構成され、
    前記並列回路とグランドとの間に第1ダイオード(D1)を配置すると共に、第1ダイオードと前記並列回路との接続点と二次コイル(L2)との間に第抵抗素子(R1)を配置し、
    点火放電を終えた前記点火プラグから、第抵抗素子(R1)を経由して、第1ダイオード(D1)にバイパスされることなく、第1コンデンサ(C1)に電流が流れ込むよう構成されたことを特徴とするイオン電流検出装置。
  2. 前記電流検出回路は、反転入力端子と出力端子間に帰還抵抗(R3)を配置したOPアンプで構成され、
    OPアンプの非反転入力端子と前記並列回路との間に、第2抵抗素子(R2)を配置すると共に、非反転入力端子と前記並列回路との間に、第2ツェナーダイオード(ZD2)を配置し、
    第1コンデンサ(C1)の放電電流が、前記帰還抵抗と第2抵抗素子に流れるよう構成されている請求項1に記載のイオン電流検出装置。
  3. 前記並列回路と二次コイルの低圧側端子との間に、点火プラグの点火放電電流が流れる向きに第2ダイオード(D2)が接続されている請求項1又は2に記載のイオン電流検出装置。
  4. 抵抗素子(R1)と第2抵抗素子(R2)とは、その抵抗値がR1<R2に設定されている請求項2に記載のイオン電流検出装置。
  5. 第2抵抗素子(R2)にはバイパスコンデンサ(C2)が並列接続されている請求項4に記載のイオン電流検出装置。
  6. 第2ツェナーダイオードは、降伏電圧が10V以下に設定され、そのアノード端子がグランドに接続されている請求項2に記載のイオン電流検出装置。
  7. 第1ツェナーダイオードの降伏電圧は、250〜350Vに設定されている請求項1〜6の何れかに記載のイオン電流検出装置。
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